JP4334881B2 - 運搬車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は運搬車に関し、特に本体の回りに装備されたバンパの組付構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の運搬車の一例として病院等で使用される温冷配膳車があり、このような配膳車では、移動中に誤って壁等にぶつけた場合にも本体が損傷を受けないように、本体の底部や天井部の外周にバンパが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
同文献1のバンパの配設構造の詳細を下部バンパを例に取って説明すると、以下のようである。図18ないし図20に示すように、下部バンパは、合成樹脂材によって概ねチャンネル形に形成され、開口側を裏向きにして装着されるようになっているとともに、本体の側面に沿って配されるサイドバンパ1と、本体の角に配されるコーナバンパ2とに分割されている。
サイドバンパ1の接続端では、その上壁3Bから垂下状に内壁4が形成されることで、側壁3Aとの間に差込溝5が形成される一方、コーナバンパ2の接続端からは差込片6が突設され、差込片6が差込溝5に差し込まれつつ、コーナバンパ2とサイドバンパ1の接続端同士が突き合わされることで接続されるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−168570公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでサイドバンパ1は、押し出し成形により比較的薄肉の長尺状に形成されるため、捻れたり、また開いたり閉じたりと歪みやすい傾向にある。そこで長さ方向の途中位置では、金属製の補強板を嵌めることで歪みを矯正しているが、コーナバンパ2との接続端側では、差込片6が差し込まれることから補強板は利用できない。
ただ接続端側でも、下壁3Cについては、図20に示すように、コーナバンパ2の内面に固定された取付板7にねじ8で固定できるので歪みの矯正はできるが、側壁3Aや上壁3Bでは、見栄えの関係等でねじ止めすることはできない。一方、コーナバンパ2の差込片6と相手の差込溝5との間は、図19に示すように、差し込みがスムーズに行えるように、ある程度の隙間sを持った設定となっている。したがって、サイドバンパ1の接続端側に歪みがあった場合、上記の隙間sがあるために、ねじ止めできない側壁3Aや上壁3Bは、例えば同図の鎖線に示すように、外方に開いた状態に留め置かれる結果となる。
【0005】
そうすると、側壁3Aや上壁3Bにおけるコーナパネル2との継ぎ目部分t(図20)に段差ができ、見栄えが悪くなる不具合がある。そのため段差を直そうとすると、ブラケット等の回りの部品を組み直して調整する必要があって、手間が掛かるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、分割されたバンパ同士を段差無く接続できるようにするところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の運搬車は、底面に車輪を備えた本体における下部位置の回りには中空状の下部バンパが設けられ、この下部バンパは、前記本体の側面に沿って配されるサイドバンパと、前記本体の角に配されるコーナバンパとに分割され、前記サイドバンパの接続端には、上壁から内壁が垂設されることで側壁との間に下方に開口した差込溝が形成されているとともに、前記コーナバンパの接続端には差込片が突設され、この差込片が前記差込溝に差し込まれることで前記サイドバンパとコーナバンパとが接続されるようにしたものにおいて、前記差込片の前記内壁と対向した端縁において、突出端側では先細りとなるテーパ部が、その奥側では前記内壁と前記側壁との間に緊密に嵌まる幅を持つ嵌合部が、さらに同嵌合部の奥側では、奥端に向けて幅狭となった逃がし部が形成された形状となっており、かつ、前記差込片が前記差込溝の溝底側に差し込み可能とされているとともに、前記コーナバンパの接続端には、前記差込溝における開口側に緊密に差し込み可能とされる突片が突設されているところに特徴を有する。
【0007】
請求項の発明の運搬車は、底面に車輪を備えた本体における下部位置の回りには中空状の下部バンパが設けられ、この下部バンパは、前記本体の側面に沿って配されるサイドバンパと、前記本体の角に配されるコーナバンパとに分割され、前記サイドバンパの接続端には、上壁から内壁が垂設されることで側壁との間に下方に開口した差込溝が形成されているとともに、前記コーナバンパの接続端には差込片が突設され、この差込片が前記差込溝に差し込まれることで前記サイドバンパとコーナバンパとが接続されるようにしたものにおいて、前記サイドバンパの外壁の内面における前記差込溝の溝底から離間した位置にはリブが設けられる一方、相手のコーナバンパの接続端には、前記差込片と組となって、前記差込溝の溝底と前記リブとの間に緊密に嵌まる規制突部が設けられ、かつ、前記リブの先端には、前記規制突部に係止して前記外壁の外方への移動を規制する係止部が設けられているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
差込片の基部が、差込溝内に緊密に嵌合されるのであるから、差込溝の形成位置付近ではパネルの外壁が開く等の変形する余地が無くて、歪んだ状態に留め置かれることが防止される。そのため、サイドパネルとコーナパネルとの外壁の継ぎ目部分に段差ができることが防止され、見栄えの良いものにできる。また、歪み矯正用の作業は不要となるから、組付の作業効率を向上させることができる。差込片の先端側は先細りに形成されているから、差込片の初めの差し込みはスムーズに行うことができる一方、嵌合部の奥には、奥細りの逃がし部を形成したから、差し込み動作の終盤で抵抗が小さくなり、慣性力も手伝って最後まで確実に差し込むことができる。
さらに、突片が内壁の開口側に宛われてその傾倒が防止されるから、外壁のうちの内壁が立てられた壁面が内側に閉じるように変形する余地がなく、すなわち歪みが矯正される。
【0009】
<請求項の発明>
差込溝の溝底とリブとの間に、差込片と規制突部とが緊密に嵌まり込んだ状態となるから、差込溝を形成した側のバンパは内壁が立てられた方向にがたつくことが防止され、また同方向の歪みが矯正されて、特に外壁のうちの内壁が立てられた壁面と相手のバンパとの継ぎ目で段差ができることが防止される。リブの先端の係止部が規制突部に係止して、外壁の開き方向の歪みが防止され、同じく継ぎ目で段差ができることが防止される。
もって、見栄えの良いものにでき、また歪み矯正用の作業は不要となるから、組付の作業効率を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を温冷配膳車に適用した実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図9によって説明する。
温冷配膳車は、図1に示すように、表裏両面の開口された矩形状の断熱箱体からなる配膳車本体10を備えており、本体10内には、断熱性の仕切壁11を挟んで隣り合う温蔵室12と冷蔵室13との組が、同図の左右方向に2組、対称の配置で形成され、それぞれに観音開き式の扉14が装備されている。
本体10の上面には、複数枚のパネルを組み付けることで機械室15が設けられ、温蔵室12を加熱する加熱装置、冷蔵室13を冷却する冷凍装置、制御装置等が格納されている。一方、本体10の底面には、移動用の車輪16が装備されているとともに、本体10の天井部と底部の回りには、それぞれ上部バンパ19と下部バンパ20とが設けられている。
上記した対をなす温蔵室12と冷蔵室13には、複数段にわたって棚17が形成され、温食と冷食とを区分けして載置したトレイ(図示せず)が仕切壁11を貫通しつつ棚17に載せられることにより、一つのトレイに載せられた温食が温蔵室12に、冷食が冷蔵室13にそれぞれ収容されて、温蔵または冷蔵されるようになっている。
【0011】
続いて、下部バンパ20の配設構造について説明する。
下部バンパ20はポリプロピレン等の合成樹脂製であって、本体10の前後の側面に配される一対の第1サイドバンパ21(図2の右側)と、左右の側面に配される一対の第2サイドバンパ22(同図の左側)と、角部に配される4個のコーナバンパ23とから構成されている。
第1サイドバンパ21は押し出し成形により形成され、全体としては角に丸みを付けたチャンネル形に形成されている。第1サイドバンパ21の断面形状は、図3にも示すように、側壁25の内面に上下3本のリブ26が間隔を開けて形成されている。上壁27における突出方向の中央よりも少し手前の位置からは、一番上のリブ26の少し上の位置まで内壁28が垂下して形成されており、この内壁28と側壁25との間に、後記するコーナバンパ23の差込片36が差し込まれる差込溝30が形成されている。
【0012】
なお、内壁28の下端には、内方と上方に二度曲げされた鈎部31が形成されているとともに、途中位置からは内方に突出した突当板32が形成されている。この鈎部31と突当板32とは、詳しくは説明しないが、第1サイドバンパ21を本体10に取り付けるべくブラケットへの掛止や位置決めに機能する。また、上記した内壁28の下端側とリブ26とは、第1サイドバンパ21内に補強板を装着する場合の掛止や位置決めに機能するようになっている。
また、第2サイドバンパ22も同じく押し出し成形によって、角に丸みを付けたチャンネル形に形成されており、上壁27の突出長さが違ったり、突当板32の端部に切り欠きがある等若干の相違点はあるが、内壁28と側壁25との間に差込溝30が形成されていることも含めて、基本的な構造については第1サイドバンパ21と同様である。
【0013】
コーナバンパ23は射出成形等により形成され、図2に示すように、上記の第1及び第2のサイドバンパ21,22と同じ高さ寸法を持ち、2枚の側壁35を直交状に配し、かつその角の部分に丸みを付けた形状となっている。このコーナバンパ23における互いに直交した両端面には、差込片36が所定寸法突出して形成されている。
この差込片36の断面形状は、図3及び図8に示すように、第1及び第2のサイドバンパ21,22の端部に設けられ差込溝30のうち、上壁27から側壁25の上端部にわたる内面に沿って差込可能な略L字形をなす差込部37と、3本のリブ26を逃がすべく内方に凹んだ逃がし部38と、一番下のリブ26に掛止する掛止部39とを連ねて形成した形状となっている。
【0014】
特に、差込部37の上辺37Aにおける内側の端縁では、図5及び図9に示すように、突出端側(図9の下側)の略2/3の長さ部分が、先端に向けて次第に幅狭となったテーパ部40となっているとともに、その奥側が、差込溝30内、すなわち内壁28と側壁25との間に緊密に嵌まる幅を持った嵌合部41となっている。また、嵌合部41の奥側の基端では、奥端に向けて幅狭となった逃がし部42が形成されている。
なお、コーナバンパ23の内面には、金属製の取付板44が取り付けられるようになっている。この取付板44は、コーナバンパ23の内面に突設されたねじ孔45の切られたボス46に当てられ、ねじ47を締め付けることで固定されるようになっている。
【0015】
下部バンパ20は、以下のようにして組み付けられる。
まず、本体10の下面の前後両縁と左右両縁とに、それぞれ第1サイドバンパ21と第2サイドバンパ22とを取り付けるためのブラケット(図示せず)が固定されるとともに、角の部分に、コーナバンパ23を取り付けるためのブラケット50が固定される。
第1サイドバンパ21には補強板が装着され、本体10に予め固定されたブラケットに対して、補強板の装着部分を下面側からねじで固定することにより、一対の第1サイドバンパ21が、本体10の下面の前後両縁に沿って取り付けられる。
【0016】
次に、第2サイドバンパ22の両端にコーナバンパ23が一体的に取り付けられる。第2サイドバンパ22には同様に予め補強板が装着されるとともに、コーナバンパ23の内面には取付板44が固定される。第2サイドバンパ22の両端の差込溝30には、図2の矢線Aに示すように、コーナバンパ23の差込片36が差込溝30に差し込まれて接続され、また、第2サイドバンパ22の下壁29が取付板44にねじ52で止められて固定される。
このようにコーナバンパ23を一体接続した第2サイドバンパ22は、両端のコーナバンパ23の他方の差込片36が、図2及び図7の矢線Bに示すように、先に取り付けられている第1サイドバンパ21の対応する端部の差込溝30に差し込まれて接続され、同様に第2サイドバンパ22の下壁29が、コーナバンパ23の取付板44にねじ52で止められて固定される。
それとともに、第2サイドバンパ22における補強板の装着位置が、本体10に予め固定されたブラケットに対して下面側からねじで固定されて、一対の第2サイドバンパ22が本体10の下面の左右両縁に沿って取り付けられ、また、コーナバンパ23の取付板44がブラケット50に同じく下面側からねじ止めされて角の部分に取り付けられ、これにより、下部バンパ20の取り付けが完了する。
【0017】
ここで、サイドバンパ21,22とコーナバンパ23との接続構造を、第1サイドバンパ21を例に挙げてより詳細に説明する。図7の矢線Bに示すように、差込片36が差込溝30に差し込まれると、差込部37が、差込溝30のうちの上壁27から側壁25の上端部にわたる内面に沿って差し込まれるのであるが、差込部37の上辺37Aにおける突出端側が、先細りのテーパ部40となっているから、テーパ部40で案内されるようにして、差し込みはスムーズに行われる。
コーナバンパ23の端縁が第1サイドバンパ21の端縁に突き当たるまで差し込まれると、図8及び図9に示すように、差込部37の上辺37Aの嵌合部41が、差込溝30の溝底(図8では上端)において側壁25と内壁28との間に緊密に圧入された状態となる。
【0018】
すなわち、第1サイドバンパ21の差込溝30の溝底に、コーナバンパ23から突設された比較的剛性の高い差込片36の嵌合部41が緊密に嵌合される構造としたから、第1サイドバンパ21の接続端におけるねじ止めされない上壁27や側壁25の上端側でも、外側に開く余地がなくなり、言い換えると歪みが矯正された状態に保持される。
なお、第2サイドバンパ22とコーナバンパ23との接続部分でも、同じく比較的剛性の高い差込片36の嵌合部41が差込溝30の溝底に緊密に嵌合されることで、第2サイドバンパ22の接続端におけるねじ止めされない上壁27や側壁25の上端側が、外側に開くことが防止される。
【0019】
以上のようにこの実施形態では、サイドバンパ21,22とコーナバンパ23とを接続するに当たり、コーナバンパ23の比較的剛性の高い差込片36の嵌合部41を、差込溝30の溝底において側壁25と内壁28との間に緊密に嵌合する構造としたから、ねじ止めされない上壁27や側壁25の上端側でも外側に開く余地がなくて歪んだ状態に留め置かれることが防止される。そのため、サイドバンパ21,22の接続端における側壁25や上壁27と、コーナバンパ23との継ぎ目部分に段差ができることが防止され、見栄えの良いものにできる。もちろん、歪み矯正用の作業は不要となるから、組付の作業効率を向上させることができる。
差込片36における嵌合部41の先は、先細りのテーパ部40としたから、差込片36の初めの差し込みはスムーズに行われる。一方、嵌合部41の奥には、奥細りの逃がし部42を形成したから、差し込み動作の終盤で抵抗が小さくなり、慣性力も手伝って最後まで確実に差し込むことができる。
【0020】
<第2実施形態>
図10ないし図12は、本発明の第2実施形態を示す。
この第2実施形態のコーナバンパ23Aでは、上記した第1実施形態のものに対し、差込片36における差込部37の縦辺37Bの裏面側から突片55が形成されている。この突片55は、差込部37の上辺37Aから所定寸法下方位置において、上辺37Aと平行に、かつ嵌合部41と同じ長さ突出して形成され、サイドバンパ21,22の内壁28の下端に寄った位置に当接可能となっている。また、突片55の突出縁における先端部は、図11に示すように、ガイド用に丸み56が付けられている。
その他、第1実施形態と同一機能を有する部位については、同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
【0021】
上記した第1実施形態では、差込片36が差込溝30の溝底に緊密に嵌合されることで、サイドバンパ21,22の上壁27や側壁25の上端側が外側に開くことが有効に防止されたのであるが、例えば、内壁28の下端が外側(図8の左側)に倒れつつ、上壁27が内側に閉じるように歪むことについては、未だそのおそれがあった。
その点この第2実施形態では、差込片36が差込溝30に差し込まれた際に、図12に示すように、突片55が内壁28の下端側に宛われてその傾倒を防止できるから、上壁27が内側に閉じる余地がなく、すなわち歪みが矯正される。
【0022】
<第3実施形態>
図13ないし図17は、本発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態では、上記第2実施形態に対して、さらに以下のような改良が加えられている。
まずサイドパンパ21B,22B側では、図14に示すように、側壁25の内面に形成された3本のリブのうちの中央のリブ57が、上下のリブ26と同じ高さではあるがT字形断面に形成されている。
一方、コーナバンパ23Bの両端面には、図15及び図16に示すように、差込片36の逃がし部38の外側の位置において、上下一対の縦向きの突起60が所定間隔を開けて形成されている。
【0023】
言い換えると、図17に示すように、上下の突起60の間には、T字リブ57の付け根部分58を挿通可能な挿通溝61が形成され、この挿通溝61は、T字リブ57の付け根部分58の厚さよりも大きい幅寸法を有している。また、両突起60の内側の面には、T字リブ57の先端の張り出し部分59が係止可能となっており、突起60における内側の面の先端は、ガイド用にC面62とされている。
特に図17に示すように、差込片36の差込部37における上辺37Aと、上側の突起60の下面とが、差込溝30の溝底と、T字リブ57の付け根部分58の上面との間に、緊密に嵌合する設定となっている。また、差込片36の差込部37における縦辺37Bと、突起60の内側の面とが、差込溝30の側面を構成する側壁25の内面と、T字リブ57の張り出し部分59の裏面との間に、緊密に嵌合する設定となっている。
その他、第1または第2実施形態と同一機能を有する部位については、同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
【0024】
この第3実施形態では、上記第2実施形態に加えて、さらに以下のような作用効果を得ることができる。まず、差込溝30の溝底とT字リブ57の付け根部分58との間に、比較的剛性の高い差込片36の差込部37と上側の突起60とが緊密に嵌まり込んだ状態となるから、サイドバンパ21B,22Bが上下方向にがたつくことが防止され、また同方向の歪みが矯正されて、特にサイドバンパ21B,22Bの上壁27において、コーナバンパ23Bとの継ぎ目で段差ができることが防止される。
また、側壁25の上端部の内面とT字リブ57の張り出し部分59の裏面との間に、同じく比較的剛性の高い差込片36の差込部37と突起60とが緊密に嵌まって、側壁25の上端部を浮き上がることなく、差込片36の差込部37に密着させることができるから、特に、サイドバンパ21B,22Bの側壁25の上端側において、コーナバンパ23Bとの継ぎ目で段差ができることが防止される。
【0025】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)第3実施形態において、差込片の差込部における上辺部は、差込溝に対して全長にわたってクリアランスを持って差し込まれる設定となっていてもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)本発明は配膳車に限らず、バンパを備えた運搬車全般に広く適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る温冷配膳車の正面図
【図2】 サイドバンパとコーナバンパとの接続部分の分解斜視図
【図3】 その分解断面図
【図4】 コーナバンパの側面図
【図5】 同平面図
【図6】 同部分拡大斜視図
【図7】 コーナバンパとサイドバンパとの接続動作を示す平面図
【図8】 接続状態の断面図
【図9】 その部分拡大平断面図
【図10】 第2実施形態に係るサイドバンパとコーナバンパとの接続部分の分解断面図
【図11】 コーナバンパの部分拡大斜視図
【図12】 コーナバンパとサイドバンパとの接続状態の断面図
【図13】 第3実施形態に係るサイドバンパとコーナバンパとの接続部分の分解斜視図
【図14】 その分解断面図
【図15】 コーナバンパの側面図
【図16】 コーナバンパの正面図及びサイドバンパの背面図
【図17】 コーナバンパとサイドバンパとの接続状態の断面図
【図18】 従来例に係るサイドバンパとコーナバンパとの接続部分の分解斜視図
【図19】 その接続状態の断面図
【図20】 同下側から見た斜視図
【符号の説明】
10…配膳車本体(本体) 16…車輪 20…下部バンパ 21…第1サイドバンパ 22…第2サイドバンパ 23…コーナバンパ 25…側壁(外壁)27…上壁(外壁) 28…内壁 30…差込溝 36…差込片 37…差込部 37A…(差込部37の)上辺 40…テーパ部 41…嵌合部 23A…コーナバンパ 55…突片 21B…第1サイドバンパ 22B…第2サイドバンパ 23B…コーナバンパ 57…T字リブ 58…(T字リブ57の)付け根部分 59…(T字リブ57の)張り出し部分(係止部) 60…突起(規制突部)

Claims (2)

  1. 底面に車輪を備えた本体における下部位置の回りには中空状の下部バンパが設けられ、この下部バンパは、前記本体の側面に沿って配されるサイドバンパと、前記本体の角に配されるコーナバンパとに分割され、前記サイドバンパの接続端には、上壁から内壁が垂設されることで側壁との間に下方に開口した差込溝が形成されているとともに、前記コーナバンパの接続端には差込片が突設され、この差込片が前記差込溝に差し込まれることで前記サイドバンパとコーナバンパとが接続されるようにしたものにおいて、
    前記差込片の前記内壁と対向した端縁において、突出端側では先細りとなるテーパ部が、その奥側では前記内壁と前記側壁との間に緊密に嵌まる幅を持つ嵌合部が、さらに同嵌合部の奥側では、奥端に向けて幅狭となった逃がし部が形成された形状となっており、
    かつ、前記差込片が前記差込溝の溝底側に差し込み可能とされているとともに、前記コーナバンパの接続端には、前記差込溝における開口側に緊密に差し込み可能とされる突片が突設されていることを特徴とする運搬車。
  2. 底面に車輪を備えた本体における下部位置の回りには中空状の下部バンパが設けられ、この下部バンパは、前記本体の側面に沿って配されるサイドバンパと、前記本体の角に配されるコーナバンパとに分割され、前記サイドバンパの接続端には、上壁から内壁が垂設されることで側壁との間に下方に開口した差込溝が形成されているとともに、前記コーナバンパの接続端には差込片が突設され、この差込片が前記差込溝に差し込まれることで前記サイドバンパとコーナバンパとが接続されるようにしたものにおいて、
    前記サイドバンパの外壁の内面における前記差込溝の溝底から離間した位置にはリブが設けられる一方、相手のコーナバンパの接続端には、前記差込片と組となって、前記差込溝の溝底と前記リブとの間に緊密に嵌まる規制突部が設けられ、かつ、前記リブの先端には、前記規制突部に係止して前記外壁の外方への移動を規制する係止部が設けられていることを特徴とする運搬車。
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