JP2005289349A - 調整自在カバーを備えるエアバッグモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグモジュールのカバーのインストルメントパネルに対する位置を調整し、カバーとインストルメントパネルとの表面を効果的に整合することが可能となる。
【解決手段】キャニスタと、キャニスタに結合されたカバーとを含むエアバッグモジュール。カバーとキャニスタの一方は突出部を有するとともに、カバーとキャニスタの他方は開口部を有する。突出部は開口部に配置され、カバーとキャニスタの他方と嵌合してキャニスタに対するカバーの移動を制限し、キャニスタに対するカバーの移動を制限するように作用する摩擦力を発生させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のエアバッグモジュール、より詳しくは、組立中のキャニスタに対するカバーの移動を許容して、車両のインストルメントパネルに対する正しいはめ合いと仕上げの実現を容易にする接続アセンブリによってキャニスタに結合されたカバーを有するエアバッグモジュールに関連する。
目に見える車両内部部品のはめ合いと仕上げ(つまりクラスA表面)は、車両の製造者、供給業者、購入者にとって極めて重要である。はめ合いと仕上げが特に重要な分野の一つは、車両のインストルメントパネルとこれに結合された部品である。自動車産業の供給業者は、これら部品のはめ合いと仕上げを改良するために様々な方法を開発してきた。このような努力にも関わらず、部品構造と組立方法を改良する必要性が残っている。
特に問題となる分野は、エアバッグモジュールと他のクラスA表面とのはめ合いと仕上げである。自動車産業で広く受け入れられるために、エアバッグモジュールの構造では、幾つかの相反する問題に対処すべきである。例えば、モジュールは支持構造に確実に装着され、拘束システムの動作を妨害せず、車両運転者にとって魅力的な外観を呈し、組立プロセスを簡単にし、コスト効率の高い方法で製造できるべきである。これらの要求を満たす数々の試みにも関わらず、エアバッグモジュール改良の必要性が存在する。
本発明のエアバッグモジュールは、上述した当該技術の欠点に対処するものであり、車両インストルメントパネルへのモジュールの接続中にキャニスタに対するカバーの移動を許容する接続アセンブリによりキャニスタに結合されたカバーを含む。図示された実施例において接続アセンブリは、カバーおよび/またはキャニスタにそれぞれ形成された協働するタブおよび切欠きを有する第1接続機構と、やはりカバーおよび/またはキャニスタにそれぞれ形成された協働するロックナッブおよびロックスロットを有する第2接続機構とを含む。第1および第2接続機構の各々は、単一の前後面におけるキャニスタに対するカバーの移動を許容し、さらに、接続機構の一方または両方は、インストルメントパネルへのエアバッグ取付けの前後にカバー/キャニスタ位置を維持するための、締まりばめおよび/または摩擦抵抗を付与する。
インストルメントパネルは、エアバッグモジュールがインストルメントパネルに組み付けられるときに、カバー上の肩部と協調して嵌合し、インストルメントパネル面に対しカバーを接置する棚部を含む。協調する肩部と棚部は組立を容易にし、複数公差の蓄積に対する調整なしで、カバーとインストルメントパネル間を略スムーズなパネル面とすることを許容する。とりわけ、エアバッグキャニスタが車両内保持のために締結されるとき、棚部は肩部と嵌合する。その後、キャニスタがさらに締結されるとき、カバーはキャニスタに対しスライドし、カバーとンストルメントパネル間を略スムーズなパネル面に保持する。
本発明によれば、エアバッグモジュールのカバーのインストルメントパネルに対する位置を調整し、カバーとインストルメントパネルとの表面を効果的に整合することが可能となる。
本発明のさらなる適用範囲は、以下の詳細な説明と請求項と図面から明らかになるだろう。しかし、本発明の趣旨と範囲に含まれる様々な変更および変形が当該技術の熟練者に明らかとなるので、詳細な説明と特定の例は、本発明の好適な実施例を示してはいるが、例示目的で挙げられたに過ぎないことを理解すべきである。
本発明は、下に挙げられた詳細な説明と付属の請求項と添付図面から、より完全に理解できるだろう。
(実施例1)
インストルメントパネル12(図2〜4)に装着された本発明によるエアバッグモジュール10の実施例について、添付図面を参照して以下に説明する。エアバッグモジュール10は、インストルメントパネル12に固定されるキャニスタ14と、キャニスタ14に結合されるカバー16と、キャニスタ14に結合されるインフレータ18と、インフレータ18に動作結合されるとともに、カバー16とキャニスタ14とにより形成されるキャビティの中に配置されるエアバッグ(図示せず)とを含むものとして図示されている。エアバッグモジュールとインストルメントパネルはここでは乗員用エアバッグ装置について図示および説明されるが、モジュールとその新規の特徴は、ドライバまたはサイドエアバッグ拘束システムを含むがこれらに限定されない他の装置にも等しく適していることが、当該技術の熟練者には理解できるだろう。
キャニスタ14とカバー16とは、インストルメントパネル12にエアバッグモジュール10を取り付ける間にキャニスタ14に対するカバー16の移動を許容しながらカバー16をキャニスタ14に結合する第1接続機構102(図1)および第2接続機構104(図3−4)を画定する。図の実施例において第1接続機構102は、カバー16の切欠き66に収容されるキャニスタ14のタブ42を含む。エアバッグモジュール10が組み立てられると、タブ42が切欠き66付近のカバー材料と嵌合して(図5,6)、カバー16をキャニスタ14に移動自在に結合する。この結合は、カバー16から突出するとともに、キャニスタ14のロックスロット50に配置される構造を持つロックナッブ68(図7,8)を含む第2接続機構104によって強化される。
図の実施例では、第1および第2接続機構102,104は、カバー16とキャニスタ14との間に限定的すべり界面を設ける。ここで使用される「限定的すべり界面」は、所定範囲内でのキャニスタ14に対するカバー16の移動を許容する一方で、この所定範囲の一部または全部における移動を制限するように作用する締まりばめおよび/または摩擦力も発生させる。一つ以上の限定的すべり界面を取り入れることによって、エアバッグモジュール10をインストルメントパネル12に取り付ける前後のカバー16の不要な移動だけでなくがたつきの防止を含めた、従来のカバー/キャニスタ結合構成に対する数々の利点が得られる。取付け後のインストルメントパネル12に対するカバー16の移動を防止すると、インストルメントパネル12に対するカバー16の本来の望ましいはめ合いと仕上げを維持するので、特に有益である。
図9に最も明白に図示されているように、キャニスタ14は、背面28と、背面28から延出する両側壁30,32と、側面34と、側面から延出する取付フランジ36とを含む。キャニスタ14をインストルメントパネル12に固定するため、取付フランジ36には締結具38が結合されている。キャニスタ14はまた、図1および図9におおむね図示するように、キャニスタ側壁30,32から延出する複数のタブ42と、各壁のロックスロット50とを含む。ロックスロット50は、拡大収容部52とテーパ状ロック部54とを有する(図11b)。
図12bに示すロック構造の他の実施例の使用が可能であり、この代替的な構造の断面図が図12cに示されている。この代替的な構造によれば、ナッブ68が、上述したようにカバー16上に配置される。図12bに示すロックスロット50の構成の代替物としての図12cの構造は、スロット状ではないが、キャニスタ14において画定された傾斜凹部領域210を含む。この構造によれば、カバー16をキャニスタ14に装填するときに、ナッブ68と傾斜凹部領域210の内面との間で生ずる干渉を増加させる。
タブ42は、キャビティ43を形成するキャニスタ側壁30,32から打抜加工または穿孔されることが望ましいが、必ずしもその必要があるわけではない。図示された実施例の各タブ42は、キャニスタ側壁30,32から延出する脚部44(図9)と、脚部44の各側で横方向に延出するとともにキャニスタ側壁30,32から離間して、後述するように組立中にカバー16を収容するための通路48を翼部46とキャニスタ側壁30,32との間に形成する翼部46とを含む(図5)。後述するように、キャニスタ14から離間するカバー16の移動(つまり剥離)をタブ42が制限するように、翼部46の横範囲58は脚部44の幅59よりも広い(図6)。脚部44の幅59に対する翼部の横範囲58のアスペクト比は変化してよいが、図面に示された二つの翼部実施例では、アスペクト比は1.0より大きく、1.5から2.5の範囲であることが望ましいが、必ずしもその必要があるわけではない。
本発明の範囲を逸脱せずに、図示されたタブ構造の変形が可能であることは、当該技術の熟練者には理解できるだろう。限定というよりは例として挙げると、脚部の片側から単一の翼部が延出する、例えば“L”字形のタブを使用してよいし、翼部46が脚部44に対し略整合して延びるように脚部から延びたから第3の翼部を含んでも良い。
また各タブ翼部46は、通路48へと内側に突出する一つ以上のディンプル49を含むものとして図示されている(図6)。ディンプル49は、カバー側壁62,64が通路48に配置された時にディンプル49がタブ42をカバー16に当接させるためのカム要素として作用し、その後はタブ42がカバー側壁へ弾性力で付勢されるような寸法を持つ。より詳しく述べると、タブ42が撓曲していない時のキャニスタ外面87と各ディンプル49の末端88との間の距離は、キャビティ76の範囲におけるカバー側壁62,64の厚さ90(図6)よりも短い。局所的なカバーの押圧は、キャニスタ14に対するカバー16の位置の維持とがたつきの緩和に役立つ摩擦嵌合を発生させる(図6)。
カバー16は、面60と、第1および第2側壁62,64と、ロックナッブ68と、各側壁の複数の結合切欠き66と、ロックナッブ68と、それぞれ第1および第2側壁62,64に延在する第1および第2肩部70,71とを含む(図3,4)。カバー16、特に側壁62,64は、切欠き66を画定する。ロックナッブ68は、カバー側壁62の内面82から突出し、キャニスタ14のロックスロット50により収容される構造を持つ。結合切欠き66は各タブ42を収容する構造を持つ。
図示された実施例では、タブ42は略“T”字形の構造を持ち、各切欠き66は、延出する横キャビティ76を持ち、略“T”字形の開口を呈する中央開口部74(図10)と、中央開口部74と反対方向に横キャビティ76より突出するキャップ部78とを含む。後述するようにキャップ部78は、カバー16をキャニスタ14に最初に組み付ける間にタブ脚部44のオフセットを収容することにより、切欠き66におけるタブ42の配置を容易にする。ここで説明される図の実施例では、タブ42は打抜加工プロセスによって形成されることが望ましい。しかし、タブ脚部44のオフセットを省略してタブ翼部の下に脚部44全体を配置することによりパッケージングスペースをさらに最適化することを含めた他の製造技術も使用してよい。万一、オフセットを含まない方法でタブ42が形成されるならば、キャップ部78を省略してもよいことは、当該技術の熟練者には理解できるだろう。
エアバッグモジュール10を組み立てて、このエアバッグモジュール10をインストルメントパネル12に結合するための代表的な手順について、図10,11a,11b,12a,12bを参照して以下に説明する。切欠き66をタブ翼部46の周りに配置して、キャニスタから翼部46の間隔によって形成される通路48とカバー16が整合するようにカバー16をキャニスタ側壁30,32へと移動させることにより、カバー16はキャニスタ14に結合される(図10)。この初期位置において、翼部46は切欠き66の横キャビティ76と整合されているが、ロックナッブ68はまだロックスロット50に配置されていない。
ナッブ68が収容部52(図11b)に嵌着し、切欠き横キャビティ76がタブ翼部46(図11a)と整合しなくなって中立位置を画定するまで、カバー16はキャニスタ14に対して組立方向84(図3)に移動する。後述するように、エアバッグモジュール10がインストルメントパネル12内に配置された後、キャニスタ14に対するカバー16の更なる移動を許容しながら、この位置でカバー16はキャニスタ14に接続される。初期位置から中立位置へのカバー16の移動中、カバー16は通路48へ移動し、タブのカム要素(図示されたディンプル49など)と嵌合してタブ42を撓曲させる。次にタブ42は弾性力でカバー16に付勢され、キャニスタ14に対するカバー16の移動に抵抗する摩擦力を発生させる。
タブ42の弾性変形とタブによるカバー16への弾性付勢によって生じる保持力は、カバー16に食い込んでカバー16の弾性的または非弾性的変形を生じさせるディンプル49によって補強される。さらにこの中立位置では、ロックナッブ68がロックスロット50の収容部52に配置されると、ロックナッブ68と収容部52の閉口端部85との嵌合によって組立方向84と反対のカバー16の移動が阻止されるという点で、キャニスタ14からカバー16が思いがけず外れることを防止する(図7)。
更にカバーの代替物の構成を図10a及び図10bに示すが、図10bは図10aの断面図である。この実施例では、傾斜領域200は、中央開口74に隣接した一組の離隔した肩部202,202’上に設けられている。この構成によれば、傾斜構造により、キャニスタのタブ翼部46(図示せず)とカバーの傾斜領域200との間の干渉を、後者が前者上に取り付けられるときに増加させることとなる。
いったん組み立てられると、エアバッグモジュール10(インフレータ18とエアバッグ20がキャビティ22内に)がインストルメントパネル12のキャビティ96に置かれ(図3)、インストルメントパネル12の協働要素92(図2)に締結具38を接続することにより、キャニスタ14がインストルメントパネル12に結合される。締結具38を接続する間には、キャニスタ14はインストルメントパネル12の奥まで引き込まれる(図2の矢印A参照)。カバー肩部70,71がインストルメントパネル12の棚部94,95とそれぞれ接触する(図3,4参照)まで、カバー16はキャニスタ14とともに移動する。締結具38がさらに締め付けられると、締結具38が完全に締め付けられるまで、キャニスタ14に対してカバー16が移動する(図4)。この相対移動は、切欠き66とタブ42、さらにはロックナッブ68とスロット50の構造によって可能となる。より詳しく述べると、タブ42はキャップ部78から離間するように切欠き66内でさらに移動でき、ロックナッブ68はロックスロット50の収容部52からテーパ部54へ移動するのである(図12a,12b)。
テーパ部54の幅55は減少するので、テーパ部に沿ったロックナッブ68の移動によって抵抗が増大または漸増する。図面に示されているように、収容部52の収容幅53は、収容部におけるロックナッブ68の相対的自由移動を許容するため、ロックナッブ68のナッブの幅67よりも広い。テーパ部54の減少する幅55は、収容部52におけるナッブ68のナッブの幅67と等しいかこれより若干長い幅から、収容部52から離間した位置におけるナッブの幅67より短い幅まで、長さに沿って狭くなっている。ロックスロット50のテーパ部54に配置された時にナッブ68が弾性変形を受けるように、ナッブの材料が選択されることが望ましい。
完璧にするため、カバー16が初期位置(図10)から中立位置(図11a)へ移動する時に、タブ翼部46が切欠き横キャビティ76の範囲の完全に外側にあって、少なくとも1.0、望ましくは1.5から2.5の重複比となるようにカバー16が移動することに注意すること。しかし、本発明の範囲から逸脱せずにカバー変位の大きさを変更してもよいことは、当該技術の熟練者には理解できるだろう。
図12aに示す切欠き66の中央開口74に対するタブ42の最終的な取付け位置は、図示目的のためにほかならないことが理解される。タブ42の最終的な取付け位置は、図12aに示す中央開口74の端部の壁または停止点においてでなくてもよい。代わりに、タブ42の最終的な取付け位置は、図11aに示すように中立位置寄りでもよい。最終的な取付け位置は、キャニスタ14とカバー16が車両に最終的に組み付けられたときの、キャニスタ14に対するカバー16の最終位置に依存する。タブ42と切欠き66との間の最終取付け位置の範囲について事実上制限を設けないことにより、最適なはめ合いと仕上げが、最終組立において達成できる
この構成により、インストルメントパネルのクラスA表面98に対するカバー16の最終位置(図2,4)は、カバー位置決め肩部70,71とインストルメントパネル棚部94,95の位置によって決められる。ゆえに本発明では、キャニスタ取付フランジ36と協働するインストルメントパネル部品との位置など、キャニスタとインストルメントパネル12における製造偏差の影響が無くなることにより、はめ合いと仕上げが向上する。いったん組み立てられると、第1および第2接続機構102,104は、キャニスタ14に対するカバー16の移動を組立方向84と反対方向の単一の前後面に制限し、組立後にカバー16がインストルメントパネル12から突出することを防止し、また、カバー16を所望の位置に確実に維持する保持力を発生させる。
より詳しく述べると、第1接続機構102は、カバー16を所望の位置に保持する摩擦保持力をタブディンプル49とカバー16との間に発生させる。同様に、テーパ部54の幅が徐々に減少することによって、ロックナッブ68とテーパ部54を囲繞するキャニスタ14との間の締まりばめおよび摩擦ばめを強化して、キャニスタ14またはインストルメントパネル12に対するカバーの移動を阻止する保持力を発生させる。ナッブ68の好適な弾性変形と、ロックスロット50のテーパ部54の構造とは、組立方向84と反対にカバー16を付勢して第1及び第2のカバー肩部70,71を棚部94,95に嵌着させる復原力も発生させる。この復原力は、外部の力がカバー16をキャニスタから外そうとした場合でも、インストルメントパネル12に対するカバー16の所望位置を維持するように作用する。
またさらに、タブ翼部46とカバー16との間の締まりばめは、組立方向84に対して垂直な、キャニスタ14からの離間、一般的に剥離と呼ばれる方向においてキャニスタ14からカバー16が外れることを防止する。そのうえ、万一カバー16が組立方向84と反対の方向に変位すると、ナッブ68と収容部52の端面85との嵌合によって、タブ翼部46が横切欠きキャビティ76と整合する位置へのカバー16の移動を阻止し、これにより、キャニスタ14からカバー16が外れることを防止する。またさらに、エアバッグ20の展開が、カバー16を組立方向84に変位させようとする力を発生させると、エアバッグ展開によりカバー16とキャニスタ14との結合が強化される。
本発明のエアバッグモジュール10におけるキャニスタ14へのカバー16の装着は、装置が簡単であること、取付力が比較的低いこと、特殊な組立工具が不要であることを含めた数多くの長所と利点が得られる。本発明の別の利点は、第1接続機構102のタブ/切欠き構造によってキャニスタ14に対する、したがってインストルメントパネル12に対するカバー16の位置を調整できることである。この調整自在な位置決めは、カバー16とインストルメントパネル12との目に見える(クラスA)表面の効果的な整合を可能にする。多くの従来装着技術では、カバー16の位置がキャニスタ14に対して固定されており、それゆえ、キャニスタ14とインストルメントパネル12の製造から生じるものを含めた、蓄積された公差をアセンブリが受けやすくなる。
さらに、第1および第2接続機構102,104の一方または両方によって、組立方向84と反対方向におけるカバー16の移動に抵抗する、カバー16とキャニスタ14との間に限定的すべりばめが設けられる。第1または第2接続機構102,104のみによって設けられても、これら接続機構の組合せによって設けられても、限定的すべりばめは、インストルメントパネル12への組立点までカバー16とキャニスタ14との思いがけない分離を効果的に防止する。限定的すべりばめは、インストルメントパネル12への取付け中のカバー移動に摩擦抵抗をも加え、その後のさらなる移動を阻止する。上述した第1および/または第2接続機構によって設けられるような限定的すべりばめが存在しないと、衝撃(例えば消費者が叩くなど)が組立方向84と反対方向にカバー16を移動させ、インストルメントパネル12から突出させることにより、モジュールがインストルメントパネルに配置された時に最初に得られた厳密なはめ合いと仕上げに悪影響を与える。
機能面で最も効果的なモジュールが得られるように第1接続機構102(タブ/切欠き)と第2接続機構104(ナッブ/スロット)接続機構の両方を含むものとしてエアバッグモジュール10をここで説明しているが、第1および第2接続機構102,104は互いに独立して使用されてもよいことを理解すべきである。第1および第2接続機構102,104の類似性および機能のため、タブ42とロックナッブ68は請求項では突出部、切欠き66とロックスロット50は開口部と称される。上述したようにタブ/ナッブと切欠き/スロットの構造は、キャニスタ14に対する前後移動にカバーをほぼ制限するように機能する。さらに、カバー16に対するタブ42の弾性による付勢と、ロックスロット50のテーパ部54へのナッブ68の嵌合とは、カバー16が初期組立または最終組立位置にある時にキャニスタ14に対するカバー16の移動に抵抗する力を発生させる。
当該技術の熟練者であれば、発明の大まかな範囲から逸脱せずに上述した発明の実施例を変形してもよいことが理解できるだろう。例えば、カバーの移動に抵抗する摩擦嵌合を発生させるのに、多様な代替構造を使用できる。例えば、通路48にカバー16を配置する際のタブの当接撓曲を容易にするものとしてディンプル49が図示および説明されたが、翼部46またはカバー16の傾斜面など、他の構造も使用できる。さらに、脚部44と翼部46とによって画定される略“T”字形構造を持つものとしてタブ42をここで図示および説明しているが、他のタブ構造を使用してもよい。
限定でなく例として述べると、タブは、脚部の片側から延出する単一翼部、図面に示されたように脚部の各側から延出するサイズの等しい翼部、脚部の各側から延出するサイズの異なる翼部を含むことができる。代替構造を選択する時には、各特定用途の展開強度と利用可能なパッケージスペースとに応じてタブ42の寸法と構造を変化させてよいことは当該技術の熟練者に理解できる。タブ42のサイズ、構造、数は、剥離を防止するのに適切なアスペクト比を持つことに加えてがたつきを防止するためカバーに付与される押圧力にも依存し得る。パッケージスペースを最少にするように、翼部46の奥行とキャニスタ14に対するカバー16の必要移動距離とを最少にすることが一般的に望ましい。
同様に、略円筒形状を持つものとしてロックナッブ68を、収容部52とテーパ部54とを持つものとしてロックスロット50を図示したが、所望する限定的すべりばめを設けるために他の構造を使用してもよい。さらに、図示された実施例ではナッブ68はカバー16から延出し、ロックスロット50がキャニスタ14に形成されているが、同じようにキャニスタ14にナッブを、カバー16にスロットを設けてもよいことを理解すべきである。
カバー16とキャニスタ14の別の代替構造が、図13と14に示されている。この実施例では、タブ42はやはりキャニスタ14に形成されているが、ロックスロット150は長形の収容部152(図14)を有し、カバー側壁(図13)にはロックナッブ169が追加されている。この実施例では、キャニスタ14に対する初期位置(図10に示されているものなど)にカバー116が移動する間、ロックナッブ(図14に169aとして図示)は、タブ42付近のキャビティ43の外側にあり、ロックナッブ(図14に68aとして図示)は、長形の収容部152に配置されている(図14)。カバー116がキャニスタ14に対して組立方向84へと変位する時、ロックナッブ68はテーパ部154に向かって移動するが、テーパ部の中には入らず(斜線のナッブ位置68bを参照)、ロックナッブはキャビティ43に移動する(図14の169b参照)。
この構造では、ナッブ169と関連キャニスタキャビティ43の端壁173との嵌合により、中立位置に置かれた後にカバーが組立方向と反対方向に移動することを防止する。キャニスタ14をインストルメントパネル12へ結合する間のキャニスタ14に対するカバー116の移動によって、図12bに示されたのと同様のテーパ部154へロックナッブ68が移動して、上述したようにエアバッグモジュール10がインストルメントパネルへ組み付けられると、カバーの移動を制限する。図13と14に図示された実施例では、上述した実施例で設けられたナッブ68の二つの機能的特徴が分離されている。すなわち、カバーが初期組立位置にある時にナッブ169は組立方向84と反対のカバーの移動を制限し、図13と14のロックナッブ68は、ナッブ68がテーパスロット154と嵌合する時に締まりばめ/摩擦嵌合を付与する。
これら二つの機能に別々のナッブを使用する利点の一つは、エアバッグモジュール10をインストルメントパネル12に最終的に組み付ける際にナッブ68がテーパスロット50と嵌合するまで、ナッブ68が撓曲応力を受けないことである。これは、或る材料とナッブの幾何学的形状に望ましいテーパスロット50と嵌合するまでナッブ68が初期状態のままであることを保証する。
以上の説明では、本発明の実施例が開示および説明されている。当該技術の熟練者は、以下の請求項によって定義される本発明の趣旨と公正な範囲から逸脱することなく様々な変更、変形、変化が可能であることを、これらの説明と添付図面と請求項から容易に認識するだろう。
本発明によれば、エアバッグモジュールのカバーのインストルメントパネルに対する位置を調整し、カバーとインストルメントパネルとの表面を効果的に整合することが可能となる。
本発明によるエアバッグモジュールの斜視図である。 インストルメントパネルに結合された本発明のエアバッグモジュールを示すインストルメントパネルの部分的断面図である。 インストルメントパネルに配置されたエアバッグモジュールと、キャニスタに対する初期組立位置にあるカバーとを示す、インストルメントパネルとエアバッグモジュールとの部分的断面図である。 インストルメントパネルに結合されたエアバッグモジュールと、キャニスタに対する最終組立位置にあるカバーとを示す、図3に図示されたものと同様の断面図である。 第1接続機構のタブと切欠きを示す、図1の5−5線におけるエアバッグモジュールのキャニスタとカバーの一部の断面図である。 タブとカバーとの嵌合を示す、図1の6−6線におけるエアバッグモジュールのキャニスタとカバーの一部の断面図である。 カバーが初期組立位置にある時のロックスロットにおけるロックナッブの配置を示す、図1の7−7線におけるエアバッグモジュールのキャニスタとカバーの一部の断面図である。 エアバッグモジュールカバーの斜視図である。 エアバッグモジュールキャニスタの斜視図である。 カバーがキャニスタに対して初期位置にあるときの、カバー切欠きに対するタブの位置を示す平面図である。 キャニスタのタブとカバーを嵌合させる構成の代替実施例の斜視図であって、徐々に増大する締まりばめを生じさせる傾斜路が設けられたものである。 図10aの10b−10b線に沿った、キャニスタのタブとカバーを嵌合させる代替実施例の断面図である。 カバーがキャニスタに対する初期位置(図10)と最終取付け位置(図12a)との間の位置にある時のカバー切欠きに対するタブの位置を示す平面図である。 カバーがキャニスタに対する中立位置にある時のロックスロットにおけるロックナッブの位置を示す、カバーとキャニスタとの間の拡大図である。 カバーがキャニスタに対する最終組立位置にある時のカバー切欠きに対するタブの位置を示す平面図である。 カバーがキャニスタに対する最終取付け位置にある時のロックスロットのテーパ部におけるロックナッブの嵌合を示す拡大図である。 傾斜凹部領域に嵌合するロックナッブの構成の代替例の断面図である。 エアバッグモジュールカバーの第二実施例を示す図8に図示されたものと同様の斜視図である。 カバーがキャニスタに対する初期位置と中立位置にある時のロックスロットとキャニスタキャビティにおける第1および第2ナッブの位置を示す、第二実施例のカバーとキャニスタとの間における断面図である。
符号の説明
10 エアバッグモジュール
12 インストルメントパネル
14 キャニスタ
16 カバー
18 インフレータ
22 キャビティ
28 背面
30,32 壁
34 側面
36 取付フランジ
38 締結具
42 タブ
43 キャビティ
44 脚部
46 翼部
48 通路
49 ディンプル
50 ロックスロット
52 拡大収容部
53 収容部の幅
54 テーパロック部
55 テーパ部の幅
58 横範囲
60 面
62 第1側壁
64 第2側壁
66 切欠き
67 ナッブの幅
68 ロックナッブ
70,71 カバー肩部
74 中央開口部
76 横キャビティ
78 キャップ部
85 端面
87 キャニスタ外面
90 カバー側壁の厚さ
92 協働要素
94,95 棚部
96 インストルメントパネルのキャビティ
98 クラスA表面
102 第1接続機構
104 第2接続機構
116 カバー
169 ロックナッブ
173 端壁

Claims (32)

  1. 車両に取り付けられるエアバッグモジュールであって、
    キャニスタと、
    前記キャニスタに結合されるカバーであって、該キャニスタとカバーとがキャビティを画定し、該カバーとキャニスタの一方が突出部を有して、該カバーとキャニスタの他方が突出部収容領域を有し、
    前記突出部が前記突出部収容領域と嵌合して、最終取付け位置へ該突出部収容領域に対し移動可能であり、該最終取付け位置は、前記突起部と前記突起部収容領域の初期取付け点と停止点との間にあり、
    前記キャニスタに対する前記カバーの移動に抵抗するように作用する摩擦力を発生させつつ、前記初期取付け点と停止点との間で、前記キャニスタに対する前記カバーの制限のない移動が、前記車両へのモジュールの取付けにおいて許容されており、
    前記最終取付け位置が、前記初期取付け点と停止点を含むこれらの間の任意の地点に存在する、エアバッグモジュール。
  2. 請求項1記載のエアバッグモジュールであって、
    前記キャニスタがタブと該タブに近接する外面とを含み、前記カバーが切欠きを含み、該タブが前記突出部を画定するとともに前記切欠きが前記突出部収容領域を画定し、該タブが、脚部と、該脚部から延出するとともに該外面から離間して通路を画定する翼部を含み、該カバーが、該タブが該カバーへ弾性力で付勢されて前記摩擦力を発生させるように、該通路に配置されて該タブに嵌合する、エアバッグモジュール。
  3. 請求項1記載のエアバッグモジュールであって、
    前記カバーがタブと該タブに近接する外面とを含み、前記キャニスタが切欠きを含み、該タブが前記突出部を画定するとともに前記切欠きが前記突出部収容領域を画定し、該タブが、脚部と、該脚部から延出するとともに該外面から離間して通路を画定する翼部を含み、該キャニスタが、該タブが該キャニスタへ弾性力で付勢されて前記摩擦力を発生させるように、該通路に配置されて該タブに嵌合する、エアバッグモジュール。
  4. 請求項2記載のエアバッグモジュールであって、
    前記タブが、前記カバーに嵌合し、前記摩擦力を発生させるための隆起部を含む、エアバッグモジュール。
  5. 請求項2記載のエアバッグモジュールであって、
    前記切欠きが、前記タブに嵌合し、前記摩擦力を発生させるための隣接隆起領域を含む、エアバッグモジュール。
  6. 請求項5記載のエアバッグモジュールであって、
    前記隣接隆起領域が、テーパ面を画定する、エアバッグモジュール。
  7. 請求項2記載のエアバッグモジュールであって、
    前記切欠きが、中央開口と横キャビティを有し、前記タブ脚がスライド可能に前記中央開口及び横キャビティに配置され、前記翼部が、前記カバーを前記キャニスタに結合する間に前記横キャビティを通過するよう構成された、エアバッグモジュール。
  8. 請求項13記載のエアバッグモジュールであって、
    前記切欠きが中央開口部と横キャビティとを含み、前記タブ脚部が該中央開口部と該横キャビティとに摺動自在に配置され、該翼部が、前記キャニスタを前記カバーに結合する間に該翼部に該横キャビティを通過させるような構造を持つ、エアバッグモジュール。
  9. 請求項1記載のエアバッグモジュールであって、
    前記キャニスタが、第1側壁と、該第1側壁から離間した第2側壁と、該第1および第2側壁の各々から、該第1および第2側壁の他方から離間する方向に延出する複数のタブとを含み、該タブの各々が、脚部と、該脚部から延出するとともに前記外面から離間して複数の通路を画定する翼部とを有し、前記カバーが、各々が複数の切欠きを有する第1カバー側壁と第2カバー側壁とを含み、該切欠きの各々が該タブの一つを収容する、エアバッグモジュール。
  10. 請求項1記載のエアバッグモジュールであって、
    前記突出部が幅を有するナッブであるとともに、前記開口部が、収容部と該収容部から延出するテーパ部とを有するスロットであり、該収容部が該ナッブ幅より広い幅を有し、該テーパ部が該収容部から延出するにつれて狭くなる幅を該テーパ部が有する、エアバッグモジュール。
  11. 請求項10記載のエアバッグモジュールであって、
    前記収容部における前記テーパ部の前記幅が前記ナッブの幅より広く、該収容部から離間した該テーパ部の幅が該ナッブの幅より狭い、エアバッグモジュール。
  12. 請求項11記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ナッブが前記カバーから延出し、前記スロットが前記キャニスタに形成され、該ナッブが該スロット内で摺動自在である、エアバッグモジュール。
  13. 請求項11記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ナッブが前記キャニスタから延出し、前記スロットが前記カバーに形成され、該ナッブが該スロット内で摺動自在である、エアバッグモジュール。
  14. 請求項1記載のエアバッグモジュールであって、
    前記キャニスタが、前記カバーを該キャニスタに結合するための複数のタブを含み、前記突起部が前記カバー上のナッブであり、前記突出部収容領域が前記キャニスタ上のテーパスロットである、エアバッグモジュール。
  15. 請求項14記載のエアバッグモジュールであって、
    前記カバーが複数の切欠きを含み、前記複数のタブが前記切欠きにスライド可能に結合され、前記突起部および前記ナッブが、協調して前記切欠きの前記タブのスライド移動に累積的に抵抗する、エアバッグモジュール。
  16. 中央開口部と横キャビティとを各々が備える複数の切欠きを有するカバーと、
    外面と、脚部と該脚部から延出するとともに該外面から離間して通路を画定する翼部とを各々が備える複数のタブとを有するキャニスタであって、前記カバーが該キャニスタに対する初期位置にある時に該翼部が前記横キャビティと整合するように該タブの各々が切欠きの一つに配置自在であり、該カバーが、該初期位置から中立位置への最終組付け方向において該キャニスタに対して移動自在であり、前記切欠きに近接する該カバーの範囲が、該翼部が該横キャビティと整合されないように該通路に配置され、該タブが該カバーに弾性力で付勢され、該キャニスタに対する該カバーの移動に抵抗するように作用する摩擦嵌合力を発生させるように前記カバーが前記タブに嵌合するキャニスタと、
    を含むエアバッグモジュール。
  17. 請求項16記載のエアバッグモジュールであって、
    前記翼部と前記カバーの一方が、前記カバーが前記中立位置へ移動した時に該翼部とカバーの他方と嵌合する位置にあるカム要素を含む、エアバッグモジュール。
  18. 請求項17記載のエアバッグモジュールであって、
    前記カム要素が前記翼部のディンプルである、エアバッグモジュール。
  19. キャニスタと、
    前記キャニスタに結合されるカバーであって、該キャニスタと該カバーとがキャビティを画定し、該カバーと該キャニスタの一方が幅を持つナッブを有して、該カバーと該キャニスタの他方が、収容部と該収容部から延出するテーパ部とを備えるスロットを有し、該収容部が、該ナッブ幅より広い幅を有し、該テーパ部が該収容部から延出するにつれて狭くなる幅を該テーパ部が有する、カバーと、
    を含み、
    前記カバーが前記キャニスタに対する中立位置にある時に前記ナッブが前記収容部に配置され、該カバーが該中立位置から最終組付け位置に向かう方向に該キャニスタに対して移動する時に、該ナッブが該テーパ部へ移動して、該キャニスタに対する該カバーの移動を制限する摩擦力を発生させる、
    エアバッグモジュール。
  20. 請求項19記載のエアバッグモジュールであって、
    前記ナッブが前記カバーから延出し、前記スロットが前記キャニスタに形成される、エアバッグモジュール。
  21. キャニスタと、
    前記キャニスタに結合されるカバーであって、該キャニスタと該カバーとがキャビティを画定し、該カバーと該キャニスタの一方がナッブを有して、該カバーと該キャニスタの他方が、収容部と該収容部から延出する嵌合部とを備えるスロットを有する、カバーと、
    前記カバーが前記キャニスタに対する中立位置にある時に前記ナッブが前記収容部に配置され、該カバーが該中立位置から最終組付け位置に向かう方向に該キャニスタに対して移動する時に、該ナッブが前記嵌合部に嵌合して、該キャニスタに対する該カバーの移動を制限する摩擦力を発生させる、
    エアバッグモジュール。
  22. パネルフレームと、
    前記パネルフレームに固定されたエアバッグモジュールであって、
    側壁と、該側壁から延出する複数のタブとを有するキャニスタであって、該タブの各々が、脚部と、該脚部から延出するとともに該側壁から離間して通路を画定する翼部とを有する、キャニスタと、
    中央開口部と該中央開口部から延出する横キャビティとを各々が有する複数の切欠きを有するカバーと、
    を含む、エアバッグモジュールと、
    を含むインストルメントパネルであって、
    前記カバーと前記キャニスタの一方がさらに、幅を持つナッブを含み、該カバーとキャニスタの他方がさらに、収容部と、該収容部から延出するテーパ部とを有するスロットを含み、該収容部が該ナッブ幅より広い幅を有し、該テーパ部が該収容部から延出するにつれて狭くなる幅を該テーパ部が有し、該収容部における該テーパ部の幅が該ナッブの幅より広く、該収容部から離間した該テーパ部の幅が該ナッブの幅より狭く、
    前記カバーが前記キャニスタに対する初期位置にある時に、前記翼部が前記横キャビティと整合されるように前記タブの各々が切欠きに配置自在であり、
    前記初期位置から、前記ナッブが前記収容部に配置されて前記翼部が前記横キャビティからオフセットされた中立位置における最終組付け位置に向かう方向において、前記カバーが前記キャニスタに対して組立方向に移動自在であり、
    前記ナッブが前記テーパ部に配置されて、前記キャニスタに対する前記カバーの前記最終組付け方向への移動を制限する摩擦力を発生させるように、該カバーが、前記中立位置から該キャニスタに対してさらに前記組立方向に移動自在である、
    インストルメントパネル。
  23. 請求項22記載のインストルメントパネルであって、
    前記カバーが前記キャニスタに対する初期位置にある時に前記ナッブは前記スロットに配置されず、該カバーが前記中立位置にある時に該ナッブは前記収容部の閉口端部と動作嵌合状態にあって、前記最終組付け位置に向かう方向と反対の方向における前記カバーの移動を制限する、インストルメントパネル。
  24. 請求項22記載のインストルメントパネルであって、
    さらに、前記カバーまたはキャニスタの一方から延出する第2ナッブを含み、前記カバーまたはキャニスタの一方は、前記タブに隣接したキャビティを含み、前記キャニスタが、前記タブに近接するキャビティを含み、該第2ナッブが該キャビティに配置されるとともに、該カバー又はキャニスタが前記中立位置にある時に該キャビティの前記閉口端部と動作嵌合状態にあって、前記最終組付け位置に向かう方向と反対の方向における該カバー又はキャニスタの移動を制限する、インストルメントパネル。
  25. 車両インストルメントパネルにエアバッグキャニスタを組み付ける方法であって、 カバーを前記キャニスタに対し中立位置へ変位することにより、前記カバーをキャニスタに結合し、
    車両のインストルメントパネルに画定されたキャビティの前記中立位置に、前記カバーを有する前記キャニスタを配置し、
    固定アッセンブリを有する前記インストルメントパネルにキャニスタを接続し、
    前記固定アッセンブリを締結し、前記インストルメントパネルにキャニスタを結合し、前記カバーを前記キャニスタに対し、最終組付け位置へ変位させる方法。
  26. 請求項25の方法であって、
    前記インストルメントパネルにキャニスタを配置するステップは、前記カバーの肩部と前記インストルメントパネル上の棚部を嵌合するステップを更に含む、方法。
  27. 請求項25の方法であって、
    前記固定アッセンブリを締結するステップにおいて、前記カバーは前記インストルメントパネルに対し、実質的に固定されている、方法。
  28. 請求項26の方法であって、
    前記固定アッセンブリを締結するステップにおいて、前記インストルメントパネルに対するカバーの移動を阻止するように、前記棚部に対する前記肩部の付勢力が発生する、方法。
  29. 請求項25の方法であって、
    キャニスタと結合されたカバーを、前記インストルメントパネルのキャビティに配置し、該キャニスタを前記固定アッセンブリを用いて前記インストルメントパネルに接続するステップにおいて、前記キャニスタに対する前記カバーの中立位置を維持するための弾性付勢力を、前記カバーを前記キャニスタに結合するステップにおいて発生させる、方法。
  30. 請求項25の方法であって、
    前記カバーを前記キャニスタに結合するステップは、前記カバーの切欠きに前記キャニスタのタブ翼部を配置するステップを含む、方法。
  31. 請求項30の方法であって、
    前記カバーを前記キャニスタに結合するステップは、前記カバーを、前記タブ翼部が前記カバーの切欠きと整合せず、前記カバーのロックナッブを前記キャニスタのロックスロットの収容部に嵌合させるまで変位させるステップを含む、方法。
  32. 車両インストルメントパネルに適用されるエアバッグモジュールであって、
    キャニスタと、
    該キャニスタに結合され、インストルメントパネル上に配置された肩部を有するカバーと、ここで前記キャニスタとカバーはキャビティを画定し、
    該キャビティには配置されたインフレータと、
    該キャビティに配置され、該インフレータと操作可能に関連付けられたエアバッグとを備え、
    前記カバー及び前記キャニスタは、該カバーの該キャニスタに対する移動を制限し、当該移動に抵抗するように作用する摩擦力を発生し、該摩擦力は、前記キャニスタが、前記カバーから遠ざかる方向への相対的な動きを生ずるときに増加する、エアバッグモジュール。
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