JP4201614B2 - 物品収納台車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は物品収納台車に関し、特に本体の天井部上にパネルを組み付けて形成される補助室の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の物品収納台車の一例として病院等で使用される温冷配膳車があり、このような配膳車では、本体の天井部上に、冷凍装置、加熱装置及び制御装置等を収納する機械室が設置されている。この機械室はより具体的には、前後のパネル、左右のパネル及びトップパネルを組み付けて構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ところでこのような温冷配膳車は、主に入院患者等が目にする性格のものであるため、機械室についても見た目に優しい印象を与える外観を呈するように配慮されている。そのため従来では、前後のパネルと左右のパネルの少なくとも一方については合成樹脂製とし、角等に丸みを付けて成形するようにしていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−168570公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに従来のものでは、特注機等で機械室の大きさが変更になったりすると、特に合成樹脂製のパネルを形成するに当たっては新たな成形金型を準備する必要があって、製造費が大幅に嵩むことが避けられないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、補助室を安価に製造するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る物品収納台車は、物品を収納可能な箱状をなすとともに底面に車輪を備えてなる本体の天井部上には、前後及び左右の周面パネルを組み付けることで補助室が形成されるとともに、前記本体の外周には合成樹脂製のバンパが設けられ、かつこのバンパが、前記本体の前後及び左右の側面に沿って配される側部バンパと、前記本体の角に配されるコーナバンパとに分割されたものにおいて、前記各周面パネルが前記本体の角に配されるコーナパネルを介して組み付けられ、このコーナパネルが対応するコーナバンパと一体形成されているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記コーナパネルと隣接する前記周面パネルとの接続端同士が、差し込みにより結合されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
コーナパネルが合成樹脂製となるから、優しい外観を呈するべく角等に丸みを付けることが担保される。そのため、周面パネルを金属板製とすることが可能となり、例えば補助室の大きさの変更が必要となった場合に、金属板製の周面パネルの大きさを変えるだけで簡単にかつ安価に対応することができる。また、大型の合成樹脂製のパネルを製造すること自体が不要となるから、成形金型の設備費等が大幅に削減できて、製造コストの低減を図ることができる。
コーナパネルとコーナバンパとが一体形成されているから、周面パネルと側部バンパを含んだアッセンブリとして形成でき、本体への組み付け作業や、メンテナンス時の取り外し作業等が簡単となる。
【0008】
<請求項2の発明>
差し込みにより結合するようにしたから、ねじ等の締結部材で結合する場合と比較すると、組付工数が削減でき、また締結部材が外部に露出することもないために見栄えの良いものにできる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を温冷配膳車に適用した一実施形態を図1ないし図24に基づいて説明する。
温冷配膳車は、図1に示すように、表裏両面の開口された矩形状の断熱箱体からなる配膳車本体10を備えており、本体10内には、断熱性の仕切壁11を挟んで隣り合う温蔵室12と冷蔵室13との組が、同図の左右方向に2組、対称の配置で形成され、それぞれに観音開き式の扉14が装備されている。
本体10の上面には機械室20が設けられ、温蔵室12を加熱する加熱装置、冷蔵室13を冷却する冷凍装置、制御装置等が格納されている。一方、本体10の底面には、移動用の車輪15が装備されているとともに、本体10の天井部と底部の回りには、それぞれ上部バンパ60と下部バンパ18とが設けられている。
上記した対をなす温蔵室12と冷蔵室13には、複数段にわたって棚16が形成され、温食と冷食とを区分けして載置したトレイ(図示せず)が仕切壁11を貫通しつつ棚16に載せられることにより、一つのトレイに載せられた温食が温蔵室12に、冷食が冷蔵室13にそれぞれ収容されて、温蔵または冷蔵されるようになっている。
【0010】
続いて、機械室20並びに上部バンパ60の配設構造について説明する。
機械室20は、図2及び図3に示すように、フロントパネル21、バックパネル22、左右2枚のサイドパネル23及びトップパネル24を備え、これらがコーナ部材25におけるコーナパネル部26を介して組み付けられて、全体としては背の低いほぼ四角錐台状に形成されている。
一方の上部バンパ60は、前後2本のフロントバンパ61、左右2本のサイドバンパ62がコーナ部材25のコーナバンパ部63を介して組み付けられることで、本体10の天井部の回りを囲んで設けられるようになっている。
【0011】
機械室20についてさらに詳細に説明する。機械室20を構成するフロントパネル21、バックパネル22及び左右の2枚のサイドパネル23は、それぞれ金属板製、例えば鋼板に塗装を施したものから形成されている。
フロントパネル21は、図4ないし図6に示すように、横長の正面略台形に形成され、上端部が内方(図4の向こう側)に向けて角に丸みを付けつつ直角曲げされているとともに、突出端側がやや幅広でかつ一段低くなった段付き状となって、トップパネル24の前縁を載せる受け部28が形成されている。一方下端側では、左右両端が切除されて垂直縁29が形成されているとともに、下縁から内向きに直角曲げされた取付板30が形成されている。
なお、バックパネル22も基本的な形状はフロントパネル21と同様であり、フロントパネル21には、機械室20内に収容される操作部32(図1参照)を外部に臨ませて操作するための操作窓33が開口されている一方、バックパネル22には、冷凍装置の凝縮器等を冷却するために外気を導く吸気口34が形成されている(図3参照)。
【0012】
左右のサイドパネル23は、図3に示すように横長の方形状に形成され、上端側が緩やかな丸みを付けて内方に曲げられ、突出端側が一段低くなった段付き状となって、トップパネル24における厚みの付けられた左右の縁部を載せる受け部36が形成されている。また、下縁には、図24に示すように、垂直に降ろされたのち外側の斜め上方に折り曲げられた掛止片37が形成されている。
なお、正面から見た右側のサイドパネル23には、漏電ブレーカや電源コードを収容するための収容箱38が、内方に突出するようにして取り付けられている。
【0013】
コーナ部材25はポリプロピレン等の合成樹脂材によって成形され、上側にコーナパネル部26が、下側にコーナバンパ部63が一体に形成されている。
コーナパネル部26は、図7ないし図15に示すように、上記した各パネル21〜23と同じ高さを持ち、フロントパネル21及びバックパネル22の左右の側縁と対応した傾斜姿勢に形成されている。より詳細には、図15に示すように、2枚の側壁40A,40Bが直交状に配されるとともに、それぞれの上端が内方に曲げられて上面壁41が形成され、かつ角を構成する部分の外面に丸みが付けられている。また、内面側に複数のリブ42が形成されて補強されている。
【0014】
2枚の側壁40A,40Bのうち、フロントパネル21(バックパネル22)と接続される側の側壁40A(図15の左側)が、サイドパネル23と接続される側の側壁40Bと比べて長くされている。なお以下において、フロントパネル21とバックパネル22とに共通する構造については、フロントパネル21に代表して説明する。
フロントパネル21と接続される側の側壁40Aでは、図7及び図10に示すように、上面壁41も含んで突出端側の半分弱の幅にわたる部分の外面が、フロントパネル21のほぼ板厚分凹まされることによって、フロントパネル21の対応する端縁の内側に差し込まれる差込片44が形成されている。
【0015】
この差込片44の裏面には、図15に示すように、ほぼ全高にわたって基台45が形成されており、この基台45の上下両端の2箇所に掛止爪46が形成されている。掛止爪46は、図19にも示すように、差込片44の突出端側から反対側に向けて延出し、かつ自由端が基台45の表面よりも突出した斜め姿勢で撓み変形可能に形成されている。また、基台45の突出端縁側は先細りのテーパ状となって、ガイド面45Aが形成されている。
一方、フロントパネル21におけるコーナパネル部26との接続端の裏面側には、図6及び図19に示すように、別体のフック48が設けられている。このフック48は、金属板を段付き状に曲げ形成したものであって、高位部49Aがフロントパネル21の接続端側を向いた姿勢において、低位部49Bを溶接する等で固定されている。このフック48の高位部49Aの裏面側に上記した差込片44の基台45が進入可能となっており、高位部49Aの上下両端部には、掛止爪46が嵌まって掛止する掛止孔50が開口されている。
【0016】
コーナパネル部26におけるサイドパネル23と接続される側の側壁40Bでは、図8及び図12に示すように、上面壁41も含んで突出端側のほぼ1/3の幅にわたる部分の外面が、サイドパネル23のほぼ板厚分凹まされることによって、サイドパネル23の対応する端縁が当てられる当て面52が形成されている。
また、コーナパネル部26の上面壁41では、図12及び図15に示すように、差込片44を設けるべく凹み形成された面の上端部から、上記した当て面52の上端部にわたる領域に、一段低くなった段差部54が形成され、この段差部54上には、図14及び図20に示すように、フロントパネル21における受け部28の端部が嵌まって載置可能とされている。
【0017】
トップパネル24は、図3に示すように、金属板製、例えばアルミ板に塗装を施したものから形成されており、その周縁が、上記したフロントパネル21とバックパネル22並びに両サイドパネル23の受け部28,36に載置可能な方形状に形成されている。トップパネル24には、上記した凝縮器等を冷却した後の排熱を排出するための排気口55が形成されている。
【0018】
次に、上部バンパ60について説明する。この上部バンパ60は、ポリプロピレン等の合成樹脂製であって、上記したように、本体10の天井部の前後の面に配される2本のフロントバンパ61と、左右の側面に配される2本のサイドバンパ62と、角部に配される4個のコーナバンパ部63とから構成されている。このコーナバンパ部63は上記したように、コーナ部材25においてコーナパネル部26の下側に一体に形成されている。
なお、詳しくは説明しないが、下部バンパ18もポリプロピレン等の合成樹脂製であって、上部バンパ60に比べて背が高く形成されているが、上部バンパ60と同様に分割されたものが組み付けられるようになっている。
【0019】
フロントバンパ61は、図4及び図17に示すように、全体としてチャンネル形をなし、ただし下辺の方が上辺に比べて前方に突出して形成されている。上辺では、その先端に下向きの鈎部65が形成されているとともに、下辺では、長さ方向の両端寄りの位置に、ねじ66の挿通孔67が開口されている。また内面には、2条のリブ68が形成されている。
フロントバンパ61の内側における長さ方向の両端寄りの位置には、図4に示すように、金属製の内部ブラケット70の装着位置が設定されている。この内部ブラケット70は、図17にも示すようにアングル状に形成され、縦板70Aの上縁から斜め下向きに掛止板71が曲げ形成されている。そして内部ブラケット70は、縦板70Aをリブ68に当つつフロントバンパ61の端部側から装着位置に向けて挿入され、この装着位置では、掛止板71が鈎部65の内側に入って抜け止めされるとともに、底板70Bに開口されたねじ66の挿通孔72が、フロントバンパ61の下辺の挿通孔67と整合するようになっている。
なおフロントパネル21は、フロントバンパ61の鈎部65に当てられつつ、取付板30が内部ブラケット70の底板70B上に載置可能となっており、取付板30には、上記したねじ66の挿通孔67,72と対応した位置にねじ孔30Aが形成されている。
【0020】
サイドバンパ62は、フロントバンパ61と比べて、図3に示すように、下辺を上辺とほぼ同じ突出長さにしてある点で相違している。サイドバンパ62の内側における長さ方向の両端寄りの位置には、金属製のブラケット73の装着位置が設定されている。ブラケット73は短寸のアングル状に形成され、図24に示すように、縦板73Aの上端には、同じく斜め下方に突出した掛止板74が曲げ形成されている。このブラケット73は、同じくサイドバンパ62の端部側から挿入され、装着位置において、同図に示すように、底板73Bの基端側とサイドバンパ62の下辺との間をねじ66で止めることにより固定されるようになっている。このときブラケット73は、縦板73Aがリブ68に当てられ、また掛止板74が鈎部65の内側に入り込むようになっている。ブラケット73の底板73Bの突出端には、ねじ66の挿通孔が開口されている。
また、上記したサイドパネル23の下縁に形成された掛止片37が、ブラケット73の掛止板74からサイドバンパ62の鈎部65にわたり、下方から引っ掛け可能となっている。
【0021】
コーナバンパ部63は、図7ないし図15に示すように、上記のフロントバンパ61、サイドバンパ62と同じ高さ寸法を持ち、2枚の側壁76A,76Bを直交状に配し、かつその角の部分に丸みを付けた形状となっている。図9及び図15に示すように、2枚の側壁76A,76Bのうち、フロントバンパ61と接続される側の側壁76Aの方が、サイドバンパ62と接続される側の側壁76Bと比べて長くされている。このコーナバンパ部63における互いに直交した両端面には差込体77が突設されている。この差込体77は、フロントバンパ61及びサイドバンパ62の端部における鈎部65よりも内側の領域(差込溝80:図17及び図24参照)に、緊密に差し込み可能となっている。なお、両差込体77には、リブ68を逃がす逃がし凹部79が形成されている。また、図7及び図8に示すように、両差込体77は、突出端側の外面が先細りのテーパ部78Aとされる一方、基端側がストレート部78Bとされている。
【0022】
また、コーナバンパ部63におけるフロントバンパ61と接続される側の端面には、図11に示すように、フロントパネル21の下端部の垂直縁29を挿入可能とした押さえ溝82が、コーナパネル部26の差込片44の外面の下方に続くようにして形成されている。
一方、サイドバンパ62と接続される側の端面には、図13に示すように、サイドパネル23の下端の左右両端部を挿入可能とした押さえ溝83が、コーナパネル部26の当て面52の下方に続くようにして形成されている。
【0023】
コーナバンパ部63の内面には、図4及び図5に示すように、金属製のコーナブラケット85が取り付けられるようになっている。このコーナブラケット85は、互いに直交する2枚の側板86を備え、両側板86の角の部分は、両側板86に対して45度の角度をなす取付板87が形成されているとともに、両側板86の下縁の間を結ぶようにして底板88が形成されている。
このコーナブラケット85は、取付板30がコーナバンパ部63の内面に突設されたねじ孔90の切られたボス91(図15参照)に当てられ、ねじ66をねじ込むことで固定されるようになっている。このとき、コーナブラケット85の両側板86は、差込体77の前面の位置において差込体77の側方にさらに突出した状態となり、フロントパネル21またはサイドパネル23の端部内に、差込体77ともども差し込まれるようになっている。
【0024】
続いて、機械室20の組付手順を上部バンパ60と併せて説明する。
まず、フロントパネル21、フロントバンパ61及び2つのコーナ部材25を組み付けたアッセンブリ93(図3)を形成する。図17に示すように、フロントバンパ61内の2箇所の装着位置に内部ブラケット70が挿入されたのち、フロントパネル21が、フロントバンパ61の鈎部65に当てられつつ、その取付板30が内部ブラケット70の底板70B上に載置される。そして、フロントバンパ61と内部ブラケット70の挿通孔67,72に下方から挿通したねじ66を、フロントパネル21の取付板30のねじ孔30Aに螺合して締め付けることで固定される。
【0025】
それとともに一対のコーナ部材25が準備され、コーナバンパ部63の内側にコーナブラケット85が予め固定される。このコーナ部材25が、上記のように一体結合されたフロントパネル21とフロントバンパ61に対して、左右両端側から差し込まれる。
コーナパネル部26では、差込片44がフロントパネル21の端縁の内側に差し込まれ、図19に示すように、ガイド面45Aで案内されて基台45がフック48の高位部49Aの内側に挿入され、途中から掛止爪46を撓み変形させつつ押し込まれる。差込片44の付け根の段付部44Aがフロントパネル21の端縁に当たるまで差し込まれると、掛止爪46が復元しつつ掛止孔50に嵌まって抜け止め状態に結合される。
【0026】
これに伴い、図14の矢線に示すように、フロントパネル21の上端部に設けられた一段落ちた受け部28の端部が、コーナパネル部26の上面壁41に形成された段差部54に嵌まり、図20及び図21に示すように段差部54で掛止されて、フロントパネル21の上端側が外方に浮き上がることが防止される。
また、図11の矢線及び図22に示すように、フロントパネル21の下端部の垂直縁29が、コーナバンパ部63に設けられた押さえ溝82に挿入され、フロントパネル21の下端側が外方に浮き上がることが防止される。
なお、図4に示すように、フロントパネル21の受け部28とコーナパネル部26の上面壁41との間を、皿ねじ66A等で結合してもよい。
【0027】
コーナバンパ部63では、一方(フロントバンパ61と接続される側)の差込体77が、コーナブラケット85の側板86ともども、フロントバンパ61の端部の差込溝80に差し込まれる。ここで差込体77は、先端側がテーパ部78Aとなっていることで差込溝80内にスムーズに差し込まれ、それに対して基端側ではストレート部78Bとなっていることで、差込溝80内に緊密に嵌められ、強固に結合された状態となる。
これにより、図3に示すように、フロントパネル21、フロントバンパ61及び2つのコーナ部材25を組み付けたアッセンブリ93が形成される。なお、バックパネル22についても、フロントバンパ61及び2つのコーナ部材25とともに、同様にアッセンブリ化される。
またこの間、図24に示すように、サイドバンパ62にブラケット73が挿入されてねじ66で固定される。左右のサイドバンパ62は、本体10の天井部における左右の側縁に沿って配され、ブラケット73の底板73Bの突出端がねじ66で本体10の上面に固定される。
【0028】
両サイドバンパ62が本体10に取り付けられたら、上記したフロントパネル21、フロントバンパ61及び2つのコーナ部材25のアッセンブリ93が、サイドバンパ62に組み付けられる。具体的には、両コーナ部材25におけるコーナバンパ部63の他方の差込体77が、コーナブラケット85の側板86ともども、サイドバンパ62の端部の差込溝80に差し込まれる。同じく差込体77は、先端側がテーパ部78Aとなっていることで差込溝80内にスムーズに差し込まれ、それに対して基端側ではストレート部78Bとなっていることで、差込溝80内に緊密に嵌められ、強固に結合される。
バックパネル22側のアッセンブリ93も、同様に裏側からサイドパネル23に組み付けられる。
両アッセンブリ93は、図3及び図17に示すように、別の取付用のブラケット95によって、その下部側が本体10の上面に固定される。また、各コーナブラケット85の底板88も、本体10の上面にねじ止めされて固定される。
【0029】
次に、左右のサイドパネル23が、図24に示すように、その下縁に形成された掛止片37を、ブラケット73の掛止板74からサイドバンパ62の鈎部65にわたって引っ掛け、斜め姿勢として、その両側縁が、コーナパネル部26の当て面52からフロントパネル21またはバックパネル22の受け部28の端部にわたって当てられ、側縁の上端部が、フロントパネル21またはバックパネル22の受け部28にねじ66で固定される。
その間、図13の矢線及び図23に示すように、サイドパネル23の下端の両端部がコーナバンパ部63に設けられた押さえ溝83に挿入され、これにより、サイドパネル23の下端側が外方に浮き上がることが防止される。
【0030】
最後に図3及び図4に示すように、トップパネル24が、その周縁を、フロントパネル21、バックパネル22及び左右のサイドパネル23の受け部28,36に当てつつ嵌められ、トップパネル24の前後の縁部を、フロントパネル21とバックパネル22の受け部28に対して複数箇所ずつでねじ66で止めて固定する。これにより、機械室20並びに上部バンパ60の組み付けが完了する。
【0031】
以上説明したように本実施形態によれば、コーナパネル部26を、コーナバンパ部63と一体的に合成樹脂材で形成したから、フロントパネル21、バックパネル22及びサイドパネル23からなる周面パネルを金属板製とすることができる。すなわち、コーナパネル部26が合成樹脂製であることにより、優しい外観を呈するべく角等に丸みを付けることが担保される。一方、特注機等により機械室20の大きさの変更が必要となった場合は、コーナパネル部26はそのままにして、金属板製の周面パネルの大きさを変えるだけで簡単にかつ安価に対応することができる。また、大型の合成樹脂製のパネルを製造すること自体が不要となるから、成形金型の設備費等が大幅に削減できて、製造コストの低減を図ることができる。
【0032】
コーナパネル部26とコーナバンパ部63とを一体化したコーナ部材25を備えたことによって、フロントパネル21(バックパネル22)とフロントバンパ61を含んだアッセンブリ93として形成でき、本体10への組み付け作業や、メンテナンス時の取り外し作業等が簡単にできる。
また、コーナパネル部26と隣接するフロントパネル21(バックパネル22)とを差し込みにより結合するようにしたから、ねじ等の締結部材で結合する場合と比較すると、組付工数が削減でき、また締結部材が外部に露出することもないために見栄えの良いものにできる。
【0033】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)パネルをバンパとともにアッセンブリ化するのは、サイドパネル側であってもよい。
(2)本発明は上記実施形態に例示した配膳車に限らず、本体の天井部上にパネルを組み付けて補助室を形成してなる物品収納台車全般に広く適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る温冷配膳車の正面図
【図2】 機械室及び上部バンパの組付完了状態の斜視図
【図3】 その分解斜視図
【図4】 フロントパネル、フロントバンパ及びコーナ部材のアッセンブリの分解斜視図
【図5】 同アッセンブリの背面から見た斜視図
【図6】 同分解斜視図
【図7】 コーナ部材の正面図
【図8】 同側面図
【図9】 同平面図
【図10】 同フロントパネルとの接続端側から見た斜視図
【図11】 図10のX部の拡大図
【図12】 コーナ部材のサイドパネルとの接続端側から見た斜視図
【図13】 図12のY部の拡大図
【図14】 図12のZ部の拡大図
【図15】 コーナ部材の背面から見た斜視図
【図16】 アッセンブリの部分正面図
【図17】 図16のA−A線拡大断面図
【図18】 アッセンブリの部分背面図
【図19】 図18のB−B線拡大断面図
【図20】 アッセンブリの部分平面図
【図21】 図20のC−C線拡大断面図
【図22】 フロントパネルの押さえ構造を示す断面図
【図23】 サイドパネルの押さえ構造を示す一部切欠部分平面図
【図24】 サイドパネルの下端の掛止構造を示す断面図
【符号の説明】
10…配膳車本体(本体) 15…車輪 20…機械室(補助室) 21…フロントパネル(周面パネル) 22…バックパネル(周面パネル) 23…サイドパネル(周面パネル) 25…コーナ部材 26…コーナパネル部 44…差込片 46…掛止爪 48…フック 50…掛止孔 60…上部バンパ 61…フロントバンパ(側部バンパ) 62…サイドバンパ(側部バンパ) 63…コーナバンパ部

Claims (2)

  1. 物品を収納可能な箱状をなすとともに底面に車輪を備えてなる本体の天井部上には、前後及び左右の周面パネルを組み付けることで補助室が形成されるとともに、前記本体の外周には合成樹脂製のバンパが設けられ、かつこのバンパが、前記本体の前後及び左右の側面に沿って配される側部バンパと、前記本体の角に配されるコーナバンパとに分割されたものにおいて、
    前記各周面パネルが前記本体の角に配されるコーナパネルを介して組み付けられ、このコーナパネルが対応するコーナバンパと一体形成されていることを特徴とする物品収納台車。
  2. 前記コーナパネルと隣接する前記周面パネルとの接続端同士が、差し込みにより結合されていることを特徴とする請求項1記載の物品収納台車。
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