JP4334173B2 - 駆動制御システム - Google Patents

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Description

技術分野
この発明は、駆動制御システムに関し、特に、工作機械、産業機械等において、複数のサーボモータや主軸モータを駆動制御する駆動制御システムに関するものである。
背景技術
工作機械、産業機械等において、複数のサーボモータや主軸モータを駆動制御する駆動制御システムとして、日本国特許庁公開特許公報(特開平3−245204号)や日本国特許庁公開特許公報(特開平4−290102号)に示されているようものがある。
第16図は、上述の公開特許公報に示されているような従来の駆動制御システムの概要を示している。この駆動制御システムは、一つの制御ユニット500と、複数個のサーボアンプあるいは主軸アンプ(以後、サーボアンプと総称)510と、複数個のリモート入出力(リモートIO)ユニット520を有しており、上位機器である制御ユニット(マスタ)500に対してCPU付きの各サーボアンプ(スレーブ)510と各入出力ユニット520が通信線600、601によって双方向に通信可能に接続されている。
制御ユニット500は、CPU(M/CPU)501と、サーボアンプ用のシリアル通信インターフェース502と、入出力ユニット用のシリアル通信インターフェース503とを有している。サーボアンプ用のシリアル通信インターフェース502と入出力ユニット用のシリアル通信インターフェース503は、それぞれ、送信用メモリ502a、503aと、受信用メモリ502b、503bを内蔵している。
サーボアンプ510は、それぞれ、CPU(S/CPU)511と、モータ駆動回路(M/D)512と、制御ユニット500との通信のためのシリアル通信インターフェース513とを有し、サーボモータ530を接続されている。シリアル通信インターフェース513は、シリアル通信インターフェース502と同等のシリアル通信インターフェースであり、送信用メモリ513aと、受信用メモリ513bを有している。
制御ユニット500のCPU501は、シリアル通信インターフェース502を介してサーボアンプ510に指令データやパラメータ等をシリアル通信によって送信し、サーボアンプ510のCPU511が、送信されてきた指令データやパラメータをシリアル通信インターフェース513を介して受信し、モータ駆動回路512を用いてサーボモータ530を駆動制御する。
リモート入出力ユニット520は、それぞれ、デジタル入力インタフェース部(DI)521と、デジタル出力インタフェース部(DO)522と、制御ユニット500との通信のためのシリアル通信インターフェース523とを有している。シリアル通信インターフェース523は、シリアル通信インターフェース503と同等のシリアル通信インターフェースであり、送信用メモリ523aと、受信用メモリ523bを有している。
リモート入出力ユニット520は、デジタル入力インタフェース部521の状態をシリアル通信インターフェース523を介して制御ユニット500へデータ送信し、制御ユニット500が送信したデジタル出力データをシリアル通信インターフェース523を介して受信し、デジタル出力インタフェース部522からデジタル出力する。
第17図は、上述のような駆動制御システムで使用されるシリアル通信インターフェースの従来例を示している。送信メモリ700と受信メモリ701は、デュアルポートラムにより構成され、一方において外部アドレスバス702と外部データバス703に接続されている。CPU501(511)は外部バスインタフェース部704から送信メモリ700に送信データを書き込む。
シリアル通信インターフェースにおける送信機能は、同期クロック生成部705からの送信起動信号によって送受信制御部706を起動することにより、開始される。送受信制御部706は、送受信制御レジスタ設定部707に設定された送信アドレス設定値、送信データ長設定値を送信アドレスカウンタ708に書き込み、ここで、順次カウントアップした送信アドレスをアドレスデコーダ709に伝達することにより、送信メモリ700のデータを送信レジスタ710に送り込み、送信を行う。また、冗長コード生成部711では、同様の送信データから冗長コードを生成し、最後の送信データを送信した後、冗長コードを送信レジスタ710に送り込み、送信する。
受信機能は、受信レジスタ712が受信したデータを開始フラグ検出部713に転送し、ここで、受信データに開始フラグを検出したことにより発生する起動信号によって送受信制御部706を起動することにより、開始される。送受信制御部706は、送受信制御レジスタ設定部707内の受信アドレス設定値を受信アドレスカウンタ714に書き込み、1データを受信毎にカウントアップする。カウントアップした受信アドレスをアドレスデコーダ709に伝達することにより、受信メモリ701に受信データを書き込む。
通信異常検出部715は、受信データの最後に付加されている冗長コードと受信データから生成した冗長コードを比較することにより、受信が正常に完了したかを検出する。検出結果は送受信制御レジスタ設定部707の通信異常ステータスに書き込まれる。CPU501(511)は、この通信異常ステータスを読み込み、正常であれば、制御に使用し、異常が発生している場合には受信データを破棄する。
第18図は、従来の駆動制御システムにおける通信タイミングを示しており、第19図は、通信データの概要を示している。なお、第19図において、(a)は制御ユニット500よりサーボアンプ510へ送信する通信データを、(b)はサーボアンプ510より制御ユニット500へ送信する通信データを、(c)は制御ユニット500よりリモート入出力ユニット520へ送信する通信データを、(d)はリモート入出力ユニット520より制御ユニット500へ送信する通信データをそれぞれ示している。
制御ユニット500はサーボアンプ510およびリモート入出力ユニット520にクロックT1に同期して同時にデータを送信する。第19図(a)および第19図(c)に示されているように、制御ユニット500がサーボアンプ510に送信するデータとリモート入出力ユニット520に送信するデータには同期コードが含まれており、サーボアンプ510、リモート入出力ユニット520は、受信データから同期コードを検出し、制御ユニット500内のクロックT1に同期したクロックを生成する。
サーボアンプ510は、このクロックを分割し、第18図に、符合S1〜S5で示されている予め決められたタイミングで、第19図(b)に示されているようなデータを制御ユニット500に送信する。リモート入出力ユニット520も、同様に、第18図に、符合R1〜R7で示されている予め決められたタイミングで、第19図(d)に示されているようなデータを制御ユニット500に送信する。
制御ユニット500がサーボアンプ510へ送信する指令データは全サーボアンプ510に送信され、サーボアンプ510が取り込んだフィードバックデータは、各サーボアンプ510から制御ユニット500に個別に転送され、制御ユニット500が一括管理する。同様に、各リモート入出力ユニット520の入力データも、制御ユニット500へ転送され、制御ユニット500が一括管理する。
第16図に示されている制御ユニット500のサーボアンプ用の送信メモリ502a、受信メモリ502b内のデータTS1、TS2〜TSn、RS1、RS2〜RSnは、送受信データの共有関係を示しており、制御ユニット500が全サーボアンプ510の送受信データを一括管理している。これに対して、各サーボアンプ510では管理するデータは自機のものだけで、各サーボアンプ510が管理するデータがそれぞれ異なっていることが分かる。また、制御ユニット500のリモート入出力ユニット用の送信メモリ503a、受信メモリ503b内のデータDO1、DO2〜DOn、DI1、DI2〜DInは、送受信データの共有関係を示しており、制御ユニット500が全リモート入出力ユニット520の送受信データを一括管理しているが、各入出力ユニット520が管理する送受信データも、同様に、各ユニット間で異なっている。
上述した従来の駆動制御システムでは、サーボアンプ510およびリモート入出力ユニット520の送受信データを制御ユニット500が一括管理するが、サーボアンプ510が管理するデータは自機のものだけであるから、サーボアンプ510間では、相互のフィードバック状態が分からないという問題点がある。
また、リモート入出力ユニット520とサーボアンプ510とで通信システムが分離されているため、サーボアンプ510からリモート入出力ユニット520の状態を直接的に読めない、またフィードバックデータ等を出力することができない。
従来の駆動制御システムでは、送信タイミングが、第18図に示されているように、時分割で管理されているため、転送するデータ量が少量であったりすると、伝送経路に空き時間が発生し、通信効率が悪く、しかも、割り当てられた時間を超える通信時間が発生するデータ量は転送できないという問題がある。また、送信タイミングが、接続する軸数による時分割数で制限されるという問題があり、送信タイミングが時分割されているため、送信タイミングの変更ができず、決められている時分割数以上の個数のサーボアンプを追加するには、通信系統を新規に増設する必要がある。
駆動制御システムでは、リモート入出力ユニット用の通信システムが入出力機能に対して高速に応答することが必要であり、これに対応するため、従来のものでは、一定周期での通信と、入出力状態の変化に関係なく、接続されるリモート全入出力ユニットの全入出力点数分のデータを各周期ごとに送受信する必要があった。これにより、必要以上のデータが通信され、リモート入出力ユニットの総数が少なく制限され、しかも、通信周期(第18図の通信周期T1)が長くなり、結果的に、応答性が劣化するという問題がある。
また、送信データの中に、モータ制御に必要な高速データと、パラメータ等の低速データとが混在するため、通信データ量が増大し、1データ当たりの通信時間が増大するため、結果として、時分割数を制限されるという問題が生じる。
また、サーボアンプ510間の状態を読むためには、制御ユニットを介して2度のデータ転送が必要であり、これによる遅延時間が発生し、駆動制御システム全体の性能が低下するという問題があり、さらに、制御ユニット500のCPU501は転送プログラムの処理が必要であり、CPU501の負担が増大する。
第20図(a)に示されているように、サーボアンプ510があるリモート入出力ユニット520に出力要求を通信システムを通じて行ったとき、サーボアンプにおけるDO出力のリクエストデータ準備、リクエストデータ送信、マスタ(制御ユニット)における受信処理およびDO出力のリクエストデータ準備、DOの出力リクエストデータ送信、リモート入出力ユニットにおける受信処理と云う一連の処理が必要で、通信周期T1の略3倍の遅延時間が発生し、応答性が悪くなる。
同様に、入出力ユニット520の入力を受けてサーボアンプ510がモータを実際に始動させるには、第20図(b)に示されているように、入出力ユニット520におけるDIデータの送信、マスタ(制御ユニット)における受信処理および始動信号準備、データ送信、サーボアンプ510における始動信号受信と云う一連の処理が必要で、入出力ユニット520がDI(始動信号)を入力してから、通信周期T1の略4倍の遅延時間が発生し、応答性が悪い。
また、駆動制御システムの他の従来例として、上位の制御ユニットを使用せず、複数個のサーボアンプが入力データの一部〜全部を共用し、各サーボアンプが出力信号を出力するような多軸用の駆動制御システムがある。
この駆動制御システムを第21図〜第24図を参照して説明する。なお、第22図〜第24図は、一つの駆動制御システムであり、配線の図示の複雑化を避けるため、3図に分けてある。
サーボアンプ800は、第1軸用、第2軸用、第3軸用として3個あり、これらは、CPU801、モータ駆動回路802、デジタル入力インタフェース803、デジタル出力インタフェース804、速度指令用のアナログ入力インタフェース(A/D変換器)805、位置指令用のパルス列入力インタフェース806を有する同一構成になっており、各サーボアンプ800にロータリエンコーダ付きのサーボモータ810が接続されている。
第21図(a)(b)(c)に示されているように、サーボアンプ800のデジタル入力インタフェース803には第1軸用〜第3軸用の全てにおいて機能1〜8の入力信号を割付け、デジタル出力インタフェース804については、第1軸用に機能11〜18の出力信号を、第2軸用に機能21〜24の出力信号を、第3軸用に機能31〜32の出力データを割付けるものとする。
上述のように、各サーボアンプ800の入出力インタフェースに対して入出力信号を割り付けた場合、入出力信号の配線は第22図に示されているようになる。第22図に示されているように、機能1〜8の入力信号は中継端子台820にてそれぞれ3つに分岐し、第1〜3軸用のサーボアンプ800に配線する必要があり、多数の配線が必要である。また、機能11〜18、機能21〜24、機能31〜32用の出力信号も各サーボアンプ800から中継端子台820へと配線される。
第1軸用のサーボアンプ800では、機能11〜18用の出力信号を使用するため、デジタル出力インタフェース804に余りはなく、第2軸用、第3軸用については、デジタル出力インタフェース804に余りが生じている。しかし、出力機能として、第1軸用のサーボアンプ800に機能19用の出力信号を追加したくても、追加できない。同様に、入力機能として、機能9用の入力信号を追加したくても、追加できない状況である。
上述のように、従来の駆動制御システムでは、サーボアンプ800に対する配線が多数となり、結線数の多い配線になり、結線作業、保守作業が煩雑なものになる。また、入力、出力の機能を追加し難く、このため、サーボアンプ800は予め余分に入出力点数を有する入出力インターフェースを登載しておかなければならない。
第23図に示されているように、アナログ速度指令信号の配線においては、第1軸〜第3軸用のサーボアンプ800のそれぞれにアナログ速度指令信号の配線をする必要があると共に、速度指令器830には軸数分のアナログ出力インタフェース831を設ける必要があり、しかも、同一のアナログ速度指令で各軸のサーボアンプ800を動作させる場合でも、同様の配線をする必要がある。また、第23図に示されている配線では、第1軸〜第3軸が同じ指令で同期制御しようとするが、実際に、何らかの原因で、同期制御が不可能になった場合も、各軸で変動を制御できず、同期ずれを起こす虞れがある。
第24図に示されているように、パルス列位置指令信号の配線においては、第1軸〜第3軸用のサーボアンプ800のそれぞれにパルス列指令信号の配線をする必要があると共に、位置指令器840には軸数分のパルス生成器841を接続する必要があり、しかも、同一の位置指令で動作させる場合でも、同様の配線をする必要がある。
この発明は、上述の如き問題点を解消するためになされたもので、上位の制御ユニットのCPU負担を増大させることがなく、応答性に優れた駆動制御を行え、しかも、伝送効率がよく、高速同期通信の通信データ量を減少でき、データ長も時分割された時間に影響されず任意に決定でき、また、結線数を削減でき、入力、出力の機能追加に対して融通性に富み、同期ずれを生じることなく高度な同期運転ができると共に、任意の同期運転もできる駆動制御システムを提供することを目的としている。
発明の開示
この発明は、制御ユニット、サーボアンプ、主軸アンプ、入出力ユニット等の構成機器を有し、これらの構成機器が通信可能に接続されている駆動制御システムにおいて、各構成機器にメモリが設けられ、構成機器間で同期し、任意の構成機器間でメモリデータの転送を行う通信手段を有し、任意の構成機器間で同時にメモリを共有する駆動制御システムを提供することができる。
したがって、駆動制御システム内でメモリを共有できるので、制御ユニットのメモリの一括管理が不要になり、制御ユニットCPUの負担を増大させることなく、かつ時間の遅延も発生することなく、サーボアンプ間で互いのフィードバック状態が分かり、さらにサーボアンプからも入出力ユニットへの出力要求を直接することができ、入力状態も即座に読めるようになる。
また、この発明は、通信データが、一定周期で通信されて全ての構成機器がこれに同期するクロックを生成するために使用する同期パケットと、同一グループ内でメモリを共有するために用いるチャンネル内通信パケットと、全ての構成機器でメモリを共有するために用いる全送信通信パケットと、パラメータ等の送り先を指定して通信する送り先指定通信パケットとから構成される駆動制御システムを提供することができる。
したがって、伝送路の空き時間を短縮して伝送効率を向上させ、かつ高速同期通信が必要なデータを同期パケットおよびチャンネル内通信パケットに変更し、低速データを送り先指定送信に変更するので、高速同期通信の通信データ量を減少させ、接続する軸数を増加できる。また、データ長も時分割された時間に影響されず任意に決定できる。
また、この発明は、制御ユニットおよびサーボアンプが、各チャンネル毎のチャンネル内通信メモリを持ち、送信機器が、送信データに、チャンネル指定値、アドレス、送信データ長、データを含むチャンネル内通信パケットを全ての構成機器に送信し、受信機器が、通信パケット中に含まれるチャンネル指定値とサーボアンプ毎にパラメータ設定されているチャンネル設定値とを照合して受信の可否を判断し、適合チャンネルの通信パケットのデータを前記チャンネル内通信メモリに書き込む駆動制御システムを提供することができる。
しがって、全送信通信と同じ要領でチャンネル内通信を行え、チャンネルごとにメモリを管理でき、メモリの大きさをチャンネル毎に適正容量に設定できる。
また、この発明は、制御ユニット、サーボアンプおよび入出力ユニットが、全送信通信メモリを持ち、送信機器が、送信元局番、アドレス、送信データ長、変更データ長、前回データ、書き換えデータを含む全送信通信パケットを全ての構成機器に送信し、受信機器が、受信した前回データと現状の前記全送信通信メモリ内のデータとを比較し、一致していれば前記全送信通信メモリ内のデータを書き換え、一致していない場合には前記全送信通信メモリへの書き込みを取り止めることを特徴とする駆動制御システムを提供することができる。
しがって、アドレス指定とデータ長を指定して送信できるので、駆動制御システム構成機器に共通のメモリが管理でき、従来の方式のように一定周期毎に全入出力ユニットの全入力点数分のデータを通信するのではなく、変化した入出力データのみ通信するので、伝送路の効率が向上する。
また、この発明は、送信機器が、通信パケットに冗長コードを送受信のバッファの大きさにあったデータ量毎に付加し、受信機器が、送受信のバッファの大きさにあったデータ量毎に前記冗長コードに基づいて通信異常を検出し、異常があればメモリへの書き込みを取り止める駆動制御システムを提供することができる。
したがって、通信データ内に複数の冗長コードを付加することにより、受信バッファを超えるデータを受信し、その受信データに通信異常が発生しても共有メモリが破壊することを防止できる。
また、この発明は、同期パケットに続く各通信パケットの待機時間を優先順位に応じて短くし、待機時間内に優先順位の高い構成機器が送信開始した場合には受信を開始し、受信完了後、指定の待機時間経過後に他の構成機器が送信を開始していない場合には、送信を開始する駆動制御システムを提供することができる。
したがって、伝送路の空き時間を短縮して伝送効率を向上させ、かつ高速同期通信が必要なデータを同期パケットおよびチャンネル内通信パケットに変更し、低速データを送り先指定送信に変更するので、高速同期通信の通信データ量を減少させ、接続する軸数を増加できる。
また、この発明は、入力データ、出力データ、位置指令、速度指令を書き込まるメモリを各構成機器で共有する駆動制御システムを提供することができる。
したがって、入力データ、出力データ、位置指令、速度指令の信号線の結線を各構成機器に重複して行う必要がなくなる。
また、この発明は、各軸の現在の位置データを同期軸で共有し、当該位置データを参照して同期ずれを防止する制御を行う駆動制御システムを提供することができる。
したがって、位置制御に関する同期ずれを防止して高度な同期運転を行うことができる。
また、この発明は、各軸の現在の速度データを同期軸で共有し、当該速度データを参照して同期ずれを防止する制御を行う駆動制御システムを提供することができる。
したがって、速度制御に関する同期ずれを防止して高度な同期運転を行うことができる。
また、この発明は、各サーボアンプが回生トランジスタにより選択的に導通状態となる回生抵抗器を有し、各軸の回生負荷率データと、回生トランジスタ状態データ、母線電圧データを書き込まるメモリを各サーボアンプで共有し、これらデータより分かる回生負荷率データが最も小さいサーボアンプの回生トランジスタをオンさせる制御を行う駆動制御システムを提供することができる。
したがって、回生負荷率データが最も小さいサーボアンプの回生抵抗器で回生エネルギの消費が行われ、回生負荷の集中を防止できる。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
第1図は、この発明による駆動制御システムの実施の形態1の概要を示している。この駆動制御システムは、一つの制御ユニット(マスタ)10と、複数個のCPU付きのサーボアンプ(スレーブ)20と、複数個のリモート入出力ユニット30から成り、これら全ての機器は、通信線50によって双方向に通信可能に接続され、同一の通信システム上に存在している。
制御ユニット10は、CPU(M/CPU)11と、サーボアンプ20およびリモート入出力ユニット30で共用する一つのシリアル通信インターフェース12と、を有しており、シリアル通信インターフェース12は、チャンネル1内通信メモリ12a、チャンネル2内通信メモリ12b、チャンネル3内通信メモリ12c、全送信通信メモリ12d、局番指定通信メモリ12eを内蔵している。
サーボアンプ20は、それぞれ、CPU(S/CPU)21と、モータ駆動回路(M/D)22と、制御ユニット10との通信のためのシリアル通信インターフェース23とを有しており、サーボモータ40を接続されている。サーボモータ40は、ロータリエンコーダ付きのものであり、フィードバック信号をモータ駆動回路22に帰還する。
この実施の形態では、9個のサーボアンプ20が、3個ずつ3グループにグループ分けされており、各グループ毎に個別のチャンネル1〜3を割り付けられている。
チャンネル1に属するサーボアンプ20のシリアル通信インターフェース23は、チャンネル1内通信メモリ23a、全送信通信メモリ23d、局番指定通信メモリ23eを内蔵している。チャンネル2に属するサーボアンプ20のシリアル通信インターフェース23は、チャンネル2内通信メモリ23b、全送信通信メモリ23d、局番指定通信メモリ23eを内蔵している。チャンネル3に属するサーボアンプ20のシリアル通信インターフェース23は、チャンネル3内通信メモリ23c、全送信通信メモリ23d、局番指定通信メモリ23eを内蔵している。
リモート入出力ユニット30は、それぞれ、デジタル入力インタフェース部(DI)31と、デジタル出力インタフェース部(DO)32と、アナログ入力インタフェース部(AI)33と、アナログ出力インタフェース部(AO)34と、制御ユニット10との通信のためのシリアル通信インターフェース35とを有している。シリアル通信インターフェース35は全送信通信メモリ35aを内蔵している。
各機器のシリアル通信インターフェース12、23、35が内蔵している上記各チャネル内通信メモリと全送信通信メモリは、CPU11、21から見て共有メモリになっている。第2図(a)〜(c)に例示されているように、チャンネル1内通信メモリ12a、23aの内容は、TS1、TS2、TS3、RS1、RS2からなり、制御ユニット10のCPU11がチャンネル1内通信メモリ12aから読み出すデータと、サーボアンプ20のCPU21がチャンネル1内通信メモリ23aから読み出すデータは同一であり、チャンネル2内通信メモリ12b、23bの内容は、TS4、TS5、TS6、RS3、RS4からなり、制御ユニット10のCPU11がチャンネル2内通信メモリ12bから読み出すデータと、サーボアンプ20のCPU21がチャンネル2内通信メモリ23bから読み出すデータは同一であり、チャンネル3内通信メモリ12c、23cの内容は、TS7、TS8、TS9、RS5からなり、制御ユニット10のCPU11がチャンネル3内通信メモリ12cから読み出すデータと、サーボアンプ20のCPU21がチャンネル3内通信メモリ23cから読み出すデータは同一である。同様に、制御ユニット10、サーボアンプ20、リモート入出力ユニット30の全送信通信メモリ12d、23d、35aの内容も、制御ユニット10、サーボアンプ20、リモート入出力ユニット30の全ての構成機器で互いに同一のデータである。
第3図(a)〜(d)は、この発明による駆動制御システムで使用される通信パケットの種類を、第4図は、通信タイミングを示している。通信パケットの種類は、第3図(a)〜(d)に示されているように、同期パケット、チャンネル内通信パケット、全送信通信パケット、送り先指定通信(局番指定通信)パケットの4種類があり、それぞれ、モード指定部と、送信元局番とを有している。
第3図(a)に示されている同期パケットは、第5図(a)に示されているように、制御ユニット10から全ての構成機器に第4図に示されている基準クロックに同期して一斉送信される。同期パケットには同期コードが含まれており、受信したシリアル通信インターフェース23、35は、これを基に、同期クロックを生成する。同期パケットによる通信は、同期コードの他に、各構成機器への制御指令データ(位置指令、速度指令、トルク指令、オン・オフ指令)も同時に送信する。
第3図(b)は、チャンネル内通信パケットの例を示しており、チャンネル内通信パケットは、チャンネル番号とチャンネル内アドレスの先頭番地、データ長、データ、冗長コードから構成され、チャンネル内通信は、第5図(b)に示されているように、チャンネル1〜3に属するサーボアンプ20相互と制御ユニット10間で相互にデータ転送を実施し、チャンネル内で共有メモリを形成する。チャンネル内通信で送信するデータには、各軸のフィードバックデータ等がある。なお、第5図(b)に示されている通信概念図では、送信元が送信先を指定するイメージがあるが、実際には通信パケットは全ての構成機器に送信され、通信パケット内のモードデータとチャンネルにより受信側で受信データを受け取らない処理をする。
第3図(c)は全送信通信パケットの例を示しており、全送信通信パケットは、全ての構成機器に共通のアドレスの先頭番地と、データ長、変更するデータ長、変更前の前回データ、書換えデータ、冗長コードから構成され、全送信通信は、図5(c)に示されていように、送信元より全ての構成機器に対して行われ、各構成機器は、この通信モードを受信した場合、指定のアドレスを指定データ長だけ書き換える。全送信通信で送信するデータには、I/Oデータ等がある。
第3図(d)は送り先指定通信パケットの例を示しており、送り先指定通信パケットは、送信先局番、送信先のアドレスの先頭番地、データ長、データ、冗長コードから構成され、送り先指定通信は、図5(d)に示されていように、構成機器の任意の2局間でデータを転送すべく、送信元より送り先の構成機器に対して行われる。データとしては従来の低速データを一定期間分まとめた通信パケットとなっており、パラメータやプログラム等のデータを送信する。
第6図は制御ユニット10に設けられるシリアル通信インターフェース12の内部構成を示している。シリアル通信インターフェース12が内蔵しているチャンネル1内通信メモリ12a、チャンネル2内通信メモリ12b、チャンネル3内通信メモリ12c、全送信通信メモリ12d、局番指定通信メモリ12eは、デュアルポートラムにより構成されており、一方において外部アドレスバス61と外部データバス62に接続されている。CPU11は外部バスインタフェース部63からメモリに送信データを書き込む。
シリアル通信インターフェース12は、送受信制御部64と、受信レジスタ65と、受信バッファ66と、通信パケット内のモードデータよりモード検出を行うモード検出部67と、通信パケット中のチャンネル指定値を検出するチャンネル検出部68と、先頭アドレス検出部69と、データ長検出データ分離部70と、通信パケットに付加された冗長コードから通信異常を検出する通信異常検出部71と、同期クロック生成部72と、チャンネル設定値と受信したチャンネル指定値とを照合して受信データをメモリに書き込むか否かを判定し、設定チャンネル外のデータ書き込みを禁止するチャンネルセレクタ73と、受信アドレスカウンタ74と、各チャンネルのアドレスデコーダ75a、75b、75cと、全送信通信アドレスデコーダ76と、前回データ比較器77と、パラメータ設定されるチャンネル設定値を格納する受信制御レジスタ設定部78とを有している。前回データ比較器77は、受信した前回データと現状の全送信通信メモリ12d内のデータとを比較し、一致していれば全送信通信メモリ12d内のデータを書き換え、一致していない場合には全送信通信メモリ12dへの書き込みを取り止める。
シリアル通信インターフェース12は、さらに、送信制御レジスタ設定部79と、送信アドレスカウンタ80と、送信パケット生成部81と、送信バッファ82と、送信待機タイマ83と、送信レジスタ84とを有している。送信パケット生成部81は、モード付加部81aと、チャンネル付加部81bと、アドレス付加部81cと、データ長付加部81dと、冗長コード付加部81eとを有している。
送信パケット生成部81は、冗長コードを送受信のバッファの大きさにあったデータ量毎に付加することができ、受信側では、通信異常検出部71において、送受信のバッファの大きさにあったデータ量毎に冗長コードより通信異常を検出し、異常があればメモリへの書き込みを取り止めにすることができ、また、通信パケット量がバッファの大きさに満たない場合には、通信パケット内のデータ長に応じて通信異常を検出し、異常があれば、メモリへの書き込みを取り止めにすることができる。
送信制御レジスタ設定部79は、各構成機器毎に送信待機時間を個別に設定しており、同期パケットに続くパケットの待機時間を優先順位に応じて短くし、待機時間内に優先順位の高い構成機器が送信を開始した場合には、受信を開始し、受信完了後、指定の待機時間経過後に他の構成機器が送信を開始していない場合には、送信を開始する。
なお、サーボアンプ20のシリアル通信インターフェース23は、所属するチャンネルのチャンネル内通信メモリだけを有し、同期クロック生成部72が設けられること以外は、上述した制御ユニット10のシリアル通信インターフェース12と概ね同等に構成される。
上述のようなシリアル通信インターフェース12、23では、受信データは受信レジスタ65を介して受信バッファ66に入力される。モード検出部67は、受信バッファ66の先頭データをもとに、通信パケットの種類を選択する。
モード0の場合は、同期パケットであり、同期クロック生成部72にて同期コードに同期したクロックを生成することが行われる。
チャンネル検出部68では、受信データからチャンネルを検出し、受信制御レジスタ設定部78に格納されているチャンネル設定値により、チャンネルセレクタ73が、受信したチャンネルをメモリに書き込むかを判定し、受信する場合には対象となるチャンネルアドレスデコーダ75a〜75cを起動する。
先頭アドレス検出部69は受信データから先頭アドレスを検出して受信アドレスカウンタ74に設定し、データ長検出データ分離部70で検出したデータ長分だけ順次カウントアップしてチャンネルアドレスデコーダ75a〜75cに指定するチャンネル内通信メモリ12a〜12cにデータ長検出データ分離部70で分離したデータを格納する。
通信異常検出部71では、受信データ内の冗長コードと受信データから生成した冗長コードとを比較し、一致していれば、受信データをチャンネル内通信メモリ12a〜12cに書込むことを許可するが、冗長コードが一致しない場合には、書き込みを禁止し、チャンネル内通信メモリの破壊を防止する。
モード検出部67でモード1を検出した場合には、受信データはチャンネル内通信パケットであり、同期クロック生成部72に影響しないことを除けば、モード0と同様の受信動作を実施する。
モード検出部67でモード2を検出した場合には、受信データは全送信通信パケットであり、先頭アドレス検出部69の検出値を全送信通信アドレスデコーダ76に書き込み、前回データ比較器77にて、受信した前回データと全送信通信アドレスデコーダ76で指定された番地に格納されているデータとを比較し、一致している場合には受信した書換えデータを先の全送信通信メモリ12d内に書込む、一致していない場合には受信データを破棄する。
モード検出部39でモード3を検出した場合には、受信データは送り先指定通信パケットであり、送り先が受信局である場合には、局番指定通信メモリ12e内に受信データを格納する。
つぎに、送信機能について説明する。送信機能は、送信制御レジスタ設定部79に設定された設定値により制御され、モード0が設定されている場合には、同期クロックに同期してチャンネル設定値で指定されたチャンネルのチャンネルアドレスデコーダ75a〜75cが起動し、アドレス設定値を格納した送信アドレスカウンタ80の指示により、順次、チャンネル内通信メモリ12a〜12cの値を読み出し、送信パケット生成部81にて、モード、チャンネル、アドレス、データ長、冗長コードを付加した上で、通信パケットが送信バッファ82に送りこまれ、順次送信レジスタ84から出力される。
モード1、2、3の送信の場合には、モード0の受信完了後、送信待機タイマ83にて送信制御レジスタ設定部79に設定された送信待機時間設定値だけ待機し、待機時間内に受信データが無い場合には、送受信制御部64の送信制御を起動し、送信バッファ82のデータを送信レジスタ84から出力する。送信データの生成については、モード0の場合と同様である。
第7図は受信機能の動作を説明する図であり、例として、受信制御レジスタ設定部78にはチャンネル1が設定してある。
最初、チャンネル内通信パケットを受信し、受信データからチャンネル指定1を読み取る。チャンネル指定値が受信制御レジスタ設定部78のチャンネル設定値と一致しているため、通信異常がないことを確認の上、メモリへの書込みを許可し、指定されたアドレスに指定のデータ長を書込む。受信データにはチャンネル指定2のものもあるが、これは、受信制御レジスタ設定部78のチャンネル設定値と異なるため、書込みを禁止する。
つづいて、全送信通信パケット1と全送信通信パケット2が連続し、同一のアドレスに書換え要求が発生したときの動作について説明する。全送信通信パケット1の指定共有メモリアドレスにデータを読みに行き、受信した前回データと比較する。ここで一致したと判明すれば、書換えデータを指定アドレスに格納して処理が完了する。
つぎに、全送信通信パケット2を受信し、同一のアドレスが指定された場合には、既にデータが書換わっているため、比較結果が不一致となる。このため、書込みを不許可とし、受信データは破棄する。この結果、先に受信した全送信通信パケット1のデータは保護される。
なお、上述した実施の形態における受信制御レジスタ設定部78は1つであったが、受信レジスタ設定部78を複数にすることにより、同時に受信するチャンネル数を増加させることができる。同様に、送信制御レジスタ設定部79を複数にすることにより、複数のモードを順次送信でき、また、送信制御レジスタ設定部79内のチャンネル設定およびアドレス設定、データ長を複数にすることにより、同一の送信パケットに、複数のチャンネルの、複数の領域のデータを、同時に送ることができる。
第8図は、この発明による駆動制御システムの実施の形態2を示している。この駆動制御システムは、第1軸用、第2軸用、第3軸用の3軸のサーボアンプ100が通信線200によって双方向に通信可能に同位接続され、同一の通信システム上に存在している。
第1軸用、第2軸用、第3軸用の3個はサーボアンプ100は、互いに同一構造のものであり、これらは、CPU101、モータ駆動回路102、デジタル入力インタフェース103、デジタル出力インタフェース104、速度指令用のアナログ入力インタフェース(A/D変換器)105、位置指令用のパルス列入力インタフェース106、シリアル通信インターフェース107を有しており、各サーボアンプ100にロータリエンコーダ付きのサーボモータ150が接続されている。
各軸のサーボアンプ100のシリアル通信インターフェース107は、共用メモリとして、チャンネル内通信メモリ107a、全送信通信メモリ107b、局番指定通信メモリ107cを内蔵している。各軸のサーボアンプ100におけるチャンネル内通信メモリ107aの内容は、同一チャネルに属する各軸の入力データ、出力データ、速度指令、位置指令用のパルス列指令からなっている。
各軸のサーボアンプ100のCPU101は、自軸のデジタル入力インタフェース103、速度指令用のアナログ入力インタフェース105、位置指令用のパルス列入力インタフェース106に入力した入力データ、速度指令、位置指令用のパルス列指令を自軸のチャンネル内通信メモリ107aの指定場所に書き込み、出力データをデジタル出力インタフェース104へ出力すると共に自軸のチャンネル内通信メモリ107aの指定場所に書き込む。
チャンネル内通信メモリ107aに入力データ、出力データ、速度指令、位置指令用のパルス列指令が書き込まれてデータ内容が更新されると、シリアル通信インターフェース107は、それを、同一チャンネルに属する他軸のサーボアンプ100に送信する。他軸のサーボアンプ100がシリアル通信インターフェース107に更新データを受信すると、シリアル通信インターフェース107は更新データを自軸のチャンネル内通信メモリ107aの指定場所に書き込む。
これにより、各軸のものにおいて、チャンネル内通信メモリ107aより読み出すデータは同一になる。
上述のような構成による駆動制御ステムにおいて、第21図(a)〜(c)に示されている従来例と同等に、第1軸用〜第3軸用の全てにおいて機能1〜8の入力信号を、第1軸用に機能11〜18の出力データを、第2軸用に機能21〜24の出力データを、第3軸用に機能31〜32の出力データを割付ける場合の信号線の配線は、第9図、第10図に示されているようになる。
この場合、機能1〜8用の入力信号は、第1軸用のサーボアンプ100にのみ配線し、第2軸用、第3軸用のサーボアンプ100に対しては、配線不要となる。また、機能11〜15用の出力信号は第1軸用のサーボアンプ100に配線し、機能16〜18と機能21、22用の出力信号は第2軸用のサーボアンプ100に配線し、機能23、24、31、32用の出力信号は第3軸用のサーボアンプ100に配線する。
第9図は、機能1〜8用の入力信号のデータの流れを示している。第1軸用のCPU101は、デジタル入力インタフェース103の内容(機能1〜8用の入力データ)を読み取り、これを自局のチャンネル内通信メモリ107aに書き込む。このチャンネル内通信メモリ107a内のデータは、シリアル通信インタフェース107を通じて第2軸用、第3軸用のチャンネル内通信メモリ107aに自動的に書き込まれる。これにより、第2軸用、第3軸用のCPU101は、自機(自局)のチャンネル内通信メモリ107aの内容を読み出し、自軸の制御の使用することができる。
これにより、第2軸用、第3軸用のサーボアンプ100に対する機能1〜8用の入力信号の配線を省略できる。
第10図は、機能11〜18、機能21〜24、機能31〜32用の出力信号のデータの流れを示している。
第1軸用のCPU101は、機能11〜15の出力信号の内容を第1軸の出力信号用データとして自局のチャンネル内通信メモリ107aに書き込み、機能16〜18の出力信号の内容を第2軸の出力信号用データとして自局のチャンネル内通信メモリ107aに書き込む。続いて、チャンネル内通信メモリ107a内の第1軸出力信号用データ対応のアドレスのデータを読み出し、これを第1軸のデジタル出力インタフェース104に書き込み、信号を出力する。また、チャンネル内通信メモリ107a内のデータは、シリアル通信インタフェース107を通じて第2軸用、第3軸用のチャンネル内通信メモリ107aに自動的に書き込まれる。
第2軸用のCPU101は、機能21〜22の出力信号の内容を第2軸の出力信号用データとして自局のチャンネル内通信メモリ107aに書き込み、機能23〜24の出力信号の内容を第3軸の出力信号用データとして自局のチャンネル内通信メモリ107aに書き込む。続いて、チャンネル内通信メモリ107a内の第2軸出力信号用データ対応のアドレスのデータを読み出し、これを第2軸のデジタル出力インタフェース104に書き込み、信号を出力する。また、チャンネル内通信メモリ107a内のデータは、シリアル通信インタフェース107を通じて第1軸用、第3軸用のチャンネル内通信メモリ107aに自動的に書き込まれる。
第3軸用のCPU101は、機能31〜32の出力信号内容を第3軸の出力信号用データとして自局のチャンネル内通信メモリ107aに書き込み、第3軸出力信号用データ対応のアドレスのデータを読み出し、これを第3軸のデジタル出力インタフェース104に書き込み、信号を出力する。また、チャンネル内通信メモリ107a内のデータは、シリアル通信インタフェース107を通じて第1軸用、第2軸用のチャンネル内通信メモリ107aに自動的に書き込まれる。
上述のようなシリアル通信により、システム全体で見て、各軸のサーボアンプ100のデジタル出力インタフェース104を各軸毎に境目なく統括して使用でき、第1軸用の出力信号の一部を第2軸用のデジタル出力インタフェース104から、また、第2軸用の出力信号を第3軸用のからデジタル出力インタフェース104から出力できるようになる。
デジタル出力用のインタフェースを各軸に配分できるので、各軸に登載するデジタル出力用インタフェースの点数が少なくて済むようになる。 同様の考え方で、デジタル入力用のインタフェースを各軸に配分し、各軸に登載するデジタル入力用インタフェースの点数も削減できる。
また、入力インタフェースを再配分できることから、機能9の入力信号を追加接続したいよう場合には、入力インタフェースが余っている第2軸用あるいは第3軸用のサーボアンプ100に配線すればよく、同様に、機能19の出力機能を追加する場合には、第3軸用のサーボアンプ100に接続することにより対応可能である。
第11図は、アナログ速度指令の信号線の配線を示している。第11図は、同一のアナログ速度指令を用いて各軸を動作させる場合の例を示しており、第1軸用のサーボアンプ100にアナログ速度指令の信号線を速度指令器300、アナログ出力インターフェース301より配線するだけで、第1軸用のCPU101は、速度指令用のアナログ入力インタフェース105の速度指令データを読み出し、このデータをチャンネル内通信メモリ107aに書き込む。このチャンネル内通信メモリ107a内のデータは、シリアル通信インタフェース107を通じて第2軸用、第3軸用のチャンネル内通信メモリ107aに自動的に書き込まれる。これにより、第1軸〜第3軸の各サーボアンプ100のCPU101は、チャンネル内通信メモリ107aに書き込まれている第1軸のアナログ速度指令のアドレスを読み出し、モータ制御に用いることにより、第1軸〜第3軸の同期運転が可能になる。
また、第13図に示されているような共有メモリを予め設定しておけば、各軸の現在の速度データを、同期する3軸で共有でき、同期ずれを防止することができる。
上述したように、各軸で共有メモリを用いることにより、アナログ速度指令を用いて同期運転する場合の配線数を少なくでき、また、同期ずれを防止して高度な同期運転ができる。
第12図は、位置指令(パルス列指令)の信号線の配線を示している。第12図は同一のパルス列指令を用いて各軸を動作させる場合の例を示しており、第1軸用のサーボアンプ100にパルス列指令の信号線を位置指令器310、パルス生成器311より配線するだけで、第1軸用のCPU101は、位置指令用のパルス列入力インタフェース106の位置指令データを読み出し、このデータをチャンネル内通信メモリ107aに書き込む。このチャンネル内通信メモリ107a内のデータは、シリアル通信インタフェース107を通じて第2軸用、第3軸用のチャンネル内通信メモリ107aに自動的に書き込まれる。
これにより、第1軸〜第3軸の各サーボアンプ100のCPU101は、チャンネル内通信メモリ107aに書き込まれている第1軸の位置指令のアドレスを読み出し、モータ制御に用いることにより、第1軸〜第3軸の同期運転が可能になる。また、第13図に示されているような共有メモリを予め設定しておけば、各軸の現在の位置データを、同期する3軸で共有でき、同期ずれを防止することができる。
つぎに、各軸のサーボアンプ100が保有する共有メモリの様々な使用例を第13図(a)、(b)を用いて説明する。第13図(a)は共有メモリのアドレスマップ例を、第13図(b)は各軸の制御部の動作例を示している。
共有メモリは、各軸に位置指令データ、速度指令データ、トルク指令データ、現在位置データ、現在速度データ等の他に、母線電圧データや回生負荷率データ、実効負荷率データ、状態データ等の各サーボアンプ内部の制御情報をマッピングしている。また、入出力ユニットのデジタル入力信号データやデジタル出力信号データ、アナログ入力信号データ、アナログ出力信号データも共有メモリ上に配置している。
共有メモリの使用例1として、第1軸と第2軸の同期運転に使用した場合を説明する。第1軸のパルス列入力インタフェースの入力された指令は、第1軸パルス列入力データ1のアドレスにデータとして常時更新され、第1軸と第2軸はこのデータを位置指令としてモータの制御を行う。第2軸では、第1軸の現在位置データを常に監視しており、第1軸が何らかの原因で第1軸パルス列入力データ1の位置指令に追従できなくなった場合には、第1軸の現在位置データに合わせて動作させるように制御させることにより、同期ずれを防止することができる。
共有メモリの使用例2として、第4軸が位置指令生成部内蔵で、単独で位置指令を生成して位置制御を実施するサーボアンプであり、第3軸を第4軸に追従させる場合を説明する。第4軸は、位置指令生成部で位置指令を生成し、共有メモリの第4軸位置指令データのアドレスに定期的に書き込む。第3軸は、この位置指令データを用いて位置制御を実施することにより、第3軸と第4軸は同期運転が可能になる。従来、このような制御を行う場合、第4軸にパルス列指令を出力する機能が必要になり、かつパルス列指令は、パルス出力機能が動作する処理周期だけの時間遅れが発生するが、共有メモリを用いれば、このような遅れ時間は発生しない。
共有メモリの使用例3として、第1軸〜第4軸の母線電圧を共有化させることについて説明する。通常、サーボアンプ100は、第14図に示されているように、電力制御部として、ダイオード110とコンデンサ111とインバータ112を有している。サーボモータ150を減速させると、逆起電力(回生エネルギ)が発生し、コンデンサ111に充電され、母線電圧が上昇する。CPU101は、母線電圧検出回路113を介して母線電圧を監視し、コンデンサ111の耐電圧を超えないように、回生トランジスタ制御回路114を介して回生トランジスタ115をオンし、回生抵抗器116によって回生エネルギを消費することにより、母線電圧を降下させる。
回生抵抗器116は回生エネルギを熱変換により消費するものであり、発熱・温度上昇を伴なうため、CPU101は、回生負荷率を管理し、回生抵抗器116が規定の温度以上に発熱しないように、制御する必要がある。また、回生抵抗器116による熱変換は基本的にエネルギの損失であるため、回生抵抗器116による熱変換は極力小さくする必要がある。
回生抵抗器116の発熱を小さくし、エネルギ損失を抑制するには、コンデンサ111の容量を大きくすることにより可能であるが、コンデンサ111の容量を大きくすることには、サーボアンプの大きさの制限から限度がある。
そこで、第14図に示されているように、複数のサーボアンプ100の母線120を接続し、全体としてのコンデンサ容量を大きくすることが行われている。しかし、各サーボアンプ100が個別に回生トランジスタ115を制御するため、機台間の母線電圧の検出誤差や処理タイミングのずれ等により、一部のサーボアンプ100に回生の負荷が集中する虞れがある。
各サーボアンプ100のシリアル通信インターフェース107が内蔵している共有メモリに、各軸の回生負荷率データと、回生トランジスタ状態データ、母線電圧データを付加することにより、各軸のサーボアンプ100は全体の回生負荷率が分かり、回生負荷率データが最も小さいサーボアンプ100の回生トランジスタ115をオンすることにより、回生負荷の集中が防止でき、複数のサーボアンプの母線電圧を接続によるコンデンサ容量の効果を引き出し、回生抵抗器116の発熱の低下とエネルギ損失を抑制することが可能になる。
第15図は、この発明による駆動制御システムの実施の形態3を示している。この駆動制御システムは、第1軸用、第2軸用、第3軸用の3軸のサーボアンプ400と入出力ユニット410が通信線200によって双方向に通信可能に接続され、同一の通信システム上に存在している。
第1軸用、第2軸用、第3軸用の3個はサーボアンプ400は、互いに同一構造のものであり、これらは、CPU401、モータ駆動回路402、シリアル通信インターフェース403を有しており、各サーボアンプ400にロータリエンコーダ付きのサーボモータ(図示省略)が接続されている。
各軸のサーボアンプ400のシリアル通信インターフェース403は、共用メモリとして、チャンネル内通信メモリ403a、全送信通信メモリ403b、局番指定通信メモリ403cを内蔵している。各軸のサーボアンプ400におけるチャンネル内通信メモリ403aの内容は、同一チャネルに属する各軸の入力データ、出力データ、速度指令、位置指令用のパルス列指令からなっている。
入出力ユニット410は、CPU(RIO・CPU)411、デジタル入力インタフェース413、デジタル出力インタフェース414、速度指令用のアナログ入力インタフェース415、位置指令用のパルス列入力インタフェース416、シリアル通信インターフェース417を有している。
入出力ユニット410のシリアル通信インターフェース417は、サーボアンプ400のシリアル通信インターフェース403と同様に、共用メモリとして、チャンネル内通信メモリ417a、全送信通信メモリ417b、局番指定通信メモリ417cを内蔵している。チャンネル内通信メモリ417aの内容は、チャンネル内通信メモリ403aの内容と同じで、同一チャンネルに属する各軸の入力データ、出力データ、速度指令、位置指令用のパルス列指令からなっている。
この駆動制御システムでは、入力信号線、出力信号線、アナログ速度指令の信号線、パルス列指令の信号線の全てが入出力ユニット410のデジタル入力インタフェース413、デジタル出力インタフェース414、速度指令用のアナログ入力インタフェース415、位置指令用のパルス列入力インタフェース416に接続される。
入出力ユニット410のCPU411は、デジタル入力インタフェース413、速度指令用のアナログ入力インタフェース415、位置指令用のパルス列入力インタフェース416に入力した入力データ、速度指令、位置指令用のパルス列指令をチャンネル内通信メモリ417aの指定場所に書き込む。チャンネル内通信メモリ417aに入力データ、速度指令、位置指令用のパルス列指令が書き込まれてデータ内容が更新されると、シリアル通信インターフェース417は、それを、同一チャンネルに属するサーボアンプ400に送信する。サーボアンプ400がシリアル通信インターフェース403に更新データを受信すると、シリアル通信インターフェース403は更新データを自軸のチャンネル内通信メモリ403aの指定場所に書き込む。
また、各軸のサーボアンプ400のCPU401は、出力データを自軸のチャンネル内通信メモリ407aの指定場所に書き込み、この出力データがシリアル通信インターフェース403により他局のサーボアンプ400のチャンネル内通信メモリ403aと入出力ユニット410のチャンネル内通信メモリ403aに書き込む。入出力ユニット410はチャンネル内通信メモリ403aに書き込まれた出力データをデジタル出力インタフェース414より出力する。
この実施の形態では、信号線を入出力ユニット410に配線するだけでよく、配線がより一層容易になり、しかも実施の形態2と同等の作用、効果が得られる。。
産業上の利用の可能性
工作機械や産業機械等において、複数個のサーボモータや主軸モータによる速度制御、位置制御のための駆動制御システムとして利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による駆動制御システムの実施の形態1の概要を示すブロック図であり、第2図は、この発明による駆動制御システムにおける共有メモリの内容を示す説明図であり、第3図(a)〜(d)は、この発明による駆動制御システムで使用する通信パケットを示す説明図であり、第4図は、この発明による駆動制御システムにおける通信タイミングを示すタイミング図であり、第5図は、この発明による駆動制御システムにおける通信動作を概念的に示す説明図であり、第6図は、この発明による駆動制御システムで使用するシリアル通信インターフェースの内部構成を示すブロック図、第7図はこの発明による駆動制御システムの動作を示す説明図であり、第8図は、この発明による駆動制御システムの実施の形態2の概要を示すブロック図であり、第9図は、この発明による駆動制御システムにおける入力信号のデータの流れを示す説明図であり、第10図は、この発明による駆動制御システムにおける出力信号のデータの流れを示す説明図であり、第11図は、この発明による駆動制御システムにおけるアナログ速度指令のデータの流れを示す説明図であり、第12図は、この発明による駆動制御システムにおける位置指令のデータの流れを示す説明図であり、第13図(a)、(b)は、この発明による駆動制御システムにおける共有メモリのアドレスマップと各軸の制御部の動作例を示す説明図であり、第14図は、この発明による駆動制御システムの概要を示すブロック図であり、第15図は、この発明による駆動制御システムの実施の形態3の概要を示すブロック図であり、第16図は、駆動制御システムの従来例を示すブロック図であり、第17図は、従来における駆動制御システムのシリアル通信インターフェースの内部構成を示すブロック図であり、第18図は、従来の駆動制御システムにおける通信タイミングを示すタイミング図であり、第19図は、従来の駆動制御システムにおける通信データのフォーマット図であり、第20図(a)、(b)は、従来の駆動制御システムにおける出力データの受信処理とモータ始動処理を示すタイミング図であり、第21図は、駆動制御システムの他の従来例を示すブロック図であり、第22図〜第24図は、それぞれ従来の駆動制御システムにおける信号線の結線例を示すブロック図である。

Claims (5)

  1. 制御ユニット、複数のサーボアンプおよび複数の入出力ユニットを含む構成機器を有し、これらの構成機器が通信可能に接続されている駆動制御システムにおいて、
    前記複数のサーボアンプおよび前記複数の入出力ユニットは、複数のグループにグループ分けされ、前記各グループには個別のチャンネルが割り付けられており、
    前記各サーボアンプは、当該サーボアンプに割り付けられたチャンネルを指定するチャンネル指定値を含むチャンネル内通信パケットを記憶するチャンネル内通信メモリを持ち、
    前記制御ユニットは、チャンネル指定値毎にチャンネル内通信パケットを記憶する複数のチャンネル内通信メモリを持ち、
    前記制御ユニットは、一定周期で、全ての構成機器が同期クロックを生成するために使用する同期パケットを全ての構成機器に送信し、
    前記各サーボアンプは、前記制御ユニットが同期パケットを送信した後の各チャンネルに割り当てられたチャンネル内通信時間領域において、チャンネル指定値およびデータを含むチャンネル内通信パケットを全ての構成機器に送信し、
    前記各サーボアンプは、チャンネル内通信パケット中に含まれるチャンネル指定値と当該サーボアンプに設定されているチャンネル設定値とを照合して受信の可否を判断し、当該サーボアンプに割り付けられたチャンネルを指定するチャンネル指定値が含まれているチャンネル内通信パケットのデータを前記チャンネル内通信メモリに書き込み、
    前記制御ユニットは、チャンネル指定値毎にチャンネル内通信パケットを前記複数のチャンネル内通信メモリに書き込み、
    前記各サーボアンプは、当該サーボアンプに割り付けられたチャンネル内の他の前記サーボアンプとデータを共有し、
    前記制御ユニットは、前記各チャンネル毎に前記各サーボアンプとデータを共有することを特徴とする駆動制御システム。
  2. 前記制御ユニット、前記各サーボアンプおよび前記各入出力ユニットは、全送信通信メモリを持ち、
    前記各サーボアンプおよび/または前記各入出力ユニットは、チャンネル内通信時間領域の後の全送信通信時間領域において、前回データおよび書き換えデータを含む全送信通信パケットを全ての構成機器に送信し、
    前記制御ユニット、前記各サーボアンプおよび前記各入出力ユニットは、受信した前回データと現状の前記全送信通信メモリ内のデータとを比較し、一致していれば前記全送信通信メモリ内のデータを書き換え、一致していない場合には前記全送信通信メモリへの書き込みを取り止めることを特徴とする請求の範囲第1項記載の駆動制御システム。
  3. 前記制御ユニット、前記各サーボアンプおよび前記各入出力ユニットは、通信パケットに冗長コードを送受信のバッファの大きさにあったデータ量毎に付加し、
    前記制御ユニット、前記各サーボアンプおよび前記各入出力ユニットは、送受信のバッファの大きさにあったデータ量毎に前記冗長コードに基づいて通信異常を検出し、異常があればメモリへの書き込みを取り止めることを特徴とする請求の範囲第項記載の駆動制御システム。
  4. 同期パケットに続く各通信パケットの待機時間を優先順位に応じて短くし、待機時間内に優先順位の高い構成機器が送信開始した場合には受信を開始し、受信完了後、指定の待機時間経過後に他の構成機器が送信を開始していない場合には、送信を開始することを特徴とする請求の範囲第項記載の駆動制御システム。
  5. 制御ユニット、複数のサーボアンプおよび複数の入出力ユニットを含む構成機器を有し、これらの構成機器が通信可能に接続されている駆動制御システムにおいて、
    各構成機器にメモリが設けられ、構成機器間で同期し、任意の構成機器間でメモリデータの転送を行う通信手段を有し、任意の構成機器間でデータを共有し、
    前記各サーボアンプは回生トランジスタにより選択的に導通状態となる回生抵抗器を有し、各軸の回生負荷率データと、回生トランジスタ状態データ、母線電圧データを各サーボアンプで共有し、これらデータより分かる回生負荷率データが最も小さいサーボアンプの回生トランジスタをオンさせる制御を行うことを特徴とする駆動制御システム。
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