JPH09269811A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JPH09269811A
JPH09269811A JP8103892A JP10389296A JPH09269811A JP H09269811 A JPH09269811 A JP H09269811A JP 8103892 A JP8103892 A JP 8103892A JP 10389296 A JP10389296 A JP 10389296A JP H09269811 A JPH09269811 A JP H09269811A
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JP
Japan
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servo
cpu
robots
robot
host cpu
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JP8103892A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Kiku
信隆 菊
Yoshinobu Tanaka
義宣 田中
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通変数の変更を不要にしてホストCPUの
プログラムをシンプルにし、演算時間を短くして、同期
性および追従性を向上し、ロボット間の相対誤差を減少
すること。 【解決手段】 上位制御部としての全体の制御指令を出
力するマルチタスク方式のホストCPU1と、同一の演
算機能を実現し得る構成より成り同一の演算を行う下位
制御部としての必要な座標変換機能を備えている複数の
サーボCPU2(21、22)と、該サーボCPUに接
続されるとともに複数のサーボモータ4を備えたロボッ
ト81、82に接続された複数のサーボドライバー3と
から成るロボット制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上位制御部として
の全体の制御指令を出力するホストCPUと、同一の演
算機能を実現し得る構成より成るとともに、ロボットを
制御するサーボドライバーを制御する下位制御部として
の複数のサーボCPUとから成り、各サーボCPUは同
一の演算を行い、接続されている前記サーボドライバー
に演算結果に基づく指令が出力されるように構成されて
いるロボット制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動組み立て装置の制御装置(特
開昭64−41906)は、図7および図8に示される
ようにマルチタスク方式のホストCPU(H)と複数の
ロボット(R)その他を制御する複数のサーボCPU
(S)とから成り、図9に示されるように共通変数を用
いて割り込みを伴う図中矢印で示した共通変数エリアへ
のアクセスにより複数のロボットを制御するものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動組み立
て装置の制御装置は、前記複数のロボット(R)を同期
または追従制御を実施する場合においては、前記共通変
数を変更するためのマルチタスクプログラムが複雑で膨
大であり、マルチタスク処理の遅れから、同期性および
追従性が損なわれ、ロボット間の相対誤差が増大すると
いう問題があった。
【0004】そこで本発明者は、ホストCPUから出力
される全体の制御指令に従い、同一の演算機能を実現し
得るように構成された各サーボCPUが同一の演算を行
い、各サーボCPUに接続されている前記サーボドライ
バーに演算結果に基づく必要な指令を出力して、各ロボ
ットを制御するという本発明の技術的思想に着眼し、さ
らに研究開発を重ねた結果、共通変数の変更を不要にし
てホストCPUのプログラムをシンプルにし、演算時間
を短くして、同期性および追従性を向上し、ロボット間
の相対誤差を減少するという目的を達成する本発明に到
達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のロボット制御装置は、上位制御部として
の全体の制御指令を出力するホストCPUと、同一の演
算機能を実現し得る構成より成るとともに、ロボットを
制御するサーボドライバーを制御する下位制御部として
の複数のサーボCPUとから成り、各サーボCPUは同
一の演算を行い、接続されている前記サーボドライバー
に演算結果に基づく指令が出力されるように構成されて
いるものである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)のロ
ボット制御装置は、前記第1発明において、前記ホスト
CPUが、マルチタスク方式のホストCPUによって構
成されているものである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)のロ
ボット制御装置は、前記第2発明において、前記サーボ
CPUが、必要な座標変換機能を備えているものであ
る。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)のロ
ボット制御装置は、前記第3発明において、前記サーボ
CPUが、前記ホストCPUからの位置決め目標点と現
在位置との間の中間目標点を一定周期毎に算出してフィ
ードバック制御し得る構成より成るものである。
【0009】本発明(請求項5に記載の第5発明)のロ
ボット制御装置は、前記第4発明において、前記ホスト
CPUの1タスクが、前記1台のロボットに対応するよ
うに設定され、前記各ロボットの独立の動作を可能にし
得る構成より成るものである。
【0010】本発明(請求項6に記載の第6発明)のロ
ボット制御装置は、前記第4発明において、前記ホスト
CPUの1タスクが、前記複数のロボットに対応した複
数のタスクに対応するように設定され、前記複数のロボ
ットの同期動作を可能にし得る構成より成るものであ
る。
【0011】本発明(請求項7に記載の第7発明)のロ
ボット制御装置は、前記第4発明において、前記ホスト
CPUの1タスクが、前記複数のロボットに対応した複
数のタスクに対応するように設定され、追従するサーボ
CPUと追従されるサーボCPUとの前記中間目標点の
オフセットに基づき、前記追従するサーボCPUをフィ
ードバック制御することにより、前記複数のロボットの
追従動作を可能にし得る構成より成るものである。
【0012】(作用)上記構成より成る第1発明のロボ
ット制御装置は、前記ホストCPUが上位制御部として
全体の制御指令を出力し、同一の演算機能を実現し得る
構成より成るとともに、前記ロボットを制御する前記サ
ーボドライバーを制御する下位制御部としての複数のサ
ーボCPUが、同一の演算を行い、接続されている前記
サーボドライバーに演算結果に基づく指令が出力され、
該複数のサーボドライバーによって複数の前記ロボット
が制御されるものである。
【0013】上記構成より成る第2発明のロボット制御
装置は、前記第1発明において、前記マルチタスク方式
のホストCPUが、マルチタスクプログラムに従い全体
の制御指令が演算されるものである。
【0014】上記構成より成る第3発明のロボット制御
装置は、前記第2発明において、前記サーボCPUが、
演算結果について必要な座標変換が行われ、前記サーボ
ドライバーに指令が出力されるものである。
【0015】上記構成より成る第4発明のロボット制御
装置は、前記第3発明において、前記サーボCPUが、
前記ホストCPUからの位置決め目標点と現在位置との
間の中間目標点を一定周期毎に算出してフィードバック
制御を行うものである。
【0016】上記構成より成る第5発明のロボット制御
装置は、前記第4発明において、前記ホストCPUの1
タスクが、前記1台のロボットに対応するように設定さ
れ、該設定された各タスクに従い前記各ロボットが独立
に動作制御されるものである。
【0017】上記構成より成る第6発明のロボット制御
装置は、前記第4発明において、前記ホストCPUの1
タスクが、前記複数のロボットに対応した複数のタスク
に対応するように設定され、該設定された1タスクに従
い複数のタスクに対応する前記複数のロボットの同期し
て動作制御されるものである。
【0018】上記構成より成る第7発明のロボット制御
装置は、前記第4発明において、前記ホストCPUの1
タスクが、前記複数のロボットに対応した複数のタスク
に対応するように設定され、追従するサーボCPUと追
従されるサーボCPUとの前記中間目標点のオフセット
に基づき、前記追従するサーボCPUをフィードバック
制御することにより、前記複数のロボットの追従動作制
御を行うものである。
【0019】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のロボット制
御装置は、前記ホストCPUのシンプルな全体の制御指
令に従い、複数のサーボCPUが同一の演算を行い、接
続されている前記サーボドライバーによって複数の前記
ロボットが制御されるので、従来装置のような共通変数
の変更を不要にして、ホストCPUおよびサーボCPU
のプログラムをシンプルにし、演算時間を短くして、同
期性および追従性を向上し、ロボット間の相対誤差を減
少するという効果を奏する。
【0020】上記作用を奏する第2発明のロボット制御
装置は、前記第1発明の効果に加え、前記マルチタスク
方式のホストCPUが、シンプルなマルチタスクプログ
ラムに従い全体の制御指令が演算されるので、演算時間
を短くして、同期性および追従性を向上し、ロボット間
の相対誤差を減少するという効果を奏する。
【0021】上記作用を奏する第3発明のロボット制御
装置は、前記第2発明の効果に加え、前記サーボCPU
が、演算結果について必要な座標変換が行われ、前記サ
ーボドライバーに指令が出力されるので、複数のロボッ
トを組み合わせて全体として一つのロボットとして動作
することを可能にするという効果を奏する。
【0022】上記作用を奏する第4発明のロボット制御
装置は、前記第3発明の効果に加え、前記サーボCPU
が、前記ホストCPUからの位置決め目標点と現在位置
との間の中間目標点を一定周期毎に算出してフィードバ
ック制御を行うので、前記ロボットの軌跡位置精度を高
めるという効果を奏する。
【0023】上記作用を奏する第5発明のロボット制御
装置は、前記第4発明の効果に加え、前記ホストCPU
の1タスクが、前記1台のロボットに対応するように設
定され、該設定された各タスクに従い前記各ロボットの
独立動作を可能にするという効果を奏する。
【0024】上記作用を奏する第6発明のロボット制御
装置は、前記第4発明の効果に加え、前記ホストCPU
の1タスクが、前記複数のロボットに対応した複数のタ
スクに対応するように設定され、該設定された1タスク
に従い複数のタスクに対応する前記複数のロボットの同
期動作を可能にするという効果を奏する。
【0025】上記作用を奏する第7発明のロボット制御
装置は、前記第4発明の効果に加え、前記ホストCPU
の1タスクが、前記複数のロボットに対応した複数のタ
スクに対応するように設定され、追従するサーボCPU
と追従されるサーボCPUとの前記中間目標点のオフセ
ットに基づき、前記追従するサーボCPUをフィードバ
ック制御することにより、前記複数のロボットの追従動
作を可能にするという効果を奏する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0027】(第1実施形態)本第1実施形態のロボッ
ト制御装置は、図1および図2に示すように上位制御部
としての全体の制御指令を出力するマルチタスク方式の
ホストCPU1と、同一の演算機能を実現し得る構成よ
り成り同一の演算を行う下位制御部としての必要な座標
変換機能を備えている複数のサーボCPU2(21、2
2)と、該サーボCPUに接続されるとともに複数のサ
ーボモータ4を備えたロボット81、82に接続された
複数のサーボドライバー3とから成る。
【0028】前記第1のロボット81は、図1および図
2から明かなようにX軸、Y軸、Z軸に対応するサーボ
モータ41、42、43を備えた直交型のロボットによ
って構成され、第2のロボット82は、第1軸および第
2軸に対応するサーボモータ44、45を備えた多関節
型のロボットによって構成される。
【0029】前記ホストCPU1には、図1に示される
ように動作命令や位置決め点の位置データ等のコマンド
が入力されるキーボードターミナル5と、位置決め目標
点の位置データを教示する教示装置6と、シーケンサそ
の他の外部装置との送受信を可能にする外部入出力回路
7が接続されている。
【0030】前記サーボCPU21、22は、図1に示
されるように同一のボードによって構成されるだけでな
く同一のソフトウエア(プログラム)がROMに予め格
納され、同一の演算機能を実現し得る構成とし、並行し
て同一の演算が行われ、第1のサーボCPU21に接続
されているサーボドライバー31、32、33のサーボ
モータ41、42、43についてはフィードバック制御
が行われるように構成され、第2のサーボCPU22に
接続されているサーボドライバー34、35のサーボモ
ータ44、45についてはフィードバック制御が行われ
るように構成されている。
【0031】すなわち、前記第1のサーボCPU21に
おいては、前記第2のサーボCPU22に接続されてい
るサーボドライバー34、35のサーボモータ44、4
5に対応する軸についても仮想的に軸があるものとして
計算が行われる。
【0032】前記ホストCPU1は、その1タスクが、
前記1台のロボットに対応するように設定され、前記各
ロボットの独立の動作を可能にし得る構成より成るもの
である。
【0033】前記ホストCPU1およびサーボCPU2
1、22は、複数のロボット81、82の同期制御を行
う場合においては、その1タスクが、前記複数のロボッ
トに対応した複数のタスクに対応するように設定され、
前記複数のロボットの同期動作を可能にし得る構成より
成るものである。
【0034】すなわち、複数のロボットの前記同期制御
は、図3に示されるようにステップ101において、ホ
ストCPU1が次の目標点の動作指定コードおよびパラ
メータを第1および第2のサーボCPU21、22に送
信する。
【0035】前記第1のサーボCPU21は、ステップ
201において次の目標点を受信すると、ステップ20
2においてコードおよびパラメータを取り出し、ステッ
プ203においてそれらを解析し、ステップ204にお
いて軌跡計算すなわち中間目標点を算出する。
【0036】上記中間目標点の算出(軌跡計算)は、図
4に示されるようにステップ401において位置決め目
標点を読み込み、ステップ402において速度パターン
を算出し、ステップ403において位置決め時間内かど
うか判断され、時間内の場合はステップ404において
中間目標点が算出される。
【0037】ステップ405において追従モードかどう
か判断され、追従モードの場合はステップ406におい
て追従側かどうか判断され、追従側でない(被追従側)
場合はステップ407において中間目標点が送信され、
ステップ410において位置決めフィードバック演算が
行われる。
【0038】追従側の場合はステップ408において被
追従側の中間目標点が読み込まれ、ステップ409にお
いて中間目標点が加算され、ステップ410に移行す
る。
【0039】ステップ205において、サーボCPUの
番号が判断され、第1のサーボCPU21においてはス
テップ206において該第1のサーボCPU21に接続
されたサーボモータ41、42、43の位置フィードバ
ック制御演算が行われ、第2のサーボCPU22におい
てはステップ207において該第2のサーボCPU21
に接続されたサーボモータ44、45の位置フィードバ
ック制御演算が行われ、ステップ208において位置決
め完了が送信され、ステップ102においてホストCP
U1において第1のサーボCPU21の位置決めが完了
したかどうかが判断される。
【0040】この時第2のサーボCPU22においても
同時に並行して同様の演算が行われ、ステップ301に
おいて位置決め完了が送信され、ステップ103におい
てホストCPU1において第2のサーボCPU22の位
置決めが完了したかどうかが判断される。
【0041】またホストCPU1およびサーボCPU2
1、22は、前記ホストCPU1の1タスクが、前記複
数のロボット81、82に対応した複数のタスクに対応
するように設定され、追従するサーボCPU21と追従
されるサーボCPU22との前記中間目標点のオフセッ
トに基づき、前記追従するサーボCPU21をフィード
バック制御することにより、前記複数のロボットの追従
動作を可能にし得る構成より成るものである。
【0042】すなわち、複数のロボットの追従制御につ
いて、前記同期制御における演算との相違点を中心に説
明する。図5に示されるようにホストCPU1がステッ
プ104および105において、次の目標点の動作指定
コードおよびパラメータを第1および第2のサーボCP
U21、22にそれぞれ送信する。
【0043】前記第1および第2のサーボCPU21、
22が、上述と同様に軌跡計算すなわち中間目標点を算
出し、被追従側の第2のサーボCPU22がステップ3
02においてオフセット値を送信する。
【0044】前記ホストCPU1がステップ106にお
いてオフセット値を受信して、ステップ107において
オフセット値を送信するので、前記第1のサーボCPU
21がステップ209においてオフモット値を受信し、
ステップ211において受信したオフセット値と中間目
標点とを加算し、ステップ206において該加算値に基
づき該第1のサーボCPU21に接続されたサーボモー
タ41、42、43の位置フィードバック制御演算が行
われる。
【0045】ステップ208において位置決め完了が送
信され、ステップ108においてホストCPU1におい
て第1のサーボCPU21の位置決めが完了したかどう
かが判断される。
【0046】ステップ205において、CPU番号が2
の場合は、ステップ210においてオフセット値が送信
され、ステップ207において該オフセット値に基づき
前記第2のサーボCPU22に接続されたサーボモータ
44、45の位置フィードバック制御演算が行われる。
【0047】この時第2のサーボCPU22においても
同時に並行して同様の演算が行われ、ステップ301に
おいて位置決め完了が送信され、ステップ109におい
てホストCPU1において第2のサーボCPU22の位
置決めが完了したかどうかが判断される。
【0048】上記構成より成る第1実施形態のロボット
制御装置は、前記ホストCPU1から送信された位置決
め目標点のデータに基づき、前記サーボCPU21、2
2が現在位置からこの目標点までの中間目標点を例えば
32msecの一定周期毎に算出し、この一定周期をさ
らに例えば16分割した2msecの周期毎に位置決め
フィードバック制御の演算を行い、前記サーボドライバ
3に指令して、位置決めが行われる。
【0049】中間の目標点により、現在位置から位置決
め目標点までの経路すなわち軌跡を指令することが出
来、移動途中での時間と変位の関係を設定出来る。図6
に位置決め目標点の送信と中間目標点算出のタイミング
チャートが示される。
【0050】前記サーボCPU21および22に接続さ
れたそれぞれのロボット81、82を独立して位置決め
する場合は、前記ホストCPUから1から第1および第
2のサーボCPUに別個の位置決め目標点を任意の時間
に送信させることにより、第1および第2のサーボCP
U21および22が、それぞれ中間目標点を算出して軌
跡制御を別々に行うものである。
【0051】第1および第2のロボット81、82を1
台のロボットとして動作させる場合、すなわち同期制御
させる場合は、前記ホストCPU1から同一時間に同一
の位置決め目標点を、上述のように同一のボードより成
り同一のプログラムが格納された前記第1および第2の
サーボCPU21、22に送信することにより、該第1
および第2のサーボCPU21、22の中では中間の目
標を同一の周期毎に算出出来、ロボット間の相対位置が
一定のまま動作させるものである。
【0052】例えば図1および図2に示されるように第
1のロボット81がX、Y、Zの3軸構成より成り、第
2のロボット82が第1および第2の2軸構成より成る
ロボットメカ構成の場合には、前記ホストCPU1は各
サーボCPU21、22にそれぞれ5軸分の同一目標点
を送信し、該第1サーボCPU21においては2軸、該
第2サーボCPU22においては3軸が未使用軸となる
が、中間の目標点の算出は5軸分実行され、前記サーボ
ドライバ31、32、33、および前記サーボドライバ
34、35に接続された軸のみフィードバック制御が実
行される。
【0053】第1のロボットメカ本体81の動作に対し
て他のロボットメカ本体82がロボット間の相対位置を
一定に保持しながら動作する、すなわち前記第1のロボ
ットメカ本体81の動作に対して他のロボットメカ本体
82が追従する場合について述べる。
【0054】追従制御においては、前記ホストCPU1
から追従される(被追従側)の第2のサーボCPU22
に対して位置決め目標点を算出し、この中間の目標点の
データをホストCPU1に送信し、該ホストCPU1が
受信した前記第2のサーボCPU22の中間目標点(オ
フセット値)を追従する側の第1のサーボCPU21に
対して送信するものである。
【0055】該第1のサーボCPU21においては、自
己の算出した中間の目標点のデータと前記ホストCPU
1から送信された前記第2のサーボCPU22の中間目
標点を座標変換したオフセット値を加算して、中間の目
標点として、位置決めフィードバック制御を行うもので
ある。
【0056】上記作用を奏する第1実施形態のロボット
制御装置は、前記ホストCPU1のシンプルな制御指令
に従い、複数のサーボCPU21、22が同一の演算を
行い、接続されている前記サーボドライバーによって複
数の前記ロボットが制御されるので、従来装置のような
共通変数の変更を不要にして、前記ホストCPU1およ
びサーボCPU2のプログラムをシンプルにし、演算時
間を短くして、同期性および追従性を向上し、ロボット
間の相対誤差を減少するという効果を奏する。
【0057】また第1実施形態のロボット制御装置は、
前記サーボCPU2が、演算結果について必要な座標変
換を行ない、前記サーボドライバー3に指令が出力され
るので、複数のロボット81、82を組み合わせて全体
として一つのロボットとして動作することを可能にする
という効果を奏する。
【0058】さらに第1実施形態のロボット制御装置
は、前記サーボCPU2が、前記ホストCPU1からの
位置決め目標点に基づき、現在位置との間の中間目標点
を一定周期毎に算出してフィードバック制御を行うの
で、前記ロボットの軌跡位置精度を高めるとともに、同
期および追従制御時のロボット間の相対位置誤差が小さ
いという効果を奏する。
【0059】また第1実施形態のロボット制御装置は、
マルチタスク方式の前記ホストCPUの1タスクが、前
記1台のロボットに対応するように切換設定され、該設
定された各タスクに従い前記各ロボットの独立動作を可
能にするという効果を奏する。
【0060】さらに第1実施形態のロボット制御装置
は、マルチタスク方式の前記ホストCPU1の1タスク
が、前記複数のロボット81、82に対応した複数のタ
スクに対応するように設定され、該設定された1タスク
に従い複数のタスクに対応する前記複数のロボット8
1、82の同期動作を可能にするという効果を奏する。
【0061】また第1実施形態のロボット制御装置は、
前記ホストCPU1の1タスクが、前記複数のロボット
81、82に対応した複数のタスクに対応するように設
定され、追従するサーボCPUと追従されるサーボCP
Uとの前記中間目標点のオフセットに基づき、前記追従
するサーボCPUをフィードバック制御することによ
り、前記複数のロボットの追従動作を可能にするととも
に、中間の目標点の算出において時間遅れが発生せずに
データ算出することが出来、高精度な追従制御が可能に
なるという効果を奏する。
【0062】さらに第1実施形態のロボット制御装置
は、独立、同期、追従の各制御動作をモードの切換によ
って実現するので、切換のためのソフトウエアが簡単で
あるとともに、独立、同期、追従の各モードの切換を瞬
時に行うことが出来るという効果を奏する。
【0063】また第1実施形態のロボット制御装置は、
各サーボCPUはボードを同一にするとともにソフトウ
エアも全く同一にしたので、開発の工数を少なくすると
ともに、部品数を減らしてコストを低減することが出来
るという効果を奏する。
【0064】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0065】上述の実施形態において、一例として一方
のサーボCPUからホストCPUを介して他方のサーボ
CPUに送信する例について説明したが、本発明として
はそれらに限定されるものでは無く、例えば、前記ホス
トCPUを介する必要は無く、ハードウエア回路の変更
により、一方のサーボCPUから直接他方のサーボCP
Uに送信するようにしても良いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のロボット制御装置の基
本構成を示すブロック図である。
【図2】本第1実施形態における各ロボットの作動状態
を示す斜視図である。
【図3】本第1実施形態における同期制御の手順を示す
チャート図である。
【図4】本第1実施形態のサーボCPUの演算手順を示
すチャート図である。
【図5】本第1実施形態における追従制御の手順を示す
チャート図である。
【図6】本第1実施形態のホストCPUおよびサーボC
PUにおけるタイミングチャートを示す線図である。
【図7】従来装置の基本構成を示すブロック図である。
【図8】従来装置におけるマルチタスクOSにおけるタ
スク共通変数を示す線図である。
【図9】従来装置における演算手順を示すチャート図で
ある。
【符号の説明】
1 ホストCPU 2、21、22 サーボCPU 3 サーボドライバー 4 サーボモータ 81、82 ロボット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位制御部としての全体の制御指令を出
    力するホストCPUと、 同一の演算機能を実現し得る構成より成るとともに、ロ
    ボットを制御するサーボドライバーを制御する下位制御
    部としての複数のサーボCPUとから成り、 各サーボCPUは同一の演算を行い、接続されている前
    記サーボドライバーに演算結果に基づく指令が出力され
    るように構成されていることを特徴とするロボット制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ホストCPUが、マルチタスク方式のホストCPU
    によって構成されていることを特徴とするロボット制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記サーボCPUが、必要な座標変換機能を備えている
    ことを特徴とするロボット制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記サーボCPUが、前記ホストCPUからの位置決め
    目標点と現在位置との間の中間目標点を一定周期毎に算
    出してフィードバック制御し得る構成より成ることを特
    徴とするロボット制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記ホストCPUの1タスクが、前記1台のロボットに
    対応するように設定され、前記各ロボットの独立の動作
    を可能にし得る構成より成ることを特徴とするロボット
    制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記ホストCPUの1タスクが、前記複数のロボットに
    対応した複数のタスクに対応するように設定され、前記
    複数のロボットの同期動作を可能にし得る構成より成る
    ことを特徴とするロボット制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記ホストCPUの1タスクが、前記複数のロボットに
    対応した複数のタスクに対応するように設定され、追従
    するサーボCPUと追従されるサーボCPUとの前記中
    間目標点のオフセットに基づき、前記追従するサーボC
    PUをフィードバック制御することにより、前記複数の
    ロボットの追従動作を可能にし得る構成より成ることを
    特徴とするロボット制御装置。
JP8103892A 1996-03-30 1996-03-30 ロボット制御装置 Pending JPH09269811A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6792330B1 (en) 1999-07-06 2004-09-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Drive control system
US7009357B2 (en) 2001-08-02 2006-03-07 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Servo control system and its control method
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