JP4331567B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
請求項4に記載の発明は、大当りか否かを判定する大当り判定手段の判定結果に基づいて遊技演出が行われる遊技機において、前記大当り判定手段の判定結果が肯定の場合に行われる遊技演出と前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に行われる遊技演出とで当否の可能性を示唆する予告演出の演出内容が共通な演出内容となる複数種類の共通演出内容の中から何れかの共通演出内容を前記予告演出の演出内容として選択可能な演出内容選択手段と、前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に前記演出内容選択手段が前記複数種類の共通演出内容の中から特定の共通演出内容を選択したことを契機に所定期間を設定可能な期間設定手段と、前記期間設定手段が前記所定期間を設定した場合、当該所定期間中、前記大当り判定手段の判定結果が肯定のときには前記演出内容選択手段によって前記特定の共通演出内容が選択されることを規制することなく、前記演出内容選択手段による前記特定の共通演出内容の選択を可能とし、前記大当り判定手段の判定結果が否定のときには前記演出内容選択手段によって前記特定の共通演出内容が選択されることを規制する選択規制手段と、前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に前記演出内容選択手段が前記予告演出の演出内容を選択する際に用いる予告パターン振分けテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、前記期間設定手段によって前記所定期間が設定されてから所定の報知実行回数に達する回数の遊技演出が行われた後に、前記所定期間中であることを遊技者に報知する報知手段と、を備え、前記特定の共通演出内容は、前記複数種類の共通演出内容のうち、前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に前記演出内容選択手段が最も選択し難い内容とされており、前記予告パターン振分けテーブルには、前記予告演出の演出内容として前記特定の共通演出内容を含む複数種類の共通演出内容が振分けられている第1の予告パターン振分けテーブルと、前記予告演出の演出内容として前記特定の共通演出内容以外の他の共通演出内容が振分けられている第2の予告パターン振分けテーブルとを含み、前記演出内容選択手段は、前記所定期間が設定されていない時に前記大当り判定手段の判定結果が否定となる場合は前記第1の予告パターン振分けテーブルを用いて前記予告演出の演出内容を選択し、前記所定期間が設定されている時に前記大当り判定手段の判定結果が否定となる場合は前記特定の共通演出内容の選択が前記選択規制手段によって規制されていることにより、前記第2の予告パターン振分けテーブルを用いて前記予告演出の演出内容を選択することを要旨とする。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技機構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開放及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出(遊技演出)を行う枠ランプ(発光演出手段)16及び遊技盤ランプ(発光演出手段)17が設けられている。外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、各種音声を出力し、音声出力に基づく音声演出(遊技演出)を行うスピーカ(音声演出手段)18が配置されている。中枠12の下部には、下球皿19及び発射装置20が装着されている。
パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御するメイン制御手段としての主制御基板(主制御部)26が装着されている。主制御基板26は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、可変表示装置21を制御する表示制御基板(表示制御部)27、枠ランプ16及び遊技盤ランプ17を制御するランプ制御基板(発光制御部)28、及びスピーカ18を制御する音声制御基板(音声制御部)29が装着されている。そして、各制御基板27〜29は、主制御基板26が出力した制御信号(制御コマンド)に基づいて遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)を制御する。本実施形態では、表示制御基板27、ランプ制御基板28及び音声制御基板29によってサブ制御手段を構成している(図2に破線で囲む)。
主制御基板26は、メインCPU26aを備えており、該メインCPU26aにはROM26b及びRAM26cが接続されている。メインCPU26aは、大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数、リーチ判定用乱数、はずれ左図柄用乱数、はずれ中図柄用乱数、及びはずれ右図柄用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新している。そして、メインCPU26aは、更新後の値をRAM26cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。ROM26bには、パチンコ機10を制御するための制御プログラムや複数種類の演出パターンが記憶されている。また、RAM26cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種の情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
表示制御基板27は、サブCPU27aを備えており、該サブCPU27aにはROM27b及びRAM27cが接続されている。ROM27bには、複数種類の表示演出用の演出実行データが記憶されている。前記演出実行データは、指定された演出パターンに基づく表示演出が行われるように可視表示部Hの表示態様(図柄の変動、可視表示部Hの背景)を制御するための情報である。この演出実行データには、図柄変動が開始してから全列の図柄が停止する迄の表示演出の流れが示されている。また、ROM27bには、各種の画像情報(図柄、背景、文字、登場キャラクタなどの画像情報)が記憶されている。RAM27cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる情報が記憶(設定)されるようになっている。
図6(a)には、チャンスタイムが開始されていない時(K=0,T=0)に、はずれとなる図柄組み合わせゲーム(演出パターンP2に基づく図柄組み合わせゲーム)において予告パターンYAに基づく大当り予告(キャラクタAの登場)が実行された様子が示されている。この図柄組み合わせゲームでは、大当り信頼度の最も高いキャラクタAが登場する大当り予告が実行されるが、最終的にはずれの組み合わせが導出され、はずれが確定する。また、この図柄組み合わせが行われることに伴い、サブCPU27aは、次の図柄組み合わせゲームからチャンスタイムを開始させるためにチャンスタイムフラグKに「1」を設定する。
そして、図6(a)に示す図柄組み合わせゲームの終了後、次の図柄組み合わせゲームから開始したチャンスタイム中は、次に説明するように制御が行われる。即ち、チャンスタイム中の大当り判定において大当りの決定がなされ、演出パターンP1を指定する演出パターン指定コマンドをメインCPU26aが出力した場合、サブCPU27aは、予告パターン振分テーブルL1に振分けられた予告パターンYA〜YCの中から1つの予告パターンを選択する。
(1)チャンスタイム中、最終的にはずれとなる図柄組み合わせゲームでは、当該チャンスタイム開始の契機となった予告パターンYAを、サブCPU27aが選択することを規制するようにした。即ち、予告パターンYAは、チャンスタイム中、大当りとなる図柄組み合わせゲームのときのみに選択されることになる。そのため、チャンスタイム中、予告パターンYAに基づく大当り予告(可視表示部HにキャラクタAが登場)が行われると必ず大当りになるため、遊技者は大当り予告としてキャラクタAの登場そのものに大きな期待を抱くことができ、興趣の向上を図ることができる。
・前記実施形態では、チャンスタイムを終了させる条件を、大当りの場合、又は20回の図柄組み合わせゲームが終了とした場合としたが、チャンスタイムを終了させる条件は任意に変更しても良い。例えば、サブCPU27aは、チャンスタイムを終了させる条件を乱数抽選によって、10回、30回、50回、100回の図柄組み合わせゲームが終了した場合の中から決定できる構成であっても良い。また、チャンスタイムを終了させる条件は図柄組み合わせゲームの回数ではなく、チャンスタイム開始から所定時間経過後であっても良い。例えば、チャンスタイムを終了させる条件を、チャンスタイムが開始してから30分経過後、又は1時間経過後等にしても良い。
・前記実施形態において、大当り判定用乱数、予告パターン振分乱数などの各種乱数が取り得る数値の範囲、各種判定値(大当り判定値など)は任意に変更してもよい。
(イ)前記共通演出内容は、複数種類設けられており、前記期間設定手段は、複数種類の共通演出内容のうち、特定の共通演出内容が選択されたことを契機に前記所定期間を設定し、前記選択規制手段は、前記所定期間中、前記大当り判定手段の判定結果が否定のときに前記演出内容選択手段によって前記特定の共通演出内容が選択されることを規制する。
(ハ)前記演出内容選択手段は、前記選択規制手段によって前記共通演出内容の選択が規制された場合、他の共通演出内容を選択する。
Claims (4)
- 大当りか否かを判定する大当り判定手段の判定結果に基づいて遊技演出が行われる遊技機において、
前記大当り判定手段の判定結果が肯定の場合に行われる遊技演出と前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に行われる遊技演出とで当否の可能性を示唆する予告演出の演出内容が共通な演出内容となる複数種類の共通演出内容の中から何れかの共通演出内容を前記予告演出の演出内容として選択可能な演出内容選択手段と、
前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に前記演出内容選択手段が前記複数種類の共通演出内容の中から特定の共通演出内容を選択したことを契機に所定期間を設定可能な期間設定手段と、
前記期間設定手段が前記所定期間を設定した場合、当該所定期間中、前記大当り判定手段の判定結果が肯定のときには前記演出内容選択手段によって前記特定の共通演出内容が選択されることを規制することなく、前記演出内容選択手段による前記特定の共通演出内容の選択を可能とし、前記大当り判定手段の判定結果が否定のときには前記演出内容選択手段によって前記特定の共通演出内容が選択されることを規制する選択規制手段と、を備え、
前記特定の共通演出内容は、前記複数種類の共通演出内容のうち、前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に前記演出内容選択手段が最も選択し難い内容とされており、
前記演出内容選択手段は、前記予告演出の演出内容を選択する際には前記特定の共通演出内容を含む複数種類の共通演出内容の中から前記予告演出の演出内容とする共通演出内容を選択し、前記所定期間中であって、前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に前記予告演出の演出内容として前記特定の共通演出内容を選択したときには前記特定の共通演出内容の選択が前記選択規制手段によって規制されていることにより、前記予告演出の演出内容を前記他の共通演出内容に変更して選択する遊技機。 - 前記期間設定手段は、前記所定期間を設定していない時に前記大当り判定手段の判定結果が否定であって、かつ前記特定の共通演出内容が選択された場合に前記所定期間を設定し、
前記期間設定手段によって前記所定期間が設定されてから所定の報知実行回数に達する回数の遊技演出が行われた後に、前記所定期間中であることを遊技者に報知する報知手段を備えた請求項1に記載の遊技機。 - 前記期間設定手段は、前記所定期間中に前記大当り判定手段の判定結果が肯定とならなかった場合、前記所定期間を設定してから所定の遊技演出回数に達する回数の遊技演出が行われることを契機に前記所定期間を終了させる請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
- 大当りか否かを判定する大当り判定手段の判定結果に基づいて遊技演出が行われる遊技機において、
前記大当り判定手段の判定結果が肯定の場合に行われる遊技演出と前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に行われる遊技演出とで当否の可能性を示唆する予告演出の演出内容が共通な演出内容となる複数種類の共通演出内容の中から何れかの共通演出内容を前記予告演出の演出内容として選択可能な演出内容選択手段と、
前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に前記演出内容選択手段が前記複数種類の共通演出内容の中から特定の共通演出内容を選択したことを契機に所定期間を設定可能な期間設定手段と、
前記期間設定手段が前記所定期間を設定した場合、当該所定期間中、前記大当り判定手段の判定結果が肯定のときには前記演出内容選択手段によって前記特定の共通演出内容が選択されることを規制することなく、前記演出内容選択手段による前記特定の共通演出内容の選択を可能とし、前記大当り判定手段の判定結果が否定のときには前記演出内容選択手段によって前記特定の共通演出内容が選択されることを規制する選択規制手段と、
前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に前記演出内容選択手段が前記予告演出の演出内容を選択する際に用いる予告パターン振分けテーブルを記憶するテーブル記憶手段と、
前記期間設定手段によって前記所定期間が設定されてから所定の報知実行回数に達する回数の遊技演出が行われた後に、前記所定期間中であることを遊技者に報知する報知手段と、を備え、
前記特定の共通演出内容は、前記複数種類の共通演出内容のうち、前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合に前記演出内容選択手段が最も選択し難い内容とされており、
前記予告パターン振分けテーブルには、前記予告演出の演出内容として前記特定の共通演出内容を含む複数種類の共通演出内容が振分けられている第1の予告パターン振分けテーブルと、前記予告演出の演出内容として前記特定の共通演出内容以外の他の共通演出内容が振分けられている第2の予告パターン振分けテーブルとを含み、
前記演出内容選択手段は、前記所定期間が設定されていない時に前記大当り判定手段の判定結果が否定となる場合は前記第1の予告パターン振分けテーブルを用いて前記予告演出の演出内容を選択し、前記所定期間が設定されている時に前記大当り判定手段の判定結果が否定となる場合は前記特定の共通演出内容の選択が前記選択規制手段によって規制されていることにより、前記第2の予告パターン振分けテーブルを用いて前記予告演出の演出内容を選択する遊技機。
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