JP4330909B2 - 減衰構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、減衰構造に関し、特に、両方向が同じ減衰特性となる減衰構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、近年の二輪車にあっては、走行中の二輪車における前輪の外乱による振れを効果的に阻止するために両方向が同じ減衰特性となる減衰構造を具現化したステアリングダンパを備えるとする提案がある(たとえば、実開昭62−93440号)。
【0003】
この提案による場合、筒型のステアリングダンパを構成するシリンダ体が、たとえば、二輪車の車体側に連結されるのに対して、このシリンダ体内に言わば出没可能に挿通されて同じくのステアリングダンパを構成するロッド体が二輪車におけるハンドル側に連結されることになる。
【0004】
一方、この提案においてステアリングダンパに減衰構造を具現化するにあっては、上記のロッド体に連設されながら上記のシリンダ体内に摺動可能に収装のピストンでこのシリンダ体内に画成される一方側の油室と他方側の油室とがいわゆる外部に配在の連通路を介して連通されるとしている。
【0005】
そして、この連通路中には減衰バルブが配在されるとしていて、シリンダ体に対するロッド体のいわゆる出没時に、すなわち、ステアリングダンパの伸縮時にこの減衰バルブを介して一方側の油室と他方側の油室との間で作動油が往復し、所定の減衰作用が実現されるとしている。
【0006】
そしてまた、このステアリングダンパの伸縮時に同じ減衰特性となるように一つの減衰バルブを利用するとし、しかも、この減衰バルブに向けて一方向から作動油が流れるように四つのチェック弁を利用して流路を形成するとしている。
【0007】
【特許文献1】
実開昭62-93440号公報(実用新案登録請求の範囲(1),同(4),第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
それゆえ、上記した減衰構造にあっては、一方側と他方側の両方向が同じ減衰特性となり、たとえば、この減衰構造を具現化するステアリングダンパにあっては、前輪に対していわゆる左右のいずれの側から入力される外乱に対しても、同様の減衰作用で対抗できることになる。
【0009】
しかしながら、上記した減衰構造にあっては、作動油が同じ方向から減衰バルブを通過するようにするために、四つのチェック弁を利用することから、ステアリングダンパの外部に配在される連通路の構成が、すなわち、減衰バルブを含む連通路の構成が複雑になり、結果として、減衰構造の複雑化を招来し易くなる。
【0010】
のみならず、この減衰構造を具現化するにあって、一つの減衰バルブの他に四つのチェック弁を有することから、この減衰バルブとチェック弁を有するバルブブロックが大きくなり、したがって、このバルブブロックを有するステアリングダンパ全体が大型化され、コスト的にも不利になり易くなる不具合がある。
【0011】
この発明は、このような現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、所定の減衰作用を発現し得るのはもちろんのこと、その具現化にあって、たとえば、ステアリングダンパの大型化を避け、コスト的にも不利にならずして、その汎用性の向上を期待するのに最適となる減衰構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の一つの手段は、ハウジング内にベーンで画成されながらベーンの揺動で広狭する一対の油室又はシリンダ内にピストンで画成されながらピストンの摺動で広狭する一対の油室を連通しながら流体の流通を許容する連通路を有すると共に、この連通路中に配在されて上記一方側の油室と他方側の油室との間を往復する流体の通過時に所定の減衰作用を実現する減衰バルブを有し、上記減衰バルブが常開型に設定されて流体の通過時に所定の大きさの減衰力を発生する一方で、外部からの一時的な信号の入力時にこの一時的に入力される信号の大きさに比例して流体の通過流量を一時的に変更する減衰構造において、上記減衰バルブを所定の受圧面積を形成する中央開口と、この中央開口を取り囲むよう形成されて上記中央開口と同じ受圧面積を有する外側開口と上記中央開口を上記一方側の油室に連通させる透孔と上記外側開口を上記他方側の油室に連通する通路とを備えたバルブシート部材と、このバルブシート部材に離着座可能に着座して上記の中央開口および外側開口を同時に開閉するリーフバルブ状の弁体と、この弁体を背後側から上記バルブシート部材に押し付けるソレノイドと、上記ソレノイドに対向して配置されて先端を上記弁体の受圧面に当接させた附勢バネとで構成し、上記ソレノイドが励磁されていないときに上記弁体が上記附勢バネのバネ力で上記バルブシート部材から離座して流体の通過を許容すると共に、上記ソレノイドが励磁されているときに上記弁体が上記ソレノイドにおける出力軸の突出量に応じて上記バルブシート部材から離座して流体の通過を許容することを特徴とする。
同じく、他の手段は、ハウジング内にベーンで画成されながらベーンの揺動で広狭する一対の油室又はシリンダ内にピストンで画成されながらピストンの摺動で広狭する一対の油室を連通しながら流体の流通を許容する連通路を有すると共に、この連通路中に配在されて上記一方側の油室と他方側の油室との間を往復する流体の通過時に所定の減衰作用を実現する減衰バルブを有し、上記減衰バルブが常開型に設定されて流体の通過時に所定の大きさの減衰力を発生する一方で、外部からの一時的な信号の入力時にこの一時的に入力される信号の大きさに比例して流体の通過流量を一時的に変更する減衰構造において、上記減衰バルブを所定の受圧面積を形成すると共に上記各油室に連通する中央開口を備えたバルブシート部材と、このバルブシート部材に離着座可能に対向して尖端を上記中央開口に対向させるポペット状の弁体と、この弁体の尖端を背後側から上記バルブシート部材の方向に押し付けるソレノイドと、上記バルブシート部材と上記弁体との間に配置されて上記ソレノイドに対向する附勢バネとで構成し、上記ソレノイドが励磁されていないときに上記弁体が上記附勢バネのバネ力で上記バルブシート部材から離座して流体の通過を許容すると共に、上記ソレノイドが励磁されているときに上記弁体が上記ソレノイドにおける出力軸の突出量に応じて上記バルブシート部材から離座して流体の通過を許容することを特徴とする減衰構造
上記各手段において、一対の油室にそれぞれ連通する流路を備えたバルブブロック内に減衰バルブを配置し、バルブシート部材を上記バルブブロックの所定位置に定着させるキャップに形成した凹部内に弁体を浮動可能に収装させ、更に上記キャップの軸芯部を貫通するソレノイドの出力軸の先端を上記弁体の背面に当接させているのが好ましい。
【0013】
このとき、信号としては、機械力や電力が選択され、一時的とは、臨時に信号が入力されている間のことを言い、瞬間であるか長時間であるかを問わない。
【0018】
それゆえ、バルブシート部材において中央開口が一方側の油室に連通すると共に外側開口が他方側の油室に連通するときに、中央開口と外側開口の受圧面積を同じにするから、あるいは、バルブシート部材における中央開口が一方側の油室に連通すると共に他方側の油室に連通することになるから、両方向で同じ特性の減衰作用を実現させることが可能になる。
【0019】
そして、ソレノイドが励磁されているときには、弁体がソレノイドにおける出力軸の突出量に応じてバルブシート部材から離座して制限される流体たる作動油の通過を許容することになる。
【0020】
その結果、弁体とバルブシート部材との間に形成される隙間は、ソレノイドが励磁されていない場合に比較して狭くなるから、その分作動油の通過に際しての流動抵抗が大きくなり、その分大きい減衰作用が実現されることになる。
【0021】
上記各手段において、一対の油室にそれぞれ連通する流路を備えたバルブブロック内に減衰バルブを配置し、バルブシート部材を上記バルブブロックの所定位置に定着させるキャップに形成した凹部内に弁体を浮動可能に収装させ、更に上記キャップの軸芯部を貫通するソレノイドの出力軸の先端を上記弁体の背面に当接させているのが好ましい。
【0022】
それゆえ、キャップをバルブブロックに螺着するときに、弁体をあらかじめ凹部内に収装しておくことで、組み付けを有利にし得る。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
本発明の基本的な構造は、図1に示すように、ハウジングH内にベーンBで画成されながらベーンBの揺動で広狭する一対の油室R1、R2を連通しながら流体の流通を許容する連通路Lを有すると共に、この連通路L中に配在されて上記一方側の油室R1と他方側の油室R2との間を往復する流体の通過時に所定の減衰作用を実現する減衰バルブVを有し、上記減衰バルブVが常開型に設定されて流体の通過時に所定の大きさの減衰力を発生する一方で、外部からの一時的な信号の入力時にこの一時的に入力される信号の大きさに比例して流体の通過流量を一時的に変更する減衰構造である。
この場合、一対の油室R1,R2はシリンダ内にピストンで区画された二つの油室であっても良い。
そして、図2に示す実施の形態では、上記減衰バルブVを所定の受圧面積を形成する中央開口2bと、この中央開口2bを取り囲むよう形成されて上記中央開口2bと同じ受圧面積を有する外側開口2eと上記中央開口2bを上記一方側の油室R1に連通させる透孔2aと上記外側開口2eを上記他方側の油室R2に連通する通路たる孔2dおよび環状溝2cとを備えたバルブシート部材2と、このバルブシート部材2に離着座可能に着座して上記の中央開口2bおよび外側開口2eを同時に開閉するリーフバルブ状の弁体3と、この弁体3を背後側から上記バルブシート部材2に押し付けるソレノイド4と、上記ソレノイド4に対向して配置されて先端を上記弁体3の受圧面に当接させた附勢バネ6とで構成している。
これにより、上記ソレノイドVが励磁されていないときに上記弁体3が上記附勢バネ6のバネ力で上記バルブシート部材2から離座して流体の通過を許容すると共に、上記ソレノイド4が励磁されているときに上記弁体3が上記ソレノイド4における出力軸の突出量に応じて上記バルブシート部材2から離座して流体の通過を許容するものである。
更に、図3に示す実施の形態では、上記減衰バルブVを所定の受圧面積を形成すると共に上記各油室R1、R2に連通する中央開口2bを備えたバルブシート部材2と、このバルブシート部材2に離着座可能に対向して尖端を上記中央開口2bに対向させるポペット状の弁体3と、この弁体3の尖端を背後側から上記バルブシート部材2の方向に押し付けるソレノイド4と、上記バルブシート部材2と上記弁体3との間に配置されて上記ソレノイド4に対向する附勢バネ6とで構成している。
そして、上記ソレノイド4が励磁されていないときに上記弁体3が上記附勢バネ6のバネ力で上記バルブシート部材2から離座して流体の通過を許容すると共に、上記ソレノイド4が励磁されているときに上記弁体3が上記ソレノイド4における出力軸の突出量に応じて上記バルブシート部材2から離座して流体の通過を許容するものである。
【0024】
このとき、上記の油室R1,R2は、図示するところでは、ステアリングダンパたるロータリダンパを構成するハウジングH内にベーンBで画成されながらベーンBの揺動で広狭するとしているが、これに代えて、図示しないが、筒型のステアリングダンパを構成するシリンダ内にピストンで画成されながらピストンの摺動で広狭するものとされても良いことはもちろんである。
【0025】
のみならず、この発明が意図するところからすれば、上記の一方側および他方側は、必ずしも図示するような閉鎖回路を構成しなくても良いと言い得る。
【0026】
一方、この減衰構造は、上記の連通路L中に配在されて上記の油室R1と上記の油室R2との間を往復する作動油の通過時に所定の減衰作用を実現する減衰バルブVを有してなるとしている。
【0027】
そして、この減衰バルブVは、図示するところでは、常開型に設定されていて、作動油の通過時に所定の大きさの減衰力を発生する一方で、外部からの一時的な信号の入力時にこの一時的に入力される信号の大きさに比例して作動油の通過流量を一時的に変更し得るとしている。
【0028】
その意味からすれば、この減衰バルブVは、比例流量制御弁からなるのを原則とするであろうが、外部からの一時的な信号の入力時に、結果として、作動油の通過流量を変更するものである限りには、たとえば、比例リリーフ弁からなるとしても良いことはもちろんである。
【0029】
ところで、上記した所定の大きさの減衰力とは、凡そ作動油が流通する限りには生じるであろう流路抵抗を言うもので、常開型に設定されているとは、この流路抵抗がある中での自由流れを許容する場合を言う。
【0030】
そして、信号としては、機械力や電力が選択され、たとえば、人力操作によるとしても、この人力を外力にしてワイヤやリンクを介したりして入力される場合を言い、スクリュウドライバを利用するなどの直接入力を含まない。
【0031】
また、一時的とは、臨時に信号が入力されている間のことを言い、瞬間であるか長時間であるかを問わないのはもちろんで、具体的には、たとえば、スイッチング操作で入力されても、エンジンが切られたら戻り、また、ブレーキング操作で入力されても、ブレーキング操作が解除されたら戻る場合を言う。
【0032】
ちなみに、図示するところでは、上記の減衰バルブVに油温補償用のアキュムレータQが接続されてなるとしているが、このアキュムレータQが機能するところからすれば、この減衰構造の具現化に際しては、たとえば、減衰バルブVを有することになるバルブブロックに開穿の流路を介して接続されることになるのはもちろんである(図2参照)。
【0033】
それゆえ、以上のように構成された減衰構造にあっては、減衰バルブVに信号が入力されるまでは、一方側たる油室R1と他方側たる油室R2の作動油が連通路Lを介して互いに自由に往復し得ることになる。
【0034】
その結果、ハウジングH内の油室R1,R2が広狭してベーンBを揺動する、逆に言えば、何らかの原因によってハウジングH内でベーンBが揺動する際に、このベーンBの揺動が許容されることになる。
【0035】
一方、この減衰構造にあっては、減衰バルブVに信号が入力されると、この減衰バルブVが連通路Lを絞ることになり、油室R1,R2間における作動油の自由な流れを阻止する傾向になる。
【0036】
その結果、ハウジングH内における油室R1,R2の広狭が制限される傾向になり、ベーンBの揺動が制限される、すなわち、何らかの原因によってハウジングH内でベーンBが揺動する場合に、このベーンBの揺動が阻止される傾向になる。
【0037】
以上からすれば、上記のベーンBにおける揺動中心軸部B1が、たとえば、図示しない二輪車におけるステアリングシャフトに連繋され、ハウジングHが同じく図示しない二輪車における車体フレームに連繋される場合には、上記の減衰構造が二輪車のステアリングダンパを構成し得ることになる。
【0038】
ところで、上記した減衰構造が二輪車のステアリングダンパを構成する場合には、この減衰構造を構成する減衰バルブVは、たとえば、図2に示すように形成されるであろう。
【0039】
以下には、この図2に示す減衰バルブVの具体的な実施の形態について説明するが、まず、バルブブロック1に開穿される一方の流路1aは、前記した一方側の油室R1に連通し、同じくこのバルブブロック1に開穿される他方の流路1bは、同じく前記した上記の他方側の油室R2に連通している。
【0040】
ちなみに、油室R1,R2は、前記した図1に示すように、ステアリングダンパたるロータリダンパを構成するハウジングH内にベーンBで画成されながらこのベーンBの揺動で広狭するとしている。
【0041】
また、上記のバルブブロック1には、アキュムレータQが接続されるとしており、このとき、バルブブロック1に開穿された流路1cがアキュムレータQ内に連通するとしている。
【0042】
一方、減衰バルブVは、バルブシート部材2と、弁体3と、ソレノイド4とを有してなり、さらに、図示するところでは、キャップ5を有してなる。
【0043】
バルブシート部材2は、バルブブロック1における所定位置に、すなわち、前記した流路1a,1bが合流する部位に後述するキャップ5によって固定的に定着されている。
【0044】
そして、このバルブシート部材2は、軸芯部に開穿された透孔2aの図中で下端となる一端を上記の流路1aに連通しながら図中で上端となる他端を、図3にも示すように、所定の受圧面積を形成する中央開口2bにしている。
【0045】
また、このバルブシート部材2は、外周に上記の流路1bに連通する環状溝2cを有すると共にこの環状溝2cより内周側に孔2dを有しており、この孔2dの図中で下端となる一端を環状溝2cに連通させながら、この孔2dの図中で上端となる他端を、同じく図3にも示すように、上記の中央開口2bを取り囲むように位置決められる外側開口2eにしている。
【0046】
このとき、この発明では、上記の中央開口2bと外側開口2eは、同じ受圧面積になるように設定されていて、図示するところでは、外側開口2eが扇形の開口窓状に形成された四個とされており(図3参照)、この四個の合計の受圧面積が一個の中央開口2bの受圧面積と同一になるとしている。
【0047】
以上からすれば、中央開口2bと外側開口2eの受圧面積が同じになる限りには、上記したところに代えて、図示しないが、外側開口2eが環状に形成され、あるいは、扇形以外の任意の形状を有するように形成されても良いことはもちろんである。
【0048】
それゆえ、このバルブシート部材2にあっては、中央開口2bが一方側の油室R1に連通すると共に外側開口2eが他方側の油室R2に連通することになり、このとき、中央開口2bと外側開口2eの受圧面積が同じになるから、後述する弁体3は、同じ油圧が作用するときに開放作動することになる。
【0049】
その結果、上記の油室R1,R2を画成するベーンBを揺動する入力がいわゆる左右で同じになるときには、この減衰バルブVで同じ特性の減衰作用を実現させることが可能になる。
【0050】
ところで、弁体3は、図示するところでは、かなりの肉厚を有するリーフバルブ状に、すなわち、円板状に形成されていて、上記のバルブシート部材2に離着座可能に着座して中央開口2bおよび外側開口2eを同時に開閉可能に閉塞するとしている。
【0051】
そして、この弁体3は、附勢バネ6によって図中で上昇方向に附勢されるとしており、これに対して、図中で上面となる背面に後述するソレノイド4の出力軸4aの図中で下端となる先端が当接されるとしている。
【0052】
このとき、附勢バネ6は、コイルバネからなり、上記したバルブシート部材2における軸芯部の透孔2a内に収装されていて、図中で下端となる基端が固定状態に担持される一方で、図中で上端となる先端が上記の中央開口2bに臨在されながら弁体3の図中で下面となる受圧面に当接されるとしている。
【0053】
一方、この弁体3は、図示するところでは、バルブシート部材2をバルブブロック1の所定位置に定着させるキャップ5に形成の凹部5a内に浮動可能に収装されてなるとしている。
【0054】
そして、ソレノイド4は、上記の弁体3をこの弁体3の背後側からバルブシート部材2に押し付けるように機能するもので、本体部から突出する出力軸4aを上記のキャップ5の軸芯部を貫通させながら、この出力軸4aの図中で下端となる先端を弁体3の図中で上面となる背面に当接させている。
【0055】
それゆえ、この減衰バルブVにあっては、ソレノイド4が励磁されていないときには、弁体3が附勢バネ6のバネ力でバルブシート部材2から離座して作動油の言わば自由な通過を許容することになる。
【0056】
すなわち、バルブブロック1に形成の流路1aが外側開口2eおよび中央開口2bを介して同じくバルブブロック1に形成の流路1bに連通することになり、したがって、一方側の油室R1と他方側の油室R2との間における作動油の往復が可能になる。
【0057】
そして、ソレノイド4が励磁されているときには、弁体3がソレノイド4における出力軸4aの突出量に応じてバルブシート部材2から離座して言わば制限される作動油の通過を許容することになる。
【0058】
すなわち、弁体3は、いわゆる下方から附勢バネ6で附勢されて上昇する傾向におかれているが、ソレノイド4が励磁されて出力軸4aが弁体3の背面に向けて突出するときには、弁体3がその突出量に応じた押し下げ力を受けていることになる。
【0059】
その結果、弁体3とバルブシート部材2との間に形成される隙間は、ソレノイド4が励磁されていない場合に比較して言わば狭くなっており、したがって、その分作動油の通過に際しては、流動抵抗が大きくなり、その分大きい減衰作用が実現されることになる。
【0060】
以上からすれば、すなわち、弁体3の機能するところからすれば、この弁体3がソレノイド4における出力軸4aの先端に一体に保持されていても良いことになるが、仮に、弁体3がソレノイド4の出力軸4aの先端に一体に保持されているとなると、この弁体3の所定位置への配在、すなわち、ソレノイド4のバルブブロック1への連繋が困難になる不具合を招くことが危惧されることになる。
【0061】
そこで、この発明では、弁体3は、ソレノイド4の出力軸4aと分離されている上に、キャップ5の底面に形成の凹部5a内に浮動可能に収装されてなるとするもので、これによって、キャップ5をバルブブロック1に螺着するときに、凹部5aにあらかじめ収装されていれば組付け上で有利になる。
【0062】
ちなみに、キャップ5には、その肉厚を貫通するように孔5bが開穿されていて、弁体3の背後側がこの孔5bを介して前記したアキュムレータQ内に連通する流路1cに連通するとしている。
【0063】
また、ソレノイド4は、図示するところでは、バルブブロック1に圧入されて保持されるとしているが、要する場合には、バルブブロック1に螺着されて保持されるとしても良いことはもちろんである。
【0064】
図4に示すところは、前記したところに比較してバルブシート部材2の構成を簡素化し、併せて,弁体3の構成を変更した実施の形態を示すもので、以下にはこれについて少し説明する。
【0065】
ちなみに、図示するところにあって、その構成が前記したところと同様となるところについては、図中に同一の符号を付するのみとして、その詳しい説明を省略する。
【0066】
すなわち、この実施の形態では、減衰バルブVが所定の受圧面積を形成する中央開口2bを有するバルブシート部材2と、このバルブシート部材2に離着座可能に対向して尖端を上記の中央開口2bに対向させるポペット状の弁体3と、この弁体3の尖端をこの弁体3の背後側からバルブシート部材2に押し付けるように機能するソレノイド4とを有してなる。
【0067】
そして、バルブシート部材2における中央開口2bが一方側の油室R1と他方側の油室R2に連通し、基端が上記のバルブシート部材2に担持される附勢バネ6の先端が上記の弁体3における受圧面側に当接されてなるとしている。
【0068】
また、ソレノイド4が励磁されていないときに弁体3が附勢バネ6のバネ力でバルブシート部材2から離座して作動油の通過を許容すると共に、ソレノイド4が励磁されているときに弁体3がソレノイド4における出力軸4aの突出量に応じてバルブシート部材2から離座して作動油の通過を許容してなるとしている。
【0069】
ちなみに、キャップ5には、前記の流路1bに連通する孔5cが開穿されていて、バルブシート部材2における中央開口2aを介しての前記の流路1aとの連通を可能にしている。
【0070】
それゆえ、この実施形態にあっては、バルブブロック1に形成の流路1aが中央開口2bを介して同じくバルブブロック1に形成の流路1bに連通することになり、したがって、一方側の油室R1と他方側の油室R2との間における作動油の往復が可能になる。
【0071】
そして、ソレノイド4が励磁されて出力軸4が所定ストローク突出しているときには、弁体3が所定ストロークだけバルブシート部材2から離座して言わば制限される作動油の通過を許容することになる。
【0072】
なお、図4に示す実施形態にあっては、弁体3たるポペットの外周とこれを収装するキャップ5の内周との間における隙間流れが許容されていて、ポペットの尖端側がこのポペットのいわゆる背後側に連通し、その結果、アキュムレータQによる油温補償が実現可能とされてなるとしている。
【0073】
それゆえ、これに代えて、図示しないが、弁体3における摺動性を安定させるために、ポペットの外周にシールを有する場合には、このポペットの外周とキャップ5の内周との間における隙間流れが阻止されるが、この場合には、ポペットの尖端側が直接アキュムレータQに連通されて、所定の油温補償が実現されるとしても良い。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、各請求項の発明にあっては、減衰バルブに信号が入力されていないときに、流体が連通路を介して一方側の油室と他方側の油室との間を自由に往復し得ることになり、減衰バルブに信号が入力されると、この減衰バルブが連通路を絞ることになって、一対の油室との間における流体の自由な流れが阻止される傾向になる。
【0075】
請求項1の発明にあっては、バルブシート部材において中央開口が一方側の油室に連通すると共に外側開口が他方側の油室に連通するときに、中央開口と外側開口の受圧面積を同じにするから、両方向で同じ特性の減衰作用を実現させることが可能になる。
【0076】
そして、ソレノイドが励磁されているときには、弁体がソレノイドにおける出力軸の突出量に応じてバルブシート部材から離座して制限される作動油の通過を許容することになる。
【0077】
その結果、弁体とバルブシート部材との間に形成される隙間は、ソレノイドが励磁されていない場合に比較して狭くなるから、その分作動油の通過に際しての流動抵抗が大きくなり、その分大きい減衰作用が実現されることになる。
【0078】
また、請求項2の発明にあっては、バルブシート部材における中央開口が一方側の油室に連通すると共に他方側の油室に連通することになるから、両方向で同じ特性の減衰作用を実現させることが可能になるのはもちろんのこと、特に、バルブシート部材の構成を簡素化し得るから、部品コストを低減できる点で有利となる。
【0079】
さらに、請求項3の発明にあっては、弁体がキャップの底面に形成の凹部内に浮動可能に収装されるとするから、バルブシートをバルブブロックの所定位置に定着させるためのキャップをバルブブロックに螺着するときに、凹部にあらかじめ弁体が収装されているので、組み付けで有利になる。
【0080】
その結果、この発明によれば、所定の減衰作用を発現し得るのはもちろんのこと、その具現化にあって、大型化を避け、コスト的にも不利にならず、たとえば、二輪車のステアリングダンパへの利用に最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による減衰構造を示す回路図である。
【図2】図1中の減衰バルブの一実施形態を一部正面図にして示す断面図である。
【図3】図2中のX−X線で示すバルブシート部材におけるシート面の拡大端面図である。
【図4】図1中の減衰バルブにおける他の実施形態を図2と同様に示す図である。
【符号の説明】
1 バルブブロック
1a,1b 流路
2 バルブシート部材
2a 透孔
2b 中央開口
2c 環状溝
2d,5b 孔
2e 外側開口
3 弁体
4 ソレノイド
5 キャップ
5a 凹部
6 附勢バネ
B ベーン
B1 揺動中心軸部
H ハウジング
L 連通路
Q アキュムレータ
R1 一方側としての油室
R2 他方側としての油室
V 減衰バルブ

Claims (3)

  1. ハウジング内にベーンで画成されながらベーンの揺動で広狭する一対の油室又はシリンダ内にピストンで画成されながらピストンの摺動で広狭する一対の油室を連通しながら流体の流通を許容する連通路を有すると共に、この連通路中に配在されて上記一方側の油室と他方側の油室との間を往復する流体の通過時に所定の減衰作用を実現する減衰バルブを有し、上記減衰バルブが常開型に設定されて流体の通過時に所定の大きさの減衰力を発生する一方で、外部からの一時的な信号の入力時にこの一時的に入力される信号の大きさに比例して流体の通過流量を一時的に変更する減衰構造において、上記減衰バルブを所定の受圧面積を形成する中央開口と、この中央開口を取り囲むよう形成されて上記中央開口と同じ受圧面積を有する外側開口と上記中央開口を上記一方側の油室に連通させる透孔と上記外側開口を上記他方側の油室に連通する通路とを備えたバルブシート部材と、このバルブシート部材に離着座可能に着座して上記の中央開口および外側開口を同時に開閉するリーフバルブ状の弁体と、この弁体を背後側から上記バルブシート部材に押し付けるソレノイドと、上記ソレノイドに対向して配置されて先端を上記弁体の受圧面に当接させた附勢バネとで構成し、上記ソレノイドが励磁されていないときに上記弁体が上記附勢バネのバネ力で上記バルブシート部材から離座して流体の通過を許容すると共に、上記ソレノイドが励磁されているときに上記弁体が上記ソレノイドにおける出力軸の突出量に応じて上記バルブシート部材から離座して流体の通過を許容することを特徴とする減衰構造
  2. ハウジング内にベーンで画成されながらベーンの揺動で広狭する一対の油室又はシリンダ内にピストンで画成されながらピストンの摺動で広狭する一対の油室を連通しながら流体の流通を許容する連通路を有すると共に、この連通路中に配在されて上記一方側の油室と他方側の油室との間を往復する流体の通過時に所定の減衰作用を実現する減衰バルブを有し、上記減衰バルブが常開型に設定されて流体の通過時に所定の大きさの減衰力を発生する一方で、外部からの一時的な信号の入力時にこの一時的に入力される信号の大きさに比例して流体の通過流量を一時的に変更する減衰構造において、上記減衰バルブを所定の受圧面積を形成すると共に上記各油室に連通する中央開口を備えたバルブシート部材と、このバルブシート部材に離着座可能に対向して尖端を上記中央開口に対向させるポペット状の弁体と、この弁体の尖端を背後側から上記バルブシート部材の方向に押し付けるソレノイドと、上記バルブシート部材と上記弁体との間に配置されて上記ソレノイドに対向する附勢バネとで構成し、上記ソレノイドが励磁されていないときに上記弁体が上記附勢バネのバネ力で上記バルブシート部材から離座して流体の通過を許容すると共に、上記ソレノイドが励磁されているときに上記弁体が上記ソレノイドにおける出力軸の突出量に応じて上記バルブシート部材から離座して流体の通過を許容することを特徴とする減衰構造
  3. 一対の油室にそれぞれ連通する流路を備えたバルブブロック内に減衰バルブを配置し、バルブシート部材を上記バルブブロックの所定位置に定着させるキャップに形成した凹部内に弁体を浮動可能に収装させ、更に上記キャップの軸芯部を貫通するソレノイドの出力軸の先端を上記弁体の背面に当接させている請求項1又は請求項2に記載の減衰構造
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