JP4330234B2 - 容器とそのキャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は瓶等の容器とそれに装着して用いるキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来容器とそのキャップとして一般に用いられている牛乳瓶等においては、図示は省略するがよく知られているように瓶口に紙製のキャップが装着されてあり、消費者等は牛乳業者から提供された小型の錐で開けるのであるが、その錐は家庭等においては置かれることが少なく、又前記紙製のキャップは瓶口に形成された凹部に固く装着されているため、開放はやや面倒である。
このためそれを一層開け易くすることが求められる。又前記の紙製のキャップは一般に密閉性が弱く、このため一層密閉性を高めることが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は前記のような問題を解決するためになされたもので、その目的は前記従来の紙製のキャップよりも密閉性に優れていてしかも容易に開放することができる容器とそのキャップを提供することである。
なお、従来の技術の問題点として牛乳瓶とそのキャップを挙げたがこれは一例であり、良好な密閉性と容易な開放性はすべての容器とそのキャップに共通する問題であり、この発明はそれを解決するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、容器1及び合成樹脂製のキャップ2から成り、前記容器1は、その口部3の上端部4外周に係合突条5が形成されてあり、前記キャップ2は、頂壁6、前記係合突条5に圧接するスカート7、及び前記口部3の内面に圧接する内環8を有し、前記スカート7の内周下方9に前記係合突条5に係止する係止突条10を設け、かつ外周下端部11の一部に鍔部12が形成されてあり、前記係止突条10の該鍔部12に対応する部分に、弱嵌合部を設けたことを特徴とする。
【0005】
弱嵌合部は、例えば、円環状の係止突条の一部を欠如せしめた突条欠如部13であり、又は、円環状の係止突条の一部を弱化せしめた突条弱化部である。
係止突条10は、円環状に連続して形成したり、又は、間欠的に、即ち、円周方向に間隔をおいて複数の係止突条片を配設することにより形成することができる。
【0006】
スカート7は、例えば、鍔部12の設けられているキャップの前半周7aにおいて鍔部12の両側にそれぞれ該スカート7の下端部から上方に伸びる一つ又は複数の縦スリット14が形成されている。
この縦スリット14は、下部を係止突条10で接続されていたり、又は、一部又は全部を薄肉部15で接続されている。
【0007】
該鍔部12に半径方向の弱化部が形成されている。この半径方向の弱化部は、例えば、鍔部12の中央部に形成されたスリット18、又は、鍔部12の中央部に形成された薄肉部18aである。
【0008】
鍔部12は、下面の先端部に沿って小突条19が形成されている。この鍔部12は、上面とスカート7間にそれぞれリブ20が設けられている。前記リブ20の上端部26は、上下方向において弱化ライン17の上端部21近傍に対応して位置させられている。
【0009】
スカート7は、鍔部12の中央部16に対応する部分の内面に縦方向の弱化ライン17が形成されている。、又、スカート7は、頂壁6よりも薄い薄肉部22として形成され、かつ、該薄肉部22は鍔部12よりも薄肉に形成されている。このスカート7は、その上部23を、下部の薄肉部22よりも更に薄い微肉部24として形成されている。
【0010】
頂壁6とスカート7の連続する部分27は、肉厚の変化がなだらかに形成されている。微肉部24は、該微肉部24より厚肉に形成された内環8に対応する位置に形成されている。
【0011】
容器1の口部3内側は、該口部3内周に圧接する内環8を収容する段差部28を有している。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を添付図面により説明する。
図において、1は容器であり、一例としてガラス製の牛乳瓶が示されている。そしてその口部3の上端部4外周に係合突条5が形成されている。28は口部3内周に形成された段差部である。
なお、容器1はこのように一例として牛乳瓶が示されたが、これに限るものではなく他のガラス瓶等の容器又は合成樹脂製の瓶等の容器であっても差支えはない。
【0013】
2は合成樹脂、一例としてポリエチレン製のキャップであり、頂壁6及び前記係合突条5に圧接するスカート7から成り、頂壁6下面に瓶口3内面に圧接する内環8が設けられている。
【0014】
そしてスカート7の内周下方9に、前記係合突条5に係止する係止突条10が設けられている。この係止突条10は、図4に示すように、円環状の係止突条10の鍔部12近傍を除去してその両端部10a、10bを形成し、該両端部10a,10bが鍔部12の付根部12aの内側まで入り込む形状にしたり、又は、図15に示すように、円環状の係止突条10の両端部10a,10bを鍔部12の付根部12aより離間した位置にし、該鍔部12の付根部12aに円周方向に間隔をおいて複数の係止突条部10Pを配置するようにしてもよい。
【0015】
この係止突条10は、連続する円環の一部を欠如した状態に形成されているが、図9に示すように、間欠的に、即ち、複数の係止突条片10Mを周方向に間隔をおいて配設した状態に形成しても差し支えない。
【0016】
12はスカート7の外周下端部11の一部に設けられた鍔部であり、該鍔部12に対応するスカート7の内周には弱嵌合部が形成されている。
この弱嵌合部は、図4に示すように、円環状の係止突条10の一部を欠如する突条欠如部13である。
【0017】
そして、この発明の更に他の実施例の図9、図12に示すように、鍔部12の両側のスカート7には縦スリット14が設けられている。又この縦スリット14の下部は図11に示すように係止突条10で接続してもよい。
又図10に示すように縦スリット14の一部は薄肉部15で接続してもよく、図示は省略するが薄肉部15は縦スリット14の全部に及んで形成してもよい。
【0018】
又鍔部12の中央部16に対応する部分の内面に縦方向の弱化ライン17が形成されている。この弱化ライン17は溝状に形成されているため、キャップ装着の際に空気を逃すエアーベントも兼ねさせることができる。
この弱化ライン17は、後記半径方向スリット18と協同して、図12〜図14に示すように鍔部12を上方に押し上げる際に、この部分からスカート7がほぼヘの字状になり、鍔部12の両側の係止突条10が係合突条5から外れるのを容易にする。
【0019】
又、図1、図4から理解されるように鍔部12は下面の先端部に沿って小突条19が形成されてあり、鍔部12を押し上げる際に指先が鍔部12から滑らないようになっている。そして鍔部12は弱化ライン17の両側の上面とスカート7間にそれぞれ複数のリブ20が設けられている。
【0020】
このリブ20は、鍔部12に上下方向の剛性を与えると共に、鍔部12近傍のスカート7にも剛性を与え、鍔部12を押し上げる際にリブ20の上端部付近に応力が集中して同部付近から外方に曲り易く形成されている。
【0021】
又鍔部12には、半径方向の弱化部が形成されている。この弱化部として、例えば、図3、図4に示すように、その中央部16に、半径方向のスリット18が形成されている。前記スリット18は、鍔部12を押し上げる際に鍔部12及びスカート7が中央部16から曲がるのを容易にする。
【0022】
特に、スカート7に弱化ライン17を形成したときには、上下方向及び半径方向共に弱化させたことにより、スカート7が中央部16から曲がるのが更に容易となり、これにより前記係止突条10を外すことが容易となる。
なお、鍔部12の弱化部は、スカート7の弱化ライン17に対応させてもよい。
【0023】
前記鍔部12に弱化部として、前記スリット18に替えて図7、図8に示すように薄肉部18aとしたり、図16に示すように、鍔部12中央に設けられたミシン目、即ち、半径方向に間隔をあけて設けられた切れ目18cとしたりしても良い。このように薄肉部18a又はミシン目18cとすることによりスリットと同様に鍔部12を中央部16から曲がり易くすることができる。
【0024】
しかも他の作用として弱化部が薄肉部18aの場合には、このキャップを不正に開放する場合に鍔部12を押し上げると、鍔部12の設けられているスカート7は外方に引っ張られるように変形し、それと共に鍔部12はその薄肉部18aが開くように変形する。これにより張力が生じて薄肉部18aは破断させられる。このため薄肉部18aは不正開放防止に役立てることができる。
なお、ミシン目18cも前記薄肉部18cと同様の効果を得ることができる。
【0025】
次に、前記リブ20の上端部26はキャップ2の上下方向において、弱化ライン17の上端部21近傍に対応して位置させられている。
このように形成したことにより鍔部12を押し上げた際に弱化ライン17の上端部21近傍に応力集中が起り、同近傍から曲り易くすることができ、従って係合突条5に対する係止突条10の外れの開始を容易にすることができる。
【0026】
又前記スカート7は前記頂壁6よりも薄く、かつ鍔部12より薄い薄肉部22として形成されている。これにより鍔部12を押し上げた際に、鍔部12と頂壁6はスカート7より剛性が大きいために上下方向に殆ど曲らず、スカート7のみが曲ることになり、係合突条5と係止突条10の外れるのを容易にすることができる。
【0027】
又図5に示す更に他の実施例のようにスカート7の上部23を、下部の薄肉部22よりも更に薄い微肉部24に形成したものは、鍔部12を押し上げた際にこの微肉部24と薄肉部22との境界部31から曲り易く形成でき、それにより係合突条5から係止突条10を外れ易くすることができる。
【0028】
又前記リブ20の上端部26は、スカート7の、弱化ライン17の上端部21近傍に位置させられている。このように形成したことにより鍔部12を押し上げた際にスカート7は、弱化ライン17による弱さとリブ20の応力集中が重なって弱化ライン17の上端部21の部分から容易に曲げさせることができる。
従って、係合突条5に対する係止突条10の外れを容易にすることができる。
【0029】
又図1及び図5に見られるように、頂壁6からスカート7に連続する部分27は肉厚の変化がなだらかに形成されている。このように形成されたことによりスカート7と頂壁6の接続する部分は、肉厚の頂壁6と薄肉部22、又は微肉部24と接続する部分であるにもかかわらず応力が分散して集中しない形状とすることにより、打栓の際にこの部分からいわゆるひしゃげてしまうのを防止することができる。
【0030】
前記微肉部24は、該微肉部24より厚肉に形成されている内環8に対応する位置に形成されている。
このように形成されたことにより、鍔部12を押し上げてキャップ2を開放する際、内環8は相対的に剛性が大きいから撓みがごく少く、スカート7の方が撓み易いためスカート7が曲り容易に外し取ることができる。
【0031】
なお前記内環8は図1、図5に示すように特に半径方向外方に突出する突条8aを有しており、これも容器1の口部3を密閉するのに役立っている。
又前記頂壁6内面及び前記頂壁6とスカート7との連続する部分27の内面には微少突条6a,6bが設けられてあり、これら微少突条6a,6bも図示のように口部3の上面に圧接して密閉に役立っている。
【0032】
更に、前記容器1の口部3内側には、内環8を収容する段差部28が設けられており、このように形成されたことにより、この容器はその段差部28に図示しない紙製の蓋を装着して通常の牛乳瓶として従来のように用いることもでき、又この発明のキャップを用いることもできる。
【0033】
この発明のキャップの作用について述べると、このキャップは図示しない打栓機により容器1の口部3に打栓される。
消費者等の使用者は、このキャップを開放する場合は図12〜図14に示すように鍔部12の下面に指32を当てがい上方に押し上げる。
【0034】
そうすると同図に示すようにスカート7は頂壁6より薄肉に形成されている弱化ライン17、及びスリット18又は薄肉部18aによりこの部分からほぼヘの字状に曲り、これにより弱化ライン17近傍は容器1の口部3から半径方向外方に離れる。
【0035】
この状態でなおも上方に押し上げると鍔部12とスカート7の間にはリブ20が設けられていて、かつその上端部26は弱化ライン17の上端部21近傍に対応しているため、同近傍部分から曲り、なお鍔部12の両側のスカート7にスリット14が形成されているものはその効果も相まって、係止突条10が係合突条5から外れ始め、次第に全係止突条10が外される。
こうしてキャップ21は開放される。そして使用者は容器1の図示しない内容品を注出して使用する。
【0036】
【発明の効果】
この発明は、前記のように構成され、容器1の口部3内面に圧接する内環8を設け、又キャップ2の係止突条10が容器1の係合突条5に係止してあるため、容器1を充分に密閉することができる。
しかも環状の係止突条の鍔部12に対応する部分に、弱嵌合部を形成したので、このキャップ2の開放の場合は鍔部12を上方に押し上げると容易に押し上げることができるから、その両側の係止突条10の、容器1の係合突条5からの外れを容易に始めさせることが出来、その状態で押し上げを継続することにより、上記外れ始めを全周の外れに及ぼさせることができ、こうして容易に開放することができる。
【0037】
スカート7は、鍔部12の設けられているキャップの前半周7aで、鍔部12の両側に縦スリット14が形成されているため、開放の際にスカート7の下方は拡張し易く、従って前記前半周7aにおける係止突条10の、係合突条5からの外しを容易にすることができる。
【0038】
縦スリット14は、下部を係止突条10で接続されていたり、或いは、その一部又は全部を薄肉部15で接続されているので、キャップ2の密閉性と開放の容易性を両立させることができる。
上記密閉性については、例えば容器1が牛乳瓶の場合に牛乳を充填後、通常5℃程度の低温に保たれて流通されるが何等かの理由で温度が上昇した場合、液温上昇に伴い液体体積が増加し、瓶の上部のヘッドスペース(空気の部分)が減少して圧力が上昇すると、縦スリット14のみではキャップが浮き上ってしまう場合があるが、これを防止することができる。
【0039】
スカート7は、鍔部12の中央部16に対応する部分の内面に縦方向の弱化ライン17が形成されているので、キャップ2開放の際に鍔部12下面を上に上げると、鍔部12及び該鍔部12の設けられているスカート7の部分はほぼヘの字状に曲がり、このため容器1の口部3から半径方向外方に離れるから、これにより鍔部12の両側の係止突条10の、係合突条5から外れるのを容易にすることができる。従って上記のように係止突条10の外れ始めを容易にできるので全体の開放を容易にすることができる。
【0040】
鍔部12に半径方向の弱化部を設けたので、鍔部12に縦方向の弱化に半径方向の弱化を加えることができ、鍔部12を押し上げた際の鍔部12及びスカート7の、ほぼヘの字状の変形を大きくすることができ、これにより鍔部12両側の係止突条10の、係合突条5からの外れの始まりを確実にすることができる。
【0041】
又、弱化部が薄肉部18aである場合には、他の効果としてこのキャップを不正に開放する場合、鍔部12を押し上げると鍔部12の設けられているスカート7は外方に引っ張られるように変形し、それと共に鍔部12はその薄肉部18aの先端が開くように変形する。
これにより張力が生じて薄肉部18aは破断させられる。このため薄肉部18aは不正開放防止に役立たせることもできる。
【0042】
鍔部12は、下面の先端部に沿って小突条19が形成されているので、鍔部12押し上げの際に、押し上げの指32に半径方向外向きの力がかかる場合があっても、この力に対し小突条19が反力を及ぼすから、すべての力を無駄なく押し上げに向けさせることができる。
【0043】
鍔部12は、上面とスカート7間にそれぞれリブ20が設けられているので、鍔部12の上下方向の剛性を高めることができ、鍔部12を押し上げ易くすることができると共に、図13に示すようにリブ20の上端部26近傍に曲げ応力集中を起こさせることができ、従ってリブ20を設けた部分のスカート7の変形を容易にすることができ、これにより係止突条10の、係合突条5からの外れの開始を容易にすることができる。
【0044】
リブ20の上端部26は、上下方向において弱化ライン17の上端部21近傍に対応して位置させられているので、鍔部12の押し上げの際の、リブ20の上端部26における応力集中によるスカート7の変形は、弱化ライン17の上端部21近傍に対応しているため、上記変形を一層容易にすることができ、鍔部12両側の係止突条10の外れの開始を一層容易にすることができる。
【0045】
スカート7は、頂壁6よりも薄い薄肉部22として形成され、かつ、該薄肉部22は鍔部12よりも薄肉に形成されているので、スカート7は前記両者6、12より剛性が少ないため、鍔部12の押し上げの際良好に変形し、容易にその両側の係止突条10の外れを開始させることができる。
【0046】
スカート7は、その上部23を、下部の薄肉部22よりも更に薄い微肉部24として形成されているので、鍔部12の押し上げの際、この部分から良好に変形し、容易に鍔部12両側の係止突条10の外れを開始させることができる。
【0047】
頂壁6とスカート7の連続する部分27は、肉厚の変化がなだらかに形成されているので、このキャップを容器に打栓する場合に厚肉の頂壁6と薄肉22又は微肉24のスカート7に直接連続させてあれば、その連続部分において応力集中が起こり、いわゆるひしゃげてしまうが、この発明においてその部分の厚さの変化はなだらかに形成されているため、応力は分散されて打栓の際にひしゃげてしまうのを防止することができる。
【0048】
前記微肉部24は、該微肉部24より厚肉に形成された内環8に対応する位置に形成されているので、このキャップを容器から外す場合内環8は剛性が大きく、それに較べてスカート7は剛性が小さく形成されているため、鍔部12を押し上げた際のスカート7の変形を容易に起こすことができ、それにより鍔部12両側の係止突条10の外れの始まりを容易にすることができる。
【0049】
容器1の口部3内側は、該口部3内周に圧接する円環8を収容する段差部28を有しているので、容器が牛乳瓶の場合に、段差部28を用いて従来のように紙蓋を装着することもでき、この発明のキャップを装着することもでき、兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、容器とそのキャップの一部を省略して示した断面図である。
【図2】図1に示すキャップの部分の断面図である。
【図3】図1に示すキャップの部分の平面図である。
【図4】図1に示すキャップの部分の下面図である。
【図5】この発明の他の実施例を示し、図1に相当する図である。
【図6】図5に示すキャップの部分の断面図である。
【図7】図5に示すキャップの部分の平面図である。
【図8】図5に示すキャップの部分の下面図である。
【図9】この発明の更に他の実施例を示し、キャップ内面を示す斜視図である。
【図10】この発明の更に他の実施例を示し、キャップの部分の斜視図である。
【図11】この発明の更に他の実施例を示し、図10に相当する図である。
【図12】図9に示すキャップを開放する場合を示す説明図である。
【図13】図12に示す開放の場合の部分の断面図である。
【図14】図13に示す開放の場合の斜視図である。
【図15】他の実施例のキャップの部分の下面図で、図4に相当する図である。
【図16】他の実施例を示すキャップの部分の平面図で、図7に相当するものである。
【符号の説明】
1 容器
2 キャップ
3 口部
4 上端部
5 係合突条
6 頂壁
7 スカート
8 内環
9 内周下方
10 係止突条
11 外周下端部
12 鍔部
13 突条欠如部
14 縦スリット
15 肉薄部
16 中央部
17 弱化ライン
18 スリット
18a 薄肉部
19 小突条
20 リブ
21 上端部
22 薄肉部
23 上部
24 微肉部
27 連続する部分
28 段差部

Claims (12)

  1. 容器(1)及び合成樹脂製のキャップ(2)から成り、前記容器(1)は、その口部(3)の上端部(4)外周に係合突条(5)が形成されてあり、前記キャップ(2)は、頂壁(6)、前記係合突条(5)に圧接するスカート(7)、及び前記口部(3)の内面に圧接する内環(8)を有し、前記スカート(7)の内周下方(9)に前記係合突条(5)に係止する係止突条(10)を設け、かつ外周下端部(11)の一部に鍔部(12)が形成されてあり、前記係止突条(10)の該鍔部(12)に対応する部分に、弱嵌合部を設けた容器とそのキャップであって、
    前記スカート(7)は、鍔部(12)の設けられているキャップの前半周(7a)において鍔部(12)の両側にそれぞれ該スカート(7)の下端部から上方に伸びる一つ又は複数の縦スリット(14)が形成されており、
    前記縦スリット(14)は、下部を係止突条(10)で接続されていることを特徴とする容器とそのキャップ。
  2. 前記縦スリット(14)は、一部又は全部を薄肉部(15)で接続されていることを特徴とする請求項1記載の容器とそのキャップ。
  3. 容器(1)及び合成樹脂製のキャップ(2)から成り、前記容器(1)は、その口部(3)の上端部(4)外周に係合突条(5)が形成されてあり、前記キャップ(2)は、頂壁(6)、前記係合突条(5)に圧接するスカート(7)、及び前記口部(3)の内面に圧接する内環(8)を有し、前記スカート(7)の内周下方(9)に前記係合突条(5)に係止する係止突条(10)を設け、かつ外周下端部(11)の一部に鍔部(12)が形成されてあり、前記係止突条(10)の該鍔部(12)に対応する部分に、弱嵌合部を設けた容器とそのキャップであって、
    該鍔部(12)に半径方向の弱化部が形成されており、
    前記半径方向の弱化部は、鍔部の中央部に形成された薄肉部(18a)であることを特徴とする容器とそのキャップ。
  4. 容器(1)及び合成樹脂製のキャップ(2)から成り、前記容器(1)は、その口部(3)の上端部(4)外周に係合突条(5)が形成されてあり、前記キャップ(2)は、頂壁(6)、前記係合突条(5)に圧接するスカート(7)、及び前記口部(3)の内面に圧接する内環(8)を有し、前記スカート(7)の内周下方(9)に前記係合突条(5)に係止する係止突条(10)を設け、かつ外周下端部(11)の一部に鍔部(12)が形成されてあり、前記係止突条(10)の該鍔部(12)に対応する部分に、弱嵌合部を設けた容器とそのキャップであって、
    前記鍔部(12)は、上面とスカート7間にそれぞれリブ(20)が設けられており、
    前記スカート7は、鍔部(12)の中央部(16)に対応する部分の内面に縦方向の弱化ライン(17)が形成されており、
    前記リブ(20)の上端部(26)は、上下方向において弱化ライン(17)の上端部(21)近傍に対応して位置させられていることを特徴とする容器とそのキャップ。
  5. 容器(1)及び合成樹脂製のキャップ(2)から成り、前記容器(1)は、その口部(3)の上端部(4)外周に係合突条(5)が形成されてあり、前記キャップ(2)は、頂壁(6)、前記係合突条(5)に圧接するスカート(7)、及び前記口部(3)の内面に圧接する内環(8)を有し、前記スカート(7)の内周下方(9)に前記係合突条(5)に係止する係止突条(10)を設け、かつ外周下端部(11)の一部に鍔部(12)が形成されてあり、前記係止突条(10)の該鍔部(12)に対応する部分に、弱嵌合部を設けた容器とそのキャップであって、
    前記スカート(7)は、頂壁(6)よりも薄い薄肉部(22)として形成され、かつ、該薄肉部(22)は鍔部(12)よりも薄肉に形成されており、
    前記スカート(7)は、その上部(23)を、下部の薄肉部(22)よりも更に薄い微肉部(24)として形成されていることを特徴とする容器とそのキャップ。
  6. 前記頂壁(6)とスカート(7)の連続する部分(27)は、肉厚の変化がなだらかに形成されていることを特徴とする請求項5記載の容器とそのキャップ。
  7. 前記微肉部(24)は、該微肉部(24)より厚肉に形成された内環(8)に対応する位置に形成されていることを特徴とする請求項5記載の容器とそのキャップ。
  8. 前記弱嵌合部は、円環状の係止突条の一部を欠如せしめた突条欠如部(13)であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は、7記載の容器とそのキャップ。
  9. 前記弱嵌合部は、円環状の係止突条の一部を弱化せしめた突条弱化部であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は、7記載の容器とそのキャップ。
  10. 前記係止突条(10)は、円周方向に間隔をおいて配設された複数の係止突条片からなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は、7記載の容器とそのキャップ。
  11. 前記鍔部(12)は、下面の先端部に沿って小突条(19)が形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8,9,又は、10記載の容器とそのキャップ。
  12. 前記容器(1)の口部(3)内側は、該口部(3)内周に圧接する内環(8)を収容する段差部(28)を有している請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、又は、11記載の容器とそのキャップ。
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