JP4330044B2 - 被熱転写シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクリボン等の熱転写シートと組み合わせて使用され、熱量印加によって熱転写シートからの染料が転写される被熱転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ装置に入力された画像情報等を印画紙等の被熱転写シート上に現像する方法としては、昇華性染料や熱溶融染料を用いる方法が用いられている。
【0003】
この熱転写方法では、昇華性染料や熱溶融染料を有する染料層が形成された熱転写シート(インクリボン)と、上記染料を受容するための受容層が形成された被熱転写シート(印画紙)とを、染料層と受容層とが対向するように重ね合わせ、サーマルヘッド等により、画像信号に応じて点状に熱を印加する。これにより、染料層の染料が昇華または溶融して印画紙の受容層に移行し、印画紙上に画像が現れることになる。
【0004】
このような被熱転写シートは、シート状基材と、このシート状基材上に形成された受容層とからなる2層構造とされる。そして、この受容層2は、インクリボンから移行する染料、例えば、昇華性の分散染料の画像を受容し、受容により形成された画像を維持する層であり、従来よりポリエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル等の染着性樹脂から形成されている。
【0005】
また、受容層には、耐熱性を向上させる為に、硬化剤としてポリイソシアネートを添加する場合もある。更に、受容層には、染料の転写感度及び光退色性、即ち耐光性を向上させる為に、可塑剤を添加する場合もある。さらにまた、受容層には、熱転写シートの染料層表面との剥離性を向上させる為に、離型剤としてシリコーンオイル等を添加する場合もある。
【0006】
一方、熱転写シートは、ポリエステル等の基材上にイエロー、マゼンタ、シアン及び必要に応じてブラックの各色のインク層を面順次に形成したものが一般的であるが、上記各インク層とは別にラミネート層を有するようなものもある。このラミネート層は、熱転写シート上に画像が形成された後に受容層上に保護膜として転写される層である。すなわち、ラミネート層を有する熱転写シートは、被熱転写シートの受容層上に保護膜を形成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した被熱転写シートにおいて、ラミネート層の転写性を向上させるためには、受容層に対して添加されるポリイソシアネート等の硬化剤の添加量を減少させたり、受容層に可塑剤を添加して樹脂のガラス転移点を低下させたりし、受容層を軟化させることが考えられる。しかしながら、この場合、被熱転写シートでは、高温条件下での走行において、熱転写シートのインク面と受容層とが融着してしまい、形成された画像の品位が損なわれたり、走行不良を起こす虞がある。また、この場合、受容層が軟化されているため、高温条件下で重ねて保存すると、受容層が重ね合わされた被熱転写シートの裏面に張り付く、いわゆるブロッキングが生じる虞もある。
【0008】
一方、上述した被熱転写シートにおいて、高温条件下における走行性や耐ブロッキング性を向上させるためには、ポリイソシアネート等の硬化剤の添加量を増加させて受容層を硬化させたり、シリコーンオイル等の添加量を増加させて熱転写シートと被熱転写シートの離型性を向上させることが考えられる。しかしながら、この場合、被熱転写シートは、ラミネート層の転写性が悪化し、ラミネート層が転写しなかったり、欠けが生じたりする虞がある。
【0009】
このように、従来の被熱転写シートでは、ラミネート層の転写性と高温条件下での走行性及び耐ブロッキング性との間にトレードオフの関係が存在し、これらを同時に満足させることができないといった問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、上述したような問題点を鑑みて案出されたものであり、熱転写シートのラミネート層を確実に転写させ、且つ、優れた走行性及び耐ブロッキング性を有し、高品質且つ高解像度の画像を形成することのできる被熱転写シートを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成した本発明に係る被熱転写シートは、基材とこの基材上に形成された染料受容層とからなり、上記染料受容層上に熱転写シートからラミネート層が転写される被熱転写シートにおいて、上記染料受容層は、化学式(1)で表される化合物であるヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体、ヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体、及びイソシアネート系硬化剤を含有し、上記共重合体中、上記ヒドロキシエチルアクリレートの割合が5〜10重量%であり、上記ヒドロキシエチルメタクリレートの割合が5〜10重量%であり、上記他の単量体が、フェノキシエチルメタクリレート、メチルメタクリレート、スチレンの3種、又はこれらにイソボロニルメタクリレートを加えた4種であり、上記フェノキシエチルメタクリレートの割合が10〜45重量%、メチルメタクリレートの割合が20〜50重量%、イソボロニルメタクリレートの割合が10重量%、上記スチレンの割合が10〜30重量%であることを特徴とする。
また、上述した目的を達成した本発明に係る被熱転写シートは、基材とこの基材上に形成された染料受容層とからなり、上記染料受容層上に熱転写シートからラミネート層が転写される被熱転写シートにおいて、上記染料受容層は、化学式(2)で表される化合物であるヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体、及びイソシアネート系硬化剤を含有し、上記共重合体中、ヒドロキシエチルアクリレートの割合が10〜20重量%であり、上記他の単量体が、フェノキシエチルメタクリレート、メチルメタクリレート、スチレンの3種、又はこれらにイソボロニルメタクリレートを加えた4種であり、上記フェノキシエチルメタクリレートの割合が10〜45重量%、メチルメタクリレートの割合が20〜50重量%、イソボロニルメタクリレートの割合が10重量%、上記スチレンの割合が10〜30重量%であることを特徴とする。
【0012】
【化3】
Figure 0004330044
【化4】
Figure 0004330044
【0013】
以上のように構成された本発明に係る被熱転写シートは、化学式(1)や化学式(2)で示す化合物とアクリル系樹脂との共重合体を、化学式(1)や化学式(2)で示す化合物の割合を所定の範囲に規定して使用するため、染料受容層の柔軟性を所望の状態にすることができる。具体的には、染料受容層中に、共重合体としてヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体及びヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体を含有させる場合には、共重合体中のヒドロキシエチルアクリレートの割合を5〜10重量%に規定し、ヒドロキシエチルメタクリレートの割合を5〜10重量%に規定する。また、染料受容層中に、共重合体としてヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体のみを含有させる場合には、共重合体中のヒドロキシエチルアクリレートの割合を10〜20重量%に規定する。
化学式(1)に示すヒドロキシエチルアクリレートやヒドロキシエチルメタクリレートの割合を5重量%未満にした場合や化学式(2)示すヒドロキシエチルアクリレートの割合を10重量%未満にした場合には、染料受容層の強度が低下してしまう。また、化学式(1)で示すヒドロキシエチルアクリレートやヒドロキシエチルメタクリレートの割合を10重量%より大とした場合や化学式(2)で示すヒドロキシエチルアクリレートの割合を20重量%よりも大とした場合には、共重合体のガラス転移点が低くなりすぎ、染料受容層が軟化しすぎてしまう。
また、本発明に係る被熱転写シートでは、共重合体の他に、更に、イソシアネート系硬化剤が含有されていることによって、化学式(1)や化学式(2)で表させる化合物を含む共重合体と、硬化剤とが効率良く反応し、硬化剤が確実に機能させることができ、優れた皮膜特性が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る被熱転写シートの具体的な実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
本発明に係る被熱転写シートの一例を図1に示す。この被熱転写シートは、いわゆる印画紙として、染料を含有する染料層を有するインクリボン等の熱転写シートと組み合わせて用いられ、熱転写シートから移行した染料により所定の画像を形成するものである。
【0016】
この被熱転写シートは、シート状の基材1と、この基材1上に形成されて染料を受容する染料受容層2とを備える。そして、この被熱転写シートでは、例えばビデオ信号に応じて、サーマルヘッドによる選択的な熱量印加により熱転写シートより染料が染料受容層2に移行し、画像が形成される。
【0017】
ここで、熱転写シートは、図2に示すように、熱転写シート基材5と、この熱転写シート基材5の一主面上に配設されたイエロー染料層6、マゼンタ染料層7及びシアン染料層8を有するインク層9と、インク層9に隣接して熱転写シート5の一主面5a上に配設されたラミネート層10とから構成されている。そして、上述した被熱転写シートでは、染料受容層2とインク層9とが対向するように熱転写シートと組み合わされ、画像が形成されることとなる。
【0018】
また、この被熱転写シートにおいて、基材1としては、従来より用いられているものを使用することができ、例えば、上質紙、コート紙等の紙類、種々のプラスチックシート、或いはこれらの複合シート等を使用することができる。
【0019】
さらに、この被熱転写シートにおいて、染料受容層2は、化学式(1)や化学式(2)にて示される化合物と他の単量体とからなる共重合体を含有してなる。具体的に、被熱転写シートは、共重合体として、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体及びヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体を含有する場合と、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体のみを含有する場合とがある。
【0020】
【化5】
Figure 0004330044
【化6】
Figure 0004330044
【0021】
この被熱転写シートにおいて、他の単量体としては、フェノキシポリエチレングリコールメタクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、フェニルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソボロニルメタクリレート、アミノエチルメタクリレート等のアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル、並びに、スチレン、クロロスチレン、ビニルフェノール等のビニル系モノマー、安息香酸ビニル、クロル安息香酸ビニル等のビニル芳香族カルボン酸エステル等を挙げることができる。これらは単独で使用しても良く、複数種を併用使用しても良い。
【0022】
この共重合体は、いかなる手法により製造されても良く、製造方法には限定されない。具体的に、共重合体は、懸濁重合、塊状重合、溶液重合、乳化重合等任意の重合方式により作製することができる。
【0023】
特に、この被熱転写シートにおいて、共重合体として、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体及びヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体を含有する場合には、共重合体中、ヒドロキシエチルアクリレートの割合を5〜10重量%と規定し、ヒドロキシエチルメタクリレートの割合を5〜10重量%と規定している。また、被熱転写シートにおいて、共重合体として、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体のみを含有する場合には、共重合体中、ヒドロキシエチルアクリレートの割合を10〜20重量%と規定している。
【0024】
ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体及びヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体を含有する場合には、共重合体中、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレートの割合が5重量%未満の場合には、硬化剤として添加されるイソシアネート等と反応する水酸基が十分に存在しないため、硬化剤による染料受容層2の強度が低下してしまう。ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体のみを含有する場合において、ヒドロキシエチルアクリレートの割合が10重量%未満の場合にも、同様である。
【0025】
また、特に、上述したようなラミネート層10を有する熱転写シートに対して使用するような場合、化学式(1)や化学式(2)における水酸基が極性基であるため、ラミネート層10を構成する樹脂とこの水酸基との間に結合を形成する。このとき、共重合体として、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体及びヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体を含有する場合に、染料受容層2の共重合体中におけるヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレートのそれぞれの割合が5重量%未満であると、ラミネート層10を構成する樹脂との間に結合を形成するための水酸基が不足してしまう。このため、共重合体中におけるヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレートのそれぞれの割合が5重量%未満であると、ラミネート層10を染料受容層2に対して確実に転写することができなくなってしまう。共重合体として、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体のみを含有する場合において、ヒドロキシエチルアクリレートの割合が10重量%未満の場合にも、同様である。
【0026】
また、染料受容層中に、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体及びヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体を含有させる場合において、共重合体中のヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレートの割合がそれぞれ10重量%を超えると、共重合体のガラス転移点Tgが低すぎることとなり、染料受容層2が軟化し過ぎて高温条件下での走行性が悪くなったり、ブロッキングが発生する。更には、この場合、染料受容層2表面の光沢性が悪化し、形成された画像の品位を損なう虞れもある。ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体のみを含有する場合において、ヒドロキシエチルアクリレートの割合が20重量%を超える場合にも、同様である。
【0027】
また、この共重合体の重量平均分子量は、10万〜100万程度が好ましい。共重合体の重量平均分子量が10万未満であるような場合、染料受容層2が脆くなり、染料受容層2形成時の塗膜特性が悪化する虞れがある。また、共重合体の重量平均分子量が100万を超えるような場合、共重合体を含有する塗料を塗布して染料受容層2を形成する際して、塗料の粘度が高くなり塗工しにくくなる虞がある。
【0028】
一方、染料受容層2には、白色度を向上させるため、酸化チタン、炭酸カルシウム、酸化亜鉛等の無機顔料や蛍光増白剤を添加することができる。また、染料受容層2には、離型剤を添加しても良い。例えば、離型剤としては、メチルスチレン変性シリコーンオイル、オレフィン変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコーンオイルのようなシリコーンオイルや、フッ素系離型剤等を挙げることができる。
【0029】
また、染料受容層2には、皮膜特性を向上させる為に硬化剤を添加することが好ましい。硬化剤としては、例えば、エポキシ系硬化剤、イソシアネート系硬化剤等を挙げることができ、特に、無黄変タイプの多官能イソシアネート化合物を使用することが好ましい。このような多官能イソシアネート化合物としては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、キシレンジイソシアネート(XDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)、ビューレット等を挙げることができる。これら硬化剤は、単独で使用しても良いし、複数種を併用しても良い。
【0030】
さらに、染料受容層2には、プリンター装置内で走行する時に静電気が発生することを防止するため、帯電防止剤を使用することが好ましい。帯電防止剤としては、例えば、陽イオン型界面活性剤(第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体等)、陰イオン型界面活性剤(アルキルベンゼンスルホネート、アルキル硫酸エステルナトリウム塩等)、両性イオン型界面活性剤もしくは、非イオン型界面活性剤等の各種の界面活性剤を挙げることができる。これらの帯電防止剤は、染料受容層2に添加しても良いし、染料受容層2の表面にコーティングして使用してもよい。
【0031】
また、染料受容層2には、必要に応じて可塑剤を添加することができる。例えば、可塑剤としては、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、トリメリット酸エステル、ピロメリット酸エステル、多価フェノールエステル等を挙げることができる。さらに、染料受容層2には、保存性を向上させるため紫外線吸収剤や酸化防止剤等を適宜配合することができる。例えば、紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、ジフェニルアクリレート系、ベンゾトリアゾール系を例示することができ、酸化防止剤としては、フェノール系、有機硫黄系、ホスファイト系、リン酸系等を例示することができる。
【0032】
以上のように構成された被熱転写シートは、染料受容層2が所望な硬度を有するように形成されているため、当該染料受容層2とインク層9とが融着してしまうようなことが防止され、優れた画像品質を確保することができる。また、この被熱転写シートでは、染料受容層2が所望の硬度を有するため、例えば、高温条件下で複数枚が重ね合わされて保存されたような場合でも、染料受容層2が隣接する基材1の背面に張り付く、いわゆるブロッキングが発生するようなことがない。したがって、この被熱転写シートは、高温条件下においても、優れた走行性を有するものとなる。
【0033】
さらに、この被熱転写シートは、イソシアネート等の硬化剤を添加することによって、優れた被膜特性を有することとなる。すなわち、被熱転写シートは、硬化剤を添加した場合でも、イソシアネート基とヒドロキシエチルアクリレートやヒドロキシエチルメタクリレートのヒドロキシル基とが効率よく反応し、イソシアネート等の硬化剤が確実に機能することとなる。
【0034】
さらにまた、この被熱転写シートにおいては、シリコーンオイル等の離型剤を添加することが好ましい。この被熱転写シートの場合、硬化剤を添加した場合でも、イソシアネート基とヒドロキシエチルアクリレートやヒドロキシエチルメタクリレートのヒドロキシル基とが効率よく反応し、イソシアネート基とシリコーンオイルとの反応が抑制される。仮に、染料受容層2中に含有される重合体がヒドロキシエチルアクリレートやヒドロキシエチルメタクリレートを有さない場合、イソシアネートは、シリコーンオイルのヒドロキシル基と反応してしまい、シリコーンオイルとともに染料受容層2表面にブリードしてしまうことがあった。このように、イソシアネートが染料受容層2の表面にブリードしてしまうと、ラミネート層10の転写性が劣化してしまう。
【0035】
これに対して、上述した被熱転写シートでは、イソシアネート等の硬化剤がヒドロキシエチルアクリレートやヒドロキシエチルメタクリレートと効率よく反応するため、硬化剤のブリードが抑制され、ラミネート層10が良好に転写されることとなる。したがって、この被熱転写シートは、高品質・高解像度の画像を表示することができる。
【0036】
【実施例】
以下、本発明に係る被熱転写シートの具体的な実施例これと比較するための比較例、及び本発明の参考となる参考例について説明する。
【0037】
実施例及び参考例
参考例1、実施例2乃至実施例4、参考例5乃至参考例15、実施例16、実施例17、参考例18、実施例19、参考例20、実施例21、参考例22乃至参考例26、実施例28、参考例29、実施例30、参考例31では、シート状の基材として厚さ150μmの合成紙(王子油化株式会社製、商品名YUPO FPG−150)を使用した。また、染料受容層を形成するための塗料を表1に示すような成分で調整した。なお、参考例1、参考例5乃至参考例10は、共重合体として、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体のみが含有されているが、共重合体中のヒドロキシエチルアクリレートの割合が10重量%〜20重量%の範囲内ではないことや他の単量体としてフェノキシエトキシエチルメタクリレートが含有されているものである。参考例11乃至参考例15は、共重合体として、ヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体のみが含有されているものである。参考例18、参考例20は、共重合体として、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体及びヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体を含有しているが、共重合体中のヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレートの割合が5重量%〜10重量%の範囲内にないものである。参考例22乃至参考例26、参考例29、参考例31は、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体が含有されていなかったり、他の単量体の種類や割合が満足するものではない。
【0038】
【表1】
Figure 0004330044
【0039】
この場合、染料受容層用塗料中の共重合体成分としては、表2及び表3に示すように、ヒドロキシエチルアクリレート」及び/又は「ヒドロキシエチルメタクリレート」を所定量含有させた。
【0040】
【表2】
Figure 0004330044
【0041】
【表3】
Figure 0004330044
【0042】
また、染料受容層用塗料は、表lの各成分の固形分の合計が、メチルエチルケトン/トルエン(1/1重量比)の混合溶媒で20%溶液となるようにし、ディソルバーにて1時間撹拌後、50μm口径のフィルターを通して調製した。このようにして得られた染料受容層用塗料をコイルバーを用いて、シート状の基材の表面に乾燥塗膜が5〜6μmになるように塗布し、120℃にて2分間乾燥後、50℃にて48時間キュアリングすることによって、実施例1乃至実施例31の被熱転写シートを作製した。
【0043】
比較例1乃至比較例5
比較例1乃至比較例5では、共重合体成分を表4に示したように配合した以外は、実施例1と同様にして被熱転写シートを作製した。
【0044】
【表4】
Figure 0004330044
【0045】
特性評価
以上のように作製された実施例、参考例及び比較例に関して、ラミネートフィルムの転写性、耐ブロッキング性、高温条件下における走行性及び表面の光沢性について以下に示すように評価した。
【0046】
<ラミネートフィルムの転写性>
作製した被熱転写シートに対し、熱転写プリンタ(ソニー(株)製、UP−D8800プリンタ)を使用し、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色素及びラミネートフィルム(L)からなるインクリボン(ソニー(株)製、UPC一8840)を用い、ラミネートフィルム(L)をイエロー(Y)に切り貼りし、イエロー信号にて20階調の印画を行い、ラミネートフィルム(L)の被熱転写シートヘの転写開始階調の測定を行った。そして転写階調の値によって、次のように評価した。
◎:転写階調≦10階調
○:10階調<転写階調≦14階調
△:14階調<転写階調≦18階調
×:18階調<転写階調
<耐ブロッキング性>
被熱転写シート作製過程において、染料受容層用塗料を基材の表面に塗布し、120℃2分間乾燥させた後、5cm×5cmの大きさに裁断し、その後、被熱転写シートの染料受容層と裏面とが合わされるように重ねあわせ、その上に重り(5kg、底辺5cm×5cm)を載せ、50℃で48時間放置した。その後、重ねあわせた一対の被熱転写シートをはがし、被熱転写シートの表面の初期からの形状変化を目視視察した。そしてこの場合の形状変化の程度によって次のようにブロッキング性の評価を行った。
【0047】
A:初期からの形状変化全く無
B:部分的に形状変化あり
C:全面的に形状変化あり
<高温条件下における走行性>
各熱転写シートに対して、熱転写プリンタ(ソニー(株)製、UP−D8800プリンタ)を使用し、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色素及びラミネートフィルム(L)からなるインクリボン(ソニー(株)製、UPC−8840)を用い、50℃50%条件下で黒ベタ連続印画を行った。そのとき、走行後の被熱転写シートの表面状態及び走行中の剥離音、走行性を目視視察した。そして走行性の程度によって次のように高温条件下走行性を評価した。
【0048】
◎:熱転写シートとインクリボンとの融着がなく、かつ走行音、走行不良無し。
○:走行音が少しするが、熱転写シートとの融着無く、走行不良なし。
【0049】
△:走行音が大きいが、熱転写シートとの融着無く、走行不良なし。
【0050】
×:熱転写シートとインクリボンとの融着の発生存り。又は走行不良発生あり。
【0051】
<表面の光沢性>
被熱転写シートの表面の光沢性は、染料受容層表面の光沢を目視観察することによって評価した。そして光沢性の程度によって次の様に評価した。
【0052】
○:光沢が良く、高品位である。
【0053】
△:光沢は若干落ちるが、画質品位を損なうレベルではない。
【0054】
X:光沢が無く、品位を損なうレベル。
これらラミネートフィルムの転写性、耐ブロッキング性及び高温条件下における走行性の評価結果を表5に示す。なお、この表5において、ラミネートフィルムの転写性は「評価1」とし、耐ブロッキング性は「評価2」とし、高温条件下における走行性は「評価3」とし、表面の光沢性は「評価4」と記載した。
【0055】
【表5】
Figure 0004330044
【0056】
この表5から明らかなように、共重合体として、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体のみを含有し、共重合体中、ヒドロキシエチルアクリレートの割合を10〜20重量%であり、他の単量体がフェノキシエチルメタクリレート、メチルメタクリレート、スチレンの3種、又はこれらにイソボロニルメタクリレートを加えた4種であり、フェノキシエチルメタクリレートの割合が10〜45重量%、メチルメタクリレートの割合が20〜50重量%、イソボロニルメタクリレート10重量%、上記スチレンの割合が10〜30重量%であり、更にイソシアネート系硬化剤を含有する実施例2乃至実施例4及び実施例28は、ラミネートフィルムの転写性、耐ブロッキング性、高温条件下における走行性及び表面光沢性の全てにおいて、優れた結果を示すことがわかった。
また、表5より、共重合体として、ヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体及びヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体を含有し、共重合体中、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレートのそれぞれ割合が5〜10重量%であり、他の単量体が、フェノキシエチルメタクリレート、メチルメタクリレート、スチレンの3種、又はこれらにイソボロニルメタクリレートを加えた4種であり、フェノキシエチルメタクリレートの割合が10〜45重量%、メチルメタクリレートの割合が20〜50重量%、イソボロニルメタクリレート10重量%、上記スチレンの割合が10〜30重量%であり、更にイソシアネート系硬化剤を含有する実施例16、実施例17、実施例19、実施例21及び実施例30は、ラミネートフィルムの転写性、耐ブロッキング性、高温条件下における走行性及び表面光沢性の全てにおいて、優れた結果を示すことがわかった。
したがって、染料受容層に含まれる共重合体において、上記化学式(1)や化学式(2)で示したヒドロキシエチルアクリレートヒドロキシエチルメタクリレートの成分割合を所定の範囲と規定することによって、被熱転写シートは、ラミネートフィルムが確実に転写されるものとなり、ブロッキングの発生が確実に抑制されたものとなり、又、高温条件化においても確実に走行することができ、更に、優れた表面光沢性を有することとなる。
【0057】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係る被熱転写シートは、染料受容層に含有される共重合体が所定の化合物を有し、且つ、この化合物を所定の割合で含有するため、熱転写シートのラミネート層を確実に転写させ、且つ、優れた走行性及び耐ブロッキング性を有するとともに、優れた表面光沢性を有することとなる。このため、この被熱転写シートは、高品質・高解像度の画像を表示することが可能なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る被熱転写シートを示す要部断面図である。
【図2】 熱転写シートを示す要部平面図である。
【符号の説明】
1 基材、2 染料受容層

Claims (2)

  1. 基材とこの基材上に形成された染料受容層とからなり、上記染料受容層上に熱転写シートからラミネート層が転写される被熱転写シートにおいて、
    上記染料受容層は、化学式(1)で表される化合物であるヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体、ヒドロキシエチルメタクリレートと他の単量体との共重合体、及びイソシアネート系硬化剤を含有し、
    上記共重合体中、上記ヒドロキシエチルアクリレートの割合が5〜10重量%であり、上記ヒドロキシエチルメタクリレートの割合が5〜10重量%であり、
    上記他の単量体が、フェノキシエチルメタクリレート、メチルメタクリレート、スチレンの3種、又はこれらにイソボロニルメタクリレートを加えた4種であり、
    上記フェノキシエチルメタクリレートの割合が10〜45重量%、上記メチルメタクリレートの割合が20〜50重量%、上記イソボロニルメタクリレートの割合が10重量%、上記スチレンの割合が10〜30重量%であることを特徴とする被熱転写シート。
    Figure 0004330044
  2. 基材とこの基材上に形成された染料受容層とからなり、上記染料受容層上に熱転写シートからラミネート層が転写される被熱転写シートにおいて、
    上記染料受容層は、化学式(2)で表される化合物であるヒドロキシエチルアクリレートと他の単量体との共重合体、及びイソシアネート系硬化剤を含有し、
    上記共重合体中、ヒドロキシエチルアクリレートの割合が10〜20重量%であり、
    上記他の単量体が、フェノキシエチルメタクリレート、メチルメタクリレート、スチレンの3種、又はこれらにイソボロニルメタクリレートを加えた4種であり、
    上記フェノキシエチルメタクリレートの割合が10〜45重量%、上記メチルメタクリレートの割合が20〜50重量%、上記イソボロニルメタクリレートの割合が10重量%、上記スチレンの割合が10〜30重量%であることを特徴とする被熱転写シート。
    Figure 0004330044
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