JP4329554B2 - 吐水装置 - Google Patents

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本発明は、密閉容器内で薬剤を反応させて気体を発生させ、この気体の圧力で密閉容器内の液体を外部に吐水装置する吐水装置、特に容器を上向きの姿勢にして吐水する吐水装置に関する。
炭酸水などのガスを含有した液体は、人体に対して、血行促進や温感刺激、角質除去、静菌作用、洗浄効果などの各種の効果を与える。
炭酸水の場合、1000ppm程度の高濃度のものを人体に用いれば、上記各種の効果が顕著に期待できる。
したがって、このような液体を、使用場所を選ばずに何処でも手軽に吐水装置させ使用できる小型の吐水装置があると便利である。
そこで従来では、このような吐水装置、例えば携帯ウォシュレット等として、蓋と容器で構成された密閉容器内で薬剤を反応させて気体を発生させ、この気体の圧力で密閉容器内の液体を外部に吐水装置する吐水装置が知られている。
例えば特許文献1に開示された携帯用肛門洗浄器は、ノズルを連結したバルブボタンを上部に取付けた容器と、容器底部のネジ式蓋からなるもので、容器内の水に発泡錠剤を入れ、融解させ、発生する気体によって、容器内部に圧力を加え、ノズルより水を噴射させることを特徴としている。
特開平4−58919号公報
上述した特許文献1の技術は、容器内でガスが上に溜まるので、容器を、吐水装置部が下向きとなる配置にして吐水を行う構成となっており、ウォシュレット機能としては適するが、容器を上下逆にして吐水装置部が上向きとなる姿勢で吐水使用することはできない。
ところが、液体を吐水装置する器具としては、携帯ウォシュレットのように容器を下向きにして吐水を行うものに限らず、容器を上向きの姿勢にして液体を吐水装置する必要があるもの、例えばヘアスプレイ、化粧水、口内洗浄具なども存在し、これらに対して上述の従来技術では十分に対応することができない。
このような事情のもとで、上向き姿勢で液体を吐水装置する吐水装置として、実用的レベルで使い勝手を向上するための工夫がなされており、例えば反応性の高い顆粒状の薬剤を薬剤容器に入れ、容器密閉後に吐水用流路と別に設けた薬剤投入口から薬剤容器を投入する構造のように、薬剤投入部と上向き吐水機構とを、別々に、ないし別の場所に設けたものが案出されている。
しかし、この構造の吐水装置容器では、薬剤投入口と上向き吐水部(流路)とを別々に設ける必要があり、構造が複雑になって高コストとなったり、機能上で信頼性に課題が残っている。また、容器(圧力容器)を分割して作らなければならないため部品数も多く、かつ特別仕様の容器構造となる。このため、開口が狭く一つしかないが、安価で信頼性の高い汎用性のあるペットボトルなどを適用することが使できなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、上向き姿勢で液体を吐水装置する吐水装置として、実用的レベルで使い勝手が高く、構造が比較的簡単で低コスト化が図れ、しかも吐水機能性に優れ、高信頼性が確保できるうえ、一体的容器を使用して部品数低減が図れ、さらに汎用性のあるペットボトルなどを適用することも可能とする吐水装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、請求項1に係る発明では、蓋と容器で構成された密閉容器内で液体と薬剤を反応させて気体を発生させ、この気体の圧力で前記密閉容器内の液体を加圧し、外部に液体を吐水する吐水装置であって、前記密閉容器内の底部に開口し、前記密閉容器内の加圧液体を吐水装置口へと導く筒状の流路と、施蓋時に前記薬剤を前記容器内の液体と接触させる薬剤投入機構とを備え、前記筒状の流路は、前記薬剤投入機構の少なくとも一部を貫通するとともに、前記容器の内部と前記筒状の流路の周囲に開口部を有し、前記容器内に液体を投入する際、前記開口部から前記容器の内部の空気が前記容器の外部へと排出される構成とし、前記薬剤投入機構は、薬剤を密閉状態で収納した薬剤容器と、この薬剤容器を収納する薬剤収納部と、筒状の前記流路の途中に設けられた薬剤容器破壊部と、前記蓋に設けられた薬剤容器押し部とで構成され、施蓋時に前記薬剤容器破壊部と前記薬剤容器押し部とで、前記薬剤容器の少なくとも一部を破壊することを特徴とする吐水装置を提供する。
請求項2に係る発明では、蓋と容器で構成された密閉容器内で液体と薬剤を反応させて気体を発生させ、この気体の圧力で前記密閉容器内の液体を加圧し、外部に液体を吐水する吐水装置であって、前記密閉容器内の底部に開口し、前記密閉容器内の加圧液体を吐水装置口へと導く流路と、施蓋時に前記薬剤を前記容器内の液体と接触させる薬剤投入機構とを備え、前記筒状の流路は、前記薬剤投入機構の少なくとも一部を貫通するとともに、前記容器の内部と前記筒状の流路の周囲に開口部を有し、前記容器内に液体を投入する際、前記開口部から前記容器の内部の空気が前記容器の外部へと排出される構成とし、前記薬剤投入機構は、薬剤を密閉状態で収納した薬剤容器と、この薬剤容器を収納する薬剤収納部と、筒状の前記流路の途中に設けられた薬剤容器破壊部と、前記蓋に設けられた薬剤容器押し部とで構成され、前記薬剤投入機構が前記流路内に設けられていることを特徴とする吐水装置を提供する。
請求項に係る発明では、前記流路は可撓性チューブで構成されており、前記薬剤投入機構は筒状の薬剤容器保持部の途中に設けられ、施蓋時に薬剤容器を破壊する薬剤容器破壊部と、前記蓋に設けられ前記薬剤容器を前記薬剤破壊部に押圧する薬剤容器押し部とで、前記薬剤容器の少なくとも一部を破壊する吐水装置を提供する。
請求項に係る発明では、前記ガスは二酸化炭素を主成分とするガスである吐水装置を提供する。
本発明に係る吐水装置によれば、密閉容器内の加圧液体を吐水装置口へと導く流路が密閉容器内の底部に開口しているので、吐水装置口が密閉容器の上部に形成されている場合でも加圧液体を密閉容器の底部から吐水装置口へ導くことができる。
したがって、例えばヘアスプレイ、化粧水、口内洗浄具などのように、容器を上向きの姿勢にして液体を吐水装置する必要があるものに対して有効に適用することができる。
また、容器に対する施蓋時に薬剤を容器内の液体と接触させる薬剤投入機構を備えるので、蓋をしない状態では薬剤の反応が生じない一方、容器を縦状態にしたまま施蓋することによって自動的に、かつ確実に薬剤を反応させることができる。このため、不用意な状態での薬剤反応を防止できるとともに、施蓋時に即座に反応を生じさせることができるので、容器外に反応したガスが逸散することもなく、容器内の圧力を確実に高めて吐水することができる。この為、電池やポンプがなくても確実に吐水ができ、実用的レベルで使い勝手が極めて高いものとなる。
しかも、流路が薬剤投入機構の少なくとも一部を貫通している。従って、開蓋時にこの薬剤投入機構を通して、液体や薬剤を投入することができる。また、施蓋時にはこの流路を通じて、上向きのまま吐水することができる。従って、これらがコンパクトにまとまった構成となり、構造が比較的簡単で低コスト化が図れるとともに、吐水機能性に優れ、高信頼性を確保することができる。
さらに、このように機能性に富む構成であるため、特別仕様の容器構造が不要となり、開口が狭く一つしかないが、安価で信頼性の高い汎用性のあるペットボトルなどを適用することも容易に可能となる。
さらにまた、水が通過する流路部分に薬剤投入機構を設けたので、水の流れが起こるため、局部的に濃度が高くなって、薬剤が溶け残るという減少が起こらない。仮に、溶け残りがあっても、流路なので水の流れが起こるため、攪拌され薬剤が溶解しやすい。また、流路内を利用して薬剤投入機構を設けたことにより、構成がコンパクトになり、それにより低コスト化も図れる。
また、流路を筒状とし、その流路の途中に薬剤容器破壊部を設けて、蓋に設けられた薬剤容器押し部と協働して施蓋時に薬剤容器を破壊する構成とした場合には、容器内に水などの液体を収容した状態で薬剤容器内を容器内に挿入しただけでは反応を生じさせず、施蓋によって初めて反応を起させるので、不用意なガス逸散や吐水装置が生じることもなく、安全性が確保できるとともに、流路と薬剤容器破壊部とを兼用させたことにより両部材を効率的に配置して一層のコンパクト化が図れるようになる。
また、流路を筒状とし、容器の内部と筒状の流路の周囲に開口部を有し、容器内に液体を投入する際、開口部から容器の内部の空気が容器の外部へと排出される構成とした場合には、容器の口から水を入れる際に、水が筒状の流路から容器内に入って貯留するが、この時、水は容器内の空気と入れ替わる必要がある。従って、前記開口部を前記流路の周囲に設けることで、容易に容器内の空気と水を置換することができ、使い勝手が良い。さらに、容器にペットボトルの様な口が狭くなったものを用いる場合にも好適である。
さらにまた、流路を可撓性チューブで構成し、薬剤投入機構を筒状の薬剤容器保持部の途中に設けられた薬剤容器破壊部と可撓性チューブとで、薬剤容器の少なくとも一部を破壊する構成とする場合には、簡易かつ効率的な構成によって、確実に反応を起させ、一層簡便で機能性に優れた吐水装置を提供することができる。
また、流路は可撓性チューブで構成されており、薬剤投入機構は筒状の薬剤容器保持部の途中に設けられ、施蓋時に薬剤容器を破壊する薬剤容器破壊部と、蓋に設けられ薬剤容器を薬剤破壊部に押圧する薬剤容器押し部とで、薬剤容器の少なくとも一部を破壊する構成としたので、可撓性チューブがつぶれて流路がふさがることがない。また、可とう性チューブを用いているため薬剤投入機構を貫通させる際の流路の取り回しの自由度が高い。
この場合、吐水装置を傾けて使用しても、可撓性を有する流路が自重で底を動くことができるので、容器内の液体を最後まで吐水することができる。
また、前記ガスを二酸化炭素とした場合には、水に対する溶解度が高く、かつ人体に無害であるという利点が得られる。すなわち、一般的にガスは圧力が高いほど水によく溶け、圧力が下ると、水に対する溶解度は減少する。よって吐水時に圧力が低下すると同時に、ガスの水に対する溶解度もさがるため、吐水中は容器内の水から、溶解しきれなくなったガスが放出される。この放出されたガスにより、容器内の圧力減少の緩和が起こる。溶解度が高いガスほど、水中から放出されるガスの量が多くなるため、溶解度の高いガスを用いることが好ましい。しかも、二酸化炭素は溶解度が高い上に人体に無害である。
また、前記ガスを薬剤反応により発生したものとした場合には、薬剤によりガスを発生させるので、繰り返し何度でも使用することができる。
以下、本発明に係る吐水装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1実施形態(図1〜図3)>
図1は、本発明の第1実施形態による吐水装置の構成を示す全体断面図であり、図2は、本発明の第1実施形態による吐水装置の部品構成を断面で示す分解図である。図3(A)は、本発明の第1実施形態の使用時の状態を示す全体断面図であり、同図(B)は(A)の一部を拡大して示す断面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の吐水装置1は、液体2である水を上方から注入し得る広口瓶型の容器3と、この容器3の上端開口部外周にネジ部4を介して装着される着脱可能な蓋5とを有し、施蓋により容器3内に密閉空間6を形成することが可能な密閉容器7として構成されている。
蓋5は、上述したネジ部4を有する基蓋5aと、この基蓋5aに上向き付勢用のスプリング8を介して押し下げ可能に設けられた操作蓋5bとを有し、蓋5の内部には、一端が容器3内の中央位置で開口し、他端が蓋5の外側方に向うノズルとして開口する通水路9が形成されている。この通水路9の容器3内方側の端部中央位置に、操作蓋5bの押し下げにより開口し、通水路9を開閉する開閉弁10が設けられている。
この開閉弁10は、常時はスプリング8によって閉方向に付勢されている。開閉弁10の周囲には、下端開口の筒状の弁ホルダ11が設けられ、この弁ホルダ11の下端は弁開時における開閉弁10の下端部よりも下方に長く形成され、かつ下端周縁部には凹凸形の切欠による液体流入隙間12が形成されている。この弁ホルダ11の下端部は、後述する薬剤容器押し部21として機能するものとなっている。
一方、容器3内の内部中央位置には、瓶口である上端開口部13の口径よりも小径な上下端開口の縦長筒状の内部筒14が設けられ、この内部筒14により、密閉容器7内の底部に開口し、密閉容器7内の加圧液体を開閉弁10を介して通水路9から吐水装置口15へと導く流路16が形成されている。すなわち、この内部筒14は容器3の上端部と内底部付近までに亘る上下長さを有し、上下端が開口している。これにより、施蓋時における蓋5の下端部に当接する高さ位置から容器3の底部近傍まで垂下する上下端開放の流路16が形成され、容器3内に収容される液体2が容器3の内底部から流路16の上方に導かれ、かつ上方に流動できるようになっている。
そして、本実施形態においては、図2に示すように、薬剤17が薬剤容器18内に収容されて備えられるとともに、施蓋時に薬剤17を容器3内の液体と接触させる薬剤投入機構19を備えている。この薬剤投入機構19は、内部筒14の上下方向略中間位置と蓋5の弁ホルダ11の下端部との間に筒状の薬剤容器18を投入保持できる機構である。
すなわち、内部筒14の上下方向中間位置には、上端が斜めに切断された爪19aを有する小径筒状の上下端開口の薬剤容器受部20が設けられ、この薬剤容器受部20の上に筒状の薬剤容器18を同軸的に載置保持できるようになっている。また、施蓋時には、弁ホルダ11によって上方から薬剤17を密封収容した薬剤容器18を圧下することにより、爪部19aが薬剤容器18の接触部である底部のシール材18aを破壊することができるようになっている。
すなわち、弁ホルダ11が薬剤容器押し部21として構成されるとともに、薬剤容器受部20の爪19aにより、薬剤容器破壊部22が構成されている。なお、弁ホルダ11の下端部には凹凸形の切欠による液体流入隙間12が形成されているので、液体はこの隙間を介して薬剤容器18の周囲から上方に向って流動し、開閉弁10の内部を介して通水路9に確実に供給される。
このように、本実施形態では、施蓋時に薬剤17を容器3内の液体と接触させる薬剤投入機構19を備え、流路16が薬剤投入機構19の少なくとも一部を貫通している構成となっている。また、薬剤投入機構19が、筒状の流路16の途中に設けられた薬剤容器破壊部22と、蓋5に設けられた薬剤容器押し部21とで構成され、施蓋時に薬剤容器破壊部22と薬剤容器押し部21とで、薬剤容器18の少なくとも一部(底部)を破壊するようになっている。これにより、施蓋時に薬剤17を容器3内の液体と接触させる薬剤投入機構19が形成され、密閉容器7内で水と薬剤17とを反応させて気体を発生させることができるようになっている。
例えば薬剤容器18はPPやPEなどの樹脂からなる薬剤容器本体に顆粒状の薬剤を収納し、アルミシートや樹脂フィルムからなるシール材18aで密閉することができる。こうすれば、薬剤の密閉性も保ちつつ、使用時には密閉後に確実に薬剤と水を反応させることができる。また、薬剤容器本体、内部筒、容器3を透明な樹脂で形成すれば、使用者が薬剤の反応終了を確認することもできる。
内部筒14の内側の薬剤容器受部20においては、発泡する薬剤17を保持する筒状の薬剤容器18をこの薬剤容器受部20により容器3内の所定高さ位置に挿入保持できるとともに、施蓋により上方から薬剤容器18を押圧した際に、薬剤容器破壊部22に接触して薬剤容器18の下端部が破壊し、内部の薬剤17が容器3内の液体2と接触し得るようになっている。
また、筒状の流路16は、容器3の上端位置において、容器3の内部と筒状の流路16の周囲に開口部23を有し、容器3内に液体を投入する際、開口部23から容器3の内部の空気が容器3の外部へと排出されるようになっている。
次に作用を説明する。
使用時には、容器3の蓋5を外し、容器3の上端開口部13から容器3内に水等の液体2を注入する。この場合、液体2は内部筒14の底部の隙間を介してその内外周に充填し得るとともに、開口部23から容器3の内部の空気が容器3の外部へと排出されるので、容器3内に液体2が円滑に注入される。
液体2の充填後には、内部筒14内における薬剤容器受部20に薬剤17を保持する筒状の薬剤容器18を挿入する。その後、容器3に対して施蓋し、容器3内を密閉空間とするとともに、施蓋により下降する蓋5の内底部により薬剤容器18を圧下し、薬剤容器18の下端のシール部材18aを薬剤容器破壊部22に当接させて破壊させ、薬剤17を液体2に接触させる。
薬剤17としては、例えば炭酸水素ナトリウムと有機酸例えばクエン酸などの果実酸を適用する。これらが液体2である水に溶解すると、炭酸ガスが発生する。発生した炭酸ガスは水中に気泡として含有されるとともに、容器3内の上部に充満する。
また、炭酸ガスは他のガスと比較して、水への溶解性が非常に高い。このため、減圧、または攪拌効果による、気泡の発生量が大きく、気泡を含有した吐水を行う際、加圧ガスとして非常に優れている。節水効果を求められる携帯用吐水装置のように、小型小容量の容器を用いて少量の液を吐水する場合において、特に好ましい。
ここで、気体の水への溶解性について比較した例を示す。人体に害がなく、大気中に容易に放出可能な気体として、空気中に含まれる窒素、酸素、二酸化炭素を例にあげ比較してみると、水に対する溶解度の比率は窒素:酸素:二酸化炭素=1:2:40であり、二酸化炭素は他の気体より溶解度が高いことが分かる。
開閉弁10は容器3内のガス圧およびスプリング8の弾性により押上げられ、閉状態を確実に維持することができる。使用者は、この状態で容器3を携帯することができる。
人体洗浄等の使用に際しては、操作蓋5bを押し下げる。これにより、開閉弁10が開となり、容器3の中央に開口している流路16および通水路9を介して内部筒14内の炭酸ガスが排出される。一方、内部筒14の外側上部には炭酸ガスが残り、図1に矢印cで示すように、内部筒14の外側の液体2が上部の炭酸ガスによって加圧されている。そこで、操作蓋5bを押し続けた場合には、内部筒14の外側上部の炭酸ガスによる加圧力で液体2が内部筒14の上方に移動し、開口する開閉弁10および流路16を介して液体2が通水路9内にその一端側から流入する。そして、液体2は通水路9を通った後、吐水装置口15から排出される。
なお、本実施形態では電源、ポンプ等が不要であり、簡素、軽量な構成のもとで最大の人体の洗浄、美容・健康の促進等が得られる。そして、本実施形態の吐水装置1では、容器3への液体2および薬剤容器18の挿入操作を、容器3を逆さまにする必要なく行え、またガス圧による液体吐水装置作用も容器3を逆さまにする必要なく、吐水装置口15を上側配置のままで行うことができる。したがって、使用方法も容易であり、顔や上半身への吐水等に便利なものとなる。
以上のように、本実施形態においては、密閉容器7内の加圧液体を吐水装置口15へと導く流路16が密閉容器7内の底部に開口しているので、吐水装置口15が密閉容器7の上部に形成されている場合でも加圧液体を密閉容器7の底部から吐水装置口15へ導くことができる。したがって、例えばヘアスプレイ、化粧水、口内洗浄具などのように、容器を上向きの姿勢にして液体2を吐水装置する必要があるものに対して有効に適用することができる。
また、容器に対する施蓋時に薬剤17を容器内の液体と接触させる薬剤投入機構19を備えるので、施蓋しない状態では薬剤17の反応が生じない一方、容器を縦状態にしたまま施蓋することによって自動的に、かつ確実に薬剤17を反応させることができる。このため、不用意な状態での薬剤反応を防止できるとともに、施蓋時に即座に反応を生じさせることができるので、ガス漏れもなく、少ない薬剤量で確実にガスを発生させて液体を加圧でき、実用的レベルで使い勝手が極めて高いものとなる。
しかも、薬剤投入機構19が流路16内に設けられているので、これらがコンパクトにまとまった構成となり、構造が比較的簡単で低コスト化が図れるとともに、吐水機能性に優れ、高信頼性を確保することができる。
特に、薬剤や液体の投入と上向きに吐水する為の構造を一体化し簡単にできるので、容器内に密閉性を確実に高めることができ、高いガス圧を使って吐水する場合にも非常に適している。
さらに、このように機能性に富む構成であるため、特別仕様の容器構造が不要となり、安価で信頼性の高い汎用性のあるペットボトルなどを適用することも容易に可能となる。
また、流路16を筒状とし、その流路16の途中に薬剤容器破壊部22を設けて、蓋5に設けられた薬剤容器押し部21と協働して施蓋時に薬剤容器18を破壊する構成とした場合には、容器内に水などの液体2を収容した状態で薬剤容器18内を容器内に挿入しただけでは反応を生じさせず、施蓋によって初めて反応を起させるので、不用意な吐水装置が生じることもなく、安全性が確保できるとともに、流路16と薬剤容器破壊部22とを兼用させたことにより両部材を効率的に配置して一層のコンパクト化が図れるようになる。
また、流路16を筒状とし、容器の内部と筒状の流路16の周囲に開口部23を有し、容器内に液体を投入する際、開口部23から容器の内部の空気が容器の外部へと排出される構成とした場合には、容器の口から水を入れる際に、水が筒状の流路から容器内に入って貯留するが、この時、水は容器内の空気と入れ替わる必要がある。従って、前記開口部を前記流路の周囲に設けることで、容易に容器内の空気と水を置換することができ、使い勝手が良い。さらに、容器にペットボトルの様な口が狭くなったものを用いる場合にも好適である。
<第2実施形態(図4、図5)>
図4(A)は、本発明の第2実施形態による吐水装置1を一部断面で示す概略斜視図であり、同図(B)は(A)の一部を拡大して示す説明図である。図5(A)は本発明の第2実施形態による吐水装置1の変形例を一部断面で示す概略斜視図であり、同図(B)、(C)および(D)はそれぞれ(A)の吐水装置1に用いる薬剤を例示した斜視図である。
本実施形態では、薬剤容器18を開放型として薬剤保持部20aに載置し、または薬剤容器なしで直接薬剤を薬剤保持部25に配置するようにしている。
すなわち、図4(A)には、薬剤容器18の上部を開放型として薬剤保持部25に載置する構成を示している。この構成の場合には、蓋15によって薬剤容器18が固定保持される。この状態で密閉容器7の姿勢を上下逆にする等の操作により、薬剤を液体2に接触させて反応させることができる。
このような構成によれば、必要時に必要量の気体にする等の操作により、薬剤を液体2に接触させて反応させることができる。
なお、図4(B)に示したように、薬剤容器投入機構であり内部筒の上端部は一部外径が小さい溝部24とし、これにより空気通路を確保できるようになっている。
また、図5(A)には、容器なしで直接薬剤を保持する薬剤保持部25の例を示している。この図5(A)の構成では、薬剤保持部25として、メッシュ状の薬剤載置台が、内部筒に設けられている。
図5(B)には、薬剤紛、または薬剤顆粒を円筒型の固形剤26とした例を示し、図5(C)には、薬剤粉、または薬剤顆粒を直接用いる場合の例を示している。図5(D)には、アルミパウチ28とした例を示している。
本実施形態においては、上述のように、液体2を収容した容器の姿勢や収容量を変化させることにより、液体2と接触させて反応を起させるが、特に粉状、顆粒状の薬剤の反応性が高いので、非反応時には例えば水位よりも高い位置に薬剤26,27,28を保持部に直接保持するようにすることが望ましい。
<第3実施形態(図6)>
図6は、本発明の第3実施形態による吐水装置1を示す概略斜視図である。
本実施形態では、薬剤投入機構19である内部筒14の内部に、薬剤の保持部等を設けない内部空状態の構成とし、必要な薬剤を直接内部筒14内に投入して、液体2との反応を生じさせるようになっている。
このうような構成においては、薬剤投入口29と吐水装置路16とを同一とすることにより、装置の簡略化、小型化が図れ、特に携帯性に優れたものとなる。
<第4実施形態(図7、図8)>
図7は、本発明の第4実施形態による吐水装置1を示す部分断面図であり、図8は、同吐水装置1の部品構成を示す分解斜視図である。
本実施形態の吐水装置1では、流路16が可撓性チューブ30で構成されており、薬剤投入機構19は、筒状の薬剤容器保持部31の途中に設けられた薬剤容器破壊部32と可撓性チューブ30とで、薬剤容器18の少なくとも一部を破壊する構成となっている。
すなわち、図7および図8に示すように、本実施形態では、蓋5の下端中央部に設けられた開閉弁10の液体入口となる周囲部の弁ホルダ部34に、吐水装置用流路を構成するための可撓性チューブ30の一端30aが接続されている。この可撓性チューブ30の他端30bは、容器3の底部3aまで延び、給水口35として開口している。
一方、薬剤投入機構19を構成する縦長な内部筒36は、下端部が容器3の上部ないし中央高さ位置程度までの垂下長さで止まる短筒状とされている。この内部筒3は容器3と別体として構成されており、上端部に設けたフランジ部37を容器3の上端の開口部23上に載置固定されている。そして、この短筒状の内部筒36によって薬剤容器保持部が形成されるとともに、この内部筒36の下端部に薬剤容器破壊部32が設けられている。
さらに、内部筒31の周壁には窓孔状のチューブ挿通孔38が設けられ、このチューブ挿通孔38に可撓性チューブ30が挿通されている。また、蓋5の下端部から垂下した円環状頭部付き平行縦杆からなる薬剤容器押付け具39により、薬剤容器18が上方から押え付けられるようになっている。また、図8に記載されているように、施蓋時に可撓性チューブ30が薬剤容器18の円錐状の突起にガイドされるようにチューブ挿通孔38に案内されて挿通されている。この挿通と同時に先に説明した、薬剤容器押付け具39による薬剤容器18の押え付けが発生する。
このような構成により、薬剤容器破壊部22上に搭載された薬剤容器18に、可撓性チューブ30および薬剤容器押付け具39の加重が作用し、薬剤容器破壊部32と薬剤容器押付け具39とで、薬剤容器18の下端部が破壊されるようになっている。
本実施形態においては、このようにして破壊された薬剤容器18から薬剤17が液体2中に流入し、前記同様の反応によりガスが発生し、液体2が容器内上方から加圧され、その加圧力により、容器3の底部3aにて開口する可撓性チューブ30内に加圧された液体2が送られる。そこで、操作蓋5bの押し下げにより開閉弁10を開とすることで、液体2を吐水装置口15から噴射することができる。
また、薬剤投入機構19を貫通させる際の流路の取り回しの自由度は下がるが、チューブ30自体に剛性をもたせ、押付け部を配設せずに、チューブ30自体で直接薬剤を押して、チューブ30と薬剤容器破壊部32とで薬剤容器の下端部を破壊してもよい。
本実施形態においても、前記実施形態と同様に、上向き姿勢で液体2を吐水装置する吐水装置1として使い勝手がよい吐水装置1を提供でき、特に構成が簡素で高機能を得ることができる。
この場合、吐水装置1を傾けて使用しても、可撓性チューブ30が自重で容器3の底を動くことができるので、容器3内の液体2を最後まで吐水することができる。
なお、図示しないが、以上の実施形態のほか、薬剤容器保持部31および薬剤容器破壊部32を容器3の底部3a側に、前記各実施形態と反対の向きに設けてもよい。
本発明の第1実施形態による吐水装置の構成を示す全体断面図。 本発明の第1実施形態による吐水装置の部品構成を断面で示す分解図。 (A)は本発明の第1実施形態の使用時の状態を示す全体断面図、(B)は(A)の一部を拡大して示す断面図。 (A)は本発明の第2実施形態による吐水装置を一部断面で示す概略斜視図、(B)は(A)の一部を拡大して示す説明図。 (A)は本発明の第2実施形態による吐水装置の変形例を一部断面で示す概略斜視図、(B)、(C)および(D)はそれぞれ(A)の吐水装置に用いる薬剤を例示する斜視図。 本発明の第3実施形態による吐水装置を示す概略斜視図。 本発明の第4実施形態による吐水装置を示す部分断面図。 本発明の第4実施形態による吐水装置の部品構成を示す分解斜視図。
符号の説明
1 吐水装置
2 液体
3 容器
4 ネジ部
5 蓋
5a 基蓋
5b 操作蓋
6 密閉空間
7 密閉容器
8 スプリング
9 通水路
10 開閉弁
11 弁ホルダ
12 液体流入隙間
13 上端開口部
14 内部筒
15 吐水装置口
16 流路
17 薬剤
18 薬剤容器
18a シール部材
19 薬剤投入機構
19a 爪部
20 薬剤容器受部
20a 薬剤保持部
21 薬剤容器押し部
22 薬剤容器破壊部
23 開口部
24 溝部
25 薬剤保持部
26 固形剤
27 顆粒剤
28 アルミパウチ
29 薬剤投入口
30 可撓性チューブ
31 薬剤容器保持部
32 薬剤容器破壊部
34 弁ホルダ部
35 給水口
36 内部筒
37 フランジ部
38 チューブ挿通孔
39 薬剤容器押付け具
40 開閉蓋
41 開口
42 蓋押え

Claims (4)

  1. 蓋と容器で構成された密閉容器内で液体と薬剤を反応させて気体を発生させ、この気体の圧力で前記密閉容器内の液体を加圧し、外部に液体を吐水する吐水装置であって、
    前記密閉容器内の底部に開口し、前記密閉容器内の加圧液体を吐水装置口へと導く筒状の流路と、
    施蓋時に前記薬剤を前記容器内の液体と接触させる薬剤投入機構とを備え、
    前記筒状の流路は、前記薬剤投入機構の少なくとも一部を貫通するとともに、前記容器の内部と前記筒状の流路の周囲に開口部を有し、前記容器内に液体を投入する際、前記開口部から前記容器の内部の空気が前記容器の外部へと排出される構成とし、
    前記薬剤投入機構は、薬剤を密閉状態で収納した薬剤容器と、この薬剤容器を収納する薬剤収納部と、筒状の前記流路の途中に設けられた薬剤容器破壊部と、前記蓋に設けられた薬剤容器押し部とで構成され、
    施蓋時に前記薬剤容器破壊部と前記薬剤容器押し部とで、前記薬剤容器の少なくとも一部を破壊することを特徴とする吐水装置。
  2. 蓋と容器で構成された密閉容器内で液体と薬剤を反応させて気体を発生させ、この気体の圧力で前記密閉容器内の液体を加圧し、外部に液体を吐水する吐水装置であって、
    前記密閉容器内の底部に開口し、前記密閉容器内の加圧液体を吐水装置口へと導く流路と、
    施蓋時に前記薬剤を前記容器内の液体と接触させる薬剤投入機構とを備え、
    前記筒状の流路は、前記薬剤投入機構の少なくとも一部を貫通するとともに、前記容器の内部と前記筒状の流路の周囲に開口部を有し、前記容器内に液体を投入する際、前記開口部から前記容器の内部の空気が前記容器の外部へと排出される構成とし、
    前記薬剤投入機構は、薬剤を密閉状態で収納した薬剤容器と、この薬剤容器を収納する薬剤収納部と、筒状の前記流路の途中に設けられた薬剤容器破壊部と、前記蓋に設けられた薬剤容器押し部とで構成され、
    前記薬剤投入機構が前記流路内に設けられていることを特徴とする吐水装置。
  3. 前記流路は可撓性チューブで構成されており、前記薬剤投入機構は筒状の薬剤容器保持部の途中に設けられ、施蓋時に薬剤容器を破壊する薬剤容器破壊部と、前記蓋に設けられ前記薬剤容器を前記薬剤破壊部に押圧する薬剤容器押し部とで、前記薬剤容器の少なくとも一部を破壊することを特徴とする請求項1または2記載の吐水装置。
  4. 前記ガスは二酸化炭素を主成分とするガスである請求項1〜のいずれか1つに記載の吐水装置。
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