JP4947792B2 - 複数液混合用エアゾール装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアゾ−ル製品を使用の直前まで複数液に分離収納しておき、使用時に混合して用いることを目的とする複数液混合用エアゾ−ル装置に関する。
エアゾ−ル内容物の中には、消毒薬、ホットシェービングクリーム、二液型の毛髪染料、二液型の接着剤、二液型の塗料等二液により構成するのが好ましいものがあるが、予め混合しておくと硬化、発熱、変色等の化学反応を生じ、使用不能となるものが存在する。そこで、これらのエアゾール内容物を使用の直前まで複数液に分離収納しておき、使用の直前に混合して用いるためのエアゾール装置として、特許文献1及び2に示す如きものが公知となっている。
特許文献1に示す従来技術は、第1内容物を収納した外容器内に、第2内容物及び噴射剤を充填した内容器を正立状態で装着している。また、破断可能な密閉蓋体により上記内容器の口部を被覆するとともに、この密閉蓋体に臨ませて、外容器のステムを配置している。そして、エアゾール装置の使用時には、ステムを下降させてステムの先端部により上記密閉蓋体を破断開封し、この開封部から内容器内の第2内容物を噴射剤の圧力により外容器内に噴射して、第1内容物と混合してエアゾール内容物を形成するものである。
また、特許文献2に示す従来技術は、ステムの先端部により内容器の口部を被覆する密閉蓋体を破断開封し、第1内容物と第2内容物の混合を行う点は、特許文献1と同様である。しかしながら、特許文献1とは異なり、特許文献2のエアゾール容器は内容器に噴射剤を充填していない。そのため、密封蓋体の開封後はエアゾール容器を振ったり揺り動かしたり倒立したりして、第2内容物を内容器の上端側から外容器内に流出させ、第1内容物と混合することによりエアゾール内容物を形成するものである。
特許第3964711号公報 特許第3951267号公報
しかし、上記特許文献1のエアゾール装置は、上述の如く内容器内に噴射剤を充填するものであるため、内容器が耐圧性を備えたものでなければならず、高圧ガスに関する法規制を受けるものとなり、内容器の製造に手間がかかり、結果的にエアゾール装置の製造コストが高くつくものとなっていた。
この点、特許文献2のエアゾール装置は、内容器に噴射剤を充填していないため、特許文献1の如き弊害は生じない。しかし、前述の如くエアゾール容器を振ったり揺り動かしたり倒立したりすることによりエアゾール容器に振動を加えて、第2内容物を外容器内に流出させる必要があるため、使用者の作業負担が大きくなるおそれがあった。また、エアゾール容器に加える振動等が不十分な場合には、内容器内に第2内容物が残留してしまい、第1内容物との混合が不十分となり、混合後のエアゾール製品がその効果を十分に発揮できないおそれがあった。また、内容器から確実に第2内容物が外容器内に排出されたか否かを確認することができないため、このおそれは強いものとなっていた。
本発明は上述のごとき問題点を解決しようとするものであって、製造容易で廉価であるとともに、使用者の作業負担も少なく、エアゾール内容物の混合を確実に行うことにより混合後のエアゾール製品が目的の効果を十分に発揮できるエアゾール装置を得ようとするものである。
本発明は、上述の如き課題を解決するため、第1内容物を収納した外容器内に、第2内容物を収納するとともに噴射剤を充填していない内容器を、口部を下端とし底部を上端とする倒立状態で配置するとともに、押釦を介したステムの押圧によって下降可能に装着している。また、上記内容器の口部を破断可能な密封蓋体で気密的に密封し、この密封蓋体の下面に臨ませて、内容器の下降に伴って上記密閉蓋体を破断開封し、第2内容物を排出可能とする開封体を設けている。
そして、エアゾール装置の使用時には、外容器のステムの押し下げに伴って上記内容器の底部を押圧して内容器を下降させ、開封体により内容器の密閉蓋体を破断開封する。また、密閉蓋体をこのように破断すると、上述の如く内容器は倒立状態で外容器内に装着しているため、エアゾール容器の振動等を行うことなく内容器内の第2内容物が、自重により内容器の口部から外容器内に流出し、第2内容物と第1内容物との混合が可能となる。また第2内容物のエアゾール容器内への流出が一時的に不充分であっても、内容器の開口部は下端に保たれたままとなるから、一定の時間経過後は確実にエアゾール容器内に流出するものとなる。
また、内容器は、外容器内に固定配置した固定筒の内部に収納し、この固定筒の下端方向内面には、内容器の下端外周を突き当て可能な係合突起を突出形成したものであっても良い。このように形成することにより、ステムによる内容器の押圧前は、内容器の下端外周を係合突起に突き当てることにより内容器の下降を抑制することができる。また、ステムによる内容器の押圧時には、ステムの押圧力によって内容器の下端外周が係合突起を乗り越えることにより、内容器を下降させ開封体による密閉蓋体の破断開封を可能とすることができる。
また、内容器は、外容器内に固定配置した固定筒の内部に収納し、この固定筒の下端方向内面に、固定筒の外部方向に弾性変形可能な保持片の先端を突出し、この保持片の先端に内容器の下端外周を突き当てて内容器の下降を抑制したものであっても良い。この場合には、ステムによる内容器の押圧時に、このステムの押圧力により内容器の下端外周が保持片を固定筒の外部方向に弾性変形させることにより、内容器を下降可能とする。
また、開封体は、内容器を収納した固定筒に設けても良いし、外容器の下端から内容器の口部に臨ませて突出形成したものであっても良い。
本発明は上述の如く構成したものであって、内容器は第2内容物の流出口を下端に設け、第2内容物を自重により外容器内に流出可能としているため、内容器内に噴射剤を充填する必要がない。そのため、内容器に耐圧性を必要とせず、内容器の製造時に高圧ガスに関連する法規制を受けることがなく、製造が容易で廉価な製品を得ることが可能となる。
また、内容器内の第2内容物を自重により外容器に流出可能としているため、エアゾール容器を振ったり揺り動かしたり倒立したりして、第2内容物を外容器内に流出させる場合と比較して、使用者の作業負担を少なくすることができる。また、内容器の下端に第2内容物の流出口を設け、第2内容物が自重により外容器内に流出するものであるから、一時的な排出不良があっても一定時間の経過によって確実に第2内容物が流出し、内容器内に残留することがなく、第1内容物と第2内容物とが外容器内に於いて設計通りの比率で確実に混合するものとなり、混合したエアゾール製品の効果を十分に発揮できるものとなる。
以下、本発明の一実施例を図面に於て説明すれば、(1)は外容器で、噴射剤を充填した第1内容物(2)を収納するとともに、図1に示す如く、上端に目金(3)を介してマウンテンカップ(4)を固定しており、目金(3)と外容器(1)との巻締部(5)にワンタッチキャップ(6)の下端を接続し、このワンタッチキャップ(6)には押釦(7)の挿入間隔を介して両側壁(8)を形成している。また、上記マウンテンカップ(4)の立上部(10)の内面には、ハウジング(11)の上端を固定している。このハウジング(11)は、バルブ機構(12)を内部に設けており、このバルブ機構(12)を、ディップチューブ(13)を介して外容器(1)の内部と連通している。
また、上記バルブ機構(12)は、上部方向に付勢したステム(14)を設け、このステム(14)の上端をマウンテンカップ(4)から上方に突出し、この突出部に押釦(7)を装着している。この押釦(7)には、図1に示す如くステム(14)と接続する流通路(15)を設け、この流通路(15)の先端を、押釦(7)の外周方向に設けた噴射ノズル(16)と接続している。また、この押釦(7)の上面には係合段部(17)を凹設している。
また、上記押釦(7)の上方には、作動レバー(18)を配置している。この作動レバー(18)は、係合段部(17)に下面を接触する押圧カム(20)を備えるとともに、この押圧カム(20)の偏心位置の両側に突出した支軸(21)を、ワンタッチキャップ(6)の両側壁(8)間に回動可能に軸支している。また、この作動レバー(18)は、手指による押圧を行うための指掛部(22)を一端側に形成しており、この指掛部(22)により、支軸(21)を介して作動レバー(18)を下方に回動させると、押圧カム(20)が係合段部(17)を介して押釦(7)及びステム(14)を押圧して、バルブ機構(12)を開弁可能としている。
また、前記ハウジング(11)の側面にはディップチューブ(13)を外容器(1)の下底まで突出している。また、このディップチューブ(13)との接続部分より下側のハウジング(11)には、図2に示す如く、ハウジング(11)と一体形成した外筒(41)をハウジング(11)と同軸に突出している。この外筒(41)は、上壁(42)と側壁(43)とからなり、上壁(42)の中央を上記ハウジング(11)と接続している。また、上壁(42)の外周部分に一対の開口部(44)を設けるとともに、側壁(43)の上端縁に一対の係合受部(45)を形成している。
また、この外筒(41)の内側には、図2に示す如く、外筒(41)とは別個に形成した固定筒(24)の上端を固定している。この固定筒(24)は、上端軸方向に一対の係合片(46)を突出し、この係合片(46)の上端外周には係合突起(47)を設けている。そして、上記係合片(46)の上端部を、前記外筒(41)の開口部(44)に内側から挿通するとともに、係合片(46)の係合突起(47)を外筒(41)の係合受部(45)と係合することにより、外筒(41)に固定筒(24)を固定可能としている。
また、上記固定筒(24)には内容器(25)を、口部(26)を下端とし底部(27)を上端とする倒立状態で収納している。また、上記内容器(25)の口部(26)は、図3に示す如く、破断可能な密閉蓋体(28)で気密的に密封している。この密閉蓋体(28)は、例えばアルミ、肉薄のステンレス、鉄等の金属材質で形成することが可能であり、これにより、密閉蓋体(28)を耐久性に優れたものとすることができる。なお、本実施例に於いては図3に示す如く、内容器(25)の内面下端に筒状の挿入体(30)を挿入固定し、この挿入体(30)の下端側の開口部に密閉蓋体(28)を形成している。また、上記挿入体(30)には、図3に示す如く、密閉蓋体(28)の上面と接触する位置に環状のガスケット(29)を設けて、後述の密閉蓋体(28)の破断開封前に、外容器(1)内の第1内容物(2)が内容器(25)内に流入するのを防止している。また、上記密閉蓋体(28)の下面には、図3に示す如く開封溝(31)を凹設して、後述の開封体(32)による密閉蓋体(28)の破断開封を容易なものとしている。
また、上記内容器(25)には、前述の如く外容器(1)に充填した第1内容物(2)とは異なる第2内容物(33)を収納している。なお、第1内容物(2)と第2内容物(33)との関係は、主剤と添加剤の関係にあり、例えば第1内容物(2)を主剤とすれば第2内容物(33)を硬化剤とし、第1内容物(2)を主剤とすれば第2内容物(33)を酸化剤とする等の組み合わせを考慮することが出来る。
また、本実施例に於いては、上記第2内容物(33)には噴射剤を充填していない。そのため、内容器(25)に耐圧性を必要とせず、内容器(25)の製造時に高圧ガスに関連する法規制を受けることがなく、製造が容易で廉価な製品を得ることが可能となる。
また、上述の如く上端に配置した内容器(25)の底部(27)を、図1に示す如く、前記バルブ機構(12)のステム(14)の下端に臨ませて配置している。そのため、上述の如く作動レバー(18)により押釦(7)を介してステム(14)を下方に押圧すると、ステム(14)の下降に伴って、ステム(14)の下端が内容器(25)の底部(27)を下方に押圧するものとなる。
また、前記固定筒(24)の下端方向内面には、図3、図4に示す如く、係合突起(34)を突出形成しており、図3に示す如く、この係合突起(34)に内容器(25)の下端外周を突き当てることにより、不使用時に於ける内容器(25)の下降を抑制している。一方で、前述の如くステム(14)の下降に伴いステム(14)の下端により内容器(25)の底部(27)を押圧した際には、図5に示す如く、ステム(14)の押圧力によって内容器(25)の下端外周が係合突起(34)を乗り越えるため、内容器(25)が固定筒(24)の底面に突き当たるまで下降するものとなる。
また、固定筒(24)の底面には、図3に示す如く、上記密閉蓋体(28)を破断開封するための開封体(32)を、内容器(25)の口部(26)に臨ませて突出形成している。また、開封体(32)は、図3、図4に示す如く中央部に貫通穴(35)を貫通形成して筒状に形成するとともに、側面には一対の流通溝(36)を凹設している。
そして、上述の如くステム(14)の押圧力により内容器(25)の下端外周が固定筒(24)の係合突起(34)を乗り越えて、内容器(25)が下降した際には、図5に示す如く、開封体(32)が密閉蓋体(28)を破断開封して口部(26)を開口させ、内容器(25)内の第2内容物(33)が自重により上記貫通穴(35)、流通溝(36)を介して外容器(1)内に流入し、第2内容物(33)が第1内容物(2)と混合して、エアゾール内容物が形成される。以下本明細書中に於いて、この混合して形成したエアゾール内容物を、混合エアゾール内容物という。
また、本実施例に於いては、図3に示す如く、開封体(32)の上端縁を固定筒(24)の底面から傾斜させて形成している。このように、開封体(32)の上端縁を傾斜させることにより、上述の如く開封体(32)により密閉蓋体(28)を破断開封する際に、開封体(32)と密閉蓋体(28)を交差方向に点接触或いは線接触させることが可能となり、平行に面接触させる場合と比較して、開封体(32)による密閉蓋体(28)の破断開封が容易なものとなる。
上述の如く構成したものにおいて、作動レバー(18)の指掛部(22)を手指で押圧すると、作動レバー(18)が支軸(21)を介して下方に回動し、作動レバー(18)の押圧カム(20)が押釦(7)の係合段部(17)を押圧して、押釦(7)及びこの押釦(7)に上端を接続したステム(14)が下降する。また、このステム(14)の下降により、ステム(14)の下端が内容器(25)の底面を下方に押圧し、この押圧力により、内容器(25)の下端外周が固定筒(24)の係合突起(34)を乗り越えて、内容器(25)が下降する。この内容器(25)の下降により、開封体(32)が内容器(25)の口部(26)を被覆する密閉蓋体(28)を破断開封して、口部(26)が開口する。この口部(26)の開口により、前述の如く、内容器(25)内の第2内容物(33)が自重により上記貫通穴(35)、流通溝(36)を介して外容器(1)内に流出して、第2内容物(33)と第1内容物(2)が混合し、混合エアゾール内容物が形成される。
本実施例に於いては上述の如く、内容器(25)は第2内容物(33)の流出口を下端に設け、第2内容物(33)を自重により外容器(1)内に流出可能としているため、内容器(25)内に収納した第2内容物(33)に噴射剤を充填しなくても、第2内容物(33)を外容器(1)内に流出させることができる。そのため、前述の如く内容器(25)に耐圧性を必要とせず、内容器(25)の製造時に高圧ガスに関連する法規制を受けることがなく、製造が容易で廉価な製品を得ることが可能となる。
また、内容器(25)内の第2内容物(33)を自重により外容器(1)内に流出可能としており、第2内容物(33)を外容器(1)内に流出させるためには、エアゾール容器を振ったり揺り動かしたり倒立したりする必要がなく、使用者の作業負担を少なくすることができる。また、一時的な排出不良があっても一定時間の経過によって自重により確実に第2内容物(33)が流出し、内容器(25)内に残留することがなく、第1内容物(2)と第2内容物(33)とが外容器(1)内に於いて設計通りの比率で確実に混合するものとなり、混合エアゾール内容物を用いた製品の効果を十分に発揮できるものとなる。
なお、上述の如く密閉蓋体(28)を破断開封した後は、押釦(7)を介したステム(14)への押圧を解除し、エアゾール容器を振って第1内容物(2)と第2内容物(33)を良く混合してから、再度作動レバー(18)により噴射を行う。
また、上記実施例1に於ては前述の如く、固定筒(24)の内面下端に突出した係合突起(34)を内容器(25)の下端外周が乗り越えることにより、内容器(25)を下降可能としているが、本実施例2に於ては、固定筒(24)の内面下端に突出した保持片(38)を、内容器(25)の下端外周が固定筒(24)の外部方向に弾性変形させることにより、内容器(25)を下降可能としている。
本実施例について詳細に説明すると、内容器(25)を収納する固定筒(24)の下端側には、固定筒(24)の外部方向に弾性変形可能な保持片(38)を、図7に示す如く円周方向に4個形成している。この保持片(38)は、図6に点線で示す如く、上端を固定筒(24)と接続して固定筒(24)と一体に形成したものであって、先端部(40)を固定筒(24)の内面下端に突出している。そして、この保持片(38)の先端部(40)に内容器(25)の下端外周を突き当てて内容器(25)の下降を抑制している。なお、本実施例に於いては、図7に示す如く、固定筒(24)の底面で上記開封体(32)の外周部に、流通穴(37)を4個貫通形成している。
そして、ステム(14)の下降に伴いステム(14)の下端により内容器(25)の底部(27)を押圧すると、図8に示す如く、ステム(14)の押圧力によって、内容器(25)の下端外周が保持片(38)の先端部(40)を固定筒(24)の外部方向に弾性変形させるため、内容器(25)が下降する。そして、この内容器(25)の下降に伴い、開封体(32)が密閉蓋体(28)を破断開封する。また、この密閉蓋体(28)の破断開封後にステム(14)の押圧を解除すると、内方に弾性復帰しようとする保持片(38)の弾性力により内容器(25)が上方に押し戻されて、図6に示す位置に復帰する。
そして、上記密閉蓋体(28)の破断開封により、内容器(25)内の第2内容物(33)が自重により、開封体(3)に設けた貫通穴(35)、流通溝(36)及び流通穴(37)を介して外容器(1)内に流出し、第2内容物(33)と第1内容物(2)が外容器(1)内に於いて混合するものとなる。
このように、予め弾性変形可能に形成した保持片(38)を弾性変形させて内容器(25)を下降させることにより、内容器(25)の下端外周が係合突起(34)を乗り越えることにより内容器(25)を下降させる実施例1の場合と比較して、小さい押圧力で内容器(25)を下降させることが可能となる。そのため、使用者の作業負担を軽減することができる。
また、上記実施例1、2に於いては図1〜8に示す如く、開封体(32)を固定筒(24)に設けているが、本実施例3に於いては、図9に示す如く、開封体(32)を外容器(1)の下端から内容器(25)の口部(26)に臨ませて突出形成している。
密閉蓋体(28)の破断開封時に、上述の如くステム(14)により内容器(25)の底部(27)を押圧すると、内容器(25)の下降に伴って固定筒(24)全体が下方にたわんで伸びる場合がある。この場合に、上記実施例1、2の如く、固定筒(24)に開封体(32)を設けると、固定筒(24)が伸びることにより開封体(32)の位置が下方にずれて、開封体(32)による密閉蓋体(28)の破断開封が必ずしも充分に行えない可能性がある。しかし、本実施例3の如く、開封体(32)を外容器(1)の下端から突出形成すれば、固定筒(24)がたわんで伸びてもそれによって開封体(32)の位置が影響を受けないため、開封体(32)により密閉蓋体(28)を設計通りに確実に破断開封して、第2内容物(33)と第1内容物(2)の混合を確実なものとすることができる。
以下に、本発明実施例に於ける、第1液、第2液の具体的処方の一例を示す。
(1)2液型永久染毛剤
第1液 wt/%
酸化染料 0.95
殺菌剤 0.095
オレイン酸 4.75
ポリエチレングリコール 4.75
アンモニア水(28%) 4.75
酸化防止剤 0.05
キレート剤 0.05
界面活性剤 2.375
精製水 32.23
第2液
過酸化水素水(35%) 7.125
セチルアルコール 0.95
界面活性剤 0.475
エデト酸 0.2375
フェナセチレン 0.0475
精製水 41.165
合 計 100.0000
(2)ホットシェービングクリーム
第1液 wt/%
脂肪酸 6.5
セチルアルコール 0.4
界面活性剤 0.5
流動パラフィン 3.0
1.3ブチレングリコール 2.5
ソルビトール 2.5
グリセリン 6.0
KOH 1.25
TEA 0.5
亜硫酸カリ 7.5
精製水 19.35
第2液
過酸化水素水(35%) 4.75
レシチン 0.6
界面活性剤 2.15
セチルアルコール 0.25
精製水 42.25
合 計 100.00
(3)接着剤
第1液 wt/%
エポキシ樹脂 35.33
炭酸カルシウム 14.24
シランカップリング剤 0.40
ペースト顔料 0.03
第2液
脂肪酸チオエーテル 29.78
硬化剤 3.50
炭酸カルシウム 16.00
有機酸 0.35
シランカップリング剤 0.35
ペースト顔料 0.02
合 計 100.00
(4)塗料1
第1液 wt/%
ポリエステル樹脂 44.0
メラミン樹脂ワニス 19.0
顔料 30.0
第2液
イソシアネート 7.0
合 計 100.0
(5)塗料2
第1液 wt/%
顔料 12.5
亜リン酸トリチオトリラウリル 5.0
キシレン 2.5
ポリエステル樹脂 25.0
酢酸エチル 2.5
分散剤 2.5
第2液
イソシアネート 40.0
酢酸エチル 10.0
合 計 100.0
(6)塗料3
第1液 wt/%
顔料 13.0
亜リン酸トリチオトリラウリル 7.0
キシレン 4.0
ポリエステル樹脂 40.0
分散剤 2.0
第2液
イソシアネート 30.0
酢酸エチル 4.0
合 計 100.0
実施例1を示すエアゾール容器の断面図。 外筒部分の拡大断面図。 内容器の下降前の状態を示す拡大断面図。 固定筒の底面図。 内容器の下降開封状態を示す、開封体部分の拡大断面図。 実施例2の、内容器の下降前の状態を示す拡大断面図。 実施例2の固定筒の底面図。 実施例2の、内容器の下降開封状態を示す拡大断面図。 実施例3を示すエアゾール容器の断面図。
符号の説明
1外容器
2第1内容物
7押釦
14ステム
24固定筒
25内容器
26口部
27底部
28密閉蓋体
32開封体
33第2内容物
34係合突起
38保持片

Claims (5)

  1. 第1内容物を収納した外容器内に、第2内容物を収納するとともに噴射剤を充填していない内容器を、口部を下端とし底部を上端とする倒立状態で配置するとともに、押釦を介したステムの押圧によって下降可能に装着し、上記内容器の口部を、破断可能な密封蓋体で気密的に密封し、この密封蓋体の下面に臨ませて、内容器の下降に伴って上記密閉蓋体を破断開封し、第2内容物を排出可能とする開封体を設け、外容器のステムの押し下げに伴って上記内容器の底部を押圧して内容器を下降させ、開封体により内容器の密閉蓋体を破断し、内容器内の第2内容物を自重により外容器内に流出させ、第2内容物と第1内容物とを混合可能とした事を特徴とする複数液混合用エアゾ−ル装置。
  2. 内容器は、外容器内に固定配置した固定筒の内部に収納し、この固定筒の下端方向内面には、内容器の下端外周を突き当て可能な係合突起を突出形成し、ステムによる内容器の押圧前は、内容器の下端外周を係合突起に突き当てることにより内容器の下降を抑制し、ステムによる内容器の押圧時には、ステムの押圧力によって内容器の下端外周が係合突起を乗り越えることにより、内容器を下降可能としたことを特徴とする請求項1の複数液混合用エアゾール装置。
  3. 内容器は、外容器内に固定配置した固定筒の内部に収納し、この固定筒の下端方向内面に、固定筒の外部方向に弾性変形可能な保持片の先端を突出し、この保持片の先端に内容器の下端外周を突き当てて内容器の下降を抑制し、ステムによる内容器の押圧時には、このステムの押圧力により内容器の下端外周が保持片を固定筒の外部方向に弾性変形させることにより、内容器を下降可能としたことを特徴とする請求項1の複数液混合用エアゾール装置。
  4. 開封体は、内容器を収納した固定筒に設けたことを特徴とする請求項2又は3の複数液混合用エアゾール装置。
  5. 開封体は、外容器の下端から内容器の口部に臨ませて突出形成したことを特徴とする請求項1の複数液混合用エアゾール装置。


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