JP4326500B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関するものであり、特に、保護回路を通して基板の内部から内部回路に流れ込む電流を防止する半導体装置の構造に関するものである。
半導体装置は、内部回路の入出力端子又は出力端子に動作範囲外のサージ電圧がかかると、過剰な電流であるサージ電流が内部回路に流れて、この内部回路の誤動作の原因となる。そのため、保護回路を設けて、サージ電圧が加わった場合には、電源側又はグラウンド側に電流を放出するようにしている。
この保護回路は、例えば、入出力用のパッドに電源側と接続された第1のダイオード(例えば、PチャネルMOSトランジスタ(以下、PMOSと呼ぶ)で構成)と、グラウンド側に接続された第2のダイオード(例えば、NチャネルMOSトランジスタ(以下、NMOSと呼ぶ)で構成)と、内部回路の入出力端子と接続された負荷抵抗とにより構成されている。そして、正のサージ電圧は、第1のダイオードを介して電源側に放出し、負のサージ電圧は、第2のダイオードを介して、グラウンド側に放出している。従来、この保護回路は、内部回路と同じ基板上に搭載する構成であった。
これに関連する従来の技術文献としては、例えば、次のようなものがあった。
特開平4−112561号公報 特開平1−231361号公報
しかしながら、従来の半導体装置には、以下の課題があった。
上述したように、保護回路から電流を放出する場合には、電流は必ず基板を通して電源側又はグラウンド側へ放出される。ところが、MOSトランジスタなどで保護回路を構成する場合、この保護回路と基板の内部とにより寄生バイポーラトランジスタを構成し、この寄生バイポーラトランジスタがオンして、基板の内部の電位が上昇する。さらに、内部回路と基板の内部とにより寄生バイポーラトランジスタを構成し、基板の内部の電位が上昇することにより、この寄生バイポーラトランジスタがオンしてしまい、一部の電流は基板の内部から内部回路に到達して内部回路誤動作の原因になっていた。
前記課題を解決するために、本発明は、基板上に形成された複数のパッドと、前記各パッドに接続され、該パッドに印加されるサージ電圧によるサージ電流を前記基板を通して外部に、一部を前記基板の内部に放出する複数の保護回路と、入力端子又は出力端子が前記各パッドと電気的に接続された内部回路とを備えた半導体装置において、前記保護回路と前記内部回路との間に、前記保護回路の下層から前記基板の裏面の方向に前記一部の前記サージ電流の電流パスに基づいて設定される一定の距離離間する位置の深さよりも前記基板の裏面から表面方向にかけて深く掘った溝の内部に絶縁体層、電極、あるいは再結合中心層を設けている。
本発明のうちの請求項1に係る発明によれば、絶縁体層により基板の内部を通してサージ電流が内部回路に流れるのを阻止するので、内部回路が誤動作をしなくなる。
請求項2、3に係る発明によれば、保護回路の直下のサージ電流のパスに電極又は再結合中心層を設けたので、基板のバルクに流れるサージ電流が内部回路に流れるのを阻止するので、該内部回路が誤動作をしなくなる。
半導体装置は、基板上に形成された複数のパッドと、前記各パッドに接続され、該パッドに印加されるサージ電圧によるサージ電流を前記基板を通して外部に、一部を前記基板の内部に放出する複数の保護回路と、入力端子又は出力端子が前記各パッドと電気的に接続された内部回路とを備えている。そして、前記保護回路と前記内部回路との間に、前記保護回路の下層から前記基板の裏面の方向に前記一部の前記サージ電流の電流パスに基づいて設定される一定の距離離間する位置の深さよりも前記基板の裏面から表面方向にかけて深く掘った溝の内部に絶縁体層が設けられている。
図2(a)、(b)は、本発明の実施例1に関連する参考例を示す半導体装置の構成図であり、特に、同図(a)は平面図であり、同図(b)は断面図である。
この半導体装置は、例えば、P型シリコン基板からなる第1、第2の基板1,2により構成されている。基板1には、入出力用の複数個のパッド1cと、各パッド1c毎に保護回路1bが設けられている。パッド1cと保護回路1bとは、配線パターン1dにより接続されている。
一方、基板2には、内部回路2aが設けられている。内部回路2aの図示しない入出力端子は、図示しない配線パターン、図示しないパッド、半田バンプ3、及び保護回路1bの負荷抵抗を介して、電気的・物理的に各パッド1cに接続されている。
保護回路1bは、例えば、MOSトランジスタにより構成され、正のサージ電圧がパッド1cに印加されるとオンするPMOSにより形成した第1のダイオードを介して、図示しない電源に電気的に接続され、負のサージ電圧がパッド1cに印加されるとオンするNMOSにより形成した第2のダイオードを介して、グラウンド側に電気的に接続され、パッド1cにサージ電圧が印加されない場合は、負荷抵抗、及び図示しないパッドを介して、内部回路2aの入出力端子に接続される構成となっている。
パッド1cは、実装の際にボンディングワイヤによりリードと電気的に接続される端子であり、例えば、80μm×80μm程度の大きさであり、アルミニウムなどの導電体により形成されている。配線パターン1dは、パッド1cと保護回路1bの入力端子とを電気的に接続するための配線であり、アルミニウムなどの導電体により形成されている。
内部回路2aは、メモリやロジック回路などの半導体集積回路で構成されている。半田バンプ3は、保護回路1bを構成する負荷抵抗の出力端子と、内部回路2aの入出力端子とを、それぞれの図示しないパッドにより電気的・物理的に接続するためのものである。
以下、図2の半導体装置の動作(a)、(b)の説明をする。
(a) サージ電圧が印加された場合
パッド1cに正又は負のサージ電圧が印加されると、保護回路1bのPMOS又はNMOSのダイオードがオンして電源側又はグラウンド側にサージ電流が放出されるとともに、その保護回路1bを介して基板1の内部に一部のサージ電流が流れる。
内部回路2aは、基板1とは異なる基板2に形成してあるので、これらのサージ電流が内部回路2aの入出力端子に流れ込むことはない。又、内部回路2aの入出力端子は、保護回路1bの負荷抵抗、及び半田バンプ3を介してパッド1cに接続され、負荷抵抗の方がダイオードのオン抵抗よりも大きいので、内部回路2aに、サージ電流が流れることがない。そのため、内部回路2aが誤動作をすることがなくなる。
(b) サージ電圧が印加されない場合
パッド1cにサージ電圧が印加されない場合は、PMOS及びNMOSが共にオフし、内部回路2aは、半田バンプ3及び保護回路1bの負荷抵抗を通して、パッド1cと電気的に接続されて、通常動作を行う。
次に、図2の半導体装置の製造方法例の説明をする。
P型シリコン基板などの基板1上に、通常のMOSプロセスなどにより、保護回路1b、アルミニウム配線などの配線パターン1d、半田バンプ3用の図示しないパッド、及びワイヤボンディング用のパッド1cを形成した後、その基板1のダイシングを行う。
又、P型シリコン基板などの基板2上に、通常のMOSプロセスなどにより、内部回路2a、アルミニウム配線などの図示しない配線パターンや、半田バンプ3と接続するための図示しないパッドを形成した後、その基板2のダイシングを行う。
そして、基板1上の保護回路1bの出力側に形成した図示しないパッド上に、半田バンプ3を搭載し、さらに搭載機により基板2の表面を下にして、内部回路2aの入出力端子に接続されるパッドが半田バンプ3と接触するように、その基板2を搭載する。その後、半田バンプ3を溶解して、基板1と基板2とを電気的・物理的に接続し、基板1,2をケースにマウントし、パッド1cをワイヤボンディングし、及び封止をして実装を終える。
以上説明したように、本参考例によれば、以下の利点がある。
サージ電圧がパッド1cに印加された場合には、保護回路1bを通して電源側又はグラウンド側に電流を放出し、サージ電圧の印加に伴って発生する電流は、基板1の中を流れ、電源側又はグラウンド側に吸収される。このため、内部回路2aが形成された基板2には電流が流れ込まないため、その内部回路2aの誤動作が発生しない。
図1(a)、(b)は、本発明の実施例1を示す半導体装置の構成図であり、特に、同図(a)は平面図であり、同図(b)は断面図である。
図1に示すように、基板11には、内部回路12、複数個の保護回路13、複数個のパッド14、複数本の配線パターン15、及び絶縁体層16が形成されている。
各保護回路13の入力端子と各パッド14は、配線パターン15により電気的に接続されている。保護回路13の出力端子と内部回路12の入出力端子は、図示しない配線パターンにより電気的に接続されている。
絶縁体層16は、内部回路12を取り囲み、且つ、保護回路13と内部回路12とを隔て、その保護回路13の下層から100μm〜10μm程度の所まで、基板11の裏面から表面にかけて掘った溝の内部にSiO2 などにより形成されている。
内部回路12及び保護回路13は、図2中の内部回路2a及び保護回路1bとそれぞれ同様の構成である。パッド14は、ワイヤボンディングされる端子であり、配線パターン15は、パッド14と保護回路13の入力端子とを接続するための配線である。絶縁体層16は、電源側やグラウンド側ではなく基板11のバルクに流れるサージ電流が内部回路12に流れ込むのを阻止するための層である。
以下、図1の半導体装置の動作の説明をする。
パッド14に正又は負のサージ電圧が印加されると、保護回路13のPMOS又はNMOSのダイオードがオンして、電源側又はグラウンド側にサージ電流が放出される。また、一部(電源側又はグラウンド側に流れる電流の10-4程度)のサージ電流は、保護回路13を通して、基板11の内部に流れる。
この電流は、デバイスシミュレーションによると、基板11の保護回路13の下層から一定の深さ(例えば、100μm程度)よりも深い該基板11の内部から、内部回路12へ流れ込もうとすることが判明している。そして、保護回路13と内部回路12との間のこのサージ電流の電流パスとなる所には、絶縁体層16を形成しているので、この絶縁体層16が内部回路12へサージ電流が流れ込むことを阻止する。そのため、内部回路12が誤動作をすることがなくなる。
次に、図1の半導体装置の製造方法例の説明をする。
P型シリコン基板などの厚みが300μm程度の基板11上に、通常のMOSプロセスなどにより、内部回路12、保護回路13、配線パターン15、及びパッド14を形成する。
そして、基板11の裏面全面に、CVD法によりSi3 4 膜を形成し、ホトリソエッチングにより、溝を形成する領域のSi3 4 をエッチングしてパターニングする。Si3 4 のパターンをマスクとして、基板11を異方性ドライエッチングにより選択エッチングして、250μm程度の深さの溝を形成する(以下、この溝を掘る工程をトレンチエッチングと呼ぶ)。その後、CVD法によりSiO2 などの酸化膜を堆積し、裏面を研磨などして平坦にし、基板11をダイシングし、ケースにマウントし、パッド14のワイヤボンディングを行い、及び封止をして実装を終える。
以上説明したように、本実施例1によれば、以下の利点がある。
サージ電圧がパッド14に印加された場合には、保護回路13を通じて電源側又はグラウンド側に電流を放出し、基板11のバルクに流れる一部のサージ電流は、絶縁体層16により阻止される。このため、内部回路12にサージ電流が流れ込まないため、該内部回路12の誤動作が発生しない。
図3(a)、(b)は、本発明の実施例2を示す半導体装置の構成図であり、特に、同図(a)は平面図であり、同図(b)は断面図である。
この半導体装置では、基板21に、内部回路22、複数個の保護回路23、複数個のパッド24、複数個の配線パターン25、2つの高濃度層26、及び2個の電極27が形成されている。
各保護回路23の入力端子と各パッド24は、配線パターン25により電気的に接続されている。保護回路23の出力端子と内部回路22の入出力端子は、図示しない配線パターンにより電気的に接続されている。
高濃度層26は、基板21と同じ型の不純物が注入された層であり、保護回路23の下層の直下から100μm〜10μm程度の所まで、その基板21の裏面から表面にかけて掘った溝の面に沿って形成されている。溝の内部及び基板21の裏面全面には、アルミニウムなどの導電体からなる電極27が形成されている。
内部回路22及び保護回路23は、図2中の内部回路2a及び保護回路1bと同様の構成である。パッド24は、ワイヤボンディングされる端子であり、配線パターン25は、パッド24と保護回路23の入力端子とを接続するための配線である。高濃度層26は、電極27のオーミックコンタクトをとるための層であり、例えば、P+ 又はN+ などの不純物濃度が、1×1020cm-3程度である。電極27は、アルミニウムなどの導電体からなり、基板21の内部に流れるサージ電流を吸収するためのものである。
以下、図3の半導体装置の動作の説明をする。
パッド24に正又は負のサージ電圧が印加されると、保護回路23のPMOS又はNMOSのダイオードがオンして、電源側又はグラウンド側にサージ電流が放出される。又、一部(電源側又はグラウンド側に流れる電流の10-4程度)のサージ電流は、保護回路23を通して、基板21の内部に流れる。
この電流は、保護回路23の下層から一定の深さ(例えば、100μm程度)よりも深い所から内部回路22へ流れ込もうとする。ところが、このサージ電流の電流パスとなる所には、電極27を設けているので、この電極27が、このサージ電流を吸収し、サージ電流が内部回路22に流れ込むことを阻止する。そのため、内部回路22が誤動作をすることがなくなる。
次に、図3の半導体装置の製造方法例の説明をする。
P型シリコン基板などの厚みが300μm程度の基板21上に、通常のMOSプロセスなどにより、内部回路22、保護回路23、配線パターン25、及びパッド24を形成する。
そして、基板21の裏面からトレンチエッチングにより溝を形成し、オーミックコンタクトを取るために、その基板21と同じ型の不純物イオンを、例えば、濃度1.5×1015cm-2、エネルギー70keV(BF2 の場合)(40keV(ASの場合))でイオンインプラし、アニーリングする。
その後、アルミニウムなどをスパッタリングし、溝の内部及び基板21の裏面に電極27を形成する。そして、裏面を研磨などして平坦にし、基板21をダイシングし、ケースにマウントし、パッド24のワイヤボンディングを行い、封止をして実装を終える。
以上説明したように、本実施例2によれば、以下の利点がある。
サージ電圧がパッド24に印加された場合には、保護回路23を通して電源側又はグラウンド側に電流を放出し、基板21の内部に流れる一部のサージ電流を、電極27に吸収する。このため、内部回路22にサージ電流が流れ込まないため、該内部回路22の誤動作が発生しない。
図4(a),(b)は、本発明の実施例3を示す半導体装置の構成図であり、特に、同図(a)は平面図であり、同図(b)は断面図であり、図3中の要素に共通する要素には共通の符号を付してある。
本実施例3では、実施例2の高濃度層26及び電極27を、再結合中心層36及び絶縁体層37に変更している。
再結合中心層36は、キャリアが再結合するための再結合中心が形成された層であり、保護回路23の下層の直下から基板21の裏面の方向に一定の距離離間(例えば、10μm〜100μm程度)する位置よりも該基板21の裏面から表面にかけて深く掘った溝の面に沿って形成されている。溝の内部及び裏面全面には、SiO2 などの絶縁体層37が形成されている。
以下、図4の半導体装置の動作の説明をする。
パッド24に正又は負のサージ電圧が印加されると、保護回路23のPMOS又はNMOSのダイオードがオンして、電源側又はグラウンド側にサージ電流が放出される。又、一部(電源側又はグラウンド側に流れる電流の10-4程度)のサージによるキャリア電流は、保護回路23を通して、基板21の内部に流れる。
このキャリア電流は、保護回路23の下層から一定の深さ(例えば、100μm程度)の基板21の内部から内部回路22へ流れ込もうとするが、この電流パスとなる所には、再結合中心層36を設けているので、この再結合中心層36でこのキャリアが再結合して吸収される。
キャリア電流は、電源側やグラウンド側に流れるサージ電流の10-4程度のオーダであり、このキャリアの再結合(再結合中心の濃度を設定することにより)よって、内部回路22に電流が流れ込むのを阻止する。そのため、内部回路22が誤動作をすることがなくなる。
次に、図4の半導体装置の製造方法例の説明をする。
P型シリコン基板などの厚みが300μm程度の基板21上に、通常のMOSプロセスなどにより、内部回路22、保護回路23、配線パターン25、及びパッド24を形成する。
そして、基板21の裏面からトレンチエッチングにより溝を形成する。溝の形成後、Au、Feなどの再結合中心のイオンインプラあるいは溝の表面のSiに格子欠陥を生じさせることにより、再結合中心層36を形成する。
その後、CVD法により、SiO2 などの酸化膜を溝の内部及び基板21の裏面全面に被着して絶縁体層37を形成し、裏面を研磨などして平坦にし、該基板21をダイシングし、ケースにマウントし、パッド24のワイヤボンディングを行い、及び封止をして実装を終える。
以上説明したように、本実施例3によれば、以下の利点がある。
サージ電圧がパッド24に印加された場合には、保護回路23を通して電源側又はグラウンド側に電流を放出し、基板21の内部に流れる一部のサージ電流を、再結合中心層36に吸収する。このため、内部回路22にサージ電流が流れ込まないため、該内部回路22の誤動作が発生しない。
なお、本発明は、上記参考例や実施形態に限定されず種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば次のようなものがある。
(1) 参考例や実施形態では、MOSトランジスタの場合を例に説明したが、バイポーラトランジスタなどの他のトランジスタにより内部回路2a,12,22及び保護回路1b,13,23を構成する場合であっても、適用可能である。
(2) 参考例と同様に、保護回路1bを内部回路2aとは別の基板に形成し、2つの異なる基板に形成した内部回路2aの出力パッドと入力パッドと保護回路1bを介して電気的・物理的に半田バンプ3により接続する構成にしてもよい。これにより、保護回路1bを2つの内部回路2aで共有することが可能となる。
(3) 参考例や実施形態では、パッド1c,14,24は、周辺に形成する構成にしたが、基板1,11,21のどこにあってもよい。
(4) 実施例2では、電極27は、保護回路23の直下と基板21との電気的な接続が取れれば、サージ電流は、基板21の裏面に放出されるので、溝の内部を覆う必要はなく、溝の内部には、絶縁体層を埋め込んでもよい。
本発明の実施例1を示す半導体装置の構成図である。 本発明の実施例1の参考例を示す半導体装置の構成図である。 本発明の実施例2を示す半導体装置の構成図である。 本発明の実施例3を示す半導体装置の構成図である。
符号の説明
1,2,11,21 基板
1b,13,23 保護回路
1c,14,24 パッド
2a,12,22 内部回路
3 半田バンプ
36 再結合中心層

Claims (3)

  1. 基板上に形成された複数のパッドと、
    前記各パッドに接続され、該パッドに印加されるサージ電圧によるサージ電流を前記基板を通して外部に、一部を前記基板の内部に放出する複数の保護回路と、
    入力端子又は出力端子が前記各パッドと電気的に接続された内部回路とを備えた半導体装置において、
    前記保護回路と前記内部回路との間に、前記保護回路の下層から前記基板の裏面の方向に前記一部の前記サージ電流の電流パスに基づいて設定される一定の距離離間する位置の深さよりも前記基板の裏面から表面方向にかけて深く掘った溝の内部に絶縁体層を設けたことを特徴とする半導体装置。
  2. 基板上に形成された複数のパッドと、
    前記各パッドに接続され、該パッドに印加されるサージ電圧によるサージ電流を前記基板を通して外部に、一部を前記基板の内部に放出する複数の保護回路と、
    入力端子又は出力端子が前記各パッドと電気的に接続された内部回路とを備えた半導体装置において、
    前記保護回路の直下に、前記保護回路の下層から前記基板の深さ方向に前記一部の前記サージ電流が流れる電流パスに基づいて設定される一定の距離離間する位置の深さよりも前記基板の裏面から表面方向にかけて深く掘った溝の内部と該内部と電気的に接続するように前記基板の裏面とに電極を設けたことを特徴とする半導体装置。
  3. 基板上に形成された複数のパッドと、
    前記各パッドに接続され、該パッドに印加されるサージ電圧によるサージ電流を前記基板を通して外部に、一部を前記基板の内部に放出する複数の保護回路と、
    入力端子又は出力端子が前記各パッドと電気的に接続された内部回路とを備えた半導体装置において、
    前記保護回路の直下に、前記保護回路の下層から前記基板の深さ方向に前記一部の前記サージ電流が流れる電流パスに基づいて設定される一定の距離離間する位置よりも前記基板の裏面から表面方向にかけて深く掘った溝の表面に再結合中心層を設けたことを特徴とする半導体装置。
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