JP4325319B2 - ディスプレイユニット収納外装体およびディスプレイ - Google Patents

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本発明は、ディスプレイユニットを収納する外装体およびディスプレイに関する。さらに詳細には、透明性を有し、水蒸気その他のガスバリア性や密封性および機械的強度に優れ、ディスプレイユニットの性能劣化を防止するディスプレイユニットを収納する外装体およびディスプレイに関するものである。
液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)等の各種ディスプレイは、外部から侵入する水蒸気や酸素により性能が劣化し、その寿命が短くなる。通常、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイは性能劣化を防ぐためにガラス板、アルミニウム板等を使用して密封したものが使用されているが、寿命をより長くさせるために、さらに外部からの水蒸気やその他のガスの侵入を防ぐ必要がある。これらを改善するためにアルミニウム箔やアルミニウム蒸着フィルムを使用したガスバリア性を有する積層材料からなる包装材料を用いてディスプレイユニットを包装する方法があるが、これらの積層材料からなる包装材料が不透明であるためにディスプレイの表示画面を視認することができない等の問題があった。
また、一般に、ディスプレイユニットを収納する外装体として用いられる包装材料は、ディスプレイユニットを省スペースで収納する機能が求められている。一般に、省スペース化するために、外装体としては製袋してパウチタイプとしたり、絞り加工を施して成形タイプとしたりするが、これらの外装体にディスプレイユニットを収納後、開口部が密封溶着される。包装材料をパウチにする場合は、ヒートシール部分では構成層が屈曲され、また、成形加工の場合は、ヒートシール部分での屈曲のみでなく、包装材料に、プレス、圧空、真空、絞り等の加工を施し容器化する必要がある。また、成形トレイと蓋とにより密封する形状も考えられる。この場合にも、ヒートシールする際の最内層樹脂の選択と、前記トレイを成形する際の、成形性の良い積層体が求められていた。しかしながら、現在、ディスプレイユニットを収納する外装体として要求される物性、機能を十分に満足し得る包装材料および外装体が未だ開発されていないのが現状である。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、透明性を有し、水蒸気その他のガスバリア性や密封性や機械的強度に優れ、ディスプレイユニットの性能劣化を防止するディスプレイユニットを収納する外装体およびディスプレイを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
ディスプレイユニットを収納する外装体であって、
ディスプレイユニット収納部とディスプレイユニットから引き出されるフラットケーブルを挟持する通路部とが形成されたアルミニウム箔ラミネート複合フィルムからなる成形容器と、透明ガスバリア性フィルムからなるディスプレイ表示側を封止する蓋材とからなり、前記容器周縁部を前記蓋材で密封されてディスプレイユニットを収納することを特徴とするディスプレイユニット収納外装体である。
請求項2に係る発明は、
前記アルミニウム箔ラミネート複合フィルムが、アルミニウム箔の少なくとも片面にポ
リアミド系フィルムが積層され、前記成形容器の外側に該ポリアミド系フィルム面が配置することを特徴とする請求項1記載のディスプレイユニット収納外装体。
請求項3に係る発明は、
前記透明ガスバリア性フィルムが、無機化合物からなる蒸着層を第1層とし、水溶性高分子と、(a)1種以上のアルコキシドまたは/およびその加水分解物または(b)塩化錫の少なくともいずれか1つを含む水溶液、或いは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、加熱乾燥してなるガスバリア性被膜を第2層として積層してなることを特徴とする請求項1または2記載のディスプレイユニット収納外装体である。
請求項4に係る発明は、
前記透明ガスバリア性フィルムが、無機化合物からなる蒸着層を第1層とし、水溶性高分子と、(a)1種以上のアルコキシドまたは/およびその加水分解物または(b)塩化錫の少なくともいずれか1つを含む水溶液、或いは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、加熱乾燥してなるガスバリア性被膜を第2層として、該第1層と第2層とを交互に複数回繰り返し積層してなることを特徴とする請求項1または2記載のディスプレイユニット収納外装体である。
請求項5に係る発明は、
前記水溶性高分子が、ポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項3または4記載のディスプレイユニット収納外装体である。
請求項6に係る発明は、
前記アルコキシドが、テトラエトキシシランまたはトリイソプロポキシアルミニウム、またはそれらの混合物であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のディスプレイユニット収納外装体である。
請求項7に係る発明は、
前記無機化合物が、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化珪素のいずれかまたはそれらの混合物からなることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のディスプレイユニット収納外装体である。
請求項8に係る発明は、
請求項1〜7のいずれか1項に記載のディスプレイユニット収納外装体に、ディスプレイユニットを収納して周縁部を密封してなることを特徴とするディスプレイである。
請求項9に係る発明は、
請求項1〜7のいずれか1項に記載のディスプレイユニット収納外装体に、ディスプレイユニットを収納して、脱気した後、周縁部を密封してなることを特徴とする請求項8記載のディスプレイである。
本発明により、透明性を有することからディスプレイ表示画面の視認性も良く、長期に維持し得る水蒸気その他のガスバリア性と長期にわたって安定した密封性を得ることができ、耐内容物性および機械的強度に優れるためにディスプレイユニットの性能劣化を防止可能なディスプレイユニットを収納する外装体およびディスプレイを提供することができる。
また、本発明の外装体の外表面は防汚性、防傷性、反射防止性等の性能を付与することができる構造からなり、上記の性能を外装体の外表面付与した表面性に優れる外装体およ
びその外装体にディスプレイユニットを収納して得られるデスプレイを提供することができる。
以下、本発明の一実施例としての最も好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のディスプレイユニット収納外装体の一例を示すもので、(a)は、その斜視図であり、(b)は、そのX1−Y1断面図である。また、(C)は、フラットケーブル部の付近を拡大して示すX2−Y2断面図である。図1に示すように、本発明のディスプレイユニットを収納する外装体1は、ディスプレイユニット収納部8とディスプレイユニットから引き出される導体4aを被覆材4bで被覆してなるフラットケーブル4をタブ材6を介して挟持する通路部7とが形成されたアルミニウム箔ラミネート複合フィルムからなる成形容器本体2と、透明ガスバリア性フィルムからなるディスプレイ表示側を封止する蓋材3とからなり、前記容器本体2の周縁部を前記蓋材3で密封されてディスプレイユニット5を収納することを特徴とするものである。
まず、本発明で用いられる材料について説明する。
本発明において用いられる上記成形容器本体を構成するアルミニウム箔ラミネート複合フィルムとしては、アルミニウム箔の少なくとも片面に機械的強度に優れる熱可塑性樹脂からなる延伸または無延伸のフィルム基材を積層した複合フィルムが用いられる。例えば、図2に示すように、アルミニウム箔10の片面に熱可塑性樹脂フィルム11を積層したアルミニウム箔ラミネート複合フィルム12のアルミニウム箔10側にヒートシーラント層13を設けた構成の積層体9を用いることができる。
上記の機械的強度に優れる熱可塑性樹脂からなるフィルム基材11の素材としては、例えば、ナイロンなどのポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ポリブテン、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物からなるフィルムなどがあげられる。特に、ナイロンなどのポリアミド系フィルムが望ましい。
ポリアミド系フィルムとしては、好ましいホモポリアミドの具体例としては、ポリカプロアミド(ナイロン6)、ポリ−ω−アミノヘプタン酸(ナイロン7)、ポリ−9−アミノノナン酸(ナイロン9)、ポリウンデカンアミド(ナイロン11)、ポリラウリンラクタム(ナイロン12)、ポリエチレンジアミンアジパミド(ナイロン2,6)、ポリテトラメチレンアジパミド(ナイロン4,6)、ポリヘキサメチレンジアジパミド(ナイロン6,6)、ポリヘキサメチレンセバカミド(ナイロン6,10)、ポリヘキサメチレンドデカミド(ナイロン6,12)、ポリオクタメチレンアジパミド(ナイロン8,6)、ポリデカメチレンアジパミド(ナイロン10,6)、ポリデカメチレンセバカミド(ナイロン10,10)、ポリドデカメチレンドデカミド(ナイロン12,12)、メタキシレンジアミン−6ナイロン(MXD6)フィルム等の延伸または無延伸のフィルムを挙げることができる。
またコポリアミドの例としては、カプロラクタム/ラウリンラクタム共重合体、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体、ラウリンラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体、ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体、エチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート共重合体、カプロラクタム/ヘキサメチレンジアンモニウムアジペート/ヘキサメチレンジアンモニウムセバケート共重合体等を
挙げることができる。
これらポリアミド系フィルムには、柔軟性を付与するため芳香族スルホンアミド類、p−ヒドロキシ安息香酸、エステル類等の可塑剤を配合したり、低弾性率のエラストマー成分やラクタム類等を配合することも可能である。該エラストマー成分としては、アイオノマー樹脂、変性ポリオレフィン系樹脂、熱可塑性ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミド、ポリエステルブロックアミド、ポリエーテルエステルアミド系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、変性スチレン系熱可塑性エラストマー、変性アクリルゴム、変性エチレンプロピレンゴム等が挙げられる。
上記のポリアミド系フィルム中には、必要に応じて他の添加剤、たとえば可塑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、滑剤、耐ブロッキング剤、他の樹脂などを適量ブレンドすることも可能である。
また、アルミニウム箔10としては、可撓性と接着剤適性などに優れたものであり、そのために圧延後の加熱処理によって十分な脱脂・焼鈍を行った軟質アルミニウム箔が好ましい。アルミニウム箔の厚みは、15μm以上が好ましく、さらに好ましくは15〜50μmの範囲である。
上記のアルミニウム箔と基材フィルムとの接着は、反応硬化型接着剤を使用するドライラミネーション、必要に応じてプライマーを設けて溶融押出しした接着樹脂層を介して積層するサンドイッチラミネーションなど通常の方法を用いて材料や用途によって適宜に選択して使用する。
さらに、アルミニウム箔ラミネート複合フィルムには、シーラント層13が設けられる。このシーラント層13は、蓋材との接着を目的として設けられるものである。本発明において用いられるシーラント層13としては、ヒートシール性を有するものであれば特に限定されないが、低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、エチレン・α−オレフィン共重合体樹脂などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、プロピレン・α−オレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂などの選択が可能であり、また、これらのオレフィン系樹脂をグラフト重合などにより酸変成した変成ポリオレフィン樹脂も使用可能である。上述したポリオレフィン系樹脂の単体又は2種以上からなるブレンド物でもかまわない。厚みは20〜100μmの範囲が良い。
シーラント層13の形成は、反応硬化型接着剤を使用するドライラミネーション、必要に応じてプライマーを設けて溶融押出しした接着樹脂層を介して積層するサンドイッチラミネーションなど通常の方法を用いて材料や用途によって適宜に選択して使用する。
次ぎ、本発明において用いられる上記蓋材を構成する透明ガスバリア性フィルムとしては、無機化合物からなる蒸着層を第1層とし、水溶性高分子と、(a)1種以上のアルコキシドまたは/およびその加水分解物または(b)塩化錫の少なくともいずれか1つを含む水溶液、或いは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、加熱乾燥してなるガスバリア性被膜を第2層として積層してなる透明ガスバリア性フィルムが用いられる。
または、無機化合物からなる蒸着層を第1層とし、水溶性高分子と、(a)1種以上のアルコキシドまたは/およびその加水分解物または(b)塩化錫の少なくともいずれか1つを含む水溶液、或いは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、
加熱乾燥してなるガスバリア性被膜を第2層として、該第1層と第2層とを交互に複数回繰り返し積層してなる透明ガスバリア性フィルムが用いられる。
透明ガスバリア性フィルムの構成として、例えば、図3に示すように、基材14上に、第1層である無機蒸着層16、第2層であるガスバリア性被膜層17が形成され、さらに、ガスバリア性被膜層17の表面にシーラント層19が形成された構成の透明ガスバリア性フィルム9を含む積層体14である。
図4は、上記の第1層である無機蒸着層16と第2層であるガスバリア性被膜層17とを交互に2回繰り返し積層してなる透明ガスバリア性フィルム18のガスバリア性被膜層17の表面にシーラント層19が形成された構成の透明ガスバリア性フィルムを含む積層体20の例を示したものである。
また、図5は、上記の第1層である無機蒸着層16と第2層であるガスバリア性被膜層17とを交互に2回繰り返し積層してなる透明ガスバリア性フィルム18を2枚用いて、、ガスバリア性被膜層17どうしを積層した透明ガスバリア性フィルムの基材表面にシーラント層19が形成された構成の透明ガスバリア性フィルムを含む積層体21の例を示したものである。
基材15は、シート状またはフィルム状のものであって、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66等)、ポリ塩化ビニル、ポリイミドなど、或いはこれら高分子の共重合体など通常包装材料として用いられるものが使用できる。これらのフイルムに公知の添加剤、例えば、帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、着色剤、酸化防止剤、難燃剤等を含有させたものを使用しても良い。その厚みは、特に限定されるものではないが6〜100μmが好ましい。基材は用途に応じて上記材料から適宜選択される。
さらに、基材15の表面をコロナ処理、アンカーコート処理等の表面改質を行い、被膜の密着性を向上させることも可能である。
第1層である無機蒸着層16は、珪素、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、錫、マグネシウムなどの酸化物、窒化物、弗化物の単体、或いはそれらの複合物からなり、真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマ気相成長法(CVD法)などの真空プロセスにより形成される。特に酸化アルミニウムは、無色透明であり、ボイル・レトルト耐性等の特性にも優れており、広範囲の用途に用いることができる。
無機蒸着層16の膜厚は、用途や第2層の膜厚によって異なるが、数nmから500nmの範囲が望ましいが、5nm以下では薄膜の連続性に問題があり、また300nmを越えるとクラックが発生しやすく、可撓性が低下するため、好ましくは5〜300nmである。
第2層であるガスバリア性被膜層4は、水溶性高分子と、(a)1種以上の金属等のアルコキシドまたは/及びその加水分解物又は(b)塩化錫の少なくとも一方を含む水溶液、或いは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤からなる。水溶性高分子と塩化錫を水系(水或いは水/アルコール混合)溶媒で溶解させた溶液、或いはこれに金属等のアルコキシドを直接、或いは予め加水分解させるなど処理を行ったものを混合した溶液を基材2上の無機薄膜層3にコーティング、加熱乾燥し、形成したものである。コーティング剤に含まれる各成分について以下に詳述する。
本発明でコーティング剤に用いられる水溶性高分子はポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる、とくにポリビニルアルコール(以下、PVAとする)を本発明のガスバリア性積層体のコーティング剤に用いた場合にガスバリア性が最も優れる。ここでいうPVAは、一般にポリ酢酸ビニルをけん化して得られるもので、酢酸基が数十%残存している、いわゆる部分けん化PVAから酢酸基が数%しか残存していない完全けん化PVAまでを含み、とくに限定されるものではない。
また、塩化錫は塩化第一錫(SnCl2)、塩化第二錫(SnCl4)、或いはそれらの混合物であってもよく、無水物でも水和物でも用いることができる。
さらに、アルコキシドは金属等のアルコキシドである、テトラエトキシシラン〔Si(OC254〕、トリイソプロポキシアルミニウム〔Al(O−2’−C373〕などの一般式、
M(OR)n
(M:Si、Ti、Al、Zr等の金属等、R:CH3、C25等のアルキル基)で表せるものである。なかでもテトラエトキシシラン、トリイソプロポキシアルミニウムが加水分解後、水系の溶媒中において比較的安定であるので好ましい。
上述した各成分を単独またはいくつかを組み合わせてコーティング剤に加えることができ、さらにコーティング剤のバリア性を損なわない範囲で、イソシアネート化合物、シランカップリング剤、或いは分散剤、安定化剤、粘度調整剤、着色剤など公知の添加剤を加えることができる。
例えば、コーティング剤に加えられるイソシアネート化合物は、その分子中に2個以上のイソシアネート基(NCO基)を有するものであり、例えばトリレンジイソシアネート(以下、TDIとする)、トリフェニルメタントリイソシアネート(TTI)、テトラメチルキシレンジイソシアネート(TMXDI)などのモノマー類と、これらの重合体、誘導体などがある。
コーティング剤の塗布方法には、通常用いられる、ディッピング法、ロールコーティング法、スクリーン印刷法、スプレー法など従来公知の手段が用いられる。被膜の厚さはコーティング剤の種類によって異なるが、乾燥後の厚さが約0.01〜100μmの範囲であればよいが、50μm以上では、膜にクラックが生じやすくなるため、0.01〜50μmとすることが望ましい。
なお、詳細は不明なところが多いが、この第1層としての無機蒸着層3と第2層としての上記コーティング剤からなる被膜との間に、何らかの反応層が形成されるか、或いは第2層が第1層に生じるピンホール、クラック、粒界などの欠陥或いは微細孔を充填、補強することで、緻密構造が形成され、これがガスバリア性の向上と第1層である蒸着薄膜層の保護層としての役割を果たす。またコーティング剤の組成が、金属等のアルコキシド或いは塩化錫からなる無機成分とPVA等の水溶性高分子を主剤とするものであることから、ガスバリア性の向上が図れるものである。すなわち金属等のアルコキシド或いは塩化錫からなる無機成分は溶液中で加水分解、重縮合反応して鎖状或いは三次元樹枝状のポリマーを形成し、乾燥加熱にともなう溶媒の蒸発によってさらに重合が進行する、反応性に富む無機成分であり、水溶性高分子とは分子レベルの複合体を形成していると考えられる。したがって、特定の粒子径からなるシリカ(SiO2)などの微粒子や珪酸ソーダ(水ガラス)から得られるシリカゾル(コロイダルシリカ)など単に微粒子を分散したものとは異なるものである。
本発明において用いられるフラットケーブル4とは、一般に、基材フィルム、プライマーコート層(接着性向上層)または接着剤層、熱接着樹脂層を順次積層しテープ状の熱接着性被覆材4bを構成し、その熱接着性樹脂層面どうしを対向させて重ね合わせ、両者の間に多数本の導体4aを挟持させて加熱圧着して一体化させたものである[図1(c)参照。]
具体的には、このようなフラットケーブルとして、例えば、2軸延伸ポリエステルフィルムなどの基材フィルムの一方の面に、熱接着樹脂層として、ポリ塩化ビニル樹脂フィルムをドライラミネーション法などで積層して熱接着性被覆材を製造し、その熱接着性被覆材を、熱接着樹脂層として、ポリ塩化ビニル樹脂フィルム面を対向させて重ね合わせ、その間に多数本の導体を挟み込んだ後、加熱ロールなどにより加熱加圧してポリ塩化ビニル系樹脂フィルムを溶融して多数本の導体をその中に埋め込むと共に、ポリ塩化ビニル系樹脂フィルムどうしを熱融着させて製造するポリ塩化ビニル製フラットケーブルが知られている。あるいは、2軸延伸ポリエステルフィルムなどの基材フィルムの一方の面に、プライマーコート層を介して、飽和ポリエステル系樹脂と難燃剤をとを含む樹脂組成物による熱接着樹脂層を形成して熱接着性被覆材を製造し、その熱接着性被覆材を使用して、その熱接着性樹脂層面をを対向させて重ね合わせ、その間に多数本の導体を挟み込んだ後、加熱ロールなどにより加熱加圧して、熱接着性樹脂層を溶融して多数本の導体をその中に埋め込むと共に、熱接着性樹脂層どうしを熱融着させて製造するポリエステル樹脂製フラットケーブルが知られている。
本発明において用いられるタブ材6は、フラットケーブル4と容器本体2と蓋材1との密封性を高めるために用いられるものである[図1(b)、(c)参照]。
タブ材6の素材としては、ポリエステル系熱接着樹脂フィルムが好適に用いられる。
ポリエステル系熱接着樹脂フィルムとしては、主成分であるポリエステルとしては特に限定はなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ1,4−シクロヘキシルジメチレンテレフタレートなどのポリアルキレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリブチレン−2,6−ナフタレートポリアルキレンテレフタレート樹脂が挙げられる。これらはホモポリマーに限らず、ポリエステルの構成成分であるジカルボン酸および/または、ジオールの一部を他のジカルボン酸および/または他のジオールと置換したものであってもよい。
さらに必要に応じて、本発明のディスプレイユニット収納外装体の蓋材を構成する透明ガスバリア性フィルムのディスプレイの外表面側となる透明ガスバリア性フィルムの基材側に防汚層、防傷層、反射防止層等を設けることもできる。
図6は、本発明のディスプレイユニット収納外装体の蓋材のディスプレイの外表面側となる基材面に防汚層を形成した構成一例を示す断面図である。22は、その防汚層である。
前記防汚層22は、表面に指紋などが付き難くする為に設けるものであり、フッ素含有シラン化合物を主成分とするものからなっている。フッ素含有シラン化合物としてはCF3(CH22Si(OCH33、CF3CF2(CH22Si(OCH33、CF3(CF22(CH22Si(OCH33、CF3(CF23(CH22Si(OCH33、CF3(CF24(CH22Si(OCH33、CF3(CF25(CH22Si(OCH33、CF3(CF26(CH22Si(OCH33、CF3(CF27(CH22Si(OCH33、CF3(CF28(CH22Si(OCH33、CF3(CF29(CH22Si(OCH33、CF3(CH22Si(OC253、CF3CF2(CH22Si(OC253、CF3(CF22(CH22Si(OC253、CF3(CF23(CH22Si(
OC253、CF3(CF24(CH22Si(OC253、CF3(CF25(CH22Si(OC253、CF3(CF26(CH22Si(OC253、CF3(CF27(CH22Si(OC253、CF3(CF28(CH22Si(OC253、CF3(CF29(CH22Si(OC253等が例示でき、それらを単独あるいは2種類以上混合して用いてもよい。特に、パーフルオロポリエーテル基を含有するシランカップリング剤が好ましい。
前記防汚層22は、グラビアコート法、ロールコート法等の公知の手段で形成する。その厚みは特に限定されないが、防汚性、耐摩擦性等の点から1〜5μmが好ましい。
図7は、本発明のディスプレイユニット収納外装体の蓋材のディスプレイの外表面側となる基材面に防傷層を形成した構成一例を示す断面図である。24は、その防傷層である。
前記防傷層24は、表面が傷つくのを防止する為に設けるものであり、紫外線硬化型アクリル樹脂を主成分とするものからなっており、グラビアコート法、ロールコート法等の公知の手段で形成する。その塗布量は乾燥状態で0.2〜3.0g/m2の範囲が良い。
図8は、本発明のディスプレイユニット収納外装体の蓋材のディスプレイの外表面側となる基材面に反射防止層を形成した構成一例を示す断面図である。26は、その反射防止層である。
前記反射防止層26は、表面の反射を防ぐ為に設けるものであり、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化ハフニウム、酸化セリウム、酸化錫、酸化ニオブ、酸化珪素のいずれか、或いはこれらを主材料とする物質からなる多層蒸着薄膜からなる。例えば、波長λ=520nmの光の反射率を下げる場合、酸化チタン(屈折率:2.0〜2.3、膜厚:λ/8)/酸化珪素(屈折率:1.45〜1.48、膜厚:λ/8)/ 酸化チタン(屈折率:2.0〜2.3、膜厚:λ/4)/酸化珪素(屈折率:1.45〜1.48、膜厚:λ/4)の様な膜厚構成にすると優れた反射防止機能を得ることができる。積層方法は上記物質を蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、化学気相析出法(CVD)で積層する。
次に、ディスプレイユニット収納外装体容器本体の成形方法について説明する。
図9は、本発明におけるディスプレイユニット収納外装体容器本体を成形するプレス工程に使用する雄雌プレス装置の概念図である。図9に示すように、本発明で絞り成形は一対のプレス用金型により行う。一対の加熱プレス用金型とは、凸状で成形品の内容積部に対応する形状の凸型の雄型金型29と、凹状で成形品の外形に対応する形状の凹型の雌型金型30である。前記一対のプレス用金型は前後または上下方向に少なくとも片方の型が動くことにより成形品をプレスすることができる。凸状の型を上型とし、凹状の型を下型とし、上型が下方に移動することによりプレスする方式である。
ディスプレイユニット収納外装体容器本体を構成するアルミニウム箔ラミネート複合フィルムを含む積層体を加熱する方法としては、高周波加熱、熱風加熱、赤外線加熱などの方法でもよい。また、金型全体を加熱しておいてもよい。この場合、金型を加熱する手段を必要とする。金型加熱手段としては該プレス用金型に電熱加熱装置を設け加熱することが一般的である。また、電熱加熱と高周波加熱を併用することもできる。
アルミニウム箔ラミネート複合フィルムからなる成形容器にディスプレイユニット収納した後、透明ガスバリア性フィルムからなる蓋材で前記容器周縁部を密封・封止する方法
は、例えば、図10に示すように、接着剤33を介して、容器周縁部と蓋材を密封・封止する方法が挙げられる。
上記の接着剤33としては、例えば、ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂等を主体とする接着剤を使用することができる。その形態としては、溶剤型、一液、二液、硬化型、無溶剤型等のいずれのものでもよい。
また、図11に示すように、シール金型34,35を用いて容器周縁部と蓋材を密封・封止する方法。さらに、図12に示すように、外装体容器本体を金型36に載置して加熱加圧ロール35を用いて容器周縁部と蓋材を密封・封止する方法等が挙げることができる。
なお、上記の密封・封止方法において、アルミニウム箔ラミネート複合フィルムからなる成形容器にディスプレイユニット収納して、容器内部を脱気した後、容器周縁部と蓋材を密封・封止することもできる。
厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートを基材とし、その上面にSiO(酸化珪素)を蒸着源とし、電子線加熱方式による真空蒸着法により、膜厚40nmの薄膜層からなる第1層を形成し、さらに下記組成を組み合わせ、所定の割合に混合してなるコーティング剤をバーコーターにより塗布し乾燥機で120℃、1分間乾燥させ、膜厚約0.3μmのガスバリア性被膜層からなる第2層を形成し、さらにその第2層上に、順次、前記第1層と第2層を形成した透明ガスバリア性フィルムのそのガスバリア性被膜層23に厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを2液硬化型ウレタン系接着剤を介してドライラミネート法により透明ガスバリア性フィルムを含む積層体を得た。
一方、厚さ30μmのアルミニウム箔の片面に、厚さ25μmの2軸延伸ナイロンフィルムを、アルミニウム箔のもう一方の面に、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムをそれぞれ2液硬化型ウレタン系接着剤を介してドライラミネート法によりアルミニウム箔ラミネートフィルムを含む積層体を得た。
上記で得られたアルミニウム箔ラミネートフィルムを含む積層体を、絞り成形により、所定のディスプレイユニット収納部とディスプレイユニットから引き出されるフラットケーブルを挟持する通路部とが形成された容器本体を作成した。
上記で得られた容器本体に、タブ材を用いないでフラットケーブルを装着した所定のディスプレイユニット収納した後、接着剤を用いて透明ガスバリア性フィルムを含む積層体を蓋材として、容器本体周縁部の最内層のポリエチレンテレフタレートフィルム面と蓋材ポリエチレンテレフタレートフィルム面とをエポキシ系接着剤を用い密封・封止して本発明のディスプレイユニット外装体に所定のディスプレイユニットを収納したディスプレイが得られた。
(コーティング剤の成分)
(A)テトラエトキシシラン〔Si(OC254〕10.4gに塩酸(0.1N)89.6gを加え、30分間攪拌し加水分解させた固形分3wt%(SiO2換算)の加水分解溶液。
(B)ポリビニルアルコールの3.0wt%水/イソプロピルアルコール溶液(水:イソプロピルアルコール重量比で90:10)
(A)液と(B)液を配合比(wt%)で60/40に混合したもの。
実施例1で得られた透明ガスバリア性フィルムを含む積層体のポリエチレンテレフタレートフィルムの代わりに、最外層のガスバリア性被膜層からなる第2層面に、シーラント層として厚さ40μmのエチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)を積層してなる透明ガスバリア性フィルムを含む積層体を得た。
一方、実施例1で得られたアルミニウム箔ラミネートフィルムを含む積層体のポリエチレンテレフタレートフィルムの代わりに、シーラント層として厚さ40μmのエチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)を積層してなるアルミニウム箔ラミネートフィルムを含む積層体を得た。
上記で得られたアルミニウム箔ラミネートフィルムを、絞り成形により、所定のディスプレイユニット収納部とディスプレイユニットから引き出されるフラットケーブルを挟持する通路部とが形成された容器本体を作成した。
上記で得られた容器本体に、タブ材を用いないでフラットケーブルを装着した所定のディスプレイユニット収納した後、容器本体周縁部の最内層のシーラント層と蓋材のシーラント層どうしをシール金型を用いて加熱加圧シール方法により密封・封止して本発明のディスプレイユニット外装体に所定のディスプレイユニットを収納したディスプレイを得た。
実施例2において、ポリエステル系熱接着樹脂フィルムからなるタブ材を用いたフラットケーブルを装着した所定のディスプレイユニット収納した以外は実施例2と同様にして本発明のディスプレイユニット外装体に所定のディスプレイユニットを収納したディスプレイを得た。
実施例3において、実施例1で得られた透明ガスバリア性フィルム2枚用いて、第2層どうしを積層してなる透明ガスバリア性フィルムを含む積層体を用いた以外は実施例3と同様にして本発明のディスプレイユニット外装体に所定のディスプレイユニットを収納したディスプレイを得た。
実施例1〜4で用いた所定のディスプレイユニットそのまま用いた。
実施例1〜5で得られたディスプレイを85℃95%の条件の環境下で放置し、ダークスポットが発生するまでの時間を測定し、評価した。その結果を表1に示す。
表1から明らかに、実施例1から4で得られた本発明のディスプレイユニットを収納する外装体に収納したディスプレイは、比較として実施例5のディスプレイユニットそのままに比較して、ダークスポットが発生するまでの時間が長く、このことは本発明のディスプレイユニットを収納する外装体に収納したディスプレイが、長期に維持し得る水蒸気その他のガスバリア性と長期にわたって安定した密封性を保持するものである。さらに、本発明のディスプレイは、透明性を有することからディスプレイ表示画面の視認性も良く、耐内容物性および機械的強度に優れるためにディスプレイユニットの性能劣化を防止可能とするものである。
本発明のディスプレイユニットを収納する外装体およびディスプレイは、透明性を有し、水蒸気その他のガスバリア性や密封性および機械的強度に優れ、ディスプレイユニットの性能劣化を防止する、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)等の各種ディスプレイユニットを収納する外装体およびディスプレイとして好適に使用できるものである。
本発明のディスプレイユニット収納外装体の一例を示すもので、(a)は、その斜視図である。(b)は、その斜視図X1−Y1断面図である。(C)は、フラットケーブル部の付近を拡大して示すその斜視図X2−Y2断面図である。 本発明におけるディスプレイユニット収納外装体容器本体を構成するアルミニウム箔ラミネート複合フィルムを含む積層体の一例を示す断面図である。 本発明におけるディスプレイユニット収納外装体蓋材を構成する透明ガスバリア性フィルムを含む積層体の一例を示す断面図である。 本発明におけるディスプレイユニット収納外装体蓋材を構成する透明ガスバリア性フィルムを含む積層体の他の例を示す断面図である。 本発明におけるディスプレイユニット収納外装体蓋材を構成する透明ガスバリア性フィルムを含む積層体のさらに別の例を示す断面図である。 本発明におけるディスプレイユニット収納外装体蓋材のディスプレイの外表面側となる基材面に防汚層を形成した構成の一例を示す断面図である。 本発明におけるディスプレイユニット収納外装体蓋材のディスプレイの外表面側となる基材面に防傷層を形成した構成の一例を示す断面図である。 本発明におけるディスプレイユニット収納外装体蓋材のディスプレイの外表面側となる基材面に反射防止層を形成した構成の一例を示す断面図である。 本発明のディスプレイユニット収納外装体容器本体を成形するプレス工程に使用する雄雌プレス装置の概念図であり、 (a)は、プレス前のプレス装置である。
(b)は、プレス後のプレス装置である。
本発明のディスプレイユニット収納外装体容器本体周縁部を蓋材で容器を密封・封止する方法の一例を示す説明図である。 本発明のディスプレイユニット収納外装体容器本体周縁部を蓋材で容器を密封・封止する方法の他の例を示す説明図である。 本発明のディスプレイユニット収納外装体容器本体周縁部を蓋材で容器を密封・封止する方法のさらに別の例を示す説明図である。
符号の説明
1・・・ディスプレイユニット収納外装体およびディスプレイ
2・・・ディスプレイユニット収納外装体容器本体
3・・・ディスプレイユニット収納外装体蓋材
4・・・フラットケーブル
4a・・・導体
4b・・・被覆材
5・・・ディスプレイユニット
6・・・タブ材
7・・・フラットケーブル通路部
8・・・ディスプレイユニット収納部
9・・・アルミニウム箔ラミネート複合フィルムを含む積層体
9′・・・アルミニウム箔ラミネート複合フィルムを含む積層体の成形体(容器本体)
10・・・アルミニウム箔層
11、15・・・基材
12・・・アルミニウム箔ラミネート複合フィルム
13、19・・・シーラント層
14、20、21・・・透明ガスバリア性フィルムを含む積層体
14、21
16・・・無機化合物からなる蒸着層(第1層)
17・・・ガスバリア性被膜層(第2層)
18・・・透明ガスバリア性フィルム
22・・・防汚層を設けた透明ガスバリア性フィルムを含む積層体
23・・・防汚層
24・・・防傷層を設けた透明ガスバリア性フィルムを含む積層体
25・・・防傷層
26・・・反射防止層を設けた透明ガスバリア性フィルムを含む積層体
27・・・反射防止層
28・・・絞り成形プレス装置
29・・・雄型
30・・・雌型
31・・・押さえ板
32・・・スプリング
33・・・接着剤層
34・・・シール上金型
35・・・シール下金型
36・・・加熱加圧ロール
37・・・金型

Claims (9)

  1. ディスプレイユニットを収納する外装体であって、
    ディスプレイユニット収納部とディスプレイユニットから引き出されるフラットケーブルを挟持する通路部とが形成されたアルミニウム箔ラミネート複合フィルムからなる成形容器と、透明ガスバリア性フィルムからなるディスプレイ表示側を封止する蓋材とからなり、前記容器周縁部を前記蓋材で密封されてディスプレイユニットを収納することを特徴とするディスプレイユニット収納外装体。
  2. 前記アルミニウム箔ラミネート複合フィルムが、アルミニウム箔の少なくとも片面にポリアミド系フィルムが積層され、前記成形容器の外側に該ポリアミド系フィルム面が配置することを特徴とする請求項1記載のディスプレイユニット収納外装体。
  3. 前記透明ガスバリア性フィルムが、無機化合物からなる蒸着層を第1層とし、水溶性高分子と、(a)1種以上のアルコキシドまたは/およびその加水分解物または(b)塩化錫の少なくともいずれか1つを含む水溶液、或いは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、加熱乾燥してなるガスバリア性被膜を第2層として積層してなることを特徴とする請求項1または2記載のディスプレイユニット収納外装体。
  4. 前記透明ガスバリア性フィルムが、無機化合物からなる蒸着層を第1層とし、水溶性高分子と、(a)1種以上のアルコキシドまたは/およびその加水分解物または(b)塩化錫の少なくともいずれか1つを含む水溶液、或いは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、加熱乾燥してなるガスバリア性被膜を第2層として、該第1層と第2層とを交互に複数回繰り返し積層してなることを特徴とする請求項1または2記載のディスプレイユニット収納外装体。
  5. 前記水溶性高分子が、ポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項3または4記載のディスプレイユニット収納外装体。
  6. 前記アルコキシドが、テトラエトキシシランまたはトリイソプロポキシアルミニウム、またはそれらの混合物であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のディスプレイユニット収納外装体。
  7. 前記無機化合物が、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化珪素のいずれかまたはそれらの混合物からなることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のディスプレイユニット収納外装体。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のディスプレイユニット収納外装体に、ディスプレイユニットを収納して周縁部を密封してなることを特徴とするディスプレイ。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のディスプレイユニット収納外装体に、ディスプレイユニットを収納して、外装体内部を脱気した後、周縁部を密封してなることを特徴とする請求項8記載のディスプレイ。
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