JP4324795B2 - 車載制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は車載制御装置に係り、特に車両内に配設された伝送路に接続されてメッセージの送受信により所定の作動を行う複数の制御装置と、これら制御装置のマスタとなるマスタ制御装置から前記伝送路を介して送出されるターンランプ点滅指示信号を受けて、ターンランプの点灯または消灯の状態を表する表示灯および前記ターンランプの点灯または消灯の状態を鳴動によって出力するブザーを制御するスレーブ制御装置を備えた車載制御装置に関する。
従来、車両に設けられた複数のターンランプ(ウインカランプ)の点滅制御を行う場合、多重通信システムを備えた車両にあっては、共通の伝送路に接続された複数の制御装置のマスタとなるマスタ制御装置が、伝送路を介して該ターンランプの動作・停止信号や点滅同期信号をターンランプの制御を行うスレーブ制御装置(ターンランプ制御装置)へ送出することにより行っている。このような車両にあっては、各ターンランプ点滅動作の位相ずれや、ターンランプ動作時に通信エラー等の原因で主制御装置からターンランプ制御装置へターンランプの動作・停止信号や点滅同期信号が届かないことがある。このような不具合を解消するべくなされた発明として、負荷動作制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この負荷動作制御装置は、短時間以内であればターンランプ点滅位相のズレが外見上わからない範囲であることに着目してなされたものである。つまり負荷動作制御装置は、マスタ制御装置がターンランプ制御装置に対して基準周期として所定周期の同期信号を送出する一方、ターンランプ制御装置は、自身の一定周期による点滅動作を主制御装置から送出された同期信号によって再同期することでターンランプの点滅周期を補正し、上述した不具合を解決するものである。
或いは、主制御装置(マスタECU)からウインカランプの点灯および消灯制御の指令を受けた制御装置が、点灯を開始したことを示すメッセージと消灯を開始したことを示すメッセージとを伝送路上に送出して他の制御装置(スレーブ制御装置)と同期をとるランプ負荷のシステムが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
また車両の運転席に設けられる操作表示部(インパネ部)には、運転者にターンランプが正しく作動していることを光の点滅によって通知するインジケータおよび断続する鳴動音によって通知する鳴動手段(ブザー)が設けられている。これらのインジケータおよびブザーの作動制御は、一般にインパネ部に設けられた速度メータ等からなる表示装置の制御等を行うメータ制御部によって行われる。
特開平11−115627号公報 特開2001−138804号公報
しかしながら、前述した車両にあっては、ターンランプの点滅周期は補正することができるものの、インパネ部に設けられたブザーの鳴動周期の補正ができないという問題がある。つまり、インパネ部に設けられたインジケータの点滅周期にあっては、外見上多少の点滅周期の変動があったとしても問題にならない一方、鳴動音の鳴動周期が変動すると運転者等に違和感を与えるという問題があった。
このため車両の運行上、重要度がそれほど高くない鳴動手段(ブザー)において、ブザーの鳴動周期を一定に保つには通信データに高い優先度を付与し、他の通信に影響を与えないようにしなければならなかった。しかしながら、より優先度の高い通信阻害要因、例えばイグニッション信号や通信全体制御等のデータが伝送路を流れることがある。この場合、ブザーの鳴動周期のバラツキが生起されるという問題もある。加えて、運転者によってスイッチが操作されたときは、違和感を与えないように速やかに操作結果を反映しなければならないが、この点においても従来手法では課題を有する。
本発明は、このような事情に対処すべくなされたものであって、その目的は、ターンランプの点灯または消灯の状態をインジケータおよびブザー等の鳴動手段によって通知する通知手段を備えた車両において、インジケータの点灯周期変動およびブザー等の鳴動周期変動を効果的に抑えることができる車載制御装置を提供することにある。
上述した目的を達成すべく本発明に係る車載制御装置は、車両内に配設された伝送路に接続されてメッセージの送受信により所定の作動を行う複数の制御装置と、これら制御装置のマスタとなるマスタ制御装置から前記伝送路を介して送出されるターンランプ点滅指示信号を受けて、ターンランプの点灯または消灯の状態を表する表示灯および前記ターンランプの点灯または消灯の状態を鳴動によって出力する鳴動手段を制御するスレーブ制御装置を備えた車載制御装置であって、
前記スレーブ制御装置は、前記マスタ制御装置から送出されるランプ点滅指示信号の点灯または消灯の周期を検出して、該検出した周期に基づき初期推定時間を設定し、該初期推定時間を経過した次周期における前記ターンランプ点滅指示信号の予想到来時間を求め、この予想到来時間と前記マスタ制御装置から前記伝送路を介して出力されるランプ点滅指示信号の実到来時間との時間差を算出して前記表示灯の点滅タイミングおよび前記鳴動手段の鳴動タイミングを補正するタイミング補正部を備えること特徴としている。
上述の車載制御装置は、マスタ制御装置(マスタECU)から伝送路を介してスレーブ制御装置(メータECU)に与えられるターンランプ点滅指示信号における点灯または消灯の周期を検出し、その結果、この周期が所定の周期と異なっている場合、車両に搭乗する運転者等に違和感のないように表示灯(インジケータ)の点滅タイミングおよび鳴動手段(ブザー)の鳴動タイミングの補正を行う。
好ましくは前記タイミング補正部は、前記ランプ点滅指示信号の予想到来時間と、この予想到来時間と前記マスタ制御装置から前記伝送路を介して出力されるランプ点滅指示信号の実到来時間との時間差が所定の時間を超えたとき、直ちに前記表示灯および前記鳴動手段(ブザー)を鳴動させるものとして構成することが望ましい。
上述の車載制御装置は、マスタECUからメータECUに与えられるターンランプ点滅指示信号における点灯または消灯の周期が所定の周期を超えている場合、直ちにインジケータの点滅タイミングおよび鳴動手段(ブザー)の鳴動タイミングの補正を行い、車両に搭乗する運転者等に違和感を生起させない。
このように本発明の車載制御装置は、スレーブ制御装置(メータECU)がマスタ制御装置(マスタECU)から送出されるランプ点滅指示信号の点灯または消灯の周期を検出して、次周期における前記ターンランプ点滅指示信号の予想到来時間を求めると共に、タイミング補正部によってランプ点滅指示信号の予想到来時間とマスタECUから伝送路を介して出力されるランプ点滅指示信号の実到来時間との時間差を算出してブザーの鳴動タイミングを補正することができる。このため車両に搭乗する運転者に違和感を生じさせることがないという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の一実施形態に係る車載制御装置について図面を参照しながら説明する。なお、ここに例示した図は、本発明の一実施形態を示すものであって、この図によって本発明が限定されるものではない。
さて図1は、本発明の車載制御装置が適用される車両において、多重通信システムの主要部分を描いたブロック図である。この図において1は、車両の図示しない各部の制御を司る複数の制御装置に対し、所定の指示を与えると共に、それら複数の制御装置の状態を受けて車両全体の制御を行うマスタECU(主制御装置)である。このマスタECU1は、車両に搭載された前記複数の制御装置(スレーブECU)に対して、データの送受を行う伝送路(通信バス)2と接続されている。ちなみに図1において通信バスは、二つの通信バス2A,2Bがあるものとして例示している。
また特に図示しないコラム(ハンドル)には、車両の操作を行う運転者等の操作により該車両に設けられたターンランプのオン/オフを入力するコラムスイッチ3を備えている。通信バス2Aには、コラムスイッチ3の操作入力を受けて、この操作入力を該通信バス2Aを介してマスタECU1に伝送するコラムECU4が設けられている。
マスタECU1には、車両の操作を行う運転者等によって全ターンランプの点滅を行わせるハザードスイッチ5が設けられている。このマスタECU1には、コラムスイッチ3の操作によって所定の周期で点滅を繰り返すターンランプ6が接続される。また特に図示しないが車両のインパネには、ターンランプ6の点滅状態を光の点滅として表示するインジケータ7および断続音として出力するブザー8が設けられる。また車両には、通信バス2Bを介してマスタECU1から出力されるターンランプ6の点滅周期情報を受信して、ターンランプ6の点滅周期に従ってインジケータ7の点滅およびブザー8の鳴動を制御するメータECU10を備える。
概略的には上述したように構成される本発明に係る車載制御装置が特徴とするところは、メータECU10は、マスタECU1から通信バス2Bに送出されるターンランプ6の点滅状態を示す信号(点滅状態信号)からターンランプ6の点灯または消灯の周期を検出して、次周期における点滅状態信号の予想到来時間を求め、この予想到来時間とマスタECU1から通信バス2Bを介して出力される点滅状態信号の実到来時間との時間差を算出してインジケータ7およびブザー8の鳴動タイミングを補正するタイミング補正部11を備えたところにある。ちなみにメータECU10は、通信バス2Bとのインタフェースを行う通信インタフェース12およびメータECU10全体の制御を司る制御部13を備える。
このような特徴ある本発明の車載制御装置について、図2に示すフローチャートを参照しながらその作動について説明する。このフローチャートは、メータECU10に備えるタイミング補正部11の作動アルゴリズムを示すものである。また、マスタECU1から通信バス2Bを介してメータECU10に与えられるターンランプ6の点滅状態を示す信号は、詳細は後述するが、ターンランプ6のオン時間とオフ時間とが等しいデューティ50%の信号であるものとする。更にターンランプ6の点滅モードは、ターンランプのON時間およびOFF時間がそれぞれX[ms]の通常点滅モードと、ON時間およびOFF時間時間がそれぞれ略(X/2)[ms]の高速点滅モード(ハイフラッシャモード)を備えるものとする。
ちなみにここに例示する車両に適用される多重通信システムは、各ECUが通信バス2A,2Bに出力するタイミング、即ち伝送周期として100msを基準とした多重アクセス方式をとり、あるECUから通信バス2A,2B上に何らかのデータが送出されている場合、他のECUは、このデータの送出が終わった後、ガードタイムとして30ms経過をとった後にデータを送出するものとする。また、通信バス2A,2Bに接続された各ECUは、処理周期が10msであり、それぞれのECU間での同期は、特に取らないものとする。
まずタイミング補正部11は、マスタECU1から通信バス2Bを介してターンランプ6の点滅状態を示す信号(点滅状態信号)を受信すると、最初、その点滅状態信号に従ってブザー8のOFF→ON→OFF行う[ステップS1]。そしてタイミング補正部11は、伝送された点滅状態信号のON時間が高速点滅モードの時間、例えば(X/2)±40[ms]の範囲にあるかどうかを判定する[ステップS2]。タイミング補正部11は、点滅状態信号のON時間が(X/2)±40[ms]であると判定したとき、ハイフラッシャ(高速度点滅モード)であると判定し、点滅状態信号の初期推定位相(初期推定点滅時間)を設定する[ステップS3]。
ステップS3でタイミング補正部11が設定する初期推定位相は、ステップS1においてON時間をT0とすれば、推定される位相の初期値をこのT0から求める。
一方、ステップS2でタイミング補正部11は、点滅状態信号のON時間が(X/2)±40[ms]を超えていると判定したとき、更に点滅状態信号のON時間がX±40[ms]の時間範囲内にあるかどうかを判定する[ステップS4]。タイミング補正部11は、この時間範囲にないと判定したときは、再びステップS1に戻りマスタECU1から出力される点滅状態信号のON/OFFに従ってインジケータ7を点滅させると共にブザー8を鳴動する。
タイミング補正部11は、ステップS4で点滅状態信号のON時間が通常点滅モードの時間、例えばX±40[ms]の時間範囲内にある場合、通常周期(通常速度点滅モード)であると判定し、点滅状態信号の初期推定位相(初期推定点滅時間)を設定する[ステップS5]。
ステップS5でタイミング補正部11が設定する初期推定位相は、ステップS1におけるON時間をT0とすれば、推定される位相の初期値をこのT0から求める。
ステップS3またはステップS5で初期推定位相の設定が完了したタイミング補正部11は、後述する同期フェーズ[ステップS6〜S8]を実行して、連続モードS9にて所定の周期にしたがってインジケータ7の点滅およびブザー8の鳴動を行う。
このようなアルゴリズムに従って作動する本発明の車載制御装置の同期フェーズ[ステップS6〜S8]および連続モードS9のサブルーチンについて、図3〜図10のフローチャートおよび点滅状態信号を示す図を参照しながらより詳細に説明する。
まずタイミング補正部11は、ステップS3またはS5で設定した初期推定時間T0を経過して点滅状態信号がOFFからONに変化する予想時間を推定起点とし、この推定起点と、実際にマスタECU1から通信バス2Bを介してタイミング補正部11に到着した点滅状態信号の実到着時間との差(T1)を求める。そしてT1より40ms早くマスタECU1からの点滅状態信号が到着した場合(図4のAの時間領域)、タイミング補正部11は、初期推定時間T0の推定誤りと判断して[ステップS10]、即時にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS11]。
一方、ステップS10でT1>−40msの場合、タイミング補正部11は、T1が−40ms≦T1<−20msの範囲内(図4のBの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS12]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、T0の推定失敗と判定して即座にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS13]と共に、点滅状態信号が到着した時間をECU1から送出される点滅状態信号の周期として推定する[ステップS14]。そしてタイミング補正部11は、ステップS10に戻り再度、点滅状態信号が所定の範囲内に到着しているかどうかの判定を実行する。
ステップS12でタイミング補正部11は、T1が−40ms≦T1<−20msの範囲内にないと判定したとき、T1が−20ms≦T1<−10msの範囲内(図4のCの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS15]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、T0の推定に僅かながら誤差があったと判定し、ステップS3またはステップS5で推定した推定基点に基準時間を加えた値から10msを引いた値を次回の推定基点に設定する[ステップS16]と共に、推定基点から10ms経過した時点での点滅状態信号に従ってインジケータ7およびブザー8の作動処理を行う[ステップS17]。
またタイミング補正部11は、ステップS15でT1が−20ms≦T1<−10msの範囲内にないと判定したとき、T1が−10ms≦T1<10msの範囲内(図4のDの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS18]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、正しく推定基点が求められたと判定、すなわち正しく同期できたとして今回の推定基点+基準時間を次回の推定基点とする[ステップS19]。そしてタイミング補正部11は、ステップS17を実行する。
一方、ステップS18でタイミング補正部11は、T1が−10ms≦T1<10msの範囲内にないと判定したとき、T1が10ms<T1≦40msの範囲内(図4のEの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS20]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、点滅状態信号の到着が遅かった、即ち推定基点の設定が早すぎたものの許容範囲内の遅延であるとして今回の推定基点+基準時間を次回の推定基点に設定する[ステップS21]と共に、即時にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS22]。
またタイミング補正部11は、ステップS20でT1が10ms<T1≦40msの範囲内にないと判定したとき、つまり、T1が40msを超えたところ(図4のFの時間領域)にあるとして、即時にインジケータ7およびブザー8を作動させて、ステップS1に戻り、再度初期推定移動の設定を行う。
そしてステップS17およびステップS22でインジケータ7およびブザー8の作動を行ったタイミング補正部11は、同期フェーズ(1)[ステップS6]を終了し、引き続き同期フェーズ(2)を実行する[ステップS7]。
同期フェーズ(2)においてタイミング補正部11は、ステップS3またはS5で設定した初期推定時間T0を経過して点滅状態信号がONからOFFに変化する予想時間を推定起点とし、この推定起点と、実際にマスタECU1から通信バス2Bを介してタイミング補正部11に到着した点滅状態信号の実到着時間との差(T2)を求める。そしてT2より40ms早くマスタECU1からの点滅状態信号が到着した場合(図6のAの時間領域)、タイミング補正部11は、初期推定時間T0の推定誤りと判断して[ステップS23]、即時にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS24]。
一方、ステップS23でT2>−40msの場合、タイミング補正部11は、T2が−40ms≦T2<−20msの範囲内(図6のBの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS25]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、T0の推定失敗と判定して即座にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS26]と共に、点滅状態信号が到着した時間をECU1から送出される点滅状態信号の周期として推定する[ステップS27]。そしてタイミング補正部11は、同期フェーズ(1)のステップS10に戻り再度、点滅状態信号が所定の範囲内に到着しているかどうかの判定を実行する。
ステップS25でタイミング補正部11は、T2が−40ms≦T2<−20msの範囲内にないと判定したとき、T2が−20ms≦T2<−10msの範囲内(図6のCの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS28]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、T0の推定に僅かながら誤差があったと判定し、ステップS3またはステップS5で推定した推定基点に基準時間を加えた値から10msを引いた値を次回の推定基点に設定する[ステップS29]と共に、推定基点から20ms経過した時点での点滅状態信号に従ってインジケータ7およびブザー8の作動処理を行う[ステップS30]。
またタイミング補正部11は、ステップS28でT2が−20ms≦T2<−10msの範囲内にないと判定したとき、T2が−10ms≦T2<10msの範囲内(図6のDの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS31]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、正しく推定基点が求められたと判定、すなわち正しく同期できたとして今回の推定基点+基準時間を次回の推定基点とする[ステップS32]。そしてタイミング補正部11は、ステップS30を実行する。
一方、ステップS31でタイミング補正部11は、T2が−10ms≦T2<10msの範囲内にないと判定したとき、T2が10ms<T1≦40msの範囲内(図6のEの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS33]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、点滅状態信号の到着が遅かった、即ち推定基点の設定が早すぎたものの許容範囲内の遅延であるとして今回の推定基点+基準時間を次回の推定基点に設定する[ステップS34]と共に、即時にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS35]。
またタイミング補正部11は、ステップS33でT2が10ms<T2≦40msの範囲内にないと判定したとき、つまり、T2が40msを超えたところ(図6のFの時間領域)にあるとして、即時にインジケータ7およびブザー8を作動させて、ステップS1に戻り、再度初期推定移動の設定を行う。
そしてステップS30およびステップS35でインジケータ7およびブザー8の作動を行ったタイミング補正部11は、同期フェーズ(2)[ステップS7]を終了し、引き続き同期フェーズ(3)を実行する[ステップS8]。
同期フェーズ(3)においてタイミング補正部11は、ステップS3またはS5で設定した初期推定時間T0を経過して点滅状態信号がOFFからONに変化する予想時間を推定起点とし、この推定起点と、実際にマスタECU1から通信バス2Bを介してタイミング補正部11に到着した点滅状態信号の実到着時間との差(T3)を求める。そしてT3より40ms早くマスタECU1からの点滅状態信号が到着した場合(図8のAの時間領域)、タイミング補正部11は、初期推定時間T0の推定誤りと判断して[ステップS36]、即時にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS37]。
一方、ステップS36でT3>−40msの場合、タイミング補正部11は、T3が−40ms≦T3<−20msの範囲内(図8のBの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS38]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、T0の推定失敗と判定して即座にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS39]と共に、点滅状態信号が到着した時間をECU1から送出される点滅状態信号の周期として推定する[ステップS40]。そしてタイミング補正部11は、同期フェーズ(1)のステップS10に戻り再度、点滅状態信号が所定の範囲内に到着しているかどうかの判定を実行する。
ステップS38でタイミング補正部11は、T3が−40ms≦T3<−20msの範囲内にないと判定したとき、T3が−20ms≦T3<−10msの範囲内(図8のCの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS41]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、T0の推定に僅かながら誤差があったと判定し、ステップS3またはステップS5で推定した推定基点に基準時間を加えた値から10msを引いた値を次回の推定基点に設定する[ステップS42]と共に、推定基点から30ms経過した時点での点滅状態信号に従ってインジケータ7およびブザー8の作動処理を行う[ステップS43]。
またタイミング補正部11は、ステップS41でT3が−20ms≦T3<−10msの範囲内にないと判定したとき、T3が−10ms≦T3<10msの範囲内(図8のDの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS44]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、正しく推定基点が求められたと判定、すなわち正しく同期できたとして今回の推定基点+基準時間を次回の推定基点とする[ステップS45]。そしてタイミング補正部11は、ステップS43を実行する。
一方、ステップS44でタイミング補正部11は、T3が−10ms≦T3<10msの範囲内にないと判定したとき、T3が10ms<T3≦40msの範囲内(図8のEの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS46]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、点滅状態信号の到着が遅かった、即ち推定基点の設定が早すぎたものの許容範囲内の遅延であるとして今回の推定基点+基準時間を次回の推定基点に設定する[ステップS47]と共に、即時にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS48]。
またタイミング補正部11は、ステップS46でT3が10ms<T3≦40msの範囲内にないと判定したとき、つまり、T3が40msを超えたところ(図8のFの時間領域)にあるとして、即時にインジケータ7およびブザー8を作動させて、ステップS1に戻り、再度初期推定移動の設定を行う。
そしてステップS43およびステップS48でインジケータ7およびブザー8の作動を行ったタイミング補正部11は、同期フェーズ(3)[ステップS8]を終了し、引き続き連続モードを実行する[ステップS9]。
連続モードにおいてタイミング補正部11は、ステップS3またはS5で設定した初期推定時間T0を経過して点滅状態信号がOFFからONに変化する予想時間を推定起点とし、この推定起点と、実際にマスタECU1から通信バス2Bを介してタイミング補正部11に到着した点滅状態信号の実到着時間との差(T4)を求める。そしてT4より40ms早くマスタECU1からの点滅状態信号が到着した場合(図10のAの時間領域)、タイミング補正部11は、初期推定時間T0の推定誤りと判断して[ステップS49]、即時にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS50]。
一方、ステップS49でT4>−40msの場合、タイミング補正部11は、T4が−40ms≦T4<−20msの範囲内(図10のBの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS51]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、T4の推定失敗と判定して即座にインジケータ7とブザー8を作動させる[ステップS52]と共に、点滅状態信号が到着した時間をECU1から送出される点滅状態信号の周期として推定する[ステップS53]。そしてタイミング補正部11は、同期フェーズ(1)のステップS10に戻り再度、点滅状態信号が所定の範囲内に到着しているかどうかの判定を実行する。
ステップS51でタイミング補正部11は、T4が−40ms≦T4<−20msの範囲内にないと判定したとき、T4が−20ms≦T4<−10msの範囲内(図10のCの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS54]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、T4の推定に僅かながら誤差があったと判定し、ステップS3またはステップS5で推定した推定基点に基準時間を加えた値から10msを引いた値を次回の推定基点に設定する[ステップS55]と共に、推定基点から40ms経過した時点での点滅状態信号に従ってインジケータ7およびブザー8の作動処理を行う[ステップS56]。以降、タイミング補正部11は、ステップS49に戻り、マスタECU1から出力される点滅状態信号に従ってインジケータ7およびブザー8の作動を継続する。
またタイミング補正部11は、ステップS54でT4が−20ms≦T4<−10msの範囲内にないと判定したとき、T4が−10ms≦T4<10msの範囲内(図10のDの時間領域)にあるかどうかを調べる[ステップS57]。この時間領域にECU1からの点滅状態信号が到着したとき、タイミング補正部11は、正しく推定基点が求められたと判定、すなわち正しく同期できたとして今回の推定基点+基準時間を次回の推定基点とする[ステップS58]。そしてタイミング補正部11は、ステップS59を実行する。
一方、ステップS57でタイミング補正部11は、T4が−10ms≦T4<30msの範囲内にないと判定したとき、つまり、T3が30msを超えたところ(図10のFの時間領域)にあるとして、ステップS50にて即時にインジケータ7およびブザー8を作動させて、ステップS1に戻り、再度初期推定移動の設定を行う。
かくして上述したよう構成された本発明の車載制御装置によれば、メータECU10におけるタイミング補正部11がマスタECU1から通信バス2Bを介して送出されるターンランプ6の点滅指示信号から点灯または消灯の周期を検出して、次周期におけるターンランプ6に対する点滅指示信号の予想到来時間を求めると共に、タイミング補正部11によってターンランプ6の点滅指示信号の予想到来時間と、マスタECU1から通信バス2Bを介して出力されるターンランプ6の点滅指示信号の実到来時間との時間差を算出してインジケータ7およびブザー8の作動タイミングを補正することができる。このため車両に搭乗する運転者にインジケータ7およびブザー8の作動周期の変動による違和感を生じさせることがない。
尚、本発明の車載制御装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。例えば、上述した実施形態にあってはメインECU1からメータECU10に与えられる点滅指示信号をデューティ50%の信号としたが、これ以外のデューティであっても点滅指示信号の変化点、即ちONからOFFまたはOFFからONの変化点を捉え、点滅指示信号のデューティに合わせて推定起点を求めればよい。
また、通信バスに接続された複数のECUのうち、受信側のECUのみに上述したアルゴリズムを適用すれば良いので、他のECUの仕様を変更する必要がない等の優れた効果を奏しうる。
本発明の一実施形態に係る車載制御装置における主要部分の概略を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る車載制御装置の作動アルゴリズムを示すフローチャート。 図2に示すフローチャート中の同期フェーズ(1)における作動アルゴリズムの詳細を示すフローチャート。 図3に示す同期フェーズ(1)における点滅指示信号と推定されるECU周期との関係を示すタイミングチャート。 図2に示すフローチャート中の同期フェーズ(2)における作動アルゴリズムの詳細を示すフローチャート。 図5に示す同期フェーズ(1)における点滅指示信号と推定されるECU周期との関係を示すタイミングチャート。 図2に示すフローチャート中の同期フェーズ(3)における作動アルゴリズムの詳細を示すフローチャート。 図7に示す同期フェーズ(1)における点滅指示信号と推定されるECU周期との関係を示すタイミングチャート。 図2に示すアルゴリズム中の連続モードの詳細を示すフローチャート。 図9に示すフローチャート中の連続モードにおける点滅指示信号と推定されるECU周期との関係を示すタイミングチャート。
符号の説明
1 マスタECU
2A,2B 通信バス
3 コラムスイッチ
4 コラムECU
5 ハザードスイッチ
6 ターンランプ
7 インジケータ
8 ブザー
10 メータECU
11 タイミング補正部

Claims (2)

  1. 車両内に配設された伝送路に接続されてメッセージの送受信により所定の作動を行う複数の制御装置と、
    これら制御装置のマスタとなるマスタ制御装置から前記伝送路を介して送出されるターンランプ点滅指示信号を受けて、ターンランプの点灯または消灯の状態を表する表示灯および前記ターンランプの点灯または消灯の状態を鳴動によって出力する鳴動手段を制御するスレーブ制御装置を備えた車載制御装置であって、
    前記スレーブ制御装置は、前記マスタ制御装置から送出されるランプ点滅指示信号の点灯または消灯の周期を検出して、該検出した周期に基づき初期推定時間を設定し、該初期推定時間を経過した次周期における前記ランプ点滅指示信号の予想到来時間を求め、この予想到来時間と前記マスタ制御装置から前記伝送路を介して出力されるランプ点滅指示信号の実到来時間との時間差を算出して前記表示灯の点滅タイミングおよび前記鳴動手段の鳴動タイミングを補正するタイミング補正部を備えること特徴とする車載制御装置。
  2. 前記タイミング補正部は、前記ランプ点滅指示信号の予想到来時間と、この予想到来時間と前記マスタ制御装置から前記伝送路を介して出力されるランプ点滅指示信号の実到来時間との時間差が所定の時間を超えたとき、直ちに前記表示灯および前記鳴動手段を鳴動させるものである請求項1に記載の車載制御装置。
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