JP4323157B2 - 折り畳み型無線電話機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、閉状態で待ち受けし、着発信時には開状態に変更して通話する折り畳み型無線電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の折り畳み型無線電話機は、通話時は開いた状態として、通常のハンドセットと同様な感覚で操作できるが、待ち受け時は、折り畳むことによりコンパクトで、可搬性に優れた構成とできるいう理由から、最近、普及が著しい。
ところで、可搬性の電話機においては、歩きながら通話したり、車上で通話したりするといった使用をするため、従来から操作性の簡易性が要請され、その点の工夫も数多く提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−341376号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、折り畳み型無線電話機においては、待ち受け時と通話時とで開閉切り替えが必要な分、操作性において、折り畳みできない構成の無線電話機に対して、操作上の不利さは拭えないものである。
本発明は、係る点にあって折り畳み型無線電話機における着信時の操作を改良して、当該折り畳み型無線電話機における操作性の向上に一助たらんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、折り畳み型無線電話機に、開閉状態を検知する開閉状態検知装置と、着信があり且つ開状態のときに音声を検知する音声検知装置と、音声を検知した場合に、オフフックを行う制御装置とを備え付ける。
【0006】
これにより、前記折り畳み型無線電話機は、着信時に前記開閉状態検知装置にて開状態を検知すると、前記音声検知装置が動作し利用者の音声を検知することで、前記制御装置にてオフフックを行う。そのため、利用者は、着信時に前記折り畳み型携帯電話機を開状態にし、音声を発することで通話が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明に係る実施の形態としての折り畳み型携帯電話機1について説明する。折り畳み型携帯電話機1は、着信がある場合に本体の開閉状態を確認し、開状態であれば、音声検知を行い、音声が検知されると着信状態から通話状態へ状態を移行し通話が開始される。
【0008】
1.折り畳み型携帯電話機1の構成
ここでは、折り畳み型携帯電話機1の構成について説明する。
折り畳み型携帯電話機1は、図1に示すように、音声記憶部101、動作モード記憶部102、開閉状態記憶部103、開閉状態検知部104、制御部105、音声検知部106、アンテナ部107、無線部108、信号処理部109、マイク部110、スピーカー部111、リンガー部112、キー入力部113、表示部114、リンガー音量調整部115及びオフフック音量設定部116から構成されている。
【0009】
折り畳み型携帯電話機1は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ディスプレイユニットなどから構成されるコンピュータシステムである。前記ROMには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、折り畳み型携帯電話機1は、その機能を達成する。
【0010】
また、折り畳み型携帯電話機1は、図示していないが上記の構成の他に電話帳機能や日本語変換機能等が格納されたメモリ部、充電可能な二次電池や電源回路部等を有して各部に対して電源を供給する電源部などをも有し、通常の折り畳み型携帯電話機としての動作を行うものとする。
(1)音声記憶部101
音声記憶部101は、音声検知により着信状態から通話状態へ状態を移行するか否かの判断を行うために、利用者の音声と利用者の音声の特徴を示す音声特徴とからなる音声情報をあらかじめ記憶してしている。
【0011】
(2)動作モード記憶部102
動作モード記憶部102は、音声検知を行うことを示す音声検知モード又は音声検知を行わないことを示す通常モードの何れかの動作モードを記憶している。音声検知モードは、さらに詳細な情報として、音声認識を示す情報又は音量検知を示す情報の何れかの情報が付加されている。
【0012】
前記動作モードが変更された場合には、変更された動作モードを再度記憶する。
(3)開閉状態記憶部103
開閉状態記憶部103は、制御部105の内部に備えられ、折り畳み型携帯電話機1が開状態の場合には、開状態を示す開状態情報を記憶しており、閉状態の場合には、閉状態を示す閉状態情報を記憶している。
【0013】
折り畳み型携帯電話機1の電源がオフとなった場合には、、開閉状態記憶部103にて記憶されている情報は消去される。
(4)開閉状態検知部104
開閉状態検知部104は、電源がオンの状態では、常に折り畳み型携帯電話機1の開閉状態のチェックを行い、状態が変化する度に、変化した状態を制御部105へ通知する。開状態から閉状態へ変化した場合には、閉状態情報を通知し、閉状態から開状態へ変化した場合には、開状態情報を通知する。
【0014】
折り畳み型携帯電話機1の電源がオフからオンとなった場合には、制御部105より開閉状態の確認指示を示す状態確認情報を受け取り、開閉状態を確認し、開状態情報又は閉状態情報を制御部105へ通知する。
開閉状態の確認方法の一例を図2及び図3に示す。
折り畳み型携帯電話機1は、ヒンジ部30を介して、第1筐体部10と第2筐体部20とを連結させることで、開閉が可能となっている。
【0015】
第1筐体部10には、四角錐台状の突起部11があり、第2筐体部20には、バネ21aと、バネ21a接続され上下に可動する逆U字型をした可動接点21bと、直方体状の第1固定接点21cと、第2固定接点21dとから構成されている検知部21がある。折り畳み型携帯電話機1が開状態である場合には、図2に示すように、第1可動接点21bと、第1固定接点21c及び第2固定接点21dとは非接触となっている。閉状態である場合には、図3に示すように、突起部11が可動接点21bを下方へ押し込むことによりバネ21aが縮み、可動接点21bと、第1固定接点21c及び第2固定接点21dとが接触する。
【0016】
開閉状態検知部104は、折り畳み型携帯電話機1が閉状態の場合には、可動接点21bと、第1固定接点21c及び第2固定接点21dとが接触していることを検知し、開状態の場合には、可動接点21bと、第1固定接点21c及び第2固定接点21dとが非接触であることを検知することにより、開閉状態の確認が可能となる。
【0017】
(5)制御部105
制御部105は、具体的にはマイクロプロセッサなどから構成され、折り畳み型携帯電話機1の全体動作の制御を行う。
着信時には、着信がある旨をリンガー部112へ通知する。
制御部105は、音声記憶部101に音声を登録する場合には、キー入力部113より音声信号の入力を開始することを示す音声入力開始情報を受け取る。前記音声入力開始情報の受け取り後、キー入力部113より音声信号の入力を終了することを示す音声入力終了情報を受け取るまでの間、マイク部110より利用者の音声信号を受け取り、受け取った音声信号と音声特徴とからなる音声情報を音声記憶部101へ記憶する。
【0018】
制御部105は、動作モードの登録又は変更を行う場合には、動作モードの登録・変更を行うことを示す情報と音声認識での音声検知モード、音量検知での音声検知モード又は通常モードの何れかの動作モードを示す情報とからなる動作モード情報をキー入力部113より受け付ける。受け付けた動作モード情報の動作モードが通常モードである場合には、動作モード記憶部102へ通常モードの登録又は変更を行う。受け付けた動作モード情報の動作モードが音声検知モードである場合には、音声認識を行うか又は音量検知を行うかを判定する。音声認識を行う場合には、音声記憶部101に既に記憶されているかどうか判定を行い、登録されている場合には、動作モード記憶部102へ音声認識の音声検知モードの登録又は変更を行う。音声記憶部101に記憶されていない場合には、音声検知モードの登録又は変更が不可能であることを示すモード設定不可情報を表示部114へ出力する。音量検知を行う場合には、キー入力部113よりオフフック音量の設定値を受け取り、受け取った設定値をオフフック音量設定部116へ出力し、動作モード記憶部102へ音量検知の音声検知モードの登録又は変更を行う。
【0019】
制御部105は、電源がオフからオンとなった場合には、開閉状態記憶部103には何も記憶されていないため、状態確認情報を開閉状態検知部104へ出力し、開閉状態検知部104から開状態情報又は閉状態情報を受け取り、受け取った情報を初期状態として開閉状態記憶部103へ記憶する。折り畳み型携帯電話機1の電源がオンの間、開閉状態検知部104より開閉状態に変化がある度に開状態情報又は閉状態情報を受け取り、受け取った情報を用いて、開閉状態記憶部103の情報を更新する。これにより、開状態時には、表示部114にてデータ等が表示され、閉状態時には、非表示となる。
【0020】
また、着信時には、開閉状態記憶部103に記憶されている情報を読み出し、読み出された情報が開状態情報である場合には、動作モード記憶部102に記憶されている動作モードを読み出す。読み出された動作モードが音声検知モードである場合には、リンガー音量調整部115へ音声検知を行うことを通知し、音声認識での音声検知又は音量検知での音声検知を行うために音声検知部106へ電力の供給を開始し音声検知可能状態とする。音声検知部106より、利用者の音声を検知したことを示す利用者確認情報又はオフフック音量設定部116で設定した音量を超える音声を検知したことを示す音量検知情報を受け取ると、オフフックを行うとともに音声検知部106への電力の供給を停止し、音声認識での音声検知及び音量検知での音声検知を行わない状態である音声検知不可状態にする。読み出された動作モードが通常モードである場合には、キー入力部113より、通話開始キーが押下されたことを示す開始キー押下情報を受け取ると、オフフックを行う。
【0021】
(6)音声検知部106
音声検知部106は、折り畳み型携帯電話機1に着信があり且つ、開閉状態が開状態の場合のみ音声検知可能状態となり、その他の場合には、制御部105から電力の供給が行われていないため、音声検知不可状態となっている。
音声検知部106が音声検知可能状態の場合に、音声を検知すると、音声認識での音声検知モードの場合、検知した音声の音声特徴と音声記憶部101にて記憶されている音声情報の音声特徴とを用いて、音声認識を行う。音声認識にて、検知した音声が利用者の音声と判断された場合には、制御部105へ利用者確認情報を出力する。また、音量検知での音声検知モードの場合は、マイク部110からの音声の音量を測定し、オフフック音量設定部116で設定した音量を超える場合には制御部105へ音量検知情報を出力する。
【0022】
音声認識は、一例として、時間周波数マスキングの原理を用いた方法である。時間周波数マスキングの原理は公知であるので説明は省略する。
(7)アンテナ部107
アンテナ部107は、無線基地局と信号の送受信を行う。
(8)無線部108
無線部108は、アンテナ部107を介して送受信する信号の変復調を行う。
【0023】
(9)信号処理部109
信号処理部109は、マイク部110から入力される音声信号を無線部108を介して送信するための処理又は無線部108を介して受信した信号をスピーカー部111へ出力するための処理を行う。
(10)マイク部110
マイク部110は、入力された音声を音声信号として信号処理部109へ出力する。
【0024】
(11)スピーカー部111
スピーカー部111は、アンテナ部107にて受信した信号を信号処理部109を介して音声として出力する。
(12)リンガー部112
リンガー部112は、制御部105より着信がある旨の通知を受け取ると、呼び出し音を発生させ、利用者に着信がある旨を知らせる。また、リンガー音量調整部115より、リンガー音量を絞る旨を示す音量情報を受け取ると、呼び出し音の音量を絞る。なお、音声検知を行う間は、絞られた音量で呼び出し音を発生する。
【0025】
(13)キー入力部113
キー入力部113は、通話、データの入力、データの送信等の操作を行う。
動作モード記憶部102に記憶されている動作モードが通常モードである場合、着信時に通話を開始することを示す開始キー押下情報を利用者より受け付け、受け付けた開始キー押下情報を制御部105へ出力する。
【0026】
音声登録を行う場合には、音声信号入力の開始を示す音声入力開始情報を受け付け、受け付けた音声入力開始情報を制御部105へ出力する。さらに、音声入力の終了を示す音声入力終了情報を受け付け、受け付けた音声入力終了情報を制御部105へ出力する。
動作モードの登録・変更を行う場合には、動作モード情報を受け付け、受け付けた動作モード情報を制御部105へ出力する。音量検知での音声検知モードの登録・変更を行う場合には、オフフック音量設定部116へ設定するオフフック音量の設定値を受け付け、受け付けた設定値を制御部105へ出力する。
【0027】
(14)表示部114
表示部114は、電話番号やデータの表示を行う。
動作モードの登録・変更を行う場合に、制御部105よりモード設定不可情報を受け取ると、受け取ったモード設定不可情報を表示し、利用者へ音声が未登録であることを通知する。
【0028】
(15)リンガー音量調整部115
リンガー音量調整部115は、制御部105より音声検知を行う通知を受け取ると、リンガー部112に対して音量情報を通知する。
(16)オフフック音量設定部116
オフフック音量設定部116は、音声検知部106で検知した音量に対してオフフックする音量の設定値を制御部105より受け取り、受け取った設定値を設定する。
【0029】
2.折り畳み型携帯電話機1の動作
ここでは、折り畳み型携帯電話機1の動作について説明する。
(1)音声登録の動作
音声登録を行う場合の動作について、図4に示す流れ図を用いて説明する。
キー入力部113は、音声入力開始情報を受け取り、受け取った音声入力開始情報を制御部105へ出力する(ステップS10)。次に音声入力終了情報を受け取るまでの間、マイク部110から受け取った音声信号と音声特徴とからなる音声情報を音声記憶部101へ記憶する(ステップS15)。制御部105は、キー入力部113より音声入力終了情報を受け取り、音声登録処理を終了する(ステップS20)。
【0030】
(2)動作モードの登録・変更の動作
動作モードの登録・変更を行う場合の動作について、図5に示す流れ図を用いて説明する。
キー入力部113は、動作モード情報を受け取り、受け取った動作モード情報を制御部105へ出力する(ステップS50)。制御部105は、受け取った動作モード情報に含まれる動作モードが音声検知モードであるか否かを判定する(ステップS55)。
【0031】
音声検知モードでない場合には、受け取った動作モード情報に含まれる動作モードを動作モード記憶部102へ書き込み、処理を終了する(ステップS65)。
音声検知モードである場合には、音声認識か音量検知かを判定する(ステップS56)。音声認識の場合には、音声記憶部101に音声が記憶されているか否かを判定する(ステップS60)。記憶されている場合には、受け取った動作モード情報に含まれる動作モードを動作モード記憶部102へ書き込み、処理を終了する(ステップS65)。記憶されていない場合には、モード設定不可情報を表示部114へ出力し、処理を終了する(ステップS70)。音量検知の場合には、キー入力部113よりオフフック音量の設定値を受け取り、受け取った設定値をオフフック音量設定部116へ設定し(ステップS57)、受け取った動作モード情報に含まれる動作モードを動作モード記憶部102へ書き込み、処理を終了する(ステップS65)。
【0032】
(3)着信時における通話開始の動作
着信時における通話開始の動作について、図6及び図7の流れ図を用いて説明する。
折り畳み型携帯電話機1は、無線基地局より着信があることを示す信号を受け取ると(ステップS100)、リンガー部112より着信音を発生させる(ステップS105)。
【0033】
制御部105は、開閉状態記憶部103に記憶している情報を読み出して、読み出された情報を用いて、折り畳み型携帯電話機1の開閉状態を確認する(ステップS110)。
閉状態である場合には、音声検知部106が音声検知可能状態であるか否かを判定する(ステップS115)。音声検知可能状態でない場合には、▲1▼へ戻り、音声検知可能状態である場合には、音声検知部106への電力の供給を停止して音声検知不可状態へ状態を変更し(ステップS120)、▲1▼へ戻る。
【0034】
開状態である場合には、音声検知モードであるか否かを判定する(ステップS125)。音声検知モードでない場合には、通話開始キーが押下されたか否かを判定し(ステップS130)、押下された場合には、オフフックを行い通話状態とし(ステップS135)、押下されていない場合には、▲1▼へ戻る。音声検知モードである場合には、音声検知部106が音声検知可能状態であるか否かを判定する(ステップS140)。音声検知可能状態でない場合には、リンガー部112に音量情報を通知し、リンガー部112にてリンガー音量を絞るとともに、音声検知可能状態へ状態を変更し(ステップS145)、音声検知を行う(ステップS150)。音声検知可能状態である場合には、音声検知を行う(ステップS150)。音声が検知されない場合には、▲1▼へ戻り、音声が検知された場合には、音声認識の音声検知モードであるか音量検知の音声検知モードであるかを判定し(ステップS151)、音声認識の音声検知モードである場合は、音声記憶部101に記憶している音声情報の音声特徴と検知された音声の音声特徴とを用いて、音声認識を施し、利用者本人であるかどうか判定を行う(ステップS155)。利用者本人でないと判定された場合には、▲1▼へ戻り、本人であると判定された場合には、オフフックを行い通話状態とするとともに、音声検知部106への電力の供給を停止し、音声検知不可状態へ変更する(ステップS160)。また、音量検知の音声検知モードである場合は、検知した音声の音量がオフフック音量設定部116に設定されている設定値を超える音量であるか否かを判定し(ステップS161)、超えていない場合は、▲1▼へ戻り、超えている場合は、オフフックを行い通話状態とするとともに、音声検知部106への電力の供給を停止し、音声検知不可状態へ変更する(ステップS160)。
【0035】
次にキー操作等により、通話を終了する(ステップS165)。通話終了後は、スタートへ戻り、無線基地局から着信がある旨の信号を待つ待ち受け状態となる。
3.まとめ
以上説明したように本発明によれば、折り畳み型携帯電話機1は、開閉状態検知部104と制御部105と音声検知部106とを備えることにより、着信時に折り畳み型携帯電話機1が開状態であることが確認された場合に、音声検知処理の動作を起動させ、音声を検知することによりオフフックを行う。これにより、利用者は、着信時に折り畳み型携帯電話機1を開状態にし、音声を発することで通話を開始することができる。折り畳み型携帯電話機1は、着信時に閉状態である場合には、音声検知を行わないため、通話状態になることを防止することができる。
【0036】
また、検知された音声の音声特徴とあらかじめ登録された音声情報の音声特徴とを用いて音声認識を施し、検知された音声が利用者の音声であると認識された場合にオフフックを行うことで、折り畳み型携帯電話機1は、正当な利用者によって使用され、不正使用を防止することができる。
さらには、着信があり且つ、折り畳み型携帯電話機1が開状態の場合に、音声検知部106へ電力を供給して音声検知を動作させ、音声認識を行い通話が開始されたときに、電力の供給を停止して音声検知を終了させることで、消費電力が低減される。
【0037】
なお、本発明を上記の実施の形態に基いて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下の場合も本発明に含まれる。
(1)上記の実施の形態では、音声検知で音声認識を用いる場合、利用者のみの音声情報を登録することを想定したが、複数人の音声情報を登録しても構わない。この場合、音声記憶部101は、登録者を示す登録者名と登録者と対応付けられた音声情報とを記憶するものとし、音声登録処理では、図4のステップS10の前に、登録者名を受け付け、受け付けた登録者名を書き込むステップを追加すればよい。また、着信時における通話開始の動作については、図7のステップS155の判定を検知した音声の音声特徴と登録された音声情報の音声特徴とが一致するまで、繰り返す必要がある。検知した音声の音声特徴が登録された全ての音声特徴と一致しない場合には、▲1▼へ戻り、検知された音声の音声特徴と登録された音声特徴の何れかと一致する場合には、ステップS160以降の処理を行うことになる。
【0038】
これにより、複数人で1つの折り畳み型携帯電話機を利用する場合にも適用できる。
(2)上記の実施の形態では、音声認識での音声検知として、あらかじめ利用者の音声情報を登録し、着信時に検知した音声の音声特徴と登録された音声情報の音声特徴とを用いて音声認識を行ったが、オフフックを行うためのキーワードをあらかじめ記憶し、着信時に検知したキーワードと比較し、一致した場合にオフフックを行ってもよい。この場合、図7のステップS155を利用者であるかどうかの判定から検知した音声が登録されたキーワードと一致するかどうかの判定へと変更すればよい。
【0039】
これにより、複数人で1つの折り畳み型携帯電話機を利用する場合にも適用できる。
または、音声検知で音声認識を用いないで、音量検知のみを用いることでオフフックを行ってもよい。この場合、音声登録処理は不要となり、動作モード登録・変更処理においては、図5のステップS50にて、動作モード情報を受け取ると、ステップS55で音声検知モードか判定し、ステップS56を省略しステップS57を行い、処理を終了するよう変更すればよい。また、着信時における通話開始の動作については、図7のステップS151及びS155の判定が省略され、ステップS150で音声を検知すると、ステップS156以降の処理を行うことになる。
【0040】
これにより、複数人で1つの折り畳み型携帯電話機を利用する場合にも適用できる。
(3)上記の実施の形態では、音量検知での音声検知モードの登録・変更において、オフフック音量の設定値をキー入力部113より受け付けたが、利用者の音声をマイク部110より受け取り、受け取った音声の音量を測定し、測定された音量の値を設定値として、オフフック音量設定部116に設定してもよい。この場合、図5のステップS57にて、利用者の音声を受け取り、受け取った音声の音量を測定し、測定された値を設定値として設定するよう変更すればよい。
【0041】
(4)上記の実施の形態では、動作モード記憶部を備えて、着信時に音声検知を行うか通常の通話開始方法を行うかの設定の切り替えを可能としたが、前記動作モード記憶部を利用しないで、特定の発信者からの電話に対して音声検知を行い、他の発信者からの電話に対して通常の通話開始方法を行うよう自動的に切り替えを行っても構わない。
【0042】
例えば、折り畳み型携帯電話機に機能として電話帳がある。着信時に受信した電話番号が前記電話帳に登録されている場合には、音声検知を行い、登録されていない場合には、通常の手順で通話が開始される。この場合、図6のステップS125にて動作モードを判定する代わりに受信した電話番号が電話帳に登録されているかどうかの判定を行い、登録されていない場合には、ステップS130へ進み、登録されている場合には、ステップS140へ進む。
【0043】
さらに、前記電話帳に登録された各人に対して、音声検知を行うか否かの指定ができる機能を追加し、着信時に受信した電話番号が前記電話帳に登録され且つ、音声検知の指定がある場合には、音声検知を行う。その他の場合には、通常の手順で通話が開始される。この場合、図6のステップS125にて動作モードを判定する代わりに受信した電話番号が電話帳に登録され且つ、音声検知の指定がされているかどうかの判定を行い、登録されており且つ、音声検知の指定がされている場合には、ステップS140へ進み、それ以外の場合には、ステップS130へ進む。
【0044】
(5)本発明は、開閉状態の検知方法については限定しない。上記実施の形態で示した検知方法以外に、例えば、光センサー、磁気センサー、エンコーダを用いて開閉状態を検知してもよいし、電磁界による開閉状態の検知を行ってもよい。
(6)本発明は、通信方式については限定しない。例えば、PHS(Personal Handy phone System)、CDMA(Code Devidision Multi Access)、PDC(PersonalDigital Cellular)の何れの方式を用いる折り畳み型携帯電話機に適用してもよい。
【0045】
(7)本発明は、折り畳み型携帯電話機には限定されない。例えば、家庭に設置されるような親子電話機にて、子機が折り畳み型無線電話機であるような場合にも適用してもよいし、電話機能を備えた折り畳み型PDA(PersonalDigital Assistants)に適用してもよい。
(8)本発明は、折り畳み型無線電話機には限定されない。例えば、伸縮可能であり、伸びた場合に通話を行い、縮んだ場合には通話を行わないような伸縮型無線電話機であってもよい。
【0046】
(9)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
【0047】
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
【0048】
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(10)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、2つに折り畳む機構を介して開閉され、開いた状態で通話が行われる折り畳み型無線電話機であって、着信を検知する着信検知手段と、開閉状態を検知する開閉状態検知手段と、前記着信検知手段にて着信が検知され且つ、前記開閉状態検知手段にて開状態が検知された場合に、音声の検知を行う音声検知手段と、前記音声検知手段にて音声が検知された場合に、オフフックを行う制御手段とを備える。
【0050】
この構成によると、着信があった場合には、閉状態から開状態とし、開状態にした任意の時点で音声を発することで、通話が可能となるため、通話状態にするための機械的操作が不要になる。更に、本機能を使用するのに際して受信者は、最初に本機能を使用するための機能設定を一度行えば着信後に本機能を設定する前と同じ操作で本機能を使用する事が可能になり、本機能を使用するための操作を新たに覚える必要がない。また、着信があり且つ開状態である場合に音声検知を作動させることで、着信時に閉状態である場合に通話状態になることを防止することができる。
【0051】
ここで、前記音声検知手段は、前記制御手段にてオフフックを行うための判断基準とする利用者の音声を示す音声情報を記憶している音声記憶部と、取得した音声から生成された音声情報と前記音声記憶手段に記憶されている音声情報とを比較することにより、取得した音声が前記利用者の音声であると認識するか否かを判定する音声判定部とを含み、前記制御手段は、前記音声判定部にて検知された音声が前記利用者の音声であると認識された場合にオフフックを行うように構成してもよい。
【0052】
この構成によると、音声が登録されている者が前記折り畳み型無線電話機の利用が可能となり、音声が登録されていない者による不正利用を防止することができる。
ここで、前記音声検知手段は、前記着信検知手段にて着信が検知され且つ、前記開閉状態検知手段にて開状態が検知された場合に前記音声検知部へ電力の供給を行い、前記着信検知手段にて着信が未検知又は前記開閉状態検知手段にて閉状態が検知された場合には、前記音声検知部へ電力の供給を停止する電力供給判定部と、前記電力供給判定部から電力の供給があった場合に、音声の検知を行い、電力の供給が停止された場合には、音声を検知しない音声検知部とを含むように構成してもよい。
【0053】
この構成によると、音声検知を必要とする場合に電力が供給されるため、消費電力を節電することができる。そのため、待ち受け時間や通話時間を長くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り畳み型携帯電話機1の構成を示すブロック図である。
【図2】折り畳み型携帯電話機1が開状態である場合の検知部21の断面図である。
【図3】折り畳み型携帯電話機1が閉状態である場合の検知部21の断面図である。
【図4】折り畳み型携帯電話機1における音声登録の動作を示す流れ図である。
【図5】折り畳み型携帯電話機1における動作モード登録又は変更の動作を示す流れ図である。
【図6】着信時における折り畳み型携帯電話機1の動作を示す流れ図である。図7へ続く。
【図7】着信時における折り畳み型携帯電話機1の動作を示す流れ図である。図6から続く。
【符号の説明】
1 折り畳み型携帯電話機
10 第1筐体部
11 突起部
20 第2筐体部
21 検知部
21a バネ
21b 可動接点
21c 第1固定接点
21d 第2固定接点
30 ヒンジ部
101 音声記憶部
102 動作モード記憶部
103 開閉状態記憶部
104 開閉状態検知部
105 制御部
106 音声検知部
107 アンテナ部
108 無線部
109 信号処理部
110 マイク部
111 スピーカー部
112 リンガー部
113 キー入力部
114 表示部
115 リンガー音量調整部
116 オフフック音量設定部

Claims (3)

  1. 2つに折り畳む機構を介して開閉され、開いた状態で通話が行われる折り畳み型無線電話機であって、
    着信を検知する着信検知手段と、
    開閉状態を検知する開閉状態検知手段と、
    前記着信検知手段にて着信が検知され、検知された着信が特定の発信者からのものであり、且つ、前記開閉状態検知手段にて開状態が検知された場合に、音声検知可能な状態であるか否かを判断し、音声検知可能な状態でないと判断したとき音声検知可能な状態にする状態変更手段と、
    前記検知された着信が前記特定の発信者からのものでない場合には音声検知を行わず、前記検知された着信が前記特定の発信者からのものである場合には音声の検知を行う音声検知手段と、
    前記音声検知手段にて音声が検知された場合に、オフフックを行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする折り畳み型無線電話機。
  2. 前記音声検知手段は、
    前記制御手段にてオフフックを行うための判断基準とする利用者の音声を示す音声情報を記憶している音声記憶部と、
    取得した音声から生成された音声情報と前記音声記憶手段に記憶されている音声情報とを比較することにより、取得した音声が前記利用者の音声であると認識するか否かを判定する音声判定部とを含み、
    前記制御手段は、前記音声判定部にて検知された音声が前記利用者の音声であると認識された場合にオフフックを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み型無線電話機。
  3. 前記状態変更手段は、
    リンガー音の音量を絞ることで音声検知可能な状態にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み型無線電話機。
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