JP4322194B2 - 可動パネルを有する電子機器 - Google Patents

可動パネルを有する電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4322194B2
JP4322194B2 JP2004281963A JP2004281963A JP4322194B2 JP 4322194 B2 JP4322194 B2 JP 4322194B2 JP 2004281963 A JP2004281963 A JP 2004281963A JP 2004281963 A JP2004281963 A JP 2004281963A JP 4322194 B2 JP4322194 B2 JP 4322194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
movable panel
electronic device
fixed
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004281963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006096087A (ja
Inventor
慎児 佐藤
卓正 山岸
等 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2004281963A priority Critical patent/JP4322194B2/ja
Publication of JP2006096087A publication Critical patent/JP2006096087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4322194B2 publication Critical patent/JP4322194B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

本発明は、車載用電子機器などのように、前部に位置する可動パネルが、固定パネルを覆う閉鎖姿勢から前方へ回動して回動姿勢となる電子機器に関する。
車載用の電子機器は、金属製の筐体がインストルメントパネル内などに埋設され、筐体の前部に設けられたパネル部がインストルメントパネルと同一面の化粧面となるように設置される。
この種の電子機器のパネル部の構造として、筐体の前部に固定された固定パネルと、この固定パネルに回動自在に支持された可動パネルとを有するものが存在している。可動パネルは、固定パネルを覆う閉鎖姿勢と、固定パネルの前方へ向けて回動する回動姿勢とに動作する。通常は、回動姿勢となった状態で、固定パネルに形成された挿入口が現れ、可動パネルを回動姿勢とした状態で、ディスクやカセットテープなどの記録媒体を前記挿入口から挿入できるようになる。
前記可動パネルを回動させる手段としては、以下の特許文献1に記載のようにモータの動力を使用したものや、ばねの力を利用して可動パネルを前方へ回動させるものなどがある。
特開2001−354075号公報
しかし、前記電子機器では、固定パネルと可動パネルの双方が化粧部として機能し、固定パネルや可動パネルの表面に金属製の部材が現れると見栄えが悪くなるため、前記表面のほとんどが合成樹脂で形成されることが好まれている。
また、可動パネルが開放姿勢となったときに、それ以上可動パネルが回動しないように規制するストッパ機構として、可動パネルの樹脂部分と、固定パネルの樹脂部分とが突き当てられるのが一般的である。
そのため、このストッパ機構の強度が低下することになり、開放姿勢で停止している可動パネルに対して上方から大きな加重や衝撃が与えられると、前記ストッパ部が破損したり、外れるなどの問題が生じやすい。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、固定パネルと可動パネルの表面に金属部分が目立たないようにし、しかも、開放姿勢となった可動パネルの支持強度を高めることができる電子機器を提供することを目的としている。
本発明は、機器本体の前方に位置して合成樹脂で形成された固定パネルと、基部が前記固定パネルに回動自在に支持された可動パネルとを有し、前記可動パネルは、その先部が前記基部よりも上方に位置して前記固定パネルの前方を覆う閉鎖姿勢と、前記先部が固定パネルよりも前方へ向けて回動した開放姿勢との間で動作する電子機器において、
前記固定パネルの下部に、前方へ突出する突出部が前記合成樹脂によって一体に形成され、前記突出部の下面に補強金属板が固定されており、
前記可動パネルにおける回動支点よりも基端側には、可動パネルが開放姿勢へ回動したときに、前記補強金属板に当接する当接部が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の電子機器では、合成樹脂で形成された固定パネルに、固定パネルと一体に形成された合成樹脂製の突出部と、その下面に位置する補強金属板とが設けられ、開放姿勢となった可動パネルがこの補強金属板に当接する。そのため、開放姿勢となった可動パネルの支持強度を高めることができ、可動パネルに上方から大きな加重が作用しても、可動パネルと固定パネルとの突き当て部の破壊を防止しやすくなる。
また、本発明は、前記固定パネルには、前記突出部の下に位置して前方へ向くパネル下部前面が設けられ、前記補強金属板は、前記パネル下部前面および前記突出部の下面の双方に設置されるように折り曲げられているものである。
補強金属板が折り曲げられてパネル下部前面と突出部の下面の双方に設置されていると、この補強金属板によって前記突出部を補強できる。
本発明は、好ましくは、前記補強金属板には、前記突出部の下面からさらに下に向けられた突き当て片が設けられており、可動パネルが開放姿勢へ回動したときに、前記当接部が前記突き当て片の先端に当接するものである。
補強金属板に突き当て片が形成されていると、補強金属板の強度が高くなり、可動パネルの加重が突き当て片の片面に沿う方向へ作用するようになって、可動パネルの当接部を支持する強度がさらに高くなる。
また、本発明は、好ましくは、前記当接部には、前記突き当て片の面と直交する断面で見たときに凹部が形成され、この凹部が前記突き当て片の先端に当接するものである。あるいは、前記当接部には、前記突き当て片の面と直交する断面で見たときに、前記突き当て片よりも基端側で隆起する隆起部が設けられているものである。
上記手段では、可動パネルの当接部が突き当て片の先端に当たった状態で、可動パネルに大きな加重が作用しても、前記当接部が突き当て片の先端から外れるのを防止できるようになる。
また、本発明は、前記突出部は板状であり、可動パネルが開放姿勢のときに、前記当接部と前記補強金属板とが、前記突出部で覆われるものが好ましい。
突出部で補強金属板が覆われることにより、外部から補強金属板が目視できなくなり、固定パネルと可動パネルの外観の見栄えが良くなる。
さらに、本発明は、前記可動パネルは、基部の両側部が支持軸を介して前記固定パネルに支持され、前記両側部の中間位置には、前記固定パネルから前方へ突出する中間支持体が設けられて、この中間支持体に可動パネルの中間部が軸支されており、前記中間支持体は、前記固定パネルと別体に形成されて、固定パネルの裏面側から貫通して前方へ突出して取り付けられているものとすることができる。
前記中間支持体を固定パネルと別体のものとして構成し、この中間支持体を固定パネルを貫通して取り付けることにより、中間支持体の強度を高めることができる。可動パネルが両側の支持軸とこの中間支持体とで支持されることにより、開放姿勢となった可動パネルの支持強度をさらに高めることができる。
好ましくは、前記中間支持体は、ポリアセタール樹脂で形成されているものである。ポリアセタール樹脂は脆性が低いため、可動パネルの支持強度を高めることができる。
さらに、前記ポリアセタール樹脂は、固定パネルの色と同系色に着色されていることが好ましい。ポリアセタール樹脂で形成された中間支持体を塗装ではなく、樹脂そのものを着色することで固定パネルと同系色としている。塗装を行わないことで、中間支持体と可動パネルとの軸支持部の摩擦抵抗を低減でき、可動パネルがスムースに回動できるようになる。
本発明の電子機器は、開放姿勢となった可動パネルの支持強度を高めることができる。また、固定パネルと可動パネルの外観に、金属部材が目立つようには現れないため、外観的な見栄えがよくなる。
図1は本発明の実施の形態である車載用電子機器の前方部分を示す部分側面であり、(A)は可動パネルが閉鎖姿勢で、(B)は可動パネルが開放姿勢の状態を示す。図2は、可動パネルが閉鎖姿勢のときの正面図、図3は可動パネルが開放姿勢のときの正面図、図4は、可動パネルを取り外したときの正面図である。図5は図3のV−V線の断面図、図6は図5の一部拡大断面図、図7は図3のVII−VII線の断面図、図8は中間支持体を示す斜視図である。
図1に示すように、車載用の電子機器1は、金属板製の筐体2を有している。この筐体2は、いわゆる1DINサイズまたは2DINサイズであり、この筐体2が車室内のインストルメントパネルなどに埋設されて設置される。筐体2の内部には、CDやDVDなどを駆動するディスク装置、カセットテープ装置が設置され、さらには各種電子回路が実装された回路基板が設置されている。
筐体2の前方開口部2aには、ノーズ部と称される化粧パネル部3が固定されている。この化粧パネル部3は、前記筐体2の前方開口部2aに固定されている固定パネル4と、この固定パネル4に回動自在に支持された可動パネル5とを有している。
前記固定パネル4は、パネル本体10を有しており、このパネル本体10は合成樹脂で形成されており、例えばABSとポリカーボネートとの混合樹脂で射出成型されている。また、パネル本体10の表面は、黒色などの塗装剤で塗装されて表面のみが着色されている。
図2ないし図4に示すように、パネル本体10の前面には、枠形状のパネル前面11が形成され、パネル前面11に囲まれた領域に、後方へ向けて窪む凹部12が形成されている。図3に示すように、前記凹部の右内側壁12aの下部と、左内側壁12bの下部には、それぞれ軸受穴16,16が形成されている。
前記凹部12の奥面には、上方位置にディスク挿入口13が貫通して開口し、左下位置にはPCカード挿入口14が貫通して開口している。図5に示すように、ディスク挿入口13の背部には、上縁部に可撓性シート15aが、下縁部に可撓性シート15bが取り付けられ、可撓性シート15aと可撓性シート15bとの対向部に、ディスクの挿入スリット15cが形成されている。
なお、前記挿入口14がカセットテープ等の挿入口であって、その背部には開閉ドアが設けられているものであってもよい。
図4と図5に示すように、パネル本体10の前面の下方位置には、前記凹部12の下面12cと連続して前方へ突出する突出部17a,17bが形成されている。この突出部17aと突出部17bは、パネル本体10と一体に樹脂で成型されている。突出部17aと突出部17bは、板状であり、前記凹部12の下面12cに沿って横方向に間隔を空けて形成されている。また、突出部17aと突出部17bは、図1に示す筐体2の底面2bと平行に形成されている。図4と図5に示すように、前記突出部17a,17bの下には、突出部17a,17bの前端面17cよりも後退した下部前面18が形成されている。この下部前面18は、前記筐体2の底面2bとほぼ垂直な面である。
図6に拡大して示すように、前記下部前面18と、突出部17a,17bの下面17dには、補強金属板20が取り付けられている。この補強金属板20は、ステンレススチールや鋼板などで形成されており、その表面は、パネル本体10と同系色に塗装されている。補強金属板20は、パネル本体10の下部前面18に固定される固定板部21と、この固定板部21の上部から前方へ向けて直角に折り曲げられた支持板部22とを有している。さらに前記支持板部22の前端には、下方へ向けてほぼ直角に曲げられた突き当て片23が設けられている。図4に示すように、前記突き当て片23は、左右方向に間隔を空けて三箇所に形成されている。
図4に示すように、補強金属板20の固定板部21は、パネル本体10の前記下部前面18に設置されて、固定板部21の複数箇所が固定ねじ25によって下部前面18に固定されている。固定ねじ25による固定作業の際に、支持板部22が、突出部17a,17bの下面17dに隙間無く突き当てられる。
図4と図7に示すように、パネル本体10には、右側の前記突出部17aと、左側の前記突出部17bとで挟まれた領域に、前後に貫通する四角形の装着穴19が形成されている。この装着穴19には、中間支持体30が取り付けられている。この中間支持体30は、パネル本体10とは別体に形成されて、パネル本体10に組み込まれているものである。
図8に示すように、前記中間支持体30は、パネル本体10よりも粘性の高い樹脂で成型後はパネル本体10よりも脆性が低くなるポリアセタール樹脂で形成されている。ポリアセタール樹脂は樹脂そのものがパネル本体10と同系色の例えば黒色に着色したものが使用されており、成型後の中間支持体30に塗装は施されていない。
中間支持体30は断面が四角形の装着部31を有しており、図7に示すように、この装着部31が、パネル本体10に形成された前記装着穴19に隙間無く嵌着される。装着部31の後方には、突き当て面32が垂直に形成され、この突き当て面32が、パネル本体10の背面に突き当てられる。突き当て面32のさらに後方には、2つの固定部33,34が一体に形成されており、図7に示すように、この固定部33,34に装着された固定ねじ35がパネル本体10の背面に螺着されて、中間支持体30が固定されている。
中間支持体30の前記装着部31の前方には、斜め下に向けて一体に延びる一対の軸支持部36,36が設けられており、この軸支持部36と軸支持部36との間に中間支持軸37が一体に形成されている。
前記可動パネル5は、基部5aが固定パネル4に回動自在に支持されているものであり、図2に示す閉鎖姿勢では、先部5bがパネル本体10の凹部12の内部に入り込み、前記凹部12が可動パネル5で塞がれる。また、可動パネル5は、図3、図5および図7に示すように、その先部5bが固定パネル4から前方へ離れるように回動して開放姿勢となる。このときに、固定パネル4のパネル本体10に形成された前記ディスク挿入口13から筐体2内にディスクを挿入でき、またPCカード挿入口14から筐体2内へPCカードを挿入することができる。
図5と図7に示すように、可動パネル5は正面パネル41と背面パネル42とを有している。図2に示す閉鎖姿勢のときに、正面パネル41が前方に向けられ、背面パネル42がパネル本体10の凹部12の奥側に向けられる。正面パネル41と背面パネル42は、共にABSとポリカーボネートとの混合樹脂で形成され、表面が、パネル本体10と同系色の例えば黒色に塗装されている。また、正面パネル41と背面パネル42との間の一部に、金属板43が補強のために介在しているが、この金属板43は外部に現れていない。
図3に示すように、可動パネル5を構成している正面パネル41の基部の両側面には、金属製の支持軸46,46が埋設されて固定されており、この支持軸46,46が、パネル本体10の凹部12の内側壁12a,12bに形成された軸受穴16,16に回動自在に支持されている。なお、支持軸46,46がパネル本体10側に固定されて、この支持軸46,46に可動パネル5が回動自在に支持されていてもよい。
図7に示すように、可動パネル5の前記両支持軸46と支持軸46との間に、中間軸受部45が設けられている。この中間軸受部45は、正面パネル41と一体に形成されている。中間軸受部45には、軸受凹部45aが形成されており、この軸受凹部45aが、前記中間支持体30の中間支持軸37に回動自在に嵌着されている。
前記支持軸46,46の軸支持中心線と、前記中間支持軸37の軸支持中心線は同一線上に位置しており、図5と図7では、前記軸支持中心線をOで示している。図5に示すように、可動パネル5の前記軸支時中心線Oよりもさらに基端側には、可動パネル5が開放姿勢となったときに、前記補強金属板20の突き当て片23の先端に当たる当接部47が設けられている。この当接部47の当接端面47aには、図6に示すように軸支持中心線Oと直交する面で切断した断面図に現れる凹部が形成されている。図6に示す実施の形態では、当接端面47aが、突き当て片23に突き当てられたときに、この突き当て片23との当接部よりもさらに固定パネル4側(後方側)にて突出部17a,17bに向けて突出する隆起部47bが形成され、その結果当接端面47aが凹部となっている。
この実施の形態では、可動パネル5に電装品が装備されておらず、この可動パネル5が、固定パネル4の前記凹部12を塞ぐ蓋材として機能している。しかし、この可動パネル5内に表示装置や各種電子回路が装備され、可動パネル5の正面パネル41に表示画面が設けられ、押し釦や回転ノブなどの各種操作部品などが配置されていてもよい。
また、図示省略するが、可動パネル5と固定パネル4との間には、可動パネル5を常に開放姿勢へ向けて付勢するスプリングと、このスプリングの力による可動パネル5の開放動作速度を緩和させるダンパー装置とが設けられている。また可動パネル5と固定パネル4との間には、可動パネル5を図2に示す閉鎖姿勢でロックするロック機構が設けられている。固定パネル4のパネル前面11の右上部には、ロック解除釦51が設けられており、このロック解除釦51を押圧操作することで前記ロック機構のロックが外れるようになっている。
なお、本発明では、前記可動パネル5がモータの動力によって、前記閉鎖姿勢と開放姿勢との間で回動するものであってもよい。
この車載用の電子機器1では、図2に示すように、可動パネル5が固定パネル4の凹部12を塞ぐ閉鎖姿勢のときに、前記ロック機構によって可動パネル5がロックされる。ロック解除釦51が操作されロック機構によるロックが解除されると、スプリングの力によって、可動パネル5が、図3、図5および図7に示す開放姿勢へ向けて回動し、図5と図6に示すように、可動パネル5の基端部に設けられた当接部47が、補強金属板20の突き当て片23の先端部に当たって、それ以上回動できないように規制される。
図5と図7に示す開放姿勢の可動パネル5の先部5bに対して上方から大きな力や大きな衝撃が与えられたとしても、可動パネル5の基端部の当接端面47aが、金属製の突き当て片23に当接しているため、可動パネル5が破損したり不用意に外れることが生じにくい。補強金属板20は、その上部が合成樹脂製の突出部17a,17bで支えられ、しかも突き当て片23は片面がほぼ垂直に延びているため、当接端面47aから大きな突き当て力が与えられても、補強金属板20の支持板部22と突出部17a,17bとの積層構造で、その力に対して大きな耐力を発揮できる。
また、前記当接端面47aは凹形状であり、さらに詳しくは突き当て片23の奥側に位置する隆起部47bが形成されているため、図5、図6の状態で、可動パネル5に大きな力が作用しても、当接端面47aが突き当て片23から外れるのを防止しやすい。
また、可動パネル5はその両側部が金属製の支持軸46,46で支持されているとともに、前記支持軸46と支持軸46との中間において、中間支持体30と中間軸受部45とが回動自在に連結されている。可動パネル5の回動範囲内においては、中間支持体30の中間支持軸37と、中間軸受部45の軸受凹部45aとが外れないように構成されているため、開放姿勢の可動パネル5に大きな力が作用しても、支持軸46と支持軸46との中間部が固定パネル4から外れることが起きにくい。
また、中間支持体30は、固定パネル4のパネル本体10とは別体に形成されたもので、パネル本体10を貫通するように装着されているため、開放姿勢の可動パネル5に大きな力が作用しても、中間支持体30が破壊されにくい。
例えば、前記中間支持体30がパネル本体10と一体に成型されたものであると、前方へ隆起する中間支持体30とパネル本体10の前面との境界部に応力が集中してその部分で破損しやすくなる。しかし、中間支持体30を別体に形成しておくことによって、このような破損が生じるのを防止できる。さらに、中間支持体30がポリアセタール樹脂で形成されているため、パネル本体10よりも脆性が低くなり、可動パネル5を支える耐久力が高くなっている。また、中間支持体30が着色された樹脂で形成されて、表面に塗装面が存在していないために、軸受凹部45aとの摺動が滑らかであり、回動摺動音が発生されにくい。
また、図4に示すように、前記補強金属板20で形成された突き当て片23は、中間支持体30の左右両側に配置され、また補強金属板20の支持板部21を支える突出部17aと17bが、中間支持体30を挟んで左右両側に配置されているため、突き当て片23の支持耐力と前記中間支持体30の支持耐力とにより、可動パネル5を確実に支持できるようになる。
図5に示すように、可動パネル5が開放姿勢のときに、板状の突出部17a,17bが補強金属板20の上方を完全に覆っており、また突き当て片23と、可動パネル5の当接部47との突き当て部も突出部17a,17bで覆われている。金属部分が、合成樹脂製の突出部17a,17bで覆われて外部から見えないように、または見えにくいように隠されているため、常に外部からの見栄えが良くなっている。
本発明の実施の形態の車載用の電子機器の前方部分を示す断面図であり、(A)は可動パネルが閉鎖状態、(B)は可動パネルが開放状態である。 可動パネルが閉鎖状態のときの正面図である。 可動パネルが開放状態のときの正面図である。 可動パネルを外した状態を示す正面図である。 図3のV−V線の断面図である。 図5の一部拡大断面図である。 図3のVII−VII線の断面図である。 中間支持体の斜視図である。
符号の説明
1 電子機器
2 筐体
3 化粧パネル部
4 固定パネル
5 可動パネル
10 パネル本体
12 凹部
13 ディスク挿入口
14 PCカード挿入口
17a,17b 突出部
18 下部前面
20 補強金属板
21 固定板部
22 支持板部
23 突き当て片
30 中間支持体
37 中間支持軸
41 正面パネル
42 背面パネル
45 中間軸受部
46 支持軸
47 当接部
47a 当接端面
47b 隆起部

Claims (9)

  1. 機器本体の前方に位置して合成樹脂で形成された固定パネルと、基部が前記固定パネルに回動自在に支持された可動パネルとを有し、前記可動パネルは、その先部が前記基部よりも上方に位置して前記固定パネルの前方を覆う閉鎖姿勢と、前記先部が固定パネルよりも前方へ向けて回動した開放姿勢との間で動作する電子機器において、
    前記固定パネルの下部に、前方へ突出する突出部が前記合成樹脂によって一体に形成され、前記突出部の下面に補強金属板が固定されており、
    前記可動パネルにおける回動支点よりも基端側には、可動パネルが開放姿勢へ回動したときに、前記補強金属板に当接する当接部が設けられていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記固定パネルには、前記突出部の下に位置して前方へ向くパネル下部前面が設けられ、前記補強金属板は、前記パネル下部前面および前記突出部の下面の双方に設置されるように折り曲げられている請求項1記載の電子機器。
  3. 前記補強金属板には、前記突出部の下面からさらに下に向けられた突き当て片が設けられており、可動パネルが開放姿勢へ回動したときに、前記当接部が前記突き当て片の先端に当接する請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記当接部には、前記突き当て片の面と直交する断面で見たときに凹部が形成され、この凹部が前記突き当て片の先端に当接する請求項3記載の電子機器。
  5. 前記当接部には、前記突き当て片の面と直交する断面で見たときに、前記突き当て片よりも基端側で隆起する隆起部が設けられている請求項3または4記載の電子機器。
  6. 前記突出部は板状であり、可動パネルが開放姿勢のときに、前記当接部と前記補強金属板とが、前記突出部で覆われる請求項1ないし5のいずれかに記載の電子機器。
  7. 前記可動パネルは、基部の両側部が支持軸を介して前記固定パネルに支持され、前記両側部の中間位置には、前記固定パネルから前方へ突出する中間支持体が設けられて、この中間支持体に可動パネルの中間部が軸支されており、前記中間支持体は、前記固定パネルと別体に形成されて、固定パネルの裏面側から貫通して前方へ突出して取り付けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 前記中間支持体は、ポリアセタール樹脂で形成されている請求項7記載の電子機器。
  9. 前記ポリアセタール樹脂は、固定パネルの色と同系色に着色されている請求項8記載の電子機器。
JP2004281963A 2004-09-28 2004-09-28 可動パネルを有する電子機器 Expired - Fee Related JP4322194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004281963A JP4322194B2 (ja) 2004-09-28 2004-09-28 可動パネルを有する電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004281963A JP4322194B2 (ja) 2004-09-28 2004-09-28 可動パネルを有する電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006096087A JP2006096087A (ja) 2006-04-13
JP4322194B2 true JP4322194B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=36236347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004281963A Expired - Fee Related JP4322194B2 (ja) 2004-09-28 2004-09-28 可動パネルを有する電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4322194B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006096087A (ja) 2006-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4934074B2 (ja) スイッチ固定構造
JP4322194B2 (ja) 可動パネルを有する電子機器
JP5161606B2 (ja) 車両用開閉体のロック装置
EP1666312A1 (en) Impact absorbing panel unit of a vehicle interior
JP5271547B2 (ja) グローブボックスのロックユニット取付部構造
JP4084637B2 (ja) 車両用ドアハンドル装置
US20050253399A1 (en) Lock device for glove compartment
JP2000154812A (ja) 緩衝材付きストッパーピン
JP2004308164A (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP3722595B2 (ja) 電子機器の操作装置
JP2002260473A (ja) カバー
JP5193672B2 (ja) 開閉案内機構
JP3938268B2 (ja) 電子機器
JP4228921B2 (ja) ラッチ錠
JP4897614B2 (ja) 遊技機
JPH11321469A (ja) 自動車用小物入れ装置
JP4106799B2 (ja) 電子機器
JP4445823B2 (ja) パネル開閉機構およびこのパネル開閉機構を用いた車載装置
JP4021020B2 (ja) 車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構
JP2021020666A (ja) 車載機器用ブラケット、及び車載機器の保持装置
JP3820014B2 (ja) 車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構
KR100343576B1 (ko) 자동차의 모니터 장착장치
JP3475155B2 (ja) 車両用収納装置
JP2009286298A (ja) 可動パネルの駆動装置
JP2006117156A (ja) 車両用天井設置型収納装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070227

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4322194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140612

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees