JP4311246B2 - 合成繊維処理油剤 - Google Patents
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すなわち、本発明の合成繊維処理油剤は、空気中250℃で2時間加熱後の残存率が15〜50重量%で、次の一般式(1)
かつHLBが10以上、20未満である乳化剤とアミノ変性シリコーンと少なくとも1個のビニル基を有するビニルモノマーを含み、前記乳化剤/前記アミノ変性シリコーンの重量比が60/40〜95/5であり、前記アミノ変性シリコーン/前記ビニルモノマーの重量比が95/5〜50/50である合成繊維処理油剤である。
本発明の合成繊維処理油剤は、空気中250℃で2時間加熱後の残存率(以下、加熱残存率ともいう)が15〜50重量%で、上記の一般式(1)で示される多環芳香族系ノニオン乳化剤を50〜100重量%含有し、かつHLBが10以上、20未満である乳化剤とアミノ変性シリコーンと少なくとも1個のビニル基を有するビニルモノマーを含み、前記乳化剤/前記アミノ変性シリコーンの重量比が60/40〜95/5であり、前記アミノ変性シリコーン/前記ビニルモノマーの重量比が95/5〜50/50の合成繊維処理油剤である。
グリフィンの式: HLB=20×(分子中における親水基の重量比)
かかる乳化剤全体のHLBは12以上が好ましく、14以上がより好ましい。また、19未満が好ましく、18未満がより好ましい。HLBが10未満では乳化剤自体の水への溶解が不十分となり、また、HLBの最大は20であり、HLBが20では親油基がゼロとなり乳化能がなくなる。
R1はベンゼン核またはナフタレン核を含有する基、nは1〜5、
R2は低級アルキル、ハロゲンなどの非芳香族の基、mは0〜3、
Zはポリオキシエチレン、ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンのブロック共重合体、またはポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンのランダム共重合体のいずれかを示す。
かかる処理油剤の付着量がで0.1重量部未満では油剤性能を発揮できない。また、5重量部を超えて付着させても期待した効果は得られず、設備の汚染など問題となることがあり好ましくない。
底直径が70mm、深さ15mmの底が平坦なアルミ皿に乾燥純分換算で約1gになるように試料を入れ、120℃の熱風循環式オーブン中で少なくとも2時間加熱し重量変化がなくなるまで乾燥し、冷却後試料を精秤しW1(g)とした。次いで、250℃の熱風循環式オーブン中で2時間加熱し、冷却後試料を精秤しW2(g)として、下記式で残存率を計算した。熱風循環式オーブン中で加熱する時、アルミ皿を水平に保持するようにして、試料の偏りがないように注意した。
加熱残存率(重量%)=(W2÷W1)×100
<水性液の透過率の測定>
自記分光光度計用い、試料液を透過幅10mm角の石英セルに入れ、対象液に精製水を入れて測定波長を750nmで測定した。自記分光光度計は島津社製 UV−240を用いた。
試料をポリテトラフルオロエチレン製密閉容器にとり、硫酸次いで硝酸で加熱分解した後、定容として、ICP発光分析によりケイ素含有量を求めた。なお、実施例ではICP発光分析装置として、セイコ−電子工業社製シ−ケンシャル型ICP SPS1200−VRを用いた。
試料を白金るつぼにとり、酸化性雰囲気中450℃で加熱して灰化処理した以外は、前駆体繊維と同様にして測定した。
不揮発分が25重量%の水性母液の一部を採取し、3重量%に希釈して、前記方法で水性液の透過率を測定した。25重量%水性母液を透明密閉容器に入れ30℃の雰囲気中に1ヶ月間静置保管後、その一部を採取し、再度3重量%に希釈した水性液の透過率を測定した。かかる1カ月放置後の透過率が、初期と全く変化していないものを○、1割程度の低下を△、5割程度低下を×、相分離しているのを××とランク付けした。
炭素繊維束に下記組成の樹脂を含浸させ、130℃で35分間硬化させた後、JIS R7601(1986)に基づいて引張試験を行い、n=6の平均でストランド強度を求めた。
・3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4エポキシシクロヘキシルカルボキシレート(ERL−4221、ユニオンカーバイド社製) 100重量部
・3フッ化ホウ素モノエチルアミン(ステラケミファ(株)製) 3重量部
・アセトン(和光純薬工業(株)製) 4重量部
(実施例1)
乳化剤I(ポリエチレンオキサイド−トリスチリルフェノールエーテル、HLB:14(但し、HLBが11のポリエチレンオキサイド−トリスチルエーテルとHLBが15のポリエチレンオキサイド−トリスチルエーテルとを25/75で混合し、HLB14としたものを用いた))60重量%、乳化剤II(ポリエチレンオキサイド−ラウリルエーテル、HLB:16)10重量%、乳化剤III(ポリエチレングリコール−ジアクリレート、HLB:16)10重量%、およびアミノ変性シリコーン(オイル動粘度1000mm2/s、アミノ当量2000g/molの)20重量%をよく混合し、乳化剤含有量80重量%の合成繊維処理油剤を作製した。さらに撹拌しながら、かかる油剤に電導度が7マイクロジーメンスの純水を徐々に加えて水性液(120℃乾燥での不揮発分が25重量%)を調製し、水性母液とした。この水性母液を更に3重量%に希釈した水性液の透過率は70%と極めて透明性が高く、乳化状態が良好であった。混合乳化剤のHLBは14.5、加熱残存率は29重量%であった。水性母液のpHは7.0で保管安定性は良好であった。結果をまとめて表1に示した。
乳化剤I(ポリエチレンオキサイド−トリスチリルフェノールエーテル、HLB:14)40重量%、乳化剤II(ポリエチレンオキサイド−ラウリルエーテル、HLB:16)30重量%、乳化剤III(ポリエチレングリコール−ジアクリレート、HLB:16)10重量%、およびアミノ変性シリコーン(オイル動粘度1000mm2/s、アミノ当量2000g/mol)20重量%をよく混合し、乳化剤含有量が80重量%である合成繊維処理油剤を作製した。さらに撹拌しながら、かかる油剤に電導度が7マイクロジーメンスの純水を徐々に加えて水性液(120℃乾燥での不揮発分が25重量%)を調製し、水性母液とした。この水性母液を更に3重量%に希釈した水性液の透過率は76%と極めて透明性が高く乳化状態が良好であった。混合乳化剤のHLBは15.0、加熱残存率は23重量%であった。水性母液のpHは7.0で保管安定性は良好であった。結果をまとめて表1に示した。
乳化剤I(ポリエチレンオキサイド−トリスチリルフェノールエーテル、HLB:15)70重量%と乳化剤III(ポリエチレングリコール−ジアクリレート、HLB:16)10重量%、アミノ変性シリコーン(オイル動粘度1000mm2/s、アミノ当量2000g/mol)20重量%をよく混合し、乳化剤含有量が80重量%である合成繊維処理油剤を作製した。さらに撹拌しながら、かかる油剤に電導度が7マイクロジーメンスの純水を徐々に加えて水性液(120℃乾燥での不揮発分が25重量%)を調製し、水性母液とした。
乳化剤I(ポリエチレンオキサイド−トリスチリルフェノールエーテル、HLB:13)65重量%、乳化剤III(ポリエチレングリコール−ジアクリレート、HLB:16)15重量%、およびアミノ変性シリコーン(オイル動粘度1000mm2/s、アミノ当量2000g/mol)20重量%をよく混合し、乳化剤含有量が80重量%である合成繊維処理油剤を作製した。さらに撹拌しながら、かかる油剤に電導度が7マイクロジーメンスの純水を徐々に加えて水性液(120℃乾燥での不揮発分が25重量%)を調製し、水性母液とした。この水性母液を更に3重量%に希釈した水性液の透過率は58%と透明性が高く乳化状態が比較的良好であった。混合乳化剤のHLBは13.6、加熱残存率は37重量%であった。水性母液のpHは7.0で保管安定性は良好であった。結果をまとめて表1に示した。
乳化剤I(ポリエチレンオキサイド−トリスチリルフェノールエーテル、HLB:14)60重量%、乳化剤II(ポリエチレンオキサイド−ラウリルエーテル、HLB:16)10重量%、乳化剤III(ポリエチレングリコール−ジアクリレート、HLB:16)10重量%、およびアミノ変性シリコーン(オイル動粘度1000mm2/s、アミノ当量2000g/mol)20重量%をよく混合し、乳化剤含有量が80重量%である合成繊維処理油剤を作製した。撹拌しながらかかる油剤に電導度が7マイクロジーメンスの純水を徐々に加えて水性液(120℃乾燥での不揮発分が25重量%)を調製し、さらに撹拌しながら酢酸を添加してpHを5.5に調整し、水性母液とした。この水性母液を更に3重量%に希釈した水性液の透過率は80%と極めて透明性が高く乳化状態が良好であった。混合乳化剤のHLBは14.5、加熱残存率は29重量%であった。水性母液の保管安定性は極めて良好であった。結果をまとめて表1に示した。
乳化剤I(ポリエチレンオキサイド−トリスチリルフェノールエーテル、HLB:11)70重量%、乳化剤III(ポリエチレングリコール−ジアクリレート、HLB:16)30重量%をよく混合し、乳化剤100重量%からなる合成繊維処理油剤を作製した。さらに撹拌しながらかかる油剤に電導度が7マイクロジーメンスの純水を徐々に加えて水性液(120℃乾燥での不揮発分が25重量%)を調製し、水性母液とした。この水性母液を更に3重量%に希釈した水性液の透過率は98%と極めて透明性が高く乳化状態が良好であった。混合乳化剤のHLBは12.5、加熱残存率は39重量%であった。水性母液のpHは6.8で保管安定性は良好であった。結果をまとめて表1に示した。実施例1と同じ紡糸原液を、孔直径0.055mmの6000ホールを有する口金から凝固浴中に吐出する湿式紡糸法で繊維を形成した。凝固浴はDMSO60質量%で温度は50℃とした。
乳化剤I(ポリエチレンオキサイド−トリスチリルフェノールエーテル、HLB:14)20重量%、乳化剤II(ポリエチレンオキサイド−ラウリルエーテル、HLB:16)5重量%、およびアミノ変性シリコーン(オイル動粘度1000mm2/s、アミノ当量2000g/mol)75重量%をよく混合し、乳化剤含有量が25重量%である合成繊維処理用油剤を作製した。
乳化剤I(ポリエチレンオキサイド−トリスチリルフェノールエーテル、HLB:14)30重量%と、乳化剤II(ポリエチレングリコール−ジアクリレート、HLB:16)5重量%、およびアミノ変性シリコーン(オイル動粘度1000mm2/s、アミノ当量2000g/mol)65重量%をよく混合し、乳化剤含有量が35重量%である合成繊維処理用油剤を作製した。さらに撹拌しながら、かかる油剤に電導度が7マイクロジーメンスの純水を徐々に加えて水性液(120℃乾燥での不揮発分が25重量%)を調製し、水性母液とした。この水性母液を更に3重量%に希釈した水性液の透過率は20%であった。混合乳化剤のHLBは14.3、加熱残存率は33重量%であった。水性母液のpHは6.8で保管安定性は相分離傾向があり、透過率の急激な低下など問題があった。結果をまとめて表1に示した。
乳化剤II(ポリエチレンオキサイド−ラウリルエーテル、HLB:16)30重量%、乳化剤III(ポリエチレングリコール−ジアクリレート、HLB:16)5重量%、およびアミノ変性シリコーン(オイル動粘度1000mm2/s、アミノ当量2000g/mol)65重量%をよく混合し、乳化剤含有量が35重量%である合成繊維処理用油剤を作製した。さらに撹拌しながら、かかる油剤に電導度が7マイクロジーメンスの純水を徐々に加えて水性液(120℃乾燥での不揮発分が25重量%)を調製し、水性母液とした。この水性母液を更に3重量%に希釈した水性液の透過率は42%であった。混合乳化剤のHLBは16.0、加熱残存率は12重量%であった。水性母液のpHは6.9で保管安定性は相分離傾向があり、透過率の急激な低下などの問題があった。結果をまとめて表1に示した。
次いで、実施例1と同様にして炭素繊維を得た。耐炎化工程でのロールへの粘着物が堆積し、時々単繊維がロールへ巻き付いて毛羽が発生した。前駆体繊維のケイ素含有量と耐炎化繊維のケイ素含有量から計算される耐炎化炉へのケイ素飛散量は、前駆体繊維1kg当たり0.19gと多く、長期運転で酸化ケイ素による耐炎化炉の汚染が確認された。前駆体繊維のケイ素含有量と炭素繊維のケイ素含有量から計算して得られる焼成全工程で飛散したケイ素の量は、前駆体繊維の1kg当たり1.90gと多かった。また、得られた炭素繊維束は、ストランド強度が5.05GPaと高性能であったが、毛羽発生による品位低下があった。試験結果をまとめて表2に示した。
乳化剤I(ポリエチレンオキサイド−トリスチリルフェノールエーテル、HLB:8)60重量%、乳化剤II(ポリエチレンオキサイド−ラウリルエーテル、HLB:14)10重量%、乳化剤III(ポリエチレングリコール−ジアクリレート、HLB:13)10重量%、およびアミノ変性シリコーン(オイル動粘度1000mm2/s、アミノ当量2000g/mol)20重量%をよく混合し、乳化剤含有量が80重量%である合成繊維処理用油剤を作製した。さらに撹拌しながら、かかる油剤に電導度が7マイクロジーメンスの純水を徐々に加えて水性液(120℃乾燥での不揮発分が25重量%)を調製し、水性母液とした。この水性母液を更に3重量%に希釈した水性液の透過率は1%であった。混合乳化剤のHLBは9.4、加熱残存率は40重量%であった。水性母液のpHは7.0で保管安定性は相分離するなど長時間の運転には問題があった。結果をまとめて表1に示した。
次いで、実施例1と同様にして炭素繊維を得た。耐炎化工程でのロールへし、時々単繊維がロールへ巻き付いて毛羽が発生した。前駆体繊維のケイ素含有量と耐炎化繊維のケイ素含有量から計算される耐炎化炉へのケイ素飛散量は、前駆体繊維1kg当たり0.04gと少なかったが、ロールへの巻き付きが頻繁にあった。前駆体繊維のケイ素含有量と炭素繊維のケイ素含有量から計算して得られる焼成全工程で飛散したケイ素の量は、前駆体繊維の1kg当たり0.85gと少なかったが、得られた炭素繊維束は、ストランド強度が4.21GPaと極めて性能が低く、毛羽発生による品位低下が大きかった。試験結果をまとめて表2に示した。
Claims (3)
- 空気中250℃で2時間加熱後の残存率が15〜50重量%で、次の一般式(1)
かつHLBが10以上、20未満である乳化剤とアミノ変性シリコーンと少なくとも1個のビニル基を有するビニルモノマーを含み、前記乳化剤/前記アミノ変性シリコーンの重量比が60/40〜95/5であり、前記アミノ変性シリコーン/前記ビニルモノマーの重量比が95/5〜50/50である合成繊維処理油剤。 - ビニルモノマーがポリオキシアルキレン付加物である請求項1記載の合成繊維処理油剤。
- ビニルモノマーが、ポリエチレングリコール(エチレンオキサイドの付加モル数(以下、EO付加モル数という)が3〜20モル)−ジアクリレート、ポリエチレングリコール(EO付加モル数が3〜20モル)−ジメタクリレート、およびポリエチレングリコール(EO付加モル数が9〜30モル)トリメチロールプロパントリアクリレートからなる群から選ばれたポリオキシアルキレン付加物である請求項1記載の合成繊維処理油剤。
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