JP4311211B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金融機関等に設置された現金自動預払機等の自動取引装置に装着され、履歴情報等を記録する記録装置に関する。
従来の記録装置は、ロール状の記録用紙(ロール紙という。)を供給するロール紙供給部から引出されたロール紙を、その途中に印字部を有するガイド部によってロール紙巻取部へ導き、ロール紙巻取部でロール紙を巻取りながら印字部により履歴情報等を印字して記録し、係員がロール紙にサインや印字内容の変更等を書込む場合には、書込窓の開作動を検知して自動的に印字済領域の最終行が書込窓から隠れるようにして不法な書込等を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
また、上記と同様の記録装置において、ロール紙供給部に複数の未印字のロール紙を収納したロール紙供給機構を設け、紙詰まり検知センサやロール紙紙切れ検知センサがロール紙の交換時期を検知するとロール紙巻取部に巻取られたロール紙を自動的に排出してロール紙回収部に回収すると共に新たなロール紙をロール紙供給部に自動的に装填して印字許容状態にしているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開平4−272878号公報(第4頁段落0032−第5頁段落0041、第4図) 特開平4−310773号公報(第3頁段落0009−段落0011、第1図)
しかしながら、上述した従来の特許文献2の技術においては、ロール紙の交換は自動的に行われるものの未印字のロール紙の補充は係員が行うものであるため、ロール紙の装填方向を間違えてロール紙供給機構に補充した場合には、ロール紙の表裏が反転し、ロール紙供給部からガイド部への経路が不正になって異常な負荷がロール紙に加わり、搬送ピッチずれによる印字の重複が発生する恐れがあるという問題がある。
また、ロール紙の回収時にロール紙が自動的に排出されてロール紙回収部に収納されてしまうため、複数の回収されたロール紙がロール紙回収部に存在する場合にはロール紙の区別がつけ難く記録済のロール紙の管理が困難になるという問題がある。
更に、従来の特許文献1の技術においては、不正な書込を防止するために書込窓にはロール紙の白紙の部分を停止させるようにしているため、係員が正しく印字内容を訂正する時には、訂正しようとする印字部分を視認することができないことがある他、その印字部分に直接書込むことができないという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、ロール紙の表裏を間違いなく装填できる記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、ロール紙を供給するロール紙供給部と、該ロール紙供給部から引出されたロール紙を巻取るロール紙巻取部と、前記ロール紙供給部から引出されたロール紙を前記ロール紙巻取部へ案内するガイド部と、該ガイド部の搬送経路の途中に設けられた印字部とを備えた記録装置において、前記ロール紙供給部の前記ロール紙と一体に回転するロール紙供給軸と、該ロール紙供給軸を前記ロール紙のバックフィード方向に回転させる巻取モータと、前記印字部と前記ガイド部の始端部との間に配置されたロール紙を挟持する一対のフィードローラと、該フィードローラと前記始端部との間に配置され、前記ロール紙の側端部に印刷されている識別マークを検知する識別マーク検知センサとを設け、前記ロール紙の表裏どちらかの面の一方の側端部前記識別マークを印刷しておき、前記ロール紙供給部に新たなロール紙を装填したときに、前記ガイド部に案内されてフィード方向に搬送されるロール紙の前記識別マークを、前記識別マーク検知センサが検知するか否かによって前記ロール紙の表裏を判定し、前記識別マーク検知センサが、前記ロール紙の識別マークを検知しない時に、前記ロール紙の表裏を間違えたと判定して、前記ロール紙を、前記巻取モータにより前記ロール紙供給軸をバックフィード方向に回転させて、前記フィードローラによる挟持を解除するまで、前記ロール紙供給部に巻戻すことを特徴とする。
このように、本発明は、ロール紙のおもて面に印刷した識別マークをガイド部に設けた識別マーク検知センサにより検知してロール紙の表裏を判定するようにしたことによって、ロール紙の表裏を間違えることなくロール紙をロール紙供給部に装填することができ、搬送ピッチずれ等による印字の重複等を防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による記録装置の実施例について説明する。
図1は実施例の現金自動預払機を示すブロック図、図2は実施例のジャーナル印字装置を示すブロック図、図3は実施例のジャーナル印字装置の側面を示す説明図、図4は図3の下面を示す説明図である。
図1において、1は現金自動預払機であり、銀行等の金融機関や郵政公社、コンビニエンスストア等(金融機関等という。)の営業店や郵便局等の店舗に設置され、顧客との間で現金の取引を自動で行う。
2は現金自動預払機1のATM制御部であり、専用回線や電話回線等の通信回線を介して金融機関等のセンタに設置された顧客の口座を管理する図示しないホストコンピュータと接続しており、現金自動預払機1内の各部を制御して顧客との取引処理や係員による業務処理等を実行すると共にデータ通信等も制御する。
3はATM記憶部であり、ATM制御部2が実行するプログラムやATM制御部2による処理結果等が格納される。
4は顧客操作部であり、CRTやLCD等の表示画面とタッチパネル等の位置信号検出手段との組合せで構成されており、表示画面に取引選択画面や顧客の希望等を問合せる画面、顧客の処置を促す画面等を表示する一方、位置信号検出手段により顧客からの入力を受付ける。
5はカード取扱部であり、挿入された顧客のキャッシュカード等の取引カードの磁気ストライプに記録されているカード情報を読み書きすると共に取引明細票等を印刷する機能を有している。
6は通帳取扱部であり、挿入された顧客の通帳の磁気ストライプに記録されている通帳情報を読み書きすると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する機能を有している。
7は紙幣入出金部であり、顧客が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納し、顧客に支払う紙幣を顧客に引渡す機能を有している。
8は硬貨入出金部であり、顧客が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別および計数して収納し、顧客に支払う硬貨を顧客に引渡す機能を有している。
9は係員操作部であり、CRTやLCD等の表示画面とタッチパネル等の位置信号検出手段との組合せで構成されており、表示画面に係員が行う業務処理や取引モードの設定等を行う業務選択画面を表示すると共に、位置信号検出手段により係員からの入力を受付ける。
また、係員操作部9には係員カードの磁気ストライプに記録された係員カード情報を読取る通過式等のカードリーダが設けられている。
10は記録装置としてのジャーナル印字装置であり、現金自動預払機1による顧客との取引処理の履歴や係員による業務処理の履歴等をロール紙Pに印字して記録する機能を有している。
図2において、11はジャーナル印字装置10のジャーナル制御部であり、インターフェース部12を介して現金自動預払機1のATM制御部2と接続しており、ATM制御部2の指令を受信してジャーナル記憶部13に格納されたプログラム等によりジャーナル印字装置10内の各部を制御して各種の処理を実行する。
14はロール紙供給部であり、図3に破線で示すフレーム15に設けられた支持部15aに回転自在に支持されたロール紙供給軸16に取付けられた未印字のロール紙Pを後述する印字部30へ供給する。
なお、ロール紙Pは、予め未印字のロール紙Pを筒状の厚紙等に巻付けた状態でロール紙供給軸16に取付けられ、図示しないピン等によりロール紙供給軸16と一体に回転する。
17はロール紙巻取部であり、フレーム15に設けられた支持部15bに回転自在に支持されたロール紙巻取軸18に印字済のロール紙Pを巻取る。
ロール紙供給軸16およびロール紙巻取軸18の一方の端部には、それぞれ図4に示すU字溝19が設けられており、巻取モータ20により回転駆動されるカップギア21の突出部に設けられた2面幅が遊嵌する。
22はガイド部であり、ロール紙供給部14から引出されたロール紙Pをロール紙巻取部17へ案内する搬送経路であって、ロール紙Pの表裏を規制するため隙間を介して対向配置されたロール紙ガイド23と、ガイドローラ24a、24b、24cおよびロール紙Pを挟持する一対のフィードローラ25とで形成されている。
26は搬送モータであり、フィードローラ25の一方を正逆可能に回転させ、他方により押圧挟持されたロール紙Pを図3、図4に矢印Fで示すフィード方向およびその反対方向であるバックフィード方向に搬送する。
本実施例では、ロール紙Pの搬送量を制御するためにステッピングモータが用いられており、1ステップ当たりのフィードローラ25の回転量とその外径寸法を知ればステップ数によりロール紙Pの搬送量を制御することができる。
巻取モータ20は、搬送モータ26と連動して正逆可能に回転し、フィード方向にロール紙Pを搬送(フィード搬送という。)するときは図示しないギア列またはベルトを介してカップギア21によりロール紙巻取軸18を巻取方向に回転させ、バックフィード方向にロール紙Pを搬送(バックフィード搬送という。)するときは図示しないギア列またはベルトを介してカップギア21によりロール紙供給軸16を巻取方向に回転させる切替機構を備えている。
27はセットスイッチであり、中立位置でOFF、その両側でONとなる3ポジションのスイッチであって、一の側をONにすることによりロール紙Pをフィード方向に搬送し、他の側をONにすることによりロール紙Pをバックフィード方向に搬送するように構成されており、それぞれのポジションを示すための発素子(例えばLED(Light Emitting Diode))を備えている。
印字部30は、ガイド部22の搬送経路の途中で、フィードローラ25のフィード方向の下流に設けられたロール紙ガイド23の窓部に配設され、印刷ヘッド31とこれに対向配置されたプラテン32を備えており、図4に示すように印字ヘッド31が図示しないスペースモータによりプラテン32と並行に往復移動して印字ヘッド31とプラテン32の間に配置されたリボンガイド33に案内されるインクリボンによりロール紙Pに履歴情報等を印字する。
なお、印字部30は、上記のインクリボン式に限らずインク噴射式や感熱式等であってもよい。
35はニアエンドセンサであり、ロール紙供給部14に装填されたロール紙Pの外径を光学的または機械的に検知するセンサであって、ロール紙供給部14に配置されており、ロール紙Pがロール紙巻取部17に巻取られてその外径が予め定められた外径以下となった時にロール紙Pの残量が少なくなったことを検知する。
本実施例では、ジャーナル制御部11がロール紙Pのニアエンドを認識して図示しない監視端末等にニアエンド警報を発した後に所定の取引件数の履歴情報、例えば3日分の履歴情報を印字できる外径を検知するように設定されている。
36はエンドセンサであり、搬送経路を挟んで発光ダイオードと受光トランジスタとを対向させた光学式のセンサであって、ガイド部22のロール紙ガイド23の始端部23aの近傍に設置され、ロール紙ガイド23へ進入するロール紙Pの先端および後端を検知する。
すなわち、受光トランジスタが発光ダイオードからの光を受光しているときにはロール紙Pの不存在を検知してOFF信号を発し、発光ダイオードからの光をロール紙が遮断しているときにはロール紙Pの存在を検知してON信号を発信する。
37は識別マーク検知センサであり、搬送経路を挟んで発光部と受光部とを対向させた光透過型のセンサであって、ガイド部22のロール紙ガイド23のフィードローラ25のフィード方向上流に配置され、ロール紙Pのおもて面の一方の側端部に印刷されている識別マーク38を検知する。
本実施例のロール紙Pには、図4に示すようにその一方の側端部に所定のピッチでロール紙Pの全長に渡って黒色の識別マーク38が印刷されている。
また、ロール紙Pの先端は一部が斜めにカットされており、ロール紙Pの装填時の目視確認を容易にすると共にセット時の搬送ジャムを抑制することができる。
なお、識別マーク38は、連続した直線として印刷しても、ロール紙Pの先端部の所定の長さの間に印刷するようにしてもよい。
また、識別マーク38の色は、黒色に限らず識別マーク検知センサ37が検知できる色であればどのような色であってもよい。
更に、識別マーク38を印刷するロール紙Pの面は、おもて面に限らず裏面であってもよい。要はロール紙Pの一方の側端部の表裏どちらかの面に識別マーク38が印刷されていればよい。
更に、識別マーク検知センサ37は、上記の光透過型のセンサに限らず光反射型のセンサであってもよい。これによりロール紙Pの表裏どちらかの面の両方の側端部に識別マーク38を印刷しても識別マーク検知センサ37による検知が可能になる。
39はセットセンサであり、エンドセンサ36と同様の光学式のセンサであって、ガイド部22のロール紙ガイド23の終端部23bの近傍に設置され、ロール紙巻取部17へ導かれるロール紙Pの先端および後端を検知する。
なお、上記の巻取モータ20や搬送モータ26はジャーナル制御部11によりドライブ回路を介して制御され、ニアエンドセンサ35、エンドセンサ36、識別マーク検知センサ37およびセットセンサ39は増幅回路を介して増幅された信号がジャーナル制御部11に伝えられる。
上述した構成の作用について説明する。
図5は実施例の現金自動預払機の業務処理を示すフローチャート、図6は実施例のロール紙回収交換処理を示すフローチャート、図7は実施例の履歴情報検索処理を示すフローチャートである。
本実施例の現金自動預払機1のATM制御部2は、顧客との通常の取引処理の取引履歴や係員との業務処理の業務処理履歴等を履歴情報としてジャーナル印字装置10によりロール紙Pに印字して記録する。この場合の履歴情報にはATM制御部2が採番した通番が付されており、ATM制御部2は採番した最新の通番をATM記憶部3に更新しながら格納する。またATM記憶部3には、その現金自動預払機1の装置番号が予め格納されている。
本実施例の記録装置としてのジャーナル印字装置10のジャーナル記憶部13には、ロール紙Pを交換または回収するときにロール紙Pの末尾部に印字するエンド印字フォームおよびその先端部の印字するセット印字フォーム、並びに履歴情報検索を実行したときにロール紙Pの印字済領域に続いて印字する検索履歴印字フォームが予め設定されて格納されている。
また、ジャーナル記憶部13には、セット印字をするときにロール紙Pの先端部に所定の白紙領域を設けて印字するためのセット印字搬送量、ロール紙Pの装填の際に表裏を間違えた場合にロール紙Pをロール紙供給部14へ巻戻す時のセットセンサ39からフィードローラ25までの距離以上に相当する巻戻搬送量および履歴情報検索の際に通番毎に印字されている履歴情報を1単位として搬送するための検索ステップ搬送量が予め設定されて格納されており、履歴情報検索におけるロール紙Pの搬送の累積動作量を記憶するための動作量記憶エリアが確保されている。
本実施例の現金自動預払機1の業務処理の作動について、図5に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って説明する。
S1、現金自動預払機1のATM制御部2は、係員操作部9の表示画面に「ロール紙交換」や「ロール紙回収」、「履歴情報検索」等の業務選択ボタンを表示した業務選択画面を表示して待機しており、係員が業務選択ボタンを押下したときに取引処理を停止させると共に、タッチパネルの位置信号によりその業務指示を認識する。
S2、業務指示を認識したATM制御部2は、係員操作部9の表示画面に係員カードによる入力を促す旨の文言を表示し、係員操作部9のカードリーダにより係員が通過させた係員カードの磁気ストライプに記録された係員識別番号や許可業務等の係員カード情報を読取る。
S3、係員カード情報を読取ったATM制御部2は、認識した業務指示がロール紙交換業務であればステップS4へ移行する。それ以外の業務指示であればステップS5へ移行する。
S4、業務指示をロール紙交換業務と判定したATM制御部2は、ロール紙の交換処理を実行する旨に係員カード情報の係員識別番号およびATM記憶部3に格納されている現金自動預払機1の装置番号等を添付したロール紙交換処理指令を作成してステップS11へ移行する。
S5、ATM制御部2は認識した業務指示がロール紙回収業務であればステップS6へ移行する。それ以外の業務指示であればステップS7へ移行する。
S6、業務指示をロール紙回収業務と判定したATM制御部2は、ロール紙の回収処理を実行する旨に係員識別番号や装置番号等を添付したロール紙回収処理指令を作成してステップS11へ移行する。
S7、ATM制御部2は認識した業務指示が履歴情報検索業務であればステップS9へ移行する。それ以外の業務指示であればステップS8へ移行する。
S8、上記の3つ以外の他の業務指示であることを判定したATM制御部2は、他の業務、例えば現金自動預払機1への現金の補充業務や現金の回収業務の業務処理を通常の場合と同様に実行し、その業務処理が終了した時にステップS1へ戻って係員操作部9に業務選択画面を表示して待機する。
S9、業務指示を履歴情報検索業務と判定したATM制御部2は、係員操作部9の画面に検索種別選択画面を表示する。
検索種別選択画面には、検索選択ボタンとして通番毎に記録されている履歴情報の通番が判っている場合にその通番の印字位置を目視できる位置、例えば図3におけるガイドローラ24cとロール紙巻取軸18の間の視認可能位置にできるだけ短時間で自動的に停止させるときに選択する「通番検索」ボタン、通番が不明な場合に係員が操作して検索する履歴情報を手動で目視できる位置に停止させるときに選択する「自由検索」ボタンおよび履歴情報検索の終了を指示するための「検索終了」ボタンが表示される。
係員は、目的に応じた検索選択ボタンを押下する。この場合に「通番検索」ボタンが押下されたときはATM制御部2は次画面としてテンキー等を表示した通番入力画面を表示し、係員は検索する履歴情報の通番(検索通番という。)を入力する。
S10、検索選択ボタンの内容を認識したATM制御部2は、その検索選択ボタンが「通番検索」ボタンである場合は、通番検索による履歴情報の検索処理を実行する旨に入力された検索通番やATM記憶部3に格納している最新の通番、係員識別番号、装置番号等を添付した履歴情報検索処理指令を作成し、その検索選択ボタンが「自由検索」ボタンである場合は、自由検索による履歴情報の検索処理を実行する旨に係員識別番号や装置番号等を添付した履歴情報検索処理指令を作成してステップS11へ移行する。
S11、ATM制御部2は、ステップS4、S6またはS10で作成した処理指令を接続子Aを介して図6に示すジャーナル印字装置10のジャーナル制御部11が実行するロール紙回収交換処理のステップSA1へ送信する。
S12、処理指令の送信を終えたATM制御部2は、業務指示が履歴情報検索業務である場合はステップS13へ移行する。その他の2つの業務指示の場合はジャーナル制御部11からの処理終了通知(図6のステップSA17、図7のステップSB14)および装填確認要求(図6のステップSA13)の着信を待って待機する。
S13、業務指示が履歴情報検索業務である場合には、ATM制御部2は係員操作部9の画面にステップS9で表示した検索種別選択画面を表示して待機し、係員の「検索終了」ボタンの押下を検知した時にステップS14へ移行する。「検索終了」ボタンの押下を検知しない場合は前記の待機を継続する。
S14、係員の「検索終了」ボタンの押下を検知したATM制御部2は、履歴情報の検索が終了した旨を検索終了通知として接続子Eを介して図7に示すジャーナル制御部11が実行する履歴情報検索処理の後述するステップSB2またはSB10へ送信する。
その後、ATM制御部2はジャーナル制御部11からの処理終了通知および装填確認要求の着信を待って待機する。
SA1、一方、ジャーナル制御部11はATM制御部2からの処理指令の着信を待って待機しており、処理指令を受信した時にステップSA2へ移行する。処理指令を受信しない場合は前記の待機を継続する。
SA2、ジャーナル制御部11は受信した処理指令が履歴情報検索処理指令の場合は、接続子Bを介して図7に示すジャーナル制御部11が実行する履歴情報検索処理の後述するステップSB1へ分岐する。処理指令がロール紙交換処理指令またはロール紙回収処理指令の場合はステップSA3へ移行する。
SA3、処理指令がロール紙交換処理指令またはロール紙回収処理指令であることを判定したジャーナル制御部11は、そのタイマー機能により現在日時を読出してこれを取外日時と認識し、取外日時に所定の期間、例えば1年間を加えて保管期限を演算してこの保管期限、取外日時、ロール紙交換処理指令またはロール紙回収処理指令に添付されている係員識別番号や装置番号等により管理情報を作成する。
そして、ジャーナル記憶部13に格納されているエンド印字フォームを読出してエンド印字フォームの所定の部位に管理情報の各データを編集してエンド印字データを生成し、印字部30の印字ヘッド31を制御して印字部30に位置しているロール紙Pの末尾部の白紙部分にエンド印字を行う。
エンド印字としては、図8に示すようにロール紙の末尾を示す旨の文言(図8の例ではSHEET END)、取外日時(2003.07.18 15:05)、装置番号(02)、係員識別番号(55)および拡大文字で記された保管期限(2004.07.18)等が印字される。
SA4、エンド印字を終えたジャーナル制御部11は、搬送モータ26および巻取モータ20を正転させてエンド印字がロール紙巻取軸18に既に巻取られているロール紙Pに巻付く程度にロール紙Pをフィード搬送し、ロール紙Pをロール紙巻取軸18に巻取って停止させる。
係員は、ロール紙巻取部17に巻取られたロール紙Pのエンド印字を目視確認してカッタ等によりロール紙Pを切断し、ロール紙巻取部17に巻取られているロール紙Pの末尾部に取外日時等のエンド印字が施された印字済のロール紙Pを取り出す。
なお、前記の切断作業は、例えばロール紙ガイドの終端部23bの端面を案内面として切断すれば容易に作業ができる。
また、係員が係員カードによる入力(図5のステップS2)を行ってから本ステップまでの所要時間は、係員が係員操作部9を操作してからロール紙Pに触れるまでの時間よりは短い時間である。
その後、係員はロール紙Pの回収業務のときはロール紙Pをそのままにする。
また、交換業務のときはセットスイッチ27をバックフィード方向に倒して押し続け、残ったロール紙Pの切断された先端がフィードローラ25から離れるまでバックフィード搬送し、ロール紙供給部14に巻戻してロール紙Pをロール紙供給軸16から取外し、新たなロール紙Pにロール紙供給軸16を挿入してU字溝19をカップギア21の2面幅に遊嵌させて支持部15aに取付ける。これにより新たなロール紙Pがロール紙供給部14に装填される。
そして、係員は装填した新たなロール紙Pの先端をロール紙供給部14から引出し、ガイドローラ24aに掛けてロール紙ガイド23の始端部23aに挿し込み、フィードローラ25に噛み込ませる。
SA5、ジャーナル制御部11は、エンドセンサ36の状態を確認し、エンドセンサ36がOFFの場合はエンドセンサ36のONを待って待機する。エンドセンサ36がONであればステップSA6へ移行する。
この場合に、回収業務のときはエンドセンサ36はONであり、交換業務のときは係員がロール紙ガイド23に挿し込んだロール紙Pの先端がエンドセンサ36を通過した時にONとなる。
SA6、エンドセンサ36がONであることを確認したジャーナル制御部11は、係員のセットスイッチ27の操作を待って待機し、係員がセットスイッチ27をフィード方向に倒した時にステップSA7へ移行する。
SA7、セットスイッチ27がフィード方向に倒されたことを認識したジャーナル制御部11は、セットセンサ39の状態を確認し、セットセンサ39がOFFの場合はステップSA8へ移行し、セットセンサ39がONであればステップSA9へ移行する。
SA8、セットセンサ39がOFFであることを認識したジャーナル制御部11は、搬送モータ26を正転させてフィードローラ25によりロール紙Pを印字部30のリボンガイド33とプラテン32の間を通過させてフィード方向に搬送する。この時巻取モータ20は回転しない。
そして、セットスイッチ27がONであり、かつセットセンサ39がOFFである間は前記の搬送を継続し、セットセンサ39をロール紙Pの先端が通過してセットセンサ39がONとなった時にロール紙Pの搬送を停止してステップSA9へ移行する。
なお、回収業務のときはセットセンサ39はONであるため、ロール紙Pは停止した状態である。
SA9、セットセンサ39がONであることを認識したジャーナル制御部11は、ジャーナル記憶部13に格納されているセット印字搬送量を参照し、搬送モータ26をセット印字搬送量に相当する分正転させてロール紙Pをフィード方向に搬送し、セット印字位置にロール紙Pを停止させる。
SA10、この時ジャーナル制御部11は、識別マーク検知センサ37の検知状態を確認し、識別マーク検知センサ37がロール紙Pのおもて面の識別マーク38を検知しているときはステップSA15へ移行する。搬送の間に識別マーク38を検知しない場合はステップSA11へ移行する。
SA11、識別マーク検知センサ37が識別マーク38を検知しないことを認識したジャーナル制御部11は、ステップSA1で受信した処理指令がロール紙回収処理指令である場合はステップSA15へ移行し、ロール紙交換処理指令である場合はロール紙Pの装填の際に表裏を間違えたと判定してステップSA12へ移行する。
SA12、交換業務におけるロール紙Pの表裏を間違えたことを判定したジャーナル制御部11は、ジャーナル記憶部13に格納されている巻戻搬送量を参照し、搬送モータ26と巻取モータ20を逆転させてロール紙Pをバックフィード搬送し、セットセンサ39がロール紙Pの先端を検知、つまりOFFとなってから巻戻搬送量に相当する分を巻戻してフィードローラ25によるロール紙Pの挟持を解除する。これにより係員は容易にロール紙Pをロール紙供給部14から取外すことができる。
SA13、フィードローラ25によるロール紙Pの挟持を解除したジャーナル制御部11は、係員によるロール紙Pの装填方向の確認を要求するための装填確認要求を接続子Cを介してATM制御部2が実行する業務処理のステップS15、S18(図5)による着信待機へ送信する。
S15、ジャーナル制御部11からの装填確認要求の着信を待って待機していたATM制御部2は、装填確認要求を受信した時にステップS16へ移行する。装填確認要求を受信しない場合はステップS18へ移行する。
S16、装填確認要求を受信したATM制御部2は、係員操作部9の画面にロール紙Pの装填方向の確認および修正を促す旨の文言等を表示した装填確認依頼画面を表示する。
この表示を確認した係員は、ロール紙Pをロール紙供給部14から取外し、上記ステップSA4の交換業務の場合と同様にして取外したロール紙Pの装填方向を反転させてロール紙供給部14にロール紙Pを再装填する。
S17、装填確認依頼画面を表示したATM制御部2は、その表示を終えた旨を表示終了通知として接続子Dを介してジャーナル制御部11が実行するロール紙回収交換処理のステップSA14(図6)へ送信する。
SA14、装填確認要求の送信後にATM制御部2からの表示終了通知の着信を待って待機していたジャーナル制御部11は、表示終了通知を受信した時にステップSA5へ移行する。表示終了通知を受信しない場合は前記の待機を継続する。
ステップSA5へ移行したジャーナル制御部11は、再度ステップSA5〜SA10の作動を実行し、ステップSA10において識別マーク38の検知を認識してステップSA15へ移行する。
SA15、識別マーク38の検知を認識した、またはステップSA11においてロール紙回収業務と認識したジャーナル制御部11は、そのタイマー機能により現在日時を読出してこれを取付日時と認識し、この取外日時とロール紙交換処理指令またはロール紙回収処理指令に添付されている係員識別番号や装置番号等によりセット情報を作成する。
そして、ジャーナル記憶部13に格納されているセット印字フォームを読出してセット印字フォームの所定の部位にセット情報の各データを編集してセット印字データを生成し、印字部30の印字ヘッド31を制御して印字部30に位置しているロール紙Pの先頭部の白紙部分にセット印字を行う。
セット印字としては、図9に示すようにロール紙の先頭を示す旨の文言(図9の例ではSHEET SET)、取付日時(2003.07.18 15:25)、装置番号(02)および係員識別番号(55)等が印字される。
なお、セット印字を行うセット情報として図9に示すようにインクリボンの交換時期の予想等の保守情報を加えて印字するようにしてもよい。この場合にインクリボンの交換時期の予想は、履歴情報を印字した文字数または印字した履歴情報の件数をインクリボンの交換時からジャーナル記憶部13に累積して格納しておき、1日の印字量の平均値を求めてインクリボンの残余の使用可能日数を演算し、その使用可能日数を取付日時に加算して交換時期の予想を行うようにする。
SA16、セット印字を終えたジャーナル制御部11は、搬送モータ26および巻取モータ20を正転させてセット印字がロール紙巻取軸18に巻付く程度にロール紙Pをフィード方向に搬送して停止させる。
係員は、ロール紙Pのセット印字を目視確認してロール紙巻取軸18に設けられたスリットにロール紙Pの先端部を挿し込み一回以上巻付ける。これによりロール紙Pの交換または回収業務が終了し、先頭部に取付日時等のセット印字が施されたロール紙Pがロール紙巻取部17に巻取られながら履歴情報等の印字が行える状態でセットされる。
なお、前記のロール紙巻取軸18に先端部を一回以上巻付けたロール紙Pをセットスイッチ27を操作して更にロール紙巻取軸18に巻付けるようにしてもよい。
SA17、ロール紙Pの交換または回収業務を終えたジャーナル制御部11は、処理が終了した旨を処理終了通知として接続子Cを介してATM制御部2が実行する業務処理のステップS15、S18(図5)による着信待機へ送信する。
S18、処理終了通知を受信したATM制御部2は、ステップS15から本ステップへ移行し、ジャーナル制御部11からの処理終了通知を受信した時に現金自動預払機1の業務修理を終了させ、ステップS1へ戻って係員操作部9に業務選択画面を表示して待機する。処理終了通知を受信しない場合はステップS15、S18による着信待機を継続する。
上記のようにして、ロール紙供給部14から引出されたロール紙Pが、ガイド部22を経由してロール紙巻取部17に巻取られている状態でジャーナル印字装置10にセットされ、現金自動預払機1は顧客との通常の取引処理等を実行しながら、その履歴情報をロール紙Pに印字して記録する。
この印字された履歴情報を係員が検索する場合のジャーナル制御部11による履歴情報検索処理の作動について、図7に示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って説明する。
SB1、上記ロール紙回収交換処理のステップSA2(図6)から接続子Bを介して分岐したジャーナル制御部11は、ジャーナル記憶部13の動作量記憶エリアの累積動作量を「0」にリセットし、受信した履歴情報検索処理指令が通番検索による履歴情報の検索処理の場合はステップSB9へ移行し、自由検索による履歴情報の検索処理の場合はステップSB2へ移行する。
SB2、履歴情報検索処理が自由検索によるものと判定したジャーナル制御部11は、上記ATM制御部2(図5のステップS14)からの検索終了通知の着信を待って待機し、検索終了通知を受信した時にステップSB11へ移行する。検索終了通知を受信しない場合はステップSB3へ移行する。
SB3、検索終了通知が着信していないことを認識したジャーナル制御部11は、セットスイッチ27のONを待って待機し、セットスイッチ27のONを検知した時にステップSB3へ移行する。セットスイッチ27のONを検知しない場合は前記の検索終了通知着信待機および本ステップの待機を継続する。
SB4、セットスイッチ27のONを検知したジャーナル制御部11は、係員がセットスイッチ27を倒した搬送方向を確認し、セットスイッチ27がフィード搬送に倒されていればステップSB5へ、バックフィード搬送に倒されていればステップSB4へ移行する。
SB5、セットスイッチ27がバックフィード搬送に倒されていると判定したジャーナル制御部11は、ジャーナル記憶部13に格納されている検索ステップ搬送量を参照し、搬送モータ26と巻取モータ20を検索ステップ搬送量に相当する分逆転させてフィードローラ25により1履歴情報分のロール紙Pをバックフィード搬送し、これをロール紙供給軸16に巻取る。
SB6、セットスイッチ27がフィード搬送に倒されていると判定したジャーナル制御部11は、ジャーナル記憶部13に格納されている検索ステップ搬送量を参照し、搬送モータ26と巻取モータ20を検索ステップ搬送量に相当する分正転させてフィードローラ25により1履歴情報分のロール紙Pをフィード搬送し、これをロール紙巻取軸18に巻取る。
SB7、1履歴情報分のロール紙Pのバックフィード搬送またはフィード搬送を終えたジャーナル制御部11は、バックフィード搬送を行った場合はジャーナル記憶部13の動作量記憶エリアの累積動作量から検索ステップ搬送量を減算し、フィード搬送を行った場合は累積動作量に検索ステップ搬送量を加えて累積動作量を更新し、ステップSB2へ戻って上記の手動による検索を継続する。
係員は、1履歴情報毎に搬送されるロール紙Pを目視しながら目的の履歴情報を見つけ出し、その履歴情報に訂正やメモの書込み等を行い、履歴情報の検索が終了すると係員操作部9の「検索終了」ボタンを押下する。これを検知したATM制御部2は上記のステップS14(図5)により検索終了通知を送信し、これをステップSB2で受信したジャーナル制御部11は自由検索処理を終了させてステップSB11へ移行する。
SB8、履歴情報検索処理が通番検索によるものと判定したジャーナル制御部11は、履歴情報検索処理の検索通番から最新の通番を減算してジャーナル記憶部13に格納されている検索ステップ搬送量を乗算し、視認可能位置までの搬送量を加算または減算(本実施例では加算)してロール紙Pの巻戻し量を演算し、これを累積動作量としてジャーナル記憶部13の動作量記憶エリアに格納する。
SB9、ロール紙Pの巻戻し量の演算を終えたジャーナル制御部11は、搬送モータ26と巻取モータ20を巻戻し量に相当する分逆転させてロール紙Pをバックフィード搬送し、これをロール紙供給軸16に巻取って巻戻し、検索通番の履歴情報を自動的に視認可能位置に搬送する。この場合の搬送は連続搬送であっても1履歴情報毎の搬送であってもよい。
SB10、ロール紙Pの巻戻しを終えたジャーナル制御部11は、上記ATM制御部2(図5のステップ14)からの検索終了通知の着信を待って待機し、検索終了通知を受信した時にステップSB11へ移行する。検索終了通知を受信しない場合は前記の待機を継続する。
係員は、視認可能位置に搬送されたロール紙Pの履歴情報を確認し、その履歴情報に訂正やメモの書込み等を行って係員操作部9の「検索終了」ボタンを押下する。これによりATM制御部2から検索終了通知が送信され、これを受信したジャーナル制御部11は通番検索処理を終了させてステップSB11へ移行する。
SB11、検索終了通知を受信したジャーナル制御部11は、ジャーナル記憶部13の動作量記憶エリアから累積動作量を読出し、これに印字済領域との重複を防止するための白紙部分の搬送量を加算してロール紙Pの送り量を演算する。
SB12、送り量の演算を終えたジャーナル制御部11は、搬送モータ26と巻取モータ20を送り量に相当する分正転させてロール紙Pをフィード搬送し、これをロール紙巻取軸18に巻取って検索履歴印字位置にロール紙Pを停止させる。
SB13、検索履歴印字位置にロール紙Pを停止させたジャーナル制御部11は、そのタイマー機能により現在日時を読出してこれを検索日時と認識し、この検索日時と履歴情報検索処理指令に添付されている係員識別番号等により検索履歴情報を作成する。
そして、ジャーナル記憶部13に格納されている検索履歴印字フォームを読出して検索履歴印字フォームの所定の部位に検索履歴情報の各データを編集して検索履歴印字データを生成し、印字部30の印字ヘッド31を制御して印字部30に位置しているロール紙Pの印字済領域に続く白紙部分に検索日時等の検索履歴印字を行う。
検索履歴印字としては、図10に示すように検索履歴印字であることを識別するための記号または文字(図10の例では*の連続印字)、検索日時(2003.07.10 13:10)および係員識別番号(30)等が印字される。
SB14、検索履歴印字を終えたジャーナル制御部11は、処理が終了した旨を処理終了通知として接続子Cを介してATM制御部2が実行する業務処理のステップS15、S18(図5)による着信待機へ送信する。
その後の作動は、上記ステップS18の作動と同様であるのでその説明を省略する。
以上説明したように、本実施例では、ロール紙のおもて面に印刷した識別マークをガイド部に設けた識別マーク検知センサにより検知してロール紙の表裏を判定するようにしたことによって、ロール紙の表裏を間違えることなくロール紙をロール紙供給部に装填することができ、搬送ピッチずれ等による印字の重複等を防止することができる。
また、識別マーク検知センサが識別マークを検知しないとき、つまり表裏を間違えてロール紙を装填したときにロール紙をロール紙供給部に巻戻すようにしたことによって、フィードローラによるロール紙の挟持が自動的に解除され、容易にロール紙をロール紙供給部から取出すことができ、ロール紙の交換を行う係員の負担を軽減することができる。
更に、ロール紙の交換または回収の際にロール紙をロール紙巻取部から取外すときに、ロール紙の末尾部にロール紙の取外日時等の管理情報を印字するようにしたことによって、ロール紙巻取部から取外した後のロール紙を視認により容易に区別することができ、履歴情報を記録したロール紙の管理を容易にして係員の負担を軽減することができる。
更に、ロール紙の先端をロール紙巻取部に巻付けるときに、ロール紙の先端部に取付日時等のセット情報を印字するようにしたことによって、履歴情報を記録したロール紙の管理を更に容易にすることができる。
更に、管理情報に保管期限を加えて印字するようにしたことによって、記録済のロール紙の保守管理を容易に行うことができると共に、保管期限を拡大文字で印字するようにすればその視認性をより高めることができる。
更に、セット情報にインクリボンの交換時期の予想値を加えて印字するようにしたことによって、インクリボンの保守管理を容易に行うことができる。
更に、ロール紙がロール紙供給部から引出され、ガイド部を経由してロール紙巻取部に巻取られている状態で、ロール紙がロール紙供給部に巻戻されたとき、つまり履歴情報の検索が行われたときに、ロール紙の印字済領域に続けてその日時、つまり検索日時を印字するようにしたことによって、悪意による取引履歴の改竄や書込みを抑止することができると共に訂正すべき取引履歴に直接訂正やメモを書込むことができる。
更に、セットスイッチの操作のみでロール紙を正逆可能に1履歴情報毎に搬送するようにしたことによって、履歴情報の視認性を高めて目的とする履歴情報を容易に検索することができる。
更に、検索通番を入力することにより自動的のその通番の履歴情報を視認可能位置に停止させるようにしたことによって、係員の負担を軽減して短時間で目的とする履歴情報を容易に検索することができる。
更に、検索終了後に自動的に次の履歴情報の印字位置にロール紙を自動的に搬送するようにしたことによって、係員を煩わしさを解消することができる。
なお、本実施例においては、ロール紙の表裏の判定をロール紙のおもて面に印刷した識別マークにより行うとして説明したが、図11に示す他の態様によってもロール紙の表裏を判定することができる。
すなわち、図11に示すようにロール状の記録用紙の側面の一方に着色(例えば黒色)し、他方を着色しないようにしておき、光反射型の識別マーク検知センサ37により着色した側面を検出するようにしてもよい。これによりロール紙をロール紙供給部に装填したときにロール紙の表裏判定を即座に行うことができ、ロール紙装填作業の効率化を図ることができる。
また、本実施例の交換業務の場合に、ロール紙の残量が少ないのときには、係員は切断作業を省略してセットスイッチをフィード方向に倒して押し続け、残ったロール紙をロール紙巻取部に全て巻取ってロール紙Pをロール紙巻取部17から取外し、その後にロール紙供給軸に残った筒状の厚紙をロール紙供給軸から取外し、上記で説明したのと同様にして新たなロール紙をロール紙供給部に装填するようにしてもよい。
更に、履歴情報検索の場合に、係員は係員操作部の「履歴情報検索」ボタンを押下するとして説明したが、例えばジャーナル印刷装置のカバーを係員が開けた時に履歴情報検索業務であることを検知して自動的に最後の履歴情報を視認可能位置にフィード搬送するようにしてもよい。
更に、履歴情報検索の検索の終了は、係員の「検索終了」ボタンを押下により認識するとして説明したが、検索終了の認識は、例えば係員操作部の扉の閉検知や取引停止の解除操作の検知により行うようにしてもよい。
本実施例においては、記録装置は現金自動預払機に組込まれたジャーナル印字装置として説明したが、記録装置を一つのユニットとしてLAN等で接続して用いるようにしてもよく、上記の係員操作部と同様の機能を追加して独立した記録装置として用いるようにしてもよい。
また、本発明の記録装置は、スーパーマーケット等で使用されるPOS端末のレシート印字部や、温度や湿度の変化および地震振動等の自動記録計に適用しても上記と同様の効果を奏することができる。
実施例の現金自動預払機を示すブロック図 実施例のジャーナル印字装置を示すブロック図 実施例のジャーナル印字装置の側面を示す説明図 図3の下面を示す説明図 実施例の現金自動預払機の業務処理を示すフローチャート 実施例のロール紙回収交換処理を示すフローチャート 実施例の履歴情報検索処理を示すフローチャート 実施例のロール紙末尾部のエンド印字の印字例 実施例のロール紙先頭部のセット印字の印字例 実施例の検索履歴印字の印字例 ロール紙の表裏判定の他の態様を示す説明図
符号の説明
1 現金自動預払機
2 ATM制御部
3 ATM記憶部
4 顧客操作部
5 カード取扱部
6 通帳取扱部
7 紙幣入出金部
8 硬貨入出金部
9 係員操作部
10 ジャーナル印字装置
11 ジャーナル制御部
12 インターフェース部
13 ジャーナル記憶部
14 ロール紙供給部
15 フレーム
15a、15b 支持部
16 ロール紙供給軸
17 ロール紙巻取部
18 ロール紙巻取軸
19 U字溝
20 巻取モータ
21 カップギア
22 ガイド部
23 ロール紙ガイド
23a 始端部
23b 終端部
24a、24b、24c ガイドローラ
25 フィードローラ
26 搬送モータ
27 セットスイッチ
30 印字部
31 印字ヘッド
32 プラテン
33 リボンガイド
35 ニアエンドセンサ
36 エンドセンサ
37 識別マーク検知センサ
38 識別マーク
39 セットセンサ

Claims (3)

  1. ロール紙を供給するロール紙供給部と、該ロール紙供給部から引出されたロール紙を巻取るロール紙巻取部と、前記ロール紙供給部から引出されたロール紙を前記ロール紙巻取部へ案内するガイド部と、該ガイド部の搬送経路の途中に設けられた印字部とを備えた記録装置において、
    前記ロール紙供給部の前記ロール紙と一体に回転するロール紙供給軸と、該ロール紙供給軸を前記ロール紙のバックフィード方向に回転させる巻取モータと、前記印字部と前記ガイド部の始端部との間に配置されたロール紙を挟持する一対のフィードローラと、該フィードローラと前記始端部との間に配置され、前記ロール紙の側端部に印刷されている識別マークを検知する識別マーク検知センサとを設け、
    前記ロール紙の表裏どちらかの面の一方の側端部前記識別マークを印刷しておき、
    前記ロール紙供給部に新たなロール紙を装填したときに、前記ガイド部に案内されてフィード方向に搬送されるロール紙の前記識別マークを、前記識別マーク検知センサが検知するか否かによって前記ロール紙の表裏を判定し、
    前記識別マーク検知センサが、前記ロール紙の識別マークを検知しない時に、前記ロール紙の表裏を間違えたと判定して、前記ロール紙を、前記巻取モータにより前記ロール紙供給軸をバックフィード方向に回転させて、前記フィードローラによる挟持を解除するまで、前記ロール紙供給部に巻戻すことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1において、
    前記印字部と、前記ガイド部の終端部との間に配置された、前記ロール紙の先端を検知するセットセンサを設け、
    前記セットセンサから前記フィードローラまでの距離以上に相当する巻戻搬送量を設定しておき、
    前記ロール紙を、バックフィード方向に搬送するときに、前記セットセンサが、前記ロール紙の先端を検知してから前記巻戻搬送量に相当する分巻戻すことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記識別マークを、前記印字部による印字範囲を除く範囲に印刷しておくことを特徴とする記録装置。
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