JP4308681B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディジタルカメラや電子カメラ等と称され、スティル画像(静止画)またはムービー画像(動画)の電子画像を撮像・再生する撮像装置に関するものである。
従来より、起動時にLCD(液晶ディスプレイ)等の画像表示部に起動ロゴを表示するカメラが存在している。起動ロゴを表示する目的としては、起動処理の待ち時間に目を楽しませたり、起動したことを速やかにユーザーに知らせるなどが挙げられる。しかしながら、そこに表示される情報は、メーカーのロゴであったり、製品のロゴであったりと、毎回同じ内容であり変化に乏しい。ユーザーは、最初のうちは気に留めてこのようなロゴを見るかもしれないが、しばらく製品を使い続けるうちに、毎回変わらない内容に興味も薄れてくるであろう。起動時に、このような変化のないロゴが毎回表示され続けると、実際にかかる時間以上に起動時間が長く感じられてしまう可能性もあり、かえって鬱陶しく思ったりすることさえあるかもしれない。
また、カメラに限らずディスプレイを有する電気製品には、電源オフ時に上述した起動時と同様のメーカーのロゴ、製品のロゴ、あるいは「Good−Bye」または「bye−bye」などの電源オフ時メッセージを表示するものも多い。これらの電源オフ時の表示も、毎回同じ内容であり変化に乏しい。したがって、この場合も、ユーザーは、電源オフ時に、このような変化のない表示が毎回繰り返され続けると、興味が薄れるばかりか、かえって鬱陶しく思うことさえあるであろう。
さらに、電源オン時、すなわち起動時、に、特別な表示を行うカメラとして、例えば特許文献1に示されたようなものがある。特許文献1には、カメラにおいて、電源をオフとした後に起動した際に、電源オフ中のダイヤル等の操作により、直前の電源オフ時の設定状態と異なる状態となっているときに、設定状態が変動した旨の表示を行うことが記載されている。すなわち、撮影途中で一旦電源をオフとした後に再起動した場合、一旦撮影を終了して電源をオフとした直後に再度起動して同様の被写体を撮影する場合、撮影途中、例えばシャッターチャンスを待っている状況が長時間になり節電のための自動電源オフ機能等により電源がオフとなった後に再度起動して撮影を行う場合、などにおいては、電源オフ時と同様の被写体条件であることが多く、設定状態も電源オフ時と同様であることが望ましいことが多いと考えられる。したがって、電源オフ時に設定状態を初期状態にリセットしてしまうのではなく、電源オフ時の設定状態を維持して、再起動時にも同様の設定状態で撮影を継続することができるようにすることが、多くの場合、望ましい。とはいえ、起動する際に直前の電源オフ時とは全く異なる条件の被写体を撮影する場合も多く、電源オフ状態でも絞りダイヤル等の設定状態を変更することができるようにすることが必要であることも少なくない。このような設定変更は、誤って手が触れたり、荷物等と接触したりしても生じ得るので、電源オフ状態で設定変更が行われた場合に、それを警告表示してユーザの認識を促すものが特許文献1に開示された技術である。
また、電源オフ時等の所定のタイミングで、特別な表示を行うものとして、例えば特許文献2に示されたようなものがある。特許文献2には、時間や電源のオン・オフなどのアクションで区切られた特定の期間内に撮影された画像の中の代表的な画像の表示を簡単に行なうことができ、さらには、電源オフ時の動作待ち時間を利用して前記代表的な画像を表示できるようにしたディジタルカメラが開示されている。すなわち、特許文献2のディジタルカメラは、撮影された画像をメモリカード等の記録媒体に記録する画像記録手段、前記記録された画像を表示する画像表示手段および特定の期間内に撮影され前記記録媒体に記録された画像の中で一番古い画像であるスタート画像または前記特定の期間内の最後に撮影されたエンド画像などを含む代表的な画像を前記画像表示手段に電源オフ時等の所定のタイミングで表示する来歴表示手段を有する。この来歴表示手段によって、特定期間に撮影された画像の内の所要の代表的な画像を、電源オフ時等に容易に確認することができる。
しかしながら、電源のオン・オフ時に、上述した以外の情報を表示すること、またはその他の所定のタイミング、例えば電池交換時やモード変更時、に特別な情報表示を行うことは、行われていなかった。
特開2001−290188号公報 特開2003−204508号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、適切なタイミングで、ユーザに有益な当該撮像装置に係る撮像装置情報を、ユーザに提供することを可能とする撮像装置を提供することを目的としている。
すなわち、本発明の請求項の目的は、特に、ユーザに有益な当該撮像装置に係る撮像装置情報を電池交換前後にユーザに提供することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、ユーザに有益な当該撮像装置に係る撮像装置情報を撮影動作モードの変更前後にユーザに提供することを可能とする撮像装置を提供することにある。
さらに、本発明の請求項の目的は、特に、当該撮像装置の設定状況をユーザに的確に認識させ得る撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、当該撮像装置の電源電池の消耗状況をユーザに的確に認識させ得る撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、当該撮像装置の適切な操作方法をユーザに的確に認識させ得る撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、当該撮像装置の適切な撮像アドバイス情報をユーザに的確に認識させ得る撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、当該撮像装置の画像格納部の格納状況をユーザに的確に認識させ得る撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、当該撮像装置に関する所望に応じた事項の状況を選択的にユーザに的確に認識させ得る撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項の目的は、特に、当該撮像装置に関する状況を表示経過のユーザに的確に効率よく認識させ得る撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項10の目的は、特に、当該撮像装置に関する状況を監視しユーザに的確にさらに効率よく認識させ得る撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項11の目的は、特に、当該撮像装置に関する状況を音声情報の認識に応じてユーザに的確により一層効率よく認識させ得る撮像装置を提供することにある。
請求項に記載した本発明に係る撮像装置は、上述した目的を達成するために、
被写体像を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像を表示するための画像表示手段と、
駆動電力を電源電池から当該撮像装置の各部に供給するための電池電源手段と
を具備する撮像装置において、
前記電池電源手段における電源電池交換時に、前記画像表示手段に該撮像装置情報を表示させる情報表示手段を
さらに備えることを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る撮像装置は、上述した目的を達成するために、
被写体像を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像を表示するための画像表示手段と、
撮像動作モードを切替えるためのモード切替手段と
を具備する撮像装置において、
前記モード切替手段による撮像動作モードの切替え時に、前記画像表示手段に該撮像装置情報を表示させる情報表示手段を
さらに備えることを特徴としている。
さらに、請求項に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1または2の撮像装置であって、
前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、記録画像サイズおよび撮像動作モードの少なくともいずれかを含む当該撮像装置の設定情報を含むことを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項2または3の撮像装置であって、
前記撮像装置が、駆動電力を電源電池から当該撮像装置の各部に供給するための電池電源手段および前記電池電源手段における前記電源電池の電池残量を検出する電池残量検出手段を有し、且つ
前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、前記電池残量検出手段により検出される電池残量を示す電池残量情報を含むことを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置であって、
前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、当該撮像装置の操作方法を示す操作方法情報を含むことを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置であって、
前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、当該撮像装置の撮像のためのアドバイスを示す撮像アドバイス情報を含むことを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置であって、
前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、当該撮像装置の既に撮像した撮像画像数および画像情報の記憶容量の残量に応じた撮像可能画像数の少なくとも一方を示す画像数情報を含むことを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置であって、
前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報の表示情報項目を所望に応じて選択設定するための表示項目選択手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置であって、
前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示経過時間を監視し、所定時間表示した後に前記撮像装置情報を非表示とする表示タイマー手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項10に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置であって、
前記撮像装置の操作状況を監視し、前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示中における前記撮像装置の少なくとも所定の操作に応動して前記撮像装置情報を非表示とする操作監視手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項11に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項10のいずれか1項の撮像装置であって、
前記撮像装置が、
周囲の音声を電気信号として取り込む音声取得手段と、
前記音声取得手段により取り込まれた音声信号からユーザによる所定の音声情報を弁別認識するとともに、前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示中における前記所定の音声情報の認識に応動して前記撮像装置情報を非表示とする音声認識手段と
をさらに有することを特徴としている。
すなわち、本発明の請求項による撮像装置は、被写体像を撮像するための撮像手段、前記撮像手段により撮像された画像を表示するための画像表示手段および駆動電力を電源電池から当該撮像装置の各部に供給するための電池電源手段を具備する撮像装置であって、前記電池電源手段における電源電池交換時に、前記画像表示手段に該撮像装置情報を表示させる情報表示手段をさらに備えている。
このような構成により、特に、ユーザに有益な当該撮像装置に係る撮像装置情報を電池交換前後にユーザに提供することが可能となる。
本発明の請求項による撮像装置は、被写体像を撮像するための撮像手段、前記撮像手段により撮像された画像を表示するための画像表示手段および撮像動作モードを切替えるためのモード切替手段を具備する撮像装置であって、前記モード切替手段による撮像動作モードの切替え時に、前記画像表示手段に該撮像装置情報を表示させる情報表示手段をさらに備えている。
このような構成により、特に、ユーザに有益な当該撮像装置に係る撮像装置情報を撮影動作モードの変更前後にユーザに提供することが可能となる。
さらに、本発明の請求項による撮像装置は、請求項1または2の撮像装置であって、前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、記録画像サイズおよび撮像動作モードの少なくともいずれかを含む当該撮像装置の設定情報を含んでいる。
このような構成により、特に、当該撮像装置の設定状況をユーザに的確に認識させることができる。
本発明の請求項による撮像装置は、請求項2または3の撮像装置であって、前記撮像装置が、駆動電力を電源電池から当該撮像装置の各部に供給するための電池電源手段および前記電池電源手段における前記電源電池の電池残量を検出する電池残量検出手段を有し、且つ前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、前記電池残量検出手段により検出される電池残量を示す電池残量情報を含んでいる。
このような構成により、特に、当該撮像装置の電源電池の消耗状況をユーザに的確に認識させることができる。
本発明の請求項による撮像装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置であって、前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、当該撮像装置の操作方法を示す操作方法情報を含んでいる。
このような構成により、特に、当該撮像装置の適切な操作をユーザに的確に認識させることができる。
本発明の請求項による撮像装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置であって、前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、当該撮像装置の撮像のためのアドバイスを示す撮像アドバイス情報を含んでいる。
このような構成により、特に、当該撮像装置の適切な撮像のためのアドバイス情報をユーザに的確に認識させることができる。
本発明の請求項10による撮像装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置であって、前記撮像装置の操作状況を監視し、前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示中における前記撮像装置の少なくとも所定の操作に応動して前記撮像装置情報を非表示とする操作監視手段をさらに備えている。
このような構成により、特に、当該撮像装置に関する状況を監視しユーザに的確にさらに効率よく認識させることができる。
本発明の請求項11による撮像装置は、請求項1〜請求項10のいずれか1項の撮像装置であって、前記撮像装置が、周囲の音声を電気信号として取り込む音声取得手段と、前記音声取得手段により取り込まれた音声信号からユーザによる所定の音声情報を弁別認識するとともに、前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示中における前記所定の音声情報の認識に応動して前記撮像装置情報を非表示とする音声認識手段とをさらに有している。
このような構成により、特に、当該撮像装置に関する状況を音声認識に応動してユーザに的確により一層効率よく認識させることができる。
すなわち、本発明の特許請求の範囲の各請求項によれば、例えば、起動時に、カメラ等の撮像装置の設定状態、撮影モードおよび電池残量等のような撮像装置情報の少なくともいずれかを表示する場合には、ユーザは当該撮像装置の状態を的確に把握および確認することができ、起動後速やかに適切な撮影を行うことができ、設定ミス等も低減することができる。
あるいは、例えば、電源オフ時に、電源オン時間、撮影枚数、さらには電源電池残量および撮影可能枚数(メモリ残量)等のような撮像装置情報の少なくとも一部を表示する場合には、直前のカメラ等の使用状況や以後の使用に対する電源電池やメモリカード等の画像記録媒体の余裕等の状況を知ることが可能となり、電源電池や画像記録媒体の交換時期を的確に判断することが可能となる。さらに、例えば、電池交換時に、電池残量および撮影可能枚数等のような撮像装置情報の少なくとも一部を表示する場合には、使用済み等の電池残量が少ない電池を入れてしまったり、メモリカード等の画像記録媒体の撮影可能枚数(メモリ残量)が少なくなっていても、電池交換を行うだけで、それらを確認することができる。さらに、例えば、省電力モード等のように画像表示部が非表示となるモードに自動的に変更された際にも、その撮影モード等のような撮像装置情報の少なくとも一部が表示される場合には、ユーザが、故障の発生と誤認するおそれもなくなる。
本発明によれば、適切なタイミングで、ユーザに有益な当該撮像装置に係る撮像装置情報を、ユーザに提供することを可能とする撮像装置を提供することができる。
特に、本発明の請求項の撮像装置によれば、被写体像を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像を表示するための画像表示手段と、駆動電力を電源電池から当該撮像装置の各部に供給するための電池電源手段とを具備するものにおいて、前記電池電源手段における電源電池交換時に、前記画像表示手段に該撮像装置情報を表示させる情報表示手段をさらに備えることにより、特に、ユーザに有益な当該撮像装置に係る撮像装置情報を電池交換時にユーザに提供することが可能となる。
本発明の請求項の撮像装置によれば、被写体像を撮像するための撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像を表示するための画像表示手段と、撮像動作モードを切替えるためのモード切替手段とを具備するものにおいて、前記モード切替手段による撮像動作モードの切替え時に、前記画像表示手段に該撮像装置情報を表示させる情報表示手段をさらに備えることにより、特に、ユーザに有益な当該撮像装置に係る撮像装置情報を撮影動作モードの変更時にユーザに提供することが可能となる。
本発明の請求項の撮像装置によれば、請求項1または2の撮像装置において、前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、記録画像サイズおよび撮像動作モードの少なくともいずれかを含む当該撮像装置の設定情報を含むことにより、特に、当該撮像装置における記録画像サイズおよび撮影動作モードの設定状況をユーザに的確に認識させることが可能となる。
本発明の請求項の撮像装置によれば、請求項2または3の撮像装置において、前記撮像装置が、駆動電力を電源電池から当該撮像装置の各部に供給するための電池電源手段および前記電池電源手段における前記電源電池の電池残量を検出する電池残量検出手段を有し、且つ前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、前記電池残量検出手段により検出される電池残量を示す電池残量情報を含むことにより、特に、当該撮像装置の電源電池の消耗状況をユーザに的確に認識させることが可能となる。
本発明の請求項の撮像装置によれば、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置において、前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、当該撮像装置の操作方法を示す操作方法情報を含むことにより、特に、当該撮像装置の適切な操作方法をユーザに的確に認識させることが可能となる。
本発明の請求項の撮像装置によれば、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置において、前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、当該撮像装置の撮像のためのアドバイスを示す撮像アドバイス情報を含むことにより、特に、当該撮像装置の撮像のための適切なアドバイスをユーザに的確に認識させることが可能となる。
本発明の請求項の撮像装置によれば、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置において、前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報が、当該撮像装置の既に撮像した撮像画像数および画像情報の記憶容量の残量に応じた撮像可能画像数の少なくとも一方を示す画像数情報を含むことにより、特に、当該撮像装置の画像格納部の格納状況をユーザに的確に認識させることが可能となる。
本発明の請求項の撮像装置によれば、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置において、前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報の表示情報項目を所望に応じて選択設定するための表示項目選択手段をさらに備えることにより、特に、当該撮像装置に関する表示情報項目を所望に応じてユーザに的確に選択設定させることが可能となる。
本発明の請求項の撮像装置によれば、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置において、前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示経過時間を監視し、所定時間表示した後に前記撮像装置情報を非表示とする表示タイマー手段をさらに備えることにより、特に、当該撮像装置に関する状況をユーザに所定時間だけ的確に効率よく表示認識させることが可能となる。
本発明の請求項10の撮像装置によれば、請求項1〜請求項のいずれか1項の撮像装置において、前記撮像装置の操作状況を監視し、前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示中における前記撮像装置の少なくとも所定の操作に応動して前記撮像装置情報を非表示とする操作監視手段をさらに備えることにより、特に、当該撮像装置に関する状況をユーザに的確にさらに効率よく認識させることが可能となる。
本発明の請求項11の撮像装置によれば、請求項1〜請求項10のいずれか1項の撮像装置において、前記撮像装置が、周囲の音声を電気信号として取り込む音声取得手段と、前記音声取得手段により取り込まれた音声信号からユーザによる所定の音声情報を弁別認識するとともに、前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示中における前記所定の音声情報の認識に応動して前記撮像装置情報を非表示とする音声認識手段とをさらに有することにより、特に、当該撮像装置に関する状況をユーザに的確により一層効率よく認識させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の撮像装置の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルカメラを詳細に説明する。
図1〜図4は、ディジタルカメラの構成を示している。図1は、ディジタルカメラの全体の構成を模式的に示す平面図、図2は、図1のディジタルカメラを被写体側から見た正面図、図3は、図1および図2のディジタルカメラを撮影者側から見た背面図、そして図4は、図1〜図3のディジタルカメラのシステム構成を示すブロック図である。
図1〜図3に示すディジタルカメラ1は、カメラボディ2の被写体に面する正面側に、鏡胴ユニット3、ストロボ発光部4、測距ユニット5、光学ファインダ6およびリモコン(リモートコントロール)受光部7を具備し、カメラボディ2の上面部に、レリーズボタン9、モードダイヤル10およびサブLCD(液晶表示部)11を具備し、カメラボディ2の通常は撮影者に面する背面側には、LCDモニタ13、AF(オートフォーカス)−LED(発光ダイオード)14、ストロボLED15、電源スイッチ16、操作ボタンユニット17およびズームボタン18を具備し、そしてカメラボディ2の一方の側面部にはメモリ装着部22を具備している。
操作部19は、レリーズボタン9、モードダイヤル10、電源スイッチ16、操作ボタンユニット17およびズームボタン18により構成され、記録媒体としてのメモリカード等の外部拡張メモリ21(図1〜図3には示されていない)は、メモリ装着部22に装着格納され、電源電池23(図1〜図3には示されていない)は、図示されていない電池装填部に装填される。
すなわち、ディジタルカメラ1のカメラボディ2の正面側の中央近傍には、被写体撮影光を入射結像させる撮影光学系を備える鏡胴ユニット3が設けられ、鏡胴ユニット3の上方には、被写体に照射すべくストロボ照明光を発光するストロボ発光部4と、オートフォーカス(AF)の際に被写体との距離を測定するための測距ユニット5と、ユーザが目視によって撮影範囲等を確認するための光学ファインダ6とが設けられている。また、光学ファインダ6の下方には、図示されていないリーモートコントローラ(リモコン)からのリモートコントロール用の光信号を受光するリモコン受光部7が設けられている。ディジタルカメラ1のカメラボディ2の上面部には、撮影を指令するためのレリーズボタン9と、撮影モードを切り換えるためのモードダイヤル10と、撮影枚数または撮影可能枚数等を表示するサブLCD11とが設けられている。
また、ディジタルカメラ1のカメラボディ2の背面側には、撮影画像等を表示するLCDモニタ13と、撮影時のAFの合焦/非合焦等のフォーカシング状態を示すAF−LED14と、ストロボの電源コンデンサの充電状態を示すストロボLED15と、電源のオン/オフを切り換えるための電源スイッチ16と、動作指示や各種設定等を外部から行うための操作ボタンユニット17と、ズーミング操作を行うためのズームボタン18とが設けられている。AF−LED14およびストロボLED15は、システムの動作モード等によっては、AFおよびストロボ以外の表示用途、例えば外部拡張メモリ21(図4参照)がアクセス中であることを示す表示などの表示用途にも流用される。なお、レリーズボタン9、モードダイヤル10、電源スイッチ16、操作ボタンユニット17およびズームボタン18を一括して操作部19と総称する。さらに、ディジタルカメラ1のカメラボディ2の側面部にはメモリカード等の外部拡張メモリ21(図4参照)が、取り外し可能に装着される外部拡張メモリ装着部22が設けられている。また、ディジタルカメラ1は、内部に電源電池23(図4参照)が、取り外し可能に装填される電池装填部(図示されていない)を備えている。
図4は、図1〜図3に示したディジタルカメラ1のシステムの概略構成を示している。図4に示すディジタルカメラ1は、図1〜図3に関連して触れた鏡胴ユニット3、ストロボ発光部4、測距ユニット5、リモコン受光部7、サブLCD11、LCDモニタ13、AF−LED14、ストロボLED15、操作部19およびメモリ装着部22を具備している。操作部19は、レリーズボタン9、モードダイヤル10、電源スイッチ16、操作ボタンユニット17およびズームボタン18を含んでいる。記録媒体としてのメモリカード等の外部拡張メモリ21は、外部拡張メモリコネクタを含む外部拡張メモリインタフェース(I/F)であるメモリ装着部22に装着格納され、電源電池23は、図示されていない電池装填部に装填される。さらに、図4に示すディジタルカメラ1は、ズームレンズ30、ズーム駆動モータ31、フォーカスレンズ33、フォーカス駆動モータ34、絞り36、絞りモータ37、メカニカルシャッタ(メカシャッタ)39、メカシャッタモータ40、モータドライバ42、CCD(電荷結合素子)固体撮像素子45、F/E(フロントエンド)−IC(集積回路)46、システムコントローラ50、ROM(リードオンリメモリ)65、RAM(ランダムアクセスメモリ)66、SDRAM(シンクロナスダイナミックRAM)67、内蔵メモリ68、LCDドライバ69、ビデオアンプ(ビデオ増幅器)70、ビデオジャック71、USB(Universal Serial Bus)コネクタ72、シリアルドライバ回路73、RS−232Cコネクタ74、サブCPU(中央処理部)75、ブザー76、サブLCDドライバ77、マイク(マイクロフォン)79、マイクアンプ(マイク増幅器)80、音声記録回路81、スピーカ83、音声再生回路84、オーディオアンプ85、DC−DC(直流−直流)コンバータ86およびストロボ回路91を具備している。
ズームレンズ30およびズーム駆動モータ31は、ズーム光学系32を構成し、フォーカスレンズ33およびフォーカス駆動モータ34は、フォーカス光学系35を構成し、絞り36および絞りモータ37は絞りユニット38を構成し、そしてメカシャッタ39およびメカシャッタモータ40は、メカシャッタユニット41を構成している。F/E−IC46は、CDS(Correlated Double Sampling〜相関二重サンプリング)部47、AGC(Auto Gain Controller〜自動利得制御器)48、A/D(アナログ−ディジタル)変換器49およびTG(Timing Generator〜タイミング発生器)52を有している。システムコントローラ50は、第1のCCD信号処理ブロック51、第2のCCD信号処理ブロック53、CPU(中央処理部)ブロック54、ローカルSRAM(スタティックRAM)55、USBブロック56、シリアルブロック57、JPEG−CODECブロック58、リサイズブロック59、TV(テレビジョン)信号表示ブロック60および外部拡張メモリブロック61を備えている。
すなわち、図4において、鏡胴ユニット3は、被写体の光学画像を取り込む被駆動部材としてのズームレンズ30および該ズームレンズ30を駆動する駆動源モータとしてのズーム駆動モータ31を備えたズーム光学系32と、フォーカスレンズ33およびフォーカス駆動モータ34を備えたフォーカス光学系35と、絞り36および絞りモータ37を備えた絞りユニット38と、メカシャッタ39およびメカシャッタモータ40を備えたメカシャッタユニット41と、これらズーム駆動モータ31、フォーカス駆動モータ34、絞りモータ37およびメカシャッタモータ40等の直流モータを駆動するモータドライバ42とを設けて構成されている。
CCD固体撮像素子45は、鏡胴ユニット3で取り込まれ結像された光学画像情報を電気信号からなるアナログ画像信号に変換する。また、F/E−IC46は、画像ノイズを除去するために相関二重サンプリングを行うCDS部47と、利得調整を行うAGC48と、画像信号のディジタル信号への変換を行うA/D変換器49と、システムコントローラ50の第1のCCD信号処理ブロック51から垂直同期信号(VD信号)および水平同期信号(HD信号)を受けて駆動タイミング信号を生成するTG52とを備えている。
制御手段であるシステムコントローラ50は、CCD固体撮像素子45からF/E−IC46を経由して入力されたディジタル画像データに対するホワイトバランス調整設定やガンマ調整設定を行うとともに上述したようにVD信号およびHD信号を出力する第1のCCD信号処理ブロック51と、フィルタリング処理により輝度データ・色差データへの変換を行う第2のCCD信号処理ブロック53を備えている。さらに、システムコントローラ50は、リモコン受光部7や操作部19から入力される信号に基づき、ROM65に格納された制御プログラムに従って、モータドライバ42やCCD固体撮像素子45等のような当該ディジタルカメラ1の各部の動作を制御するCPUブロック54と、このCPUブロック54の制御に必要なデータ等を一時的に保存するローカルSRAM55と、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器とUSBインタフェースを用いて通信するためのUSBブロック56と、PC等の外部機器とシリアル通信を行うためのシリアルブロック57と、JPEG方式による圧縮・伸張を行うJPEG−CODECブロック58と、画像データのサイズを補間処理により拡大/縮小するリサイズブロック59と、画像データをLCDモニタ13やTV等の外部表示機器に表示するためのビデオ信号を生成するTV信号表示ブロック60と、撮影された画像データを記録するメモリカード等の外部拡張メモリ21の制御を行う外部拡張メモリブロック61とを備えている。
なお、ROM65には、CPUブロック54において解読し且つ実行することが可能なコードで記述された制御プログラムや該CPUブロック54の制御に必要なデータ等が格納される。
操作部19の電源スイッチ16が操作されて、ディジタルカメラ1の電源がオン状態になると、ROM65に格納された制御プログラムが、図示されていないメインメモリにロードされ、CPUブロック54はその制御プログラムに従ってディジタルカメラ1の各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータを一時的にRAM66およびローカルSRAM55に保存する。なお、ここで説明する実施の形態では、ROM65には書き換え可能なフラッシュROMを用いている。フラッシュROMのように書き換え可能な不揮発性メモリを使用することで、制御プログラムや制御に必要なパラメータ等を変更することが可能となり、機能のバージョンアップ等を容易に行うことができる。
SDRAM67は、システムコントローラ50によって各種の処理が施される際にその過程および結果における画像データを一時的に保存する。保存される画像データは、例えば、CCD固体撮像素子45からF/E−IC46を経由して取り込まれ第1のCCD信号処理ブロック51でホワイトバランス設定およびガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」、第2のCCD信号処理ブロック53で輝度データ・色差データへの変換が行われた状態の「YUV画像データ」およびJPEG−CODECブロック58でJPEG圧縮等が行われた状態の「JPEG画像データ」等である。また、内蔵メモリ68は、例えばメモリ装着部22にメモリカード等の外部拡張メモリ21が装着されていない場合等に、撮影した画像データを記憶するために設けられており、外部拡張メモリ21が装着されていない場合にも、撮影した画像データを、この内蔵メモリ68によって記憶することができるようになっている。
LCDドライバ69は、LCDモニタ13を駆動するとともに、TV信号表示ブロック60から出力されたビデオ信号をLCDモニタ13に表示するための信号に変換する。このようにすることによって、LCDモニタ13では、ユーザが撮影前に被写体の状態を監視したり、撮影した画像を確認したり、外部拡張メモリ21や内蔵メモリ68に記録された画像データを見て確認したり鑑賞したりすることができる。
ビデオアンプ70は、TV信号表示ブロック60から出力されたビデオ信号を、例えばインピーダンス75Ωのビデオ信号にインピーダンス変換するアンプであり、ビデオジャック71は、ビデオ信号を表示し得るTV等の外部表示機器に接続するためのジャックである。USBコネクタ72は、PC等の外部機器との間でUSBによる通信を行うために、そのような外部機器にUSB接続するためのコネクタである。シリアルドライバ回路73はPC等の外部機器との間でシリアル通信を行うためにシリアルブロック57の出力信号電圧を変換する回路であり、RS−232Cコネクタ74は、PC等の外部機器とシリアル接続を行うためのコネクタである。
サブCPU75は、例えばROMやRAM等を含んでワンチップに内蔵したマイクロプロセッサ等からなるCPUであり、リモコン受光部7や操作部19からの出力信号をユーザの操作情報としてCPUブロック54に出力するとともに、このCPUブロック54から出力されたディジタルカメラ1の状態に応じた制御情報をサブLCD11、AF−LED14、ストロボLED15およびブザー76等に対する制御信号に変換して出力する。LCDドライバ77は、サブCPU75からの出力信号に基づいてサブLCD11を駆動するドライブ回路である。
音声記録ユニットは、ユーザが音声信号を入力するマイク79と、入力された音声信号を増幅するマイクアンプ80と、増幅された音声信号を記録する音声記録回路81とを備えている。また、音声再生ユニットは、記録された音声信号をスピーカ83から出力するための信号に変換する音声再生回路84と、変換された音声信号を増幅してスピーカ83を駆動するためのオーディオアンプ85と、増幅された音声信号を音響出力するスピーカ83とを備えている。
上述のように構成された本発明に係るディジタルカメラ1の各種操作タイミングにおける具体的な動作を、操作タイミング毎の実施の形態として説明する。
〔第1の実施の形態(起動時)〕
〈起動シーケンス〉
まず、ディジタルカメラ1の一般的な起動シーケンスについて説明する。ユーザがカメラ操作部19の電源スイッチ16をオンとすると、サブCPU75は、それを検知してDC/DCコンバータ86に対して信号を出力する(この信号系については、図4には明示していない)。DC/DCコンバータ86は、その信号で起動し、電源電池23からシステムの各部が必要とする電源出力を生成する。DC/DCコンバータ86で各種電源出力が生成された後、サブCPU75はシステムコントローラ50に対してリセット信号を出力する。リセット信号でシステムコントローラ50は、システムをリセットし起動を開始する。起動開始後、システムコントローラ50は、ROM65に格納されている制御プログラムを実行することによって、カメラとして動作するが、ROM65からの実行は処理速度が遅くなることがあるため、通常は、ROM65に格納された制御プログラムを一旦SDRAM67へ転送して展開する。このSDRAM67への転送時間は、制御プログラムの容量に依存し、起動シーケンスにおける大きなウエイトを占める。制御プログラムの転送には、一般的にDMA(Direct Memory Access)転送が用いられており、DMA転送はシステムコントローラ50のCPUブロック54等のCPUが介在することなく、メモリ間で直接データを転送し、転送が終了すると割り込みを発生するため、プログラム転送中には他の処理を並行して処理することが可能である。制御プログラムのSDRAM67への展開後は、SDRAM67上でプログラムを実行してカメラとして動作する。
〈起動ロゴ表示シーケンス〉
次に、本発明に係る起動ロゴ表示シーケンスについて説明する。なお、本発明に係る情報表示は、厳密にはロゴ表示とは言い難いが、実質的に従来のロゴ表示を発展させたものと考えられるので、説明の便宜上「ロゴ表示」と称することにする。制御プログラムを格納するROM65に格納される制御プログラムには、予め「ロゴ表示プログラム」と「本体プログラム」の2つのプログラムが含まれている。ロゴ表示プログラムには、システムコントローラの初期化、カメラ情報取得、起動ロゴ表示プログラムおよび本体プログラムのSDRAM67への転送などの処理が含まれており、本体プログラムには、撮影および再生などカメラの通常動作に必要な処理が含まれているものとする。
以下、図5を参照して起動ロゴ表示シーケンスを含む起動シーケンスについて説明する。まず、システムコントローラ50が起動することにより、ROM65に格納されているロゴ表示プログラムP11を実行する。ロゴ表示プログラムP11では、最初にシステムの初期化を行い(ステップS11)、ロゴ表示プログラムをROM65からSDRAM67へ展開する(ステップS12)。ロゴ表示プログラムP11は、SDRAM67への転送時間を最小限にするためにできるだけサイズを小さくすることが望ましい。SDRAM67へのロゴ表示プログラムP11の展開が終了したら、ROM65からSDRAM67へ実行を移す。次に、本体プログラムP12をROM65からSDRAM67へ展開するためにDMA設定を行い、DMA転送を開始する(ステップS13)。本体プログラムP12の転送期間中に、本発明に従った起動ロゴ表示シーケンスを実行する。
起動ロゴ表示シーケンスでは、最初に、起動時に情報表示しようとする所要のカメラ情報の取得処理を行う(ステップS14)。そして、取得されたカメラ情報をロゴ表示としてLCDモニタ13またはサブLCD11に表示する(ステップS15)。
以上により、ロゴ表示プログラムP11は終了するが、LCDモニタ13またはサブLCD11におけるロゴ表示自体は、後述するようなロゴ表示終了トリガに応答して終了し、本体プログラムP12の実行による通常のカメラ動作に移行する。本体プラグラムP12の実行は、電源オフ等によって終了する。
ステップS14で取得し、ステップS15で表示に供するカメラ情報には、様々なものがあるが、以下、起動時の表示内容を、カメラ設定情報、カメラの撮影モード、電池残量、カメラ操作方法および撮影アドバイスとしてカメラ情報の取得方法について説明する。
〈起動ロゴ表示内容〉
・カメラの設定情報の取得
画像記録サイズ、ストロボのオン/オフ、画質設定およびオートパワーオフの設定などのカメラ設定情報は、制御プログラムと同様にフラッシュROMからなるROM65内に記録されており、設定内容に変更があった場合には、RAM66に設定を保持しておいて、電源オフ時などに変更部分をROM(フラッシュROM)65に上書きすることによって設定を更新する。起動ロゴ表示シーケンスにおいて、カメラ設定情報は、ROM65のカメラ設定情報が格納された所定の領域を読み出すことによって取得する。
・カメラの撮影モードの取得
ディジタルカメラ1には、静止画撮影モード、動画撮影モード、音声録音モード、再生モードおよび通信モード等の様々なモードが存在する。さらに、省電力化のために消費電力が大きいLCDモニタ13等の画像表示部を非表示とする節電モードなどもある。このようなモードが設定されていて、それにユーザーが気付かないと、カメラを起動させてもLCDモニタ13のLCDパネルが点灯しないため、電源電池23の残量がなくなったか、あるいはディジタルカメラ1自体が故障したかなどという間違った解釈をユーザに与えてしてしまう。また、節電のために、ストロボ充電中にはLCDモニタ13を非表示とするようなタイプのカメラの場合、起動後すぐにストロボ充電に入ると、LCDモニタ13の表示が消えてしまうために、同様に故障したのではないかと誤解してしまう。このようなことから、起動時に撮影モードの情報を表示させることが望ましい。
撮影モードの選択には、図1〜図3のように機械的な操作によるモードダイヤル10を回してモードを設定するものもあれば、画像表示部に表示されるOSD(On Screen Display)における選択操作により設定する電子ダイヤルのものもある。これらの撮影モード情報が保存されているのは、RAM66領域であったり、ROM65領域であったりする。起動ロゴ表示シーケンスにおいて、カメラの撮影モード情報は、RAM66あるいはROM65から情報を読み出すことによって取得する。
・電池残量情報の取得
電池残量は、電池電圧で判断するのが一般的である。カメラ動作時においても電池電圧は常にモニタリングされており、電池残量に応じて電池残量記号を変化させるようにしている。具体例を示すと、図6は電池の放電特性であり、縦軸は電池電圧、横軸は電力供給時間、すなわち機器の駆動時間、である。図7は、ディジタルカメラ等に用いられる電池残量表示記号の一例を示すものである。図6において、電池電圧に対して閾値V1、V2、V3およびV4を設定する。但し、V1>V2>V3>V4である。そして、それぞれの閾値に対応した期間を、図示のようにT1、T2、T3、T4およびT5とする。また、電池電圧をA/D変換した電圧値をVeとし、CPUブロック54などで電圧値Veと閾値V1〜V4との比較結果から、T1期間(Ve>V1)においては、図7の(a)のように、電池がほとんど消耗しておらず、充分な残量がある状態を示す記号をLCDモニタ13またはサブLCD11に表示する。次のT2期間(V2<Ve<V1)では、図7の(b)のように、電池の残量が若干減った状態を示す記号を、また、T3期間(V3<Ve<V2)では、図7の(c)のように電池残量がさらに減った状態を示す記号を、さらにまた、T4期間(V4<Ve<V3)では、図7の(d)のように電池残量がわずかであることを示す記号を、それぞれLCDモニタ13またはサブLCD11に表示する。そして、T5期間(Ve<V4)では、図7の(e)のように、電池残量がなく、電源電池が使用不能である状態を示す記号を表示して、電源電池を交換または充電すべき状態であることをユーザに知らせ、機器が正常終了できるようにシステムの終了処理を行う。
なお、この実施の形態においては、サブCPU75が、電池電圧をアナログデータからディジタルデータに変換させるA/D変換機能を備えているものとする。サブCPU75で電池電圧をA/D変換でアナログ値からディジタル値へ変換し、逐次、サブCPU75の内部RAMに保存する。この内部RAMに保存された値をシステムコントローラ50が参照し、電池残量がどの程度であるかを判断し、それを電池残量情報として取得する。
・カメラ操作方法/撮影アドバイス情報の取得
カメラには様々な機能が存在し、それらの機能を全て完全に使いこなすことは難しい。そこで、カメラに搭載された機能を使用するための操作方法や撮影時に役立つ情報などを起動時に紹介することは、ユーザにとって有益である。例えば、カメラの操作方法としては、「レリーズボタンを半押しすることで、フォーカスを合わせます」、撮影アドバイスとしては、「暗い場所での撮影は、手ぶれがおきやすいので、カメラをしっかり固定しましょう」などのような適宜個数のメッセージをROM領域に準備しておき、その領域を読み出すことによって情報を取得する。メッセージは、起動の度に表示内容をランダムに選択するようにしてもよいし、電源が投入された回数や、カメラを購入してからのトータル使用時間、あるいはトータル撮影枚数などをカウントし、カメラが使い込まれていく頻度に応じて表示内容を、漸次より高度な内容に変更するようにしてもよい。
〈起動ロゴ表示手段および表示方法〉
画像表示部には、現在は、LCDを用いたものが主流であるが、有機ELなどを用いたカメラも出始めており、今後さらに低消費電力のデバイスが登場すると考えられる。この実施の形態では、画像表示部にLCDを用いたLCDモニタ13を例として説明するが、本発明は、画像表示部にLCDモニタ13を用いたものに限定されるものではない。
LCDの起動シーケンスについて説明する。DC/DCコンバータ86によって各種電源出力が立ち上がると、LCDモニタ13に対して電力が供給される。システムコントローラ50からLCDの設定値などの制御信号が送られ、また、ROM65等に格納された表示データがLCDモニタ13に送られるとLCDモニタ13は表示を開始する。よって、LCDモニタ13を表示手段として用いる場合、ロゴ表示プログラムP11内にLCDモニタ13への制御信号および表示データの送信処理が含まれる必要がある。
・起動ロゴ表示方法
次に、起動ロゴの表示方法について説明する。起動ロゴの表示態様は、図柄を1つだけ画面中央に表示してもよいし、複数個の図柄を表示してもよい。また、複数個の図柄を表示する場合には、注目する幾つかの図柄の色を変えたり、図柄の大きさを変えたりしてもよい。複数個表示する場合には、ユーザが表示する内容を予め選択できるようにしておいて、選択したものについてのみ表示するようにしてもよい。このように選択をする場合の選択方法としては、起動ロゴ表示選択モードを用意し、予め選択肢を準備しておき、ユーザは、カメラ操作部19等を用いて表示したい内容の選択操作を行うようにするとよい。
具体例を幾つか挙げて説明すると、図8の(a)は、図柄を1つだけ表示する場合の例であり、電池残量だけを表示した状態を示している。このような表示態様では、起動したときに、表示される情報が1つだけであるので、ユーザはこの情報を確実に認識することができる。次に、図8の(b)は、複数個の図柄を表示する場合の例である。図8の(b)においては、電池残量、ストロボ設定、撮影モードおよびホワイトバランスの情報を表示している。この場合、表示される情報が複数個あるので、ユーザーは起動時に、カメラに係る情報を詳細に且つ効果的に得ることができる。
また、表示項目を所望に応じて選べるように、つまり複数の表示項目のうちの1つを選択的に設定して図8の(a)のように表示したり、複数の表示項目のうちの複数個を選択的に設定して図8の(b)のように表示したりすることができるようにした場合には、例えば表示項目選択モードを用意して、図9に示すように予め選択肢を準備した表示項目選択画面を表示させ、表示させたい項目をカメラ操作部19等で選択することによって、ユーザ独自の表示を実現することができ、ひいてはカメラへの愛着も湧いてくる。また、カメラが、節電モード等のように、カメラの一部の機能を停止させる特定のモードを持つことがある。このような節電モード等の特定のモードにおいて、起動時のロゴ表示機能を停止させる場合においては、ユーザーに不安を与えないためにも、図8の(c)のように、起動時に特殊なモードであることを知らせるために表示することが望ましい。
なお、カメラの操作方法の表示は、例えば、図10に示すように「レリーズボタンを半押しすることで、フォーカスを合わせます」などとメッセージを表示し、撮影アドバイスの表示は、図11に示すように、「暗い場所での撮影は、手ぶれがおきやすいので、カメラをしっかり固定しましょう」などとメッセージを表示するだけでよいが、必要に応じて図解表示などを行えばさらにわかり易くなる。
・表示内容設定方法
図9に示したように複数の表示項目から所望の表示内容を選択設定する方法について、図12を参照して説明する。カメラ1には、動作モードの一つとしてロゴの表示内容を選択するロゴ表示選択モードを用意しておく。ロゴ表示の選択に際しては、まず、カメラ操作部19などを用いてカメラ1のモードをロゴ選択モードにする(ステップS21)。
ロゴ選択モードに入ると、表示項目の選択を行う(ステップS22)。表示項目の選択では、例えば図9のように複数の表示内容の選択肢を画像表示部に表示し、ユーザは、選択項目からカメラ操作部19のテンキーなどを用いて選択する。選択されたものに関しては、表示色を変えたり、選択項目の表示を反転させたりして(図9では、斜線を施して示している)、その項目が選択されたことがわかるように表示する。表示項目の選択が終了したら、表示項目を決定する(ステップS23)。表示項目の決定は、予め決められたボタンが押されたときなどとすればよい。表示項目が決定したら、設定をフラッシュROM65等に保存する(ステップS24)。
保存方法としては、例えば、電池残量を0、ストロボを1および画像サイズを2というようにテーブル番号をつけ、各テーブル番号に対して1が書き込まれると表示選択、0が書き込まれると非表示選択とするなどすればよい。そして、表示項目の選択が終了したら、予め決められたボタンなどを押してロゴ表示選択モードを終了する(ステップS25)。
これらは、本発明に従った例のごく一部であり、本発明は、これらに限定されるものではないことはもちろんである。
〈ロゴ表示消去方法〉
次に、ロゴ表示の終了方法について3つの例を挙げて説明する。
・一定時間経過で終了
ロゴが表示されると、システムコントローラ50のCPUブロック54等のCPU内部のタイマーをスタートさせて表示時間を計測し、予め決められた一定の時間が経過したら、ロゴ表示を自動的に消去して、例えばモニタリング等のような通常の撮影シーケンスに移行するようにしてもよい。なお、表示時間の時間設定は、ユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
すなわち、図13に示すように、カメラが起動すると(ステップS31)、タイマーをスタートして(ステップS32)、ロゴ表示を開始させる(ステップS33)。所定時間の経過を待って(ステップS34)、ロゴ表示をオフとして(ステップS35)、処理を終了する。
・任意のボタン操作で終了
ロゴ表示がなされている時に、ユーザが、任意の操作ボタン、例えばレリーズボタン等、を押下するとロゴ表示を終了させるようにしてもよい。ロゴ表示終了後は、通常の撮影シーケンス(モニタリング等)に移行する。このようにすることにより、ユーザは表示内容を確認してから、表示を終了させるようにすることができる。
すなわち、図14に示すように、カメラが起動すると(ステップS41)、ロゴ表示を開始する(ステップS42)。任意のボタンの押下を待って(ステップS43)、ロゴ表示をオフとして(ステップS44)、処理を終了する。
・音声認識により終了
カメラ1にマイク79等による音声取得機能と、取得した音声を認識する音声認識機能を持たせる。そして、予め、「消えろ」等のような特定の音声を設定しておき、その単語が発音されたときに、カメラ1側でそれを音声認識してロゴ表示を終了するようにしてもよい。ロゴ消去後は、通常の撮影シーケンス(モニタリングなど)に移行する。
すなわち、図15に示すように、カメラが起動すると(ステップS51)、ロゴ表示を開始させる(ステップS52)。音声取得機能および音声認識機能等の音声回路を起動し(ステップS53)、予め登録された該当する音声が認識されると(ステップS54)、ロゴ表示をオフとして(ステップS55)、処理を終了する。
〈ロゴ表示を行うか否かの選択〉
上述した起動ロゴの表示は、当該カメラの操作にあまり習熟していない場合や初心者の場合には非常に有効であるが、カメラの撮影等に熟達したユーザにとっては、起動時のロゴ表示は、不要であったり、煩わしかったりする場合もあると考えられる。このような場合を考慮して、起動時ロゴ表示機能の有効/無効を設定可能としてもよい。この設定は、撮影条件等の設定とほぼ同様にして行うようにすればよい。
次に、図16を参照して、ロゴ表示を行うか否かの判定処理について説明する。フラッシュROM65内には、ロゴ表示を行うかどうかのフラグ設定領域を設けて、そこに起動時にロゴ表示を行う場合には1を、表示を行わないときには0をそれぞれ予め書き込んでおく。操作部19の電源スイッチ16のオン操作によってカメラ1が起動すると(ステップS61)、まず、フラッシュROM内からロゴ表示を行うか否かを示すフラグを読込む。そして、フラグ内容を調べて(ステップS62)、フラグが1のときには表示内容項目 を読み込み(ステップS63)、さらに表示方法を読み込み(ステップS64)、カメラ情報を取得してロゴ表示処理を行って(ステップS65)、処理を終了する。ロゴ表示を行うか否かを示すフラグが、0の場合にはロゴ表示を行わないので、表示項目および表示方法を読み込むことなく、ロゴ表示処理も行わずに、直ちに処理を終了する。
ステップS63の表示内容の読込みにあたっては、先に述べたようなロゴ表示選択モードで設定した表示項目をフラッシュROM65から読込み、表示方法の読込みでは、どの位置にどの内容を表示するかといったレイアウト情報や背景画像、さらに複数個のカメラ情報を表示するときには、注目するカメラ情報を大きくするなどの設定をフラッシュROM65に予め保存しておき、それらの設定を読込む。なお、これらの表示方法の設定は、先に説明したロゴ表示選択モード内で表示項目と同様にして行えるようにすればよい。
〔第2の実施の形態(電源オフ時)〕
次に、第2の実施の形態として電源オフ時のロゴ表示について説明する。
〈電源オフシーケンス〉
まず、ディジタルカメラ1の一般的な電源オフシーケンスについて説明する。電源スイッチ16が、オフとされたり、電源電池23が消耗し、残量がなくなると、通常シーケンスから電源オフシーケンスに移行する。電源オフシーケンスは、沈胴式の鏡胴ユニット3の場合、鏡胴を収納し、LCD11および13を非表示とし、カメラ設定情報の保存などを行ったあとで、サブCPU75からDC/DCコンバータ86に対して、電源オフ信号を供給する。DC/DCコンバータ86は、システムの必要とする電源を生成しているが、サブCPU75の信号に従って、所定の順序で電源をオフとすることで、周辺回路を停止させ、最後にシステムコントローラ50を停止させる。サブCPU75は、電源オフ後も作動し続けており、次に電源スイッチ16が操作されるタイミングを監視している。
〈電源オフロゴ表示シーケンス〉
図17を参照して、電源オフロゴ表示シーケンスについて説明する。電源スイッチ16の操作や、電源電池23の出力低下により、電源オフを示す電源オフトリガが発生すると、カメラ1は鏡胴の収納を開始する(ステップS71)。鏡胴収納動作期間中に、ロゴ表示プログラムP60に移り、カメラ情報取得(ステップS72)、ロゴ表示(ステップS73)の処理を行う。取得するカメラ情報は、例えば、電源オンからの撮影枚数、電源オン時間、ストロボ発光回数、電池残量および記録媒体の残量に基づく撮影可能枚数など、電源オフ時に知ることによって今回のカメラの使用方法がどうであったか、次の使用にどのように備えたらよいかなどを検討することができるものが好ましい。すなわち、起動ロゴ表示と同様にしてカメラ設定情報および電池残量に加え、電源オン時間、ストロボ発光回数、静止画撮影枚数、動画撮影枚数、静止画撮影可能枚数(残容量)および動画撮影可能枚数(残容量)など、電源をオンしてから行った動作に関連する情報を取得して表示する。そして、ロゴ表示処理が終了すると、ロゴ表示処理終了トリガに応答して、LCD等をオフとし(ステップS74)、電源をオフとして(ステップS75)、処理を終了する。
電源オン時間は、カメラの電源を投入してから、カメラの電源が切られるまでの時間であり、システムコントローラ50あるいはサブCPU75にタイマー機能をもっていて、電源オンと同時にタイマーをスタートさせ、電源オフの信号が発生したときに、計測を終了し電源オン時間として情報を取得する。ストロボ発光回数、撮影枚数などは、撮影シーケンスの中で、その動作が行われたときに回数をカウントし、電源オフ時にそれぞれのデータを取得する。また、フォーカス回数、ズーム回数などもカウントして終了ロゴ時に表示すると、撮影動作の状況がよくわかる。さらに、撮影枚数と電源オン時間から、1枚の撮影に要した時間を算出すると、どの程度構図決定や撮影動作に時間をかけているかを認識することもできる。
〈終了ロゴ表示方法〉
図18は、電源オフロゴ表示の一例を示しており、電源オン時間、撮影枚数および撮影平均時間が表示されている。電源オフロゴの表示は、例えば鏡胴が収納される間継続し、表示の消灯は、従来の電源オフによるLCD消灯タイミングでもよいし、第1の実施形態と同様に、一定期間経過したら消灯したり、レリーズボタンなど任意のボタンが押されると消灯したり、音声認識によって特定の音声が発せられると消灯したりするようにしてもよい。
〔第3の実施の形態(電池交換時)〕
次に、第3の実施の形態として電池交換時のロゴ表示について説明する。
〈電池交換シーケンス〉
カメラ1に電源電池23を取り付けた時に電池の残量がどの程度であるかを知りたいことは多い。電池交換時に新品電池に交換した時は良いが、使いかけの電池を取り付けた時に電池残量がどの程度であるかを見ることができると便利である。しかし、実際はカメラの電源をオンとしてカメラ1を起動させないと電池残量を確認することができない。
〈電池交換時ロゴ表示シーケンス〉
そこで、電源交換時のロゴ表示シーケンスについて説明すると、カメラ1に電源電池23が取り付けられると、サブCPU75が起動する。サブCPU75は、起動後、DC/DCコンバータ86に対して信号を出力する。DC/DCコンバータ86は、その信号で起動し、電池23からロゴ表示に必要なシステムの電源を生成する。ここで、ロゴ表示に必要なシステムとは、例えばシステムコントローラ50、LCDモニタ13、LCDドライバ69、ROM65およびSDRAM67等である。各種電源が立ち上がった後で、サブCPU75は、システムコントローラ50に対してリセット信号を与える。システムコントローラ50は、リセット信号でシステムをリセットし起動を開始する。システムコントローラ50は、起動後ROM65に格納されている制御プログラムを読み出して実行する。なお、制御プログラムは、ロゴ表示プログラム(P80)と、本体プログラムの2つに分割して格納しておき、ロゴ表示プログラム(P80)内には、システムコントローラ50の初期化およびカメラ情報取得等のためのプログラムが含まれ、また本体プログラムには、撮影および再生等のようなカメラの通常動作に必要な処理のプログラムが含まれているものとする。
次に、図19を参照して電池交換時のロゴ表示シーケンスを説明する。電池交換がされたときのサブCPU75のオンなどのような電池交換トリガによって、先に述べたように各種電源が立ち上がり、システムコントローラ50が起動すると、システムコントローラ50は、ROM65内のロゴ表示プログラムを実行する。ロゴ表示プログラムでは、システムの初期化(ステップS81)およびカメラ情報の取得(ステップS82)を行った後に、LCDモニタ13にロゴ表示をする(ステップS83)。そして、ロゴ表示終了トリガによって、電源をオフとする(ステップS84)。電池交換時に取得するカメラ情報としては、先に述べたカメラ設定情報等に加え、電池残量、記録媒体の撮影可能枚数および保存されている画像枚数などような撮影を行うのに必要なリソース情報が好ましい。電池残量情報については、先に述べた第1の実施の形態の場合と同様である。画像記録枚数は、記録媒体である内蔵メモリ68やメモリカードのような外部拡張メモリ21にアクセスして、ファイルヘッダなどをカウントして情報を取得することができる。また、撮影可能枚数は、記録媒体の未使用領域と撮影画像サイズから算出して情報を取得することができる。
〈電池交換ロゴ表示内容〉
図20は、電池交換ロゴ表示の一例である。記録媒体の容量、使用領域、保存されている画像枚数および電池残量等を表示している。
電池の残量が少ない場合や、撮影可能枚数が少ない場合には、ユーザーがそのことを認識できるように、その部分のOSDを、点滅させたり、表示色を変化させたりするなどして、ユーザーが認識し易いようにしてもよい。ロゴの表示手段およびロゴの消去方法については、先に述べた各実施の形態と同様である。
このように、例えば、起動時に、カメラ等の撮像装置の設定状態、撮影モードおよび電池残量等のような撮像装置情報の少なくともいずれかを表示することにより、ユーザは当該撮像装置の状態を的確に把握および確認することができ、起動後速やかに適切な撮影を行うことができ、設定ミス等も低減することができる。
あるいは、例えば、電源オフ時に、電源オン時間、撮影枚数、さらには電源電池残量および撮影可能枚数(メモリ残量)等のような撮像装置情報の少なくとも一部を表示することにより、直前のカメラ等の使用状況や以後の使用に対する電源電池やメモリカード等の画像記録媒体の余裕等の状況を知ることが可能となり、電源電池や画像記録媒体の交換時期を的確に判断することが可能となる。さらに、例えば、電池交換時に、電池残量および撮影可能枚数等のような撮像装置情報の少なくとも一部を表示することにより、使用済み等の電池残量が少ない電池を入れてしまったり、メモリカード等の画像記録媒体の撮影可能枚数が少なくなっていても、電池交換を行うだけで、それらを確認することができる。さらに、例えば、省電力モード等のように画像表示部が非表示となるモードに自動的に変更された際にも、その撮影モード等のような撮像装置情報の少なくとも一部が表示されることにより、ユーザが、故障の発生と誤認するおそれもなくなる。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルカメラの構成を模式的に示す平面図である。 図1のディジタルカメラを被写体側から見た正面図である。 図1のディジタルカメラを通常の撮影者側から見た背面図である。 図1のディジタルカメラの電子的なシステム構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るディジタルカメラの起動時のロゴ表示シーケンスを含む起動シーケンスの一例を模式的に示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る電池電圧の電力供給時間経過に対する電池電圧特性を示す特性図である。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る電池残量表示の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る表示ロゴの表示形態の3種の例を示す図である。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る表示ロゴの表示項目の選択画面の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係るカメラ操作方法情報の表示の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る撮影アドバイス情報の表示の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る表示ロゴの表示内容の選択設定方法の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る表示ロゴを一定時間で表示終了させる処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る表示ロゴを任意のボタン操作により表示終了させる処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る表示ロゴを音声指令で表示終了させる処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るディジタルカメラに係る表示ロゴの表示/非表示の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るディジタルカメラの電源オフ時のロゴ表示シーケンスを含む動作シーケンスの一例を模式的に示すフローチャートである。 図17のディジタルカメラに係る表示ロゴの表示形態の例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るディジタルカメラの電池交換時のロゴ表示シーケンスを含む動作シーケンスの一例を模式的に示すフローチャートである。 図19のディジタルカメラに係る表示ロゴの表示形態の例を示す図である。
符号の説明
1 ディジタルカメラ
2 カメラボディ
3 鏡胴ユニット
4 ストロボ発光部
5 測距ユニット
6 光学ファインダ
7 リモコン(リモートコントロール)受光部
9 レリーズボタン
10 モードダイヤル
11 サブLCD(液晶表示部)
13 LCDモニタ
14 AF(オートフォーカス)−LED(発光ダイオード)
15 ストロボLED
16 電源スイッチ
17 操作ボタンユニット
18 ズームボタン
19 操作部
21 外部拡張メモリ
22 メモリ装着部
23 電源電池
30 ズームレンズ
31 ズーム駆動モータ
32 ズーム光学系
33 フォーカスレンズ
34 フォーカス駆動モータ
35 フォーカス光学系
36 絞り
37 絞りモータ
38 絞りユニット
39 メカニカルシャッタ(メカシャッタ)
40 メカシャッタモータ
41 メカシャッタユニット
42 モータドライバ
45 CCD(電荷結合素子)固体撮像素子
46 F/E(フロントエンド)−IC(集積回路)
47 CDS(相関二重サンプリング)部
48 AGC(自動利得制御器)
49 A/D(アナログ−ディジタル)変換器
50 システムコントローラ
51 第1のCCD信号処理ブロック
52 TG(Timing Generator〜タイミング発生器)
53 第2のCCD信号処理ブロック
54 CPU(中央処理部)ブロック
55 ローカルSRAM(スタティックRAM)
56 USBブロック
57 シリアルブロック
58 JPEG−CODECブロック
59 リサイズブロック
60 TV(テレビジョン)信号表示ブロック
61 外部拡張メモリブロック
65 ROM(リードオンリメモリ)
66 RAM(ランダムアクセスメモリ)
67 SDRAM(シンクロナスダイナミックRAM)
68 内蔵メモリ
69 LCDドライバ
70 ビデオアンプ(ビデオ増幅器)
71 ビデオジャック
72 USB(Universal Serial Bus)コネクタ
73 シリアルドライバ回路
74 RS−232Cコネクタ
75 サブCPU(中央処理部)
76 ブザー
77 サブLCDドライバ
79 マイク(マイクロフォン)
80 マイクアンプ(マイク増幅器)
81 音声記録回路
83 スピーカ
84 音声再生回路
85 オーディオアンプ
86 DC−DC(直流−直流)コンバータ
91 ストロボ回路91

Claims (11)

  1. 被写体像を撮像するための撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像を表示するための画像表示手段と、
    駆動電力を電源電池から当該撮像装置の各部に供給するための電池電源手段と
    を具備する撮像装置において、
    前記電池電源手段における電源電池交換時に、前記画像表示手段に該撮像装置情報を表示させる情報表示手段を
    さらに備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体像を撮像するための撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像を表示するための画像表示手段と、
    撮像動作モードを切替えるためのモード切替手段と
    を具備する撮像装置において、
    前記モード切替手段による撮像動作モードの切替え時に、前記画像表示手段に該撮像装置情報を表示させる情報表示手段を
    さらに備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報は、記録画像サイズおよび撮像動作モードの少なくともいずれかを含む当該撮像装置の設定情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置は、駆動電力を電源電池から当該撮像装置の各部に供給するための電池電源手段および前記電池電源手段における前記電源電池の電池残量を検出する電池残量検出手段を有し、且つ
    前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報は、前記電池残量検出手段により検出される電池残量を示す電池残量情報を含むことを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報は、当該撮像装置の操作方法を示す操作方法情報を含むことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報は、当該撮像装置の撮像のためのアドバイスを示す撮像アドバイス情報を含むことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報は、当該撮像装置の既に撮像した撮像画像数および画像情報の記憶容量の残量に応じた撮像可能画像数の少なくとも一方を示す画像数情報を含むことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記画像表示手段に表示させる前記撮像装置情報の表示情報項目を所望に応じて選択設定するための表示項目選択手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示経過時間を監視し、所定時間表示した後に前記撮像装置情報を非表示とする表示タイマ手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置の操作状況を監視し、前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示中における前記撮像装置の少なくとも所定の操作に応動して前記撮像装置情報を非表示とする操作監視手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像装置は、
    周囲の音声を電気信号として取り込む音声取得手段と、
    前記音声取得手段により取り込まれた音声信号からユーザによる所定の音声情報を弁別認識するとともに、前記撮像装置情報の前記画像表示手段への表示中における前記所定の音声情報の認識に応動して前記撮像装置情報を非表示とする音声認識手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の撮像装置。
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