JP4307125B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ遊技機の側方に隣接配置される台間球貸し機から延びる払出ノズルからパチンコ遊技機の上皿に貸球を払出す際に発生し易い落下時の騒音や貸球の弾け飛びを防止することができるパチンコ遊技機に関する。更に、本発明は、遊技盤を覆う透明板を包囲する膨出形状の透明板保持枠を備えたパチンコ遊技機において、払出ノズルを透明板保持枠の膨出部によって妨げられることなく上皿直上の最適位置にセットすることができるパチンコ遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機をホールに設置する場合には、遊技機の左右側方に台間球貸し機が近接配置されることが多く、球貸し機から延びる払出ノズルを隣接する遊技機の上皿(通常、透明板保持枠の下方に位置する)の直上に延ばしておき、貸球を上皿内に払い出すように構成している。払出ノズルは、隣接する遊技機の透明板保持枠を開放する際に障害とならないように水平方向へ退避可能に構成されている(例えば、特開2001−38034公報、特開2002−224371公報)。
図8は従来のパチンコ遊技機の構成を示す正面図であり、このパチンコ遊技機100の側部には球貸し機110が隣接配置されている。遊技機100の遊技盤101の前面には盤面部品を保護するためのガラス板等の透明板102の外周を保持した透明板保持枠103が外枠104に対してヒンジ105により開閉自在に軸支されている。透明板保持枠103の直下には上皿106が配置されている。球貸し機110には払出ノズル111が水平方向に回動自在に支持されている。この球貸し機110は、透明板102と透明板保持枠103との間の段差が少ないタイプのパチンコ遊技機を想定して製作されており、払出ノズル111を遊技機側に水平に回動させて透明板面と略平行な姿勢にセットすれば、そのままノズル先端が上皿106の直上に位置決めされる構成となっている。
また、上皿106の下方には上皿からオーバーフローした遊技球やファウル球を受け入れる下皿107が配置されているが、遊技盤の遊技領域を広く確保する為に下皿をなくしたタイプの遊技機も出回っており、この場合には上皿の位置が従来下皿があった位置付近にまで下降するため、払出ノズルの払出口と上皿との間の距離が増大し、払い出された貸球の落差の増大によって騒音が発生したり、上皿内で弾んだ貸球が上皿外に飛び出す等の不具合が発生し易くなる。
【0003】
ところで、最近のパチンコ遊技機においては、デザイン的な観点から、透明板保持枠を前方(競技者側)に膨出させたタイプが出回っている。
しかし、このように透明板保持枠が透明板よりも大きく膨出したタイプの遊技機にあっては、膨出部が上皿の直上にオーバーハングしてこれを塞ぐ形になっているため、これが障害となって払出ノズルの先端を透明板保持枠の下方に位置する上皿の上方に配置して払出すことが困難となる。つまり、払出ノズルを隣接する遊技機側に水平に回動させようとすると、いち早く膨出部に当接してしまい、上皿の上方にまで達することが不可能となるため、払出が不可能となり、既存の球貸し機を適用できなくなる、という不具合が発生していた。この不具合を解消するためには、球貸し機の払出ノズルの構造を膨出型の透明板保持枠に合わせて設計変更するか、或いは遊技機自体を大幅に設計変更する必要があった。しかし、何れも大幅な改造、不利不便を伴うため、コスト等の点で問題であり、結果として既存の球貸し機を膨出した透明板保持枠を備えた遊技機に適用できなくなるという不具合が発生していた。
また、膨出部との干渉を避けるために、上皿を通常の設置位置よりも少し下方に配置することが多々あるが、この場合も、払出ノズルの払出口との間の落差が拡大するため、落下時の騒音や、弾け飛びが発生する原因となる。
特開2002−102498公報には、上皿の球受面に合成樹脂製の緩衝部材を配置してノズルから落下してくる貸球による騒音を防止する技術が開示されている。しかし、ノズルと上皿との間の落差が拡大した場合にはこのような緩衝部材によっても十分に騒音や弾け飛びを防止することができない。
また、特開2002−102527公報には、ノズル先端の払出口の手前側に遊技球の流下勢を軽減するための障害部を設けることにより、上皿上の落下時の衝撃を緩和する技術が開示されている。しかし、ノズル先端径の増大による大型化、排出速度の低下等の不具合がある。
また、特開2002−336505公報には、払出ノズルから上皿に落下した貸球が飛び出すことを防止するために上皿を包囲する高い壁を設置する旨が開示されている。しかし、高い包囲壁を上皿周辺に設けると、構成の複雑化、外観デザインの悪化を招くばかりでなく、上皿周辺のレイアウトの自由度を大きく制限することとなる等、デメリットが多い。
【特許文献1】
特開2001−38034公報
【特許文献2】
特開2002−224371公報
【特許文献3】
特開2002−102498公報
【特許文献4】
特開2002−102527公報
【特許文献5】
特開2002−336505公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、前面が比較的フラットな構造を備えたパチンコ遊技機の上皿に対して、隣接配置された球貸し機の払出ノズルによって貸球を払出す場合に、払出ノズルの払出口から上皿までの落差が大きいことに起因して、落下した際の騒音や、弾みによる皿外への飛び出しが発生することがある。
また、前面が比較的フラットな構造を備えたパチンコ遊技機の上皿に対して貸球を供給できるように設計された球貸し機を、前面に膨出部を備えたパチンコ遊技機に適用する場合には、膨出部が障害となって球貸し機の払出ノズル先端を上皿の直上に位置決めすることが困難となるため、実質的に球貸し機を適用できなくなる、という不具合が発生していた。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、払出ノズルの払出口から上皿までの落差が大きいことに起因して貸球が上皿に落下した際に発生する耳障りな騒音や、皿外への飛び出しといった不具合を解消することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
また、本発明は、透明板保持枠が透明板から大きく膨出することのない前面が比較的フラットなタイプのパチンコ遊技機のために設計された球貸し機を、透明板保持枠が大きく膨出したパチンコ遊技機にもそのまま適用することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、発明に係るパチンコ遊技機は、遊技盤と、遊技盤の前面を覆う透明板と、透明板の外周を保持した透明板保持枠と、透明板保持枠の下方に位置する打球供給皿と、を備えたパチンコ遊技機において、前記透明板保持枠は、その側部適所に収納切欠き部を備え、前記収納切欠き部は、パチンコ遊技機の側縁に隣接配置される台間球貸し機から前記打球供給皿の上方に延びて打球供給皿内に貸球を払い出す払出ノズルを収納することができる形状、及び位置関係を備え、前記収納切欠き部の下縁に設けた軸により前後方向へ回動自在に支持されることにより収納切欠き部を開閉する貸球ガイド部材を備え、貸球ガイド部材を前方下方に開放した時に、払出ノズルは前記収納切欠き部内に収納可能となることを特徴とする。
パチンコ遊技機間に台間球貸し機を配置した場合、遊技機の前面、特に透明板を保持する透明板保持枠の形状(突出量)によっては、その部分が障害となって、球貸し機から遊技機側へ延びる払出ノズルを、打球供給皿(上皿)の直上に位置決めすることが困難となる場合がある。そのような場合には、既存の球貸し機を使用できなくなり、専用の球貸し機を新たに購入する等、ホール経営者に対する負担増を強いることとなる。そこで、本発明では、パチンコ遊技機側に、払出ノズルの位置決めの障害となる部分が存在する場合には、収納切欠き部を設けてその内部に払出ノズルを位置決めし、更に収納切欠き部の下部に横方向に延びるように配置した軸によって貸球ガイド部材(緩衝回避部材)を前後方向へ開閉自在に軸支した。そして、貸球ガイド部材を前方側へ開放状態に保持した場合に、払出ノズルの払出口から放出された貸球が貸球ガイド部材の裏面に落下して衝撃を緩衝するとともに、そのまま打球供給皿の上部開口に導くように構成した。
このため、既存の球貸し機をそのまま使用できるばかりでなく、ノズルと打球供給皿との間に大きな落差がある場合であっても、その中間に緩衝手段としても機能する貸球ガイド部材(緩衝回避部材)が存在するので、落下による騒音を低減したり、打球供給皿内に落下した貸球が弾んで皿外へ飛散する等の不具合を解消できる。
また、払出ノズルと上皿との間に落下してきた球を受ける貸球ガイド部材を配置するので、ノズルの払出口が打球供給皿の上部開口の直上に臨むように配置しなくても、貸球ガイド部材を介して皿内にガイドすることが可能となり、レイアウトの自由度が高まる。
【0006】
発明は、前記貸球ガイド部材を前方下方へ開放している時に、前記払出ノズルから払い出された貸球を一旦受けた後で該貸球を前記打球供給皿に誘導する誘導部を貸球ガイド部材の裏面に配置したことを特徴とする。
この誘導部は、十分な緩衝機能を発揮することができる構造、材質とするのが好ましい。
発明は、前記打球供給皿は遊技機前面に水平方向へ回動可能に支持されており、前記打球供給皿を手前に引き出す動作と連動して、閉止位置にある前記貸球ガイド部材が開放動作することを特徴とする。
貸球ガイド部材を単独で開閉自在に構成してもよいが、打球供給皿を遊技機前面より引き出して使用可能な姿勢に位置決めする動作と連動させて貸球ガイド部材を開放状態にすることにより、この開放状態で払出ノズルを払出位置にセットすれば、球貸し機の使用が可能となる。
発明は、前記透明板保持枠は、その少なくとも一部が前記透明板よりも前方に膨出した膨出部を備え、前記収納切欠き部は該膨出部に形成されていることを特徴とする。
膨出部を備えた透明板保持枠は、隣接する球貸し機から延びる払出ノズルを払出位置に位置決めする際の障害となりやすい。そこで、収納切欠き部を設ける意味がでてくる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機を示す正面図、図2(a)及び(b)はこのパチンコ遊技機を併設される球貸し機とともに示す正面図及び平面図、図3(a)及び(b)は図2のパチンコ遊技機の貸球ガイド部材(緩衝回避部材)を開放した状態を示す側面図、及び平面図、図4は緩衝回避部材を閉じた状態を示す側面図、図5(a)(b)及び(c)はその要部拡大図、図6は緩衝回避部材の開放状態を示す斜視図である。
図1に示した本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機1は、図2等に示すようにその側面に球貸し機50を組付けることによって、球貸し機50の本体51の前面に配置された払出ノズル52からの貸球の供給を受け得るように構成されている。
パチンコ遊技機1は、背面側に位置する外枠2の前部に図示しない内枠を備え、内枠によって遊技盤3を支持している。内枠の更に前部には、透明板保持枠4が配置され、透明枠保持枠4の内側開口内には一段引っ込んだ状態でガラス板等から成る透明板5が保持固定されている。透明板保持枠4は、この例では外枠2の左側端縁に設けたヒンジ部6によって水平方向に開閉自在に支持されている。透明板保持枠4の直下に相当する前面には払出ノズル52から供給される貸球を受ける上皿(打球供給皿)7が配置され、上皿7の下方には上皿7にオーバーフローした遊技球等を受ける下皿8が配置されている。
このパチンコ遊技機1は、透明板5の外周を保持する透明板保持枠4が前方に大きく膨出することによって、透明板5と膨出部11との間の段差が大きくなっているタイプである。従って、膨出部11を有しないタイプのパチンコ遊技機用に設計された球貸し機50をこのパチンコ遊技機1に適用した場合に、本体51の前面から突設されて水平方向に回動自在に支持された払出ノズル52を遊技機1側へ回動させて、その先端を上皿7の直上に位置決めしようとした場合には、上皿7の直上に位置して前方に張り出している膨出部の一部が障害となって払出ノズル52を払出位置にまで回動することができない。
【0008】
これに対して本発明においては、図1乃至図6に示すように、払出ノズル52が上皿7の直上にその先端を位置させる際に障害となる膨出部の一部に相当する位置に、予め収納切欠き部12を形成しておき、この収納切欠き部12の凹形状に対して、貸球ガイド部材としての払出ノズル緩衝回避部材13を前後方向へ開閉自在に取り付けている。
収納切欠き部12は、上述のように、パチンコ遊技機1の側縁に隣接配置される球貸し機50から延びて上皿7に貸球を払い出す払出ノズル52を収納して、ノズル先端が上皿7の直上に位置することを許容する形状、及び位置関係を備えている。また、払出ノズル52は、本体51によって水平方向へ回動自在に支持されているため、水平方向へ回動する過程で収納切欠き部12内に入り込むことができるように、収納切欠き部12は前面全体と、側部の少なくとも一部が開放している。
緩衝回避部材13は、収納切欠き部12の下縁に設けた軸15により下部適所を前後方向へ回動自在に軸支されることにより収納切欠き部12を開閉する手段である。図5(b)(c)に示すように、軸15を中心として、緩衝回避部材13を前方下方に開放した時に、払出ノズル52は収納切欠き部12内に収納可能となる。緩衝回避部材13は、例えばガラス等の透明材料により構成してもよい。
【0009】
また、図4、図5に示した例では、上皿7は遊技機前面に設けた図示しない回動軸(透明板保持枠4を水平方向に開閉する軸と同軸線状の軸)により水平方向へ回動可能に支持されており、図5(a)に示した収納位置にある上皿7を(b)のように回動軸を中心として手前側水平方向へ回動させる動作と連動して、閉止位置にある緩衝回避部材13が開放動作するように構成されている。即ち、緩衝回避部材13は、軸15によって支持された回動中心部20と、回動中心部20の前方に位置する蓋部21と、回動中心部20の後方に延びる係止片22と、を備え、係止片22の先端はフック状に屈曲している。図5(a)のように上皿7が遊技機本体側に収納した状態にある時には係止片22の先端が上皿7の上面に設けた凹所7a内に嵌合してその内壁と遊技機本体との間で挟み込まれるため、上皿7は閉止状態を維持することができる。一方、図5(b)のように上皿7を回動軸を中心として手前側水平方向へ回動させた場合には係止片22が凹所7aから離脱して前方へ回動し、緩衝回避部材13は開放した状態となる。更にこの状態において、(c)に示すように上皿7のみを回動軸を中心として元の収納位置に戻すことにより、遊技可能な状態となる。このように緩衝回避部材13を開放した状態とすることにより、払出ノズル52を回動させて収納切欠き部12内に納めることが可能となる。
また、緩衝回避部材13の蓋部21は、開放した時に、蓋部21の一端縁が上皿7の直上に位置するように構成される。また、蓋部21の側面形状は、く字状に屈曲しており、払出ノズルから払い出された貸球を前方へ落下させずに側方へ移動させて上皿7へガイドできるように構成されている。この蓋部21の裏面は、払出ノズルから払い出された貸球を一旦受けて落下による衝撃を減殺させた後で、貸球を上皿7に誘導する誘導部21aとなっている。従って、少なくとも誘導部21aに相当する部分だけは、緩衝性を有した材質にて構成することが好ましい。
【0010】
また、図7に示すように、緩衝回避部材13を開放した時に、その蓋部21の裏面に設けた誘導部21aは、下方に位置する上皿7の上部開口に向けて下向きに傾斜した傾斜面となるように構成してもよく、このように誘導部21aを傾斜面とすることにより、払出ノズルから払い出された貸球を更に緩衝させた上で、スムーズに上皿内にガイドして落下させることができる。
なお、上記実施形態では、透明板保持枠に膨出部を形成したタイプのパチンコ遊技機に貸球ガイド部材としての緩衝回避部材13を前後方向へ開閉自在に軸支した例を示したが、上記実施形態における貸球ガイド部材13は、膨出部を有しない従来タイプ、即ち前面が比較的フラットなタイプのパチンコ遊技機に対しても適用することができる。即ち、前面がフラットなパチンコ遊技機に球貸し機を取り付けた場合には、その払出ノズルを水平方向へ回動させるだけで、上皿の直上に払出ノズルの払出口を位置決めできるが、上皿が下方に位置しているためにノズル払出口と上皿との間の落差が大きくなる場合には、払出ノズルの払出口と上皿との間に相当する遊技機本体適所に上記実施形態にて説明した構造と同等の構造を備えた貸球ガイド部材13を取り付けて、払出口から放出された貸球を一旦、誘導部にて受けて緩衝させてから、上皿に排出するようにしてもよい。このように構成することにより、落下時の騒音を緩和し、更に落下時の弾み上がりにより上皿からの飛び出しを防止できる。
このような前面がフラットなタイプの遊技機においては、透明板保持枠の側部に収納切欠き部を設ける必要がないことが多く、収納切欠き部を設けない場合には払出ノズルの直下に貸球ガイド部材13を開閉自在に軸支すればよい。収納切欠き部を設けない場合には、払出ノズルは上皿の直上の払出位置(ノズル位置決め部)に位置決めされる一方で、貸球ガイド部材はノズル位置決め部の下縁に設けた軸により前後方向へ回動自在に支持されることにより開閉する。そして、貸球ガイド部材を前方下方に開放した時に、払出ノズルはノズル位置決め部に位置決め可能となる。この場合も、貸球ガイド部材13の構成、特に裏面側の誘導部の構成は、上記実施形態における貸球ガイド部材としての緩衝回避部材と同様である。
なお、前面がフラットなタイプの遊技機においても、必要に応じてノズル用の収納切欠き部を設け、その下縁に貸球ガイド部材を軸支してもよい。
【0011】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、払出ノズルの払出口から上皿までの落差が大きいことに起因して貸球が上皿に落下した際に発生する耳障りな騒音や、皿外への飛び出しといった不具合を解消することができる。また、透明板保持枠が透明板から大きく膨出することのない前面が比較的フラットなタイプのパチンコ遊技機のために設計された球貸し機を、透明板保持枠が大きく膨出したパチンコ遊技機にもそのまま適用することを可能とする。
即ち、発明によれば、パチンコ遊技機側に、払出ノズルの位置決めの障害となる部分が存在する場合には、収納切欠き部を設けてその内部に払出ノズルを位置決めし、更に収納切欠き部の下部に設けた軸によって貸球ガイド部材を前後方向へ開閉自在に軸支した。そして、貸球ガイド部材(緩衝回避部材)を開放した場合に、払出ノズルから放出された貸球が貸球ガイド部材の裏面に落下して衝撃を緩衝するとともに、そのまま打球供給皿の上部開口に導くことができる。
発明は、払出ノズルから払い出された貸球を一旦受けた後で貸球を打球供給皿に誘導する誘導部を貸球ガイド部材の裏面に配置したので、騒音防止、打球供給皿への安定供給を実現できる。
発明は、打球供給皿を遊技機前面より引き出して使用可能な姿勢に位置決めする動作と連動させて貸球ガイド部材を開放状態にすることにより、この開放状態で払出ノズルを払出位置にセットすれば、球貸し機の使用が可能となる。
発明によれば、膨出部を備えた透明板保持枠が、隣接する球貸し機から延びる払出ノズルを払出位置に位置決めする際の障害となりやすい、という欠点を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機を示す正面図。
【図2】(a)及び(b)はこのパチンコ遊技機を併設される球貸し機とともに示す正面図及び平面図。
【図3】(a)及び(b)は図2のパチンコ遊技機の貸球ガイド部材を開放した状態を示す側面図、及び平面図。
【図4】貸球ガイド部材を閉じた状態を示す遊技機の側面図。
【図5】(a)は貸球ガイド部材を閉じた状態を示す要部側面図、(b)及び(c)は貸球ガイド部材を開放した状態の説明図。
【図6】貸球ガイド部材を開放した状態を示す斜視図。
【図7】本発明の変形実施形態を説明する正面図。
【図8】従来例の説明図。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機、2 外枠、3 遊技盤、4 透明板保持枠、5 透明板、6 ヒンジ部、7 上皿(打球供給皿)、8 下皿、11 膨出部、12 収納切欠き部、13 貸球ガイド部材(払出ノズル緩衝回避部材)、15 軸、20 回動中心部、21 蓋部、21a 誘導部、22 係止片、50 球貸し機、51 本体、52 払出ノズル。

Claims (4)

  1. 遊技盤と、遊技盤の前面を覆う透明板と、透明板の外周を保持した透明板保持枠と、透明板保持枠の下方に位置する打球供給皿と、を備えたパチンコ遊技機において、
    前記透明板保持枠は、その側部適所にパチンコ遊技機の側縁に隣接配置される台間球貸し機から突設されて回動自在に支持されると共に前記打球供給皿の上方に位置しているときに該打球供給皿内に貸球を払い出す払出ノズルを収納することができる形状、及び位置関係を備えた収納切欠き部と、前記収納切欠き部の下縁に設けた軸により前後方向へ回動自在に支持されることにより収納切欠き部を開閉する貸球ガイド部材と、を備え、
    貸球ガイド部材を前方下方に開放した時に、払出ノズルは前記収納切欠き部内に収納可能となり
    前記払出ノズルから払い出された貸球は、開放状態にある貸玉ガイド部材にガイドされて前記打球供給皿内に払い出されることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記貸球ガイド部材を前方下方へ開放している時に、前記払出ノズルから払い出された貸球を一旦受けた後で該貸球を前記打球供給皿に誘導する誘導部を貸球ガイド部材の裏面に配置したことを特徴とする請求項に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記打球供給皿は遊技機前面に水平方向へ回動可能に支持されており、前記打球供給皿を手前に引き出す動作と連動して、閉止位置にある前記貸球ガイド部材が開放動作する構成を備え、
    前記貸玉ガイド部材は係止片を備え、前記打球供給皿が遊技機本体側に収納した状態にある時には前記係止片の一部が打球供給皿と係合して前記打球供給皿を閉止状態に維持する一方で、打球供給皿を手前側水平方向へ回動させた場合には前記係止片の一部が前記打球供給皿から離脱して前方へ回動し、前記貸玉ガイド部材は前方下方へ開放した状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記透明板保持枠は、その少なくとも一部が前記透明板よりも前方に膨出した膨出部を備え、前記収納切欠き部は該膨出部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のパチンコ遊技機。
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