JP4028296B2 - 遊技機の球供給皿 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技球を用いて遊技を行なうパチンコ遊技機などの遊技機の前面に設けられ、遊技球を貯留するための球供給皿に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技球を用いて遊技を行なう遊技機の代表例の一つであるパチンコ遊技機では、外枠に組付けられる前枠の手前側に、遊技球を一旦貯留するとともにこの貯留した遊技球を打球発射装置等に整列させて送り出す機能を備える上球皿が、前記前枠から開閉および着脱可能に装備されている。従来の上球皿として、例えば特開2000-334137号公報に記載されている構造のものが公知である。図10は上記公報記載の上球皿の平面図である。
【0003】
図10に示すように、上記従来の上球皿100は、遊技機の前枠101の前側に開閉および着脱可能に装備され、横長方形状に形成された一枚の開閉支板102と、遊技球の貯留部103および遊技球の整流樋104を有し所要形状に成形され前記開閉支板102の前側に組み付けられる球供給皿105と、開閉支板102および球供給皿105の前側に合わせて組み付けられ外側をカバーする上板部106および側板部107などからなる外郭体108とから構成される。外郭体108の上板部106には球貸操作部109が着脱可能に装着されている。
【0004】
図10に示すように従来の球供給皿105において、貯留部103の底面は球払出口110から球送出口111に向けて遊技球を送出可能な下り傾斜として形成されている。そして貯留部103は同図に示すように底面の前縁を起立させて壁面とすると共に底面下流側の幅が狭まるように湾曲形成してなる誘導壁112を備えている。球供給皿105において、貸球および賞球として球払出口110から貯留部103に払い出された遊技球は、下記(ア)〜(ウ)の通り貯留および送出が行われ、下流側で整流樋104側に整列する。
【0005】
(ア)図10に示すように球供給皿を上面側から見た場合、貯留部103における整流樋104の上流側では遊技機の水平前後方向(図中矢印P方向)に遊技球が複数の列をなして貯留され、底面の傾斜により下流に流下する。(イ)下流側では誘導壁が湾曲して流路が狭くなっている為、遊技球が貯留部103の矢印P方向に並ぶ列数は少なくなる。(ウ)整流樋104の上では遊技球が一列に整列して流下すると共に、誘導壁102により誘導された遊技球が、整流樋104の上の遊技球の列に矢印P方向から割込みながら、一列に収束して下流先端の球送出口111から順次送出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこのような従来の遊技機の球供給皿105において、大量の遊技球が払出部110から貯留部103に払い出された場合や、手積み等により大量の遊技球を貯留部103に直接投入した際、遊技球が球供給皿105の中で勢いよく流下して跳ねたり不規則に流下して、球供給皿105の中できれいに整列できなくなることがある。そうすると、遊技球が球供給皿105の中でだんご状になって一時停止してしまい(この状態をブリッジと言う。)スムーズな送り出しが妨げられたり、遊技球が球供給皿105の中で完全に動かなくなって球詰まりの状態が生じる等の問題があった。
【0007】
そこで、上記球詰まりを解消するために、遊技球が貯留部を急激に流下して整流樋側に割り込む際に、球圧が小さくなるように形成することが考えられる。具体的に貯留部の遊技球の球圧を小さくするには、球供給皿105における誘導壁112の湾曲をできるだけ緩やかに形成することが効果的であると考えられる。ここで、誘導壁の湾曲を可及的に緩やかに形成するためには、誘導壁112の長さを長く採る必要があった。しかし誘導壁が長くなると球供給皿の大型化を招いてしまう。そして球供給皿が大型化すると、以下の不具合が生じる。
【0008】
上球皿100において、外郭体108には球貸カードの操作・表示部等の部品から構成される球貸操作部109が設置されることがある。球供給皿105が大型化すると、必然的に球貸操作部109の設置領域を小さくしなければならなくなってしまう。近年、球貸操作部109は表示部等を大型化して操作性や視認性を向上させる傾向にあり、このような点からも、球供給皿を大型化することは好ましくなかった。
【0009】
本発明は、所記従来技術の欠点に鑑み成されたものであり、遊技機の球供給皿において、遊技球の球詰まりが生じるのを防止すると共に、大型化することなく球詰まりを解消することが可能な球供給皿を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(1)遊技球を用いて遊技を行なう遊技機の前面側に設けられ、遊技機前面側の左右方向の一方から他方に傾斜して下流側の球送出口に遊技球を送ることが可能に形成される球供給皿において、上流側から下流側に直線状に形成された遊技球を整列誘導するための整流樋と、底面から起立する側壁により上面が開放された皿状として遊技球貯留可能に形成された貯留部とからなり、貯留部における下流側を、遊技球を貯留するとともに整流樋に誘導可能に形成された誘導部として形成し、誘導部が、遊技機の前後方向における球供給皿の皿の部分の幅であって貯留部および整流樋を合わせた幅が貯留部の下流側に狭くなるように側壁に連なり湾曲形成された誘導壁により遊技球を整流樋に誘導可能に形成されている球供給皿であって、誘導部に整流樋からほぼ垂直に起立する境界壁が設けられ、誘導部が整流樋よりも高くなるように形成され、該境界壁の高さが上流側から下流側に向かって漸次高くなるように形成されており、且つ、誘導部には遊技球を保持しながら下流側に案内するための案内面が設けられ、該案内面は貯留部の底面の一部を下流方向に延設されて下流側に幅の狭い底面を有するとともに該案内面の整流樋側端縁が境界壁の上縁と共有していることを特徴とする遊技機の球供給皿、(2)遊技機の前後方向における球供給皿の皿の部分の幅であって貯留部および整流樋を合わせた幅が遊技球の直径の 2 個分の幅となる位置よりも上流側に、境界壁の開始位置が設けられている上記(1)記載の遊技機の球供給皿、(3)遊技機の前後方向における球供給皿の皿の部分の幅であって貯留部および整流樋を合わせた幅が遊技球の直径の 2 個分の幅となる位置と、遊技機の前後方向における球供給皿の皿の部分の幅であって貯留部と整流樋とを合わせた幅が遊技球の直径の 1 個分の幅となる位置との間に、境界壁の高さが遊技球の直径の半分の高さとなる位置が存在するように形成してなる、上記(1)または(2)記載の遊技機の球供給皿 (4)案内面における、遊技球流下方向と直交する方向の垂直断面形状が、弧状凹部形状を有する上記 (1) から (3) のいずれかに記載の遊技機の球供給皿 (5) 誘導部には、誘導壁の案内面に連なる上方に、凹状の球逃げ部が設けられ、該球逃げ部の下縁が案内面の上縁と共有している上記 (1) から (4) のいずれかに記載の遊技機の球供給皿 (6)球逃げ部の下流側端部形状は、案内面側と接する側が先端となる先細状に形成されている上記 (5)記載の遊技機の球供給皿、を要旨とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機の球供給皿について、パチンコ遊技機の球供給皿を例として図面を用いて詳細に説明する。図1は球供給皿が取付けられたパチンコ遊技機の一例を示す正面図である。なお以下の説明において、上、下、左、右、前(表)、後(裏)は、特に断らない限り、パチンコ遊技機を表側(図1に示す正面側)から見た場合の上、下、左、右、前(表)、後(裏)を示すものとする。パチンコ遊技機1は、縦長方形の外枠2の開口前面側に、方形の中枠3が連結支持手段および施錠手段を利用して開閉および着脱可能に組付けられている。
【0012】
上記中枠3の前面側には、図1に示すように遊技盤4の透視保護窓である前枠5、球払出口9からの遊技球を貯留すると共に整列させて順次送り出す為の上球皿6等が、個々の連結支持手段などを利用して共に横開き形態で開閉可能に組付けられている。また中枠3の下部には、下球皿7および遊技球発射装置8等が装着セットされている。また特に図示しないが、パチンコ遊技機1において中枠3の裏側には、各種の球径路および球処理・払出部等を備えた機構セット盤がセットされている。
【0013】
図2(a)は上球皿の分解斜視図であり、同図(b)は(a)の組付状態を示す外観斜視図である。図2(a)、(b)に示すように、図1のパチンコ遊技機の上球皿6は、外側をカバーする箱枠状の外郭体11と、該外郭体11の開口内側にセットされ遊技球を貯留し整流して送り出すための球供給皿12と、上記外郭体11および球供給皿12を前枠5に取付ける為の開閉支板13とから構成されている。上球皿6は中枠3の左右方向の幅に整合するサイズに形成され、中枠3の下方面域に合わせて開閉および着脱可能に組付けられている。
【0014】
外郭体11は合成樹脂等により箱枠状に形成されるカバー部材であり、図2(a)に示す通り、前面および左右両側面を覆う本体部14、上面を覆う上板部15および底面を覆う底板部16等から構成される。上板部15には図2(b)に示すように球貸操作部17が設けられている。球貸操作部17は同図(a)に示すように、上板部15の右側に開口したセット口18に対し透視可能なセット板19が組み付けられ、制御基板20に設けられた表示部やスイッチ類が透視可能に形成されている。
【0015】
開閉支板13は図2(a)に示すように、前枠5の下部面域に整合する横長方形形状に形成されると共に、端部に中枠3から着脱開閉可能とする為の連結手段21が設けられ、左右両端および下端が外郭体11の左右および下端縁に形成された縁部の内側に整合して位置決めセットされている。また開閉支板13には球供給皿に対する取り付けボスや補強リブ等が設けられていて、該開平支板自体の強度を確保するように形成されている。さらに開閉支板13の左端部近傍には賞球あるいは貸球用排出口(図示しない)と球供給皿12の貯留部(後述する)を連絡するための排出樋部22が一体成形されている。また右端部近傍には、球供給皿12の整流樋33の下端の球送出口(後述する)に連絡する球出口23が設けられており、球供給皿12に貯留されている遊技球を遊技球発射装置8に送出し得るように形成されている。
【0016】
次に図3〜図6を参照して、本発明球供給皿を説明する。図3は図2の球供給皿を開閉支板側から見た外観斜視図であり、図4は図3の球供給皿の平面図であり、図5は図3の球供給皿を開閉支板側から見た端面図である。図6(a)〜(d)は図5の垂直断面を示し、(a)はA-A線縦断面図、(b)はB-B線縦断面図、(c)はC-C線縦断面図、(d)はD-D線縦断面図である。
【0017】
本発明の球供給皿はパチンコ遊技機などの遊技球を用いて遊技を行なう遊技機の球供給皿である。図3に示すように球供給皿12は、遊技機前面側の左右方向の一方から他方に傾斜して下流側の球送出口31に遊技球を送ることが可能に形成され、遊技球の直径のほぼ1個分の幅で上流側から下流側に直線状に形成された遊技球を整列誘導するための整流樋33と、遊技球が貯留可能に形成された貯留部35とからなる。さらに図3および図4に示すように球供給皿12の貯留部35は、底面32から起立する側壁34により上面が開放された皿状として遊技球が貯留可能に形成され、該貯留部35の下流側は、側壁34に連なり球供給皿の奥行きが狭くなるように湾曲形成された誘導壁36により遊技球を貯留するとともに整流樋33に誘導可能に形成された誘導部37として形成されている。
【0018】
なお前記した球供給皿の奥行きとは、図4における矢印Fで示す遊技機の前後方向の球供給皿の皿の部分の幅であり、整流樋33および貯留部35を合わせた幅を言う。
【0019】
また図3に示すように、誘導部37に、貯留部の一部が下流方向に延設されて遊技球を下流側に案内するための案内面40が設けられ、案内面40の整流樋側端縁43を境界壁38の上縁と共有しているように形成されている。また図3に示すように、誘導部37の案内面40に連なる上方に、凹状の球逃げ部41が設けられ、該球逃げ部41の下縁42が案内面40の上縁と共有しているように形成されている。
【0020】
図4に示すように球供給皿12は、開閉支板13の前面側に接するように取付けられて、開閉支板13が整流樋33の遊技機本体側の壁として機能する。球供給皿12は開閉支板13と前記側壁34および誘導壁36により貯留部35の周囲が囲まれて遊技球の貯留空間が形成される。開閉支板13の表面の球供給皿12と接する部分は平らに形成されていて、整流樋33は開閉支板13と密に接している。そのため遊技球は遊技球の下流側(図4における右側方向)に向かって整流樋33を直線的にスムーズに流下する。
【0021】
さらに図3に示すように、球供給皿12の誘導部37に整流樋33からほぼ垂直に起立する境界壁38が設けられ、誘導部37が整流樋33よりも高くなるように形成されている。境界壁38は整流樋33と誘導部37との境界に位置する。さらに該境界壁38の高さHは、球供給皿12の上流側から下流側に向かって漸次高くなるように形成されていて、下流側の球送出口31に近づく程、その高さが大きくなる。
【0022】
また誘導部37に設けられている案内面40の整流樋側端縁43は境界壁38の上端縁と共有していて、開閉支板13側に凸となるエッジとして形成されている〔図3、図6(c)参照〕。この整流樋側端縁43のエッジの角度は180度未満であり、遊技球流下方向上流側の角度に対し下流側の角度が大きくなるように形成されている。すなわち、図6(d)が最も鋭角で、同図(c)、同図(b)、同図(a)の順に整流樋側端縁43のエッジの角度が大きい鈍角となる。境界壁38の上端あるいは案内面40の整流樋側端縁43が、このようなエッジとして形成されていると、遊技球Qの整流樋33における整列性が向上する。
【0023】
境界壁38の高さHが上流側から下流側に向かって漸次高くなるように形成する際、図5に示す如く境界壁38の整流樋側端縁43が遊技球流下方向に滑らかに高くなるようにして、誘導部37の遊技球流下方向の傾斜が滑らかに変化するように形成するのが好ましい。またこの誘導部37の傾斜は、遊技機1に球供給皿12を取りつけた際に、水平状態に対して上り勾配となるように形成するのが好ましい。この誘導部37の遊技球流下方向の傾斜は、流下方向の上流側から下流側までの全域において一定の角度で形成しても良いが、勾配が滑らかに変化していれば傾斜角が変化しても良い。なお整流樋33は、水平状態よりも下り勾配の傾斜を有するように形成されている為、遊技球は上流側から下流側に自然流下する。この整流樋33の下り勾配は上流から下流まで一定角度の傾斜として形成されるが、勾配が滑らかに変化していれば角度が変化しても良い。
【0024】
本発明において、貯留部35に形成される境界壁38の好ましい態様は以下の通りである。図3において整流樋33に対し誘導部37が高くなり始める位置を境界壁38の開始位置Sとすると、図4に示すように、球供給皿の奥行きWが遊技球Qの直径のほぼ2個分の幅となる位置Xよりも、図中左側となる球供給皿の上流側に、境界壁38の開始位置Sが設けられているのが好ましい。
【0025】
なお境界壁38の開始位置Sが、前記位置Xより上流側になるように形成する場合、特に図示しないが、球供給皿12の遊技球流下方向のどの位置にも境界壁38が存在するように形成し、貯留部35が整流樋33に対して常に高い位置になるように形成しても良い。
【0026】
図5に示す誘導部37における境界壁38において、境界壁38の高さが遊技球Qの直径のほぼ半分の高さとなる部分を位置hとする。この場合以下の通りの、球供給皿の奥行きWと境界壁38の高さHとの関係が成立することが好ましい。図4に示す球供給皿の奥行きWが遊技球Qの直径のほぼ2個分となる位置Xと、球供給皿の奥行きWが遊技球Qの直径のほぼ1個分となる位置Yとの間に、境界壁の高さが遊技球の直径のほぼ半分の高さとなる位置が存在するように形成することである。なお球供給皿の奥行きWは、整流樋33および誘導部37の両方を含む。なお図4に示す態様の球供給皿では、境界壁38の高さHが遊技球Qの直径のほぼ半分の高さとなる位置における奥行きWは、遊技球Qの直径のほぼ1.5個分の大きさに形成されている。
【0027】
誘導部37に設けられている案内面40は、図6(b)、(c)、(d)に示すように、遊技球流下方向と直交する方向の垂直断面形状を弧状凹部形状とすることが好ましい。案内面40の凹部形状は、遊技球の曲率の円弧とほぼ同じであっても良いし、あるいは遊技球の曲率よりも大きな円弧に形成しても良い。
【0028】
また図3〜図5に示すように、誘導部37に設けられている球逃げ部41は、該球逃げ部41の下縁が案内面40の上縁と共有しているように形成されている。すなわち案内面40と球逃げ部41との境界42は、角のあるエッジ状に形成される〔図6(b)、(d)参照〕。さらに球逃げ部41は、図6(b)、(c)、(d)に示すように、遊技球流下方向と直交する方向の垂直断面形状を弧状凹部形状とするのが好ましい。この凹部形状は、遊技球の曲率の円弧とほぼ同じであっても良いし、あるいは遊技球の曲率よりも大きな円弧としても良い。さらに球逃げ部41の下流側端部形状は、図3〜図5に示すような案内面40側と接する側に収束して先端Tが形成されるような、先細形状に形成するのが好ましい。
【0029】
【作用】
以下本発明球供給皿の作用について説明する。図3に示すような貯留部35および整流樋33において遊技球は、球供給皿の奥行き方向(図4に示す矢印F方向)に複数列の態様で貯留され、貯留部35および整流樋33の下り傾斜により上流側から下流側に流下する。貯留部35の下流側に設けられた誘導部37では、誘導壁36により下流側の球供給皿の奥行きが狭くなるように湾曲形成されている。そのため貯留部35の誘導部に流下した遊技球は、遊技球の流路が規制される。誘導部37を下流側に流下するにつれ、球供給皿の奥行き方向における遊技球の列数が減少し、最終的には整流樋33の上の1列に収束して球送出口31に送られる。
【0030】
すなわち球供給皿を流下する遊技球は、貯留部35(誘導部37を含む)を流下するもの、整流樋33を流下するものとがある。そして球供給皿の下流側の誘導部37を流下する遊技球が順次送出されていくにつれ、整流樋33を流下する遊技球の間に割込んで送出されることになる。
【0031】
図6(a)に示すように、整流樋33の両側面には境界壁38と開閉支板13が位置している。整流樋33は境界壁38により誘導部37よりも低い位置にある。整流樋33は遊技球の直径ほぼ1個分の幅に形成されている為、整流樋33は境界壁38と開閉支板13を側壁とし遊技球1個が流下する溝状凹部として形成されている。境界壁38を有する部分の整流樋33では、遊技球が球送出口31に向かって溝状凹部を一直線状に流下する。そのため、仮に上流側から大量の遊技球が勢い良く流下してきた場合であっても、整流樋33の上の遊技球は、溝状凹部に嵌まった状態で一直線に流下する為、貯留部35や誘導壁38の方向に弾き飛ばされたりすることがなく送出口31に流下する。これを換言すると、球供給皿における遊技球の整列性が向上すると言える。
【0032】
一方、誘導部37を流下する遊技球について見てみる。図5に示すように誘導部37の案内面40が整流樋33よりも高くなるように境界壁38が形成されてる。該境界壁38の高さHは球供給皿の下流側に向かうにつれ漸次高くなるように形成されている。そのため図5に示されているように、誘導部37の案内面40の遊技球流下方向の傾斜は、整流樋33の流下方向の傾斜よりも緩やかになる。その結果、図7に示すように誘導部37の案内面40を流下する遊技球Q2の球圧は、整流樋33を流下する遊技球Q1の球圧よりも小さくなる。
【0033】
そして誘導部37を流下する遊技球Q2は、案内面40により下流側に案内され、下流側の底面32の幅が狭まるため、整流樋33上の遊技球Qの流下に従って、整流樋33に一列に整列された遊技球Q1に対し自重および球圧により割込む〔図7、図8および図9(a)〜(c)参照〕。
【0034】
案内面40が存在することで、大量の遊技球Qが勢い良く流下してきた場合であっても、垂直断面形状が弧状凹部形状に形成された案内面40に遊技球が確実に保持されることにより、遊技球の整列性を良好に保つことができる。このことを換言すると、大量の遊技球が勢い良く流下してきた場合であっても、遊技球は弧状凹部として形成されている案内面40を通過して案内面のどこからか整流樋33に落ち込んで、整流樋33の遊技球Qの間に割込みを行わせることが出来る為、遊技球Qにブリッジの発生を防止することができる。本発明は球供給皿におけるブリッジに起因する遊技球の球詰まりを防ぐことができる。
【0035】
すなわち球供給皿の内部において遊技球の球圧を小さくすることができると、球圧上昇に起因する球詰まりやブリッジの発生を防止できることになる。
【0036】
ここで案内面40から整流樋33に遊技球Qが割込む場合、案内面40の整流樋側端縁43を境界壁38の上縁と共有していて、端縁43がエッジとして形成されていると、案内面40から整流樋33に遊技球が落下する場合に、エッジ43により遊技球の整列性が向上する。
【0037】
また、図8および図9(a)に示すように、案内面40の上方には凹状の球逃げ部41が設けられ、該球逃げ部の下縁42が案内面40の上縁と共有していることから、案内面40および整流樋33で案内しきれない遊技球Qは、誘導壁36に沿って球逃げ部41に入り込むことができる。球逃げ部41に遊技球Qが入り込むことで、遊技球の流路が変化する。すなわち流下する遊技球の流路が複数の選択肢を有することになる。また球逃げ部41が凹状に形成されていると、凹状ではない場合と比べて、遊技球の球圧が減少する。その結果、誘導部37における遊技球の球圧が分散することになり、整流樋33上の遊技球に加圧される球圧をさらに減少させることができる。また球逃げ部41が凹状形成されていることは、球供給皿における遊技球の保持容量を増加させるのに寄与する。
【0038】
案内面40に保持された遊技球が整流樋33を流下する遊技球の間に割り込むと、図9(a)〜(c)に示すように、球逃げ部41に入り込んだ遊技球の一部は重力に従って案内面40または整流樋33に割込もうとする。
【0039】
一方図8に示すような球逃げ部41に入り込んだ遊技球のうち、案内面40または整流樋33に割込めなかった遊技球は、球逃げ部41の下流側端部形状が、案内面40と接する側が先端Tとなるように先細状に形成されていることにより、その先細形状に案内されて整流樋33に存在する他の遊技球に重なり、自重および球圧により割込むことになる。
【0040】
このように誘導部37に進んだ遊技球は、段階的に整流樋33を流下する遊技球に割込んで、整流樋33上で最終的には一列に収束した状態で球送出口31から送出される。
【0041】
本発明球供給皿は、遊技球を用いて遊技を行なう遊技機に利用されるものであれば、パチンコ遊技機に限定されない。例えば、可変表示ゲームを行なう可変表示ドラム装置が収容された本体ケースの前側開口部に、ゲーム視認用窓が設けられ、所定数の遊技球を一単位として所望単位ずつ投入してゲームを行なう、スロットマシーンの如き遊技機の球供給皿に用いることができる。すなわちこの種遊技機の前面側には、遊技球貯留用の球供給皿が設けられていて、該球供給皿から遊技に必要な数の遊技球を取込む取込み操作部に遊技球を送ることが可能に形成されている。このような遊技機は、例えば特開平5-115597号公報に記載されている。
【0042】
上記の遊技球を用いて遊技を行なうスロットマシーンの如き遊技機は、上記公報図1等にも記載されているように、球供給皿の大きさは遊技機の横幅に対して、かなり小さく形成されている。本願発明の球供給皿は、球詰まりを防止可能であり、また球供給皿を小型化することが可能である。さらに球逃げ部によって遊技球を貯留する容量を確保できる。そのため、球供給皿の小型化を要求される遊技機に好適に利用できる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明遊技機の球供給皿は、誘導部に整流樋からほぼ垂直に起立する境界壁が設けられ、誘導部が整流樋よりも高くなるように形成され、該境界壁の高さが上流側から下流側に向かって漸次高くなるように形成されている構成を採用したことにより、大量の遊技球が貯留部に払い出された場合や、手積み等により大量の遊技球を貯留部に直接投入した際、貯留部の誘導部側に存在する遊技球は境界壁により誘導部側に誘導され、貯留部の遊技球が一斉に整流樋に向かうことを防ぐことができる。その結果、遊技球が整流樋から飛び出したり、球詰まりが生じることがなく、球供給皿の中で遊技球がに整列して、球送出口からスムーズに送出される。
【0044】
従来の誘導部と整流樋との間に境界壁のない球供給皿の場合、流下する遊技球の球圧が傾斜方向の高い方から低い方に向かって一方向に加わっていた。これに対し本願発明球供給皿は、整流樋と誘導部との境界に境界壁が形成されている為、整流樋の傾斜に対して誘導部の傾斜が小さくなり、上記球圧が境界壁を境にして整流樋側と誘導部側とに分散されると共に、誘導部側に送られる遊技球は整流樋側を流下する遊技球と比較して上り傾斜となるため、誘導部方向に進む遊技球の球圧が整流樋上を流下する遊技球の球圧よりも確実に減少して、誘導部から整流樋への遊技球の割込みがスムーズに行われる。
【0045】
このように本発明は、球供給皿において球圧を減少して遊技球の球詰まりを防止できることにより、球供給皿を大型化することなく球詰まりを解消することが可能であり、さらに必要に応じて球供給皿の小型化を図ることができる。
【0046】
本発明球供給皿は、上球皿に組付けられている。上球皿には図2(a)、(b)に記載されているように、球供給皿12と共に球貸操作部17等が組付けられている。仮に球供給皿が大型化すると外郭体の球貸操作部を設置する為の面積を圧迫し、外郭体の操作部面積を小さくなるように形成せざるを得ない。操作部が小さくなると、球貸ボタン、カード返却ボタン、カード残高表示部等を小さくしたり、これらの配置を工夫する等の設計変更が必要となる。その結果として、遊技機の球貸等の操作性やカード残高表示部の視認性を低下させてしまう虞がある。そこで、球供給皿の遊技球の流下方向長さを可能な限り短く形成して球供給皿を小型化しようとすると、球供給皿の誘導壁の湾曲を緩やかなカーブにするための長さを充分確保できず、当該湾曲が急激なカーブとなって、球詰まりが発生してしまう。これに対し本願発明は球供給皿の小型化が可能である為、このような虞が無い。
【0047】
また本発明の球供給皿は、開閉支板表面において球供給皿を組み付ける為の設置面積を小さくすることができる。したがって、球供給皿が組み付けられる開閉支板の所要面を除く他の部分に、スピーカやセンサ等の装置を必要に応じて増設または設置することが容易となる。
【0048】
また、誘導部の誘導壁に案内面を設けており、遊技球が案内面に沿って効率よく誘導部から整流樋との境界に案内される為、整流樋の傾斜方向に対する球圧を分散せしめて、遊技球の流下による球圧の増大を軽減することができる。また案内面により誘導部の遊技球を境界壁側に案内することが出来る為、案内した遊技球を整流樋上の遊技球に積載し自重および球圧により整流樋上の遊技球に徐々に割込ませることができる。したがって、確実に遊技球の球詰まりを抑制しつつスムーズに遊技球を球送出口に送出することができる。
【0049】
また案内面の遊技球流下方向と直交する方向の垂直断面形状が、弧状凹部形状に形成した場合、案内面の案内性能をさらに向上させることが出来ると共に、整列性を向上させることができる。すなわち、大量の遊技球が球供給皿を勢い良く流下した場合であっても、案内面に案内された一列の遊技球は、その弧状凹部形状に安定的に保持されることから、遊技球にブリッジが発生する不具合を防止できる。
【0050】
また球逃げ部を設けた場合には、案内面で案内しきれない遊技球への球圧を分散せしめることができるため、全体の球圧が小さくなって、ブリッジなどの球詰まりを防止する効果が向上する。球逃げ部は凹状に形成されているために遊技球をその部分に貯留することができ、貯留量を増やすことができる。また球逃げ部の下流側端部形状が、案内面と接する側が先端となる先細状に形成した場合、球逃げ部から案内面への遊技球の案内効率をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 球供給皿が取付けられたパチンコ遊技機の一例を示す正面図である。
【図2】 (a)は上球皿の分解斜視図であり、(b)は(a)の組付状態を示す外観斜視図である。
【図3】 図2の上球皿の球供給皿を開閉支板側から見た外観斜視図である。
【図4】 図3の球供給皿の平面図である。
【図5】 図3の球供給皿の開閉支板側から見た端面図である。
【図6】 (a)〜(d)は図5の垂直断面を示し、(a)はA-A線縦断面図、(b)はB-B線縦断面図、(c)はC-C線縦断面図、(d)はD-D線縦断面図である。
【図7】 球供給皿の作用を説明するための説明図である。
【図8】 球供給皿の作用を説明するための説明図である。
【図9】 図5の球供給皿のB-B線縦断面における遊技球の作用を示す説明図であり、(a)は遊技球が球逃げ部、案内面および整流樋に存在する状態、(b)は遊技球が案内面および整流樋に存在する状態、(c)は整流樋に遊技球が存在する状態をそれぞれ示している。
【図10】 従来の球供給皿の平面図である。
【符号の説明】
12 球供給皿
31 球送出口
32 底面
33 整流樋
34 側壁
35 貯留部
36 誘導壁
37 誘導部
38 境界壁
40 案内面
41 球逃げ部
H 境界壁の高さ
h 境界壁の高さが遊技球の直径のほぼ半分の高さとなる位置
S 境界壁の開始位置
Q 遊技球
X 球供給皿の奥行きが遊技球の直径のほぼ1個分となる位置
Y 球供給皿の奥行きが遊技球の直径のほぼ2個分となる位置
W 球供給皿の奥行き

Claims (6)

  1. 遊技球を用いて遊技を行なう遊技機の前面側に設けられ、遊技機前面側の左右方向の一方から他方に傾斜して下流側の球送出口に遊技球を送ることが可能に形成される球供給皿において、
    流側から下流側に直線状に形成された遊技球を整列誘導するための整流樋と、底面から起立する側壁により上面が開放された皿状として遊技球貯留可能に形成された貯留部とからなり、
    貯留部における下流側を、遊技球を貯留するとともに整流樋に誘導可能に形成された誘導部として形成し、
    誘導部が、遊技機の前後方向における球供給皿の皿の部分の幅であって貯留部および整流樋を合わせた幅が貯留部の下流側に狭くなるように側壁に連なり湾曲形成された誘導壁により遊技球を整流樋に誘導可能に形成されている球供給皿であって、
    誘導部に整流樋からほぼ垂直に起立する境界壁が設けられ、誘導部が整流樋よりも高くなるように形成され、該境界壁の高さが上流側から下流側に向かって漸次高くなるように形成されており、且つ、誘導部には遊技球を保持しながら下流側に案内するための案内面が設けられ、該案内面は貯留部の底面の一部を下流方向に延設されて下流側に幅の狭い底面を有するとともに該案内面の整流樋側端縁が境界壁の上縁と共有していることを特徴とする遊技機の球供給皿。
  2. 遊技機の前後方向における球供給皿の皿の部分の幅であって貯留部および整流樋を合わせた幅が遊技球の直径の 2 個分の幅となる位置よりも上流側に、境界壁の開始位置が設けられている、請求項1記載の遊技機の球供給皿。
  3. 遊技機の前後方向における球供給皿の皿の部分の幅であって貯留部および整流樋を合わせた幅が遊技球の直径の 2 個分の幅となる位置と、遊技機の前後方向における球供給皿の皿の部分の幅であって貯留部と整流樋とを合わせた幅が遊技球の直径の 1 個分の幅となる位置との間に、境界壁の高さが遊技球の直径の半分の高さとなる位置が存在するように形成してなる、請求項1または2記載の遊技機の球供給皿。
  4. 案内面における、遊技球流下方向と直交する方向の垂直断面形状が、弧状凹部形状を有する請求項1から3のいずれかに記載の遊技機の球供給皿。
  5. 誘導部には、誘導壁の案内面に連なる上方に、凹状の球逃げ部が設けられ、該球逃げ部の下縁が案内面の上縁と共有している請求項1から4のいずれかに記載の遊技機の球供給皿。
  6. 球逃げ部の下流側端部形状は、案内面側と接する側が先端となる先細状に形成されている請求項5記載の遊技機の球供給皿。
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