JP4306071B2 - 車両用冷却装置 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水冷エンジン(以下、エンジンと略す。)の冷却装置に関するもので、車両用冷却装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−166865号公報に記載の発明では、ラジエータを通過してエンジンに衝突した空気が、ラジエータの上流側まで回り込んでしまうことを防止するために、衝突した空気を車両後方側に向けて導く案内板(放出器)を設けている。
【0003】
しかし、上記公報に記載の車両用冷却装置では、ラジエータを通過した空気は直接にエンジンに衝突するので、例えば冬期やエンジン始動直後等のコールドスタート時には、ラジエータを通過した空気によりエンジンが冷却されるため、暖機運転に長時間を要するとともに、エンジンの廃熱により車室内の暖房を行う車両においては、暖房能力が低下してしまうという問題がある。
【0004】
また、近年、車両を大きくすることなく、車室内寸法を拡充すべく、エンジンやオルタネータ等の補機類は、従来に比べて密接した状態でエンジンルーム内に搭載されている。このため、ラジエータを通過した空気がエンジンに衝突すると、エンジンルーム内の空気流れが乱れてしまい、ラジエータを通過した空気が効率よくエンジンルーム外に排出されないという問題がある。
【0005】
この問題に対して、出願人は、ラジエータとエンジンとの間に区画壁を設けるとともに、その区画壁にラジエータを通過した空気をエンジンルーム外に排出するダクトを設けたものを既に出願している(特願平10−63178号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、水冷エンジンと言えども、完全に冷却水のみで冷却されるものではなく、一般的に、冷却水への放熱(水冷)に加えて、エンジンの壁面から空気へ放熱(空冷)がある。
【0007】
このため、上記出願(特願平10−63178号)のごとく、区画壁にてラジエータ側とエンジン側とを区画してしまうと、夏季等の外気温が高いときに、エンジン負荷が大きくなると、エンジンを十分に冷却することができなくなり、エンジンがオーバヒートしてしまう可能性がある。
【0008】
本発明は、上記点に鑑み、冬期等においては暖機運転時間の短縮化を図り、夏期等においてはエンジンのオーバヒートを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1〜10に記載の発明では、ラジエータ(4)と水冷エンジン(1)との間に配設され、エンジンルーム(3)内を前記ラジエータ(4)側の第1空間(31)と水冷エンジン(1)側の第2空間(32)とに区画する区画壁(6)と、両空間(31、32)を連通させて第1空間(31)内に流入した流入空気を水冷エンジン(1)の壁面に向けて流通させる第1連通路手段(62)と、区画壁(6)のうち第1通路手段(62)より下方側に設けられ、流入空気を前記エンジンルーム(3)外に放出する第2連通路手段(63)と、第1連通路手段(62)を開閉する複数枚の帯板ドア(81)を鎧窓状に配置し、複数枚の帯板ドア(81)のうち一部の帯板ドア(81)のみ開閉することができるように構成されたブラインドシャッタ(8)とを備えることを特徴とする。
【0010】
これにより、ラジエータ(4)を通過した空気が直接に水冷エンジン(1)に衝突することを防止できるので、例えば冬期やコールドスタート時において、ラジエータ(4)を通過した空気により水冷エンジン(1)が冷却されないので、暖機運転の促進を図ることができる。
【0011】
また、ラジエータ(4)を通過した空気が直接に水冷エンジン(1)に衝突することを防止できるので、水冷エンジン(1)に衝突した空気がエンジンルーム(3)の内壁側部とラジエータ(4)との隙間を通過してラジエータ(4)の上流側まで回り込むことを防止できる。
【0012】
また、ブラインドシャッタ(8)を開くことにより、ラジエータ(4)を通過した空気を直接に水冷エンジン(1)の壁面に衝突させることができるので、この水冷エンジン(1)の壁面に衝突する空気により水冷エンジン(1)を冷却することができ、水冷エンジン(1)のオーバヒートを未然に防止することができる。
【0013】
また、複数枚の帯板ドア(81)のうち一部の帯板ドア(81)のみ開くことにより、第1連通路手段(62)を閉じた状態であっても、第2空間(32)の特定部位に向けて流入空気を送風することができるので、その部位に配設された補機等を冷却することができる。
【0014】
ところで、水冷エンジン(1)の壁面に衝突する空気により水冷エンジン(1)を冷却(空冷)するには、第1通路手段(62)の通路断面積を拡大すればよいが、このとき、第1通路手段(62)を開閉するドア手段を単純な板ドアとすると、通路断面積の拡大に呼応してそのドア手段も大型化してしまうので、エンジンルーム(3)内にそのドア手段を配設することは、事実上、困難である。
【0015】
これに対して、本発明では、複数枚の帯板ドア(81)を鎧窓状に配置したブラインドシャッタ(8)により第1通路手段(62)が開閉されるので、第1通路手段(62)を開閉するドア手段の大型化を招くことなく、第1通路手段(62)の通路断面積を拡大することができる。
【0016】
したがって、第1通路手段(62)を開閉するドア手段の車両への搭載性を向上させつつ、水冷エンジン(1)の壁面に衝突する空気による水冷エンジン(1)の冷却を向上させることができる。延いては、ラジエータ(4)の小型化を図ることができるので、エンジンルーム(3)の小型化をさらに推進することができる。
【0017】
以上に述べたように、本発明に係る車両用冷却装置によれば、冬期等においては暖機運転時間の短縮化を図り、夏期等においては水冷エンジン(1)のオーバヒートを防止することができる。
【0018】
なお、請求項2に記載の発明のごとく、流入空気の温度を検出する温度検出手段(11)を設け、さらに、温度検出手段(11)の検出温度が所定温度未満のときには、流入空気を第2空間(32)に流入させることなく、エンジンルーム(3)外に放出させることが望ましい。
【0019】
また、請求項3に記載の発明のごとく、区画壁(6)のうち第1通路手段(62)より上方側に両空間(31、32)を連通させて流入空気を水冷エンジン(1)の上方側に導く第3連通路手段(61)を設け、第3連通路手段(61)を開閉する開閉手段(7)を設け、流入空気の風速を検出する風速検出手段(12)を設け、さらに、温度検出手段(11)の検出温度が所定温度以上の場合であって、前記風速検出手段(12)の検出風速が所定風速以下のときには、第1通路手段(62)を閉じた状態で第3連通路手段(61)を開き、一方、温度検出手段(11)の検出温度が所定温度以上の場合であって、検出風速が所定風速より大きいときには、第1、3連通路手段(62、61)を開くようにしてもよい。
【0020】
また、請求項4に記載の発明のごとく、ブラインドシャッタ(8)に、温度に応じて任意の形状に変形する熱応動部材(91、92、94)を設け、ブラインドシャッタ(8)の開閉制御を熱応動部材(91、92、94)で制御してもよい。
【0021】
また、請求項5に記載の発明では、熱応動部材(91、92、94)は、形状記憶合金により形成され、ブラインドシャッタ(8)は、熱応動部材(91、92、94)により開閉駆動されることを特徴とするので、ブラインドシャッタ(8)を駆動させるサーボモータ等の動力装置が不要となるため、部品点数及び組立工数の減少によるコストダウンを図ることができる。
【0022】
また、請求項6に記載の発明では、ブラインドシャッタ(8)は、流入空気の風圧から受ける力により開けられることを特徴とするので、例えばバイメタルのごとく、熱応動部材(91、92、94)の変形力および変形量が小さい場合であっても、ブラインドシャッタ(8)を開閉駆動することができる。
【0023】
また、請求項7に記載の発明のごとく、バイパス通路手段(14)を開閉するバイパス用開閉手段(15)を設け、バイパス用開閉手段(15)に、温度に応じて任意の形状に変形する熱応動部材(91、92、94)を設け、バイパス用開閉手段(15)の開閉制御を熱応動部材(91、92、94)で制御してもよい。
【0024】
また、請求項8に記載の発明では、熱応動部材(91、92、94)は、形状記憶合金により形成され、バイパス用開閉手段(15)は、熱応動部材(91、92、94)により開閉駆動されることを特徴とするので、請求項5と同様の効果を得ることができる。
【0025】
また、請求項9に記載の発明では、バイパス用開閉手段(15)は、バイパス通路手段(14)に流入する空気の風圧から受ける力により開けられることを特徴とするので、請求項6と同様の効果を得ることができる。
【0026】
また、請求項10に記載の発明では、熱応動部材(91、92、94)には、任意箇所の熱を熱応動部材(91、92、94)に伝熱する、熱伝導率の高い熱伝導部材(96)が設けられることを特徴とするので、任意箇所の熱源から離れた場所に熱応動部材(91、92、94)を取り付けることができ、熱応動部材(91、92、94)の取付位置の自由度を上げることができる。
【0027】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本実施形態に係る車両用冷却装置の模式図である。
【0029】
図1中、1は車両走行用の水冷エンジン(水冷式内燃機関)であり、この水冷エンジン(以下、エンジンと略す。)は、車両前方側に向けて開口して空気を内部に取り込む空気口(フロントグリル)2が形成されたエンジンルーム(機械室)3内に搭載されている。なお、エンジン1は、エンジンルーム3内のうち空気口2からみて空気流れ下流側に位置している。
【0030】
そして、エンジンルーム3内のうち空気口2とエンジン1との間には、エンジン1内を循環してエンジン1を冷却する冷却水と空気との間で熱交換を行うラジエータ4が配設され、このラジエータ4より空気流れ上流側には、車両用空調装置の放熱装置をなすコンデンサ5が配設されている。
【0031】
また、ラジエータ4とエンジン1との間には、エンジンルーム3内をラジエータ3側の第1空間31とエンジン1側の第2空間32とに区画する区画壁をなす金属又は樹脂製のシュラウド6が配設されている。
【0032】
そして、シュラウド6には、その上方側から順に、両空間31、32を連通させて空気口2から第1空間31内に流入してコンデンサ5及びラジエータ4を通過した空気(以下、この空気を流入空気と呼ぶ。)をエンジン1の上方側に導く第1冷却風通路(第3連通路手段)61、両空間31、32を連通させて流入空気をエンジン1のうち空気口2側に面した壁面に向けて流通させる第2冷却風通路(第1連通路手段)62、及び流入空気をエンジンルーム3の下方側からエンジンルーム3外に放出する第3冷却風通路(第2連通路手段)63が形成されている。
【0033】
7は第1冷却風通路61(以下、第1通路61と略す。)を開閉する板ドア(開閉手段)であり、8は第2冷却風通路62(以下、第2通路62と略す。)を開閉するとともに、複数枚の帯板ドア81を鎧窓状に配置したブラインドドア(ブラインドシャッタ)であり、両ドア7、8はリンク機構(図示せず)を介して、図2に示すように、サーボモータ等の駆動手段7a、8bにより駆動されている。
【0034】
また、図1中、64は空気口2から空気を取り込み、コンデンサ5及びラジエータ4に空気を送風する軸流ファンを有する送風機であり、この送風機64及び駆動手段7a、8b(板ドア7、ブラインドドア8)は、図2に示すように、電子制御装置(ECU)9により制御される。
【0035】
そして、ECU9には、エンジン1に配設されて冷却水温度を検出する水温センサ10の検出温度TW、空気口2に配設されて流入空気の温度を検出する外気温センサ(温度検出手段)11の検出温度Ta、及び車両速度を検出する車速センサ(風速検出手段)12の検出速度Vが入力されており、ECU9は、これらセンサ10から12の検出値に基づいて予め設定されたプログラムに従って両ドア7、8等を制御する。
【0036】
なお、図1中、13は、パワステアリング用油圧ポンプ、車両空調装置用の圧縮機12及びジェネレータ(オルタネータ)等のエンジン1と連動して稼働する補機である。
【0037】
また、図3中、78は、帯板ドア81の長手方向両端側に配設されたガイド板であり、このガイド板78に形成された略くの字状のガイド溝78aには、板ドア7及びブラインドドア8(複数枚の帯板ドア81)に形成された突起部(図示せず)が摺動可能に挿入されている。このため、ガイド板78が車両前後方向(紙面左右方向)に可動すると、板ドア7及びブラインドドア8(複数枚の帯板ドア81)は、ガイド溝78aに案内されて開閉作動する。
【0038】
なお、図3(e)に示すように、各帯板ドア81は、全て同様に開閉作動させずに、複数枚の帯板ドア81のうち一部の帯板ドア81のみ開閉することができるように構成されている。このため、ガイド板78のガイド溝78aのうち、一部の帯板ドア81に対応するガイド溝78aは、その一部の帯板ドア81の作動に合わせて、その他のガイド溝78aと異なる形状となっている。
【0039】
次に、本実施形態の作動を述べる。
【0040】
1.第1モード(図1参照)
この第1モードは、外気温センサ11の検出温度Taが所定温度(本実施形態では、20℃)以上の夏期であって、車両速度が所定速度(本実施形態では、15km/h)以下のときのごとく、流入空気の風速が所定風速(本実施形では、3m/s)以下のとき、又は外気温センサ11の検出温度Taが所定温度以上の夏期であって、水温センサ10の検出温度Taが所定温度未満となる比較的エンジン負荷が小さいときに実行されるモードである。
【0041】
具体的には、第1通路61を全開とし、かつ、第2通路62を全閉とし、することにより、流入空気の一部を第1通路61から第2空間32内に流入させ、その他の流入空気を、エンジン1と衝突させることなく、第3通路63からエンジンルーム3外に放出するものである。なお、図3(e)に示すように、第2通路62を全閉とせずに、一部の帯板ドア81を開くようにしてもよい。
【0042】
2.第2モード(図4参照)
この第2モードは、検出温度Taが所定温度以上の夏期であって、車両速度が所定速度より大きいときのごとく、流入空気の風速が所定風速より大きいとき、又は外気温センサ11の検出温度Taが所定温度以上の夏期であって、水温センサ10の検出温度Taが所定温度以上となる比較的エンジン負荷が大きいときに実行されるモードである。
【0043】
具体的には、第1通路61及び第2通路62を全開とすることにより、流入空気の多くを第2空間32内に流入させ、その他の流入空気を第3通路63からエンジンルーム3外に放出する。
【0044】
3.第3モード(図5参照)
この第3モードは、検出温度Taが所定温度未満の冬期に実行されるモードである。具体的には、第1通路61及び第2通路62を全閉とすることにより、流入空気全量を第3通路63からエンジンルーム3外に放出する。
【0045】
次に本実施形態の特徴を述べる。
【0046】
本実施形態によれば、ラジエータ4とエンジン1の間に第1空間31と第2空間32とに区画するシュラウド6が配設されているので、ラジエータ4を通過した空気が直接にエンジン1に衝突することを防止できる。したがって、例えば冬期やコールドスタート時において、ラジエータ4を通過した空気によりエンジン1が冷却されないので、暖機運転の促進を図ることができる。
【0047】
また、ラジエータ4を通過した空気が直接にエンジン1に衝突することを防止できるので、エンジン1に衝突した空気がエンジンルーム3の内壁側部とラジエータ4との隙間を通過してラジエータ4又はコンデンサ5の上流側まで回り込むことを防止できる。したがって、ラジエータ4及びコンデンサ5の放熱能力が低下することを防止できる。
【0048】
なお、第2モードでは、第2通路62が全開状態となるので、ラジエータ4を通過した空気が直接にエンジン1に衝突するが、車両速度が上昇し、エンジンルーム3内に十分な風速の流入空気が流入するので、エンジン1に衝突した空気がラジエータ4又はコンデンサ5の上流側まで回り込むことは殆どない。
【0049】
また、ラジエータ4を通過した空気が直接にエンジン1の壁面に衝突するので、このエンジン1の壁面に衝突する空気によりエンジン1を冷却(空冷)することができ、エンジン1のオーバヒートを未然に防止することができる。
【0050】
また、第1モードでは、複数枚の帯板ドア81のうち一部の帯板ドア81のみを開けることができるので、第1連通路手段62を閉じた状態であっても、第2空間32の特定部位に向けて流入空気を送風することができ、補機13の冷却を図ることができる。
【0051】
ところで、エンジン1の壁面に衝突する空気によりエンジン1を冷却(空冷)するには、第2通路62の通路断面積を拡大すればよいが、このとき、第2通路62を開閉するドア手段を単純な板ドアとすると、通路断面積の拡大に呼応してそのドア手段も大型化してしまうので、エンジンルーム3内にそのドア手段を配設することは、事実上、困難である。
【0052】
これに対して、本実施形態では、複数枚の帯板ドア81を鎧窓状に配置したブラインドドア8により第2通路62が開閉されるので、第2通路62を開閉するドア手段の大型化を招くことなく、第2通路62の通路断面積を拡大することができる。
【0053】
したがって、第2通路62を開閉するドア手段の車両への搭載性を向上させつつ、エンジン1の壁面に衝突する空気によってエンジン1を冷却することができる。延いては、エンジン1の冷却能力を増大させることができるので、ラジエータ4の小型化を図ることができ、エンジンルーム3の小型化をさらに推進することができる。
【0054】
以上に述べたように、本実施形態に係る車両用冷却装置によれば、冬期等においては暖機運転時間の短縮化を図り、夏期等においてはエンジン1のオーバヒートを防止することができる。
【0055】
ところで、一般的に補機13は空冷であるので、第2空間32内に熱気が充満すると、補機13の冷却を十分にすることができず、補機13が熱損傷してしまうおそれがある。
【0056】
これに対して、本実施形態では、冬期を除き、必ずエンジンルーム3の上方側に位置する第1通路61から第2空間32に流入空気を流入させているので、第2空間32内では、少なくとも上方側から下方側に向かって流通する空気流れが発生する。
【0057】
このため、第2空間32内に充満した熱気をスムーズにエンジンルーム3外に放出することができるので、補機13を効率よく冷却することができる。
【0058】
また、ガイド板78のガイド溝78aの形状を変更することにより、両ドア7、8の開閉モードを容易に変更することができるので、車種毎の変更を容易に行うことができる。
【0059】
(第2実施形態)
本実施形態は、図6に示すように、ラジエータ4の上方側に流入空気の一部ををラジエータ4を迂回させてラジエータ4の空気流れ下流側(シュラウド6側)に流通させるバイパス通路14を設けるとともに、このバイパス通路14を開閉する開閉ドア15を設けたものである。
【0060】
そして、開閉ドア15は、水温センサ10の検出温度TWが所定温度(本実施形態では、95℃)未満となるエンジン負荷が所定負荷より小さいときには、図7に示すように、バイパス通路14を開き、一方、検出温度TWが所定温度(本実施形態では、95℃)以上となるエンジン負荷が所定負荷以上のとき(以下、このときを第4モードと呼ぶ。)には、図6に示すように、バイパス通路14を閉じる。
【0061】
これにより、エンジン負荷が大きくなるときには、エンジン負荷が小さいときに比べて、ラジエータ4を通過する風速が増加するので、エンジン負荷が大きくなりエンジン1の発熱量が大きくなったときに、ラジエータ4の放熱能力を増大させることができる。したがって、ラジエータ4の最大冷却能力を大きく損なうことなく、ラジエータ4の小型化を図ることができる。
【0062】
(第3実施形態)
本実施形態は、第2実施形態において、軸流ファンを有する送風機64に代えて、2台のクロスフローファン(横流ファン)65としたものである。因みに、クロスフローファンとは、空気が多翼形羽根車の軸と直角な断面を通過するターボ送風機を言う(JIS B 0132)。
【0063】
なお、図8は本実施形態における第1モードを示し、図9は本実施形態における第2モードを示し、図10は本実施形態における第3モードを示し、図11は本実施形態における第4モードを示すものである。
【0064】
(第4実施形態)
第1〜3実施形態では、板ドア7、ブラインドドア8、及び開閉ドア15はリンク機構を介してサーボモータ等の駆動手段7a、8bにより開閉駆動されているが、本実施形態では、これらのリンク機構、及び駆動手段7a、8bを廃止して、板ドア7、ブラインドドア8、及び開閉ドア15は形状記憶合金やバイメタル等の温度に応じて任意の形状に変形する熱応動部材により開閉制御して、リンク機構、及び駆動手段7a、8bの部品点数を減少させるものである。
【0065】
図12は、第3実施形態に熱応動部材を適用させた第4モードを示す模式図であり、図13は図12のA部拡大図である。91は、2種類の金属の張り合わせ材をスパイラル状に形成したバイメタル(熱応動部材)であり、バイメタル91の温度が高くなるとスパイラルの中心軸方向に伸び、温度が低くなると縮むものである。バイメタル91は、その中心軸方向が車両前後方向になるように配置されており、バイメタル91の車両前方側の一端はシュラウド6に固定され、車両後方側の一端にはL字形状のストッパー91aが形成されている。
【0066】
これにより、バイメタル91は流入空気が衝突する位置に配置されているので、流入空気の温度に応じて温度変化して伸縮する。よって、流入空気が低温であり、バイメタル91が所定温度(例えば0℃)未満になる場合には、図13(a)に示すように、バイメタル91は縮み、ストッパー91aは帯板ドア81の一端を係止する。一方、流入空気が高温であり、バイメタル91が所定温度(例えば0℃)以上になる場合には、図13(b)に示すように、バイメタル91は伸びて帯板ドア81の係止を解除する。そして、帯板ドア81の面が受ける流入空気の風圧による力により、帯板ドア81は開けられる。
【0067】
すなわち、車両停止時には車速風による流入空気は発生しないため帯板ドア81を閉じていてもよいことに着目し、車両走行時に流入空気が高温の場合にのみ帯板ドア81は開く。また、冬季のように外気温度が低く暖房性能が不足している場合に帯板ドア81は閉じるが、外気温度が低い場合であっても、走行時にエンジン水温が高くなり暖房性能が余ってくるとエンジンに備えられるサーモスタットが開きラジエータ4に冷却水が流れた場合には、図15に示す実験結果により、ラジエータ下流空気温度は上昇するので、帯板ドア81を開けることができる。
【0068】
因みに、上述のバイメタル91は、室温と100℃との間で2〜3mm程度伸縮変形するものである。
【0069】
図14は、図12のB部拡大図であり、92は、形状記憶合金で形成されたコイルばね(熱応動部材)であり、形状記憶合金コイルばね92の温度が高くなるとコイルの中心軸方向に伸び、温度が低くなると縮むものである。また、93は、形状記憶合金ではない金属製のコイルばねである。
【0070】
そして、金属製コイルばね93の一端は、ラジエータ4の上端のうち車両前方部分に固定され、金属製コイルばね93の他端は、板ドア7のラジエータ4側の面のうち車両前方部分に固定されている。また、形状記憶合金コイルばね92の一端は、ラジエータ4の上端のうち車両後方部分に固定され、金属製コイルばね93の他端は、板ドア7のラジエータ4側の面のうち車両後方部分に固定されている。
【0071】
これにより、形状記憶合金コイルばね92はラジエータ4に固定されているので、ラジエータ4を流通する冷却水温度に応じて温度変化して伸縮する。すなわち、図14(a)に示すように冷却水温度が高温(例えば95℃以上)の場合には、形状記憶合金コイルばね92は、コイルばね93の弾性力に逆らって伸びて、開閉ドア15を閉じる。一方、図14(b)に示すように冷却水温度が低温(例えば95℃未満)の場合には、形状記憶合金コイルばね92は、コイルばね93の弾性力に逆らって縮み、開閉ドア15を開ける。
【0072】
因みに、上述の形状記憶合金コイルばね92は、室温と100℃との間で40mm程度伸縮変形するものである。
【0073】
ところで、温度に応じて変形してブラインドシャッタの開閉制御をする熱応動部材に関し、特開昭58−180717号公報にて、ラジエータタンクに設けた形状記憶合金を、リンク機構を介してブラインドシャッタに連結させるものが提案されており、これによれば、形状記憶合金がラジエータタンク内の冷却水温度に応じて変形し、この変形力がリンク機構によりブラインドシャッタに伝達されることにより、ブラインドシャッタは開閉される。
【0074】
しかし、上記提案では冷却水温度に応じて形状記憶合金を変形させるため、ラジエータタンクからブラインドシャッタまで変形力を伝達するリンク機構を必要とするので、部品点数及び組立工数の増加によるコストアップと、リンク機構の搭載スペースによる大型化を招いてしまう。
【0075】
これに対して、本実施形態では、ブラインドシャッタ8の帯板ドア81は、流入空気の風圧から受ける力により開けられるので、バイメタル91のごとく、変形力および変形量が小さい場合であっても、ブラインドシャッタ8を開閉駆動することができる。
【0076】
また、バイメタル91がブラインドシャッタ8を直接開閉制御するので、上記公報のリンク機構を必要とせず、部品点数及び組立工数の減少によるコストダウンと、小型化を図ることができる。
【0077】
なお、第1実施形態で説明したように、各帯板ドア81は、全て同様に開閉作動させずに、複数枚の帯板ドア81のうち一部の帯板ドア81のみ開閉することができるように構成してもよい。
【0078】
(第5実施形態)
第4実施形態では、スパイラル状のバイメタル91により帯板ドア81の開閉を制御していたが、図16に示すようにクリップ状の形状記憶合金94を帯板ドア81に固定して、その開閉を制御してもよい。この場合、クリップ状形状記憶合金94が所定温度未満になる場合には、図16(a)に示すように、クリップ94の先端が閉じて、帯板ドア81の一端を係止する。一方、流入空気が高温であり、クリップ状形状記憶合金94が所定温度以上になる場合には、図16(b)に示すように、クリップ94の先端が開いて帯板ドア81の係止を解除する。図16(c)は、図16(a)のC矢視図である。
【0079】
また、図17に示すように、クリップ状形状記憶合金94の一端をラジエータ4の上端に固定し、他端を板ドア7に固定して、板ドア7を開閉制御するようにしてもよい。
【0080】
また、図18に示すように、スパイラル状のバイメタル91の一端をラジエータ4の上端に固定し、他端を板ドア7に固定して、板ドア7を開閉制御するようにしてもよい。
【0081】
また、図14に示す金属製コイルばね93を廃止して、図19に示すように形状記憶合金コイルばね92により開閉ドア15を開閉制御するようにしてもよい。そして、冷却水温度が高温の場合には、図19(a)に示すように形状記憶合金コイルばね92が伸びて、開閉ドア15はバイパス通路14を僅かに閉じる。さらに、開閉ドア15の面が受ける流入空気の風圧による力により、バイパス通路14を完全に閉じるに至るまで開閉ドア15は閉じられる。そして、車両が停止して車速風による流入空気が生じなくなると、開閉ドア15はバイパス通路14を開ける位置まで自然に戻る。一方、図19(b)に示すように冷却水温度が低温の場合には、形状記憶合金コイルばね92は伸びることなく、開閉ドア15はバイパス通路14を開ける。
【0082】
また、第4実施形態では、スパイラル状のバイメタル91により帯板ドア81の開閉を制御していたが、図20に示すように形状記憶合金コイルばね92を用いて帯板ドア81の係止およびその解除を行い、帯板ドア81の開閉を制御してもよい。この場合には、コイルばね92がたわまないようにコイルばね92の廻りにストロー状のガイド95を設けるとよい。
【0083】
また、第4実施形態では、形状記憶合金コイルばね92の一端は、ラジエータ4の上端に固定されているが、図21に示すようにラジエータ4の上端に熱伝導率の高い熱伝導部材96の一端を固定し、他端を形状記憶合金コイルばね92に接続するようにしてもよい。この場合、形状記憶合金コイルばね92をラジエータ4以外の場所(例えばシュラウド6)に固定することができるので、形状記憶合金コイルばね92の取付位置の自由度を上げることができる。
【0084】
また、上記第3、第4実施形態で述べた熱応動部材91、92、94を板ドア7に適用してもよい。
【0085】
また、開閉ドア15の開閉を制御する熱応動部材91、92、94は、冷却水による熱をラジエータ表面を介して伝熱されて温度変化しているが、冷却水の熱を直接伝熱されるようにしてもよい。
【0086】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、内燃機関を走行用エンジンとする車両を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、電気モータを走行用エンジンとする電気式車両(鉄道車両を含む。)に対しても適用することができる。この場合、走行用電動モータは冷却水にて冷却される水冷式であることが必要である。なお、電気式車両の場合の補機とは、前述のごとく、車両用空調装置の圧縮機12は勿論、インバータ等の電気モータを制御する半導体素子等の発熱機器も含まれる意味である。
【0087】
また、上述の実施形態では、車両速度を検出することにより、間接的に流入空気の風速を検出したが、車速センサ12に代えて流入空気の風速を直接に検出する風速計を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る車両用冷却装置の第1モードを示す模式図である。
【図2】第1実施形態に係る車両用冷却装置の制御ブロック図である。
【図3】第1実施形態に係る車両用冷却装置における板ドア及びブラインドドアの拡大図である。
【図4】第1実施形態に係る車両用冷却装置の第2モードを示す模式図である。
【図5】第1実施形態に係る車両用冷却装置の第3モードを示す模式図である。
【図6】第2実施形態に係る車両用冷却装置の模式図である。
【図7】第2実施形態に係る車両用冷却装置の第4モードを示す模式図である。
【図8】第3実施形態に係る車両用冷却装置の第1モードを示す模式図である。
【図9】第3実施形態に係る車両用冷却装置の第2モードを示す模式図である。
【図10】第3実施形態に係る車両用冷却装置の第3モードを示す模式図である。
【図11】第3実施形態に係る車両用冷却装置の第4モードを示す模式図である。
【図12】第4実施形態に係る車両用冷却装置の第4モードを示す模式図である。
【図13】図12のA部拡大図である。
【図14】図12のB部拡大図である。
【図15】ラジエータ下流空気温度及びエンジン水温の時間経過に対する変化を示すグラフである。
【図16】第5実施形態に係る車両用冷却装置におけるブラインドドアの拡大図である。
【図17】第5実施形態に係る車両用冷却装置における開閉ドアの拡大図である。
【図18】第5実施形態に係る車両用冷却装置における開閉ドアの拡大図である。
【図19】第5実施形態に係る車両用冷却装置における開閉ドアの拡大図である。
【図20】第5実施形態に係る車両用冷却装置におけるブラインドドアの拡大図である。
【図21】第5実施形態に係る車両用冷却装置における開閉ドアの拡大図である。
【符号の説明】
4…ラジエータ、5…コンデンサ、6…シュラウド(区画壁)、
8…ブラインドドア、31…第1空間、32…第2空間、
61…第1通路(第3連通路手段)、62…第2通路(第1連通路手段)、
63…第3通路(第2連通路手段)、91…バイメタル、
92…形状記憶合金コイルばね、94…クリップ状形状記憶合金。

Claims (10)

  1. 空気を内部に取り込む空気口(2)が形成されたエンジンルーム(3)内に、水冷エンジン(1)を搭載した車両に適用される車両用冷却装置であって、
    前記エンジンルーム(3)内に配設され、前記水冷エンジン(1)内を循環する冷却水と空気との間で熱交換を行うラジエータ(4)と、
    前記ラジエータ(4)と前記水冷エンジン(1)との間に配設され、前記エンジンルーム(3)内を前記ラジエータ(4)側の第1空間(31)と前記水冷エンジン(1)側の第2空間(32)とに区画する区画壁(6)と、
    前記区画壁(6)に設けられ、前記両空間(31、32)を連通させて前記第1空間(31)内に流入した流入空気を前記水冷エンジン(1)の壁面に向けて流通させる第1連通路手段(62)と、
    前記区画壁(6)のうち前記第1通路手段(62)より下方側に設けられ、前記流入空気を前記エンジンルーム(3)外に放出する第2連通路手段(63)と、
    前記第1連通路手段(62)を開閉する複数枚の帯板ドア(81)を鎧窓状に配置し、前記複数枚の帯板ドア(81)のうち一部の帯板ドア(81)のみ開閉することができるように構成されたブラインドシャッタ(8)とを備えることを特徴とする車両用冷却装置。
  2. 前記流入空気の温度を検出する温度検出手段(11)が設けられており、
    さらに、前記温度検出手段(11)の検出温度が所定温度未満のときには、前記流入空気を前記第2空間(32)に流入させることなく、前記第2連通路手段(63)から前記エンジンルーム(3)外に放出させることを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却装置。
  3. 前記区画壁(6)のうち前記第1連通路手段(62)より上方側には、前記両空間(31、32)を連通させて前記流入空気を前記水冷エンジン(1)の上方側に導く第3連通路手段(61)が設けられ、
    前記第3連通路手段(61)を開閉する開閉手段(7)が設けられ、
    前記流入空気の風速を検出する風速検出手段(12)が設けられており、
    さらに、前記温度検出手段(11)の検出温度が所定温度以上の場合であって、前記風速検出手段(12)の検出風速が所定風速以下のときには、前記第1連通路手段(62)を閉じた状態で前記第3連通路手段(61)を開き、
    一方、前記温度検出手段(11)の検出温度が所定温度以上の場合であって、前記検出風速が所定風速より大きいときには、前記第1、3連通路手段(62、61)を開くことを特徴とする請求項2に記載の車両用冷却装置。
  4. 前記ブラインドシャッタ(8)には、温度に応じて任意の形状に変形する熱応動部材(91、92、94)が設けられ、
    前記ブラインドシャッタ(8)の開閉制御は、前記熱応動部材(91、92、94)により制御されることを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却装置。
  5. 前記熱応動部材(91、92、94)は、形状記憶合金により形成され、
    前記ブラインドシャッタ(8)は、前記熱応動部材(91、92、94)により開閉駆動されることを特徴とする請求項4に記載の車両用冷却装置。
  6. 前記ブラインドシャッタ(8)は、前記流入空気の風圧から受ける力により開けられることを特徴とする請求項4に記載の車両用冷却装置。
  7. 前記ラジエータ(4)をバイパスして前記第1空間(31)に空気を流入させるバイパス通路手段(14)が設けられ、
    前記バイパス通路手段(14)を開閉するバイパス用開閉手段(15)が設けられ、
    前記バイパス用開閉手段(15)には、温度に応じて任意の形状に変形する熱応動部材(91、92、94)が設けられ、
    前記バイパス用開閉手段(15)の開閉制御は、前記熱応動部材(91、92、94)により制御されることを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却装置。
  8. 前記熱応動部材(91、92、94)は、形状記憶合金により形成され、
    前記バイパス用開閉手段(15)は、前記熱応動部材(91、92、94)により開閉駆動されることを特徴とする請求項7に記載の車両用冷却装置。
  9. 前記バイパス用開閉手段(15)は、前記バイパス通路手段(14)に流入する空気の風圧から受ける力により開けられることを特徴とする請求項7に記載の車両用冷却装置。
  10. 前記熱応動部材(91、92、94)には、任意箇所の熱を前記熱応動部材(91、92、94)に伝熱する、熱伝導率の高い熱伝導部材(96)が設けられることを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1つに記載の車両用冷却装置。
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