JP4305971B2 - 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関し、特に、入力された画像データに応じて、表示されているオブジェクトの動作を変化させ、発せられる音も変化させる情報処理装置および方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からの音響再生装置には、レコードプレーヤ、光ディスクを用いた再生装置、カセットテープレコードなどがある。これらの音響再生装置は、いずれも予め記録媒体に記録されている音響データを再生するものである。
【0003】
ユーザは、このような記録媒体に記録された音響データを再生するだけでは物足りず、ハードウェアとソフトウェアを用いて音楽を奏でたり、その奏でた音楽を記録媒体に記録したりといった、コンピュータミュージックなどと称されていることが盛んになってきている。このようなコンピュータミュージックには、楽器を自動演奏させるといった楽しみもある。このように楽器を自動演奏させた場合、予め記録されている音響再生用のMIDI(Musical Instruments Dgital Interface)シーケンスデータを音源装置に供給して、音を発音させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したコンピュータミュージックには、パーソナルコンピュータが用いられるため、マウス、キーボード、タッチパネルなどの装置を操作することにより、音楽を奏でたり、自動演奏させたりすることを実現させている。このため、コンピュータミュージックを楽しむためには、入力デバイスとして直接手で操作できるものが必要となり、ライブパフォーマンスのように、動きまわりながらたのしむといった場合には不向きである。
【0005】
また、一般的に、音楽を奏でたり、自動演奏させたりするには、その操作を行うためのさまざまな知識や技術が必要となる。このため、コンピュータミュージックを楽しむためには、まず知識や技術を学ばなくてはならず、修得した人以外は、コンピュータミュージックを楽しむことができず、受動的に再生された音楽を聴くだけになってしまう。しかしながら、ユーザの中には、簡単に音楽をアレンジして楽しみたいといった希望があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、CCDビデオカメラなどで撮像した画像の変化により、音を生成し、また、画面上に表示されているオブジェクトの動きや形を変化させるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、画像を表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段に表示された画像から、所定の特徴のデータを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された所定の特徴データのパラメータを設定する特徴データ設定手段と、再生する音響データを設定する音響データ設定手段と、前記特徴データ設定手段により設定された前記パラメータに応じて、前記音響データ設定手段により設定された音響データを再生する再生手段とを備える。
【0008】
本発明の情報処理方法は、表示手段に表示される画像から、所定の特徴のデータを抽出し、抽出された所定の特徴データのパラメータを設定し、再生する音響データを設定し、設定された前記パラメータに応じて、設定された前記音響データを再生するステップを含む。
【0009】
本発明の記録媒体は、表示手段に表示される画像から、所定の特徴のデータを抽出し、抽出された所定の特徴データのパラメータを設定し、再生する音響データを設定し、設定された前記パラメータに応じて設定された前記音響データを再生するステップを含むコンピュータが読み取り可能なプログラムを記録している。
【0010】
本発明の情報処理装置および方法、並びに記録媒体においては、表示される画像から、所定の特徴のデータが抽出され、抽出されたデータに応じて設定されるパラメータに基づき、設定された音響データが再生される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0012】
本発明の情報処理装置は、画像を表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段に表示された画像から、所定の特徴のデータを抽出する抽出手段(例えば、図18のステップS22)と、前記抽出手段により抽出された所定の特徴データのパラメータを設定する特徴データ設定手段(例えば、図18のステップS24)と、再生する音響データを設定する音響データ設定手段(例えば、図9のステップS2)と、前記特徴データ設定手段により設定された前記パラメータに応じて、前記音響データ設定手段により設定された音響データを再生する再生手段(例えば、図18のステップS25)とを備える。
【0015】
図1乃至図6は、本発明を適用した携帯型パーソナルコンピュータの構成例を表している。このパーソナルコンピュータ1は、ミニノート型のパーソナルコンピュータとされ、基本的に、本体2と、本体2に対して開閉自在とされている表示部3により構成されている。図1は、表示部3を本体2に対して開いた状態を示す外観斜視図、図2は、図1の平面図、図3は、表示部3を本体2に対して閉塞した状態を示す左側側面図、図4は、表示部3を本体2に対して180度開いた状態を示す右側側面図、図5は、図3の正面図、図6は、図4の底面図である。
【0016】
本体2には、各種の文字や記号などを入力するとき操作されるキーボード4、マウスカーソルを移動させるときなどに操作されるトラックポイント(商標)5が、その上面に設けられている。また、本体2の上面には、音を出力するスピーカ8と、表示部3に設けられているCCDビデオカメラ23で撮像するとき操作されるシャッタボタン10がさらに設けられている。
【0017】
表示部3の上端部には、ツメ13が設けられており、図3に示すように、表示部3を本体2に対して閉塞した状態において、ツメ13に対向する位置における本体2には、ツメ13が嵌合する孔部6が設けられている。本体2の前面には、スライドレバー7が前面に平行に移動可能に設けられており、スライドレバー7は孔部6に嵌合したツメ13と係合してロックし、またロック解除することができるようになっている。ロックを解除することにより、表示部3を本体2に対して回動することができる。ツメ13の隣りには、マイクロホン24が取り付けられている。このマイクロホン24は、図6にも示すように、背面からの音も収音できるようになされている。
【0018】
本体2の正面にはまた、プログラマブルパワーキー(PPK)9が設けられている。本体2の右側面には、図4に示すように、排気孔11が設けられており、本体2の前面下部には、図5に示すように、吸気孔14が設けられている。さらに、排気孔11の右側には、PCMCIA(Personal Comuputer Memory Card International Association)カード(PCカード)を挿入するためのスロット12が設けられている。
【0019】
表示部3の正面には、画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)21が設けられており、その上端部には、撮像部22が、表示部3に対して回動自在に設けられている。すなわち、この撮像部22は、LCD21と同一の方向と、その逆の方向(背面の方向)との間の180度の範囲の任意の位置に回動することができるようになされている。撮像部22には、CCDビデオカメラ23が取り付けられている。
【0020】
表示部3の下側の本体側には、電源ランプPL、電池ランプBL、メッセージランプML、その他のLEDよりなるランプが設けられている。なお、図3に示す符号40は、本体2の左側面に設けられた電源スイッチであり、図5に示す符号25は、CCDビデオカメラ23のフォーカスを調整する調整リングである。さらに、図6に示す符号26は、本体2内に増設メモリを取り付けるための開口部を被覆する蓋であり、符号41は、蓋26のロックツメを外すためのピンを挿入する小孔である。
【0021】
図7は、パーソナルコンピュータ1の内部の構成を表している。内部バス51には、図7に示すように、CPU(Central Processing Unit)52、必要に応じて挿入されるPCカード53、RAM(Random Access Memory)54、およびグラフィックチップ81が接続されている。この内部バス51は、外部バス55に接続されており、外部バス55には、ハードディスクドライブ(HDD)56、I/O(入出力)コントローラ57、キーボードコントローラ58、トラックポイントコントローラ59、サウンドチップ60、LCDコントローラ83、モデム50などが接続されている。
【0022】
CPU52は、各機能を統括するコントローラであり、PCカード53は、オプションの機能を付加するとき適宜装着される。
【0023】
RAM54の中には、起動が完了した時点において、電子メールプログラム(アプリケーションプログラム)54A、オートパイロットプログラム(アプリケーションプログラム)54B、そしてOS(基本プログラム)54Cが、HDD56から転送され、記憶される。
【0024】
電子メールプログラム54Aは、電話回線のような通信回線などからネットワーク経由で通信文を授受するプログラムである。電子メールプログラム54Aは、特定機能としての着信メール取得機能を有している。この着信メール取得機能は、メールサーバ93に対して、そのメールボックス93A内に自分(利用者)宛のメールが着信しているかどうかを確認して、自分宛のメールがあれば取得する処理を実行する。
【0025】
オートパイロットプログラム54Bは、予め設定された複数の処理(またはプログラム)などを、予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラムである。
【0026】
OS(基本プログラムソフトウェア)54Cは、Windows95(商標)に代表される、コンピュータの基本的な動作を制御するものである。
【0027】
一方、外部バス55側のハードディスクドライブ(HDD)56には、電子メールプログラム56A、オートパイロットプログラム56B、OS(基本プログラムソフトウェア)56Cが記憶されている。ハードディスクドライブ56内のOS56C、オートパイロットプログラム56B、および電子メールプログラム56Aは、起動(ブートアップ)処理の過程で、RAM54内に順次転送され、格納される。
【0028】
I/Oコントローラ57は、マイクロコントローラ61を有し、このマイクロコントローラ61には、I/Oインタフェース62が設けられている。このマイクロコントローラ61は、I/Oインタフェース62、CPU63、RAM64、ROM69が相互に接続されて構成されている。このRAM64は、キー入力ステイタスレジスタ65、LED(発光ダイオード)制御レジスタ66、設定時刻レジスタ67、レジスタ68を有している。設定時刻レジスタ67は、ユーザが予め設定した時刻(起動条件)になると起動シーケンス制御部76の動作を開始させる際に利用される。レジスタ68は、予め設定された操作キーの組み合わせ(起動条件)と、起動すべきアプリケーションプログラムの対応を記憶するもので、その記憶された操作キーの組み合わせがユーザにより入力されると、その記憶されたアプリケーションプログラム(例えば電子メール)が起動されることになる。
【0029】
キー入力ステイタスレジスタ65は、ワンタッチ操作用のプログラマブルパワーキー(PPK)9が押されると、操作キーフラグが格納されるようになっている。LED制御レジスタ66は、レジスタ68に記憶されたアプリケーションプログラム(電子メール)の立ち上げ状態を表示するメッセージランプMLの点灯を制御するものである。設定時刻レジスタ67は、所定の時刻を任意に設定することができるものである。
【0030】
なお、このマイクロコントローラ61には、バックアップ用のバッテリ74が接続されており、各レジスタ65,66,67の値は、本体2の電源がオフとされている状態においても保持されるようになっている。
【0031】
マイクロコントローラ61内のROM69の中には、ウェイクアッププログラム70、キー入力監視プログラム71、LED制御プログラム72が予め格納されている。このROM69は、例えばEEPROM(electrically erasable and programmable read only memory)で構成されている。このEEPROMはフラッシュメモリとも呼ばれている。さらにマイクロコントローラ61には、常時現在時刻をカウントするRTC(Real-Time Clock)75Aが接続されている。
【0032】
ROM69の中のウェイクアッププログラム70は、RTC75から供給される現在時刻データに基づいて、設定時刻レジスタ67に予め設定された時刻になったかどうかをチェックして、設定された時刻になると、所定の処理(またはプログラム)などの起動をするプログラムである。キー入力監視プログラム71は、PPK9が利用者により押されたかどうかを常時監視するプログラムである。LED制御プログラム72は、メッセージランプMLの点灯を制御するプログラムである。
【0033】
ROM69には、さらにBIOS(Basic Input/Output System)73が書き込まれている。このBIOSとは、基本入出力システムのことをいい、OSやアプリケーションソフトウェアと周辺機器(ディスプレイ、キーボード、ハードディスクドライブなど)の間でのデータの受け渡し(入出力)を制御するソフトウェアプログラムである。
【0034】
外部バス55に接続されているキーボードコントローラ58は、キーボード4からの入力をコントロールする。トラックポイントコントローラ59は、トラックポイント5の入力を制御する。
【0035】
サウンドチップ60は、マイクロホン24からの入力を取り込み、あるいは内蔵スピーカ8に対して音声信号を供給する。
【0036】
モデム50は、公衆電話回線90、インターネットサービスプロバイダ91を介して、インターネットなどの通信ネットワーク92やメールサーバ93などに接続することができる。
【0037】
内部バス51に接続されているグラフィックチップ81には、CCDビデオカメラ23で取り込んだ画像データが、処理部82で処理された後、入力されるようになされている。グラフィックチップ81は、処理部82を介してCCDビデオカメラ23より入力されたビデオデータを、内蔵するVRAM81Aに記憶し、適宜、これを読み出して、LCDコントローラ83に出力する。LCDコントローラ83は、グラフィックチップ81より供給された画像データをLCD21に出力し、表示させる。バックライト84は、LCD21を後方から照明するようになされている。
【0038】
電源スイッチ40は、電源をオンまたはオフするとき操作される。半押しスイッチ85は、シャッタボタン10が半押し状態にされたときオンされ、全押しスイッチ86は、シャッタボタン10が全押し状態にされたときオンされる。反転スイッチ87は、撮像部22が180度回転されたとき(CCDビデオカメラ23がLCD21の反対側を撮像する方向に回転されたとき)、オンされるようになされている。
【0039】
図8はLCD21に表示される画面の一例を示している。この画面の構成例では、作曲ウインドウ110とサウンドファイルウインド120の2つのウインドウが開いている状態を示している。作曲ウインドウ110は、サウンドファイルウインドウ120から選択されたサウンドファイルと、CCDカメラ23で撮像された画像とが用いられて、音楽を作り出されるときに表示されるウインドウである。
【0040】
作曲ウインドウ110は、このウインドウの大きさを変えたり、表示を変える場合に操作される選択部111、CCDカメラ23で撮像された画像を表示する画像部112、画像部112の表示やステージ115に表示されるサウンドオブジェクト(後述)の動作を設定する設定部113、および主に設定部113の画面を切り換える時に操作されるコマンドボタン114から構成されている。
【0041】
選択部111の”ファイル”は、このウインドウで設定したことをHDD56に記録させたり、または記録されているデータを読み出したりする場合に操作される。”表示”は、作曲ウインドウ110の表示画面構成を変えたりする場合に操作される。”ヘルプ”は、何かわからないことがあった場合に操作される。これらの”ファイル”、”表示”、および”ヘルプ”は、操作されるとプルダウンメニューが表示され、上述した処理ができるようになされている。そして右端にある3個のボックスは、この作曲ウインドウ110の大きさを変えたり、閉じたりする時に操作される。
【0042】
画像部112は、設定部113により設定されたデータに従って、CCDカメラ23で撮像された画像が表示されたり、格子状のメッシュが表示されたりする。図8の画像部112の表示例では、CCDカメラ23で撮像された画像として、懐中電灯などの光を発する物体を持った人が表示されている。
【0043】
設定部113は、画像部112の表示を設定する他に、後述するステージ115上に表示されたサウンドオブジェクトの動作などを設定するための画面を表示する。この設定部113の画像の表示例は、図11と図14を参照して後述する。
【0044】
コマンドボタン114の”PLAY”は、設定が終了し、音を作り出したという場合に操作されるボタンであり。”EDIT”は設定部113に、音を鳴らすための条件(パラメータ)を設定したりするための画面を表示させたいときに操作されるボタンであり、”Object”は、ステージ115上に表示されるサウンドオブジェクトの動作に関するパラメータを設定したい場合に操作されるボタンである。
【0045】
ステージ115は、ユーザがサウンドファイルウインド120から選択したサウンドファイルに対応するサウンドオブジェクトが表示され、この表示されたサウンドオブジェクトが設定部113により設定されたデータに従って、動作するところである。
【0046】
サウンドファイルウインドウ120は、選択部121とファイル表示部122とから構成されている。この選択部121は、この場合、選択部111と同様の構成となされており、その動作も同様なので、その説明は省略する。ファイル表示部122には、3つのサウンドファイルのアイコン123−1乃至123−3(以下、個々にアイコン123−1乃至123−3を区別する必要がない場合、単にアイコン123と記述する)が表示され、それぞれのファイルは、”SOUND1”、”SOUND2”、”SOUND3”と名付けられている。
【0047】
サウンドファイルは、例えば、WAVE形式のデータや、MIDIなどにより取り込まれたデータである。その他にも、コンパクトディスクなどに記録されていたデータをサウンドファイルとして用いることも可能である。
【0048】
カーソル130は、ユーザがトラックポイント5を操作した場合、その操作に応じた移動をするようになされている。
【0049】
なお、図8に示した画面は、一例であり、例えば、選択部111(選択部121)に他の選択肢を設けたり、アイコンなどで選択肢を表示したりしても良いことは言うまでもない。
【0050】
次に、ユーザが行う設定について、図9のフローチャートを参照して説明する。ユーザは、ステップS1において、サウンドファイルウインドウ120のファイル表示部122に表示されているアイコン123(サウンドファイル)から、1つのサウンドファイルを選択する。この選択は、カーソル130を所望のサウンドファイルのアイコン123上に移動させ、ドラッグして、作曲ウインドウ110のステージ115上にドロップすることにより行われる。
【0051】
図10は、このようにしてアイコン123が選択された場合の表示例を示している。ステージ115上にドロップされたアイコン123は、アイコン123とは異なる表示のサウンドオブジェクト141として表示されている。いまの場合、サウンドオブジェクト141は、音符の形で表示されている。
【0052】
このサウンドオブジェクト141は、アイコン123がステージ115上にドロップされた時点で、デフォルトとして与えられた絵でもよいし、ユーザが作成した絵や、デジタルカメラなどから取り込んだ画像でも良い。また、いまの場合、ステージ115の背景の絵はないが、ユーザの好みの絵を背景として設定することも可能である。これらの設定は、選択部111の”表示”を操作し、表示されたプルダウンメニューから選択、設定することにより行われる。
【0053】
ステップS1において、サウンドファイルの選択が終了すると、ステップS2において、EDITの設定が行われる。このEDITの設定は、カーソル130を用いてコマンドボタン114のEDITボタンを操作されることにより始まる。EDITボタンが操作されると、設定部113には、図11に示すような画面が表示される。
【0054】
図11(A)は、明るさ(Brightness)によりサウンドオブジェクト141の動作と、その音を変化させる場合の設定画面である。画面の左上に表示されている9個の四角形から構成されているマス150と、付されている0乃至8の番号は、画像部112を9等分したことを示している。すなわち図12に示すように、設定部113に図11(A)に示した画面が表示されている時には、画像部112にも、9等分に分けられていることがわかるような格子状の線が入る。以下、格子状の線により作られた個々の四角形を、適宜、メッシュと記述する。
【0055】
明るさ設定部151は、マス150に対応する番号が付せられた9本のバーと1本の明るさ参照用のバーとから構成されている。明るさ設定部151の1番左に存在するグラデーションのかかったバーは、明るさを参照するのに設けられたバーであり、ユーザがこのバーを参照して、所望の明るさを選択する。
【0056】
ユーザは、図11(A)の画面において、明るさの閾値の設定を行う。その設定は、音を鳴らさせたいメッシュに対応する番号のバーの所望の明るさのところのボックスが、明るさ参照用のバーを参照して決定され、クリックされることにより行われる。
【0057】
図11(A)の表示例では、マス150の番号0の四角形に対応するバーの1番明るいところがクリックされて選択された状態を示している。選択されたボックスは、色が付けられて表示される。換言すれば、明るさの閾値が設定されていないバーには、色が付けられて表示されているボックスはない。また、1つのサウンドオブジェクト141に対して、複数のバーに明るさの閾値を設定することも可能である。
【0058】
マス150の下方には、ページ番号を表示するページ表示部152がある。この明るさ設定画面は、ページ1とされている。ページ表示部152の左側には、前のページを表示させたい時に操作される前ページ表示ボタン153、右側には次のページを表示させたい時に操作される次ページ表示ボタン154が、それぞれ表示されている。
【0059】
このようにして明るさの設定がされると、次ページボタン154が操作され、設定部113に表示される画面は、図11(B)に示したような設定画面に切り替えられる。この設定画面では、ステージ115の仮想空間の設定が行われる。”PERSPECTIVE”は、ステージ115を擬似的な3次元空間として扱う設定である。すなわち、ステージ115に表示されたサウンドオブジェクト141は、擬似的な3次元空間を上下左右、そして、前後(手前と奥)に移動する。これに対し”FLANE”は、ステージ115を2次元空間として扱う設定である。すなわち、ステージ115上に表示されたサウンドオブジェクト141は、2次元空間を上下左右に移動する。
【0060】
サウンドオブジェクト141は、同一平面上(2次元空間)を上下左右に移動する場合は、その大きさは変化しないが、3次元空間を移動しているとき、手前に来たときには大きく、奥に行ったときには小さく表示される。図11(B)では、3次元空間としての”PERSPECTIVE”が選択された状態を示している。
【0061】
次ページ表示ボタン154が操作されると、設定部113の画面は、図11(C)に示した設定画面に切り替わる。この設定画面では、コマンドボタン114のPlayボタンが操作された場合に、サウンドオブジェクト141が始めに動き出す方向(初期値)が設定される。この表示例では、上方に移動するように設定されている。
【0062】
さらに次ページ表示ボタン154が操作されると、図11(D)に示したような設定画面に切り替わる。この設定画面では、バブル(Bubble)を設定するか否かが設定され、さらに設定した場合に、規則的に出す(Continuous)のか、それとも不規則に出す(Random)のかが設定される。図11(D)の表示例では、バブルを出すように設定され、そのバブルは不規則に出されるように設定されている。
【0063】
このバブルが設定された場合、図13に示したように、ステージ115には、ポインタ160が表示される。このポインタ160は、画像部112に表示されている画像のうち、動きベクトルが最も早いと検出されたところ、例えば、画像部112に表示されている画像が、人が手を振っているような場合、手の動きに合わせて移動するように表示される。このポインタ160は、最も動きの早いところを指し示すと言った意味でポインタと言う言葉を用いている。
【0064】
このポインタ160の形は、どのような形、色でも良いが、図13では球状で示した。このポインタ160から、バブルと称する球状の玉が規則的(Continuous)、または不規則(Random)に発生される。また、このバブルは、ステージ115の画面枠(壁)からも発生される。サウンドオブジェクト141は、このバブルに当たると跳ね返る。バブルは、サウンドオブジェクト141に当たる、ステージ115の壁から外に出る、または一定の時間が過ぎると消えるようになっている。
【0065】
図9のフローチャートの説明に戻り、ステップS2において、上述したような各種の設定が終了したら、ステップS3に進み、サウンドオブジェクト141の動作の設定を行う。この設定は、まずコマンドボタン114のObjectボタンが操作されることにより始められる。Objectボタンが操作されると、設定部113に表示される画面は、図14(A)に示したような画面に切り替わる。
【0066】
図14(A)に示した設定画面では、サウンドオブジェクト141の動作を左右するパラメータの設定が行われる。”FRICTION”では、サウンドオブジェクト141とステージ115との間の摩擦が設定される。摩擦が大きいと、サウンドオブジェクト141が動き出してからすぐに止まる設定となり、逆に摩擦が小さいと、サウンドオブジェクト141が動き出したら、なかなか止まらないという設定になる。
【0067】
”MASS(BOUNCE)”では、サウンドオブジェクト141に質量を持たすか否かが設定される。”ON”のラジオボタンをクリックすることにより、サウンドオブジェクト141に質量を持たせる設定ができる。質量がもたされたサウンドオブジェクト141は、他のサウンドオブジェクトやバブルが衝突してきた時、反発しない、または、その反発は小さいものとなる。
【0068】
一方、サウンドオブジェクト141に質量がないという設定にすると(ラジオボタンの”OFF”をクリックすると)、設定されたサウンドオブジェクト141に他のサウンドオブジェクトやバブルが衝突した時、反発(他の移動方向に変化)する。
【0069】
このような設定が終了され、次ページ表示ボタン154が操作されると、設定部113の画面は、図14(B)に示したような画面に切り替わる。この画面では、音が鳴る時間が設定される。すなわち、サウンドオブジェクト141は、画像部112の所定のメッシュが、一定の明るさに達したときに音が鳴るように設定されているので、その音が鳴る長さ(SOUND LENGTH)が設定される。
【0070】
図14(B)の表示例では、1乃至5秒(sec)の間で設定がされるようになっている。サウンドオブジェクト141は、対応するメッシュが設定された明るさに達したときに、この画面で設定された秒数だけ音を鳴らす。図14(B)の表示例では、5秒のところのボタンがクリックされ、オンにされた状態を示している。
【0071】
音の長さの設定が終了し、次ページボタン154が操作されると、設定部113の画面は、図14(C)に示したような画面に切り替わる。この画面では、サウンドオブジェクト141の、ポインタ160に対する動作が設定される。”Follow”のラジオボタンをオンの状態にすると、サウンドオブジェクト141は、ポインタ160にくっついて移動する。これに対し、”Go Away”に設定すると、サウンドオブジェクト141は、ポインタ160に対して逃げるようにして移動する。
【0072】
このような設定が、図9のステップS3において、終了されると、ステップS4に進む。ステップS4において、全ての所望のサウンドファイルに対して、上述したような設定が終了されたか否かが判断される。ステップS4において、全ての所望のサウンドファイルに対して設定が終了されていないと判断された場合、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0073】
上述した説明では、ステップS1における処理は、サウンドファイルウインドウ120のファイル表示部122に表示されているアイコン123をカーソル130を用いてステージ115上にドラッグアンドドロップによって、サウンドファイルの選択をし、そして、この選択されたサウンドファイルに対してステップS2とステップS3の処理を行うようにした。このようにサウンドファイルを選択する仕方の他に、始めに複数のサウンドファイルをステージ115上に選択し、サウンドオブジェクト141として表示させておき、その表示されているサウンドオブジェクト141の中から1つのサウンドオブジェクト141を選択し、その選択されたサウンドオブジェクト141に対して、ステップS2とステップS3の処理を施すようにしてもよい。
【0074】
また、ステップS2とステップS3の処理は入れ替えても良い。さらに、EDITの設定として、例えば、明るさ以外の変化に対応してサウンドオブジェクト141が音を鳴らすように設定したりする画面を設けても良いし、同様に、Objectの設定にも、上述したこと以外を設定する画面を設けても良い。
【0075】
このように設定された各種のパラメータなどのデータをHDD56、または図示されていない記録媒体に記録できるようにしておく。記録しておくことにより、次回以降、上述した処理を繰り返さなくて良くなり、もって、ユーザの使い勝手が良くなる。また、記録されたデータは、テキストエディタとして開くことにより編集ができるようにしておき、パラメータを変更したり、サウンドファイルを入れ替えたりすることもできる。
【0076】
ステップS4において、全ての所望のサウンドファイルに対して設定が終了されたと判断された場合、ステップS5に進む。ステップS5において、コマンドボタン114のPLAYボタンが操作される。図15は、3つのサウンドファイルが選択され、それぞれのサウンドファイルに対して各種の設定がされた結果、3つのサウンドオブジェクト141−1乃至141−3が表示されている例を示している。
【0077】
図15の表示例のように、PLAYボタンが操作されると、設定部113には、ステージ115上に表示されているサウンドオブジェクト141−1乃至141−3に対応するサウンドファイル名が表示されている。また、サウンドオブジェクト141−1乃至141−3は、それぞれ設定されたデータに従って、ステージ115上を移動している。そして、各サウンドオブジェクト141−1乃至141−3は、画像部112に表示されている画像の所定のメッシュが、設定された明るさ以上になったら音を出す。また、コマンドボタン114のPLAYボタンは、STOPボタンになり、上述した動作を止めたいときに操作されるボタンとなる。
【0078】
ここで、既に説明したこと以外のサウンドオブジェクト141の動作について、図16を参照して説明する。図16では、サウンドオブジェクト141を丸として示している。図16(A)は、サウンドオブジェクト141−1と141−2が衝突したときを示している。このような場合、サウンドオブジェクト141−1と141−2は、互いに跳ね返る(移動方向が変化する)。この跳ね返りの大きさは、上述したMASSの設定画面(図14(A))で設定されたパラメータにより決定される。
【0079】
図16(B)は、ステージ115の画面枠(壁)に衝突したサウンドオブジェクト141が、跳ね返る様子を示している。このようにサウンドオブジェクト141は、ステージ115の壁に衝突すると跳ね返るように設定されているので、ステージ115の外に出てしまい、その結果表示されなくなるといった状況はない。但し、ステージ115が3次元空間として設定されている場合、奥に行くに従って、サウンドオブジェクト141は小さく表示されるようになっているので、小さくなった結果、ステージ115上に表示されていないように見えるときもある。
【0080】
図16(C)は、カーソル130によりサウンドオブジェクト141をドラッグできることを示している。このように、ユーザによる直接的なサウンドオブジェクト141の動作の制御も可能である。また、カーソル130を用いてサウンドオブジェクト141がドラッグされ、その結果、ステージ115の外に出された場合、そのサウンドオブジェクト141は、ステージ115上に再び表示されないように、換言すれば、消去されるようにし、全ての関連するデータも消去されるように設定しても良い。
【0081】
このようにサウンドオブジェクト141の基本的な動作を設定するだけで、これらの動作の組み合わせにより、さまざまな動作を行わせることが可能となる。その結果、ユーザは音を聴覚的に楽しむのみばかりでなく、視覚的に楽しむことも可能となる。
【0082】
次に、図17のフローチャートを参照して、サウンドオブジェクト141の表示の制御について説明する。ステップS11において、表示の制御対象となるサウンドオブジェクト141が設定される。ステップS12において、設定されたサウンドオブジェクト141に対して、既にユーザにより設定されている、上述したような表示を制御するためのデータに従って、サウンドオブジェクト141の表示を制御するためのパラメータの設定が行われる。
【0083】
まずコマンドボタン114のPLAYボタンが操作された直後である場合、Motion画面(図11(C))で設定された方向にサウンドオブジェクト141を移動させるためのパラメータが設定される。
【0084】
サウンドオブジェクト141が既にステージ115上を移動している場合、他のサウンドオブジェクト141やポインタ160が発生するバブルに衝突したか否かが判断され、衝突したと判断された場合、MASS設定画面(図14(A))で設定されたデータに従って、跳ね返りをする表示をするか否かが判断される。そして、跳ね返る表示をすると判断された場合、ステージ115上での移動先のXYZ座標の設定が行われる。
【0085】
この座標の設定により、Z座標の値の変化がある場合、サウンドオブジェクト141の大きさを変化させるためのパラメータも設定される。XYZ座標の設定では、FRICTION設定画面(図14(A))で設定された摩擦の大小も考慮に入れて設定される。すなわち、摩擦が大きく設定されていた場合、XYZ座標の変化は小さく、摩擦が小さく設定されていた場合、XYZ座標の変化は大きくなるように設定される。
【0086】
さらに、Script設定画面(図14(C))において、ポインタ160に対する動作が設定されていた場合、その設定に従って、表示を制御するようにパラメータが設定される。
【0087】
このようにして、サウンドオブジェクト141の表示を制御するパラメータが設定されたら、ステップS13において、設定されたパラメータに従って、サウンドオブジェクト141の表示が制御され、ステージ115上に表示される。
【0088】
ステップS13において、サウンドオブジェクト141の表示が終了されると、ステップS11に戻り、他のサウンドオブジェクト141に表示の制御対象が変更される。そして、ステップS12以降の処理が繰り返される。
【0089】
このフローチャートの処理は、コマンドボタン114のSTOPボタンが操作されるなどした場合に、割り込み処理として終了される。
【0090】
次に、図18のフローチャートを参照して、サウンドオブジェクト141が明るさに対応して発音する場合について説明する。ステップS21において、CCDビデオカメラ23で撮像された画像が、取り込まれる。取り込まれたデータは、処理部82に転送される。処理部82は、ステップS22において、転送された画像から特徴抽出を行う。ここで行う特徴抽出は、明るさを抽出することである。
【0091】
抽出された明るさに関するデータは、グラフィックチップ81を介して、マイクロコントローラ61に転送される。マイクロコントローラ61のCPU63は、ステップS23において、転送された明るさに関するデータを用いて、明るさ設定画面(図11(A))で設定された明るさの閾値以上になったメッシュが存在するか否かを判断する。存在していないと判断された場合、ステップS21に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0092】
一方、ステップS23において、設定された明るさ以上に達したメッシュが存在すると判断された場合、ステップS24に進む。ステップS24において、ステップS23において設定された明るさ以上に達したと判断されたメッシュに対応するサウンドオブジェクト141が発音するように各種のパラメータが設定される。
【0093】
設定されるパラメータとしては、まず音の大きさがある。音の大きさは、サウンドオブジェクト141のステージ115上で表示されている大きさに関係している。すなわち、サウンドオブジェクト141が、3次元空間と仮想されたステージ115内で、奥に存在しているために小さく表示されている場合、そのサウンドオブジェクト141から発音される音も小さく鳴るようにパラメータが設定される。
【0094】
逆に、サウンドオブジェクト141が、3次元空間と仮想されたステージ115内で、手前に存在しており、大きく表示されている場合、そのサウンドオブジェクト141から発音される音も大きく鳴るようにパラメータが設定される。また、例えば、サウンドオブジェクト141が奥から手前に移動しているときに、発音する場合、その発音される音は、小さい音から徐々に大きな音になるようにパラメータが設定される。
【0095】
また、サウンドオブジェクト141がステージ115上を右から左に移動している場合、その移動に合わせて、音も右から左に移動するように発音、換言すれば、音像の定位が右から左へと移るように音が発音されるようにパラメータが設定される。このように音の強弱と定位が設定され、さらに、発音時間が設定される。この時間は、音の長さ設定画面(図14(B))で設定された時間だけ鳴るように設定される。
【0096】
このように発音させるための各種のパラメータが設定されたら、ステップS25において、設定されたパラメータに従って発音される。そして、発音さられたら、ステップS21に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0097】
なお、このフローチャートの処理は、コマンドボタン114のSTOPボタンが操作されるなどされた場合に、割り込み処理として終了される。
【0098】
このように、CCDビデオカメラ23で撮像された画像にLCD21に表示される画像が変化し、さらに、発音される音が変化する本発明の情報処理装置が適用された装置の利用方法の一例を以下に示す。
【0099】
パーソナルコンピュータ1を、例えばワードプロセッサとして用いているときに、上述したような処理により発音される音をBGM(バックグラウンドミュージック)として用い、ステージ115に表示されているサウンドオブジェクト141をスクリーンセイバとして用いることも可能である。
【0100】
CCDビデオカメラ23をユーザ自身を撮像するようにしておいた場合、ユーザは、自分の動作により、表示されているサウンドオブジェクト141の動作を制御したり、発音させたりできるので、ライブパフォーマンスなどに用いることも可能である。また、楽器の一種として用いることもできる。さらにCCDビデオカメラ23を部屋のドアを撮像するようにした場合、ドアを開けて入ってくる人に反応して音が発せられるので、お店などでは、入店してきたお客さんに対して”いらっしゃいませ”といった言葉をかけるなどの設定も可能である。
【0101】
なお、本発明の情報処理装置は、パーソナルコンピュータ1以外にも適用できることは言うまでもない。また本明細書中において、上記処理を実行するコンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体には、磁気ディスク、CD-ROMなどの情報記録媒体の他、インターネット、デジタル衛星などのネットワークによる伝送媒体も含まれる。
【0102】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザは簡単な設定を行うだけで音楽をアレンジして楽しむことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯型パーソナルコンピュータの構成例の表示部を本体に対して開いた状態を示す外観斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の表示部を本体に対して閉塞した状態を示す左側側面図である。
【図4】図1の表示部を本体に対して180度開いた状態を示す右側側面図である。
【図5】図3の正面図である。
【図6】図4の底面図である。
【図7】図1の電気回路の構成例を示すブロック図である。
【図8】 LCDに表示される画面の一例を示す図である。
【図9】ユーザが行う処理を説明するフローチャートである。
【図10】 LCDに表示される画面の一例を示す図である。
【図11】設定部に表示される画面の一例を示す図である。
【図12】 LCDに表示される画面の一例を示す図である。
【図13】ポインタとバブルについて説明する図である。
【図14】設定部に表示される画面の一例を示す図である。
【図15】 LCDに表示される画面の一例を示す図である。
【図16】サウンドオブジェクトの動作を説明する図である。
【図17】サウンドオブジェクトを表示するために行われる処理を説明するフローチャートである。
【図18】サウンドオブジェクトが音を発するために行われる処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 23 CCDビデオカメラ, 110 作曲ウインドウ, 111 選択部, 112 画像部, 113 設定部, 114 コマンドボタン, 115 ステージ, 120 サウンドファイルウインドウ, 121 選択部, 122 ファイル表示部, 130 カーソル, 141 サウンドオブジェクト, 160 ポインタ

Claims (12)

  1. 画像を表示させる表示制御手段と、
    前記表示制御手段に表示された画像から、所定の特徴のデータを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された所定の特徴データのパラメータを設定する特徴データ設定手段と、
    再生する音響データを設定する音響データ設定手段と、
    前記特徴データ設定手段により設定された前記パラメータに応じて、前記音響データ設定手段により設定された音響データを再生する再生手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記抽出手段により抽出される特徴は、明るさに関するデータである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、動画データの画像を表示させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 被写体の画像を撮像する撮像手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記撮像手段により撮像された画像を表示させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記音響データ設定手段は、前記撮像手段により撮像された画像を複数の画面に分割し、分割された画面毎に、音響データを設定する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記音響データ設定手段は、所定の特徴データの閾値を設定し、
    前記再生手段は、前記特徴データ設定手段により設定されたパラメータが前記閾値を越えたとき、前記音響データ設定手段により設定された音響データを再生する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記音響データ設定手段は、前記撮像手段により撮像された画像を複数の画面に分割し、分割された画面毎に、所定の特徴データの閾値を設定する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記音響データ設定手段により設定された音響データに対応してオブジェクトを生成する生成手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記生成手段により生成されたオブジェクトを表示させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記生成手段に生成されたオブジェクトの動作を制御するためのパラメータを設定するパラメータ設定手段と、
    前記パラメータ設定手段により設定されたオブジェクトのパラメータに応じて、当該オブジェクトに対応する音響データの再生を制御する再生制御手段をさらに有し、
    前記表示制御手段は、前記パラメータ設定手段により設定されたオブジェクトのパラメータに応じて、当該オブジェクトの表示を制御し、
    前記再生手段は、前記音響データ設定手段により設定された音響データを再生する
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記音響データ設定手段と前記パラメータ設定手段により設定されたデータを記録する記録手段をさらに備える
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 表示手段に表示される画像から、所定の特徴のデータを抽出し、
    抽出された所定の特徴データのパラメータを設定し、
    再生する音響データを設定し、
    設定された前記パラメータに応じて設定された前記音響データを再生する
    ステップを含む情報処理方法。
  12. 表示手段に表示される画像から、所定の特徴のデータを抽出し、
    抽出された所定の特徴データのパラメータを設定し、
    再生する音響データを設定し、
    設定された前記パラメータに応じて設定された前記音響データを再生する
    ステップを含むコンピュータが読み取り可能なプログラムを記録している記録媒体。
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