JP4304124B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置にかかわり、特には製造後の回路遅延の変化に対応するクロック遅延制御の技術に関する。
近年の半導体装置においては、LSIの高速・低電力性能を改善する技術が実用化されつつある。LSI製造後に動的再構成可能な回路や電源電圧制御、基板電位制御技術を一部使用した回路では、レジスタ間の組み合わせ論理の遅延時間がアプリケーション等、各モード変化に応じて変化する。その際、各レジスタ間の遅延時間がばらつき、動作周波数は、最も大きい遅延時間を持つ経路によって決まる(律速)。その結果、動作周波数が上がらない。対策として、次のようなものがある。
(1)クロック設計では、同期設計が一般的である。この場合、タイミング設計を容易にするため、クロック遅延値が各レジスタのクロック入力までほぼ同じなるよう調整する。
(2)複数のレジスタ間にはデータ遅延の違いが生じる。このデータ遅延の違いに合わせて、各レジスタに入力するクロック信号の位相を異ならせる。これにより、個々のレジスタにおけるセットアップ時間、ホールド時間を満たす。結果として、動作周波数が高められる。
(3)スキャンモードと通常動作モードとの間で、クロック信号を切り替える(例えば、特許文献1参照)。通常動作モードにおいて、第1のレジスタに入力するクロック信号の位相と第2のレジスタに入力するクロック信号の位相とが異なるとする。この場合、スキャンモード時に、第1のレジスタに入力するクロック信号の位相と第2のレジスタに入力するクロック信号の位相とを同一にする必要がある。そこで、通常動作モード時に必要な位相を持つクロック信号と、スキャンモード時に必要な位相を持つクロック信号とを選択するセレクタ回路を使用する。これにより、通常動作モード時、スキャンモード時ともに、レジスタにおけるセットアップ時間とホールド時間を満たす。
上述したクロック設計では、通常動作モード時とスキャンモード時との間でのクロック調整はできる。しかし、通常動作モード時において、さらにLSIの製造後に各種電源電圧を変化させた場合や基板電位を変化させた場合、また回路構成を動的に再構成した場合などには対応できない。すなわち、データ遅延の変化に対してクロック信号遅延が固定値を取っており、調整することができない。
一例を図7、図8で説明する。
レジスタ302の次段に遅延定常回路304を介してさらにレジスタ306が接続され、レジスタ306の次段に遅延変化回路308を介してレジスタ310が接続されている。さらに、レジスタ310の次段に遅延定常回路312を介してレジスタ314が接続されている。遅延定常回路304,312は半導体装置の製造後に回路の遅延時間が変化しない回路である。これに対して、遅延変化回路308は、トランジスタに供給する電源電圧を変化させることにより遅延時間が変化する回路である。
レジスタ306が遅延変化回路308にデータ信号Aを出力し、レジスタ310が遅延変化回路308からデータ信号Bを受け取るようになっている。レジスタ302,306,310,314には、クロック信号C0が入力されている。
第1の状態において、遅延変化回路308の電源電圧はVDD1を取っている。このとき、レジスタ306から出力されるデータ信号Aに着目する。データ信号Aが遅延変化回路308を通過したのがデータ信号Bである。図8に示すように、データ信号Bの遅延時間Tbd_vdd1とレジスタ310でのセットアップ時間Tsetupとの合計を考える。この合計の時間(Tbd_vdd1+Tsetup)がクロック信号C0のサイクル時間Tcycle以内に収まっている。その結果、レジスタ310ではセットアップ時間を満たしている。
第2の状態では、遅延変化回路308の電源電圧がVDD1よりも低いVDD2を取るとする。遅延変化回路308を通過したデータ信号Bの遅延時間Tbd_vdd2は増加する。しかし、クロック信号C0の遅延時間は第1の状態と第2の状態では同じ値である。データ信号Bの遅延時間がTbd_vdd1からTbd_vdd2に増加すると、遅延時間Tbd_vdd2とセットアップ時間Tsetupとの合計時間がサイクル時間Tcycleを超えてしまう。その結果、レジスタ310において正しい論理が保持されない。
このとき、正しい論理を保持するためには、クロック信号C0のサイクル時間Tcycleを大きくすればよい(Tcycle2)。遅延時間Tbd_vdd2とセットアップ時間Tsetuとpの合計時間をTcycle2以内に収めることができる。
特開2002−228719号公報(第2−3頁、第1図)
通常動作モードのクロック信号とスキャンモードのクロック信号とをセレクタ回路で選択する方式では、セレクタ一段のゲート遅延を考慮しなければならない。プロセスなどのばらつきがある場合には、ゲート遅延に起因するクロック信号遅延時間の増加のために、次のような不都合が発生するおそれがある。クロック信号の遅延時間に対して、ばらつき分の遅延増加が一定の割合で掛け算される。その結果、クロック信号の遅延時間が大きくなればなるほどクロック信号遅延のばらつきが大きくなってしまう課題がある。
また、通常動作モードのクロック信号とスキャンモードのクロック信号とが切り替えられるが、動作に必要のない方のクロック信号も常時的に駆動している必要があり、消費電力が増加するという課題もある。
また、図7、図8の方式の場合には、クロック信号のサイクル時間を大きくしてしまうため、動作周波数を低下させることになり、半導体装置の処理性能が低下してしまうという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を講じる。
(1)本発明による半導体装置は、スキャンモード以外の2つ以上の状態を有し、第1の状態における第1のレジスタから第2のレジスタへのデータ信号伝播時間と第2の状態における前記第1のレジスタから前記第2のレジスタへのデータ信号伝播時間とが異なる回路を少なくとも1つ以上具備することを前提とする。この前提構成においてさらに、状態切替の制御信号によって、前記第1のレジスタに入力されるクロック信号の位相を調整するものである。ここでの特徴は、位相を調整してクロック信号を入力するレジスタが前段側の第1のレジスタであるということである。
また、本発明による半導体装置は、前記前提構成において、さらに、状態切替の制御信号によって、前記第2のレジスタに入力されるクロック信号の位相を調整するものである。ここでの特徴は、位相を調整してクロック信号を入力するレジスタが後段側の第2のレジスタであるということである。
この構成によれば、クロック信号の位相を調整することにより、各状態において、動作周波数の低下を防止できる。
(2)また、本発明による半導体装置は、前記前提構成において、さらに、前記第1のレジスタは、位相が互いに異なる複数のクロック信号を入力として備え、状態切替の制御信号によって、前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用するものである。ここでの特徴は、位相が互いに異なる複数のクロック信号からいずれか1つを選択して入力するレジスタが前段側の第1のレジスタであるということである。
また、本発明による半導体装置は、前記前提構成において、さらに、前記第2のレジスタは、位相が互いに異なる複数のクロック信号を入力として備え、状態切替の制御信号によって、前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用するものである。ここでの特徴は、位相が互いに異なる複数のクロック信号からいずれか1つを選択して入力するレジスタが後段側の第2のレジスタであるということである。
この構成によれば、上記と同様に、クロック信号の位相を調整することにより、各状態において、動作周波数の低下を防止することができる。
(3)上記(2)の半導体装置において、第1のレジスタまたは第2のレジスタについて、次のように構成することが好ましい。すなわち、さらに、前記複数のクロック信号、入力データ信号、前記制御信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第1のトランジスタ群と、前記複数のクロック信号、内部データ信号、前記制御信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第2のトランジスタ群とを備えた構成である。
この構成によれば、第1のレジスタまたは第2のレジスタの内部において、クロックラインにセレクタなどの遅延素子を挿入しないことから、クロックラインの遅延時間の増加を防ぎ、プロセスなどのばらつきに強いクロックラインを形成することができる。
(4)また、本発明による半導体装置は、前記前提構成において、さらに、前記第1のレジスタまたは第2のレジスタは、位相が互いに異なる複数のクロック信号を入力として備え、状態切替の制御信号によって前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用するとともに、非選択のクロック信号の論理を固定化するものである。
この構成によれば、クロック信号の位相調整を通じて動作周波数の低下を防止するとともに、非選択のクロック信号の論理を固定化することで余分な電力消費を抑制できる。
(5)上記の(4)の半導体装置において、次のように構成した半導体装置も有効である。すなわち、前記複数のクロック信号の全部または一部が、位相が実質的に等しい2つのクロック信号からなる信号ペアの複数から構成され、かつ前記複数の信号ペアは互いに異なる位相であるとする。さらに、状態切替の制御信号によって前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用するとともに、非選択の信号ペアを構成するクロック信号の論理を固定化する。
この構成によれば、非選択の信号ペアを構成する2つのクロック信号の論理を固定化することで余分な電力消費を抑制できる。
(6)上記(5)の半導体装置において、第1のレジスタまたは第2のレジスタについて、次のように構成することが好ましい。すなわち、さらに、前記複数の信号ペアを構成する少なくとも1つのクロック信号、入力データ信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第1のトランジスタ群と、前記複数の信号ペアを構成する少なくとも1つのクロック信号、内部データ信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第2のトランジスタ群とを備えた構成である。
この構成によれば、第1のレジスタまたは第2のレジスタの内部において、クロックラインの遅延増加を抑え、さらにプロセスのばらつきなどに対して強いクロックラインを形成することができる。また、クロックラインにセレクタなどの遅延素子を挿入しないことから、クロックラインの遅延時間の増加を防ぎ、プロセスなどのばらつきに強いクロックラインを形成することができる。
(7)本発明による半導体装置は、前記前提構成において、前記第1のレジスタまたは第2のレジスタは、位相が互いに異なる単数または複数の独立したクロック信号を入力として備える。さらに、位相が互いに実質的に等しい2つのクロック信号からなっている信号ペアの複数を入力として備える。これら複数の信号ペアは、相互に位相を異にする。そして、状態切替の制御信号によって前記クロック信号と前記信号ペアのいずれかを選択して使用するとともに、非選択の信号ペアを構成するクロック信号の論理を固定化するものである。
この構成によれば、各モード(状態)のシステムにおけるモード占有率に合わせて、モード占有率の比較的低いモードで動作するクロック信号は信号ペアを形成し、モード占有率の比較的高いモードで動作するクロック信号はそのままレジスタのクロック信号として使用する。その結果として、電力消費をさらに効率良く抑え、面積効率も高めることが可能となる。
(8)上記の各半導体装置は、前記第1の状態と前記第2の状態との相違について、その相違を電源電圧の相違とする場合、基板電位の相違とする場合、回路構成の相違とする場合が典型である。回路構成の相違とする場合には、前記第1の状態および前記第2の状態が回路構成を変更させる切り替え信号によって生成される。
本発明により、電源制御、基板制御、回路の動的再構成などにより回路遅延が変化する場合にも、同時にクロック信号の位相を調整することが可能となり、さらにクロック信号位相を調整することによって動作周波数の低下を防止することができる。また、クロックラインにセレクタなどの切り替えゲートを設けることなく、クロック信号の位相を変更することも可能であるため、クロックラインの絶対遅延を最小限に抑えることでプロセスのばらつきに強いクロックラインを形成できる。さらに、複数のクロック信号のうち使用されないクロック信号の論理を固定化することで、電力を削減したクロックラインを形成することが可能となる。
以下、本発明のクロック制御技術が適用された半導体装置について図を参照しつつ説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を示すブロック図である。
レジスタ102の次段に遅延定常回路104を介してさらにレジスタ106が接続され、レジスタ106の次段に遅延変化回路108を介して多クロック入力のレジスタ110が接続されている。さらに、レジスタ110の次段に遅延定常回路112を介してレジスタ114が接続されている。遅延定常回路104,112は半導体装置の製造後に回路の遅延時間が変化しない回路である。これに対して、遅延変化回路108は、トランジスタに供給する電源電圧を変化させることにより回路の遅延時間が変化する回路である。
本実施の形態では、遅延変化回路108の後段に位置するレジスタ110がクロック制御のレジスタとなっているが、これに代えて、遅延変化回路108の前段に位置するレジスタ106をクロック制御のレジスタとしてもよい。以下では、前段のレジスタ106を第1のレジスタ106と記述し、後段のレジスタ110を第2のレジスタ110と記述することにする。クロック制御のレジスタを第2のレジスタ110とする本実施の形態は、請求項2、請求項4に対応する。
第1のレジスタ106が遅延変化回路108にデータ信号を出力し、第2のレジスタ110が遅延変化回路108からデータ信号を受け取るようになっている。第2のレジスタ110には、位相が異なる複数のクロック信号C1〜C3と、遅延変化回路108の電源電圧の変化を制御するための制御信号S1〜S3が入力されている。
制御信号S1がアクティブの“L”レベルで、制御信号S2と制御信号S3がともにインアクティブの“H”レベルの場合を第1の状態とする。
制御信号S2が“L”レベルで、制御信号S1と制御信号S3がともに“H”レベルの場合を第2の状態とする。
制御信号S3が“L”レベルで、制御信号S1と制御信号S2がともに“H”レベルの場合を第3の状態とする。
次に、以上のように構成された本実施の形態の半導体装置の動作を説明する。
制御信号S1=“L”、制御信号S2=S3=“H”の第1の状態においては、遅延変化回路108に電源電圧VDD1が供給され、クロック信号C1が第2のレジスタ110を動作させるクロック信号となる。この場合、第1のレジスタ106から出力されるデータ信号は、第2のレジスタ110においてセットアップ時間を満足している。
図2は多クロック入力の第2のレジスタ110の詳しい内部構成を示す回路図である。
クロック信号C1をゲート入力とするトランジスタと制御信号S1をゲート入力とするトランジスタとがそれぞれソース‐ドレインで接続されている。同様に、クロック信号C2をゲート入力とするトランジスタと制御信号S2をゲート入力とするトランジスタもソース‐ドレインで接続されている。同様に、クロック信号C3をゲート入力とするトランジスタと制御信号S3をゲート入力とするトランジスタもソース‐ドレインで接続されている。3つの制御信号S1〜S3は、そのうちいずれか1つが“L”レベルとされる。
以上により、第2のレジスタ110は、制御信号S1〜S3のうち“L”レベルとなるいずれか1つの制御信号に対応するクロック信号で動作するように構成されている。
すなわち、制御信号S1をゲート入力とするトランジスタとソース‐ドレインで接続されるトランジスタに対して、そのゲートに入力されるクロック信号はクロック信号C1であるが、制御信号S1が“L”レベルのときは、第2のレジスタ110はクロック信号C1によって動作する。
また、制御信号S2をゲート入力とするトランジスタとソース‐ドレインで接続されるトランジスタに対して、そのゲートに入力されるクロック信号はクロック信号C2であるが、制御信号S2が“L”レベルのときは、第2のレジスタ110はクロック信号C2によって動作する。
また、制御信号S3をゲート入力とするトランジスタとソース‐ドレインで接続されるトランジスタに対して、そのゲートに入力されるクロック信号はクロック信号C3であるが、制御信号S3が“L”レベルのときは、第2のレジスタ110はクロック信号C3によって動作する。
ここでは、従来技術のようなクロックラインにセレクタなどの素子を用いることはしていない。したがって、クロックラインのゲート段数を削減できる。その結果、クロック信号の遅延値が少なくなり、プロセスのばらつきなどに強いクロックラインを形成することができる。
次に、制御信号S2=“L”、制御信号S3=S1=“H”の第2の状態においては、遅延変化回路108に電源電圧VDD1よりも低い電源電圧VDD2(<VDD1)が供給され、遅延変化回路108の遅延値が第1の状態よりも大きくなる。この場合、クロック信号C2が第2のレジスタ110を動作させるクロック信号となる。クロック信号C2は、基本のクロック信号C0の位相を遅延素子D2で遅らせたものであり、第2のレジスタ110におけるデータ信号のセットアップ時間を満足するとともに、動作周波数の低下を招かないですむ。
次に、制御信号S3=“L”、制御信号S1=S2=“H”の第3の状態においては、遅延変化回路108に電源電圧VDD2よりも低い電源電圧VDD3(<VDD2)が供給され、遅延変化回路108の遅延値が第2の状態よりも大きくなる。この場合、クロック信号C3が第2のレジスタ110を動作させるクロック信号となる。クロック信号C3は、基本のクロック信号C0の位相を遅延素子D3で遅らせたものである。遅延素子D3は、その遅延値が遅延素子D2よりも大きい。したがって、第2のレジスタ110におけるデータ信号のセットアップ時間を満足するとともに、動作周波数の低下を招かないですむ。
以上で実施の形態1の説明を行ったが、本発明は次のような形態で実施することも可能である。
(1)上記の説明では、第2のレジスタ110の内部において、クロック信号と制御信号をゲート入力とするトランジスタのソース‐ドレインを接続する構成とした。これに代えて、クロックラインにセレクタなどの素子を介挿し、制御信号S1〜S3を使って遅延の異なるクロック信号を選択させるように構成してもよい。この場合も、上記の第1〜3の状態遷移において、第2のレジスタ110におけるデータ信号のセットアップ時間を満足しながら、動作周波数の低下を防止することができる。
(2)上記の説明では、遅延変化回路108のデータ信号を受け取るレジスタ110をクロック制御レジスタとして説明した。全く同様の原理で、遅延変化回路108へデータ信号を出力するレジスタ106に対して適用することも可能である。すなわち、位相が異なる複数のクロック信号と遅延変化回路108の電源電圧の変化を制御する信号である制御信号を入力とする。遅延変化回路108の電源電圧が変化した場合に、制御信号によりレジスタ106を動作させるクロック信号を切り替える。これにより、レジスタ106から遅延変化回路108を通過したデータ信号について、第2のレジスタ110におけるセットアップ時間を満たすことができる。
(3)上記の説明では、データ信号のセットアップ時間について言及した。これ以外に、データ信号のホールド時間に関しても同様の原理を適用できる。すなわち、遅延変化回路108の電源電圧変化によるデータ信号の遅延時間の変化に対して、ホールド時間を満足させることが可能である。
(4)上記の説明では、遅延変化回路108の電源電圧が変化した場合について述べた。これ以外に、遅延変化回路108が基板制御によって信号パスの遅延値が変化した場合にも適用することができる。また、遅延変化回路108の回路構成が変更された結果、データ信号の遅延値が変化した場合にも適用することができる。すなわち、上記同様のレジスタ構成、クロックライン構成を採用することにより、動作周波数の低下を防止することが可能となる。
(5)上記の説明では、状態が3つの場合について述べたが、もちろん2つの場合でも4つ以上の場合でも同じ効果が得られる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を示すブロック図である。実施の形態1の場合の第2のレジスタ110に代えて、クロック制御回路200が遅延変化回路108と遅延定常回路112との間に介挿された構成となっている。図4はクロック制御回路200の詳しい内部構成を示すブロック図である。
多クロック入力の第2のレジスタ202には、位相が互いに等しいクロック信号C11とクロック信号C12からなる第1の信号ペアと、同じく位相が互いに等しいクロック信号C13とクロック信号C14からなる第2の信号ペアと、クロック信号C15が入力されている。さらに、遅延変化回路108の電源電圧の変化を制御する制御信号S10が入力されている。
基本のクロック信号C0と、遅延変化回路108の電源電圧の変化を制御する信号のひとつである制御信号S11の反転信号とがAND回路A1に入力され、AND回路A1の出力がクロック信号C11となっている。
また、基本のクロック信号C0と制御信号S11の正転信号とがOR回路O1に入力され、OR回路O1の出力がクロック信号C12となっている。このようにして、第1の信号ペアのクロック信号C11とクロック信号C12とは位相が互いに等しくなっている。
さらに、基本のクロック信号C0と、遅延変化回路108の電源電圧の変化を制御するさらに別の制御信号S12の反転信号とがAND回路A2に入力され、AND回路A2の出力が遅延素子D21を介してクロック信号C13となっている。
また、基本のクロック信号C0と制御信号S12の正転信号とがOR回路O2に入力され、OR回路O2の出力が遅延素子D22を介してクロック信号C14となっている。遅延素子D22は、その遅延値が遅延素子D21とほぼ同じになっている。このようにして、第2の信号ペアのクロック信号C13とクロック信号C14とは位相が互いに等しくなっている。
そして、基本のクロック信号C0が遅延素子D23を介してクロック信号C15となっている。遅延素子D23は、その遅延値が遅延素子D21,D22よりも大きい。
制御信号S10が“H”レベルで、制御信号S11が“L”レベル、かつ制御信号S12が“H”レベルの場合を第1の状態とする。
制御信号S10が“H”レベルで、制御信号S12が“L”レベル、かつ制御信号S11が“H”レベルの場合を第2の状態とする。
制御信号S10が“L”レベルで、制御信号S11と制御信号S12がともに“H”レベルの場合を第3の状態とする。
次に、以上のように構成された本実施の形態の半導体装置の動作を説明する。
制御信号S10=“H”、制御信号S11=“L”、制御信号S12=“H”の第1の状態においては、遅延変化回路108に電源電圧VDD1が供給され、第1の信号ペアのクロック信号C11,C12が第2のレジスタ202を動作させるクロック信号となる。第1のレジスタ106から出力されるデータ信号は、第2のレジスタ202においてセットアップ時間を満足している。
このとき、制御信号S12が“H”レベルであり、インバータで反転された“L”レベルがAND回路A2に印加されるので、クロック信号C13の論理は“L”レベルに固定される。また、“H”レベルがOR回路O2に印加されるので、クロック信号C14の論理は“H”レベルに固定される。
図5は多クロック入力の第2のレジスタ202の詳しい内部構成を示す回路図である。
クロック信号C15をゲート入力とするトランジスタと制御信号S10をゲート入力とするトランジスタとがそれぞれソース‐ドレインで接続されている。制御信号S10が“H”レベルのとき、第2のレジスタ202の動作にクロック信号C15は使わないような構成になっている。
第1の状態のとき、制御信号S12が“H”レベルであるが、このとき、クロック信号C13が“L”レベルに固定され、クロック信号C14が“H”レベルに固定される。そして、第1の状態では、制御信号S11が“L”レベルであるので、第1の信号ペアのクロック信号C11,C12がアクティブとなり、これによって第2のレジスタ202が動作する。このように第2のレジスタ202の動作に使わないクロック信号C13,C14の論理を固定化することで、クロック信号C13とクロック信号C14での消費電力をゼロにすることができる。
次に、制御信号S10=“H”、制御信号S12=“L”、制御信号S11=“H”の第2の状態においては、遅延変化回路108に電源電圧VDD1よりも低い電源電圧VDD2(<VDD1)が供給され、遅延変化回路108の遅延値が大きくなる。この場合、第1の状態と同様の原理で、今度は第2の信号ペアのクロック信号C13,C14がアクティブとなり、第2のレジスタ202を動作させる。クロック信号C13,C14は、基本のクロック信号C0の位相を遅延素子D21,D22で遅らせたものである。したがって、第2のレジスタ202におけるデータ信号のセットアップ時間を満足するとともに、動作周波数の低下を招かないですむ。このとき、第2のレジスタ202の動作に使わないクロック信号C11,C12の論理は固定であり、クロック信号C11とクロック信号C12での消費電力をゼロにすることができる。
次に、制御信号S10=“L”、制御信号S11=S12=“H”の第3の状態においては、遅延変化回路108に電源電圧VDD2よりも低い電源電圧VDD3(<VDD2)が供給され、遅延変化回路108の遅延値が第2の状態よりも大きくなる。この場合、制御信号S11と制御信号S12がともに“H”レベルであることから第1の信号ペア、第2の信号ペアのいずれもが固定化され、制御信号S10が“L”レベルであることから、クロック信号C15が第2のレジスタ202に対する動作クロックとなる。クロック信号C15は、基本のクロック信号C0の位相を遅延素子D23で遅らせたものである。遅延素子D23は、その遅延値が遅延素子D21,D22よりも大きい。したがって、第2のレジスタ202におけるデータ信号のセットアップ時間を満足するとともに、動作周波数の低下を招かないですむ。このとき、第2のレジスタ202の動作に使わないクロック信号C11〜C14の論理は固定であり、クロック信号C11〜C14での消費電力をゼロにすることができる。
上記においては、第2のレジスタ202に5つのクロック信号が入力されている。位相の同じクロック信号のペアが2組あるため、実質的には、3つの位相のクロック信号が挿入されていることになる。AND回路とOR回路は、電力削減のために論理固定するものである。
ここで、複数種類のクロック信号のうちどの位相のクロック信号をAND回路やOR回路で生成するかが問題となる。それには、それぞれの状態の占有率に応じて使い分ける必要がある。
占有率が最大の状態のときに必要な位相のクロック信号を、AND回路とOR回路で生成すると仮定する。占有率が最大の状態とは別の状態がアクティブにされたとき、前記AND回路とOR回路による論理固定で電力削減が行われるが、その確率は最大ではない。確率最大は自己であるからである。一方、占有率が最大の状態がアクティブになっているとき、AND回路とOR回路で電力消費が生じるが、確率が最大のため、消費電力も大きくなる。これではかえって、電力削減にマイナスとなる。
そこで、上記の仮定とは逆に、占有率が低い状態のときに必要な位相のクロック信号を、AND回路とOR回路で生成させるようにする方が電力削減効果が大きくなる。したがって、占有率最大のクロック信号は、AND回路とOR回路を用いないで生成するのが好ましい。図4の場合であると、遅延素子D23のラインで占有率最大のクロック信号を伝播するのがよい。
一例として、第1の状態である確率が5%、第2の状態である確率が10%、第3の状態である確率が85%であるとする。85%の確率の第3の状態において必要な位相のクロック信号は、AND回路とOR回路で生成しない方がよい。確率がより低い5%、10%の確率の第1、第2の状態において必要な位相のクロック信号を、AND回路とOR回路で生成するのが電力削減効果にとって好ましい。
ところで、状態の占有率がほぼ同じ場合や、AND回路、OR回路での電力消費が比較的少ない場合には、図6に示すような回路構成も有効である。これは、すべてのクロック信号をAND回路やOR回路によって論理固定するものである。これにより、電力消費を効果的に抑えることができる。
以上で実施の形態2の説明を行ったが、本発明は次のような形態で実施することも可能である。
(1)上記の説明では、遅延変化回路108のデータ信号を受け取る第2のレジスタ202について述べた。全く同様の原理で、遅延変化回路108へデータ信号を出力する第1のレジスタ106に対して適用することも可能である。すなわち、位相が互いに等しいクロック信号からなる信号ペアの複数と、単数または複数のクロック信号が入力されており、さらに、遅延変化回路108の電源電圧の変化を制御する制御信号が入力されているとする。遅延変化回路108の電源電圧が変化した場合に、制御信号により第1のレジスタ106を動作させるクロック信号を選択することで、第1のレジスタ106から遅延変化回路108を通過したデータ信号の第2のレジスタ202におけるセットアップ時間を満たすことができる。
(2)上記の説明では、データ信号のセットアップ時間について言及した。これ以外に、データ信号のホールド時間に関しても同様の原理を適用できる。すなわち、遅延変化回路108の電源電圧変化によるデータ信号の遅延時間の変化に対しても、ホールド時間を満足させることが可能である。
(3)上記の説明では、遅延変化回路108の電源電圧が変化した場合について述べた。これ以外に、遅延変化回路108が基板制御によって信号パスの遅延値が変化した場合にも適用することができる。また、遅延変化回路108の回路構成が変更された結果、データ信号の遅延値が変化した場合にも適用することができる。すなわち、上記同様のレジスタ構成、クロックライン構成を採用することにより、動作周波数の低下を防止することが可能となる。
(4)上記の説明では、状態が3つの場合について述べたが、もちろん2つの場合でも4つ以上の場合でも同じ効果が得られる。
(5)論理固定のための回路構成として、AND回路、OR回路に代わるものを採用することも可能である。
本発明にかかる回路技術は、クロック調整回路を有し、高速動作を必要とする半導体装置等に有用である。
本発明の実施の形態1における半導体装置の構成を示すブロック図 実施の形態1の半導体装置における多クロック入力のレジスタの詳しい内部構成を示す回路図 本発明の実施の形態2における半導体装置の構成を示すブロック図 実施の形態2の半導体装置におけるクロック制御回路の詳しい内部構成を示すブロック図 実施の形態2の半導体装置における多クロック入力のレジスタの詳しい内部構成を示す回路図 実施の形態2の変形の形態の半導体装置における多クロック入力のレジスタの詳しい内部構成を示す回路図 従来の技術における半導体装置の構成を示すブロック図 従来の技術における半導体装置の動作を示すタイミングチャート
符号の説明
106 第1のレジスタ
104,112:遅延定常回路
108:遅延変化回路
110,202:第2のレジスタ(多入力クロックレジスタ)
200 クロック制御回路

Claims (18)

  1. スキャンモード以外の2つ以上の状態を有し、第1の状態における第1のレジスタから第2のレジスタへのデータ信号伝播時間と第2の状態における前記第1のレジスタから前記第2のレジスタへのデータ信号伝播時間とが異なる回路を少なくとも1つ以上具備する半導体装置であって、
    状態切替の制御信号によって、前記第1のレジスタに入力されるクロック信号の位相を調整することを特徴とする半導体装置。
  2. スキャンモード以外の2つ以上の状態を有し、第1の状態における第1のレジスタから第2のレジスタへのデータ信号伝播時間と第2の状態における前記第1のレジスタから前記第2のレジスタへのデータ信号伝播時間とが異なる回路を少なくとも1つ以上具備する半導体装置であって、
    状態切替の制御信号によって、前記第2のレジスタに入力されるクロック信号の位相を調整することを特徴とする半導体装置。
  3. スキャンモード以外の2つ以上の状態を有し、第1の状態における第1のレジスタから第2のレジスタへのデータ信号伝播時間と第2の状態における前記第1のレジスタから前記第2のレジスタへのデータ信号伝播時間とが異なる回路を少なくとも1つ以上具備する半導体装置であって、
    前記第1のレジスタは、位相が互いに異なる複数のクロック信号を入力として備え、状態切替の制御信号によって、前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用することを特徴とする半導体装置。
  4. スキャンモード以外の2つ以上の状態を有し、第1の状態における第1のレジスタから第2のレジスタへのデータ信号伝播時間と第2の状態における前記第1のレジスタから前記第2のレジスタへのデータ信号伝播時間とが異なる回路を少なくとも1つ以上具備する半導体装置であって、
    前記第2のレジスタは、位相が互いに異なる複数のクロック信号を入力として備え、状態切替の制御信号によって、前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用することを特徴とする半導体装置。
  5. 前記第1のレジスタは、さらに、
    前記複数のクロック信号、入力データ信号、前記制御信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第1のトランジスタ群と、
    前記複数のクロック信号、内部データ信号、前記制御信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第2のトランジスタ群と
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記第2のレジスタは、さらに、
    前記複数のクロック信号、入力データ信号、前記制御信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第1のトランジスタ群と、
    前記複数のクロック信号、内部データ信号、前記制御信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第2のトランジスタ群と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  7. スキャンモード以外の2つ以上の状態を有し、第1の状態における第1のレジスタから第2のレジスタへのデータ信号伝播時間と第2の状態における前記第1のレジスタから前記第2のレジスタへのデータ信号伝播時間とが異なる回路を少なくとも1つ以上具備する半導体装置であって、
    前記第1のレジスタは、位相が互いに異なる複数のクロック信号を入力として備え、状態切替の制御信号によって前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用するとともに、非選択のクロック信号の論理を固定化することを特徴とする半導体装置。
  8. スキャンモード以外の2つ以上の状態を有し、第1の状態における第1のレジスタから第2のレジスタへのデータ信号伝播時間と第2の状態における前記第1のレジスタから前記第2のレジスタへのデータ信号伝播時間とが異なる回路を少なくとも1つ以上具備する半導体装置であって、
    前記第2のレジスタは、位相が互いに異なる複数のクロック信号を入力として備え、状態切替の制御信号によって前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用するとともに、非選択のクロック信号の論理を固定化することを特徴とする半導体装置。
  9. 前記複数のクロック信号の全部または一部が、位相が実質的に等しい2つのクロック信号からなる信号ペアの複数から構成され、かつ、前記複数の信号ペアは互いに異なる位相とされ、
    状態切替の制御信号によって前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用するとともに、非選択の信号ペアを構成するクロック信号の論理を固定化することを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  10. 前記複数のクロック信号の全部または一部が、位相が実質的に等しい2つのクロック信号からなる信号ペアの複数から構成され、かつ、前記複数の信号ペアは互いに異なる位相とされ、
    状態切替の制御信号によって前記複数のクロック信号から1つのクロック信号を選択して使用するとともに、非選択の信号ペアを構成するクロック信号の論理を固定化することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  11. 前記第1のレジスタは、さらに、
    前記複数の信号ペアを構成する少なくとも1つのクロック信号、入力データ信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第1のトランジスタ群と、
    前記複数の信号ペアを構成する少なくとも1つのクロック信号、内部データ信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第2のトランジスタ群と
    を備えたことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  12. 前記第2のレジスタは、さらに、
    前記複数の信号ペアを構成する少なくとも1つのクロック信号、入力データ信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第1のトランジスタ群と、
    前記複数の信号ペアを構成する少なくとも1つのクロック信号、内部データ信号がそれぞれゲート入力に接続され、ソース‐ドレインパスが相互に接続された第2のトランジスタ群と
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  13. スキャンモード以外の2つ以上の状態を有し、第1の状態における第1のレジスタから第2のレジスタへのデータ信号伝播時間と第2の状態における前記第1のレジスタから前記第2のレジスタへのデータ信号伝播時間とが異なる回路を少なくとも1つ以上具備する半導体装置であって、
    前記第1のレジスタは、位相が互いに異なる単数または複数の独立したクロック信号と、位相が互いに実質的に等しい2つのクロック信号からなっている信号ペアであって相互には位相を異にする信号ペアの複数を入力として備え、状態切替の制御信号によって前記クロック信号と前記信号ペアのいずれかを選択して使用するとともに、非選択の信号ペアを構成するクロック信号の論理を固定化することを特徴とする半導体装置。
  14. スキャンモード以外の2つ以上の状態を有し、第1の状態における第1のレジスタから第2のレジスタへのデータ信号伝播時間と第2の状態における前記第1のレジスタから前記第2のレジスタへのデータ信号伝播時間とが異なる回路を少なくとも1つ以上具備する半導体装置であって、
    前記第2のレジスタは、位相が互いに異なる単数または複数の独立したクロック信号と、位相が互いに実質的に等しい2つのクロック信号からなっている信号ペアであって相互には位相を異にする信号ペアの複数を入力として備え、状態切替の制御信号によって前記クロック信号と前記信号ペアのいずれかを選択して使用するとともに、非選択の信号ペアを構成するクロック信号の論理を固定化することを特徴とする半導体装置。
  15. 前記第1の状態と前記第2の状態との相違は、電源電圧の相違であることを特徴とする請求項1から請求項12までのいずれかに記載の半導体装置。
  16. 前記第1の状態と前記第2の状態との相違は、基板電位の相違であることを特徴とする請求項1から請求項12までのいずれかに記載の半導体装置。
  17. 前記第1の状態と前記第2の状態との相違は、回路構成の相違であることを特徴とする請求項1から請求項12までのいずれかに記載の半導体装置。
  18. 前記第1の状態および前記第2の状態が回路構成を変更させる切り替え信号によって生成されることを特徴とする請求項17に記載の半導体装置。


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