JP3779073B2 - クロック制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高速動作するプロセッサのクロックを制御するクロック制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、LSIをとりまく設計技術、プロセス技術、CADツール技術等の進歩は著しく、かつ、LSIに要求される処理性能も上がりこそすれ、下がることはない。従って、プロセッサの動作速度も飛躍的に高速化されてきている。
また、世の中は低エネルギー消費を志向しており、プロセッサ程度の消費電力であっても例外ではない。
【0003】
プロセッサでの消費電力はCMOS回路の場合は、(周波数)×(容量)×(電圧)×(電圧)に比例し(例えば、「低電力LSIの技術白書」(日経BP社発行)のP57を参照)、プロセッサのアーキテクチャのレベルでは(周波数)の項を低減すべく、工夫を凝らすことになる。全体的に周波数を下げることも一案であるが、現在は要求される処理量も多く、プロセッサを全体的に低速動作させることは許容できないといえる。そこで、プロセッサ内では本当に必要な時だけ、クロックを配信し、本当に必要なブロックのみ動作させる、といった細かなクロック制御が低消費電力化のためには必須であるといえる。
【0004】
この場合、より多くクロックを制御(停止)できることが望ましい。更に、基本的にはより多くのクロックラインを不活性化するため、プロセッサ内でのクロック発生部の大元で停止できることが望ましい。
従来での制御方法の概略を示す。図11はプロセッサ内のクロック発生部とクロックが配信されるべきブロック群を示している。また、図12はクロックが制御される様子をタイミングチャートで示したものである。
【0005】
図11において、1はプロセッサ全体、2はクロック発生部、3、4、5はクロックを受けて動作するブロック、6はクロックソース、10はクロックの原振、20は動作クロックでフリップフロップに入力するクロック(ノンゲーテッド)、30は“1”である時クロックを停止させるクロック制御信号、40はブロック間のクロックスキューを低減する遅延調整バッファ、50は各ブロック中のフリップフロップ、51はクロック制御信号30を出力するフリップフロップ、であるとする。
【0006】
原振クロック10と動作クロック20は時間Aだけの遅延が発生する。なぜならば、クロックスキューの調整をするからである。クロックの分配は等質でなく、ブロック毎に到達する時間が異なってくるので、ブロック間でクロックの位相が一致しなくなる(クロックスキューの発生)。そこでブロック間での遅延差を低減するために(0にするために)遅延調整バッファ40のサイズ、個数を変更し、遅延を調整する。この時、一番遅いブロックにあわせることになる。
【0007】
あるサイクル(図12中サイクルA)でクロックを停止する条件が成立したとする。すると制御信号30は動作クロックの立ち上がりエッジから、いくらかの遅延時間後“1”となり、その信号で原振クロック10を停止させようとする(サイクルBでのクロック停止)。そのための余裕は時間Bである。制御信号30がクロック発生部2のANDゲート2aに届くのが時間B内でなければクロックに短いパルスが発生し、プロセッサの動作が保証できなくなる。クロック制御を正しく行なうためには、時間Bが大きければ大きいほど好ましく、そのためには時間Aをできるだけ小さくする工夫が重ねられてきた。
【0008】
以上によりクロック発生部2の出力段でクロックの制御を行なうことで、必要な場合はチップ内のクロック動作をほぼ停止できるため、低消費電力化に大きな効果があった。
しかしながら、近年のプロセッサの高機能化にともない、従来の技術では対応できないことが多くなってきた。
【0009】
高機能化により、図11でいうところのブロックが増加してきた。そのため集中的な(クロック発生部だけでクロック制御を行なう)制御では効率が悪化してきた。すなわち、複数のブロックが全て同時に停止する様なタイミングがほとんど存在しないという反面、ほとんどのタイミングで、どこかのブロックは動作の必要がないと言う状況が出てきた。
【0010】
また高速化がすすむにつれて、サイクルA、Bが短くなり、クロック発生部でのクロック制御が困難になってきた(図13)。すなわち、プロセスルールが変わらなければ、時間Aは変わらないが、時間Bは確実に小さくなり、サイクルBでのクロック停止は困難になってくる。
以上のように、従来構成ではプロセッサの高機能化、高速化が進んだ時に、低消費電力化のためのクロック制御ができないという問題点を有していた。すなわち高速動作するプロセッサのクロック制御はクロック原振を制御しようとするとタイミングが厳しく、きめ細かな制御が不可能となり、低消費電力化に不向きである。
【0011】
本発明は以上の点に鑑み、ブロック毎に細かなクロック制御を行なうことができるクロック制御装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のクロック制御装置は、ブロックに入力される入力クロックを遅延させる遅延素子と、
この遅延素子の通過後のクロックをイネーブル端子に入力したローレベルラッチと、
前記ブロック内で、前記遅延素子通過後のクロック、あるいは前記遅延素子通過後のクロックが組み合わせ回路を通過した後のクロックの立ち上がりに同期して生成された第1のクロック制御信号と、前記ブロック外で生成する第2のクロック制御信号との論理和信号を前記ローレベルラッチのD入力に出力する論理和素子と、
前記ローレベルラッチの出力を論理反転する論理反転素子と、
前記遅延素子の通過後の前記クロックと前記論理反転素子出力との論理積をブロック動作クロックとして出力する論理積素子とを備えたものである。
【0013】
請求項1記載のクロック制御装置によれば、高速で動作するプロセッサのクロック制御に関して、大局的制御と局所的制御を統一的に扱うことが可能なクロック制御セルを用意でき、それらを設計フローに組み入れることでタイミング設計が容易になる。またその結果、効率の良いクロック制御が実現でき、プロセッサの低消費電力化に大きく貢献する。
請求項2記載のクロック制御装置は、ブロックに入力される入力クロックを遅延させる遅延素子と、
この遅延素子の通過後のクロックをイネーブル端子に入力したローレベルラッチと、
他とは共用して使用しない第1のクロック制御信号と、
他と共用して使用する他の第2のクロック制御信号との論理和信号を前記ローレベルラッチのD入力に出力する論理和素子と、
前記ローレベルラッチの出力を論理反転する論理反転素子と、
前記遅延素子の通過後の前記クロックと前記論理反転素子出力との論理積をブロック動作クロックとして出力する論理積素子とを備えたものである。
請求項3記載のクロック制御装置は、ブロックに入力される入力クロックを遅延させる遅延素子と、
この遅延素子の通過後のクロックをイネーブル端子に入力したローレベルラッチと、
前記ブロック内で、前記遅延素子通過後のクロック、あるいは前記遅延素子通過後のクロックが組み合わせ回路を通過した後のクロックの立ち上がりに同期して生成された他とは共用して使用しない第1のクロック制御信号と、前記ブロック外で生成する他と共用して使用する第2のクロック制御信号との論理和信号を前記ローレベルラッチのD入力に出力する論理和素子と、
前記ローレベルラッチの出力を論理反転する論理反転素子と、
前記遅延素子の通過後の前記クロックと前記論理反転素子出力との論理積をブロック動作クロックとして出力する論理積素子とを備えたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1から図10を参照しながら、本発明によるクロック制御装置の実施の形態を説明する。
まず、ブロック単位でのクロック制御に使用可能なクロック制御セルについて説明する。図1および図2を用いる。100、200は互いに別形態のクロック制御セルである。101、102、201、202はクロックを停止したい時に、“1”となるクロック制御信号、103、203はクロック制御セル100、200に入力される遅延バッファ通過後のクロック、110は論理和ゲート、105は論理和ゲート110の出力信号、120、220、221はクロック103あるいは203が“0”である時に入力D=出力Qとなるローレベルラッチ、130、230、231は論理反転ゲート、140、240は論理積ゲート、104、204は停止制御されたクロックである。図のようにローレベルラッチ120の入力Dに論理和ゲート110の出力信号105が入力し、イネーブル端子Eにクロック103が入力し、ローレベルラッチ220、221の入力Dにクロック制御信号201、202が入力し、イネーブル端子Eにクロック203が入力している。
【0019】
なお、クロック制御セル200で示したように、セル外部からの制御信号それぞれに対応したローレベルラッチを複数用意するセルが考えられるが、本実施の形態では、ローレベルラッチが2個のもののみを示した。制御信号が3本以上になっても同様に以下の説明は当てはまる。
これらのセルは以下のようにタイミングを合わせ込んでおく。すなわち、100のクロック制御セルでは、論理積ゲート140に入力する論理反転ゲート130の出力(140.Aと表記)とクロック103(140.Bと表記)との関係が、論理積ゲート140の出力にグリッチが乗らないようにすることである。換言すれば、論理積ゲート(130)140.Aの信号変化は必ずクロック(103)140.Bのロウ区間で生じるようにすることである。具体的には140.Aが最速で立ち上がる場合、図3に示すように140.Bの立ち下がりにかからないように、更に140.Aが最遅で立ち上がる場合、図4に示すように140.Bの立ち上がりにかからないように、それぞれタイミングを合わせて作り込む。
【0020】
200のクロック制御セルでは論理積ゲート240の入力AとBの関係が140.Aと140.Bの関係に同じで、同様に論理積ゲート240の入力AとCの関係が140.Aと140.Bの関係に同じになるようにタイミングを合わせて作り込む。
クロック制御セルの動作は次のようになる。
【0021】
図5にブロック単位でのクロック入力口の構成を示す。310はクロック発生部からのクロック、340はクロック310を受ける遅延素子例えば遅延バッファであり、ブロック間スキューの調整の役割もある。330はブロック外で生成され、クロックを停止する時に”1”となる制御信号、100はクロック制御セル、311は遅延バッファ340通過後のクロック(103に相当)、320はクロック制御セル100の出力クロックがクロックツリーを通過後、ブロック内のフリップフロップに供給されるクロック、331はクロック制御セル100内でクロック311をマスクするマスク信号である。クロックは遅延があり、図6で示すようなクロック310、311、320の位相関係となる。また、制御信号330の変化タイミングは、動作クロックとなるクロック320の立ち上がりエッジをトリガとしているので、高速なクロックであればクロック310の次の立ち上がりエッジの付近になる。これでクロック原振(クロック発生部)をマスクしようとすると非常にタイミングが厳しいが(図中破線矢印)、ブロック内遅延バッファ340を通過したクロックである、クロック311をマスクすることを考えれば、時間的に余裕がある。図6は制御信号330がクロック311のロウ区間で変化した時のものである。制御信号330が1サイクルアクティブであるとすれば、その結果破線で示したような、クロックがブロック内部に供給される。
【0022】
同様に、制御信号330がクロック311のハイ区間で変化した場合は、図7に示すようにクロックマスク信号331はクロック311のロウ区間になるのを待って変化し、やはり1サイクルの間クロックが停止することになる。
ここで、クロック311と制御信号330では、クロック311の方が、遅延調整用のバッファ(ブロック内にたくさん配信するため、強力なバッファとなりその結果遅延も大きい。)を通過しているため、ほぼ確実にクロックマスク信号331の変化はクロック311の立ち上がり変化に間に合う。
【0023】
ここでは簡単のためにクロック制御セル100のEN1端子のみの入力を考慮したが、ブロック内のクロック制御信号をEN2に入力すれば、ブロック単体でクロック制御も同様に実現できる。クロック制御セル100内でタイミング保証を行なっているので、位相のそろっていないクロック311に対するタイミングは考慮する必要がなく、タイミング設計が非常に容易である。すなわち、プロセッサ全体のクロック制御とブロック単体でのクロック制御が同時に実現でき、従来に比べて非常にきめこまかなクロック制御の結果、低消費電力化が期待できる。
【0024】
従来ではブロック内でのクロック遅延(クロック310とクロック311の遅延)をできるだけ、低減することで高速動作中のクロック制御を実現しようとしたが、現在の同期設計手法である限り、クロック遅延は避けられない。本発明では、その必要不可欠なクロック遅延を積極的に制御に使用することにより、高速動作時でも安定してクロック制御が可能になる。
【0025】
また、クロック制御セル100はそのまま動作が全く同じである、クロック制御セル200に置き換えても良い。すなわち、クロック制御セル200はクロック制御セル100中の論理和ゲート110の通過時間をも省略したいくらいクリティカルなクロック制御信号がある場合等にクロック制御セル200を使用する。
【0026】
クロック制御セル100、200を用いなくとも、同じ構成のゲートを配置すれば、同じ効果が期待できる。しかしながら、レイアウト時にそれぞれのゲートの配置場所をこまかく制御できなければ、タイミングを保証できないために、低、中速動作でのクロック制御には用いることができても、高速動作での制御には使用することができない。
【0027】
次に、上記で説明したクロック制御セルを利用したクロックスキュー調整方法について説明する。
クロック制御セルとして上記のクロック制御セル100を使用する。クロック制御セル200を用いても処理流れは全く同様である。
まず、遅延バッファとクロック制御セルに関して、レイアウトデータの外形は同じでクロックに関する遅延値のみが、違う複数のセルを用意する。レイアウトデータ上で、置き換えを行い、遅延値のみを調整するために使用する。
【0028】
ステップ1:レイアウトデータを作る元になるネットリストデータ生成時には、ブロック内でクロックを受け付ける回路は、図8で示したような構成にしておく。この時のそれぞれの遅延バッファとクロック制御セルの遅延は適当なものを採用しておく。図8および図9において401、501はクロック、410、510、511はクロック制御セル(=クロック制御セル100)、420、520、521はブロック間スキュー調整用遅延素子例えば遅延バッファ、430、530、531はブロック内スキュー調整用遅延素子例えば遅延バッファである。また、540、541はブロック内で同一クロックツリー(同一のクロック制御セルから発生する)に接続されるフリップフロップであり、550は、540、541とは違うクロックツリーに接続されるフリップフロップである。500はブロック、502は制御信号である。
【0029】
すなわち、図8および図9では、ブロック500内でクロックツリー調整用の遅延バッファ420、520、521をブロック入力直後に配置し、かつ遅延バッファ420、520、521の直後にクロック制御セル410、510、511を配置している。
ステップ2:ブロック単位でのレイアウトデータ作成時に、クロック制御セル410の出力段から各末端のゲート(主にフリップフロップ)に到達するまでの時間差(ブロック内スキュー)を設計許容範囲に抑えるために、クロック制御セル410の出力段に接続される負荷を考慮して、遅延バッファ430のサイズを決定する。これらの処理は一般にはツールにて処理可能である。図9においても同様であり、クロックツリーが異なるので、遅延バッファ530と遅延バッファ531には、一般的に違う遅延値が付与される。
【0030】
ステップ3:フルチップでのレイアウトを実行する。その後、クロック発生部から、各ブロック内の末端のゲート(主にフリップフロップ)までのクロック遅延を測定する。ブロック内のクロック制御セル以降のスキューは調整済みであるから、ブロック間クロックスキュー調整用遅延バッファ420と、クロック制御セル410の置き換えをレイアウトデータ上で直接行い、クロック発生部からの遅延がもっとも大きいブロックへの遅延と等しくなるようにする。以上により、チップ内でのクロックスキューが調整できたことになる。
【0031】
従来では、ブロック内でクロックの制御を行なおうとすると、ゲーテッドクロックの扱いとなり、ツールでは非常に扱いにくい設計フローであり、マニュアルでスキュー調整を行なうのは、実質的には不可能であった。しかし、本発明のフローによれば、クロック制御セルを、スキュー調整用のセルとして扱うことで、容易にレイアウトとして実現できることになった。
【0032】
最終的なチップ内のブロック構成について、概略を図10に示す。600はチップ全体を示すプロセッサである。610、620、640はクロックを供給されるブロック、630はクロック発生部、601はクロック発生部630より出力されるクロック、602はブロック610より出力されるクロック制御信号、611はチップ内ブロックを大局的に停止するための制御信号生成回路、621は大局的なクロック制御を行なわず、ブロック単位のみの制御を行なう為のクロック制御セル、622はブロック内クロック制御信号を生成する回路、623はブロック内クロック制御信号である。631はクロックソースである。
【0033】
本実施の形態ではクロック制御信号602を出力するのはクロック発生部630と異なるブロック610としたが、クロック発生部630から出力しても良い。更に本実施の形態では、局所的なクロック制御回路は622の一つだけであるが、各ブロックにあってもよいし、それぞれ複数個持っていても良い。
この例では制御信号生成回路611には、クロック制御セルを通過しないクロックが直接回路に入力されるが、このような場合は、特殊対応の遅延調整が必要である。
【0034】
また、この例で示したように、同一ブロックであっても、制御単位が異なる場合は、それらの単位毎にクロック制御セルを用意しても良い。
【0035】
【発明の効果】
請求項1記載のクロック制御装置によれば、高速で動作するプロセッサのクロック制御に関して、大局的制御と局所的制御を統一的に扱うことが可能なクロック制御セルを用意でき、それらを設計フローに組み入れることでタイミング設計が容易になる。またその結果、効率の良いクロック制御が実現でき、プロセッサの低消費電力化に大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のクロック制御セルを説明する回路図である。
【図2】本発明のクロック制御セルの別形態を示す回路図である。
【図3】本発明のクロック制御セル内の論理積ゲートの一方の入力が最速で立ち上がる場合のタイミングを示す波形図である。
【図4】クロック制御セル内の論理積ゲートの一方の入力が最遅で立ち上がる場合のタイミングを示す波形図である。
【図5】実施の形態における、ブロック内でのクロック制御セルの配置構成を示す説明図である。
【図6】実施の形態における、クロック制御セルによりクロック制御が行なわれる様子を各クロックの位相関係を明らかにして示したもので、制御信号がクロックのロウ区間で変化したときの波形図である。
【図7】実施の形態における、クロック制御セルによりクロック制御が行なわれる様子を各クロックの位相関係を明らかにして示したもので、制御信号がクロックのハイ区間で変化したときの説明図である。
【図8】実施の形態における、クロックスキュー調整のための基本構成を示す説明図である。
【図9】実施の形態における、ブロック内のクロック制御セルの配置構成と、クロックツリーの関係を示した説明図である。
【図10】本発明の実施の形態によるクロック制御装置を用いた時のチップ全体構成を示す回路構成図である。
【図11】従来例でのチップ内のクロック分配の様子を示す説明図である。
【図12】従来例のプロセッサで低速動作時のクロック制御のタイミングを示す波形図である。
【図13】従来例のプロセッサで高速動作時のクロック制御のタイミングを示す波形図である。
【符号の説明】
100、200 クロック制御セル
101、102、201、202 クロック制御信号
103、203 遅延バッファ通過後のクロック
110 論理和ゲート
120、220、221 ローレベルラッチ
130、230、231 論理反転ゲート
140、240 論理積ゲート
310 クロック(入力クロック)
340 遅延バッファ
600 プロセッサ
601 クロック発生部出力のクロック
602 大局的クロック制御信号
623 局所的クロック制御信号
621 クロック制御セル
631 クロックソース
610、620、640 クロック供給を受けるブロック
630 クロック発生部
611 大局的クロック制御信号生成回路
622 局所的クロック制御信号生成回路
Claims (3)
- ブロックに入力される入力クロックを遅延させる遅延素子と、
この遅延素子の通過後のクロックをイネーブル端子に入力したローレベルラッチと、
前記ブロック内で、前記遅延素子通過後のクロック、あるいは前記遅延素子通過後のクロックが組み合わせ回路を通過した後のクロックの立ち上がりに同期して生成された第1のクロック制御信号と、前記ブロック外で生成する第2のクロック制御信号との論理和信号を前記ローレベルラッチのD入力に出力する論理和素子と、
前記ローレベルラッチの出力を論理反転する論理反転素子と、
前記遅延素子の通過後の前記クロックと前記論理反転素子出力との論理積をブロック動作クロックとして出力する論理積素子とを備えたクロック制御装置。 - ブロックに入力される入力クロックを遅延させる遅延素子と、
この遅延素子の通過後のクロックをイネーブル端子に入力したローレベルラッチと、
他とは共用して使用しない第1のクロック制御信号と、
他と共用して使用する他の第2のクロック制御信号との論理和信号を前記ローレベルラッチのD入力に出力する論理和素子と、
前記ローレベルラッチの出力を論理反転する論理反転素子と、
前記遅延素子の通過後の前記クロックと前記論理反転素子出力との論理積をブロック動作クロックとして出力する論理積素子とを備えたクロック制御装置。 - ブロックに入力される入力クロックを遅延させる遅延素子と、
この遅延素子の通過後のクロックをイネーブル端子に入力したローレベルラッチと、
前記ブロック内で、前記遅延素子通過後のクロック、あるいは前記遅延素子通過後のクロックが組み合わせ回路を通過した後のクロックの立ち上がりに同期して生成された他とは共用して使用しない第1のクロック制御信号と、前記ブロック外で生成する他と共用して使用する第2のクロック制御信号との論理和信号を前記ローレベルラッチのD入力に出力する論理和素子と、
前記ローレベルラッチの出力を論理反転する論理反転素子と、
前記遅延素子の通過後の前記クロックと前記論理反転素子出力との論理積をブロック動作クロックとして出力する論理積素子とを備えたクロック制御装置。
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