JP4303209B2 - 強誘電体素子及び強誘電体素子の製造方法 - Google Patents

強誘電体素子及び強誘電体素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、強誘電体層を備える強誘電体素子及び強誘電体素子の製造方法に関する。
コンピュータを始めとする情報処理装置において記憶装置が広く使われている。この記憶装置には揮発性の記憶装置と不揮発性の記憶装置とがある。揮発性の記録装置としては、いわゆるDRAMあるいはSRAM等の半導体記憶装置がある。これらは、電源をオフにすると記憶された情報は失われてしまう。また、もう一つは、不揮発性の記憶装置であり、例えば、磁気ディスク装置、EEPROMあるいはフラッシュメモリがある。これらは、電源をオフにしても記録された情報が失われないという利点がある。近年、この不揮発性の記録装置として、強誘電体層の自発分極の形で記憶する強誘電体素子(FRAM:「FRAM」は登録商標である。)が開発されている。この強誘電体素子は、メモリセル領域のキャパシタが強誘電体で構成されている。この強誘電体素子は、書き込みを電子の注入によって行なうEEPROMやフラッシュメモリに比べて、電界の印加による強誘電体の分極を利用することで書き込み速度を速くすることができ、消費電力も小さくすることができる。さらに、強誘電体の分極を利用することで、寿命が長くすることができるという利点がある。
しかし、強誘電体素子は、さらに、記憶容量をより大きくすること、消費電力を抑えるために動作電圧を5Vから3Vと小さくしても安定して動作することが求められている。
また、強誘電体素子は、強誘電体に対し反転動作を繰り返すうちに分極が減少する現象が表れ、これを疲労特性と呼んでいる。この疲労特性は、強誘電体素子の寿命に大きく影響するために、疲労特性に優れていることも求められている。
記憶容量をより大きくすることに対応する手段として、強誘電体素子のキャパシタのサイズを微細化することがあげられる。このキャパシタを小さくすることは、強誘電体の量を少なくすることでキャパシタ1個当たりのスイッチング電荷量が小さくなる。強誘電体素子は、強誘電体のスイッチング電荷量の切り替えで情報を記録するもので、このスイッチング電荷量が小さくなると記録される情報が不安定になる。
また、動作電圧の低電圧化に対応する手段として、強誘電体素子の強誘電体層を薄層化して大きな電界を印加して、大きなスイッチング電荷量を維持することが行われている。しかし、薄層化して100nm以下になると急激にリーク電流が増加し、薄層化には限界がある。また、この動作電圧を低くすることで疲労特性を低減することができる。
これらの不具合に対して、例えば、特許文献1では、導電性電極に挟まれた多層の強誘電体層を有する強誘電体素子において、前記導電性電極に接する層が立方晶系または結晶構造のa軸とc軸の長さの比(c/a)が1.00以上1.02未満である正方晶系の強誘電体層で、前記導電性電極に接しない層が正方晶系の強誘電体層である強誘電体素子が開示されている。また、特許文献2では、層構造に少なくとも〔111〕配向したグレインからなるぺロブスカイト構造の強誘電体層及び該強誘電体層に於ける〔111〕方向に垂直な面内に二次元的な引っ張り応力を付与する膜が含まれてなる強誘電体多層構造が開示されている。また、特許文献3では、第1の金属酸化物電極と、 前記第1の電極の上に形成され、ペロブスカイト型結晶構造を有し、Pb、Zr、Ti、Oおよび少なくとも1つの追加の希土類元素を含む強誘電体層と、前記強誘電体層の上に形成された第2の電極と、前記2枚の電極に接続された、給電、制御および前記強誘電体層上に蓄積された電荷の読出しのための回路であって、3V以下の最大直流電源電圧を有する回路とを備え、 前記強誘電体層は、十分な分率の前記少なくとも1つの希土類元素を含み、前記最大直流電源電圧で前記回路の動作を可能にする強誘電体メモリセルが開示されている。
しかし、特許文献1及び3では、残留分極が大きくなく、スイッチング電荷量Qswが大きくない。特許文献2では、電極に挟まれた強誘電体層を多層化するもので、製造工程が複雑になる。したがって、いずれの開示技術も、低動作電圧、低消費電力であって疲労特性に優れ、スイッチング電荷量Qswの大きい強誘電体素子への対応しては不十分である。
特開平10−335596号公報 特開2001−181094号公報 特表2002−525876号公報
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、低動作電圧・低消費電力で疲労特性に優れていて、さらに、大きなスイッチング電荷量Qswで動作可能な強誘電体層を備える強誘電体素子を提供することである。また、熱処理する工程を簡略化し、低動作電圧・低消費電力で疲労特性に優れていて、さらに、大きなスイッチング電荷量Qswを有する強誘電体素子を安定して製造することができる強誘電体素子の製造方法を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明は、強誘電体層として単層のジルコン酸チタン酸鉛ランタン(以下、単に「PLZT」と記す。)層にCa、Sr、Irなどの添加物を加え、正方晶系の結晶構造であって、1.001〜1.008の(c/a)軸比にすることで、動作電圧が3.0V以下でも薄層化することなく大きなスイッチング電荷量Qswを得ることが可能な強誘電体素子である。
さらに、本発明は、導電性電極の下部電極上に、(c/a)軸比が1.001〜1.008の範囲にする添加元素を含有するジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)前駆体を単層で形成した後に第1の熱処理し、上部電極を形成した後に熱処理をする強誘電体素子の製造方法である。
また、本発明は、導電性電極の下部電極上に、(c/a)軸比が1.001〜1.008の範囲にする添加元素を含有するジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)前駆体を単層で形成し、上部電極を形成した後に熱処理をする強誘電体素子の製造方法である。
本発明の強誘電体素子では、低電圧でも大きなスイッチング電荷量Qswで動作可能であって、繰り返し使用によってQswが低下する疲労特性の小さい強誘電体層を得ることができる。
さらに、本発明の強誘電体素子の製造方法では、低電圧でも大きなスイッチング電荷量Qswで動作可能であって、繰り返し使用による疲労特性の小さい強誘電体素子を容易に製造することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものである。
本発明の強誘電体素子は、正方晶系の結晶構造を有し、(c/a)軸比が1.001〜1.008の範囲にする添加元素を含有するPLZTで構成されている単層の強誘電体層を導電性電極に挟まれている。
図1は、本発明の強誘電体素子の構造を概略的に示した断面図である。
この強誘電体素子は、メモリセル領域Aと周辺回路領域Bとからなる。メモリセル領域Aは、キャパシタ領域Cとトランジスタ領域Tとからなる。さらに、このキャパシタCは、Al下地層11の上に下部電極12、強誘電体層13、上部電極14で構成され、その上にエンキャップ層15等が設けられている。
この強誘電体層13には、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)の正方晶系ペロブスカイト構造を有する強誘電体が用いる。PLZTが、他のジルコン酸チタン酸鉛(PZT)よりも軸比の制御が容易だからである。
PLZTは、正方晶系の結晶構造を有し、正方晶のa、b、c軸の格子定数a、b、cは、a=b≠cであり、この格子定数aと格子定数cとの(c/a)軸比が1.001〜1.008の範囲にする。従来、スイッチング電荷量Qswの大きな正方晶構造を持ったPLZT薄膜を備える強誘電体素子を製造しようとする場合、(c/a)軸比を大きくしようとすることが一般的であった。しかし、Qswと残留分極PrにはQsw≒2Prの関係があり、また、自発分極Psと(c/a)軸比にはPs=A((c/a)−1)(A:定数)の関係がある。さらに、残留分極Prと自発分極Psはほぼ等しく、残留分極Prは自発分極Psよりも少し小さい値といわれている。以上のことから、従来は、(c/a)軸比を大きくする程Qswが大きくなると予測されていた。しかし、本発明の強誘電体素子では、この軸比を従来の1.01〜1.03程度よりも小さな値である1.001〜1.008にすることで、動作電圧が3.0V以下でも強誘電体層13を薄層化することなく大きなスイッチング電荷量(以下、「Qsw」と記す。)を得ることができる。
図2は、3Vで動作させたときの本発明の強誘電体素子で、層厚120nmのPLZTの(c/a)軸比とQswとの関係を示すグラフである。Qswは、大きい程良いが、少なくとも17(μC/cm)以上あれば実用上問題ない。図1から明らかなように、(c/a)軸比を1.010以下に小さくしてもQswが小さくならないことを見いだした。しかも、(c/a)軸比を1.001〜1.008にの範囲にすることで17(μC/cm)以上のQswを得ることができる。これによって、強誘電体素子として、3Vという小さな電源電圧で安定して動作させることができ、かつ、大きなQswを得ることでキャパシタを小さくすることができる。
また、この強誘電体層13は、導電性電極に挟まれた単層で用いる。
従来、Qswが大きくするためには(c/a)軸比を大きくすることが良いとされいたし、疲労特性の向上のために(c/a)軸比を小さくすることが良しとされていた。このために、(c/a)=1.01〜1.03程度のPLZTと表面層だけを小さな(c/a)軸比の多層構造にした強誘電体素子が検討されていた。
しかし、本発明の強誘電体素子では、(c/a)軸比を小さくしてQswを大きくすることができることから、単層化することができる。さらに、Qswが大きいことから、低電圧で動作可能で、疲労特性を向上させることができる。
また、本発明の強誘電体素子は、強誘電体層13を100nm以上にする。この厚さにすることで、リーク電流が発生するのを抑えることができ、強誘電体素子の動作を安定させることができる。
実際に、(c/a)軸比を1.001〜1.008の範囲にし、強誘電体層13の厚さを120nmにして、1×1012回のオン・オフで正負の極性を切り替えても残留分極の低下は、1%以内であり、疲労特性として実用上問題ない。また、リーク電流の発生もなかった。
また、強誘電体層13を構成するPLZTは、厚み方向における(111)面配向度を90%以上にする。図3は、PLZTの結晶構造を示す図である。正方晶系のPLZTは、分極容易軸方向はc軸の<001>方向である。したがって、強誘電体層13の厚み方向を全て(001)面に配向させると、Qswを最も大きくすることができる。しかし、もう一方の稜線のa、b軸の<100>方向は、Qswがゼロである。PLZTをエピタキシャル効果等の拘束がない状態で結晶化すると、<001>方向と<100>方向とが1:2の割合で出現する。これは、[001]方向が結晶化における優位方向であり、3方向が同等に成長するためである。このとき強誘電体層13のQswは、全体の平均となり、すべて<001>方向が出現した場合の1/3にQswが低下する。また、強誘電体素子としてキャパシタ面積が微細になってドメインサイズと同程度になると、<001>方向が出現したキャパシタのQswは大きくなり、<100>方向が出現したキャパシタのQswはゼロになる。このため、強誘電体素子の製造時に、動作しないキャパシタが生ずるために、歩留まりが低下する。さらに、製造工程で、PLZTのキュリー点を超えているときに引張応力等のストレスがかかると、<001>方向を向いていた結晶方位が<100>方向に変態を起こすために、Qswが大きく低下する。
したがって、強誘電体素子は、PLZT層13の結晶を<001>方向に揃えるよりは、<001>方向、<010>方向、<001>方向の3者の間になる<111>方向に配向させることで、安定して大きなQswを得ることができる。PLZT層13の厚み方向を<111>方向にして(111)面に配向させる。
(111)面への配向は、(111)面が表面になるようにカットされたSi基板の上に形成された下部電極12等を介してエピタキシャル成長させることで配向させることができる。さらに、好ましくはPt、Ir等の(111)面に優先的に配向する金属等を下部電極にすることで、PLZT層13の(111)面への配向度を高くすることができる。
この配向度は、X線測定において、強誘電体層13表面のに対するX線を角度θで入射し、2θ/θ法によって測定したすべての反射ピーク強度を測定し、このすべての反射ピーク強度と特定の角度で表れる(111)面からの割合から求めることができる。
また、本発明の強誘電体素子に用いられるPLZTは、((PbLa1−y )(Zr,Ti)O、但し、0≦y≦1を表す。)と表される。PLZTは、図2に示したように、正方晶で、鉛(Pb)を含有する一つの格子(以下、A格子)とジルコニウム(Zr)とチタン(Ti)を含有するもう一つの格子(以下、B格子)を組み合わせたペロブスカイト型構造を有している。PLZTは、このB格子を形成するZrとTiとのモル比(Zr/Ti)を1.0以下にする。さらに、少なくとも、モル比(Zr/Ti)を0.4以上にすることが好ましい。モル比(Zr/Ti)により結晶化温度、キュリー温度、結晶粒界の大きさ、結晶粒界の形状などの構造特性、飽和又は残留分極、抗電界、疲労特性、リーク電流などの特性が制御することができる。モル比(Zr/Ti)が1.0を越えると菱面体が析出することがあり、とくに、モル比(Zr/Ti)を1.0にすることで、Qswを大きく、また、リーク電流の少ないPLZT層13が得られる。
また、モル比(Zr/Ti)を0.4ないし1.0の範囲にある時は、(c/a)軸比が1.02以上ある。そこで、添加元素として、アルカリ土類金属又は鉄属の金属元素から選択される1以上の元素を添加することで、(c/a)軸比を1.001〜1.008の範囲にすることができる。このアルカリ土類金属のなかで、とくに、Ca、Srが好ましい。また、鉄属のなかで、とくに、Ir、Ruが好ましい。これらは、組み合わせて添加されていてもよい。これらの添加元素は、モル比としてPLZTの1.0に対して、0.01〜0.1の範囲が好ましい。0.01未満では、(c/a)軸比を小さくすることができない。また、0.1を越えると、結晶粒が小さくなり、また、(111)面の配向度が小さくなって、Qswも小さくなるという問題が生ずる。
また、本発明の強誘電体素子として、強誘電体層13を挟む電極のうち下部電極12としては、Pt、Ir、IrOのいずれかを含む。ここで、xは化学量論組成の2を表すが、必ずしも化学量論組成である必要はない。Ptは、貴金属で導電性が高く、かつ、酸化し難いことで、製造時の熱処理等で酸化物を形成することがなく、安定した導通性を得ることができる。また、Irは、酸化して酸化物IrOを形成しても導電性を有することで、安定した導通性を得ることができる。したがって、これらが混同した混晶であってもよい。これらは、いずれも下地の基板、上のPLZT層13との密着性が高く、繰り返し使用による剥離することが少ない。
また、本発明の強誘電体素子は、上部電極14は、Ir、IrO、Ru、RuO、SrRuOのいずれかを含む。これらは、下の強誘電体層13との密着性が高く、繰り返し使用による剥離することが少ない。さらに、酸化物であっても導電性の高い。したがって、これらの金属Ir、Ru又はこれらの酸化物IrO、Ru、RuOが用いられる。また、これらは、本発明のPLZTの添加元素として用いられるものであり、製造時の熱処理による拡散があっても、SrはPLZTの分極特性、疲労特性に悪影響することが少ない。また、SrRuOは、導電性の高い酸化物であり、また、SrはPLZT層13の分極特性、疲労特性に悪影響することが少ない。
本発明の強誘電体素子は、(c/a)軸比を小さくして、大きいQswを得ることができ、これによって単層であって、薄層化することなく、低動作電圧で安定して動作させることができ、さらに、疲労によるQswの低減を抑えることができる。
また、本発明の強誘電体素子は、強誘電体メモリ装置のメモリセルを構成する強誘電体キャパシタを前提として説明しているが、強誘電体メモリ装置に限られるものではなく、一般の半導体集積回路装置内の薄膜キャパシタ又は圧電素子、光素子としての使用も可能である。
また、以下、本発明の強誘電体素子の製造方法について説明する。
図4は、本発明の強誘電体素子の製造方法の一部の工程を示す図である。
本発明は、基板上の導電性電極に挟まれた単層の強誘電体層13を有する強誘電体素子の製造方法において、導電性電極の下部電極12上に、(c/a)軸比が1.001〜1.008の範囲にする添加元素を含有するPLZT前駆体を単層で形成した後に第1の熱処理し、その上にIrO及び/又はIrを含有する上部電極14を形成した後に第2の熱処理をする。
PLZTの強誘電体層13の形成方法としては、ゾルゲル法等の溶液法、スパッタリング法、CVD法等のいずれでも良い。ここでは、スパッタリング法で、基板の下部電極12上にアモルファス相の強誘電体の前駆体を形成し、その後、熱処理によって、強誘電体膜をペロブスカイト構造の結晶へと結晶化させる。強誘電体層13の結晶化は酸化性雰囲気で行われるため、キャパシタの電極はPt等の貴金属や酸化しても導電性を有する酸化物等が用いられている。さらに詳細には、下部電極12は、従来のように、スパッタリング法等のPVD法、CVD法で形成する(ステップS1)。例えば、この下部電極12は、スパッタリング法で、圧力0.6PaのArガス雰囲気中、DCパワー1kWで、350℃に加熱されながら、層厚を100〜200nmに形成する。
次に、この下部電極12上には、アモルファス相のPLZT前駆体を形成する(ステップS2)。PLZT前駆体は、例えば、1.1PaのRFスパッタリング法により、圧力0.7PaのArガス雰囲気中、RFパワー1kWの条件下で、100〜200nmの厚さに堆積させる。次に、PLZTを結晶化させる第1の熱処理を行う(ステップS3)。熱処理条件は、Ar、He、N等の不活性ガスに少量の酸素(O)、NO、NOガスを添加した酸化性雰囲気で行なうのが望ましい。酸素(O)濃度を不活性ガスとの比率を1〜50:50〜99%の範囲にする。これによって、酸素の欠損を防止し、配向を高めることができる。また、熱処理温度は、550〜650℃の範囲、好ましくは600℃未満の範囲で行うことが好ましい。結晶粒径の制御し、菱面体晶の析出を抑えるためである。例えば、O/Ar=2.5/97.5%の酸化性雰囲気中で、585℃、90sec間行う。ここでの結晶化は、アモルファス状態からペロブスカイト構造の正方晶を形成し、PLZT層13を(111)面に配向させる。ただし、PLZTの(111)面に配向が90%以上でなくとも、後の熱処理でさらに配向度を上げることができる。また、PLZT層13を正方晶にしておくことで、後で上部電極14を形成する際の熱によるPLZT層13、上部電極14の成分の拡散を防止することができる。
次に、PLZT層13上に、Ir、IrOを含有する上部電極14を形成する(ステップS4)。この上部電極14は、例えば、スパッタリング法で、圧力0.8PaのArガス雰囲気中にOガスを100sccm流しながら、DCプラズマパワーを1.0kWに設定して、室温で行われる。
その後に、PLZT層13と、下部電極12、上部電極14との接着性を高め、かつ、PLZT層13を正方晶に結晶化させる第2の熱処理をする(ステップS5)。この熱処理は、酸素(O)濃度を不活性ガスとの比率を1〜50:50〜99%の範囲の酸化性雰囲気で行う。これによって、高い分極特性を得ることができる。熱処理温度は、ステップ3の熱処理温度より高い温度で、700〜800℃の温度範囲で処理する。PLZTは正方晶に結晶しており、高温・短時間で処理することで、Pb等の拡散、蒸発を防止する。例えば、O/Ar=1/99%の酸化性雰囲気中で、725℃、20sec行う。PLZT前駆体の結晶化によるPLZT層13を形成する熱処理を行う。下部電極12と上部電極14とをPLZT層13へ密着させ、また、同時に下部電極12、PLZT層13、上部電極14の緻密化させる熱処理を同時に行うことで、生産性を向上させることができる。
熱処理は、ランプ、発熱体による赤外線の放射で、発熱体等と接触させずに施すことが好ましい。また、RTA(Rapid Thermal Anneal)法により結晶化することが好ましい。RTA法は、下部電極12又は上部電極14、PLZT層13の拡散、反応を抑えることができ、また、界面の平滑化には適している。
これによって、本発明の強誘電体素子のキャヤパシタ部分が形成される(ステップS6)。
図5は、本発明の強誘電体素子の他の製造方法の工程を示す図である。
本発明の強誘電体素子の製造方法は、導電性電極の下部電極12上に、(c/a)軸比が1.001〜1.008の範囲にする添加元素を含有するPLZT前駆体を単層で形成し、その上にIrO及び/又はIrからなる上部電極14を形成した後に熱処理をする。
この製造方法では、上記同様に、下部電極12は、従来のように、スパッタリング法で形成する(ステップS1)。例えば、この下部電極12は、スパッタリング法で、圧力0.6PaのArガス雰囲気中、DCパワー1kWで、350℃に加熱されながら、層厚を100〜200nmに形成する。この下部電極12上には、アモルファス状態のPLZT前駆体を形成する(ステップS2)。PLZT前駆体は、例えば、1.1PaのRFスパッタリング法により、圧力0.7PaのArガス雰囲気中、RFパワー1kWの条件下で、100〜200nmの厚さに堆積させる。
次に、PLZT前駆体をアモルファス相から正方晶に結晶化させてるPLZTの強誘電体層13を形成する熱処理をする(ステップS3’)。この熱処理は、O/Ar=2.5/97.5%の酸化性雰囲気中で、585℃、90sec間行う。このときに、同時に、PLZT層13を結晶化させ、(111)面に配向させることができる。この配向は、工程中におけるO2濃度影響が大きく、酸素(O2)と不活性ガスとの比率を1〜50:50〜99の範囲にすることが好ましい。
また、この熱処理は、2段処理しても良い。菱面体晶が析出しない約600℃以下の温度で処理し、次に、それ以上の温度で短時間の処理をする。例えば、1段目の処理を、O/Ar=2.5/97.5%の酸化性雰囲気中で、600℃、90sec行う。2段目を、O 100%の酸化性雰囲気中で、750℃、60sec行う。これによって、菱面体晶を混晶させず、生産性を向上させることができる。
次に、PLZT層13を形成した後結晶化した後に、IrOとIrとからなる上部電極14を形成する(ステップS4’)。この上部電極14は、例えば、スパッタリング法で、圧力0.8PaのArガス雰囲気中にOガスを100sccm流しながら、DCプラズマパワーを1.0kWに設定して、250℃で行われ、厚さ50〜200nmに堆積させる。上部電極14形成の温度を低くすることで、上部電極14からPLZT層13へのIr、Oの拡散を抑えることで、PLZT層13の組成を維持し、正方晶の(c/a)軸比の変動を少なくすることができる。
このときに、添加元素は上述したように、アルカリ土類又は鉄属の金属元素から選択される1以上の元素であり、とくに、Ca、Sr、Ir、Ruの群から選択される1以上の元素である。下部電極12がPt、Ir、IrOのいずれかを含み、上部電極14は、Ir、IrO、Ru、RuO、SrRuOのいずれかを含む、とくに、IrOとIrを含むことが一層好ましい。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて、さらに、具体的に説明する。
図6ないし図20は、本発明の強誘電体素子の製造方法を工程順に説明するための断面図である。
まず、図6は、シリコン基板から層間絶縁層を形成するまでの工程を説明するための図である。
図6に示すように、n型又はp型のシリコン(半導体)基板1表面に、素子分離絶縁体2をLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法により形成する。素子分離絶縁体2としてはLOCOS法の他、STI(Shallow Trench Isolation)法を採用しても良い。
そのような素子分離絶縁層2を形成した後に、シリコン基板1のメモリセル領域Aと周辺回路領域Bにおける所定の活性領域(トランジスタ形成領域)にp型不純物およびn型不純物を選択的に導入して、pウェル3a及びnウェル3bを形成するためにpウェル(不図示)も形成される。
その後、シリコン基板1の活性領域表面を熱酸化して、ゲート絶縁層4としてシリコン酸化層を形成する。次にシリコン基板1の上側全面に非結晶質又は多結晶のシリコン層を形成し、内にイオン注入してシリコン層を低抵抗化する。その後に、シリコン層をフォトリソグラフィ法により所定の形状にパターンニングして、ゲート電極5a、5bがほぼ平行に配置され、それらのゲート電極5a、5bはワード線WLの一部を形成している。
次に、メモリセル領域Aにおける1つのpウェル3a上には2つのゲート電極5a、5bがほぼ平行に配置され、それらのゲート電極5a、5bはワード線WLの一部を構成している。
次に、メモリセル領域Aにおいて、ゲート電極5a、5bの両側のpウェル3a内にn型不純物をイオン注入して、nチャンネルMOSトランジスタのソース/ドレインとなるn型不純物拡散領域6aを形成する。これと同時に、周辺回路領域Bのpウェル(不図示)にもn型不純物拡散領域を形成する。続いて、周辺回路領域Bにおいて、ゲート電極5cの両側のnウェル3bにp型不純物をイオン注入して、pチャネルMOSトランジスタのソース/ドレインとなるp型不純物拡散領域6bを形成する。
続いて、シリコン基板1の全面に絶縁層を形成した後、その絶縁層をエッチバックしてゲート電極5a、5b、5cの両側部分にのみ側壁絶縁層7として残す。その絶縁層として、たとえばCVD法により酸化シリコン(SiO)を形成する。
さらに、ゲート電極5a、5b、5cと側壁絶縁層7をマスクに使用して、pウェル3a内に再びn型不純物イオンを注入することによりn型不純物拡散領域6aをLDD構造にし、更にnウェル3b内に再びp型不純物イオンを注入することによりp型不純物拡散領域6bもLDD構造とする。なお、n型不純物とp型不純物の打ち分けは、レジストパターンを使用して行われる。
以上のように、メモリセル領域Aでは、pウェル3aとゲート電極5a、5bとその両側のn型不純物拡散領域6a等によってn型MOSFETが構成され、また、周辺回路領域Bでは、nウェル3bとゲート電極5cとその両側のp型不純物拡散領域6b等によってp型MOSFETが構成される。
次に、全面に高融点金属層、例えば、Ti、Coの層を形成した後に、この高融点金属層を加熱してn型拡散領域6a、p型不純物拡散領域6bの表面にそれぞれ高融点金属シリサイド層8a、8bを形成する。その後、ウェットエッチにより未反応の高融点金属層を除去する。
次に、プラズマCVD法により、シリコン基板1の全面にカバー層9として酸窒化シリコン(SiON)層を約200nmの厚さに形成する。さらに、TEOSガスを用いるプラズマCVD法により、第1の層間絶縁層10として酸化シリコン(SiO)をカバー層9上に約1.0μmの厚さに成長させる。
次に、第1の層間絶縁層10を化学的機械研摩法(CMP;Chemical Mechanical Polishing)法により研摩してその表面を平坦化する。
次に、図7は、層間絶縁層の平坦化処理から下地層Alの形成までの工程を説明するための図である。
層間絶縁層10の平坦化終了後、第1の層間絶縁層10上に、DCスパッタ法によって、Al下地層11を形成する。このAl下地層11は、これから上に形成する第1の導電層である下部電極12の配向強度を向上させ、その上に形成するPLZT層13中のPbの拡散をブロックする。
図8は、Al下地層からPLZT層13を形成するまでの工程を説明するための図である。
Al下地層11の形成後に第1の導電層である下部電極12であるPt層をスパッタ法で175nmの厚さに形成する。条件は、Arガス圧0.6Pa、DC電力1kW、温度100℃である。なお、下部電極12として、Ir、IrO、または、これらの混晶の層を形成しても良い。
次に、スパッタリング法により、PLZT層13を下部電極12の上に100〜300nmの厚さ、例えば、240nmに形成し、これを強誘電体層13として使用する。なお、この強誘電体層であるPLZT層13には、Ca、Sr、Ir、Ruを添加することもある。
続いて、酸素雰囲気中にシリコン基板1を置き、例えば、585℃、20秒間、昇温速度125℃/sec、O:2.5%/Ar:97.5%の条件で、強誘電体を構成するPLZT層13をRTA(Rapid Thermal Annealing)処理することにより、PLZT層13の結晶化処理を行う。
強誘電体材料層の形成方法としては、スパッタ法の他に、スピンオン法、ゾルゲル法、MOD(Metal Organic Deposition)法、MOCVD法等を挙げることができる。
図9は、PLZT層の上に上部電極を形成するまでの工程を説明するための図である。
PLZT層13を形成した後に、その上に上部電極14として、IrOx層をスパッタリング法により20〜75nmの厚さ、例えば、50nmの厚さに形成する。その後、RTA法により、725℃で1min間、O/Ar=1/99%の酸化性雰囲気中で熱処理を行い、PLZT層13の結晶化と上部電極14へのアニーリングの熱処理を施す。なお、上部電極14として、その上に、Ir、IrO、Ru、RuO、SrRuO、Ptを含む層をスパッタ法により形成してもよい。
また、PLZT層13を形成した後、熱処理を施すことなく、上部電極14としてIrOx層をスパッタリング法により20〜75nmの厚さ、例えば、50nmの厚さに形成する。その後、RTA法により、585℃で90sec間、O/Ar=2.5/97.5%の酸化性雰囲気中で熱処理を行い、PLZT層13の結晶化と下部電極12、上部電極14へのアニーリングの熱処理を施こしてもよい。また、この熱処理は、
図10は、上部電極した後に、PLZT層までエッチングするまでの工程を説明するための図である。
次に、上部電極14形成のレジストパターン(不図示)を形成した後に、そのレジストパターンをマスクに使用して上部電極14をエッチングし、キャパシタの上部電極14として使用する。そして、そのレジストパターンを除去した後に、650℃、60分間の条件で、強誘電体層13を酸素雰囲気中でアニールする。このアニールは、上部電極14のスパッタリング時および上部電極14のエッチングの際に強誘電体層13に入ったダメージを回復させ、吸収された水分等を脱ガスするるために行われる。まは、強誘電体層13の結晶粒を大きくして誘電特性を向上させるとともに、強誘電体層13の酸素欠損を補償することもできる。
図11は、PLZT層をエッチングしたで、エンキャップ層を形成するまでの工程を説明するための図である。
次に、上部電極14、強誘電体層13及び下部電極12の上に、エンキャップ層15としてAl下地層11をスパッタリング法により50nmの厚さに常温下で形成する。このエンキャップ層15は、還元され易い強誘電体層13を水素から保護して、水素がその内部に入ることをブロックするために形成される。なお、エンキャップ層15として、PZT層、PLZT層または酸化チタン層を形成してもよい。エンキャップ層15としてのAl層、PZT層、酸化チタン層をMO−CVD法にて形成しても良く、またスパッタリング法+MO−CVD法といった積層させてもも良い。積層の場合は、キャパシタの劣化を考慮して、スパッタリングでAlを先に行うのが好ましい。その後に、酸素雰囲気中で550℃、60分間の条件で、エンキャップ層15を熱処理する。
次に、エンキャップ層15の上にレジストを塗布し、これを露光、現像して上部電極14および強誘電体層13の上にその周辺に残す。そして、レジストをマスクに使用して、エンキャップ層15、下部電極12およびAl下地層11をエッチングし、これにより残った下部電極12およびAl下地層11をキャパシタの下部電極12として使用する。エンキャップ層15、第下部電極12およびAl下地層11のエッチングは、塩素を用いたドライエッチングにより行われる。
そのレジストパターンを除去した後に、酸素雰囲気中で350℃、30分間の条件で、アニーリングによる熱処理を施す。これによって、後工程で堆積する層のはがれを防止することができる。その後、更にエンキャップ層15としてAl層15aをスパッタリング法により20nmの厚さに形成する。
その後に、酸素雰囲気中で650℃、60分間の条件で、強誘電体層13を熱よりして結晶粒を大きくして誘電特性を向上させるとともに、強誘電体層13の酸素欠損を補償する。これにより、図11に示すように、第1の層間絶縁層10の上には、下部電極12、強誘電体層13、上部電極14からなるキャパシタCが形成されることになる。なお、ここでは、詳述しないが符号Tはトランジシタ部分である。
図12、エンキャップ層を形成し、キャパシタを形成した後、その上にさらに、第2の層間絶縁層を形成するまでの工程を説明するための図である。
次に、図12に示すように、キャパシタQ及び第1の層間絶縁層10の上に、第2の層間絶縁層16として層厚1500nmのSiO層をCVD法により形成する。第2の層間絶縁層16の形成は、ガスとしてシラン(SiH)やポリシラン化合物(Si、Si、SiCl等)およびSiFを用いても良いし、TEOSを用いても良い。形成方法は、プラズマ励起(ECR法:Electron cyclotron Resonance、ICP法: Inductively Coupled Plasma、HDP法:High Density Plasma、EMS法:Electron Magneto-Sonic)や、熱励起、レーザー光による励起方式でも良い。
図13は、第2の層間絶縁層を平坦化するまでの工程を説明するための図である。
その後、図13に示すように、第2の層間絶縁層16をCMP法にて平坦化する。第2の層間絶縁層16の表面の平坦化は、上部電極14の上面から400nmの厚さとなるまで行われる。このCMP法による平坦化の際に使用されるスラリー中の水分や、その後の洗浄時に使用される洗浄液中の水分は、第2の層間絶縁層16表面に付着したりその内部に吸収される。そこで、真空チャンバ(不図示)中で温度390℃で第2の層間絶縁層16を加熱することにより、その表面および内部の水分を外部に放出させる。
このような脱水処理の後に、第2の層間絶縁層16を加熱しながらNOプラズマに曝して脱水する。これにより、後工程での加熱と水によるキャパシタの劣化が防止される。そのような脱水処理とプラズマ処理は同じチャンバ(不図示)内において行ってもよい。そのチャンバ内には、シリコン基板1を載せる支持電極とこれに対向する対向電極が配置され、対向電極には高周波電源が接続可能な状態となっている。そして、チャンバ内にNOガスを導入した状態で、対向電極に高周波電源を印加し、電極間にNOプラズマを発生させて絶縁層のNOプラズマ処理を行う。そのNOプラズマ処理によれば、絶縁層の少なくとも表面には窒素が含まれる。そのような方法は、以下で述べる脱水及びプラズマ処理にも採用される。脱水処理に続くプラズマ処理の際にはNOプラズマを使用することが好ましいが、NOプラズマ、Nプラズマ等を使用してもよい。なお、脱水処理の基板温度とプラズマ処理の基板温度はほぼ同じとなる。
図14は、第2の層間絶縁層平坦化後に、Siバルク拡散層へのコンタクトホールを形成するまでの工程を示す図である。
次に、図14に示すように、第2の層間絶縁層16の上にレジストを塗布し、これを露光、現像する。その後、第1の層間絶縁層10、Alによるエンキャップ層15、第2の層間絶縁層16、カバー層9をドライエッチングして、メモリセル領域Aの不純物拡散層6aの上にそれぞれホール16a、16b、16cを周辺回路領域Bの不純物拡散層6bの上にホール16d、16e、また、LOCOS層2上のゲート電極上5d上にホール16fを同時に形成する。
第2の層間絶縁層16とエンキャプ層15a、第1の層間絶縁層10、カバー層9は、CF系ガス、例えば、CHFにCF、Arを加えた混合ガスを用いてエッチングされる。
図15は、第2の層間絶縁層上にタングステン層を形成するまでの工程を示す図である。
図15に示すように、第2の層間絶縁層15の上とコンタクトホール15a〜15fの内面にRf前処理エッチングを行った後、それらの上にスパッタリング法によりチタン(Ti)層を20nm、窒化チタン(TiN)層50nmを連続で形成する。この層を密着層17とする。さらに、フッ化タングステンガス(WF)、Ar、Hの混合ガスを使用するCVD法により、密着層17の上にタングステン層18を形成する。
なお、タングステン層18の成長初期にはシラン(SiH)ガスも使用する。タングステン層18は、各コンタクトホール15a〜15fを完全に埋め込む厚さ、例えば密着層17上で500nm程度とする。
図16は、タングステン層を研摩して平坦化するまでの工程を示す図である。
次に、図16に示すように、第2の層間絶縁層16上のタングステン層18と密着層17をCMP法により除去し、各コンタクトホール16a〜16f内にのみ残す。これにより、コンタクトホール16a〜16f内のタングステン層18と密着層17をプラグ17a〜17fとして使用する。
その後に、コンタクトホール16a〜16f形成後の洗浄処理、CMP法等での研摩した後の洗浄処理等の工程で第2の層間絶縁層16表面に付着したり内部に浸透した水分を除去するために、再び、真空チャンバ中で390℃の温度で第2の層間絶縁層16を加熱して水を外部に放出させる。このような脱水処理の後に、第2の層間絶縁層16を加熱しながらNOプラズマに曝して、アニールを例えば2分間行う。
図17は、タングステン層をCMP法で研摩した後、酸化防止層を形成するまでの工程を示す図である。
次に、図17のように、第2の層間絶縁層16上とプラグ17a〜17f上にタングステンの酸化防止層である。P−SiON層19を、例えば、100nmの厚さで形成する。
さらに、図18は、酸化防止層の形成後に酸素雰囲気中でアニーリングの熱処理を施す工程を示す図である。
次に、図18に示すように、下部電極12、上部電極14上にホール形成する。上部電極14のホール16g、下部電極12のホール16h(不図示)は、同時にエッチングし開口する。そのエッチングは、CF系ガス、例えば、CHFにCF、Arを加えた混合ガスを用いてエッチングされる。エンキャップ層15aも同種のガスを用いてエッチングされる。次に、レジストを除去した後に、このの状態で、酸素雰囲気中で、550℃、60分間のアニールを行い、強誘電体層13の層質を改善する。この場合、酸化され易いWプラグ17a〜17fは、P−SiON層19で覆われているため、酸化しない。
図19は、酸素雰囲気中でのアニーリング熱処理の後、酸化防止層をエッチバックするまでの工程を示す図である。
図19で示したように、第2の層間絶縁層16上とWプラグ17a〜17f上にあった酸化防止層P−SiONをエッチバック法によりエッチングし、Wプラグ17a〜17fを露出させる。その場合、Wプラグは、第2の層間絶縁層16より上に飛び出る。
図20は、酸化防止層をエッチバックした後、エッチングでアルミ配線を形成する工程を示す図である。
第2の層間絶縁層16とプラグ17a〜17fおよび上部電極14がホール16gより露出した状態で、RFエッチング法により各表面を約10nmエッチング(SiO換算)して清浄面を露出させる。
その後に、図20に示すように、第2の層間絶縁層16、プラグ17a〜17f上に、アルミニウム(Al)を含む4層構造の導電層をスパッタ法により形成する。その導電層は、下から順に、層厚150nmの窒化チタン(TiN)層、層厚550nmの銅含有(0.5%)アルミニウム層、層厚5nmのチタン(Ti)層、層厚150nmの窒化チタン(TiN)層である。そして、その導電層をフォトリソグラフィー法によりパターニングして、配線19を形成する。これによって、最終的な構造としては、図1のようなAlの3層配線構造になる。
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨内において様々な変形・変更が可能である。
(付記1)本発明の強誘電体素子は、基板上の導電性電極に挟まれた強誘電体層を有する強誘電体素子において、正方晶系の結晶構造を有し、a軸とc軸の格子定数の長さの比(c/a)が1.001〜1.008の範囲にする添加元素を含有するジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)で構成されいて、かつ、単層の強誘電体層を有することを特徴とする。
(付記2)本発明の強誘電体素子は、付記1において、前記強誘電体層は、厚み方向における(111)面配向度が90%以上であることを特徴とする。
(付記3)本発明の強誘電体素子は、付記1又は2において、前記強誘電体層が100nm以上であることを特徴とする。
(付記4)本発明の強誘電体素子は、付記1又は2において、前記PLZTが、ジルコニウム(Zr)とチタン(Ti)のモル比(Zr/Ti)が0.4〜1.0の範囲であることを特徴とする。
(付記5)本発明の強誘電体素子は、付記1又は2において、前記PLZTが、アルカリ土類又は鉄属の金属元素から選択される1以上の添加元素を含有することを特徴とする。
(付記6)本発明の強誘電体素子は、付記5において、前記添加元素は、Ca、Sr、Ir、Ruの群から選択される1以上の元素であることを特徴とする。
(付記7)本発明の強誘電体素子は、付記6において、前記添加元素が、モル比で、PLZTの1.0に対して0.01〜0.1の範囲で添加されることを特徴とする。
(付記8)本発明の強誘電体素子は、付記1又は2において、Pt、Ir、IrOのいずれかを含有する下部電極を備えることを特徴とする。
(付記9)本発明の強誘電体素子は、付記1又は2において、Ir、IrO、Ru、RuO、SrRuOのいずれかを含有する上部電極を備えることを特徴とする。
(付記10)本発明の強誘電体素子は、付記9において、IrO及び/又はIrを含有する上部電極を備えることを特徴とする。
(付記11)本発明の強誘電体素子の製造方法は、基板上の導電性電極に挟まれた単層の強誘電体層を有する強誘電体素子の製造方法において、導電性電極の下部電極上に、a軸とc軸の格子定数の長さの比(c/a)が1.001〜1.008の範囲にする添加元素を含有するジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)前駆体の単層で形成した後に第1の熱処理し、その上に上部電極を形成した後に第2の熱処理をすることを特徴とする。
(付記12)基板上の導電性電極に挟まれた強誘電体層を有する強誘電体素子の製造方法において、前記強誘電体素子の製造方法は、導電性電極の下部電極上に、a軸とc軸の格子定数の長さの比(c/a)が1.001〜1.008の範囲にする添加元素を含有するジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)前駆体の単層を形成し、その上に200℃以上で上部電極を形成した後に熱処理することを特徴とする。
(付記13)本発明の強誘電体素子の製造方法は、付記11又は12において、上部電極がIr、IrO、Ru、RuO、SrRuOのいずれかを含むことを特徴とする。
(付記14)本発明の強誘電体素子の製造方法は、付記13において、上部電極がIr及び/又はIrOで形成されていることを特徴とする。
(付記15)本発明の強誘電体素子の製造方法は、付記11において、第1の熱処理が650℃以下で、第2の熱処理が650℃以上であることを特徴とする。
(付記16)本発明の強誘電体素子の製造方法は、付記12において、熱処理が650℃以下であることを特徴とする。
(付記17)本発明の強誘電体素子の製造方法は、付記12において、熱処理が多段熱処理であって、最後の熱処理が100%の酸素雰囲気中であることを特徴とする。
本発明の強誘電体素子の構造を概略的に示した断面図である。 3Vで動作させたときの層厚120nmのPLZT層における(c/a)軸比とQswとの関係を示すグラフである。 PLZTの結晶構造を示す図である。 本発明の強誘電体素子の製造方法を示す工程図である。 シリコン基板から層間絶縁層を形成するまでの工程を説明するための図である。 層間絶縁層の平坦化処理から下地層Alの形成までの工程を説明するための図である。 Al下地層からPLZT層を形成するまでの工程を説明するための図である。 PLZT層の上に上部電極を形成するまでの工程を説明するための図である。 上部電極した後に、PLZT層までエッチングするまでの工程を説明するための図である。 PLZT層をエッチングしたで、エンキャップ層を形成するまでの工程を説明するための図である。 エンキャップ層した後、キャパシタを形成するまでの工程を説明するための図である。 エンキャップ層を形成した後、その上にさらに、第2の層間絶縁層を形成するまでの工程を説明するための図である。 第2の層間絶縁層を平坦化するまでの工程を説明するための図である。 第2の層間絶縁層平坦化後に、Siバルク拡散層へのコンタクトホールを形成するまでの工程を示す図である。 第2の層間絶縁層上にタングステン層を形成するまでの工程を示す図である。 タングステン層を研摩して平坦化するまでの工程を示す図である。 タングステン層をCMP法で研摩した後、酸化防止層を形成するまでの工程を示す図である。 酸化防止層の形成後に酸素雰囲気中でアニーリングの熱処理を施す工程を示す図である。 酸素雰囲気中でのアニーリング熱処理の後、酸化防止層をエッチバックするまでの工程を示す図である。 酸化防止層をエッチバックした後、エッチングでアルミ配線を形成する工程を示す図である。
符号の説明
1 基板
2 素子分離絶縁体層
3 ウェル
4 ゲート絶縁層
5 ゲート電極
6 不純物拡散領域
7 側壁絶縁層
8 高融点金属シリサイド層
9 カバー層
10 第1の層間絶縁層
11 Al下地層
12 下部電極
13 強誘電体層(PLZT層)
14 上部電極
15 エンキャップ層
16 第2の層間絶縁層
16a〜16f コンタクトホール
17 密着層
17a〜17f プラグ
18 タングステン層

Claims (7)

  1. 基板上の導電性電極に挟まれた強誘電体層を有する強誘電体素子において、
    前記強誘電体素子は、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)で構成されている単層の強誘電体層を有し、
    前記強誘電体層は、正方晶系の結晶構造を有し、a軸とc軸との格子定数の長さの比(c/a)が1.001〜1.008の範囲にする1以上の添加元素を含有し、
    前記添加元素は、Ca、Sr、Ir、Ruの群から選択される
    ことを特徴とする強誘電体素子。
  2. 前記強誘電体素子は、厚み方向における(111)面配向度が90%以上の強誘電体層を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の強誘電体素子。
  3. 前記PLZTは、ジルコニウム(Zr)とチタン(Ti)のモル比(Zr/Ti)が1.0以下である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の強誘電体素子強誘電体素子。
  4. 前記強誘電体素子は、Pt、Ir、IrOのいずれかを含有する下部電極を備える
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の強誘電体素子。
  5. 前記強誘電体素子は、Ir、IrO、Ru、RuO、SrRuOのいずれかを含有する上部電極を備える
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の強誘電体素子。
  6. 基板上の導電性電極に挟まれた強誘電体層を有する強誘電体素子の製造方法において、
    前記強誘電体素子の製造方法は、導電性電極の下部電極上に、a軸とc軸の格子定数の長さの比(c/a)が1.001〜1.008の範囲にするためのCa、Sr、Ir、Ruの群から選択される1以上の添加元素を含有するジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)前駆体を単層で形成した後に第1の熱処理し、
    その上にIrO及び/又はIrを含有する上部電極を形成した後に第2の熱処理をする
    ことを特徴とする強誘電体素子の製造方法。
  7. 基板上の導電性電極に挟まれた単層の強誘電体層を有する強誘電体素子の製造方法において、
    前記強誘電体素子の製造方法は、導電性電極の下部電極上に、a軸とc軸の格子定数の長さの比(c/a)が1.001〜1.008の範囲にするためのCa、Sr、Ir、Ruの群から選択される1以上の添加元素を含有するジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)前駆体を単層で形成し、その上にIrO及び/又はIrからなる上部電極を形成した後に熱処理をする
    ことを特徴とする強誘電体素子の製造方法。
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