JP4301504B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ球を用いて遊技を行うパチンコ機などの弾球遊技機に関するものである。
本明細書中では弾球遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明しているため、遊技球としてパチンコ球を用いて説明し、遊技盤の遊技盤面に設けられた入賞口にパチンコ球が入ることを入賞として説明する。
パチンコ店などの遊技場で使用されるパチンコ機の遊技盤の前面は、釘や入賞口が設けられた遊技領域と遊技領域以外の範囲に区画され、遊技領域以外の部分には、遊技(ハンドル)操作によって球発射装置から打ち出されたパチンコ球を遊技領域に案内する案内通路を形成するためのガイドレールなどが設けられている。また、遊技盤の前面側には遊技領域を視認可能にするガラス扉によって覆われている。ガラス扉は、遊技領域を覆う閉じ位置と遊技領域を外部に露呈する開き位置との間で回動自在となるように本体基部に軸着され、閉じ位置ではロック装置によって回動がロックされる。遊技球が打ち出されたときに、遊技球の勢いが弱く、案内通路内で遊技球が落下してしまった場合には、ファール球として遊技者に返却されるようになっており、これにより、遊技を公平に行うことができる。
ところで、例えば、遊技の最中に遊技領域に打ち出されたパチンコ球が遊技領域内に滞留して回収不能となった場合や、遊技盤のメンテナンスを行う際など、ガラス扉を開き位置に回動した場合に、誤って遊技者がパチンコ球を打ち出してしまうと、打ち出されたパチンコ球がパチンコ機の前面側に落下してしまうことがあり、このことが、遊技場の従業員に不便さを感じさせていた。例えば遊技の最中に正規な方法とは異なる方法でガラス扉を開き位置に回動させてパチンコ球を入賞させる不正な行為が行われた場合、ガラス扉を開き位置に回動させたままでもパチンコ球を遊技領域に打ち出すことが可能であると、不正にガラス扉が開放されてパチンコ球が入賞したのか、あるいは正規の方法でガラス扉が開放されてパチンコ球が入賞したのかの判断がつかないため、このことが不正行為の増長の原因となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、閉じ位置で遊技領域を覆う回動扉を開き位置に回動させたときに遊技球が遊技領域に打ち出されることを防止できるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の弾球遊技機は、遊技球を打ち出す球発射装置を有する本体基部と、前記本体基部に取り付けられ、前記球発射装置から打ち出された遊技球を遊技領域に案内する案内通路を前面に有する遊技盤と、前記遊技領域を覆う閉じ位置と前記遊技領域を外部に露呈する開き位置との間で回動自在となるように前記本体基部に軸着され、前記閉じ位置に位置するときに前記遊技領域を視認可能にする窓部を有する回動扉とを備え、前記球発射装置から打ち出された遊技球が発射口を介して前記案内通路に打ち出され、前記案内通路に打ち出された遊技球が前記遊技領域に到達しなかった場合には当該遊技球が前記発射口に隣接するファール口から回収される弾球遊技機において、前記回動扉が前記閉じ位置に位置する場合に、前記発射口を開放して前記球発射装置から打ち出された遊技球が前記案内通路を通過することを許容する第1位置と、前記回動扉が前記開き位置に位置する場合に、前記発射口を遮蔽して、遊技球が前記案内通路を通過することを禁止する第2位置との間で移動自在で、かつ下面が開放された中空な箱形に形成されるとともに側面の内壁と上面の内壁との連なる部分が円弧状に形成された打ち出し禁止部材を設け、前記打ち出し禁止部材が前記第2位置に移動したときは、前記打ち出し禁止部材の下面の開放部分が前記発射口と対面し、前記発射口から打ち出された遊技球が前記打ち出し禁止部材の内面で前記ファール口に向けて案内されるものである。
なお、前記遊技盤の背面側から前面側に向かう方向に沿って移動自在で、かつ前記遊技盤の前面側に向けて付勢されるとともに一端側の端部が前記遊技盤に形成された孔から前記遊技盤の前面側に突出し、他端側の端部にはギア部が形成された板状の連動レバーと、前記打ち出し禁止部材の開放された側面とは反対側の側面に形成されたラックギアと、前記連動レバーの前記ギア部と噛み合う第1ギアと、前記ラックギアと噛み合うとともに前記第1ギアの回転に連動して回転する第2ギアとを備え、前記回動扉を開き位置から閉じ位置に回動すると、前記回動扉で押圧された前記連動レバーが前記遊技盤の前面側から背面側に向かう方向に移動し、これに連動して、前記打ち出し禁止部材が前記遊技盤の前面側から背面側に向かう方向に移動して前記第2位置から前記第1位置に移動し、前記回動扉を閉じ位置から開き位置に回動すると、前記付勢によって前記連動レバーが前記遊技盤の背面側から前面側に向かう方向に移動し、これに連動して、前記遊技盤の背面側から前面側に向かう方向に移動して前記打ち出し禁止部材が前記第1位置から前記第2位置に移動することが好ましい。
本発明によれば、打ち出された遊技球をファール球とすることが可能になり、閉じ位置で遊技領域を覆う回動扉を開き位置に回動させたときに遊技球が遊技領域に打ち出されることを防止できる。また、回動扉が開き位置に位置するときに遊技球が打ち出されて遊技球が外部に落下することによる遊技球の紛失を防止できる。また、メンテナンスなどの作業の際に、誤って遊技球が打ち出されても作業に支障をきたすことを防止できる。
また、複雑な機構を設けずに、簡単な構成で案内通路を遮蔽できる。また、不正に回動扉が開き位置に回動されて遊技球が入賞されても、これをエラーとして検出することが可能になり、不正行為を防止できる。
図1及び図2に示すように、パチンコ機10は、本体基部11とガラス扉(回動扉)12と遊技盤13とから構成されている。ガラス扉12は、本体基部11に軸支機構11aを介して回動自在の軸着されている。遊技盤13は本体基部11に組み込まれている。
遊技盤13の前面には金属の薄板を円弧状に折り曲げて形成されたガイドレール14が設けられており、遊技盤13の前面は、ガイドレール14で囲まれた内側の部分の遊技領域13aと、遊技盤13の側方に位置し、2本のガイドレール14で囲まれた案内通路13bとに区画されている。案内通路13bは、後述する球発射装置24から打ち出されたパチンコ球を遊技領域に案内する。
遊技盤13の遊技領域13a内には、図柄の変動表示及び停止表示が行われる図柄表示装置15、始動入賞口16、通常入賞口17、通過入賞口17a、アタッカ18、アウト口19が設けられている。さらに、図示は省略してあるが、遊技領域13a内には、障害釘、風車などが設けられている。
遊技盤13の背面にはメイン制御基盤20が設けられており、メイン制御基盤20のCPU(通路開閉制御手段)20aがパチンコ機10全体の動作を制御し、これにより、遊技を実行することが可能となる。
ガラス扉12はガラス(窓部)12aを備えており、遊技領域13aを覆う閉じ位置(図1の位置)と遊技領域13aを外部に露呈する開き位置(図2の位置)との間で回動自在となっている。ガラス扉12が閉じ位置に位置するときには、ガラス12aを介して遊技領域13aが視認可能となる。なお、窓部はガラス12aに限らず、透明な樹脂の板を用いるなど、適宜の部材を用いてよい。
ガラス扉12の裏面の側方には、遮光板12cが取り付けられている。遮光板12cは板状の部材をL字状に折り曲げることによって形成されており、ガラス扉12が閉じ位置に位置すると、その先端部が本体基部11内に突出するようになっている。
遊技盤13の前面の上方端部で、遊技領域13a及び案内通路13b以外の領域には、開閉センサ(扉開閉検出手段)21が設けられている。開閉センサ21は、投光部21aと受光部21bとから構成されており、投光部21aから投光された光を受光部21bが受光する。ガラス扉12が閉じ位置に位置する状態では、投光部21aと受光部21bとの間に遮光板12cが侵入し、受光部21bは投光部21aから投光された光を受光することが不可能となる。
開閉センサ21の信号はメイン制御基盤20のCPU20aに入力される。CPU20aは、受光部21bが投光部21aの光を受光している場合は、ガラス扉12が開き位置に位置することを検出し、受光部21bが投光部21aの光を受光していない場合は、ガラス扉12が閉じ位置に位置することを検出する。
本体基部11の下部には下部扉11bが回動自在に軸着されている。下部扉11bの前面の側方には受け皿22、発射ハンドル23が設けられている。受け皿22では、遊技に用いるパチンコ球の供給及び入賞が発生した場合の賞球の払い出しが行われる。発射ハンドル23は回動自在に設けられており、発射ハンドル23を回動操作すると、案内通路13b内にパチンコ球が打ち出される。また、本体基部11の内部で、発射ハンドル23と反対側の側方には球発射装置24が組み込まれている。球発射装置24は、下部扉11bが開放されると外部に露呈される。
球発射装置24には、パチンコ球を打ち出す打球ハンマー24a、打球ハンマー24aを回動するロータリーソレノイド24b、受け皿22に供給されたパチンコ球が1個ずつセットされる発射ガイド24c、打ち出されたパチンコ球を案内通路13bにガイドする発射ガイドレール24dが設けられている。
ロータリーソレノイド24bは、球発射装置24に接続されている発射制御基盤20のCPU20aによって駆動制御される。発射ガイドレール24dは、案内通路13bの入口側で本体基部11に形成された発射口11bに連なっている。CPU20aは、発射ハンドル23が回動操作されたことを検出すると、ロータリーソレノイド24bを回動させる。これにより、打球ハンマー24aが回動して、発射ガイド24cにセットされたパチンコ球が打球ハンマー24aによって打ち出される。打ち出されたパチンコ球は発射ガイドレール24dに沿って略鉛直方向へ打ち上げられ、発射口11bから案内通路13bに打ち出される。また、本体基部11には、発射口11bに隣接してファール口11cが形成されている。案内通路13b内に打ち出されたものの、その勢いが弱く、遊技領域13aに打ち出される前に落下したパチンコ球はファール口11cに入り、受け皿22に再び返却される。
図3に示すように、本体基部11内部には、案内通路13bの側方に位置するように、打ち出し規制装置30が設けられている。
打ち出し規制装置30は、ソレノイド31とシャッター(打ち出し禁止部材)32とから構成されている。ソレノイド31はメイン制御基盤20のCPU20aによって駆動制御される。シャッター32は板状の部材で形成されており、幅広面が遊技盤13と直交するようにソレノイド31に接続されている。また、シャッター32はガイドレール14の側方に位置するように設けられており、ガイドレール14のシャッター32と対面する位置には、開口14aが形成されている。そして、シャッター32は、球発射装置24から打ち出されたパチンコ球が案内通路13bを通過して遊技領域13aに案内されることを許容する第1位置(図中実線で示す位置)と、第1位置から案内通路13bを遮蔽して、球発射装置24から打ち出されたパチンコ球が遊技領域13aに打ち出されないようにする第2位置(図中二点鎖線で示す位置)との間でソレノイド31によって移動される。なお、シャッター32を設ける位置(高さ)は、案内通路13b内であれば適宜の位置にしてよいが、打ち出されたパチンコ球が外部に落下することのない高さに設定することが好ましい。
次に、上記のように構成されたパチンコ機の作用について図4のフローチャートを用いて説明する。ガラス扉12が閉じ位置に位置する場合は、シャッター32は第1位置に位置し、案内通路13bを開放した状態となる。この状態では、パチンコ球が打ち出されると、打ち出されたパチンコ球が案内通路13bによって遊技領域13aに案内され、遊技領域13aにパチンコ球が打ち出される。
例えば、遊技の最中に釘とガラス扉の間にパチンコ球が詰まった場合や、遊技盤13のメンテナンスを行う際など、ガラス扉12が閉じ位置から開き位置に回動された場合、遮光板12cが開閉センサ21の投光部21aと受光部21bとの間から退避し、投光部21aから投光された光を受光部21bが受光する。そして、開閉センサ21からの信号がCPU20aに入力されると、CPU20aはソレノイド31を駆動し、シャッター32を第1位置から第2位置に移動させる。これにより、案内通路13b内にシャッター32が侵入するため、パチンコ球が打ち出されても、打ち出されたパチンコ球はシャッター32で跳ね返って落下し、ファール口11cに入る。
また、ガラス扉12が開き位置から閉じ位置に回動された場合、開閉センサ21の投光部21aから投光された光が遮光板12cによって遮られ、投光部21aから投光された光を受光部21bが受光することが不可能となる。そして、開閉センサ21からの信号がCPU20aに入力されると、CPU20aはソレノイド31を駆動し、シャッター32を第2位置から第1位置に移動させる。これにより、案内通路13b内からシャッター32が退避するため、打ち出されたパチンコ球は遊技領域13aに案内される。
上記実施形態では、シャッター32をソレノイド31で移動させたが、例えばモータとギヤを用いるなど適宜の手段で駆動してよい。
上記実施形態では、発射されたパチンコ球が発射口11bに遊技領域13aに打ち出されずに落下した場合、このパチンコ球が発射口11bに入ってしまう可能性があるが、例えば図5に示すように、発射されたパチンコ球が発射口41にパチンコ球が入ってしまうことを防ぐ逆流防止部材40を設けることが好ましい。この場合、発射口41に連通し、発射装置24から打ち出されたパチンコ球が通過する発射通路42に傾斜をつけるとより好ましい。即ち、発射装置24から発射されたパチンコ球の軌道を図中E方向にすることによって、シャッター32に衝突して跳ね返ったパチンコ球は、発射口41よりもファール口43に向けて落下しやすくなる。逆流防止部材40は弾性を有する板で形成されており、発射口41を塞ぎつつ、ファール口43に向けて傾斜するように発射口41とファール口43との間の軸40aを支点に反時計方向にのみ回動自在に取り付けられ、また、回動された場合に初期位置に復帰するように付勢されている。逆流防止部材40は、発射口41からパチンコ球が打ち出されると、図中二点鎖線に示すように反時計方向に回動した後に発射口41を塞ぐ初期の状態に戻る。遊技領域13aに打ち出されることなく落下したパチンコ球がファール口42に向けて落下しなかった場合、逆流防止部材40は時計方向には回動しないため、ファール口43にガイドされる。これにより、発射口41内にパチンコ球が入ってパチンコ球が詰まることを防止できる。
上記実施形態では、シャッター32を単体で用いたが、シャッター32にパチンコ球が衝突して跳ね返る際のシャッター32への衝撃を吸収する衝撃吸収部材44を設けることが好ましい。衝撃吸収部材44としては、例えばスポンジやゴムなど弾性を有する部材を用いるとよい。これにより、パチンコ球が跳ね返ったときの衝撃でシャッター32が破損することを防止できる。
上記実施形態では、開閉センサ21によって、受光部21bが投光部21aの光を受光していない場合は、ガラス扉12が閉じ位置に位置することを検出したが、受光部が投光部の光を受光した場合にガラス扉12が閉じ位置に位置することを検出してもよい。また、開閉センサとして、ガラス扉12が閉じ位置に位置するときに押圧されるスイッチのオン又はオフを検出することによって、ガラス扉12の開閉を検出してよい。
上記実施形態では、CPU20a及び開閉センサ21を用い、ガラス扉12の開閉を検出してソレノイド31の駆動制御を行うことによってシャッター32を移動させたが、電気的な制御を行わずに機械的な機構を用いてガラス扉12の開閉に連動させてシャッター32を移動させてもよい。次に、この場合の例について説明するが、上記実施形態と同一の機能を有する部材については同符号を用いて説明を省略する。なお、機械的な機構を用いてガラス扉12の開閉に連動させてシャッター32を移動させる場合の機構は下記の例に限らず適宜の機構にしてよい。
図6に示すように、打ち出し規制装置50は、パチンコ球が遊技領域13aに打ち出されないようにし、シャッター32と同様の機能をもつ打ち出し禁止部材51及び打ち出し禁止部材51の移動をガラス扉12に連動させるための連動レバー52を備えている。打ち出し禁止部材51は、下面と一方の側面が開放された内部が中空な箱形に形成されている。連動レバー52は本体基部11の前面で、ガラス扉12の軸側の端部に形成されており、遊技盤13の背面側から前面側に向かう方向に付勢されている。また、連動レバー52は、遊技盤13の背面側で、遊技盤13の前後方向(図9中矢印A,Bに示す方向)に移動自在となるように支持されている。
ガラス扉12が開き位置から閉じ位置に回動された場合、遊技盤13の前面側に突出している連動レバー52がガラス扉12の内壁面に押圧されて遊技盤13の背面側に突出し、打ち出し禁止部材51は遊技盤13を貫通する孔13c内に挿入される。これにより、打ち出し禁止部材51は球発射装置24から打ち出されたパチンコ球が案内通路13bを通過して遊技領域13aに案内されることを許容する第1位置(図に示す位置)に移動する。
また、ガラス扉12が閉じ位置から開き位置に回動された場合、連動レバー52がガラス扉12の内壁面による押圧が解除され、後述するバネ56の付勢力によって遊技盤13の前面側に突出すると、打ち出し禁止部材51は孔13cから案内通路13b内に突出する。これにより、打ち出し禁止部材51は、案内通路13bを遮蔽して、球発射装置24から打ち出されたパチンコ球が遊技領域13aに打ち出されないようにする第2位置(図に示す位置)に移動する。
打ち出し禁止部材51は、第2位置に位置するときに、下面の開放部分が発射口11bと対面するように取り付けられている。また、側面の開放部分はファール口11c側を向いており、打ち出し禁止部材51の内壁面は、側面の開放部分に向けて円弧状となるように形成されている。これにより、打ち出し禁止部材51の内壁面の上面で跳ね返ったパチンコ球はファール口11cに入る。なお、ガイドレール14の打ち出し禁止部材51の側面の開放部分と対面する部分には、打ち出し禁止部材51の内壁面にガイドされたパチンコ球が衝突した際の衝撃を吸収する衝撃吸収部材を設け、ガイドレールで跳ね返ったパチンコ球がファール口11cに入るようにすることが好ましい。
図9に示すように、打ち出し規制装置50は、打ち出し禁止部材51及び連動レバー52の他に、連動レバー52の動力を伝える軸53a及びギア53b,53c、ギア(第1ギア)53cの動力を伝えるギア(第2ギア)54、打ち出し禁止部材51の開放された側面とは反対側の側面(外側のガイドレール14と対面する面)に、各ギア歯が外側のガイドレール14の対面するように一体に形成されたラックギア55、連動レバー52を遊技盤13の背面側から前面側に向けて付勢するバネ56を備えている。
連動レバー52は板状の部材で形成されており、押圧部52a、ガイド溝52b、ギア部52cを備えている。押圧部52aは連動レバー52の一端側の端部(遊技盤13の前面側へ突出する端部)に設けられており、遊技盤13の前面から背面に貫通した孔13dに背面側から挿通されている。押圧部52aは遊技盤13の厚みよりも長く形成されている。これにより、孔13dから突出することが可能になっている。押圧部52aは、外力が加えられていない状態ではバネ56の付勢力によって孔13dから突出する。押圧部52aが孔13dから突出した状態でガラス扉12が開き位置から閉じ位置に回動されると、ガラス扉12によってその先端が押圧される。
ガイド溝52bは、連動レバー52の厚み方向に貫通した長孔からなり、遊技盤13の背面に形成されたガイド突起13eが挿通されている。連動レバー52の移動方向は、ガイド溝52bとガイド突起13eとによって一方向に規制される。
ギヤ部52cは押圧部52aと反対(背面)側の端部で、連動レバー52の幅方向における一方の端縁に形成されている。また、ギヤ部52cと反対側の端縁にはフック52dが形成されている。フック52dはL字形に形成されており、バネ56の一端が引っかけられている。遊技盤13の背面にはフック52dと同様にL字形に形成されたフック13fが形成されており、フック13fにはバネ56の他端が引っかけられている。
ギア53b、53cは軸53aの両端に接続されている。軸53aは鉛直方向を向くように配置されており、上方に位置するギア53bが連動レバー52のギア部52cと噛み合っている。ギア54はその軸54aが鉛直方向を向くように配置されており、ギア53cと噛み合っている。また、ギア54はラックギア55にも噛み合っている。ラックギア55は遊技盤13の背面側で、遊技盤13の前後方向(図9中矢印A,Bに示す方向)に移動自在となるように支持されている。なお、軸53a及びギア53b,53c、ギア54とは遊技盤13の背面側でそれぞれ軸53a、軸54aを中心に回転するように軸支されている。
ガラス扉12が開き位置から閉じ位置に回動された場合、ガラス扉12に連動レバー52の押圧部52aが押圧され、ガイド突起13eがガイド溝52b内を移動する。これにより、連動レバー52は、バネ56の付勢力に抗して遊技盤13の前面側から背面側に向かう方向(図中矢印A方向)に移動する。連動レバー52がA方向に移動すると、ギア53b,53cが時計方向(図中矢印B方向)に回動し、これに連動して、ギア54が反時計方向(図中矢印C方向)に回動する。これにより、ラックギア55がA方向に移動して打ち出し禁止部材51が第位置から第位置に移動する。
ガラス扉12が閉じ位置から開き位置に回動された場合、連動レバー52がバネ56の付勢力により遊技盤13の背面側から前面側に向かう方向(図中矢印D方向)に移動する。連動レバー52がD方向に移動すると、ギア53b,53cが反時計方向(図中矢印C方向)に回動し、これに連動して、ギア54が時計方向(図中矢印B方向)に回動する。これにより、ラックギア55がD方向に移動して打ち出し禁止部材51が第位置から第位置に移動する。
ガラス扉が閉じ位置に位置する状態のパチンコ機の斜視図である。 ガラス扉が開き位置に位置する状態のパチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の縦断面図である。 シャッターを駆動するための制御の流れを示すフローチャートである。 逆流防止部材及び衝撃吸収部材を設けた場合のパチンコ機の縦断面図である。 機械的な機構を用いた打ち出し規制装置が設けられたパチンコ機の、ガラス扉が開き位置に位置する状態の斜視図である。 打ち出し禁止部材が第2位置に位置する状態を示す斜視図である。 打ち出し禁止部材が第1位置に位置する状態を示す斜視図である。 打ち出し規制装置の構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ機
12 ガラス扉(回動扉)
12a ガラス(窓部)
20a CPU(通路開閉制御手段)
21 開閉センサ(扉開閉検出手段)
32 シャッター(打ち出し禁止部材)
51 打ち出し禁止部材

Claims (2)

  1. 遊技球を打ち出す球発射装置を有する本体基部と、前記本体基部に取り付けられ、前記球発射装置から打ち出された遊技球を遊技領域に案内する案内通路を前面に有する遊技盤と、前記遊技領域を覆う閉じ位置と前記遊技領域を外部に露呈する開き位置との間で回動自在となるように前記本体基部に軸着され、前記閉じ位置に位置するときに前記遊技領域を視認可能にする窓部を有する回動扉とを備え、前記球発射装置から打ち出された遊技球が発射口を介して前記案内通路に打ち出され、前記案内通路に打ち出された遊技球が前記遊技領域に到達しなかった場合には当該遊技球が前記発射口に隣接するファール口から回収される弾球遊技機において、
    前記回動扉が前記閉じ位置に位置する場合に、前記発射口を開放して前記球発射装置から打ち出された遊技球が前記案内通路を通過することを許容する第1位置と、前記回動扉が前記開き位置に位置する場合に、前記発射口を遮蔽して、遊技球が前記案内通路を通過することを禁止する第2位置との間で移動自在で、かつ下面が開放された中空な箱形に形成されるとともに側面の内壁と上面の内壁との連なる部分が円弧状に形成された打ち出し禁止部材を設け、
    前記打ち出し禁止部材が前記第2位置に移動したときは、前記打ち出し禁止部材の下面の開放部分が前記発射口と対面し、前記発射口から打ち出された遊技球が前記打ち出し禁止部材の内面で前記ファール口に向けて案内されることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技盤の背面側から前面側に向かう方向に沿って移動自在で、かつ前記遊技盤の前面側に向けて付勢されるとともに一端側の端部が前記遊技盤に形成された孔から前記遊技盤の前面側に突出し、他端側の端部にはギア部が形成された板状の連動レバーと、
    前記打ち出し禁止部材の開放された側面とは反対側の側面に形成されたラックギアと、
    前記連動レバーの前記ギア部と噛み合う第1ギアと、
    前記ラックギアと噛み合うとともに前記第1ギアの回転に連動して回転する第2ギアとを備え、
    前記回動扉を開き位置から閉じ位置に回動すると、前記回動扉で押圧された前記連動レバーが前記遊技盤の前面側から背面側に向かう方向に移動し、これに連動して、前記打ち出し禁止部材が前記遊技盤の前面側から背面側に向かう方向に移動して前記第2位置から前記第1位置に移動し、前記回動扉を閉じ位置から開き位置に回動すると、前記付勢によって前記連動レバーが前記遊技盤の背面側から前面側に向かう方向に移動し、これに連動して、前記遊技盤の背面側から前面側に向かう方向に移動して前記打ち出し禁止部材が前記第1位置から前記第2位置に移動することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
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