JP4299166B2 - 感熱記録材料 - Google Patents
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Description
装置名 :理学電機製X線回折装置RAD−Cシステム
X線管球 :Cu
管電圧 :40.0kV
管電流 :30.0mA
走査角度 :1.0〜40.0deg
走査速度 :3.0deg/分
ステップ角度:0.01deg
スリット :DS 1,RS 0.3,SS 1
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(クリスタルバイオレットラクトン)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニルインドール−3−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4,7−ジアザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−7−アザフタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニルインドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1−メチルピロール−2−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−4−アザフタリド等。
4,4′−ビス(ジメチルアミノフェニル)ベンズヒドリルベンジルエーテル、N−クロロフェニルロイコオーラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等。
ローダミンBアニリノラクタム、ローダミンB−p−クロロアニリノラクタム、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェノキシフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−メチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3,4−ジクロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、
ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等。
3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジナフトピラン、3,3′−ジクロロスピロジナフトピラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メチルナフト−(3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピルスピロベンゾピラン等が挙げられるが、前記無色ないし淡色の染料前駆体は単独でも、或いは2種以上を併用して使用する事ができる。
<分散性試験>
結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]100部、バインダー樹脂として塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(ユニオンカーバイド社製、商品名VYHH)100部、分散媒としてトルエン200部及び2−ブタノン200部と共にペイントコンディショナーで12時間粉砕し、分散液を作製した。得られた分散液を24時間放置した後、厚さ100μmの透明ポリエチレンテレフタレート(以下、透明PET)シートに層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥してサンプルシートを得た。
実施例1で使用した結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]を結晶型Bである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]に変更した以外は、実施例1と同様に分散液を作製し、また、サンプルシートを得た。
実施例1及び比較例1で得た分散直後の分散液を東機産業製B型粘度型を用いて60rpmで測定開始1分後の粘度を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1及び比較例1で得た分散液を24時間放置した後、東機産業製B型粘度型を用いて60rpmで測定開始1分後の粘度を測定した。その結果を表1に示す。
実施例1及び比較例1で得たサンプルシートのヘイズを日本電色工業製濁度計(NDH−300A)を用いて測定した。その結果を表1に示す。
実施例1及び比較例1で得たサンプルシートの塗布面を目視で観察し、下記のレベルで評価した。結果を表1に示す
◎:塗布面が均一であり、凝集物も確認されない。
○:塗布面に微量の凝集物が確認される。
×:塗布面にムラがあり、凝集物が多く確認される。
<分散液の調製>
以下の方法により、分散液A〜Eを調製した。
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン200gを10%スルホン基変性ポリビニルアルコール水溶液200g、水600gの混合物中に分散し、ビーズミルで平均粒子径が1μmになるまで粉砕した。
4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフェニルスルホン200gを10%スルホン基変性ポリビニルアルコール水溶液200gと水600gの混合物中に分散し、ビーズミルで平均粒子径が0.7μmになるまで粉砕した。
結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]200gを10%スルホン基変性ポリビニルアルコール水溶液200g、水600gの混合物中に分散し、ビーズミルで平均粒子径が0.7μmになるまで粉砕した。
ベンジル−2−ナフチルエーテル200gを10%スルホン基変性ポリビニルアルコール水溶液200g、水600gの混合物中に分散し、ビーズミルで平均粒子径が1.0μmになるまで粉砕した。
水酸化アルミニウム200gを1%ポリアクリル酸ナトリウム塩水溶液200g、水600gの混合物中に分散し、ホモミキサーで10分間攪拌した。
(2)感熱記録材料の作製
A液30部、B液70部、C液 10部、D液100部、E液50部、40%ステアリン酸亜鉛分散液10部、10%完全鹸化PVA水溶液40部を混合し、感熱塗工液濃度が15%水溶液になるように添加水を加え、充分撹拌して感熱記録層塗工液を調製した。得られた感熱塗工液をコロナ処理を施した厚さ188μmの白色ポリエチレンテレフタレート(以下、白色PET)に、層形成後の厚さが5μmとなる様に塗布し、80℃で3分乾燥した後、スーパーカレンダー処理を行い感熱記録材料を作製した。
A液調製において、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランの代わりに、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランを使用した以外は、実施例2と同様にして感熱記録材料を得た。
B液調製において、4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフェニルスルホンの代わりに、2,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例2と同様にして感熱記録材料を得た。
B液調製において、4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフェニルスルホンの代わりに、4−ヒドロキシ−4′−ベンジルオキシジフェニルスルホンを使用した以外は、実施例2と同様にして感熱記録材料を得た。
C液調製において、結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]の代わりに2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールを使用した以外は、実施例2と同様にして感熱記録材料を得た。
C液調製において、結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]の代わりに2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールを使用した以外は、実施例2と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例2〜5及び比較例2〜3で得た感熱記録材料を、京セラ製印字ヘッドKJT−256−8MGF1付き大倉電気製感熱ファクシミリ印字試験機TH−PMDを用いて印加パルス1.1ミリ秒で印加電圧21ボルトの条件で印字した。得られた発色画像と未印字の地肌部の光学濃度を濃度計マクベスRD918を用いて各々測定した。その結果を表2に示す。
印字試験において得た発色画像と未印字の地肌をキセノンアークウェザオメーター(アトラス社製)を用いて、340nmにおける放射照度が0.39W/m2である光を、40℃、相対湿度90%の条件下で24時間照射した。発色画像及び未印字の地肌の光学濃度を濃度計マクベスRD918を用いて各々測定した。発色画像は数値が大きいほど画像保存性に優れ、地肌は数値が小さいほど変色が少なく優れている。その結果を表2に示す。
(3)感熱塗工液の作製
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン4部、N−(p−ヒドロキシ)フェニル−N′−n−オクタデシル尿素16部、バインダー樹脂として塩化ビニル酢酸ビニル共重合体(ユニオンカーバイド社製、商品名VYHH)16部、溶媒としてトルエン80部、メチルエチルケトン80部と共にビーズミルで24時間粉砕して感熱塗工液を作製した。
結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]10部、ポリエステルポリオール樹脂(日本ポリウレタン工業社製、商品名ニッポラン800)20部、溶媒としてトルエン100部、メチルエチルケトン100部と共にビーズミルで48時間粉砕して保護層分散液を作製した。得られた分散液にポリイソシアネート化合物40部(日本ポリウレタン工業社製コロネートL)、保護層塗工液を作製した。
(3)で作製した感熱塗工液を厚さ188μmの白色PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(4)で作製した保護層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(6)感熱塗工液の作製
N−(p−ヒドロキシ)フェニル−N′−n−オクタデシル尿素の代わりに、N−[3−(p−ヒドロキシフェニル)プロピオノ]−N′−n−ドコサノヒドラジドを使用した以外は実施例6の(4)と同様にして感熱塗工液を作製した。
(6)で作製した感熱塗工液を厚さ188μmの白色PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(4)で作製した保護層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(8)感熱塗工液の作製
N−(p−ヒドロキシ)フェニル−N′−n−オクタデシル尿素の代わりに、N−[11−(p−ヒドロキシフェノキシ)ウンデカノ−N′−n−ドデカノヒドラジドを使用した以外は実施例6の(4)と同様にして感熱塗工液を作製した。
(8)で作製した感熱塗工液を厚さ188μmの白色PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(4)で作製した保護層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(10)感熱塗工液の作製
N−(p−ヒドロキシ)フェニル−N′−n−オクタデシル尿素の代わりに、[N−(p−ヒドロキシフェニル)−6−(N−オクタデシルカルバモイル)アミノ]ヘキサンアミドを使用した以外は実施例6の(4)と同様にして感熱塗工液を作製した。
(10)で作製した感熱塗工液を厚さ188μmの白色PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(4)で作製した保護層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(11)感熱塗工液の作製
N−(p−ヒドロキシ)フェニル−N′−n−オクタデシル尿素の代わりに、n−オクタデシルホスホン酸を使用した以外は実施例6の(4)と同様にして感熱塗工液を作製した。
(11)で作製した感熱塗工液を厚さ188μmの白色PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(4)で作製した保護層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(13)保護層塗工液の作製
結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]の代わりに、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールを使用した以外は実施例6の(4)と同様にして保護層塗工液を作製した。
実施例6の(3)で作製した感熱塗工液を厚さ188μmの白色PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(13)で作製した保護層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(15)保護層塗工液の作製
結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]の代わりに、2,2′−メチレンビス[4−tert−オクチル−6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]を使用した以外は実施例6の(4)と同様にして保護層塗工液を作製した。
実施例10の(11)で作製した感熱塗工液を厚さ188μmの白色PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(15)で作製した保護層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
実施例6〜10及び比較例4〜5で得た感熱記録材料を、京セラ製印字ヘッドKJT−256−8MGF1付き大倉電気製感熱ファクシミリ印字試験機TH−PMDを用いて印加パルス1.1ミリ秒で印加電圧26ボルトの条件で印字した。得られた発色画像と未印字の地肌部の光学濃度を濃度計マクベスRD918を用いて各々測定した。その結果を表3に示す。
印字試験において得た発色画像と未印字の地肌をキセノンアークウェザオメーター(アトラス社製)を用いて、340nmにおける放射照度が0.39W/m2である光を、40℃、相対湿度90%の条件下で24時間照射した。発色画像及び未印字の地肌の光学濃度を濃度計マクベスRD918を用いて各々測定した。発色画像は数値が大きいほど画像保存性に優れ、地肌は数値が小さいほど変色が少なく優れている。その結果を表3に示す。
(17)感熱塗工液の作製
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン4部、N−(p−ヒドロキシ)フェニル−N′−n−オクタデシル尿素16部、バインダー樹脂として塩化ビニル酢酸ビニル共重合体(ユニオンカーバイド社製、商品名VYHH)16部、溶媒としてトルエン80部、メチルエチルケトン80部と共にビーズミルで24時間粉砕して感熱塗工液を作製した。
結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]10部、ポリエステルポリオール樹脂(日本ポリウレタン工業社製、商品名ニッポラン800)20部、溶媒としてトルエン100部、メチルエチルケトン100部と共にビーズミルで48時間粉砕して保護層分散液を作製した。得られた分散液にポリイソシアネート化合物40部(日本ポリウレタン工業社製コロネートL)、保護層兼バックコート層塗工液を作製した。
(17)で作製した感熱塗工液を厚さ100μmの透明ポリエチレンテレフタレート(以下、透明PET)シートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(18)で作製した保護層兼バックコート層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥した。その後、感熱記録層を設けた透明PETの裏面に、(18)で作製した保護層兼バックコート層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(20)感熱塗工液の作製
N−(p−ヒドロキシ)フェニル−N′−n−オクタデシル尿素の代わりに、オクタデシルホスホン酸を使用した以外は実施例11の(16)と同様にして感熱塗工液を作製した。
(20)で作製した感熱塗工液を厚さ100μmの透明PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(18)で作製した保護層兼バックコート層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥した。その後、感熱記録層を設けた透明PETの裏面に、(18)で作製した保護層兼バックコート層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(22)保護層兼バックコート層塗工液の作製
結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]の代わりに、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾールを使用した以外は実施例11の(18)と同様にして保護層塗工液を作製した。
実施例11の(17)で作製した感熱塗工液を厚さ100μmの透明PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(22)で作製した保護層兼バックコート層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥した。その後、感熱記録層を設けた透明PETの裏面に、(22)で作製した保護層兼バックコート層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(24)保護層兼バックコート層塗工液の作製
結晶型Aである2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]の代わりに、2,2′−メチレンビス[4−tert−オクチル−6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール]を使用した以外は実施例11の(18)と同様にして保護層塗工液を作製した。
実施例12の(20)で作製した感熱塗工液を厚さ100μmの透明PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(24)で作製した保護層兼バックコート層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥した。その後、感熱記録層を設けた透明PETの裏面に、(24)で作製した保護層兼バックコート層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
(26)感熱記録材料の作製
実施例12の(20)で作製した感熱塗工液を厚さ100μmの透明PETシートに、層形成後の厚さが8μmとなる様に塗布し、乾燥後、その上に(24)で作製した保護層兼バックコート層塗工液を層形成後の厚さが2μmとなる様に塗布し、120℃で3分乾燥後、さらに50℃にて24時間加温し、感熱記録材料を作製した。
実施例11〜12及び比較例6〜8で得た感熱記録材料を、京セラ製印字ヘッドKJT−256−8MGF1付き大倉電気製感熱ファクシミリ印字試験機TH−PMDを用いて印加パルス1.1ミリ秒で印加電圧26ボルトの条件で印字した。得られた発色画像と未印字の地肌部の光学濃度を濃度計マクベスRD918を用いて各々測定した。その結果を表4に示す。
印字試験において得た発色画像と未印字の地肌をキセノンアークウェザオメーター(アトラス社製)を用いて、340nmにおける放射照度が0.39W/m2である光を、40℃、相対湿度90%の条件下で24時間照射した。発色画像及び未印字の地肌の光学濃度を濃度計マクベスRD918を用いて各々測定した。発色画像は数値が大きいほど画像保存性に優れ、地肌は数値が小さいほど変色が少なく優れている。その結果を表4に示す。
Claims (3)
- 支持体上に無色ないし淡色の電子供与性染料前駆体と電子受容性顕色剤とを含有する感熱記録層を設けた感熱記録材料において、該感熱記録層中にCu−Kα線による粉末X線回折法によるブラッグ角(2θ±0.2°)が6.1°、11.3°、12.2°及び18.9°にピークを示し、12.2°または18.9°の何れかのピークが最大ピークとなるX線回折図により特徴づけられる結晶型である2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]を紫外線吸収剤として含有させる事を特徴とする感熱記録材料。
- 支持体上に無色ないし淡色の電子供与性染料前駆体と電子受容性顕色剤とを含有する感熱記録層及びこの層より上に一層以上の保護層を設けた感熱記録材料において、該保護層の一層以上にCu−Kα線による粉末X線回折法によるブラッグ角(2θ±0.2°)が6.1°、11.3°、12.2°及び18.9°にピークを示し、12.2°または18.9°の何れかのピークが最大ピークとなるX線回折図により特徴づけられる結晶型である2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]を紫外線吸収剤として含有させる事を特徴とする感熱記録材料。
- 支持体上に無色ないし淡色の電子供与性染料前駆体と電子受容性顕色剤とを含有する感熱記録層と、該感熱記録層を設けた支持体の裏面に一層以上のバックコート層を設けた感熱記録材料において、該バックコート層の何れか一層以上にCu−Kα線による粉末X線回折法によるブラッグ角(2θ±0.2°)が6.1°、11.3°、12.2°及び18.9°にピークを示し、12.2°または18.9°の何れかのピークが最大ピークとなるX線回折図により特徴づけられる結晶型である2,2′−メチレンビス[6−(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノール]を紫外線吸収剤として含有させる事を特徴とする請求項1または請求項2に記載の感熱記録材料。
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