JP4298754B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来から、シート上に形成されたトナー像をシートに定着させて画像を形成する画像形成装置が知られている。画像形成装置は、定着処理を行うための定着器を有しており、シート上に形成されたトナー像を加熱しつつ加圧することで、トナー像をシート上に定着させる。定着器は、ローラ対により構成されるのが一般的であり、ローラ対を通過するシートは、少なくとも一方のローラの内部又は外部に設けられたヒータによって加熱される。なお、定着器は、ローラ対を通過するシートに奪われる熱量をヒータによる加熱で補いつつ、定着処理に必要な温度を維持する。
そして、画像形成装置には、材質や厚さ等のシート属性の異なる様々なシートを定着処理することが求められている。更に、画像形成装置には、様々なシートを定着処理する場合であっても、一定のシート搬送速度にて画像を形成することが求められている。
しかし一定のシート搬送速度でシートを定着処理する場合、ローラ対からシートに与えられる熱量は一定である。従って、厚さや材質の異なるシートに対するトナー像の定着性を同様とすることは難しい。
そこで、単位時間あたりに画像形成されるシートの枚数をシートの種類にかかわらず一定しつつ定着性を損なわないよう、複数の定着器を設ける方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された画像形成装置は、シートの搬送路として、複数の定着器を通過させる主搬送路と、1つの定着器だけを通過させる迂回搬送路とを有する。特許文献1に開示された画像形成装置は、主搬送路と迂回搬送路を設けることで、単位時間あたりに画像形成されるシートの枚数がシートの種類にかかわらず一定としつつ定着性を損なわないものである。
特開2005−292651号公報
しかし、上記の従来技術では、複数の定着器の少なくともいずれか1つが故障等により使用できなくなった場合に、どのような対処をするべきかについて対策がされていない。
そして、複数の定着器のいずれか1つが故障等により使用できなくなった場合に、定着処理を含む画像形成を完全に停止させてしまうのは好ましくない。可能な限り画像形成を行って単位時間あたりに画像形成されるシートの枚数を高める方が望ましい。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、複数の定着器の少なくともいずれか1つが故障等により使用できなくなった場合であっても、適切に画像形成を行う画像形成装置及び画像形成方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像データと該画像データに基づく画像形成をする際の画像形成条件を示す条件情報とを少なくとも含む画像形成ジョブを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された画像形成ジョブに基づいてシート上にトナー像を形成する画像形成手段と、前記シート上に形成されたトナー像をシートに定着させる定着処理を実行する第1の定着手段と、前記第1の定着手段よりシートの搬送方向下流に設けられ、前記第1の定着手段によりトナー像が定着されたシートに定着処理を実行する第2の定着手段と、前記第1の定着手段により定着処理が実行されたシートを前記第2の定着手段を経由させてシート排出部へ排出する第1の搬送処理を実行する第1の搬送手段と、前記第1の定着手段により定着処理が実行されたシートを前記第2の定着手段を経由させることなく前記シート排出部へ排出する第2の搬送処理を実行する第2の搬送手段と、前記条件情報に基づいて、前記第1の搬送処理又は前記第2の搬送処理を実行するよう制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記第1の定着手段が使用できない場合は、前記第1の搬送処理及び前記第2の搬送処理を実行しないよう制御し、前記第1の定着手段が使用でき、かつ前記第2の定着手段が使用できない場合は、前記第2の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて第1の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するとともに前記第1の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて前記第1の搬送速度より遅い第2の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するよう制御することを特徴とする。
また、本発明の画像形成方法は、シート上に形成されたトナー像をシートに定着させる定着処理を実行する第1の定着部と、前記第1の定着部よりシートの搬送方向下流に設けられ、前記第1の定着部によりトナー像が定着されたシートに定着処理を実行する第2の定着部とを有する画像形成装置における画像形成方法であって、画像データと該画像データに基づく画像形成をする際の画像形成条件を示す条件情報とを少なくとも含む画像形成ジョブを入力する入力工程と、前記入力工程により入力された画像形成ジョブに基づいてシート上にトナー像を形成する画像形成工程と、前記第1の定着部により定着処理が実行されたシートを前記第2の定着部を経由させてシート排出部へ排出する第1の搬送処理を実行する第1の搬送工程と、前記第1の定着部により定着処理が実行されたシートを前記第2の定着部を経由させることなく前記シート排出部へ排出する第2の搬送処理を実行する第2の搬送工程と、前記条件情報に基づいて、前記第1の搬送処理又は前記第2の搬送処理を実行するよう制御する制御工程とを有し、前記制御工程は、前記第1の定着部が使用できない場合は、前記第1の搬送処理及び前記第2の搬送処理を実行しないよう制御し、前記第1の定着部が使用でき、かつ前記第2の定着部が使用できない場合は、前記第2の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて第1の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するとともに前記第1の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて前記第1の搬送速度より遅い第2の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、シート上に形成されたトナー像をシートに定着させる定着処理を実行する第1の定着手段と、第1の定着手段よりシートの搬送方向下流に設けられた第2の定着手段とを有する画像形成装置において、第1の定着手段が使用できるか否か、第2の定着手段が使用できるか否かに応じて適切にシートの搬送処理を制御することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における印刷装置100の制御構成を示すブロック図である。
図1において201はスキャナ部であり、複数枚の原稿(紙等のシートに画像が印刷されたもの)を光学的に読み取って画像データを生成するとともに、読み取られた画像データに対して画像処理(例えば、シェーディング補正処理)を実行する。なお、第1実施形態におけるスキャナ部201は、原稿をカラー画像データとして読み取ることができるものとする。具体的には、スキャナ部201は、原稿をRGB3色の画像データとして読み取ることができるものとする。後述するCPU205は、スキャナ部201が読み取ったRGB3色の画像データを、CMYKの4色の画像データに変換することで、プリンタ部203を用いたカラー画像のプリントが可能となる。そして、スキャナ部201は、画像処理が実行された複数ページの画像データを1つの印刷ジョブ(画像形成ジョブ)としてハードディスク(HDD)209へ記憶させる。
202は外部I/Fであり、印刷装置100にネットワーク101を介して接続された外部装置としてのコンピュータ端末102から複数ページの画像データを含む印刷ジョブを受信する。そして、外部I/F202は、外部装置から受信した印刷ジョブをハードディスク209へ記憶させる。203はプリンタ部であり、ハードディスク209に記憶された印刷ジョブに基づいて、複数のシートSに印刷処理(画像形成処理)を実行する。なお、印刷ジョブは複数ページの画像データから構成されているので、複数の画像データが複数のシートの各々に印刷処理される。204は操作部であり、印刷装置100の操作者による各種の指示を受け付け、受け付けた指示をメモリコントローラ部206へ伝えることで印刷装置100に各種の設定を行うものである。
CPU205は、ROM207から読み込んだプログラムをRAM208へ書き込み、RAM208を用いてプログラムを実行することで印刷装置100の全体を制御する。なお、ROM207には、外部I/F202が外部装置から印刷ジョブとして受信したPDL(Page Description language:ページ記述言語)コードデータを解釈するためのプログラムが記憶されている。さらに、ROM207には、PDLコードデータを解釈した後にプリンタ部203にて印刷可能なデータを生成するためのプログラムが記憶されている。メモリコントローラ部206は、ROM207、RAM208、及びハードディスク209に対する、各部からのアクセスを制御する。
圧縮伸長部210は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM208、ハードディスク209に記憶されている画像データに圧縮処理を実行することができる。また、圧縮伸長部210は、各種圧縮方式により圧縮処理された画像データを伸長する伸長処理を実行することができる。
次に、印刷装置100のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。
印刷装置100、大きく分けてスキャナ部201およびプリンタ部203から構成される。スキャナ部201は、原稿給送ユニット250に積載されたシート束をその積載順に従って先頭(最上部)から順次1枚ずつプラテンガラス211上に給送する。そして原稿給送ユニット250は、スキャナユニット220による読み取り動作が終了した後、排出トレイ219に排出する。スキャナ部201は、プラテンガラス211上に原稿シートが搬送されると、ランプ212を点灯させるとともに光学ユニット213を移動させ、原稿シートをプラテンガラス211の下方から照射しながら走査する。原稿シートからの反射光が複数のミラー214、215、216およびレンズ217を通ってCCDイメージセンサ(以下、CCD)218に導かれ、走査された原稿シート上の画像はCCD218によって画像データとして読み取られる。CCD218で読み取られた画像データは、所定の画像処理が施された後、ハードディスク209に記憶される。
印刷装置100は、複数色(Yellow、Cyan、Magenta、Black)のトナー像をシート上に転写させた後にシート上のトナー像をシートに熱定着させることで印刷処理を行うものである。そして、印刷装置100は、複数色の各色のトナー像を中間転写ベルト3上に1次転写するための複数の印刷部(印刷部2Y、印刷部2M、印刷部2C、印刷部2Bk)を有する。
また、印刷装置100は、印刷部2Y、2M、2C、2Bkにそれぞれ担持されたトナー像を重ねて1次転写するための中間転写ベルト3を有する。更に、印刷装置100は、中間転写ベルト3上に重ね合わせて1次転写されたトナー像を2次転写位置N2にてシートSに2次転写するための2次転写ローラ4を有する。
なお、印刷部2Y、2M、2C、2Bkの各々には、感光ドラム11Y、11M、11C、11Bkが備えられており、各感光ドラム11に対しては帯電部25Y、25M、25C、25Bkが備えられる。また、印刷部2Y、2M、2C、2Bkの各々には、帯電ローラ25により一様の電位に帯電された感光ドラム11に静電潜像を形成すべく画像信号に応じたレーザビームを照射して露光するレーザ走査部12Y、12M、12C、12Bkが備えられている。更に、印刷部2Y、2M、2C、2Bkの各々には、感光ドラム11上に形成された静電潜像をトナーにより現像するための現像部26Y、26M、26C、26Kもそれぞれ備えられている。
一方、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット311、カセット312、カセット313、カセット314、手差しトレイ315の何れか1つからシートSを給紙し、搬送路331を経由して2次転写部N2まで搬送する。ここで、手差しトレイ315には、シートSが載置されたことを検知するシート検知センサ315aが設けられている。2次転写ローラ4は中間転写ベルト3上に付着しているトナー像(現像剤像)をシートS上に転写する。トナー像が転写されたシートSは定着部327に搬送され、定着部327にて加熱される。それによりシートS上のトナー像は、シートSに定着される。トナー像が定着したシートSは、搬送路335、シート排出部334を経由して装置外の排出トレイ339に排出される。なお、定着部327の詳細な構成については、図4を用いて説明する。シート排出部334にシートSを搬送するにあたってシートSを反転させてから搬送する場合、CPU205はシートSを搬送路336、338まで導くようプリンタ部203を制御する。そしてその後に、シートSを逆方向に搬送し、搬送路337、334を経由してシート排出部334にシートSを排紙する。
また、シートSの両面に印刷処理をする場合、CPU205は、2次転写部N2にてシートの表面(第1面)にトナー像が形成されたシートを搬送路336、333まで導くようプリンタ部203を制御する。さらに、CPU205は、シートSを搬送路333から搬送路338を経由させ、更に搬送路332及び搬送路331を搬送させる。そして、トナー像が形成されたシートの表面(第1面)が下方を向いた状態で、シートSが2次転写部N2に搬送され、シートの裏面(第2面)にトナー像が形成される。そして、CPU205は、シートの裏面(第2面)にトナー像を転写させ、搬送路335を経由してシート排出部334へ排出し、排出トレイ339にシートの両面にトナー像が形成されたシートSを排出させる。
ここで、図4を用いて、定着部327の詳細を説明する。
定着部327は、シートに加熱及び加圧をすることによりシート上のトナー像を定着処理するための定着部として、第1定着部401及び第2定着部402を有する。第2定着部402は、第1定着部401にて定着処理がされたシートに対して、更に定着処理を加えるためのものであり、第1定着部401よりシートの搬送方向下流に設けられている。これにより、プリンタ部203は、厚紙等の熱が伝わりにくいシートであっても、2つの定着部を用いることで十分な定着処理を実行することができる。第1定着部401は、加熱ローラ401a及び加圧ローラ401bで構成される。加熱ローラ401aには、内部にヒータが設けられており、後述する定着制御部2009は、ヒータを駆動して加熱ローラ401aを設定された温度に維持するように制御する。2次転写部N2にてトナー像が形成されたシートSは、加熱ローラ401a及び加圧ローラ401bの間を通過する際に加熱ローラ401aから熱を加えられる。また、シートSが加熱ローラ401a及び加圧ローラ401bの間を通過する際にローラ対により加圧される。また、第2定着部402は、加熱ローラ402a及び加圧ローラ402bで構成される。加熱ローラ402aには、内部にヒータが設けられており、定着制御部2009は、ヒータを駆動して加熱ローラ402aを設定された温度に維持するように制御する。第1定着部401にて定着処理されたシートSは、加熱ローラ402a及び加圧ローラ402bの間を通過する際に加熱ローラ402aから熱を加えられる。また、シートSが加熱ローラ402a及び加圧ローラ402bの間を通過する際にローラ対により加圧される。なお、ここでの説明では、ヒータを加熱ローラ401a及び402aに備えるものとして説明したが、加圧ローラ401b及び加圧ローラ402bの内部にもヒータを設ける形態であっても良い。
図4においてシート搬送路P1は、シートSを第1定着部401及び第2定着部402の双方を通過(経由)させるための搬送路である。また、シート搬送路P2は、シートSを、第2定着部402を通過(経由)させることなく第1定着部401のみを通過させるための搬送路である。シート搬送路P1とシート搬送路P2との分岐位置には、フラッパ403が設けられている。シート搬送制御部2004は、フラッパ403を制御することにより、第1定着部401を通過したシートSを、シート搬送路P1へ搬送させるか、シート搬送路P2へ搬送させるかを切り替える。
図4において、404〜408はシート搬送ローラであり、ローラ対を回転させることによりシートを搬送方向に搬送させる。シート搬送路P1を経由したシート及びシート搬送路P2を経由したシートは、シート搬送ローラ408により搬送され、搬送路335を経てシート排出部334に排出される。
次に、図3を参照しつつ、第1の実施の形態における印刷装置のプリンタ部203の制御構成について説明する。
印刷装置100が備えるプリンタ部203は、メモリコントローラ部206を介してCPU205と相互に通信可能となっている。プリンタ部203のCPU2003は、メモリコントローラ部206から画像データと印刷処理を実行するためのコマンドを受信し、受信した画像データを解析してビットデータに変換するとともに、受信したコマンドの解析を行う。
プリンタ部203は、CPU2003と、CPU2003により制御される各種制御部を備えている。各種制御部としては、シートSを搬送するために印刷装置100が備えるシート搬送ローラの制御をするためのシート搬送制御部2004、感光ドラム11を所定電位に帯電するために帯電ローラ25に印加する電圧を制御するための帯電制御部2005がある。また、CPU203がメモリコントローラ部206から受信した画像データに基づいて感光ドラム11の表面を露光するレーザの走査を制御するためのレーザ走査制御部2006を有する。更に、プリンタ部203は、感光ドラム11の表面に形成された静電潜像をトナーで現像する現像器26を制御するための現像制御部2007を有する。更に、プリンタ部203は、中間転写ベルト3上に形成されたトナー像をシートSに転写するよう転写ローラ4に印加する転写電圧を制御するための転写制御部2008を有する。また、プリンタ部203は、トナー像が2次転写されたシートS上にトナー像を定着させるよう定着部327を構成するローラ対の回転及びローラ対の少なくとも一方が有するヒータへの投入電力を制御するための定着制御部2009を有する。また、プリンタ部203は、2次転写部N2へシートSを給紙するようカセット311、カセット312、カセット313、カセット314が備えるローラの駆動を制御するための給紙装置制御部2010を備えている。
次に、第1の実施形態におけるコンピュータ端末102の構成を、図5を用いて説明する。
図5において、コンピュータ端末102は、ROM903のプログラム用ROMあるいは外部メモリ911に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU901を備える。CPU901は、システムバス904に接続される各バスデバイスを総括的に制御する。また、ROM903のプログラム用ROMあるいは外部メモリ911には、CPU901の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)や後述するプリンタドライバ等が記憶されている。ROM903のフォント用ROMあるいは外部メモリ911には文書処理の際に使用するフォントデータ等が記憶されている。また、ROM903のデータ用ROMあるいは外部メモリ911には文書処理等を行う際に使用する各種データが記憶される。RAM902は、CPU901の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)905は、キーボード909や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)906は、CRTディスプレイ(CRT)910の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)907は、ハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ911とのアクセスを制御する。外部メモリ911は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶する。プリンタコントローラ(PRTC)908は、ネットワーク101を介して印刷装置100に接続されて、印刷装置100との通信制御処理を実行する。
図6は、コンピュータ端末102のソフトウェア構成図である。アプリケーション1001、グラフィックエンジン1002、プリンタドライバ1003、およびシステムスプーラ1004は、外部メモリ911に保存されたソフトウェアプログラムとして存在する。
外部メモリ911に保存されているアプリケーション1001は、RAM902にロードされて実行される。そして、アプリケーション1001から印刷装置100に対して印刷ジョブを送信する際には、RAM902にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン1002を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン1002が出力したデータは、プリンタドライバ1003に渡される。プリンタドライバ1003は、外部メモリ911からRAM2にロードされ、CPU901により実行されるものである。そして、プリンタドライバ1003は、グラフィックエンジン1002から渡されたデータを印刷装置100が解釈可能な制御コマンド(例えば、PDLコマンド)に変換する。制御コマンドは、OSによってRAM902にロードされたシステムスプーラ1004を経てネットワーク101経由で印刷装置100へ出力される仕組みとなっている。そして、このような制御コマンドを、印刷ジョブ(画像形成ジョブ)と呼ぶものとする。
なお、プリンタドライバ1003による印刷ジョブの生成を行うためには、印刷装置100における画像形成条件(印刷処理に用いるシートの種類、両面・片面印刷の指定等の印刷設定項目の組み合わせを示すもの)を設定する必要がある。この設定は、通常プリンタドライバ1003が提供するウィンドウ(CRT910上に表示するもの)から行う。そして、プリンタドライバ1003は、ウィンドウを介してコンピュータ端末102の操作者が設定した内容を印刷ジョブに画像形成条件情報として付加する。
図7は、コンピュータ端末102にインストールされているプリンタドライバ1003が画像形成条件を設定するためのウィンドウを示す図である。
コンピュータ端末102は、アプリケーション1001にて文書を作成している際に、プリンタドライバ1003を起動させることで図7の設定画面をCRT910に表示させる。
図7の設定画面において、コンピュータ端末102の操作者(使用者)は、プリンタ名選択ボックス1101を不図示のポインティングデバイス等を用いて操作する。この操作により、コンピュータ端末102が印刷ジョブを送信する送信先として、印刷装置100又は他の印刷装置が選択される。図7においてコンピュータ端末102は、印刷装置100を選択している。また、コンピュータ端末102を操作する操作者は、印刷範囲選択ボックス1102を、ポインティングデバイス等を用いて操作する。これにより、アプリケーション1001が生成する文書のうち所望のページが印刷装置100にて印刷すべき範囲として決定する。プリンタドライバ1003は、操作者が「すべて」を選択した場合には、アプリケーション1001が生成した文書の全てのページを印刷対象とする。また、プリンタドライバ1003は、操作者が「現在のページ」を選択した場合には、アプリケーション1001が生成した複数ページの文書のうち現在CRT910上に表示されているページを印刷対象とする。また、プリンタドライバ1003は、操作者が「ページ指定」を選択した場合には、アプリケーション1001が生成した複数ページの文書のうちエディットボックス1103に入力されているページを印刷対象とする。また、プリンタドライバ1003は、操作者が印刷部数設定ボックス1104に入力した部数を印刷対象の部数にする。
そして、コンピュータ端末102の操作者は、印刷装置100へ送信する印刷ジョブの画像形成条件の設定が終了したならばOKボタン1106を押下する。それにより、プリンタドライバ1003は、印刷ジョブの生成を開始する。なお、コンピュータ端末102の操作者は、印刷ジョブの生成を中止する場合には、キャンセルボタン1107を押下する。
図8は、図7のプリンタドライバのプロパティ設定画面においてプロパティボタン1105を押下したときに表示される画面を示す図である。
コンピュータ端末102を操作する操作者は、原稿サイズ選択ボックス2101を不図示のポインティングデバイス等を用いて操作する。この操作により、プリンタドライバ1003は、アプリケーション1001が編集する文書における各ページの原稿サイズを選択する。なお、通常はアプリケーション1001が編集する文書には原稿サイズが指定されているので、この原稿サイズが自動的に選択される(図8ではA4)。また、プリンタドライバ1003は、操作者が出力用紙サイズ選択ボックス2102について「原稿サイズと同じ」を選択した場合には、印刷装置100にて印刷処理(出力処理)に用いるシートのサイズとしてA4サイズを選択する。なお、操作者は出力用紙サイズとして、「原稿サイズと同じ」を選択する以外にも「A3サイズ」、「B5サイズ」等の所望のシートサイズを選択することができる。ただし、この場合は、原稿サイズと異なるサイズが選択されるので、プリンタドライバ1003は、倍率を変更しつつ印刷ジョブを生成する。また、プリンタドライバ1003は、操作者が部数選択ボックス2103について所望の印刷部数を入力したことに応じて入力された部数を印刷ジョブに設定する。また、プリンタドライバ1003は、操作者が印刷方向指定ボックス2104にて選択した印刷方向を入力する。
そして、操作者がOKボタン2105を選択したことにより原稿サイズ選択ボックス2101、出力用紙サイズ選択ボックス2102、部数選択ボックス2103、印刷方向指定ボックス2104に入力されている値を確定する。一方、操作者がキャンセルボタン1206を選択したことによりボックス2101〜2104に入力されている値を確定せずに予め定められている初期設定に戻す。
図9は、図20のプリンタドライバ1003のプロパティ設定画面において仕上げタブ2108が選択されたときに表示される画面を示す図である。
コンピュータ端末102を操作する操作者は、印刷方法選択ボックス2201を不図示のポインティングデバイス等を用いて操作する。この操作により、プリンタドライバ1003は、印刷ジョブを印刷装置100にて印刷処理させるときのの印刷方法(画像形成条件の1つ)を選択する。なお、印刷方法としては、シートの片面のみに印刷処理をする「片面印刷」、シートの両面に印刷処理をする「両面印刷」等がある。
そして、操作者がOKボタン2202を選択したことにより印刷方法選択ボックス2201に入力されている値を確定する。一方、操作者がキャンセルボタン2203を選択したことにより印刷方法選択ボックス2201に入力されている値を確定せずに予め定められている初期設定に戻す。
図10は、図8のプリンタドライバ1003のプロパティ設定画面において給紙タブ2109が選択されたときに表示される画面を示す図である。
コンピュータ端末102を操作する操作者は、用紙の給紙方法選択ボックス2301を不図示のポインティングデバイス等を用いて操作する。この操作により、プリンタドライバ1003は、印刷ジョブを印刷装置100にて印刷処理させるときに用いる用紙の指定方法を選択する。なお、図10の例では、用紙の指定方法として用紙種類で指定する方法が選択されている。そして、用紙種類で指定する方法が選択された場合、用紙種類を指定するための表示2302がされる。コンピュータ端末102を操作する操作者は、表示2302の中から印刷ジョブを印刷処理させるのに用いる用紙種類をポインティングデバイスで指定する。そして、操作者がOKボタン2304を選択したことにより用紙種類を確定する。
以上の図8、図9、図10のプリンタドライバのプロパティ設定画面における設定が終了すると(OKボタン2105、OKボタン2202、OKボタン2304が押下されると)、図7のプリンタドライバの設定画面に戻る。
そして、図7のプリンタドライバの設定画面におけるOKボタン1106が押下されると、外部装置は、プロパティ設定画面において設定された設定内容と、アプリケーションデータとを合成して1つの印刷ジョブを生成する。さらに、コンピュータ端末102は、印刷ジョブを印刷装置100へ送信する。
なお、印刷ジョブのデータ構造の具体例を図11に示す。
図11は、コンピュータ端末102が印刷装置100に送信する印刷ジョブのデータ構造を示す図である。
図11において2401は印刷ジョブIDであり、コンピュータ端末102が印刷装置100に印刷ジョブを送信する場合に、印刷ジョブを特定できるよう印刷ジョブに付与される固有のIDである。また、2402は給紙部指定情報であり、給紙部選択ボックス(2301にて“給紙元で指定”が選択された場合に表示されるボックス)にて選択された給紙部を特定する情報である。また、2403はシート属性情報であり、出力用紙サイズ選択ボックス2102にて選択された出力用紙サイズを特定する用紙サイズ情報を含む情報である。また、シート属性情報には、図10の表示2302にて選択された用紙種類を示す用紙種類情報も含む。
また、2404は印刷部数指定情報であり、印刷部数設定ボックス1104にて入力された印刷部数を特定する情報である。また、2405は、印刷ジョブ名であり、アプリケーションにて管理する際のファイル名を示すテキストデータが印刷ジョブ名として付与されている。そして、2406は、ドキュメントデータであり、コンピュータ端末102上で動作するアプリケーションにて生成されたドキュメント(文書)のデータである。
なお、ドキュメントデータは、1ページ以上の画像データから構成されるものであるが、第1実施形態では、給紙部情報2402、シート属性情報2403は、各ページについて共通して利用される情報である。
次に、コンピュータ端末102から印刷ジョブを受信した印刷装置100が実行する動作について図12のフローチャートを用いて説明する。
図12のステップS1201で、CPU205は、コンピュータ端末102から印刷ジョブを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合はステップS1202へ進む。
ステップS1202でCPU205は、使用できない定着部があるかどうかを判定し、使用できない定着部がある場合はステップS1206へ進み、使用できない定着部がない場合はステップS1203へ進む。ここで、定着部が使用できない場合とは、下記のような場合を意味する。なお、定着部とは、図4における第1定着部401及び第2定着部402を示す。
(1)定着部に異常が発生している場合
(2)定着部を使用しないと設定されている場合
(3)シート搬送路P1又はP2でシートの搬送異常が発生している場合
(1)については、定着制御部2009が、定着部のローラが回転しない異常や、定着部のヒータの異常などが発生したことを検知する。そして、CPU205が、定着制御部2010の検知結果に基づいて、定着部が使用できるか否かを判定する。(2)については、定着部のメンテナンス等をするために、定着部を使用しないことを印刷装置100の操作者が操作部204を介して設定している場合に、CPU205は定着部が使用できないと判定する。(3)については、シート搬送路P1及びP2上に設けられた、シートの有無を検知するセンサの出力に基づいて、CPU205は定着部が使用できるか否かを判定する。
ステップS1203で、CPU205は、コンピュータ端末102から受信した印刷ジョブが、シート搬送路P1を搬送させるべきジョブか、シート搬送路P2を搬送させるべきジョブかを、印刷ジョブに付加された画像形成条件情報に基づいて判定する。ここで、ステップS1203における判定をするために、CPU205が利用するテーブルについて図13を用いて説明する。
図13は、印刷装置100が印刷処理で用いるシート(用紙)の属性に関する情報を示す図である。図13は、ある特定の種類のシートについて、そのシートに対してどのような画像形成条件が対応付けられているかを示す情報をテーブル化したものである。コンピュータ端末102から受信する印刷ジョブには、画像形成条件情報として、シート属性情報2403が付加されている。CPU205は、印刷ジョブに付加されたシート属性情報2403と図13のテーブルの情報に基づいて、受信した印刷ジョブが、シート搬送路P1を利用するジョブであるか否かを判定する。例えば、印刷ジョブのシート属性情報2403として、普通紙を示す情報が付加されている場合、印刷ジョブがシート搬送路P2を利用するジョブであると判定する。そして、CPU205は、ステップS1201で受信した印刷ジョブが、シート搬送路P1を利用するジョブであれば、ステップS1204へ進み、シート搬送路P2を利用するジョブであれば、ステップS1206へ進む。
ステップS1204で、CPU205は、プリンタ部203により印刷ジョブに基づく印刷処理を実行させて、ステップS1205へ処理を進める。
ステップS1205で、CPU205は、プリンタ部203に第1の搬送処理を実行させる。ここで、第1の搬送処理とは、シートSをシート搬送路P1にて搬送させて、シートSに対して第1定着部401による定着処理と、第2定着部402による定着処理との双方を実行させる処理をいう。なお、第1の搬送処理を行うにあたって、定着制御部2009は、図13のテーブルの情報に基づいて温度を制御する。例えば、定着制御部2009は、シート属性情報として厚紙を示す情報が付加されている印刷ジョブについて、第1定着部401の定着処理における温度を180℃とし、第2定着部402の定着処理における温度を180℃とする。ここでは、ステップS1204に引き続いてステップS1205を実行させるものとして説明しているが、印刷ジョブが複数ページのドキュメントデータを含む場合は、ステップS1204とステップS1205の処理が各々異なるページについて並行して実行される。
一方ステップS1206で、CPU205は、プリンタ部203により印刷ジョブに基づく印刷処理を実行させて、ステップS1207へ処理を進める。
ステップS1207で、CPU205は、プリンタ部203に第2の搬送処理を実行させる。ここで、第2の搬送処理とは、シートSをシート搬送路P2にて搬送させて、シートSに対して第1定着部401による定着処理のみを実行させる処理をいう。なお、第2の搬送処理を行うにあたって、定着制御部2009は、図13のテーブルの情報に基づいて温度を制御する。例えば、定着制御部2009は、シート属性情報2403として普通紙を示す情報が付加されている印刷ジョブについて、第1定着部401の定着処理における温度を185℃とする。ここでは、ステップS1206に引き続いてステップS1207を実行させるものとして説明しているが、印刷ジョブが複数ページのドキュメントデータを含む場合は、ステップS1206とステップS1207の処理が各々異なるページについて並行して実行される。
次に、ステップS1202にてCPU205が、印刷装置100に使用できない定着部があると判定した場合の動作について説明する。
ステップS1208で、CPU205は、第1定着部401が使用可能か否かをステップS1202における判定結果に基づいて判定する。CPU205は、第1定着部401が使用可能であればステップS1209へ処理をすすめ、使用不可能であればステップS1210に処理を進める。
ステップS1209で、CPU205は、ステップS1203における処理と同様に、印刷ジョブが、シート搬送路P1を利用するジョブであるか否かを判定する。CPU205は、印刷ジョブがシート搬送路P2を利用するジョブであればステップS1206へ処理をすすめ、シート搬送路P1を利用するジョブであればステップS1210へ処理を進める。
ステップS1210で、CPU205は、ステップS1201でコンピュータ端末102から受信した印刷ジョブが実行不可能であり、定着部を使用できるようにする必要があることを示すエラー表示を操作部204にて行う。ここで、エラー表示がされた印刷ジョブは、ハートディスク209に蓄積され、蓄積された印刷ジョブについて、定着部が使用可能となるまで図12に示す動作を繰り返す。
なお、CPU205は、図12に示す動作を、コンピュータ端末102から印刷ジョブを受信するたびに実行するものとする。例えば、定着部402が異常により使用不可能となっている場合にシート搬送路P1を利用する印刷ジョブを受信すると、CPU205は、印刷ジョブに基づく画像形成を実行することができないので、ハードディスク209に印刷ジョブを蓄積する。そして、その後に、定着部402が異常により使用不可能となっている状態で、シート搬送路P2を利用する印刷ジョブを受信すると、CPU205は、印刷ジョブに基づく画像形成を実行することができるので、第2の搬送処理を実行する。
このように、印刷装置100は、定着部401が使用できない場合には、第1の搬送処理と第2の搬送処理の双方が実行できなくなる。その一方で、印刷装置100は、定着部402が使用できない場合は、第1の搬送処理は実行できないが、第2の搬送処理は実行できる。そこで、CPU205は、印刷ジョブが、シート搬送路P1を利用するジョブであれば印刷ジョブを実行することなくハートディスク209に蓄積させ、シート搬送路P2を利用するジョブであれば第2の搬送処理を実行する。これにより、定着部402が使用できない場合であっても、第2の搬送処理を実行させることで、印刷処理の品質を損なうことなく印刷装置100の利用効率を高めることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態の印刷ジョブは、図11に示したように、給紙部情報、シート属性情報を、各ページについて共通して利用するものであった。それに対して第2実施形態は、給紙部情報、シート属性情報を、各ページについて独立して利用するものである。なお、第1実施形態の図7〜10に示すコンピュータ端末102の設定画面を介した画像形成条件の設定は、印刷ジョブに対して行うものであった。それに対して、第2実施形態では、画像形成条件の設定は、印刷ジョブの各ページに対して独立して設定できるものとする。また、第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、下記で特に説明する点を除いては、第1実施形態と同様であるものとする。
図14は、コンピュータ端末102が印刷装置100に送信する印刷ジョブのデータ構造を示す図である。図14に示す印刷ジョブには、ドキュメントデータとして、複数ページのページデータが含む。
図14において1401は印刷ジョブIDであり、コンピュータ端末102が印刷装置100に印刷ジョブを送信する場合に、印刷ジョブを特定できるよう印刷ジョブに付与される固有のIDである。また、1402は印刷部数指定情報であり、印刷部数設定ボックス1104にて入力された印刷部数を特定する情報である。また、1403は、印刷ジョブ名であり、アプリケーションにて管理する際のファイル名を示すテキストデータが印刷ジョブ名として付与されている。そして、印刷ジョブID1401、印刷部数指定情報1402及び印刷ジョブ名1403を、印刷ジョブ設定データとする。
図14において、1404はページIDであり、印刷ジョブに含まれる複数ページのページデータを識別するための各ページに固有のIDである。また、1405は給紙部指定情報であり、給紙部選択ボックス(2301にて“給紙元で指定”が選択された場合に表示されるボックス)にて選択された給紙部を特定する情報である。1406はシート属性情報であり、出力用紙サイズ選択ボックス1202にて選択された出力用紙サイズを特定する用紙サイズ情報を含む情報である。また、シート属性情報には、図10の表示2302にて選択された用紙種類を示す用紙種類情報も含む。そして、1407は、ページデータであり、コンピュータ端末102上で動作するアプリケーションにて生成されたドキュメント(文書)のデータに含まれるページ単位のデータである。なお、ページID1404、給紙部情報1405、シート属性情報1406及びページデータ1407をまとめて、ページデータという。ページデータは、ドキュメントデータに含まれる各ページについて印刷処理をするのに必要な情報を含む。
なお、図14における1404〜1407は、印刷ジョブの第1ページ目のページデータであり、1408〜1411は第2ページ目のページデータである。また、図14は、第1ページ目と第2ページ目のページデータを示しているが、第3ページ目以降のページデータは省略してある。コンピュータ端末102は、任意のページ数の印刷ジョブを生成できることはいうまでもない。
次に、コンピュータ端末102から印刷ジョブを受信した印刷装置100が実行する動作について図15のフローチャートを用いて説明する。
図15のステップS1501で、CPU205は、コンピュータ端末102から印刷ジョブを受信したか否かを判定し、受信したと判定された場合はステップS1502へ進む。
ステップS1502でCPU205は、使用できない定着部があるかどうかを判定し、使用できない定着部がある場合はステップS1506へ進み、使用できない定着部がない場合はステップS1503へ進む。ここで、定着部が使用できない場合とは、第1実施例で説明したとおりである。なお、定着部とは、図4における第1定着部401及び第2定着部402を示す。
ステップS1503で、CPU205は、コンピュータ端末102から受信した印刷ジョブの第1ページが、シート搬送路P1を搬送させるべきページか、シート搬送路P2を搬送させるべきページかを、印刷ジョブに付加された画像形成条件情報に基づいて判定する。CPU205は、印刷ジョブの第1ページ目のページデータに付加されたシート属性情報1406と図13のテーブルの情報に基づいて、受信した印刷ジョブの第1ページ目が、シート搬送路P1を利用するページであるか否かを判定する。例えば、第1ページ目のシート属性情報1406として、普通紙を示す情報が付加されている場合、印刷ジョブがシート搬送路P2を利用するジョブであると判定する。そして、CPU205は、ステップS1501で受信した印刷ジョブの第1ページ目が、シート搬送路P1を利用するページであれば、ステップS1504へ進み、シート搬送路P2を利用するページであれば、ステップS1506へ進む。
ステップS1504で、CPU205は、プリンタ部203により印刷ジョブに基づく印刷処理を実行させて、ステップS1505へ処理を進める。
ステップS1505で、CPU205は、プリンタ部203に第1の搬送処理を実行させる。ここで、第1の搬送処理とは、シートSをシート搬送路P1にて搬送させて、シートSに対して第1定着部401による定着処理と、第2定着部402による定着処理との双方を実行させる処理をいう。なお、第1の搬送処理を行うにあたって、定着制御部2009は、図13のテーブルの情報に基づいて温度を制御する。例えば、定着制御部2009は、シート属性情報として厚紙を示す情報が付加されている印刷ジョブの第1ページ目について、第1定着部401の定着処理における温度を180℃とし、第2定着部402の定着処理における温度を180℃とする。
一方ステップS1506で、CPU205は、プリンタ部203により印刷ジョブに基づく印刷処理を実行させて、ステップS1507へ処理を進める。
ステップS1507で、CPU205は、プリンタ部203に第2の搬送処理を実行させる。ここで、第2の搬送処理とは、シートSをシート搬送路P2にて搬送させて、シートSに対して第1定着部401による定着処理のみを実行させる処理をいう。なお、第2の搬送処理を行うにあたって、定着制御部2009は、図13のテーブルの情報に基づいて温度を制御する。例えば、定着制御部2009は、シート属性情報として普通紙を示す情報が付加されている印刷ジョブについて、第1定着部401の定着処理における温度を185℃とする。
次に、ステップS1502にてCPU205が、印刷装置100に使用できない定着部があると判定した場合の動作について説明する。
ステップS1508で、CPU205は、第1定着部401が使用可能か否かをステップS1502における判定結果に基づいて判定する。CPU205は、第1定着部401が使用可能であればステップS1509へ処理をすすめ、使用不可能であればステップS1510に処理を進める。
ステップS1509で、CPU205は、ステップS1503における処理と同様に、印刷ジョブの第1ページ目が、シート搬送路P1を利用するページであるか否かを判定する。CPU205は、印刷ジョブの第1ページ目がシート搬送路P2を利用するページであればステップS1506へ処理をすすめ、シート搬送路P1を利用するページであればステップS1510へ処理を進める。
ステップS1510で、CPU205は、ステップS1501でコンピュータ端末102から受信した印刷ジョブの第1ページ目の印刷処理が実行不可能であり、定着部を使用できるようにする必要があることを示すエラー表示を操作部204にて行う。CPU205は、ステップS1510を実行した後はフローを終了させる。
ステップS1511で、CPU205は、印刷ジョブに含まれる全ページの処理が終了したかを判定し、終了していなければステップS1502を再び実行し、終了していればフローを終了させる。
なお、CPU205は、図15に示す動作を、コンピュータ端末102から印刷ジョブを受信するたびに実行するものとする。例えば、定着部402が異常により使用不可能となっている場合にシート搬送路P1を利用するページを含む印刷ジョブを受信すると、CPU205は、印刷ジョブに基づく画像形成を実行することができないので、ハードディスク209に印刷ジョブを蓄積する。そして、その後に、定着部402が異常により使用不可能となっている状態で、シート搬送路P2を利用するページを含む印刷ジョブを受信すると、CPU205は、印刷ジョブに基づく画像形成を実行することができるので、第2の搬送処理を実行する。
このように、印刷装置100は、定着部401が使用できない場合には、第1の搬送処理と第2の搬送処理の双方が実行できなくなる。その一方で、印刷装置100は、定着部402が使用できない場合は、第1の搬送処理は実行できないが、第2の搬送処理は実行できる。そこで、CPU205は、印刷ジョブが、シート搬送路P1を利用するジョブであれば印刷ジョブを実行することなくハートディスク209に蓄積させ、シート搬送路P2を利用するジョブであれば第2の搬送処理を実行する。これにより、定着部402が使用できない場合であっても、第2の搬送処理を実行させることで、印刷処理の品質を損なうことなく印刷装置100の利用効率を高めることができる。
また、第2実施形態における印刷ジョブには、給紙部情報、シート属性情報が、各ページについて独立して付加されているので、ページ毎に第1の搬送処理又は第2の搬送処理を、シート属性情報に基づいて適切に実行することができる。
なお、図15のステップS1509で、CPU205はある特定のページが搬送路P1を利用するページかどうかを判定するものであったが、他の態様であっても良い。具体的に、CPU205は、印刷ジョブに含まれる複数のページのうち、少なくともいずれか1ページが、搬送路P1を利用するかどうかを判定するようにしても良い。この場合、印刷ジョブに含まれる複数のページのうち、少なくともいずれか1ページが搬送路P1を利用する場合、CPU205は処理をステップS1510へ進める。この場合、例え印刷ジョブの1ページ目やそれに引き続くページが第2の搬送処理が実行可能なシートであっても、印刷ジョブが何ら実行されないことになる。この場合の利点は、複数ページのドキュメントデータを含む印刷ジョブが、印刷処理の途中で中断されないという点である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第1実施形態における印刷装置100は、定着部402が使用できない状態では、シート搬送路P1を利用する印刷ジョブを実行しないものであった。第1実施形態における印刷装置100がシート搬送路P1を利用する印刷ジョブを実行しないのは、印刷処理で利用するシートに対して定着処理を行うために、定着部401及び定着部402の双方が必要だからである。2つの定着部が必要となるのは、シートに十分な熱量を加えることが出来ないとトナー像のシートへの定着性が損なわれるからである。それに対して第3実施形態の印刷装置100は、シート搬送路P1を利用する印刷ジョブについてのシート搬送速度を低下させることで、定着性を損なうことなく印刷ジョブを実行するものである。また、第3実施形態は、第1実施形態の変形例であり、下記で特に説明する点を除いては、第1実施形態と同様であるものとする。
そして、コンピュータ端末102から印刷ジョブを受信した印刷装置100が実行する動作について図16のフローチャートを用いて説明する。
図16は、第1実施形態の図12の変形例であり、図16におけるステップS1601〜S1610の動作は、図12におけるステップS1201〜S1210の動作と同様であるので説明を省略する。
図16のステップS1611で、CPU205は、プリンタ部203により印刷ジョブに基づく印刷処理を実行させて、ステップS1612へ処理を進める。
ステップS1612で、CPU205は、プリンタ部203に第3の搬送処理を実行させる。ここで、第3の搬送処理とは、シートSをシート搬送路P2にて搬送させて、シートSに対して第1定着部401による定着処理のみを実行させる処理をいう。なお、第3の搬送処理を行うにあたって、定着制御部2009は、図13のテーブルの情報に基づいて温度を制御する。例えば、定着制御部2009は、シート属性情報として普通紙を示す情報が付加されている印刷ジョブについて、第1定着部401の定着処理における温度を185℃とする。また、第3の搬送処理は、第1の搬送処理と同様にシートSをシート搬送路P2にて搬送させるものであるが、シートを搬送させる際の搬送速度が異なる。例えば、CPU205は、第3の搬送処理におけるシートSの搬送速度を、第1の搬送処理における搬送速度の略半分の速度とするようシート搬送制御部2004にコマンドを送信する。なお、第1の搬送処理におけるシート搬送速度より第3の搬送処理におけるシート搬送速度は低く(遅く)するが、具体的な搬送速度としては種々の速度を採用することができる。
ここでは、ステップS1611に引き続いてステップS1612を実行させるものとして説明しているが、印刷ジョブが複数ページのドキュメントデータを含む場合は、ステップS1611とステップS1612の処理が各々異なるページについて並行して実行される。
CPU205は、以上説明したような第3の搬送処理を実行することで、定着部402が使用できない場合であっても、トナー像のシートへの定着性を損なうことなく印刷ジョブを実行して印刷装置100の利用効率を高めることができる。第3実施形態における印刷装置100は、搬送路P1を利用するべき印刷ジョブを、シートの搬送速度を低下させつつ搬送路P2を用いて実行することで印刷装置100の利用効率を高めることができる。
なお、第1実施形態のように搬送路P1を利用するべき印刷ジョブを実行しないようにするか、搬送路P1を利用するべき印刷ジョブをシートの搬送速度を低下させつつ搬送路P2を用いて実行するかを、印刷装置100の操作者に選択させるようにしてもよい。この場合、CPU205は、操作部204に図17に示すような画面を表示させ、印刷装置100の操作者がキー1701とキー1702のいずれを選択したかを検知する。CPU205は、操作者がキー1701を選択した場合は図16のフローを実行し、キー1702を選択した場合は図12のフローを実行する。なお、図17の画面は、搬送路P1を利用するべき印刷ジョブが入力された場合に表示させるようにしても良いし、印刷ジョブが入力されるか否かに拘わらず操作者の指示により表示させるようにしても良い。
なお、図17では、キー1701を選択して図16のフローを実行する場合に、どの程度の時間を要するかを表示させている。図17の例では、シート搬送速度を60枚/分から30枚/分に低下させて1500ページを印刷処理する場合に、50分程度かかることを通知している。印刷装置100の操作者(使用者)は、印刷終了までに要する時間を鑑みて、キー1701を選択して図16のフローを実行するか、キー1702を選択して図12のフローを実行するかを選択することができる。なお、搬送路P1を利用するべき印刷ジョブをシートの搬送速度を低下させつつ搬送路P2を用いて実行するか否かを、印刷終了までに要する時間として操作者が予め入力して時間に基づいて選択しても良い。例えば、印刷終了までに40分までなら良いとの入力を操作者がした場合において、図17に示すように印刷終了までに50分を要する場合に、CPU205が図12のフローを実行するようにしてもよい。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
第1実施形態における印刷装置100は、定着部402が使用できない状態では、シート搬送路P1を利用する印刷ジョブを実行しないものであった。第1実施形態における印刷装置100がシート搬送路P1を利用する印刷ジョブを実行しないのは、印刷処理で利用するシートに対して定着処理を行うために、定着部401及び定着部402の双方が必要だからである。2つの定着部が必要となるのは、シートに十分な熱量を加えることが出来ないとトナー像のシートへの定着性が損なわれるからである。それに対して第4実施形態の印刷装置100は、シート搬送路P1を利用する印刷ジョブについてのシートの種類を変更することで、定着性を損なうことなく印刷ジョブを実行するものである。また、第4実施形態は、第1実施形態の変形例であり、下記で特に説明する点を除いては、第1実施形態と同様であるものとする。
そして、コンピュータ端末102から印刷ジョブを受信した印刷装置100が実行する動作について図18のフローチャートを用いて説明する。
図18は、第1実施形態の図12の変形例であり、図18におけるステップS1801〜S1810の動作は、図12におけるステップS1201〜S1210の動作と同様であるので説明を省略する。
ステップS1811で、CPU205は、シートの種類を変更して印刷処理を実行するか否かを操作者に選択させるための図19に示す画面を表示させる。この場合、CPU205は、印刷装置100の操作者がキー1901とキー1902のいずれを選択したかを検知する。CPU205は、操作者がキー1901を選択した場合はステップS1812へ処理を進め、キー1902を選択した場合はステップS1810へ処理を進める。
ステップS1812で、CPU205は、印刷装置100の操作者による指示に基づいてシートの種類を変更する。ここで、CPU205は、図13のテーブルを用いて、シート搬送路P2にて印刷処理させることができるシートを、操作部204を介して操作者に選択させる。具体的に、CPU205は、図13のテーブルでシート搬送路P2を利用するシート(薄紙、普通紙、再生紙、上質紙1、上質紙2)を指定するための図20に示す画面を操作部204に表示させる。そして、CPU205は、図20に示す画面を介して操作者が選択したシートを印刷処理で使用するようシート属性情報を変更する。CPU205は、ステップS1812に引き続きステップS1805を実行させる場合に、ステップS1812にて変更されたシート属性情報に基づいてシートの種類を選択して印刷処理を実行する。
CPU205は、以上説明したようなシート種類の変更をすることで、定着部402が使用できない場合であっても、印刷処理の品質を損なうことなく印刷ジョブを実行して印刷装置100の利用効率を高めることができる。第4実施形態における印刷装置100は、搬送路P1を利用するべき印刷ジョブを、印刷処理で用いるシートの種類を変更しつつ搬送路P2を用いて実行することで印刷装置100の利用効率を高めることができる。
<他の実施形態>
上記の実施形態においては、印刷ジョブ(画像形成ジョブ)は、コンピュータ端末102から受信することとしたが、他の態様であっても良い。例えば、スキャナ部201から入力される画像データを含む印刷ジョブを入力するようにしてもよい。この場合、印刷ジョブに含まれる画像形成条件情報は、操作部204を介して入力されるものとする。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行すること前述した実施形態の機能を実現する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
印刷装置100の制御構成を示すブロック図である。 印刷装置100のハードウェア構成を示す図である。 プリンタ部203の制御構成を示すブロック図である。 定着部327の構成を示す図である。 コンピュータ端末102の制御構成を示すブロック図である。 コンピュータ端末102のソフトウェア構成を示す図である。 プリンタドライバ1003が画像形成条件を設定するためのウィンドウを示す図である。 プロパティ設定画面においてプロパティボタン1105を押下したときに表示される画面を示す図である。 プロパティ設定画面において仕上げタブ2108が選択されたときに表示される画面を示す図である。 プロパティ設定画面において給紙タブ2109が選択されたときに表示される画面を示す図である。 コンピュータ端末102が印刷装置100に送信する印刷ジョブのデータ構造を示す図である。 印刷装置100が実行する動作を示すフローチャートである。 印刷装置100が印刷処理で用いるシート(用紙)の属性に関する情報を示す図である。 コンピュータ端末102が印刷装置100に送信する印刷ジョブのデータ構造を示す図である。 印刷装置100が実行する動作を示すフローチャートである。 印刷装置100が実行する動作を示すフローチャートである。 操作部204に表示される画面を示す図である。 印刷装置100が実行する動作を示すフローチャートである。 操作部204に表示される画面を示す図である。 操作部204に表示される画面を示す図である。
符号の説明
100 印刷装置
101 ネットワーク
102 コンピュータ端末
203 プリンタ部
205 CPU
401 第1定着部
402 第2定着部

Claims (14)

  1. 画像データと該画像データに基づく画像形成をする際の画像形成条件を示す条件情報とを少なくとも含む画像形成ジョブを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された画像形成ジョブに基づいてシート上にトナー像を形成する画像形成手段と、
    前記シート上に形成されたトナー像をシートに定着させる定着処理を実行する第1の定着手段と、
    前記第1の定着手段よりシートの搬送方向下流に設けられ、前記第1の定着手段によりトナー像が定着されたシートに定着処理を実行する第2の定着手段と、
    前記第1の定着手段により定着処理が実行されたシートを前記第2の定着手段を経由させてシート排出部へ排出する第1の搬送処理を実行する第1の搬送手段と、
    前記第1の定着手段により定着処理が実行されたシートを前記第2の定着手段を経由させることなく前記シート排出部へ排出する第2の搬送処理を実行する第2の搬送手段と、前記条件情報に基づいて、前記第1の搬送処理又は前記第2の搬送処理を実行するよう制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の定着手段が使用できない場合は、前記第1の搬送処理及び前記第2の搬送処理を実行しないよう制御し、前記第1の定着手段が使用でき、かつ前記第2の定着手段が使用できない場合は、前記第2の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて第1の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するとともに前記第1の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて前記第1の搬送速度より遅い第2の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成ジョブはページ毎に前記条件情報が付加された複数ページの画像データを含み、
    前記制御手段は、前記第1の搬送処理又は前記第2の搬送処理のいずれかを実行するようページ毎に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の定着手段が使用できない場合に、前記第1の定着手段を使用して画像形成処理を実行するか否かを前記画像形成装置の使用者に選択させる選択手段と、
    前記制御手段は、前記画像形成処理を実行すると前記選択手段が選択した場合において、前記第1の定着手段が使用できる場合は、前記第2の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて前記第1の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するとともに前記第1の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて前記第2の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するよう制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記条件情報は、前記画像形成手段が画像形成をする際に用いるシートの属性を示す情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の定着手段に異常が発生しているか否かを検知する検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記検知手段が前記異常の発生を検知した場合に、前記第2の定着手段が使用できないと判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の定着手段を使用するか否かを設定する設定手段を有し、
    前記制御手段は、前記設定手段が前記第2の定着手段を使用しないと設定する場合に、前記第2の定着手段が使用できないと判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の定着手段から前記第2の定着手段へシートを搬送する搬送路においてシートの搬送異常が発生しているか否かを判定する判定手段を有し、
    前記制御手段は、前記シートの搬送異常が発生していると前記判定手段が判定する場合に、前記第2の定着手段が使用できないと判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. シート上に形成されたトナー像をシートに定着させる定着処理を実行する第1の定着部と、前記第1の定着部よりシートの搬送方向下流に設けられ、前記第1の定着部によりトナー像が定着されたシートに定着処理を実行する第2の定着部とを有する画像形成装置における画像形成方法であって、
    画像データと該画像データに基づく画像形成をする際の画像形成条件を示す条件情報とを少なくとも含む画像形成ジョブを入力する入力工程と、
    前記入力工程により入力された画像形成ジョブに基づいてシート上にトナー像を形成する画像形成工程と、
    前記第1の定着部により定着処理が実行されたシートを前記第2の定着部を経由させてシート排出部へ排出する第1の搬送処理を実行する第1の搬送工程と、
    前記第1の定着部により定着処理が実行されたシートを前記第2の定着部を経由させることなく前記シート排出部へ排出する第2の搬送処理を実行する第2の搬送工程と、
    前記条件情報に基づいて、前記第1の搬送処理又は前記第2の搬送処理を実行するよう制御する制御工程とを有し、
    前記制御工程は、前記第1の定着部が使用できない場合は、前記第1の搬送処理及び前記第2の搬送処理を実行しないよう制御し、前記第1の定着部が使用でき、かつ前記第2の定着部が使用できない場合は、前記第2の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて第1の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するとともに前記第1の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて前記第1の搬送速度より遅い第2の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するよう制御することを特徴とする画像形成方法。
  9. 前記画像形成ジョブはページ毎に前記条件情報が付加された複数ページの画像データを含み、
    前記制御工程は、前記第1の搬送処理又は前記第2の搬送処理のいずれかを実行するようページ毎に制御することを特徴とする請求項に記載の画像形成方法。
  10. 前記第2の定着部が使用できない場合に、前記第1の定着部を使用して画像形成処理処理を実行するか否かを前記画像形成装置の使用者に選択させる選択工程を有し
    前記制御工程は、前記画像形成処理を実行すると前記選択工程にて選択された場合において前記第1の定着部が使用できる場合は、前記第2の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて前記第1の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するとともに前記第1の搬送処理に対応する前記条件情報が付加されたページについて前記第2の搬送速度にて前記第2の搬送処理を実行するよう制御することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成方法。
  11. 前記条件情報は、前記画像形成工程が画像形成をする際に用いるシートの属性を示す情報であることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  12. 前記第2の定着部に異常が発生しているか否かを検知する検知工程を有し、
    前記制御工程は、前記検知工程が前記異常の発生を検知した場合に、前記第2の定着部が使用できないと判定することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  13. 前記第2の定着部を使用するか否かを設定する設定工程を有し、
    前記制御工程は、前記設定工程が前記第2の定着部を使用しないと設定する場合に、前記第2の定着部が使用できないと判定することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  14. 前記第1の定着部から前記第2の定着部へシートを搬送する搬送路においてシートの搬送異常が発生しているか否かを判定する判定工程を有し、
    前記制御工程は、前記シートの搬送異常が発生していると前記判定工程段が判定する場合に、前記第2の定着部が使用できないと判定することを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の画像形成方法。
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