JP4297734B2 - 内燃機関のノック制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の運転状態をノック判定に基づき制御する内燃機関のノック制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関のノック制御装置に関連する先行技術文献としては、特公平6−60621号公報、特開2001−227400号公報にて開示されたものが知られている。
【0003】
前者のものでは、内燃機関のノック発生時に生じる周波数成分のうち最も顕著に振動している成分のみを検出し、そのピーク値または所定区間の積算値を統計処理し所定レベルと比較することでノック発生の有無を判定する技術が示されている。
【0004】
また、後者のものでは、内燃機関で発生する振動波形信号におけるノック周波数成分の発生期間とピーク値との関係からノック判定する技術が示されている。
【特許文献1】
特公平6−60621号公報(第1頁〜第4頁)
【特許文献2】
特開2001−227400号公報(第2頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、内燃機関のノック発生により顕著に振動している周波数成分は常に同じではなく、ノック発生毎に振動強度が大きくなる周波数成分は異なっている。したがって、特公平6−60621号公報のように、1つの周波数成分のみを抽出した場合、他の振動モード(1次振動波形に対する2次振動波形等)が大きく、抽出した周波数成分が小さいと、ノックを検出することができないこととなる。更に、ピーク値または所定区間の積算値のみからノック発生の有無を判定する場合、電気的・機械的なノイズがノック周波数成分付近の周波数帯域で発生したときには、ノイズによる周波数強度の増大をノック発生による周波数強度の増大と区別することができずノック発生がないにもかかわらずノックが起こったと誤判定するという不具合があった。
【0006】
また、特開2001−227400号公報のように、ノック周波数成分の発生期間とピーク値との関係のみに基づきノック発生の有無を判定すると、複数のノイズが重畳した場合にノックとの区別がつかなくなるという不具合があった。
【0007】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、ノック発生の有無を正確に判定し内燃機関の運転状態を適切に制御可能な内燃機関のノック制御装置の提供を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の内燃機関のノック制御装置によれば、信号検出手段で検出された内燃機関で発生する振動波形信号が、周波数分離手段にて複数の周波数成分に分離され、これら分離された周波数成分を所定クランク角からなる所定区間毎に強度積算した値により波形形状設定手段でノック波形形状が設定され、このノック波形形状に基づきノック判定手段で内燃機関におけるノック発生の有無が判定され、この判定結果に応じてノック制御手段により内燃機関の運転状態が制御される。このように、内燃機関で発生する振動波形信号が複数の周波数成分に分離され、この分離された複数の周波数成分を所定クランク角からなる所定区間毎に強度積算した値により設定されたノック波形形状によれば、各振動モードの総和としてのノック波形形状を表わすことができ、このノック波形形状によれば内燃機関におけるノック発生の有無が正確に判定されることで、内燃機関の運転状態が適切に制御される。
【0009】
請求項2の内燃機関のノック制御装置における波形形状設定手段では、周波数分離手段にて分離された複数の周波数成分を所定クランク角からなる所定区間毎に強度積算した値と、この値を同一区間毎に加算した値とからなる少なくとも2つ以上の周波数成分によりノック波形形状が設定される。このように、内燃機関で発生する振動波形信号が複数の周波数成分に分離され、この分離された複数の周波数成分を所定クランク角からなる所定区間毎に強度積算した値と、この値を同一区間毎に加算した値とからなる少なくとも2つ以上の周波数成分により設定されたノック波形形状によれば、各振動モードの総和としてのノック波形形状を表わすことができ、このノック波形形状によれば内燃機関におけるノック発生の有無が正確に判定されることで、内燃機関の運転状態が適切に制御される。
【0010】
請求項3の内燃機関のノック制御装置によれば、理想波形設定手段で内燃機関で発生する振動波形信号の理想ノック波形が予め設定されており、波形形状設定手段によってノック波形形状に対し、理想ノック波形からのはずれ度合いに応じてノック強度が小さくなる方向に補正される。これにより、強度は大きいがノックとは波形形状が異なるノイズ波形をノックと誤判定することが防止される。
【0011】
請求項4の内燃機関のノック制御装置における波形形状設定手段では、ノック波形形状のピークまでの強度上昇部分が理想ノック波形の強度上昇率よりも緩やかであると、ノック波形と疑わしいため強度が小さくなる方向に補正される。つまり、ノック波形形状のピークまでの強度上昇部分の強度上昇率はばらつきが大きいため、強度上昇率が理想ノック波形の強度上昇率と比較して急峻であるときには強度がそのままとされ、緩やかであるときには強度が小さくなる方向に補正される。これにより、ノック波形形状のピークまでの強度上昇率のばらつきによるノック検出精度の悪化が防止される。
【0012】
請求項5の内燃機関のノック制御装置における波形形状設定手段では、ノック波形形状が理想ノック波形との比較によりその理想ノック波形に近いほどノック強度が大きくなるよう補正される。このように補正されたノック強度によれば、ノック周波数成分であるときのみノック特有の波形形状を呈するため、区別が困難なノイズ波形形状とノック波形形状との分離性が向上される。
【0013】
請求項6の内燃機関のノック制御装置におけるノック判定手段では、ノック周波数成分を含まない信号域の周波数成分の強度に基づき作成されたバックグランドレベルがノック判定の基準とされることで、内燃機関の運転状態によらず、1燃焼サイクル毎のノック判定が可能となる。
【0014】
請求項7の内燃機関のノック制御装置におけるノック判定手段では、ノック周波数成分を含まない信号域の周波数成分の強度の平均値または総和に基づき作成されたバックグランドレベルがノック判定の基準とされることで、内燃機関の運転状態によらず、ノック以外の周波数成分とノック周波数成分との強度を比較することでノック判定が可能となる。
【0015】
請求項8の内燃機関のノック制御装置におけるノック判定手段では、理想ノック波形との比較によって補正されたノック波形形状の各周波数成分におけるノック強度がノック判定値に用いられることで、ノック発生毎の振動モードが異なることに起因するノック検出精度の悪化が防止される。
【0016】
請求項9の内燃機関のノック制御装置における理想波形設定手段では、理想ノック波形の減衰形状が内燃機関の膨張行程における筒内圧の減衰形状を基準として設定される。つまり、ノックの圧力振動の減衰形状は、内燃機関の膨張行程における圧力減少の影響が大きいため、このときの筒内圧の減衰形状を基準とすることで、理想ノック波形が容易に設定される。
【0017】
請求項10の内燃機関のノック制御装置における理想波形設定手段では、筒内圧の減衰形状が、内燃機関で検出された実際の筒内圧、または内燃機関の運転状態から推定された筒内圧、または予め設定された1つまたは複数の運転領域毎の筒内圧に基づき設定される。つまり、理想ノック形状を設定する際に基準とされる筒内圧の減衰形状は、実際の検出値や内燃機関の運転状態からの推定値や予め設定された1つまたは複数の運転領域毎の所定値に基づき容易に設定される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関のノック制御装置における全体構成を示すブロック図である。
【0020】
図1において、10はノックセンサであり、ノックセンサ10は図示しない内燃機関のエンジンブロック壁面に設置され、振動を検出する振動センサ、またはシリンダ内に設置され筒内圧を検出する筒内圧センサ等がある。このノックセンサ10からのセンサ信号は入力回路11に入力され、後段のノック検出回路20に取込むため、入力回路11によってセンサ信号が所定の電圧範囲の大きさに収まるよう調整される。更に、センサ信号はノック検出回路20に取込まれる前にフィルタ12を通過される。このフィルタ12としては、エイリアシング対策のため高周波成分をカットするLPF(Low Pass Filter:ローパスフィルタ)、または特定の周波数成分のみを抽出するBPF(Band Pass Filter:バンドパスフィルタ)が設定される。
【0021】
次に、フィルタ12を通過したセンサ信号が、A/D(アナログ−ディジタル)変換器21を介してノック検出回路20に取込まれる。なお、ノック検出回路20のA/D変換器21を介したセンサ信号に対するサンプリング周期は、ノック特有のノック周波数成分の波形を十分抽出できる程度に高速である。A/D変換器21でA/D変換された周波数成分が、本実施例では、通過帯域の異なる5つのBPF22a,22b,22c,22d,22eに入力され、これらBPF22a,22b,22cによって3つのノック周波数成分とBPF22d,22eによって2つのノック周波数成分を含まない信号域の周波数成分(以下、単に『ノイズ周波数成分』と記す)にそれぞれ分離される。
【0022】
BPF22a〜22eによる分離後の各周波数成分は、それぞれ区間積算部23a〜23eに入力され、各周波数成分の強度が所定区間毎に積算される。この積算区間はクランク角〔°CA(Crank Angle)〕期間で定義される。つまり、実時間でなくクランク角で定義されることにより、機関回転速度によらずノック発生の際の特徴的波形を抽出することができる。また、区間演算部23a,23b,23cで積算された各ノック周波数成分の総和が加算部24にて求められることで、複数の振動モードが同時に現われるようなノックが発生してもノック波形が抽出できることとなる。
【0023】
比較演算部25a〜25dでは、区間演算部23a〜23c及び加算部24による各ノック周波数成分が、理想ノック波形記憶部26に予め記憶されている理想的なノック波形形状である理想ノック波形と比較され、この理想ノック波形に近いほどノック強度が大きくなるようにノック強度の補正が行われる。この補正方法としては、例えば、理想ノック波形からのはずれ度合いに応じた係数(エラー係数)Eを算出し、ノック強度に対して(1−E)を補正係数として乗じるようにされる。ここで、理想ノック波形は、燃焼モデル式等の理論計算によって定めたり、または内燃機関毎の各運転条件毎に予めノック形状を適合により設定してもよい。また、筒内圧センサを用いる場合には、ノック特有の共鳴振動の減衰形状と、燃焼とピストン運動に伴う筒内の平均圧力の減衰形状とに高い相関があるため、筒内平均圧を基に理想ノック波形の減衰形状を定義してもよい。
【0024】
次に、ノック強度選択部27では、比較演算部25a〜25dで各周波数成分毎に理想ノック波形との比較によって補正された各ノック強度のうち、ノック判定に用いる周波数成分が選択される。ここで、選択される周波数成分は、ノック毎に顕著に現われる振動モードがばらつくことから、補正ノック強度が最大のものまたは各周波数成分の総和が用いられる。
【0025】
一方、BGL(Back Ground Level:バックグランドレベル)作成部28では、内燃機関の運転状態によらずノック判定を行うため、区間積算部23d,23eからのノイズ周波数成分に基づきBGLが作成される。このBGL作成方法としては、各ノイズ周波数成分についてノック周波数成分と同様に、理想ノック波形と比較・補正した補正ノイズ強度を求めたり、各ノイズ周波数成分の総和または平均値を算出するようにされる。
【0026】
そして、比較演算・ノック判定部29では、ノック強度選択部27で選択されたノック強度とBGL作成部28で作成されたBGLとを用いて比較演算され、所定値以上ならノックと判定される。この比較方法としては、ノック強度とBGLとの比から判定してもよく、また、ノック強度とBGLとの差から判定するようにしてもよい。
【0027】
更に、内燃機関制御用ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)30から内燃機関のクランクシャフト(図示略)の基準位置信号、気筒判別信号がノック検出回路20のA/D変換器21に入力され、後述のノック検出回路20の比較演算・ノック判定部29からのノック判定結果に応じたノック判定信号が内燃機関制御用ECU30に入力される。この他、内燃機関制御用ECU30には内燃機関の例えば、クランク角センサ、吸入空気量センサ、水温センサ等からの各種センサ信号が入力されている。これらの入力信号に基づき内燃機関制御用ECU30にて点火時期、燃料噴射量等が演算され、ノック判定結果に応じた補正が実行され、イグナイタ40やインジェクタ(燃料噴射弁)50等が適切に制御されることとなる。
【0028】
ここで、内燃機関制御用ECU30は、周知の各種演算処理を実行する中央処理装置としてのCPU、制御プログラムや制御マップ等を格納したROM、各種データ等を格納するRAM、B/U(バックアップ)RAM、入出力回路及びそれらを接続するバスライン等からなる論理演算回路として構成されている。
【0029】
次に、ノックセンサ10からの振動波形信号に対するノック検出回路20によるノック検出・判定の概略動作について、図1及び図2のタイムチャートを参照して説明する。
【0030】
内燃機関制御用ECU30からの基準位置信号の立下がり(図2に示す時刻t0 )に基づき波形サンプル区間信号が発生され、この波形サンプル区間信号が「ON(オン)」で所定区間毎となる積算区間(図2に示す時刻t0 〜時刻t1 )において、区間演算部23a〜23eによりBPF22a〜22eを介した周波数成分Fa(S1,1 ,S1,2 ,S1,3 ,…,S1,n )〜Fe(S5,1 ,S5,2 ,S5,3 ,…,S5,n )がそれぞれ積算される。そして、今回の波形サンプル区間信号が「OFF(オフ)」となる積算区間終了から次回の波形サンプル区間信号が「ON」となる積算区間開始までの期間(図2に示す時刻t1 〜時刻t2 )に、ノック周波数成分Fa,Fb,Fcに基づく検出波形としてノック1,2,3が得られ、これらノック1,2,3の強度と理想ノック波形記憶部26に記憶されている理想ノック波形の強度とが比較演算部25a〜25dにて比較演算されそれぞれ補正ノック強度が算出される。
【0031】
これら補正ノック強度のうち、ノック強度選択部27にて最大補正ノック強度が選択される。そして、比較演算・ノック判定部29にて、ノック強度選択部27からの最大補正ノック強度と、ノイズ周波数成分Fd,Feに基づくBGL作成部28からのBGLとを用いて、後述のように、ノック判定パラメータが算出される。このノック判定パラメータが予め設定されている判定閾値と比較されノック発生の有無が判定される。そして、次回の基準位置信号の立下がり、即ち、波形サンプル区間信号が「ON」となる次回の積算区間開始時点(図2に示す時刻t2 )にて今回の積算値がリセットされる。このとき、ノック判定結果に応じたノック判定信号が内燃機関制御用ECU30に出力され、以下、同様の動作が繰返し実行される。
【0032】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関のノック制御装置で使用されているノック検出回路20におけるノック判定の処理手順を示す図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、このノック判定ルーチンは内燃機関制御用ECU30からの基準位置信号及び気筒判別信号に基づく内燃機関の1燃焼サイクル毎にノック検出回路20にて繰返し実行される。
【0033】
図3において、まず、ステップS101で、積算区間が開始されるまで待って、ステップS102に移行し、振動波形信号が複数の周波数成分に分離され、各周波数成分に対するディジタルフィルタ処理が実行される。ステップS103に移行して、ディジタルフィルタ処理された周波数成分に対する強度積算が実行される。ステップS104に移行して、所定クランク角が経過したかが判定される。ステップS104の判定条件が成立せず、即ち、所定クランク角が経過していないときにはステップS102に戻って、同様の処理が繰返し実行される。
【0034】
一方、ステップS104の判定条件が成立、即ち、所定クランク角が経過したときにはステップS105に移行し、ステップS103による強度積算値がノック検出回路20のRAM(図示略)内へ格納される。ステップS106に移行して、ステップS103による強度積算値がリセットされる。ステップS107に移行して、積算区間が終了しているかが判定される。ステップS107の判定条件が成立せず、即ち、積算区間が終了していないときにはステップS102に戻って、同様の処理が繰返し実行される。
【0035】
一方、ステップS107の判定条件が成立、即ち、積算区間が終了しているときにはステップS108に移行し、ノック周波数成分に対する後述の理想ノック波形との比較演算処理による補正ノック強度算出が実行される。ステップS109に移行して、ステップS108で算出された補正ノック強度のうちの最大補正ノック強度が選択される。ステップS110に移行して、ノイズ周波数成分に対する後述のBGL(バックグランドレベル)作成処理が実行される。
【0036】
ステップS111に移行して、ステップS109で選択された最大補正ノック強度がステップS110で作成されたBGL(バックグランドレベル)にて除算されノック判定パラメータが算出される。ステップS112に移行して、ステップS111で算出されたノック判定パラメータが予め設定された判定閾値を越えているかが判定される。ステップS112の判定条件が成立、即ち、ノック判定パラメータが判定閾値を越え大きいときにはステップS113に移行し、ノックと判定され、本ルーチンを終了する。一方、ステップS112の判定条件が成立せず、即ち、ノック判定パラメータが判定閾値以下と小さいときにはステップS114に移行し、ノックなしと判定され、本ルーチンを終了する。
【0037】
次に、図3のノック判定におけるステップS108の理想ノック波形との比較演算の処理手順を示す図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0038】
図4において、ステップS201では、各ノック周波数成分のピーク値pが検索される。ステップS202に移行して、後述の理想ノック波形a(θ)演算処理が実行される。ステップS203に移行して、ステップS202で算出された理想ノック波形a(θ)にステップS201で検索されたピーク値pが乗算されスケール調整が実行される。ステップS204に移行して、後述のピーク値前波形の相関演算処理が実行される。ステップS205に移行して、後述のピーク値後波形の相関演算処理が実行される。ステップS206に移行して、ピーク値前補正強度とピーク値後補正強度とが加算され補正ノック強度が算出され、本ルーチンを終了する。
【0039】
次に、図4の理想ノック波形との比較演算におけるステップS202の理想ノック波形演算の処理手順を示す図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0040】
図5において、ステップS301では、筒内圧が検出される。ステップS302に移行して、ローパスフィルタ処理が実行される。ステップS303に移行して、所定クランク角当たりの対数減衰率が算出される。ステップS304に移行して、減衰率算出処理が実行され、本ルーチンを終了する。このようにして、図6に示すように、筒内圧の減衰形状に基づく理想ノック波形a(θ)が作成される。
【0041】
次に、図4の理想ノック波形との比較演算におけるステップS204のピーク値前波形の相関演算の処理手順を示す図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0042】
図7において、ステップS401では、理想ノック波形a(θ)が検出波形s(θ)より小さいかが判定される。ステップS401の判定条件が成立、即ち、理想ノック波形a(θ)が検出波形s(θ)より小さいときにはステップS402に移行し、ピーク値前補正ノック強度が次式(1)にて算出され、本ルーチンを終了する。
【0043】
【数1】
ピーク値前補正ノック強度←a(θ)×〔1−{s(θ)−a(θ)}/a(θ)〕 ・・・(1)
【0044】
一方、ステップS401の判定条件が成立せず、即ち、理想ノック波形a(θ)が検出波形s(θ)以上と大きいときにはステップS403に移行し、ピーク値前補正ノック強度が理想ノック波形a(θ)とされ、本ルーチンを終了する。
【0045】
次に、図4の理想ノック波形との比較演算におけるステップS205のピーク値後波形の相関演算の処理手順を示す図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0046】
図8において、ステップS501では、理想ノック波形a(θ)と検出波形s(θ)との差d(θ)が次式(2)にて算出される。
【0047】
【数2】
d(θ)←|s(θ)−a(θ)| ・・・(2)
【0048】
次に、ステップS502に移行して、ピーク値後補正ノック強度が次式(3)にて算出され、本ルーチンを終了する。
【0049】
【数3】
ピーク値後補正ノック強度←a(θ)×{1−d(θ)/a(θ)}・・・(3)
【0050】
次に、図3のノック判定におけるステップS110のBGL(バックグランドレベル)作成の処理手順を示す図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0051】
図9において、ステップS601で、ノイズ周波数成分の平均強度が算出され、本ルーチンを終了する。
【0052】
このように、本実施例の内燃機関のノック制御装置は、内燃機関(図示略)で発生する振動波形信号を検出するノックセンサ10、入力回路11、フィルタ12からなる信号検出手段と、前記信号検出手段で検出された振動波形信号を複数の周波数成分に分離するノック検出回路20のA/D変換器21、BPF22a〜22eからなる周波数分離手段と、前記周波数分離手段で分離された複数の周波数成分Fa〜Fcを所定クランク角からなる所定区間毎に強度積算した値によりノック波形形状を設定するノック検出回路20の区間積算部23a〜23c、加算部24、比較演算部25a〜25d、ノック強度選択部27にて達成される波形形状設定手段と、前記波形形状設定手段によるノック波形形状に基づき内燃機関におけるノック発生の有無を判定するノック検出回路20の比較演算・ノック判定部29にて達成されるノック判定手段と、前記ノック判定手段による判定結果に応じて内燃機関の運転状態を制御する内燃機関制御用ECU30にて達成されるノック制御手段とを具備するものである。
【0053】
ここで、1つの振動モードが支配的なノック波形の場合、その振動成分波形を抽出することでノック判定ができる。しかし、1つのノック波形に複数の振動モードが含まれる場合、ノック期間中により支配的な振動モードが変わる等の原因で、センサの生波形は理想的なノック波形をしているにもかかわらず、個々のノック周波数成分の波形形状だけを見ると理想的なノック波形から大きくはずれ、ノックと判定できないことがある。
【0054】
これに対して、内燃機関で発生する振動波形信号が複数の周波数成分に分離され、この分離された複数の周波数成分を所定クランク角からなる所定区間毎に強度積算した値により設定されたノック波形形状によれば、各振動モードの総和としてのノック波形形状を表わすことができ、このノック波形形状を用いることで内燃機関におけるノック発生の有無を正確に判定でき、内燃機関の運転状態を適切に制御することができる。
【0055】
また、本実施例の内燃機関のノック制御装置のノック検出回路20の区間積算部23a〜23c、加算部24、比較演算部25a〜25d、ノック強度選択部27にて達成される波形形状設定手段は、ノック検出回路20のA/D変換器21、BPF22a〜22eからなる周波数分離手段で分離された複数の周波数成分Fa〜Fcを所定クランク角からなる所定区間毎に強度積算した値と、この値を同一区間毎に加算した値とからなる周波数成分によりノック波形形状を設定するものである。
【0056】
このように、内燃機関で発生する振動波形信号が複数の周波数成分に分離され、この分離された複数の周波数成分を所定クランク角からなる所定区間毎に強度積算した値、この値を同一区間毎に加算した値とからなる少なくとも2つ以上の周波数成分により設定されたノック波形形状によれば、各振動モードの総和としてのノック波形形状を表わすことができ、このノック波形形状を用いることで内燃機関におけるノック発生の有無を正確に判定でき、内燃機関の運転状態を適切に制御することができる。
【0057】
そして、本実施例の内燃機関のノック制御装置は、内燃機関で発生する振動波形信号の理想的なノック波形形状を理想ノック波形として予め設定するノック検出回路20の理想ノック波形記憶部26にて達成される理想波形設定手段を具備し、前記波形形状設定手段は、ノック波形形状に対し、理想ノック波形からのはずれ度合いに応じてノック強度を補正するものである。つまり、ノック波形形状に対し、理想ノック波形からはずれるほどノック強度が小さくなる方向に補正することで、大きな強度を有するがノックとは波形形状が異なるノイズ波形をノックと誤判定することを防止することができる。
【0058】
更に、本実施例の内燃機関のノック制御装置のノック検出回路20の区間積算部23a〜23c、加算部24、比較演算部25a〜25d、ノック強度選択部27にて達成される波形形状設定手段は、ノック波形形状のピークまでの強度上昇部分が、理想ノック波形の強度上昇率よりも緩やかな場合には、ノック強度が小さくなるよう補正するものである。つまり、ノック波形形状のピークまでの強度上昇部分の強度上昇率はばらつきが大きいため、強度上昇率が理想ノック波形の強度上昇率と比較して急峻であるときには強度がそのままとされ、緩やかであるときには強度が小さくなる方向に補正される。これにより、ノック波形形状のピークまでの強度上昇率のばらつきによるノック検出精度の悪化を防止することができる。
【0059】
更にまた、本実施例の内燃機関のノック制御装置のノック検出回路20の区間積算部23a〜23c、加算部24、比較演算部25a〜25d、ノック強度選択部27にて達成される波形形状設定手段は、ノック波形形状が理想ノック波形に近いほどノック強度が大きくなるよう補正するものである。このように補正されたノック強度によれば、ノック周波数成分であるときのみノック特有の波形形状を呈するため、区別が困難なノイズ波形形状とノック波形形状との分離性を向上することができる。
【0060】
加えて、本実施例の内燃機関のノック制御装置のノック検出回路20の比較演算・ノック判定部29にて達成されるノック判定手段は、ノイズ周波数成分(ノック周波数成分を含まない信号域の周波数成分)の強度に基づき作成されたBGL(バックグランドレベル)をノック判定の基準とするものである。これにより、内燃機関の運転状態によらず、1燃焼サイクル毎にノック判定することができる。
【0061】
また、本実施例の内燃機関のノック制御装置のノック検出回路20の比較演算・ノック判定部29にて達成されるノック判定手段は、ノイズ周波数成分(ノック周波数成分を含まない信号域の周波数成分)の強度の平均値または総和に基づき作成されたBGLをノック判定の基準とするものである。これにより、内燃機関の運転状態によらず、ノック以外の周波数成分とノック周波数成分との強度を比較することでノック判定することができる。
【0062】
そして、本実施例の内燃機関のノック制御装置のノック検出回路20の比較演算・ノック判定部29にて達成されるノック判定手段は、理想ノック波形との比較により補正されたノック波形形状の各周波数成分におけるノック強度に基づきノック判定値を設定するものである。これにより、ノック発生毎の振動モードが異なることに起因するノック検出精度の悪化を防止することができる。
【0063】
更に、本実施例の内燃機関のノック制御装置のノック検出回路20の理想ノック波形記憶部26にて達成される理想波形設定手段は、理想ノック波形の減衰形状を内燃機関の膨張行程における筒内圧の減衰形状を基準として設定するものである。つまり、ノックの圧力振動の減衰形状は、内燃機関の膨張行程における圧力減少の影響が大きいため、このときの筒内圧の減衰形状を基準とすることで、理想ノック波形を容易に設定することができる。
【0064】
また、本実施例の内燃機関のノック制御装置のノック検出回路20の理想ノック波形記憶部26にて達成される理想波形設定手段は、筒内圧の減衰形状を内燃機関で検出された実際の筒内圧に基づき設定するものである。つまり、理想ノック形状を設定する際に基準とされる筒内圧の減衰形状を、実際の検出値に基づき容易に設定することができる。
【0065】
ところで、上記実施例に示すように、筒内圧を直接、検出可能な筒内圧センサ等のセンサ機器を用いて理想ノック波形を設定することが理想ではあるが、筒内圧の推定値や予め設定された運転領域毎の所定値によれば、センサ機器を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関のノック制御装置における全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図2は図1のノック検出回路によるノック検出・判定の概略動作を示すタイムチャートである。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかかる内燃機関のノック制御装置で使用されているノック検出回路におけるノック判定の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 図4は図3のノック判定における理想ノック波形との比較演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図5は図4の理想ノック波形との比較演算における理想ノック波形演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 図6は図5の筒内圧の減衰形状に基づく理想ノック波形の作成を示す説明図である。
【図7】 図7は図4の理想ノック波形との比較演算におけるピーク値前波形の相関演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 図8は図4の理想ノック波形との比較演算におけるピーク値後波形の相関演算の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 図9は図3のノック判定におけるBGL作成の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ノックセンサ
20 ノック検出回路

Claims (10)

  1. 内燃機関で発生する振動波形信号を検出する信号検出手段と、
    前記信号検出手段で検出された振動波形信号を複数の周波数成分に分離する周波数分離手段と、
    前記周波数分離手段で分離された複数の周波数成分毎に、当該周波数成分の強度を所定クランク角からなる所定区間毎に積算した値により、前記各周波数成分の振動波形を表すノック波形形状を設定する波形形状設定手段と、
    前記波形形状設定手段による前記各周波数成分毎のノック波形形状に基づき前記内燃機関におけるノック発生の有無を判定するノック判定手段と、
    前記周波数分離手段で分離された複数の周波数成分を所定クランク角からなる所定区間毎に強度積算した値によりノック波形形状を設定する波形形状設定手段と、
    前記波形形状設定手段によるノック波形形状に基づき前記内燃機関におけるノック発生の有無を判定するノック判定手段と、
    前記ノック判定手段による判定結果に応じて前記内燃機関の運転状態を制御するノック制御手段と
    を具備することを特徴とする内燃機関のノック制御装置。
  2. 前記波形形状設定手段は、前記周波数分離手段で分離された複数の周波数成分毎に、当該周波数成分の強度を所定クランク角からなる所定区間毎に積算した値と、これらの値を同一区間毎に加算した値とからなる少なくとも2つ以上の周波数成分によりノック波形形状を設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のノック制御装置。
  3. 前記内燃機関で発生する振動波形信号の理想的なノック波形形状を理想ノック波形として予め設定する理想波形設定手段を具備し、
    前記波形形状設定手段は、前記ノック波形形状に対し、前記理想ノック波形からのはずれ度合いに応じてノック強度を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関のノック制御装置。
  4. 前記波形形状設定手段は、前記ノック波形形状のピークまでの強度上昇部分が、前記理想ノック波形の強度上昇率よりも緩やかな場合には、ノック強度が小さくなるよう補正することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のノック制御装置。
  5. 前記波形形状設定手段は、前記ノック波形形状が前記理想ノック波形に近いほどノック強度が大きくなるよう補正することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のノック制御装置。
  6. 前記ノック判定手段は、ノック周波数成分を含まない信号域の周波数成分の強度に基づき作成されたバックグランドレベルをノック判定の基準とすることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のノック制御装置。
  7. 前記ノック判定手段は、ノック周波数成分を含まない信号域の周波数成分の強度の平均値または総和に基づき作成されたバックグランドレベルをノック判定の基準とすることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のノック制御装置。
  8. 前記ノック判定手段は、前記理想ノック波形との比較により補正された前記ノック波形形状の各周波数成分におけるノック強度に基づきノック判定値を設定することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のノック制御装置。
  9. 前記理想波形設定手段は、前記理想ノック波形の減衰形状を前記内燃機関の膨張行程における筒内圧の減衰形状を基準として設定することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のノック制御装置。
  10. 前記理想波形設定手段は、前記筒内圧の減衰形状を前記内燃機関で検出された実際の筒内圧、または前記内燃機関の運転状態から推定された筒内圧、または予め設定された1つまたは複数の運転領域毎の筒内圧に基づき設定することを特徴とする請求項9に記載の内燃機関のノック制御装置。
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