JP4296531B2 - 薬剤包装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カートリッジ式分包紙が使用される薬剤包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
薬剤包装装置は、一般的に、処方毎の薬剤を払い出す薬剤払出装置と共に使用され、所定の薬剤を分包し得るように構成されている。
【0003】
前記薬剤包装装置は、分包紙ロールを軸線回り回転自在かつ着脱自在に支持する支持部と、前記分包紙ロールから分包紙を繰り出す駆動ローラ等の駆動部と、繰り出された分包紙を案内するガイドバー等の案内部と、前記薬剤払出装置から所定薬剤を受け、かつ、繰り出された分包紙に該所定薬剤を投入するホッパー等の投入部と、該繰り出された分包紙に対してヒートシールを行い、個々に区画された包装体を形成するヒートローラ等のシール部とを備えている。
【0004】
ところで、従来の分包紙ロールは、薬剤包装装置に装着された状態において分包紙が露出しており、塵等が分包紙に付着する恐れがあった。即ち、従来の分包紙ロールは、筒状の紙管と、該紙管に巻き回された長尺の分包紙とを有している。そして、前記紙管が薬剤包装装置に軸線回り相対回転自在に支持されている。このように、従来の構成においては、分包紙ロールの分包紙が薬剤包装装置内において露出しており、したがって、塵等の不純物が付着する恐れがあった。
【0005】
また、ある種の薬剤包装装置においては、使用中の分包紙ロールの分包紙の残量検出を行い、該分包紙の残量が所定値以下となった場合には薬剤包装装置の作動を停止させるように構成されている。斯かる薬剤包装装置は、分包紙ロール交換作業の効率化、および分包紙切れによる薬剤の無駄防止を図ることができる。
【0006】
しかしながら、該薬剤包装装置は使用簡便性の点で改良の余地がある。即ち、該薬剤包装装置においては、使用中の分包紙ロールの分包紙が所定値以下となり、薬剤包装装置が強制的に停止されると、使用者が新しい分包紙ロールに交換したとしても、該薬剤包装装置は作動不可状態となったままである。したがって、使用者は何らかの手段によって薬剤包装装置に対して作動可能状態にあることを知らせる必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記問題点に鑑みなされたものであり、分包紙への塵等の不純物の付着を有効に防止し得る、分包紙ロールが装着された薬剤包装装置を提供することを、一の目的とする。
【0008】
また、本発明は、使用者が新しい分包紙ロールを交換した際に薬剤包装装置に対しての使用簡便性を向上することができる、分包紙ロールが装着された薬剤包装装置を提供することを、他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、使用される分包紙の供給源となるカートリッジ式分包紙が着脱自在に装着される薬剤包装装置であって、前記カートリッジ式分包紙は、長尺の分包紙が紙管に巻き回されてなる分包紙ロールと、該分包紙ロールを収容するケース本体とを備え、該ケース本体はその内部空間内に分包紙ロールを軸線回り相対回転自在に収容すると共に、分包紙の自由端部が挿通され得る開口を有し、分包紙の初期現存量を含む分包紙情報を書き換え可能に記憶し、該分包紙情報を送信し得る分包紙情報送受信装置と、分包紙の現存量が所定量以下となったことを検出し、該検出信号を分包紙情報送受信装置に送信する残量検出手段と、分包紙が通過しなくなったことを検出し、分包紙情報送受信装置へ作業停止信号を送信し得る分包紙チェックセンサとを備え、前記薬剤包装装置に装着された際には分包紙情報送受信装置が分包紙の初期現存量に基づき薬剤包装装置に対して包装可能信号を送信し、前記残量検出手段からの信号に基づき分包紙の現存量が書き換えられた際には分包紙情報送受信装置が薬剤包装装置に対してアラーム信号を送信し得るように構成され、分包紙チェックセンサから作業停止信号が送信されると、分包紙情報送受信装置は薬剤包装装置に作業停止信号を送信し得るよう構成されており、カートリッジ式分包紙の分包紙情報送受信装置からアラーム信号が入力された際には、所定個数包装後または所定時間経過後に強制的に包装作業が停止されるよう構成されていることを特徴としている。
【0010】
本発明は、使用される分包紙の供給源となるカートリッジ式分包紙が着脱自在に装着される薬剤包装装置であって、前記カートリッジ式分包紙は、長尺の分包紙が紙管に巻き回されてなる分包紙ロールと、該分包紙ロールを収容するケース本体とを備え、該ケース本体はその内部空間内に分包紙ロールを軸線回り相対回転自在に収容すると共に、分包紙の自由端部が挿通され得る開口を有し、分包紙の初期現存量を含む分包紙情報を書き換え可能に記憶し該分包紙情報を送信し得る分包紙情報送受信装置と、分包紙の現存量が所定量以下となったことを検出し該検出信号を分包紙情報送受信装置に送信する残量検出手段と、分包紙が通過しなくなったことを検出し分包紙情報送受信装置へ作業停止信号を送信し得る分包紙チェックセンサとを備え、薬剤包装装置に装着された際には分包紙情報送受信装置が分包紙の初期現存量に基づき薬剤包装装置に対して包装可能信号を送信し、前記残量検出手段からの信号に基づき分包紙の現存量が書き換えられた際には分包紙情報送受信装置が薬剤包装装置に対してアラーム信号を送信し得るように構成され、分包紙チェックセンサから作業停止信号が送信されると分包紙情報送受信装置が薬剤包装装置に作業停止信号を送信し得るよう構成されており、前記ケース本体は、互いに分離可能に連結される第1および第2ケース本体を有し、該第1および第2ケース本体の共働下に分包紙ロールを収容するよう構成され、前記ケース本体は、前記第1および第2ケース本体を分離した状態において、前記分包紙ロールの装填および分包紙ロールの取り外しを行えるように構成され、且つ第1および第2ケース本体を連結した状態において、第1および第2ケースにより画される内部空間に分包紙ロールを軸線回り相対回転自在に収容するよう構成されており、カートリッジ式分包紙の分包紙情報送受信装置からアラーム信号が入力された際には、所定個数包装後または所定時間経過後に強制的に包装作業が停止されるよう構成されていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施の形態を説明する。
【0012】
図1は本発明の一実施の形態に係るカートリッジ式分包紙の斜視図である。図1のカートリッジ式分包紙は、薬剤包装装置(図示せず)に着脱自在に装着されるものであり、薬剤包装装置において使用される分包紙の供給源となるものであり、分包紙ロール1と該分包紙ロール1を収容するケース本体とを具備している。
【0013】
分包紙ロール1は、長尺の分包紙が紙管2に巻き回されることにより構成されている。また、ケース本体は、互いに分離可能に連結される第1ケース本体3および第2ケース本体4を有し、当該第1ケース本体3および第2ケース本体4の共働下に分包紙ロール1を収容する。
【0014】
ケース本体は、第1ケース本体3および第2ケース本体4を分離した状態において、分包紙ロール1のケース本体への装填および分包紙ロール1のケース本体からの取り出しを行うことが可能である構成となっている。そして、第1ケース本体3と第2ケース本体4とを連結した状態において、第1ケース本体3と第2ケース本体4とにより画される内部空間内に分包紙ロール1が軸線回り相対回転自在に収容される。さらに、ケース本体には、分包紙の自由端部が挿通され得る開口部5が設けられている。
【0015】
一方、薬剤包装装置(図示せず)は、処方毎の薬剤を払い出す薬剤払出装置と共に使用され、所定の薬剤を分包し得るように構成されている。薬剤包装装置は、カートリッジ式分包紙を着脱自在に支持する支持部と、分包紙ロール1から分包紙を送り出す駆動ローラ等の駆動部と、送り出された分包紙を案内するガイドバー等の案内部と、薬剤払出装置から所定薬剤を受け、かつ、送り出された分包紙に該所定薬剤を投入するホッパー等の投入部と、該送り出された分包紙に対してヒートシールを行い、個々に区画された包装体を形成するヒートローラ等のシール部とを備えている。
【0016】
このようなカートリッジ式分包紙を薬剤包装装置に組み込み、開口部5からカートリッジ式分包紙の外部へ挿通された分包紙が分包紙ロール1から順次送り出されて分包される。
【0017】
このように、分包紙ロール1が薬剤包装装置に装着され、使用される場合においても分包紙が包装体に形成される直前まで第1ケース本体3および第2ケース本体で形成される空間内に保管されるため、塵等の不純物が分包紙に付着するのを防止することができる。
【0018】
図2は図1のカートリッジ式分包紙の断面図である。カートリッジ式分包紙は、第1ケース本体3および第2ケース本体4に、紙管2に分包紙が巻き回されてなる分包紙ローラ1が第1ケース本体3および第2ケース本体4に対して軸線回り相対回転自在に装着されるほかに、分包紙の初期現存量を含む分包紙情報を書き換え可能に記憶し、該記憶された分包紙情報を送信し得るように構成された分包紙情報送受信装置8と、分包紙の現存量が所定量以下となったことを検出し、かつ、該検出信号を分包紙情報送受信装置8に送信する残量検出手段6とが具備されている。
【0019】
そして、カートリッジ式分包紙が薬剤包装装置へ装着された際には、分包紙情報送受信装置8が記憶された初期現存量に基づき薬剤包装装置に対して包装可能信号を送信し、かつ、残量検出手段6からの信号に基づき分包紙の現存量が書き換えられた際には、分包紙情報送受信装置8が薬剤包装装置に対してアラーム信号を送信し得るように構成されている。
【0020】
より詳しくは、薬剤包装装置は、カートリッジ式分包紙からの分包紙情報に基づいて各部を制御するとともにカートリッジ式分包紙と所定の信号のやり取りを行う制御部をさらに具備している。該制御部は、分包紙情報を書き換え可能に記憶する記憶部を具備している。さらに、薬剤包装装置は、カートリッジ式分包紙の装着を知らせるリセットスイッチを具備している。このリセットスイッチは、カートリッジ式分包紙の装着を検出するセンサ部と、リセット信号を送信するための送信部とを具備している。また、リセットスイッチと薬剤包装装置の制御部とは無線または有線により通信可能に構成されている。
【0021】
分包紙情報送受信装置8は、分包紙の種類、初期現存量、装着日、取り替え時期等の分包紙情報を書き換え可能に記憶するためのRAM等の記憶部と、薬剤包装装置に対しての信号送信制御や残量検出手段6からのアラーム信号の受信制御および当該分包紙情報の書き換え制御を行うためのCPUとを具備している。また、残量検出手段6は、分包紙が所定の現存量になったことを検出するセンサ部と、当該検出信号を分包紙情報送受信装置8へ送信するための制御部とを具備している。
【0022】
残量検出手段6および分包紙情報送受信装置8は、無線もしくは有線により通信可能である構成を有している。また、分包紙情報送受信装置8および薬剤包装装置も、無線もしくは有線により通信可能である構成を有している。
【0023】
図2に示すように、分包紙ロール1から順次送り出された分包紙が第1ケース本体3の開口部5から挿通される。そして、薬剤包装装置によって送り出された分包紙に薬剤が分包される。
【0024】
以下に、残量検出手段6および分包紙情報送受信装置8を中心とするデータのやり取りについて説明する。図3はカートリッジ式分包紙および薬剤包装装置間のデータのやり取りを説明するためのブロック図である。
【0025】
まず、薬剤包装装置にカートリッジ式分包紙が装着されたときの両者間のデータのやり取りを説明する。図3においては、矢印(1)の信号の流れで示されている。
【0026】
リセットスイッチは、そのセンサ部において、薬剤包装装置に新しいカートリッジ式分包紙が装着されたことを検出すると、リセットスイッチの送信部から薬剤包装装置の制御部にリセット信号を送信する。
【0027】
リセット信号を受信した薬剤包装装置の制御部は、記憶部に記憶されている分包紙情報を消去するとともにカートリッジ式分包紙の分包紙情報送受信装置8に情報要請信号を送信する。情報要請信号は、新たに装着されたカートリッジ式分包紙に装填されている分包紙の種類、初期現存量、装着日、取り替え時期等の分包紙情報をカートリッジ式分包紙の分包紙情報送受信装置8に要請するための信号である。
【0028】
情報要請信号を受信したカートリッジ式分包紙の分包紙情報送受信装置8は、薬剤包装作業が開始できる旨の信号である包装可能信号を薬剤包装装置の制御部に送信する。この包装可能信号には、当該分包紙情報送受信装置8の記憶部に記憶されている分包紙の種類、初期現存量、装着日、取り替え時期等の分包紙情報が含まれている。
【0029】
包装可能信号を受信した薬剤包装装置の制御部は、同時に送信されてきた分包紙情報を記憶部に記憶する。また、制御部は、新しい分包紙が装着されたことを確認して薬剤包装作業がいつでも開始できるように各部に準備させる。
【0030】
このようにして、使用者が新しい分包紙ロールを交換した際に薬剤包装装置に対して作動可能状態にあることを簡便に知らせることができる。
【0031】
ここで、リセットスイッチは、カートリッジ式分包紙が装着されたときにONされ、取り外されたときにOFFされるようなボタンスイッチ等でもよい。このとき、リセットスイッチがONされるとリセット信号が薬剤包装装置に送信される構成とすることもできる。
【0032】
次に、薬剤包装装置において分包作業が行われているときの両者間のデータのやり取りを説明する。図3においては、矢印(2)の信号の流れで示されている。
【0033】
残量検出手段6は、センサ部において分包紙の残量を検出する。センサ部が所定の現存量となったことを検出すると残量検出手段6の制御部がアラーム信号を形成し、分包紙情報送受信装置8へ送信する。
【0034】
残量検出手段6からのアラーム信号を受信した分包紙情報送受信装置8の制御部は、薬剤包装装置の制御部にアラーム信号を送信する。この際に、分包紙の現存量等の情報を同時に送信することも可能である。
【0035】
分包紙情報送受信装置8からのアラーム信号を受信した薬剤包装装置の制御部は、分包紙残量が少なくなったことを受けて包装作業を停止させる。
【0036】
この際、アラーム信号受信後、所定個数包装後または所定時間経過後に強制的に包装作業を停止する構成とすることができる。この場合は、前述の包装可能信号にアラーム信号時の現存量を含ませるか、または、薬剤包装装置のアラーム信号に分包紙の現存量を含ませるか等により、前記所定個数または前記所定時間を設定することができる。所定個数または所定時間を設定することにより、薬剤を無駄にすることなく分包させることができるとともに、分包紙を最後まで無駄なく使用することができる。
【0037】
本実施の形態においては、図2に示すように、分包紙ロール1の軸線回りの回転に対して制動力を付加するブレーキ機構7をさらに備えている。
【0038】
分包作業のために分包紙ロール1から分包紙が順次送り出されることにより、分包紙ロール1には、軸線回りの慣性モーメントが発生する。この慣性モーメントは、分包紙ロール1の軸線回りの回転を加速させてしまうため包装作業のために分包紙ロール1から送り出された分包紙がたわんでしまい、うまく薬剤を分包することができない。
【0039】
そこで、分包紙ロール1の軸線回りの回転に対して制動力を付加するブレーキ機構7が設けられている。これにより、分包作業により発生する慣性モーメントを相殺させ、分包紙に一定の張力を保持することができる。したがって、分包紙の区画ごとに正確に所定量の薬剤を分包することができる。
【0040】
好ましくは、ブレーキ機構7は、紙管2に巻き回されている分包紙の残量が多い場合には弾性変形量が大きく、かつ、該分包紙の残量が少ない場合には弾性変形量が小さくなるように構成される。
【0041】
包装作業のために分包紙ロール1から順次分包紙が送り出されることにより、分包紙ロール1の外周面の直径は、徐々に小さくなっていく。このため、分包紙ロール1が持つ慣性モーメントも徐々に減少していく。徐々に減少していく慣性モーメントに合わせて自動的にブレーキ力も減少していく。
【0042】
このように、常に一定の張力を保持するようにブレーキ力を変更させることができるため、分包紙の区画ごとに正確に所定量の薬剤を分包することができる。
【0043】
なお、ブレーキ機構7は、以上のような機能を有するブレーキ機構であれば、どのような構成であっても構わない。
【0044】
特に、本実施の形態においては、ブレーキ機構7は、図2に示すような板ばねの弾性を利用したものであり、その基端部が第1のケース本体3に保持されており、自由端部が分包紙ロール1の外周面上に接することにより、制動効果を発揮するものが用いられている。
【0045】
図2のブレーキ機構7の実線で示される板ばね部分のように、分包紙ロール1の直径が長いほど板ばねの弾性変形量が大きくなっている。このため、ブレーキ機構7には、分包紙ロール1の直径が長いほど大きい付勢力が発生し、分包紙ロール1の持つ慣性モーメントが大きいほど分包紙ロール1に対して大きい制動力が得られる。
【0046】
また、分包紙が使用されることにより、分包紙が紙管2に巻き回されている量が少なくなってきたときは、図2のブレーキ機構7の仮想線で示される板ばね部分のように分包紙ロール1の外周面の直径が短くなってくるため、板ばねの弾性変形量も小さくなってくる。このため、ブレーキ機構7には、分包紙ロール1の外周面の直径が短くなるにしたがって発生する付勢力が小さくなる。よって、板ばねの付勢力によるブレーキ力も慣性モーメントの減少に合わせて自動的に減少していく。
【0047】
このように、分包紙に常に一定の張力を保持するようにブレーキ力を変更させることができるため、包装作業時に分包紙の区画ごとに正確に所定量の薬剤を分包することができる。
【0048】
さらに、図2においては、残量検出手段6が、ブレーキ機構7の板ばね部分の弾性変形量に基づき分包紙の現存量が所定量以下となったことを検出するように構成されている。
【0049】
このとき、残量検出手段6のセンサ部としては、ブレーキ機構7が接しているか否かを検出する接触検知センサ等が用いられる。また、残量検出手段6のセンサ部もブレーキ機構7と同様な板ばね部分を具備している。この残量検出手段6の板ばね部分は、分包紙の所定の現存量以下では付勢力を有しなくなる構成となっている。なお、残量検出手段6は、ブレーキ機構7の分包紙ロール1と接している面とは反対側の板ばね部分近傍に設置されている。
【0050】
分包紙が多く巻き回されて分包紙ロール1の直径が長いときには、ブレーキ機構7の板ばね部分に残量検出手段6のセンサ部が接している。分包紙の残量が少なくなると、ブレーキ機構7の板ばね部分の反りが小さくなる一方、残量検出手段6のセンサ部の板ばね部分が戻り切り、付勢力が存在しなくなる。これ以降さらに分包紙が使用されると、残量検出手段6の板ばね部分には付勢力が存在していないため静止したままであるが、ブレーキ機構7の板ばね部分にはまだ付勢力が存在しているため、ブレーキ機構7の板ばね部分の反りはさらに小さくなる。
【0051】
このため、残量検出手段6のセンサ部は、ブレーキ機構7の板ばね部分から離間する。残量検出手段6は、そのセンサ部がブレーキ機構7の板ばね部分と離間したことを検出すると、前述のアラーム信号を分包紙情報送受信装置8に送信する。
【0052】
このような構成にすると、残量検出手段6とブレーキ機構7とが1つのユニットとして作製することができる。よって、部品点数を減少させ、作製コストを減少させることができる。また、ブレーキ機構7の板ばね部分を残量検出手段6のスイッチとして用いることができるため、残量検出手段6を容易に形成することができる。
【0053】
本実施の形態においては、以上のような構成のブレーキ機構7を用いたが、ケース本体に分包紙ロ−ル1の側面に当接する当接部を有し、当接部によってブレーキ機構7とする構成とすることもできる。このとき、ケース本体の当接部には、カーペット地やゴムの凹凸等の抵抗力のある素材が設けられている。
【0054】
包装作業のために分包紙ロールから順次分包紙が送り出されることにより、分包紙ロール1の外周面の直径は、徐々に小さくなっていく。このため、分包紙ロール1が持つ慣性モーメントも徐々に減少していく。一方、分包紙ロール1の側面の面積も徐々に小さくなっていくため、当接部によるブレーキ力も慣性モーメントの減少に合わせて自動的に減少していく。
【0055】
このように、常に一定の張力を保持するようにブレーキ力を変更させることができるため、分包紙の区画ごとに正確に所定量の薬剤を分包することができる。
【0056】
また、残量検出手段6としては、アラーム信号を送信すべき所定の現存量となるときの分包紙ロール1の外周部近傍に、赤外線センサ等の分包紙ロール1の有無を検知するためのセンサを設ける構成とすることも可能である。
【0057】
この構成において、分包紙の現存量が多く分包紙ロール1の外周面の直径が長いとき、残量検出手段6のセンサ部は、分包紙ロール1の側面により遮断されている。分包紙が包装作業によって送り出されると、分包紙ロール1の外周面の直径は、小さくなる。これによって、残量検出手段6のセンサ部は、分包紙ロール1の側面により遮断されなくなる。残量検出手段6のセンサ部が分包紙ロール1の側面により遮断されなくなったことを検出すると、残量検出手段6の送信部は、分包紙情報送受信装置8にアラーム信号を送信する。
【0058】
このようにして、分包紙情報送受信装置8にアラーム信号を確実に送信することができる。
【0059】
なお、本実施の形態のより好ましい構成として、図2に示されるように、実際に分包紙がなくなったか否かを検出する残量検出手段6を補助するための分包紙チェックセンサ9を具備してもよい。
【0060】
この分包紙チェックセンサ9は、分包紙が実際に通過しなくなったか否かを検出する赤外線センサ等によるセンサ部と分包紙が通過しなくなったことを分包紙情報送受信装置8へ送信するための送信部とを具備している。また、分包紙チェックセンサ9および分包紙情報送受信装置8は、無線もしくは有線により通信可能である構成を有している。
【0061】
分包紙チェックセンサ9は、そのセンサ部が実際に分包紙がなくなったことを検出する。分包紙がなくなったことが検出されると、分包紙チェックセンサ9の送信部は、分包紙情報送受信装置8に作業停止信号を送信する。分包紙チェックセンサ9からの作業停止信号を受信した分包紙情報送受信装置8は、薬剤包装装置の制御部に作業停止信号を送信する。
【0062】
分包紙情報送受信装置8からの作業停止信号を受信した薬剤包装装置の制御部は、包装作業を強制的に停止させる。このように、残量検出手段6および分包紙チェックセンサ9により分包紙に関する二重の残量チェックを行うことができるため、薬剤を無駄にすることなく分包させることができる。
【0063】
【発明の効果】
本発明に係るカートリッジ式分包紙によれば、分包紙ロールが薬剤包装装置に装着され、使用される場合においても分包紙ロールが包装体に形成される直前までケース本体内に保管されるため、塵等の不純物が分包紙に付着するのを防止することができる。
【0064】
また、分包紙の初期現存量や残存量、取替え時期等の分包紙情報が書き換え可能に記憶され、薬剤包装装置に送信することができるため、分包紙残存量を含む分包紙情報を薬剤包装装置に確実に送信することができる。さらに、使用者が新しい分包紙ロールを交換した際に薬剤包装装置に対して作動可能状態にあることを簡便に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るカートリッジ式分包紙の斜視図である。
【図2】 図1のカートリッジ式分包紙の断面図である。
【図3】 カートリッジ式分包紙および薬剤包装装置間のデータのやり取りを説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1…分包紙ロール
2…紙管
3…第1ケース本体
4…第2ケース本体
5…開口部
6…残量検出手段
7…ブレーキ機構
8…分包紙情報送信装置

Claims (2)

  1. 使用される分包紙の供給源となるカートリッジ式分包紙が着脱自在に装着される薬剤包装装置であって、
    前記カートリッジ式分包紙は、長尺の分包紙が紙管に巻き回されてなる分包紙ロールと、該分包紙ロールを収容するケース本体とを備え、該ケース本体はその内部空間内に分包紙ロールを軸線回り相対回転自在に収容すると共に、分包紙の自由端部が挿通され得る開口を有し、分包紙の初期現存量を含む分包紙情報を書き換え可能に記憶し、該分包紙情報を送信し得る分包紙情報送受信装置と、分包紙の現存量が所定量以下となったことを検出し、該検出信号を分包紙情報送受信装置に送信する残量検出手段と、分包紙が通過しなくなったことを検出し、分包紙情報送受信装置へ作業停止信号を送信し得る分包紙チェックセンサとを備え、前記薬剤包装装置に装着された際には分包紙情報送受信装置が分包紙の初期現存量に基づき薬剤包装装置に対して包装可能信号を送信し、前記残量検出手段からの信号に基づき分包紙の現存量が書き換えられた際には分包紙情報送受信装置が薬剤包装装置に対してアラーム信号を送信し得るように構成され、分包紙チェックセンサから作業停止信号が送信されると、分包紙情報送受信装置は薬剤包装装置に作業停止信号を送信し得るよう構成されており、
    カートリッジ式分包紙の分包紙情報送受信装置からアラーム信号が入力された際には、所定個数包装後または所定時間経過後に強制的に包装作業が停止されるよう構成されていることを特徴とする薬剤包装装置
  2. 使用される分包紙の供給源となるカートリッジ式分包紙が着脱自在に装着される薬剤包装装置であって、
    前記カートリッジ式分包紙は、長尺の分包紙が紙管に巻き回されてなる分包紙ロールと、該分包紙ロールを収容するケース本体とを備え、該ケース本体はその内部空間内に分包紙ロールを軸線回り相対回転自在に収容すると共に、分包紙の自由端部が挿通され得る開口を有し、分包紙の初期現存量を含む分包紙情報を書き換え可能に記憶し該分包紙情報を送信し得る分包紙情報送受信装置と、分包紙の現存量が所定量以下となったことを検出し該検出信号を分包紙情報送受信装置に送信する残量検出手段と、分包紙が通過しなくなったことを検出し分包紙情報送受信装置へ作業停止信号を送信し得る分包紙チェックセンサとを備え、薬剤包装装置に装着された際には分包紙情報送受信装置が分包紙の初期現存量に基づき薬剤包装装置に対して包装可能信号を送信し、前記残量検出手段からの信号に基づき分包紙の現存量が書き換えられた際には分包紙情報送受信装置が薬剤包装装置に対してアラーム信号を送信し得るように構成され、分包紙チェックセンサから作業停止信号が送信されると分包紙情報送受信装置が薬剤包装装置に作業停止信号を送信し得るよう構成されており、
    前記ケース本体は、互いに分離可能に連結される第1および第2ケース本体を有し、該第1および第2ケース本体の共働下に分包紙ロールを収容するよう構成され、前記ケース本体は、前記第1および第2ケース本体を分離した状態において、前記分包紙ロールの装填および分包紙ロールの取り外しを行えるように構成され、且つ第1および第2ケース本体を連結した状態において、第1および第2ケースにより画される内部空間に分包紙ロールを軸線回り相対回転自在に収容するよう構成されており、
    カートリッジ式分包紙の分包紙情報送受信装置からアラーム信号が入力された際には、所定個数包装後または所定時間経過後に強制的に包装作業が停止されるよう構成されていることを特徴とする薬剤包装装置
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