JP4295789B2 - 板バネ付シート - Google Patents
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Description
そして、これ等の各孔32aには、可動接点31が挿入、配設される。
そして、粘着シート33は、可動接点31の上面と、それに続いてフィルム32の表面に貼着することで、可動接点31をフィルム32に固定し、保持している。
そして、貫通孔33aは、可動接点31を収納したフィルム32の孔32aと対向して位置し、この貫通孔33aによって、孔32aを外部と連通させている。
この時、可動接点31は、下端部周縁が第二の固定接点36bに常時接触すると共に、ドーム状の頂部が第一の固定接点36aと間隔を置いて対向した状態で、絶縁基板36の表面に載置された状態となっている。
そして、押圧力を解除すると、可動接点31の上部が第一の固定接点36aから離れ、第一の固定接点36aと第二の固定接点36b間をOFFにする。
この時、ドーム状内に粘着シート33の貫通孔33aから空気が入るようになっている。
また、貼着シート33は、可動接点31(板バネ)毎に個々に貼着するため、その貼着に手間がかかり、生産性が悪いという問題がある。
また、貼着シート33に設けた貫通孔33aがフィルム32の孔32aが直接外部と繋がっているため、外部からゴミ,異物が侵入しやすいという問題があった。
また、第3の解決手段として、前記粘着シートの片面一面には、前記粘着剤が粘着され、前記粘着剤の前記板バネ側には、複数の前記突部が形成された構成の板バネ付シートとした。
また、第5の解決手段として、複数の前記突部の個々の面積は、前記板バネの上面の面積よりも小さくした構成の板バネ付シートとした。
また、第6の解決手段として、複数の前記突部における隣り合う前記突部間の間隔が前記板バネの大きさよりも小さい構成の板バネ付シートとした。
また、第8の解決手段として、前記突部の個々の形状を多角形状とすると共に、前記突部が規則的に配置された構成の板バネ付シートとした。
また、第9の解決手段として、前記突部の個々の形状を六角形状とした構成の板バネ付シートとした。
また、第10の解決手段として、前記突部の個々の形状を略円形状とすると共に、前記突部が規則的に配置された構成の板バネ付シートとした。
また、第12の解決手段として、前記粘着シートの片面には、前記板バネを囲むように、前記粘着剤で形成された複数の区画壁を設けた構成の板バネ付シートとした。
また、従来の様に、可動接点(板バネ)31をフィルム32の孔32aに収納し、可動接点31を粘着シート33によりひとつずつ止める作業が必要ないので、生産性が良く、作業効率を高めることができる。
さらに、粘着シートにセパレータを直接取り付けているため、従来の様なフィルム33が必要なくなるので、安価な板バネ付シートを提供することができる。 また、粘着シートとセパレータの何れか一方を透明、或いは半透明とし、何れか他方を不透明としたため、板バネ(可動接点)の位置ズレ等や、ゴミを容易に目視により確認できて、品質のチェックが容易となる。
尚、図15は本発明の板バネ付シートを用いたスイッチ装置の要部断面図、図16は本発明の板バネ付シートを用いたスイッチ装置の組立方法を説明する説明図である。
そして、可動接点1は、ドーム状内に貫通する孔が存在せず、その中央部にはドーム状内に突出して形成された接点部1aを有している。
ここで、粘着剤3は顔料を混ぜることにより、粘着シート2のフイルムの色(白色)とは異なる色(例えば緑色)に着色されている。
そして、粘着シート2は、若干の伸縮性(可撓性)を有し、複数個の孔2aを有すると共に、この粘着シート2の下面である片面には、多角形状である六角形状を成した粘着剤3が規則的に点在して、図2に示すようにハニカム状に配列(配置)された状態で形成されている。
更に、隣り合う接着剤(突部)3同士の間隔は、可動接点(板バネ)1の大きさ(径)よりも小さく設定されている。
なお、粘着剤(突部)3は、可動接点1の上面を完全に覆わない形状にすることもでき、この場合は、可動接点1の上面の面積よりも個々の粘着剤(突部)3の面積が大きくても良い。
そして、セパレータ5は、その上下面に貫通して形成された複数個の孔5aを有し(図3参照)、このセパレータ5は、粘着シート2の粘着剤3の突部によって、粘着シート2の孔2aと孔5aが対向し、重なり合うように、粘着シート2の下面に貼着されている。
そして、セパレータ5が透明なので、可動接点1の位置や、異物の存在が透けて目視できる状態になっている。
また、この時、図1に示すように、セパレータ5と粘着シート2との間には、粘着剤(突部)3間で構成される通気部4が形成され、この通気部4は、可動接点1の端部1bから孔2a、及び外周端縁2bに繋がっている。
次に、粘着シート2の所定の位置に、マウンターにより可動接点1を貼着した後、粘着シート2と同形状の帯状のセパレータ5(帯状のものは図示せず)を粘着テープ2に貼り合わせる。
しかる後、粘着テープ2とセパレータ5とを同時に、所定の形状に金型で打ち抜き加工すると、可動接点である板バネ付シート6の製造が完了する。
この時、外形の他に、LED(発光ダイオード)を配置する孔2a、5aや、その他の孔等も同時に形成されるものである。
そして、その他の構成は先に示した第1実施例と同様であるので、ここでは同一部品に同一番号を付して、その説明を省略する。
そして、その他の構成は先に示した第1実施例と同様であるので、ここでは同一部品に同一番号を付して、その説明を省略する。
そして、その他の構成は先に示した第1実施例と同様であるので、ここでは同一部品に同一番号を付して、その説明を省略する。
そして、その他の構成は先に示した第1実施例と同様であるので、ここでは同一部品に同一番号を付して、その説明を省略する。
その他の構成は先に示した第1実施例と同様であるので、ここでは同一部品に同一番号を付して、その説明を省略する。
なお、この第6実施例の突部11bの形状は、先に示した第1〜第5実施例の形状を適用しても良いこと勿論である。
また、ここで使用されるシート状の突部形成部材12は、合成樹脂等で形成されると共に、その面には、剥離を容易にするために離型処理が施されている。
次に、第3工程で、図11に示すように、剥離面が平板状に形成されたセパレータ5を突部11bで粘着して貼り替えると、可動接点付シート(板バネ付シート)6が完成する。
また、このセパレータ5を粘着する時、図8に示すように、粘着シート2とセパレータ5との間には、複数の可動接点(板バネ)1が収納された状態になっていることは勿論である。
なお、上記実施例では、第3工程にて平板状のセパレータ5に貼り替えたが、第1工程で用いる突部形成部材12を帯状(フープ材)のセパレータで構成して、可動接点(板バネ)1と粘着シート2の粘着剤とを覆うセパレータ5を兼用するようにしても良い。
その他の構成は先に示した第6実施例と同様であるので、ここでは同一部品に同一番号を付して、その説明を省略する。
なお、この第7実施例の突部11bの形状は、先に示した第1〜第5実施例の形状を適用しても良いこと勿論である。
その他の構成は先に示した第1実施例と同様であるので、ここでは同一部品に同一番号を付して、その説明を省略する。
また、前記第6,第7実施例の形態においても、このような壁部を設けても良いこと勿論である。
その他の構成は先に示した第1実施例と同様であるので、ここでは同一部品に同一番号を付して、その説明を省略する。
また、前記第6,第7実施例の形態においても、このような区画壁を設けても良いこと勿論である。
そして、絶縁基板7の表面には、図示せぬ配線パターンが第一,第二の固定接点7a,7bと同時に形成されており、チップLED(図示せず)が半田等の手段によって所定の配線パターンに取り付けられている。
また、ここでは図示しないが、第6,第7実施例の板バネ付シートの場合には、粘着シート2が粘着剤11の突部11bによって、絶縁基板7上に貼着される。
なお、このような構成によって、携帯用電話機等の照光付の操作パネル部が形成されて、チップLEDは、可動接点1を押圧する図示せぬ操作体(操作ボタン)を照光させるためのものである。
この時、可動接点1のドーム状内の空気が、可動接点1の端部1bから抜けだし、通気部4を通り、粘着シート2の孔2a、又は粘着シート2の外周端縁2bから外部に逃げるようになっている。
そして、押圧力を解除すると、可動接点1の上部(接点部1a)が第一の固定接点7aから離れ、第一の固定接点7aと第二の固定接点7b間を非導通、即ち、OFFにする。
この時、ドーム状内には、通気部4を通って空気が入るようになっている。
そして、1個の可動接点1が押圧されて反転した時、ドーム内の空気が通気部4を通って、粘着シート2内の通気部4や可動接点1のドーム内に移動するようになり、粘着シート2の外周部から埃等が侵入することが無くなる。
そして、1個の可動接点1が押圧されて反転した時、ドーム内の空気が通気部4を通って、一区画壁3c内の通気部4や一区画壁3c内に位置する他の可動接点1のドーム内に移動するようになり、可動接点1の外周部から埃等が侵入することが無くなる。
1a:接点部
1b:端部
2:粘着シート
2a:孔
2b:外周端縁
3:粘着剤(突部)
3a:粘着剤
3b:壁部
3c:区画壁
4:通気部
5:セパレータ
6:可動接点付シート(板バネ付シート)
7:絶縁基板
7a:第一の固定接点
7b:第二の固定接点
11:粘着剤
11a:薄膜状部
11b:突部
12:突部形成部材
12a:基部
12b:凹部
12c:突起
13:シート状部材
13a:基部
13b:貫通孔
13c:筒部
Claims (13)
- 片面に粘着剤が設けられた粘着シートと、上面が前記粘着剤で貼着され、変形可能なバネ性を有する金属板からなる複数個の板バネと、前記粘着シートに貼り合わされ、前記板バネの下面を保護するシート状のセパレータとを備え、前記粘着シートの前記片面に粘着された前記粘着剤の前記板バネ側には、複数の突部を形成し、前記粘着剤の前記突部で前記板バネを粘着すると共に、複数の前記突部の間で、前記板バネと前記粘着シートとの間に通気部を形成して、空気が出入り可能とした板バネ付シートであって、前記粘着シートと前記セパレータの何れか一方を透明、或いは半透明とし、何れか他方を不透明としたことを特徴とする板バネ付シート。
- 前記粘着シートの前記片面には、複数の独立した前記粘着剤が粘着されて、前記各粘着剤の前記板バネ側が複数の前記突部となしたことを特徴とする請求項1記載の板バネ付シート。
- 前記粘着シートの片面一面には、前記粘着剤が粘着され、前記粘着剤の前記板バネ側には、複数の前記突部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の板バネ付シート。
- 前記粘着シートの前記片面に形成された複数の前記突部の総面積は、前記突部が形成されていない総面積よりも大きくしたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の板バネ付シート。
- 複数の前記突部の個々の面積は、前記板バネの上面の面積よりも小さくしたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の板バネ付シート。
- 複数の前記突部における隣り合う前記突部間の間隔が前記板バネの大きさよりも小さいことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の板バネ付シート。
- 前記粘着剤が着色されていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の板バネ付シート。
- 前記突部の個々の形状を多角形状とすると共に、前記突部が規則的に配置されたことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の板バネ付シート。
- 前記突部の個々の形状を六角形状としたことを特徴とする請求項8記載の板バネ付シート。
- 前記突部の個々の形状を略円形状とすると共に、前記突部が規則的に配置されたことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の板バネ付シート。
- 前記粘着シートの外周部には、前記粘着剤からなる壁部が設けられたことを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の板バネ付シート。
- 前記粘着シートの片面には、前記板バネを囲むように、前記粘着剤で形成された複数の区画壁を設けたことを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の板バネ付シート。
- 前記粘着シートの片面一面に粘着された前記粘着剤の表面には、平板状の基部と、この基部から点在した状態で配置された凹部を有する複数の突起とを備えた突部形成部材を配置して、前記粘着剤の表面に前記基部を食い込ませると共に、前記凹部内に前記粘着剤を侵入させ、前記凹部内に侵入した前記粘着剤により複数の前記突部を形成したことを特徴とする請求項3記載の板バネ付シート。
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