JP2001160334A - 可動接点付シート及びこの可動接点付シートを用いたスイッチ装置 - Google Patents

可動接点付シート及びこの可動接点付シートを用いたスイッチ装置

Info

Publication number
JP2001160334A
JP2001160334A JP2000222371A JP2000222371A JP2001160334A JP 2001160334 A JP2001160334 A JP 2001160334A JP 2000222371 A JP2000222371 A JP 2000222371A JP 2000222371 A JP2000222371 A JP 2000222371A JP 2001160334 A JP2001160334 A JP 2001160334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
adhesive
movable contact
airway
adhesive sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000222371A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Takahashi
憲市 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2000222371A priority Critical patent/JP2001160334A/ja
Priority to KR10-2000-0055306A priority patent/KR100380302B1/ko
Publication of JP2001160334A publication Critical patent/JP2001160334A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/12Movable parts; Contacts mounted thereon
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2213/00Venting
    • H01H2213/016Venting in adhesive layer

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立性が良好で、外部から可動接点内にゴ
ミ、異物が侵入しにくく、侵入したゴミ,異物の有無の
判別を可能にし得る等、信頼性の高いものを提供する。 【解決手段】 本発明の可動接点付シートは、絶縁性フ
ィルムからなるシート部3とこのシート部3の下面に設
けられた粘着剤4とを有する粘着シート2と、上面が粘
着剤4で貼着され、変形可能なバネ性を有する金属板か
らなるドーム状の可動接点1と、粘着シート2に貼り合
わされて可動接点1の下面を覆うセパレータ7とを備
え、粘着シート2のシート部3とセパレータ7との色、
又は透明度を異ならしめたため、セパレータ7を剥がし
て組み立てる際、その表裏が容易に判別できて、組立性
の良好な可動接点付シートを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の電子
機器の薄型操作パネル等に用いられる可動接点付シート
及びこの可動接点付シートを用いたスイッチ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パネルスイッチを例にして、従来の可動
接点付シート及び従来の可動接点付シートを用いたスイ
ッチ装置の図面を、図6から図8に基づいて説明する
と、図6は従来の可動接点付シートの分解斜視図、図7
は従来の可動接点付シートの要部の断面図、図8は従来
の可動接点付シートを用いたスイッチ装置の要部の断面
図である。
【0003】複数個の可動接点31は、バネ性を有する
ドーム状の薄板の金属からなり、頂部からの押圧力に対
して変位可能になっている。
【0004】フィルム32は、略矩形状でやや厚めで、
下面に粘着剤33を配した不透明な大版のフィルム材か
らなり、そして、粘着剤33には、複数の可動接点31
の上面が貼着されている。
【0005】セパレータ34は、フィルム32と略同形
状で同質の不透明な大版のフィルム材からなり、フィル
ム32の下面に設けられた粘着剤33により、セパレー
タ34は、フィルム32の下面に貼着されて取り付けら
れ、可動接点31のドーム状内にゴミ、異物が入らない
ように、可動接点31の下面を保護することによって、
可動接点付シート35を構成している。
【0006】従来の可動接点付シート35を用いたスイ
ッチ装置は、図8に示すように、固定接点36a、36
bを設けた絶縁基板37上には、セパレータ34を剥が
した後、粘着剤33を介してフィルム32が貼着され、
更に、このフィルム32上には、押し釦部材38を配置
して構成されている。
【0007】そして、スイッチ装置の組立方法は、可動
接点付シート35のフィルム32の下面に取り付けられ
たセパレータ34を剥がすことにより、フィルム32の
下面の粘着剤33を露出させ、可動接点31と固定接点
36a、36bとを対向させた状態で、粘着剤33を介
してフィルム32を絶縁基板37の上面に貼着して組み
立てる。この時、可動接点31は、下端部周縁が固定接
点36bに常時接触すると共に、ドーム状の頂部が固定
接点36aと間隔を置いて対向した状態で、絶縁基板3
7の表面に載置された状態となっている。
【0008】従来のスイッチ装置は以上のように構成さ
れ、次にその動作について説明すると、操作者が押し釦
38aを押圧し、フィルム32を介して可動接点31の
上方を押圧すると、可動接点31の上部が凹状に反転
し、固定接点36aと接触した状態になり、固定接点3
6aと固定接点36b間をONにする。また、押圧力を
解除すると、可動接点31の上部が固定接点36aから
離れ、固定接点36aと固定接点36b間をOFFにす
る。このようにして、スイッチ装置の操作が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の可動接
点付シートは、フィルム32とセパレータ34とが同質
の不透明なフィルム材で形成されているため、セパレー
タ34を剥がして組み立てる際、その表裏が分かり難
く、組立性が悪くなるという問題がある。また、フィル
ム32とセパレータ34とが不透明なフィルム材で形成
されているため、可動接点31を収納した収納部に侵入
したゴミ,異物の有無の判別ができないという問題があ
った。
【0010】本発明は、組立性が良好で、外部から可動
接点内にゴミ、異物が侵入しにくく、侵入したゴミ,異
物の有無の判別を可能にし得る等、信頼性の高い可動接
点付シート、及び可動接点付シートを用いたスイッチ装
置を提供することをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の解決手段として、絶縁性フィルムからなるシー
ト部とこのシート部の下面に設けられた粘着剤とを有す
る粘着シートと、上面が前記粘着剤で貼着され、変形可
能なバネ性を有する金属板からなるドーム状の可動接点
と、前記粘着シートに貼り合わされて前記可動接点の下
面を覆うセパレータとを備え、前記粘着シートの前記シ
ート部と前記セパレータとの色、又は透明度を異ならし
めた構成とした。
【0012】また、第2の解決手段として、前記粘着シ
ートの前記シート部と前記セパレータのうち少なくとも
何れか一方を光が透過可能な透光性のもので形成した構
成とした。
【0013】また、第3の解決手段として、前記粘着シ
ートの前記シート部と前記セパレータの何れか一方を光
が透過可能な透光性のもので形成すると共に、他方を不
透明なもので形成した構成とした。
【0014】また、第4の解決手段として、前記粘着シ
ートの前記シート部を乳白色を含む白色系で形成した構
成とした。
【0015】また、第5の解決手段として、前記粘着シ
ートの外周端縁、又は前記粘着シートに設けた孔に気道
口を形成し、前記可動接点の端部から前記気道口に繋が
る非粘着部で形成された気道部を前記粘着シートに設け
た構成とした。
【0016】また、第6の解決手段として、前記粘着シ
ートの前記非粘着部によって形成される気道部は、前記
粘着シートの前記シート部が露出することによって形成
された構成とした。また、第7の解決手段として、前記
気道部は、前記可動接点の端部から該可動接点の上面に
至るように延長して形成された構成とした。
【0017】また、第8の解決手段として、複数個の前
記可動接点が前記粘着シートに貼着されており、少なく
とも一つの前記気道部は、複数個の前記可動接点に連通
している構成とした。
【0018】また、第9の解決手段として、シート部と
このシート部の下面に設けられた粘着剤とからなる粘着
シートと、上面が前記粘着剤で貼着され、変形可能なバ
ネ性を有するドーム状の金属板からなる複数個の可動接
点と、複数個の固定接点を設けた絶縁基板とを備え、前
記粘着シートは前記シート部の前記粘着剤側において、
前記粘着剤上に部分的にフィルムを貼着、又は前記粘着
剤が存在しない前記シート部の露出部で構成された非粘
着部で形成される気道部を有し、この粘着シートには複
数個の前記可動接点の上面が貼着されていると共に、前
記可動接点が前記固定接点に対向した状態で、前記粘着
シートが前記絶縁基板に貼着され、前記気道部が前記シ
ート部と前記絶縁基板との間に、前記可動接点の端部か
ら前記粘着シートに設けられた孔、又は前記粘着シート
の外周端縁に位置する気道口に繋がって形成され、前記
可動接点の押圧動作時に、該可動接点内の空気が前記気
道部を通って前記気道口によって出入り可能となってい
る構成とした。
【0019】また、第10の解決手段として、少なくと
も1つの前記気道部は、複数個の前記可動接点に連通し
ている構成とした。また、第11の解決手段として、前
記気道部は、前記可動接点の端部から該可動接点の上面
に至るように延長して形成された構成とした。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の可動接点付シート及びこ
の可動接点付シートを用いたスイッチ装置について、図
1から図5に基づいて説明すると、図1は、本発明の可
動接点付シートの分解斜視図であり、図2は、同じく、
可動接点が取り付けられた粘着シートの裏面図であり、
図3は、本発明の可動接点付シートの要部断面図であ
り、図4は、本発明の可動接点付シートを用いたスイッ
チ装置の要部断面図であり、図5は、同じく、その組立
方法を説明する説明図である。
【0021】複数個の可動接点1は、ステンレス材やリ
ン青銅等のバネ性を有するドーム状の薄板の金属からな
り、頂部からの押圧力に対して変位可能になっている。
そして、可動接点1は、ドーム状内に貫通する孔が存在
せず、その中央部にはドーム状内に突出して形成された
接点部1aを有している。
【0022】粘着シート2は、ポリエステル樹脂等から
なる白色(有色)で透明度の低い(不透明な)フィルム
材からなり、若干の伸縮性(可撓性)を有するシート状
のシート部3と、このシート部3に設けられた複数個の
孔2aと、この孔2aを除くシート部3の下面におい
て、シート部3の下面の一部が露出して形成された非粘
着部からなる気道部5を除く部分に設けられた粘着剤4
とから構成されている。非粘着部からなる複数の気道部
5は、粘着剤4をシート部3の下面にスクリーン印刷す
ることによって形成されており、気道部5は、その少な
くとも一端が、粘着シート2の孔2a、又は粘着シート
2の外周端縁2bに位置する気道口6に繋がっている。
尚、気道部5は、可動接点1の外径(直径)より幅狭な
帯状をしており、図2の様な直線状の他、曲線状等でも
良く、その幅も一定である必要はない。そして、可動接
点1は、マウンターによりその上面が粘着シート2の粘
着剤4に貼着され、可動接点1の上面、および可動接点
1の端部1bの少なくとも一部が気道部5上に載置され
た状態で貼着されている。そして、この実施の形態で
は、1つの気道部5が複数個の可動接点1に連通した状
態となっている(1つの気道部5が1個の可動接点1に
のみ連通した箇所も2箇所ある)。
【0023】セパレータ7は、粘着シート2と略同形状
の透明なポリエステルフィルムからなり、その上面には
剥離剤が塗ってあり、離型処理がなされている。そし
て、セパレータ7は、その上下面に貫通して形成された
複数個の孔7aを有している。また、セパレータ7は、
粘着シート2の粘着剤4によって、粘着シート2の孔2
aと孔7aが対向し、重なり合うように、粘着シート2
の下面に貼着されている。そして、このセパレータ7
は、粘着シート2とで可動接点1を挟持すると共に、セ
パレータ7は可動接点1のドーム状内にゴミ、異物が入
らないように、可動接点1の下面を保護することによっ
て、可動接点付シート8を構成している。
【0024】そして、シート部3とセパレータ7とは透
明度が異なり、シート部3に比してセパレータ7の透明
度が高く、且つ、セパレータ7が透明なので、可動接点
1の位置や、異物の存在が透けて目視できる状態になっ
ている。また、この時、図3に示すように、セパレータ
7とシート部3との間に形成された気道部5は、可動接
点1の端部1bから気道口6に繋がっていると共に、気
道部5は、可動接点1の端部1bから、可動接点1の上
面、即ち、可動接点1の頂部付近まで至っている。 な
お、気道部5は必ずしも可動接点1の頂部付近まで達し
ている必要はないが、可動接点1の位置ずれを考慮する
と、可動接点1の上面に幾分気道部5がかかっているの
が望ましい。なお、粘着シート2の孔2aは、図示せぬ
発光ダイオード(LED)等の発光素子を露出させるた
めの孔であり、可動接点1を押圧操作する操作体(図示
せず)、即ち、可動接点付シート8が採用される携帯電
話機等の操作体を、白色系をしたシート部3で光を効率
よく反射させて照光できる。
【0025】本実施例の形態においては、シート部3を
透明度の低い(実質的に不透明な)乳白色を含む白色系
とし、セパレータ7を透明としたが、本発明はこれに限
らず、可動接点付シート8の表裏が容易に判別できるも
のであれば良い。即ち、粘着シート2の基材を形成する
シート部3とセパレータ7とは、色を異なしらめても良
く、また、透明度を異ならしめても良い。従って、例え
ば、一方を白色系とすると共に、他方を青色系(有色)
として、両者の色を異ならしめたり、或いは、両者が何
れも青色系で形成され、明るい青色と暗い青色とにして
透明度を異ならしめたりしても良い。更に、両者を色の
異なる不透明なもので形成しても良い。更に又、粘着シ
ート2のシート部3を白色不透明とし、セパレータ7を
有色(例えば黄色)透明として、色と透明度の双方を異
ならしめても良い。
【0026】本発明の可動接点付シート8は、以上の様
に構成され、次に図1から図3において、製造方法につ
いて説明すると、先ず、シート部3に粘着剤4をスクリ
ーン印刷することにより、気道部5を有する粘着シート
2を形成する。そして、気道部5に複数個の可動接点1
が連通するように、マウンターによって可動接点1を所
定の位置に載置し、その上面を粘着剤4に貼着する。そ
の後、セパレータ7を、可動接点1を挟持するように、
粘着シート2の下面に貼着する。そして、打ち抜き加工
により、粘着シート2及びセパレータ7の外形を所定の
形状に打ち抜くと共に、粘着シート2の孔2aとセパレ
ータ7の孔7aを同時に形成し、これによって、気道部
5の少なくとも一端と繋がる気道口6が形成される。こ
うして、本発明の可動接点付シート8が完成する。
【0027】本発明のスイッチ装置は、図4,図5に示
され、このスイッチ装置は、本発明の可動接点付シート
8を使用すると共に、この可動接点付シート8と同程度
の大きさからなる絶縁基板9は、ポリイミドフィルム等
のフレキシブル基板からなり、その表面には、銅箔から
なる円形をした第一の固定接点9aと、この第一の固定
接点9aを取り囲む略C字状をした第二の固定接点9b
がエッチングにて形成されている。そして、絶縁基板9
の表面には、図示せぬ配線パターンが第一,第二の固定
接点9a,9bと同時に形成されており、チップLED
(図示せず)が半田等の手段によって所定の配線パター
ンに取り付けられている。また、絶縁基板9はポリエス
テルフィルムでも良く、第一,第二の固定接点9a,9
bは銀等の導電体パターンを印刷形成したものでも良
い。
【0028】そして、図5に示すように、可動接点付シ
ート8の粘着シート2の下面に貼着されたセパレータ7
を剥がすことにより、粘着シート2の粘着剤4を露出さ
せ、可動接点1の端部1bを第二の固定接点9bに対向
させて、粘着シート2が絶縁基板9の上面に貼着され
る。そして、この時、可動接点1は、端部1bの周縁が
第二の固定接点9bに常時接触する状態で、絶縁基板9
の表面に載置された状態となっていると共に、絶縁基板
9に取り付けられたチップLED(図示せず)が、粘着
シート2の孔2aから突出した状態となっている。な
お、このチップLEDは、可動接点1を押圧する図示せ
ぬ操作体(操作ボタン)を照光させるためのものであ
る。
【0029】そして、気道部5が、粘着シート2と絶縁
基板9との間に形成されて、一つの気道部5が、複数個
の可動接点1に連通した状態となっていると共に、気道
部5が、粘着シート2のシート部3と可動接点1が対向
する部分、即ち、可動接点1の頂部付近まで至ってい
る。
【0030】本発明のスイッチ装置は以上の様に構成さ
れ、次にその動作について説明すると、操作者が図示せ
ぬ操作体を介して、可動接点1の上方の粘着シート2を
押圧すると、可動接点1の上部が凹状に反転し、接点部
1aが第一の固定接点9aと接触した状態になり、第一
の固定接点9aと第二の固定接点9b間をONにする。
この時、可動接点1のドーム状内の空気が、可動接点1
の端部1bから抜けだし、気道部5を通り、粘着シート
2の孔2a、又は粘着シート2の外周端縁2bに位置す
る気道口6から外部に逃げるようになっている。そし
て、押圧力を解除すると、可動接点1の上部が第一の固
定接点9aから離れ、第一の固定接点9aと第二の固定
接点9b間をOFFにする。この時、ドーム状内に気道
口6から気道部5を通って空気が入るようになってい
る。
【0031】本発明は上記の実施の形態に限られないこ
とは言うまでもなく、粘着シート2のシート部3に透明
なポリエステルフィルムを用い、セパレータ7に有色
(白色や青色)の紙(剥離紙)を用いても良い。なお、
本発明におけるシート部3またはセパレータ7が透明と
いうのは、完全な無色透明を意味するものではなく、可
動接点付シート8の表裏が容易に判別でき、可動接点1
の位置や内部のゴミの有無が確認できる程度のものでも
良く、ここで、シート部3に透明なフィルムを用いる場
合には、粘着剤4も透明あるいは半透明とし、粘着シー
ト2の外側から可動接点1が容易に確認できるようにす
るのが望ましい。また、絶縁基板9には、ガラス入りエ
ポキシ基板等の硬質基板を用いても良く、さらに、非粘
着部は、粘着剤4上に可動接点1よりも幅狭な帯状のフ
ィルムを貼り付けるものであっても良い。また、非粘着
部で構成される気道部5は、必ずしも可動接点1の頂部
を通る必要はなく、その幅は少なくとも可動接点1と重
なる位置において、可動接点1より幅狭であればよく、
可動接点1と重ならない部分における非粘着部は可動接
点1の径より大きくてもかまわない。また、上記実施の
形態においては、気道口6の一部を図示せぬチップLE
Dを露出させるための孔2aの内周縁に設けたが、気道
口6を形成する孔はこれに限られず、絶縁基板9に可動
接点付シートを貼り付ける際に用いる位置決め用の孔
や、取り付け用の孔であっても構わない。
【0032】
【発明の効果】本発明の可動接点付シートは、絶縁性フ
ィルムからなるシート部3とこのシート部3の下面に設
けられた粘着剤4とを有する粘着シート2と、上面が粘
着剤4で貼着され、変形可能なバネ性を有する金属板か
らなるドーム状の可動接点1と、粘着シート2に貼り合
わされて可動接点1の下面を覆うセパレータ7とを備
え、粘着シート2のシート部3とセパレータ7との色、
又は透明度を異ならしめたため、セパレータ7を剥がし
て組み立てる際、その表裏が容易に判別できて、組立性
の良好な可動接点付シートを提供できる。
【0033】また、可動接点1の下面がセパレータ7に
より覆われているので、可動接点付シートを単独で取り
扱う際、可動接点1を収納する収納部にゴミや異物が侵
入するのを防止できると共に、セパレータ7を透明度の
高いものを使用した際、侵入したゴミや異物の有無が判
別できるものを提供できる。
【0034】また、粘着シート2のシート部3とセパレ
ータ7のうち少なくとも何れか一方を光が透過可能な透
光性のもので形成したため、可動接点1の位置を確認で
き、従って、可動接点1の位置の判別ができものを提供
できる。
【0035】また、粘着シート2のシート部3とセパレ
ータ7の何れか一方を光が透過可能な透光性のもので形
成すると共に、他方を不透明なもので形成したため、両
方が透光性である場合に比して、可動接点1の位置の判
別が容易であるばかりか、粘着シート2とセパレータ7
との間にゴミや異物が挟まれていても、目視により容易
に判別できるものを提供できる。また、可動接点付シー
ト8の表裏がより明確となり、固定接点9a、9bが形
成された絶縁基板9に貼り付ける際等の作業性が一層良
好となる。
【0036】また、粘着シート2のシート部3を乳白色
を含む白色系で形成したため、発光素子によって、可動
接点付シート8が用いられる電子機器の操作部(押し
釦)を照光する場合、シート部3が白色系であるので、
光の反射効率が良く、操作部の照光の良好なものが得ら
れる。
【0037】また、粘着シート2の外周端縁2b、又は
粘着シート2に設けた孔2aに気道口6を形成し、可動
接点1の端部から気道口6に繋がる非粘着部で形成され
た気道部5を粘着シート2に設けたため、気道部5によ
りドーム状の可動接点1内の空気を粘着シート2外部へ
出入り可能とすることができる。よって、固定接点9
a、9bが形成された絶縁基板9に可動接点付シート8
を貼り付けてスイッチ装置とした際、可動接点1の上部
が押されて可動接点1が反転しても、内部の空気が気道
部5により逃げるため、作動力が重くなることがない。
【0038】また、可動接点付シート8単体を輸送する
際等に高温下にさらされても、可動接点1内の空気が膨
張して可動接点1近傍のセパレータ7が剥がれるような
不具合も防止できる。
【0039】また、粘着シート2の非粘着部は、粘着シ
ート2のシート部3が露出することによって形成された
ため、スクリーン印刷等の簡単な方法で、非粘着部から
なる気道部5を形成することができ、生産性の良好なも
のが得られる。
【0040】また、気道部5は、可動接点1の端部から
該可動接点1の上面に至るように延長して形成されたた
め、粘着シート2への可動接点1の貼着位置に誤差(ズ
レ)が生じても、気道部5を確実に確保することができ
る。
【0041】また、複数個の可動接点1が粘着シート2
に貼着されており、少なくとも一つの気道部5は、複数
個の可動接点1に連通しているため、一つの気道部5が
複数個の可動接点1の空気抜きとなっているので、独立
した気道部5,及び気道口6の数を少なくできる。
【0042】また、シート部3とこのシート部3の下面
に設けられた粘着剤4とからなる粘着シート2と、上面
が粘着剤4で貼着され、変形可能なバネ性を有するドー
ム状の金属板からなる複数個の可動接点1と、複数個の
固定接点9a、9bを設けた絶縁基板9とを備え、粘着
シート2はシート部3の粘着剤4側において、粘着剤4
上に部分的にフィルムを貼着、又は粘着剤4が存在しな
いシート部3の露出部で構成された非粘着部で形成され
る気道部5を有し、この粘着シート2には複数個の可動
接点1の上面が貼着されていると共に、可動接点1が固
定接点9a、9bに対向した状態で、粘着シート2が絶
縁基板9に貼着され、気道部5がシート部3と絶縁基板
9との間に、可動接点1の端部から粘着シート2に設け
られた孔2a、又は粘着シート2の外周端縁2bに位置
する気道口6に繋がって形成され、可動接点1の押圧動
作時に、該可動接点1内の空気が気道部5を通って気道
口6によって出入り可能となっているため、可動接点1
の上下全面を粘着シート2とセパレータ7とで覆うこと
が可能となり、ゴミ,異物の侵入が防げると共に、静電
気にも強いスイッチ装置を提供することができる。
【0043】また、少なくとも1つの気道部5は、複数
個の可動接点1に連通しているため、気道部5が複数の
可動接点1の空気抜きとなっているので、独立した気道
部5の数を少なくすることができ、小型のスイッチ装置
を提供することができる。
【0044】また、気道部5は、可動接点1の端部から
該可動接点1の上面に至るように延長して形成されたた
め、粘着シート2への可動接点1の貼着位置に誤差(ズ
レ)が生じても、気道部5を確実に確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可動接点付シートの分解斜視図。
【図2】本発明の可動接点付シートに係り、可動接点が
取り付けられた粘着シートの裏面図。
【図3】本発明の可動接点付シートの要部断面図。
【図4】本発明の可動接点付シートを用いたスイッチ装
置の要部断面図。
【図5】本発明の可動接点付シートを用いたスイッチ装
置に係り、可動接点付シートのセパレータを剥がして絶
縁基板に取り付ける組立方法を説明する説面図。
【図6】従来の可動接点付シートの分解斜視図。
【図7】従来の可動接点付シートの要部の断面図。
【図8】従来の可動接点付シートを用いたスイッチ装置
の要部の断面図。
【符号の説明】
1 可動接点 1b 端部 2 粘着シート 2a 孔 2b 外周端縁 3 シート部 4 粘着剤 5 気道部 6 気道口 7 セパレータ 8 可動接点付シート 9 絶縁基板 9a 第一の固定接点 9b 第二の固定接点

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性フィルムからなるシート部とこの
    シート部の下面に設けられた粘着剤とを有する粘着シー
    トと、上面が前記粘着剤で貼着され、変形可能なバネ性
    を有する金属板からなるドーム状の可動接点と、前記粘
    着シートに貼り合わされて前記可動接点の下面を覆うセ
    パレータとを備え、前記粘着シートの前記シート部と前
    記セパレータとの色、又は透明度を異ならしめたことを
    特徴とする可動接点付シート。
  2. 【請求項2】 前記粘着シートの前記シート部と前記セ
    パレータのうち少なくとも何れか一方を光が透過可能な
    透光性のもので形成したことを特徴とする請求項1記載
    の可動接点付シート。
  3. 【請求項3】 前記粘着シートの前記シート部と前記セ
    パレータの何れか一方を光が透過可能な透光性のもので
    形成すると共に、他方を不透明なもので形成したことを
    特徴とする請求項2記載の可動接点付シート。
  4. 【請求項4】 前記粘着シートの前記シート部を乳白色
    を含む白色系で形成したことを特徴とする請求項1から
    3の何れかに記載の可動接点付シート。
  5. 【請求項5】 前記粘着シートの外周端縁、又は前記粘
    着シートに設けた孔に気道口を形成し、前記可動接点の
    端部から前記気道口に繋がる非粘着部で形成された気道
    部を前記粘着シートに設けたことを特徴とする請求項1
    から4の何れかに記載の可動接点付シート。
  6. 【請求項6】 前記粘着シートの前記非粘着部によって
    形成される気道部は、前記粘着シートの前記シート部が
    露出することによって形成されたことを特徴とする請求
    項5記載の可動接点付シート。
  7. 【請求項7】 前記気道部は、前記可動接点の端部から
    該可動接点の上面に至るように延長して形成されたこと
    を特徴とする請求項5、又は6記載の可動接点付シー
    ト。
  8. 【請求項8】 複数個の前記可動接点が前記粘着シート
    に貼着されており、少なくとも一つの前記気道部は、複
    数個の前記可動接点に連通していることを特徴とする請
    求項5から7の何れかに記載の可動接点付シート。
  9. 【請求項9】 シート部とこのシート部の下面に設けら
    れた粘着剤とからなる粘着シートと、上面が前記粘着剤
    で貼着され、変形可能なバネ性を有するドーム状の金属
    板からなる複数個の可動接点と、複数個の固定接点を設
    けた絶縁基板とを備え、前記粘着シートは前記シート部
    の前記粘着剤側において、前記粘着剤上に部分的にフィ
    ルムを貼着、又は前記粘着剤が存在しない前記シート部
    の露出部で構成された非粘着部で形成される気道部を有
    し、この粘着シートには複数個の前記可動接点の上面が
    貼着されていると共に、前記可動接点が前記固定接点に
    対向した状態で、前記粘着シートが前記絶縁基板に貼着
    され、前記気道部が前記シート部と前記絶縁基板との間
    に、前記可動接点の端部から前記粘着シートに設けられ
    た孔、又は前記粘着シートの外周端縁に位置する気道口
    に繋がって形成され、前記可動接点の押圧動作時に、該
    可動接点内の空気が前記気道部を通って前記気道口によ
    って出入り可能となっていることを特徴とするスイッチ
    装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの前記気道部は、複数
    個の前記可動接点に連通していることを特徴とする請求
    項9記載のスイッチ装置。
  11. 【請求項11】 前記気道部は、前記可動接点の端部か
    ら該可動接点の上面に至るように延長して形成されたこ
    とを特徴とする請求項9、又は10記載のスイッチ装
    置。
JP2000222371A 1999-09-22 2000-07-18 可動接点付シート及びこの可動接点付シートを用いたスイッチ装置 Pending JP2001160334A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000222371A JP2001160334A (ja) 1999-09-22 2000-07-18 可動接点付シート及びこの可動接点付シートを用いたスイッチ装置
KR10-2000-0055306A KR100380302B1 (ko) 1999-09-22 2000-09-20 가동접점부착시트 및 이 가동접점부착시트를 사용한스위치장치

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-268475 1999-09-22
JP26847599 1999-09-22
JP2000222371A JP2001160334A (ja) 1999-09-22 2000-07-18 可動接点付シート及びこの可動接点付シートを用いたスイッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001160334A true JP2001160334A (ja) 2001-06-12

Family

ID=26548329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000222371A Pending JP2001160334A (ja) 1999-09-22 2000-07-18 可動接点付シート及びこの可動接点付シートを用いたスイッチ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2001160334A (ja)
KR (1) KR100380302B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1324622C (zh) * 2003-12-25 2007-07-04 阿尔卑斯电气株式会社 带可动触点的薄片及采用此薄片的按钮开关
CN100380549C (zh) * 2004-03-09 2008-04-09 阿尔卑斯电气株式会社 点按弹簧、带点按弹簧的薄片以及开关装置
CN100437863C (zh) * 2004-12-02 2008-11-26 阿尔卑斯电气株式会社 带有按键弹性片的薄片以及使用该薄片的开关装置
JP2015076170A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 キヤノン株式会社 電子機器
JP2015076172A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 キヤノン株式会社 メタルドームスイッチ及び電子機器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100786715B1 (ko) * 2005-10-28 2007-12-18 권택원 키패드에 돔 스위치가 고정되는 휴대폰용 기판 구조

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3988203B2 (ja) * 1996-10-22 2007-10-10 松下電器産業株式会社 パネルスイッチ用可動接点体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1324622C (zh) * 2003-12-25 2007-07-04 阿尔卑斯电气株式会社 带可动触点的薄片及采用此薄片的按钮开关
CN100380549C (zh) * 2004-03-09 2008-04-09 阿尔卑斯电气株式会社 点按弹簧、带点按弹簧的薄片以及开关装置
CN100437863C (zh) * 2004-12-02 2008-11-26 阿尔卑斯电气株式会社 带有按键弹性片的薄片以及使用该薄片的开关装置
JP2015076170A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 キヤノン株式会社 電子機器
JP2015076172A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 キヤノン株式会社 メタルドームスイッチ及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010030455A (ko) 2001-04-16
KR100380302B1 (ko) 2003-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4926762B2 (ja) 発光シートモジュール
EP1137028B1 (en) Sheet with plate springs and switch device using same
WO2002095778A1 (fr) Commutateur a boutons illumines
JP2008305655A (ja) 可動接点体及びこれを用いたスイッチ
JP2002056746A (ja) 可動接点付きシート及びシートスイッチ
JP2001160334A (ja) 可動接点付シート及びこの可動接点付シートを用いたスイッチ装置
KR100846335B1 (ko) 클릭 스프링 부착 시트 및 이를 사용한 스위치 장치
JP3938846B2 (ja) 板バネ付シート、及びこの板バネ付シートを用いたスイッチ装置
JP2005353412A (ja) 板バネ付シート、及びこの板バネ付シートを使用したスイッチ装置
JP4295789B2 (ja) 板バネ付シート
KR100676665B1 (ko) 가동접점 부착 시트 및 이를 사용한 푸시 버튼 스위치
JP3208402B2 (ja) 発光式スイッチ
JP5239355B2 (ja) 可動接点体の製造方法
JP4439418B2 (ja) 機能性表示シート及びその製造方法及びこれを用いたスイッチの製造方法
JP2007227017A (ja) 操作パネルユニット及びプリンタ
KR100713599B1 (ko) 가동 접점 부착 시트 및 이것을 사용한 푸시 버튼 스위치
JP2010129502A (ja) 可動接点体及びこれを用いたスイッチ
JP2003036764A (ja) 接点付きシート及びこれを用いたスイッチ装置
JP5104941B2 (ja) 可動接点体とこれを用いたスイッチ
JP2007134082A (ja) 板ばね付きシート、及び入力装置
JP4012400B2 (ja) スイッチ用の可動部材、および前記可動部材を用いたスイッチ装置
JP2006127799A (ja) 板ばね付きシート及びこれを用いたスイッチ装置
JP2001184987A (ja) シート状スイッチ
JP2001043763A (ja) 可動接点及びこの可動接点を用いたスイッチ装置
JP2005183171A (ja) 可動接点付シート及びこれを用いた押釦スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070425