JP2001184987A - シート状スイッチ - Google Patents
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- JP2001184987A JP2001184987A JP37341599A JP37341599A JP2001184987A JP 2001184987 A JP2001184987 A JP 2001184987A JP 37341599 A JP37341599 A JP 37341599A JP 37341599 A JP37341599 A JP 37341599A JP 2001184987 A JP2001184987 A JP 2001184987A
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- sheet
- conductive pattern
- switch
- movable contact
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/70—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
- H01H13/702—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches
- H01H13/705—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard with contacts carried by or formed from layers in a multilayer structure, e.g. membrane switches characterised by construction, mounting or arrangement of operating parts, e.g. push-buttons or keys
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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- H01H13/02—Details
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/50—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
- H01H13/52—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member the contact returning to its original state immediately upon removal of operating force, e.g. bell-push switch
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は配線基板の積層に特徴を設けて小型
且つ薄型のシート型スイッチを提供することをその目的
とする。 【解決手段】 第一固定接点13a及び第二固定接点1
3bからなる固定接点13と、第一の導電パターン1
4,15とを有する第一配線基板10と、各固定接点1
3上に配置されるものであって、第一固定接点13aと
第二固定接点13bとを導通/非導通させる金属製ダイ
ヤフラムからなる複数個の可動接点40と、第一配線基
板10に積層されるものであって、可動接点40を露出
させる開口部22と第一の導電パターン14,15に少
なくとも一部に導通する第二の導電パターン23とを有
する第二配線基板20と、可動接点40を保持し、第二
配線基板20に貼り付けられる保持シート30とからな
る構成とした。
且つ薄型のシート型スイッチを提供することをその目的
とする。 【解決手段】 第一固定接点13a及び第二固定接点1
3bからなる固定接点13と、第一の導電パターン1
4,15とを有する第一配線基板10と、各固定接点1
3上に配置されるものであって、第一固定接点13aと
第二固定接点13bとを導通/非導通させる金属製ダイ
ヤフラムからなる複数個の可動接点40と、第一配線基
板10に積層されるものであって、可動接点40を露出
させる開口部22と第一の導電パターン14,15に少
なくとも一部に導通する第二の導電パターン23とを有
する第二配線基板20と、可動接点40を保持し、第二
配線基板20に貼り付けられる保持シート30とからな
る構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用あるいは家
庭用電気機器等の薄型パネルスイッチ等に用いられるシ
ート状スイッチに係り、特に発光ダイオード(以下LE
Dと略す)付きのシート状スイッチに適する。
庭用電気機器等の薄型パネルスイッチ等に用いられるシ
ート状スイッチに係り、特に発光ダイオード(以下LE
Dと略す)付きのシート状スイッチに適する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート状スイッチをLED付きパ
ネルスイッチを例にしてその平面図である図14に基づ
いて説明する。従来のシート状スイッチは、主として複
数個の可動接点110と、この可動接点110がそれぞ
れ載置される複数個の固定接点101とを有する平板状
からなる配線基板100とから構成される。そして、配
線基板100の同一平面上には、固定接点101と可動
接点110とからなるスイッチ用であるスイッチ配線
と、LED120を照光させるためのLED照光配線と
が形成されており、各配線はいずれも導電パターンによ
り構成されている。
ネルスイッチを例にしてその平面図である図14に基づ
いて説明する。従来のシート状スイッチは、主として複
数個の可動接点110と、この可動接点110がそれぞ
れ載置される複数個の固定接点101とを有する平板状
からなる配線基板100とから構成される。そして、配
線基板100の同一平面上には、固定接点101と可動
接点110とからなるスイッチ用であるスイッチ配線
と、LED120を照光させるためのLED照光配線と
が形成されており、各配線はいずれも導電パターンによ
り構成されている。
【0003】上記配線基板100は、ポリェステルフィ
ルム等の可撓性を有する絶縁基板からなり、その表面に
は可動接点110と常時接触すC字状の第二固定接点
と、この第二固定接点の中央に位置する第一固定接点
(図示せず)とからなる固定接点101と、固定接点1
01に接続されているスイッチ用導電パターン102
と、LED120に接続されているLED用導電パター
ン103と、固定接点101及びLED120のいずれ
にも接続されるコモンパターン104とが同一平面上に
銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されている。
そしてスイッチ用導電パターン102とコモンパターン
104とでスイッチ配線を構成している。また、配線基
板100上にあるLED用導電パターン103とコモン
パターン104とでLED照光配線を構成している。
ルム等の可撓性を有する絶縁基板からなり、その表面に
は可動接点110と常時接触すC字状の第二固定接点
と、この第二固定接点の中央に位置する第一固定接点
(図示せず)とからなる固定接点101と、固定接点1
01に接続されているスイッチ用導電パターン102
と、LED120に接続されているLED用導電パター
ン103と、固定接点101及びLED120のいずれ
にも接続されるコモンパターン104とが同一平面上に
銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されている。
そしてスイッチ用導電パターン102とコモンパターン
104とでスイッチ配線を構成している。また、配線基
板100上にあるLED用導電パターン103とコモン
パターン104とでLED照光配線を構成している。
【0004】可動接点110は、金属製ダイヤフラムか
ら構成され、この従来例では変形可能なバネ性を有する
ドーム状の金属板からなり、第二固定接点と常時接触す
るように固定接点101上に配置されている。そして、
可動接点110の頂部が第一固定接点と離間して対向状
態となっている。
ら構成され、この従来例では変形可能なバネ性を有する
ドーム状の金属板からなり、第二固定接点と常時接触す
るように固定接点101上に配置されている。そして、
可動接点110の頂部が第一固定接点と離間して対向状
態となっている。
【0005】LED120は、固定接点101の近傍に
導電性接着剤等の適宜手段によって前記可動接点110
が配置されているのと同じ配線基板100上に固定さ
れ、配線基板100上で一方の端子が、LED様導電パ
ターン103に他方の端子がコモンパターン104にそ
れぞれ接続されている。そして、配線基板100の表面
には固定接点101やLED120の取り付け位置等を
除いてレジスト(図示せず)が形成され、さらにレジス
トの上には下面に粘着剤が塗布されたポリエステルフィ
ルム等からなる保持シート(図示せず)が積層されてお
り、可動接点101の上面が保持シートにより貼着され
ている。
導電性接着剤等の適宜手段によって前記可動接点110
が配置されているのと同じ配線基板100上に固定さ
れ、配線基板100上で一方の端子が、LED様導電パ
ターン103に他方の端子がコモンパターン104にそ
れぞれ接続されている。そして、配線基板100の表面
には固定接点101やLED120の取り付け位置等を
除いてレジスト(図示せず)が形成され、さらにレジス
トの上には下面に粘着剤が塗布されたポリエステルフィ
ルム等からなる保持シート(図示せず)が積層されてお
り、可動接点101の上面が保持シートにより貼着され
ている。
【0006】従来のシート型スイッチは以上のように構
成され、操作者がキートップ(図示せず)を介して可動
接点110を上方から押圧すると、可動接点110が反
転し、第一及び第二の固定接点が導通して固定接点10
1と可動接点110とからなるスイッチがONになる。
なお、固定接点101の近傍に位置するLED120は
可動接点110上に配置されるキートップ(図示せず)
を照光させるためのものである。
成され、操作者がキートップ(図示せず)を介して可動
接点110を上方から押圧すると、可動接点110が反
転し、第一及び第二の固定接点が導通して固定接点10
1と可動接点110とからなるスイッチがONになる。
なお、固定接点101の近傍に位置するLED120は
可動接点110上に配置されるキートップ(図示せず)
を照光させるためのものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシート
状スイッチは、一枚の配線基板100の同一平面上に固
定接点101と、スイッチ配線であるスイッチ用導電パ
ターン102と、LED120用の照光配線である導電
パターン103とを設けるという構成をとっており、そ
のためスイッチ(固定接点101)等の増加によりパタ
ーンの本数が多くなるにつれて一枚の配線基板では配線
基板100が非常に大きくなってしまうという問題があ
った。特に小型化が要求されるビデオカメラや携帯電話
等の携帯電話器や、車載用機器にとって、この問題は大
きな課題になっていた。逆に配線基板100の大きさに
制限があるときには、可動接点110及びLED120
の数を増やすことができず高機能化に対応できない場合
があった。この場合、単純に配線基板を2層にして上の
配線基板に可動接点110を設ける事が考えられるが、
シート型スイッチの厚さが厚くなるという問題が新たに
発生する。さらに、固定接点101及び可動接点110
が設けられた配線基板と同一の配線基板にLED120
を実装すると、固定接点101が接続されるスイッチ用
導電パターン102とLED120が接続される導電パ
ターン103(特にLEDの接続用ランド部)とに隙間
(余裕)が必要なため、可動接点110を押圧するキー
トップ等の照光用としてLED120を用いた場合に、
キートップ自体が大きくなり結果として装置全体が大型
になるという問題があった。
状スイッチは、一枚の配線基板100の同一平面上に固
定接点101と、スイッチ配線であるスイッチ用導電パ
ターン102と、LED120用の照光配線である導電
パターン103とを設けるという構成をとっており、そ
のためスイッチ(固定接点101)等の増加によりパタ
ーンの本数が多くなるにつれて一枚の配線基板では配線
基板100が非常に大きくなってしまうという問題があ
った。特に小型化が要求されるビデオカメラや携帯電話
等の携帯電話器や、車載用機器にとって、この問題は大
きな課題になっていた。逆に配線基板100の大きさに
制限があるときには、可動接点110及びLED120
の数を増やすことができず高機能化に対応できない場合
があった。この場合、単純に配線基板を2層にして上の
配線基板に可動接点110を設ける事が考えられるが、
シート型スイッチの厚さが厚くなるという問題が新たに
発生する。さらに、固定接点101及び可動接点110
が設けられた配線基板と同一の配線基板にLED120
を実装すると、固定接点101が接続されるスイッチ用
導電パターン102とLED120が接続される導電パ
ターン103(特にLEDの接続用ランド部)とに隙間
(余裕)が必要なため、可動接点110を押圧するキー
トップ等の照光用としてLED120を用いた場合に、
キートップ自体が大きくなり結果として装置全体が大型
になるという問題があった。
【0008】上記問題を解決するために、本発明は配線
基板の積層に特徴を設けて小型且つ薄型のシート型スイ
ッチを提供し、さらにスイッチ(固定接点)とLEDの
距離を縮めることによって更なる小型化を図ることをそ
の目的とする。
基板の積層に特徴を設けて小型且つ薄型のシート型スイ
ッチを提供し、さらにスイッチ(固定接点)とLEDの
距離を縮めることによって更なる小型化を図ることをそ
の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第一の手段として、第一固定接点及び第二固定接点か
らなる複数組の固定接点と、第一の導電パターンとを有
する第一配線基板と、前記各固定接点上に配置されるも
のであって、前記第一固定接点と第二固定接点とを導通
/非導通させる金属製ダイヤフラムからなる可動接点
と、前記第一配線基板に積層されるものであって、前記
可動接点を露出させる開口部と前記第一の導電パターン
の少なくとも一部に導通する第二の導電パターンとを有
する第二配線基板と、前記可動接点を保持し、前記第二
配線基板に貼り付けられる保持シートとからなる構成と
した。
の第一の手段として、第一固定接点及び第二固定接点か
らなる複数組の固定接点と、第一の導電パターンとを有
する第一配線基板と、前記各固定接点上に配置されるも
のであって、前記第一固定接点と第二固定接点とを導通
/非導通させる金属製ダイヤフラムからなる可動接点
と、前記第一配線基板に積層されるものであって、前記
可動接点を露出させる開口部と前記第一の導電パターン
の少なくとも一部に導通する第二の導電パターンとを有
する第二配線基板と、前記可動接点を保持し、前記第二
配線基板に貼り付けられる保持シートとからなる構成と
した。
【0010】第二の解決手段として、前記第一配線基板
と第二配線基板は、その積層間に接着剤等が設けられ該
接着剤によって一体化されて積層している構成とした。
第三の解決手段として、前記第一配線基板及び/又は第
二配線基板にはスルーホールが設けられ、該スルーホー
ル内には導電材が塗布され、該導電材により前記第一の
導電パターンと第二の導電パターンが導通してなる構成
とした。
と第二配線基板は、その積層間に接着剤等が設けられ該
接着剤によって一体化されて積層している構成とした。
第三の解決手段として、前記第一配線基板及び/又は第
二配線基板にはスルーホールが設けられ、該スルーホー
ル内には導電材が塗布され、該導電材により前記第一の
導電パターンと第二の導電パターンが導通してなる構成
とした。
【0011】第四の解決手段として、前記第一配線基板
には引き出し部が形成され、該引き出し部に前記第一の
導電パターンとが導出されている構成とした。第五の解
決手段として、前記開口部の近傍の第二配線基板状に発
光ダイオードが設けられ、この発光ダイオードが前記第
二の導電パターンに接続されている構成とした。
には引き出し部が形成され、該引き出し部に前記第一の
導電パターンとが導出されている構成とした。第五の解
決手段として、前記開口部の近傍の第二配線基板状に発
光ダイオードが設けられ、この発光ダイオードが前記第
二の導電パターンに接続されている構成とした。
【0012】第六の解決手段として、前記第一配線基板
及び/又は第二配線基板は、その間の前記接着剤等が存
在しない気道部が前記開口部に連通して設けられ、該気
道部は、この気道部に連接して外部に連通する気道口を
有し、前記気道部から気道口にかけて前記可動接点内の
空気が出入可能としてなる構成とした。
及び/又は第二配線基板は、その間の前記接着剤等が存
在しない気道部が前記開口部に連通して設けられ、該気
道部は、この気道部に連接して外部に連通する気道口を
有し、前記気道部から気道口にかけて前記可動接点内の
空気が出入可能としてなる構成とした。
【0013】第七の解決手段として、前記気道口は、前
記第一配線基板及び/又は第二配線基板の外周端緑もし
くは前記第一配線基板及び/又は第二配線基板に設けら
れた貫通孔に位置する構成とした。第八の解決手段とし
て、前記気道部は前記第二配線基板の複数個の前記開口
部に連通し、前記可動接点内の空気が出入可能としてな
る構成とした。第九の解決手段として、前記保持シート
には、前記可動接点を保持する部分に切り欠きが設けら
れ、該切り欠きから前記可動接点内の空気が出入可能と
してなる構成とした。
記第一配線基板及び/又は第二配線基板の外周端緑もし
くは前記第一配線基板及び/又は第二配線基板に設けら
れた貫通孔に位置する構成とした。第八の解決手段とし
て、前記気道部は前記第二配線基板の複数個の前記開口
部に連通し、前記可動接点内の空気が出入可能としてな
る構成とした。第九の解決手段として、前記保持シート
には、前記可動接点を保持する部分に切り欠きが設けら
れ、該切り欠きから前記可動接点内の空気が出入可能と
してなる構成とした。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態にかか
るシート状スイッチを、カーナビゲーションのモニター
等のパネルスイッチを例にして、その分解斜視図である
図1と、平面図である図2と、図2のA−A線における
断面図である図3と、図2のB−B線における断面図で
ある図4と、第一配線基板の平面図である図5と、第一
配線基板の裏面図である図6と、第二配線基板の平面図
である図7と、第二配線基板の裏面図である図8と、第
一配線基板に接着剤を塗布した状態の説明図である図
9,図10とに基づいて説明する。なお、図5ないし図
8において、理解をしやすくするために、レジスト層に
よって覆フれる各パターンを実線とし、レジスト層はそ
の形状(外形)のみを示した。また本発明の第二の実施
の形態にかかるシート状スイッチをその平面図である図
11と、そのシート状スイッチの変形例を示す部分平面
図である図12,13とに基づいて説明する。
るシート状スイッチを、カーナビゲーションのモニター
等のパネルスイッチを例にして、その分解斜視図である
図1と、平面図である図2と、図2のA−A線における
断面図である図3と、図2のB−B線における断面図で
ある図4と、第一配線基板の平面図である図5と、第一
配線基板の裏面図である図6と、第二配線基板の平面図
である図7と、第二配線基板の裏面図である図8と、第
一配線基板に接着剤を塗布した状態の説明図である図
9,図10とに基づいて説明する。なお、図5ないし図
8において、理解をしやすくするために、レジスト層に
よって覆フれる各パターンを実線とし、レジスト層はそ
の形状(外形)のみを示した。また本発明の第二の実施
の形態にかかるシート状スイッチをその平面図である図
11と、そのシート状スイッチの変形例を示す部分平面
図である図12,13とに基づいて説明する。
【0015】本発明の第一の実施の形態にかかるシート
状スイッチは、図1,3に示すように、主として複数個
(本実施の形態では3個)の可動接点40と、この可動
接点40がそれぞれ載置される複数組の固定接点13と
を有する平板状の第一配線基板10と、その上に積層さ
れる平板状の第二配線基板20とから構成される。そし
て、第一配線基板10には、第一の導電パターンたるス
イッチ用配線と第一のLED照光配線とが設けられると
共に、第二配線基板20には、第二の導電パターンたる
第二のLED照光配線が設けられている。
状スイッチは、図1,3に示すように、主として複数個
(本実施の形態では3個)の可動接点40と、この可動
接点40がそれぞれ載置される複数組の固定接点13と
を有する平板状の第一配線基板10と、その上に積層さ
れる平板状の第二配線基板20とから構成される。そし
て、第一配線基板10には、第一の導電パターンたるス
イッチ用配線と第一のLED照光配線とが設けられると
共に、第二配線基板20には、第二の導電パターンたる
第二のLED照光配線が設けられている。
【0016】上記第一配線基板10は、図5,6に示す
ように平板状の絶縁基板からなるL宇状の基板本体11
と、基板本体11上に設けられた第一固定接点13aと
第二固定接点13bとからなる固定接点13と、これら
に接続されているスイッチ配線用の印刷パターンである
スイッチ用導電パターン14と、第一のLED照光配線
用の印刷パターンである第一のLED用導電パターン1
5とから主に構成されている。
ように平板状の絶縁基板からなるL宇状の基板本体11
と、基板本体11上に設けられた第一固定接点13aと
第二固定接点13bとからなる固定接点13と、これら
に接続されているスイッチ配線用の印刷パターンである
スイッチ用導電パターン14と、第一のLED照光配線
用の印刷パターンである第一のLED用導電パターン1
5とから主に構成されている。
【0017】第一配線基板10は、基板本体が前述した
ようにL字状に加工されたポリエステルフィルム等の可
撓性を有する絶縁基板からなり、基板本体11の一端に
直角に折り曲がって形成されている引き出し部12と、
基板本体11の側縁近傍に複数個形成された貫通孔18
を有している。引き出し部12は、その先端に後述する
端子部12aを有している。複数組設けられた固定接点
13のうち、第一固定接点13aは銀パターンからな
り、第一配線基板10の表面に複数個銀ペーストにより
スクフン印刷にて形成されている。第二固定接点13b
は環状の銀パターンからなり、第一固定接点13aの周
囲に銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されてい
る。スイッチ用導電パターン14は帯状の細長の銀パタ
ーンからなり、第一配線基板10の表裏両面に銀ペース
ドによりスクリーン印刷にて形成されており、それぞれ
がスルーホール16を介して表裏面で接続されて、固定
接点13が形成されている表面側のスイッチ用導電パタ
ーン14が引き出し部12に導出されている。そして、
スイッチ用導電パターン14は第一配線基板10の表面
で第二固定接点13bと接続され、その裏面でスルーホ
ール16を介して第一固定接点13aと接続され、スイ
ッチ配線を構成している。
ようにL字状に加工されたポリエステルフィルム等の可
撓性を有する絶縁基板からなり、基板本体11の一端に
直角に折り曲がって形成されている引き出し部12と、
基板本体11の側縁近傍に複数個形成された貫通孔18
を有している。引き出し部12は、その先端に後述する
端子部12aを有している。複数組設けられた固定接点
13のうち、第一固定接点13aは銀パターンからな
り、第一配線基板10の表面に複数個銀ペーストにより
スクフン印刷にて形成されている。第二固定接点13b
は環状の銀パターンからなり、第一固定接点13aの周
囲に銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されてい
る。スイッチ用導電パターン14は帯状の細長の銀パタ
ーンからなり、第一配線基板10の表裏両面に銀ペース
ドによりスクリーン印刷にて形成されており、それぞれ
がスルーホール16を介して表裏面で接続されて、固定
接点13が形成されている表面側のスイッチ用導電パタ
ーン14が引き出し部12に導出されている。そして、
スイッチ用導電パターン14は第一配線基板10の表面
で第二固定接点13bと接続され、その裏面でスルーホ
ール16を介して第一固定接点13aと接続され、スイ
ッチ配線を構成している。
【0018】第一のLED用導電パターン15は、第一
配線基板10の表面に形成された小判状の第一の接続部
15aを有し、この第一の接続部15aから第一配線基
板10の表面に又はスルーホール16を介して裏面側に
接続されている。また、第一のLED用導電パターン1
5は銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されてお
り、表面側の第一のLED用導電パターン15が引き出
し部12に導出している。そして、第一のLED用導電
パターン15で第一のLED照光配線を構成している。
配線基板10の表面に形成された小判状の第一の接続部
15aを有し、この第一の接続部15aから第一配線基
板10の表面に又はスルーホール16を介して裏面側に
接続されている。また、第一のLED用導電パターン1
5は銀ペーストによりスクリーン印刷にて形成されてお
り、表面側の第一のLED用導電パターン15が引き出
し部12に導出している。そして、第一のLED用導電
パターン15で第一のLED照光配線を構成している。
【0019】スルーホール16内には、銀ペーストから
なる第一の導電材17が塗布(充填)されており、表裏
面のスイッチ用導電パターン14が電気的に接続されて
導通すると共に、表裏面の第一のLED用導電パターン
15も電気的に接続されて導通している。第一配線基板
10の表面には、固定接点13と第一の接続部15aと
引き出し部12の先端等を除いて、塩化ビニル等の熱可
塑性樹脂からなるレジスト層19が印刷にて形成されて
いる。レジスト層19が除かれた部分、すなフち引き出
し部12の先端にはスイッチ用導電パターン14と第一
のLED用導電パターン15の端部が露出した端子部1
2aが形成されている。この端子部12aはカーナビゲ
ーション本体等の外部機器にコネクタを介して接続する
ためのものである。第二固定接点13bにはその一部を
覆うように絶緑ペーストによりオーバーコート13cが
印刷にて形成されている。なお、オーバーコート13c
は銀あるいはカーボン等の導電ペーストによって印刷に
て形成したものでも良い。一方、第一配線基板10の裏
面には、引き出し部12を除いた全面にレジスト層19
が印刷にて形成されている。
なる第一の導電材17が塗布(充填)されており、表裏
面のスイッチ用導電パターン14が電気的に接続されて
導通すると共に、表裏面の第一のLED用導電パターン
15も電気的に接続されて導通している。第一配線基板
10の表面には、固定接点13と第一の接続部15aと
引き出し部12の先端等を除いて、塩化ビニル等の熱可
塑性樹脂からなるレジスト層19が印刷にて形成されて
いる。レジスト層19が除かれた部分、すなフち引き出
し部12の先端にはスイッチ用導電パターン14と第一
のLED用導電パターン15の端部が露出した端子部1
2aが形成されている。この端子部12aはカーナビゲ
ーション本体等の外部機器にコネクタを介して接続する
ためのものである。第二固定接点13bにはその一部を
覆うように絶緑ペーストによりオーバーコート13cが
印刷にて形成されている。なお、オーバーコート13c
は銀あるいはカーボン等の導電ペーストによって印刷に
て形成したものでも良い。一方、第一配線基板10の裏
面には、引き出し部12を除いた全面にレジスト層19
が印刷にて形成されている。
【0020】固定接点13上に配置されるものであっ
て、第一固定接点13aと第二固定接点13bを導通/
非導通させる可動接点40は、金属製ダイヤフラムから
構成され、本実施の形態ではステンレスやリン青銅等の
変形可能なバネ性を有するドーム状の金属板からなり、
第二固定接点13bに常時接触した状態となっている。
そして、オーバーコート13cによりフずかに傾いて、
反転動作がしやすくなっている。可動接点40は、上部
からの押圧により頂部が反転しその頂部が第一固定接点
13aと接触するようになっており、第一固定接点13
aと第二固定接点13bとを導通させると共に、固定接
点をONにする。そして、ON信号がスイッチ用導電パ
ターン14に入力されるようになっている。
て、第一固定接点13aと第二固定接点13bを導通/
非導通させる可動接点40は、金属製ダイヤフラムから
構成され、本実施の形態ではステンレスやリン青銅等の
変形可能なバネ性を有するドーム状の金属板からなり、
第二固定接点13bに常時接触した状態となっている。
そして、オーバーコート13cによりフずかに傾いて、
反転動作がしやすくなっている。可動接点40は、上部
からの押圧により頂部が反転しその頂部が第一固定接点
13aと接触するようになっており、第一固定接点13
aと第二固定接点13bとを導通させると共に、固定接
点をONにする。そして、ON信号がスイッチ用導電パ
ターン14に入力されるようになっている。
【0021】第一配線基板10の表面側に形成されたレ
ジスト層19上に積層された接着剤41は、塩化ビニル
と酢酸ビニルの共重合体を主成分とする熱可塑性接着剤
からなり、図9に示すように後述の気道部42と接点露
出部43とを除いた部分に印刷にて形成されている。気
道部42は、接着剤41が存在しないでレジスト層19
が露出して形成された細長の帯体からなり、複数個の円
状の接点露出部43と連接している。また、第二配線基
板20の開口部22に連通すると共に、第一配線基板1
0の外周端縁と貫通孔18に位置する気道口44に連通
している。接点露出部43には固定接点13が露出した
状態になっている。なお、図10に示すように気道部4
2は、引き出し部12側の外周端縁(第二配線基板20
の外周端縁相当)に位置する気道口44に連通している
ものでも良い。さらに、気道口44は貫通孔18と一方
の配線基板の外周端縁との双方にもう得kる必要はな
く、少なくとも1カ所で外気と通じるようになっていれ
ば片方のみに気道口44を設けても良い。また、気道部
42は複数の接点露出部43(開口部22)に連通して
いる必要はなく、接点露出部43に対応させてそれぞれ
気道部42と気道口44とを設けても良い。
ジスト層19上に積層された接着剤41は、塩化ビニル
と酢酸ビニルの共重合体を主成分とする熱可塑性接着剤
からなり、図9に示すように後述の気道部42と接点露
出部43とを除いた部分に印刷にて形成されている。気
道部42は、接着剤41が存在しないでレジスト層19
が露出して形成された細長の帯体からなり、複数個の円
状の接点露出部43と連接している。また、第二配線基
板20の開口部22に連通すると共に、第一配線基板1
0の外周端縁と貫通孔18に位置する気道口44に連通
している。接点露出部43には固定接点13が露出した
状態になっている。なお、図10に示すように気道部4
2は、引き出し部12側の外周端縁(第二配線基板20
の外周端縁相当)に位置する気道口44に連通している
ものでも良い。さらに、気道口44は貫通孔18と一方
の配線基板の外周端縁との双方にもう得kる必要はな
く、少なくとも1カ所で外気と通じるようになっていれ
ば片方のみに気道口44を設けても良い。また、気道部
42は複数の接点露出部43(開口部22)に連通して
いる必要はなく、接点露出部43に対応させてそれぞれ
気道部42と気道口44とを設けても良い。
【0022】上記第二配線基板20は、第一配線基板1
0に積層されるものであって、図7,8に示すように帯
状の基板本体21に複数個形成され可動接点40を収納
する開口部22と、基板本体21の表面に形成された第
二のLED照光配線用の印刷パターンである第二のLE
D用導電パターン23とから主に形成されている。
0に積層されるものであって、図7,8に示すように帯
状の基板本体21に複数個形成され可動接点40を収納
する開口部22と、基板本体21の表面に形成された第
二のLED照光配線用の印刷パターンである第二のLE
D用導電パターン23とから主に形成されている。
【0023】第二配線基板20は、第一配線基板10と
同様にポリエステルフィルム等の可撓性を有する帯状の
略矩形状の絶縁基板からなり、固定接点13よりもやや
大きい貫通孔で基板本体21に複数個形成されたの開口
部22と、側縁近傍に複数個形成された貫通孔26を有
している。第二のLED用導電パターン23は、第二配
線基板20の表面に形成された小判状の第二の接続部2
3aと、この第二の接続部23aに連結し、第二のLE
D用導電パターン23の先端に設けられたLED用のラ
ンド部23bとを有し、このランド部23bは銀ペース
トにより開口部22の近傍に印刷にて形成されている。
また、第二の接続部23の略中央には小判(長孔)状の
スルーホール24が形成されており、第二のLED用導
電パターン23で第二のLED照光配線を構成してい
る。そして、第二のLED用導電パターン23(ランド
部23b)は第二配線基板20に設けられているので、
第一配線基板10上の第二固定接点13bの近傍に設け
られた場合に比べ、第二固定接点13bとの間に隙間
(余裕)が不要になり、図3に示すように第一配線基板
10に形成された第二固定接点13bと、第二のLED
用導電パターン23間の距離が短くなっている。すなフ
ち、第二固定接点13bよりも開口部22を小さくでき
るので、LED50を固定接点13に近づけて配置する
ことが可能となる。
同様にポリエステルフィルム等の可撓性を有する帯状の
略矩形状の絶縁基板からなり、固定接点13よりもやや
大きい貫通孔で基板本体21に複数個形成されたの開口
部22と、側縁近傍に複数個形成された貫通孔26を有
している。第二のLED用導電パターン23は、第二配
線基板20の表面に形成された小判状の第二の接続部2
3aと、この第二の接続部23aに連結し、第二のLE
D用導電パターン23の先端に設けられたLED用のラ
ンド部23bとを有し、このランド部23bは銀ペース
トにより開口部22の近傍に印刷にて形成されている。
また、第二の接続部23の略中央には小判(長孔)状の
スルーホール24が形成されており、第二のLED用導
電パターン23で第二のLED照光配線を構成してい
る。そして、第二のLED用導電パターン23(ランド
部23b)は第二配線基板20に設けられているので、
第一配線基板10上の第二固定接点13bの近傍に設け
られた場合に比べ、第二固定接点13bとの間に隙間
(余裕)が不要になり、図3に示すように第一配線基板
10に形成された第二固定接点13bと、第二のLED
用導電パターン23間の距離が短くなっている。すなフ
ち、第二固定接点13bよりも開口部22を小さくでき
るので、LED50を固定接点13に近づけて配置する
ことが可能となる。
【0024】第二配線基板20の表面には、ランド部2
3bの近傍周辺と第二の接続部23a等を除いて、塩化
ビニル等の熱可塑性樹脂からなるレジスド層27が印刷
にて形成されており、一方裏面には第二の接点部23a
に対応する部分(23aの裏面に相当する部分)を除い
て同様にレジスト層23が全面に印刷にて形成されてい
る。
3bの近傍周辺と第二の接続部23a等を除いて、塩化
ビニル等の熱可塑性樹脂からなるレジスド層27が印刷
にて形成されており、一方裏面には第二の接点部23a
に対応する部分(23aの裏面に相当する部分)を除い
て同様にレジスト層23が全面に印刷にて形成されてい
る。
【0025】LED照光配線である第二のLED用導電
パターン23に接続されるLED50は、チップ状から
なり、ランド部23bに載置されている。図3に示すよ
うにLED50は、開口部22の近傍に位置するランド
部23bに印刷にて形成された導電性接着剤51により
ランド部23bに電気的に接続した状態で固定されると
共に、アクリル樹脂系の透明な紫外線硬化型の補強用樹
脂52により、ランド部23bと共に覆フれて保護され
ている。
パターン23に接続されるLED50は、チップ状から
なり、ランド部23bに載置されている。図3に示すよ
うにLED50は、開口部22の近傍に位置するランド
部23bに印刷にて形成された導電性接着剤51により
ランド部23bに電気的に接続した状態で固定されると
共に、アクリル樹脂系の透明な紫外線硬化型の補強用樹
脂52により、ランド部23bと共に覆フれて保護され
ている。
【0026】このような形態で構成されLED50が載
置された第二配線基板20は、第一配線基板10との間
に設けられた接着剤41により、開口部22と固定接点
13が対向し、貫通孔18と貫通孔26が重なるように
第一配線基板10に貼り合フされ、一体化されている。
そして、図3に示すように可動接点40が開口部22に
収納され、且つ露出した状態になると共に、第一,第二
配線基板10,20の間に設けられた気道部42が、接
点露出部43を介して開口部22に連通した状態となっ
ている。なお、接着剤41は第二配線基板20の下面
(裏面)側に塗布しても良く、また開口を有する両面テ
ープを両配線基板10,20の間に設けてこの開口と外
部に通じる気道部42を両面テープを部分的に設けない
ことにより構成して、互いに貼り合わすものであっても
良い。気道部42は、第二配線基板20に塗布した接着
剤41の非塗布領域により形成されたものでも良く、少
なくとも第一,第二配線基板10,20のいずれかの外
周端緑又はいずれかの貫通孔18,26に位置する気道
口44に連通していればよい。
置された第二配線基板20は、第一配線基板10との間
に設けられた接着剤41により、開口部22と固定接点
13が対向し、貫通孔18と貫通孔26が重なるように
第一配線基板10に貼り合フされ、一体化されている。
そして、図3に示すように可動接点40が開口部22に
収納され、且つ露出した状態になると共に、第一,第二
配線基板10,20の間に設けられた気道部42が、接
点露出部43を介して開口部22に連通した状態となっ
ている。なお、接着剤41は第二配線基板20の下面
(裏面)側に塗布しても良く、また開口を有する両面テ
ープを両配線基板10,20の間に設けてこの開口と外
部に通じる気道部42を両面テープを部分的に設けない
ことにより構成して、互いに貼り合わすものであっても
良い。気道部42は、第二配線基板20に塗布した接着
剤41の非塗布領域により形成されたものでも良く、少
なくとも第一,第二配線基板10,20のいずれかの外
周端緑又はいずれかの貫通孔18,26に位置する気道
口44に連通していればよい。
【0027】また、図4に示すように第二のLED用導
電パターン23の第二の接続部23aに形成されたスル
ーホール24内に、銀ペーストからなる第二の導電材2
5が塗布(充填)されることにより、第二接続部23a
が第一接続部15aと導通状態となり、これによって第
二のLED用導電パターン23と第一配線基板10に設
けられた第一のLED用導電パターン15とが電気的に
接続されて導通している。
電パターン23の第二の接続部23aに形成されたスル
ーホール24内に、銀ペーストからなる第二の導電材2
5が塗布(充填)されることにより、第二接続部23a
が第一接続部15aと導通状態となり、これによって第
二のLED用導電パターン23と第一配線基板10に設
けられた第一のLED用導電パターン15とが電気的に
接続されて導通している。
【0028】上記保持シート30は、帯状で構成され上
記第二配線基板20に貼り付けられるものであって、下
面全体には主に可動接点40を保持するための粘着剤
(図示せず)が設けられている。
記第二配線基板20に貼り付けられるものであって、下
面全体には主に可動接点40を保持するための粘着剤
(図示せず)が設けられている。
【0029】保持シート30は、第二配線基板20と略
同型状である帯状のポリエステルフイルムからなり、L
ED50よりやや大きい貫通孔である複数個の開口部3
1と、側縁近傍に形成された貫通孔32とを有してい
る。下面全面にはアクリル系の粘着剤(図示せず)が塗
布されている。
同型状である帯状のポリエステルフイルムからなり、L
ED50よりやや大きい貫通孔である複数個の開口部3
1と、側縁近傍に形成された貫通孔32とを有してい
る。下面全面にはアクリル系の粘着剤(図示せず)が塗
布されている。
【0030】このような形態の保持シート30は粘着剤
により第二配線基板20の表面に、開口部31と第二の
LED用導電パターン23のランド部23bが対向する
と共に、貫通孔32と26が重なるように貼り付けられ
る。そして、図3に示すように開口部31から補強用樹
脂52に覆われたLED50が突出すると共に、粘着剤
が可動接点40の頂部を貼着してこれを保持している。
また、図4に示すように保持シート30は、第二配線基
板20に設けられて第二の導電材25が塗布(充填)さ
れているスルーホール24を覆っている。
により第二配線基板20の表面に、開口部31と第二の
LED用導電パターン23のランド部23bが対向する
と共に、貫通孔32と26が重なるように貼り付けられ
る。そして、図3に示すように開口部31から補強用樹
脂52に覆われたLED50が突出すると共に、粘着剤
が可動接点40の頂部を貼着してこれを保持している。
また、図4に示すように保持シート30は、第二配線基
板20に設けられて第二の導電材25が塗布(充填)さ
れているスルーホール24を覆っている。
【0031】本発明のシート状スイッチは以上の様に構
成され、次に力―ナビゲーションのモ二ター等のパネル
スイッチとして使用された状態について説明すると、図
3に示すように本発明のシート状スイッチは、固定板6
0に粘着等の適宜手段によって取り付けられた状態でケ
ース61内に収納され、ケース61に対して上下方向に
押圧可能に取り忖けられたキートップ62によって可動
接点40が押圧されるようになっている。また、図示せ
ぬの電源によりLED50が発光してキートップ62を
照光するようになっている。
成され、次に力―ナビゲーションのモ二ター等のパネル
スイッチとして使用された状態について説明すると、図
3に示すように本発明のシート状スイッチは、固定板6
0に粘着等の適宜手段によって取り付けられた状態でケ
ース61内に収納され、ケース61に対して上下方向に
押圧可能に取り忖けられたキートップ62によって可動
接点40が押圧されるようになっている。また、図示せ
ぬの電源によりLED50が発光してキートップ62を
照光するようになっている。
【0032】固定板60は板厚0.2〜0.3mm程度
の鋼板からなり、その表面には本発明のシート状スイッ
チが載置されている。ケース61は不透明な合成樹脂か
らなり、突出して形成された突起であるボス(図示せ
ず)を有し、このボスは本発明のシート状スイッチの貫
通孔32,26,18に挿通され、且つ固定板60に形
成された挿通孔(図示せず)に挿通されている。そし
て、その先瑞が熱カシメ(熱溶着)されることによって
本発明のシート状スイッチが固定板60とケース61に
固定される。キートップ62は乳白色をした半透明な樹
脂からなり、底部にフランジ64を有する薄型矩形状あ
るいは円形状の基部63と、この基部63の中心から突
出して形成された突起65とを有している。そして、キ
ートップ62はフランジ64がケース61に係合すると
共に、突起65の先端が可動接点40の頂部に位置する
保持シート30に当接した状態で、上下方向に押圧可能
に保持されている。
の鋼板からなり、その表面には本発明のシート状スイッ
チが載置されている。ケース61は不透明な合成樹脂か
らなり、突出して形成された突起であるボス(図示せ
ず)を有し、このボスは本発明のシート状スイッチの貫
通孔32,26,18に挿通され、且つ固定板60に形
成された挿通孔(図示せず)に挿通されている。そし
て、その先瑞が熱カシメ(熱溶着)されることによって
本発明のシート状スイッチが固定板60とケース61に
固定される。キートップ62は乳白色をした半透明な樹
脂からなり、底部にフランジ64を有する薄型矩形状あ
るいは円形状の基部63と、この基部63の中心から突
出して形成された突起65とを有している。そして、キ
ートップ62はフランジ64がケース61に係合すると
共に、突起65の先端が可動接点40の頂部に位置する
保持シート30に当接した状態で、上下方向に押圧可能
に保持されている。
【0033】このパネルスイッチの動作について説明す
ると、操作者がキートツプ62を上方から押圧すると、
それに伴い突起65が下方に移動して可動接点40を押
圧し、可動接点40が反転することによってその頂部が
第一固定接点13aに接触してス第一固定接点13aと
第二固定接点13bとがON(導通)状態となる。LE
D50はその発光により半透明なキートップ62を照光
し、暗所において操作者がキートップ62の位置が確認
できるようになっている。また、気道部42が気道口4
4に連接して外部に連通しているため、空気が出入可能
になっているので、可動接点40が反転するとドーム状
内の空気が気道部42から各複数の気道口44を通って
外部に抜け、可動接点40の反転,復帰動作がスムーズ
にできるようになっている。
ると、操作者がキートツプ62を上方から押圧すると、
それに伴い突起65が下方に移動して可動接点40を押
圧し、可動接点40が反転することによってその頂部が
第一固定接点13aに接触してス第一固定接点13aと
第二固定接点13bとがON(導通)状態となる。LE
D50はその発光により半透明なキートップ62を照光
し、暗所において操作者がキートップ62の位置が確認
できるようになっている。また、気道部42が気道口4
4に連接して外部に連通しているため、空気が出入可能
になっているので、可動接点40が反転するとドーム状
内の空気が気道部42から各複数の気道口44を通って
外部に抜け、可動接点40の反転,復帰動作がスムーズ
にできるようになっている。
【0034】次に本発明のシート状スイッチの第一配線
基板10と第二配線基板20と保持シート30の製造工
程、及び本発明のシート状スイッチの製造工程について
図1,3,4等を参照して説明する。
基板10と第二配線基板20と保持シート30の製造工
程、及び本発明のシート状スイッチの製造工程について
図1,3,4等を参照して説明する。
【0035】第一配線基板10の製造工程について説明
すると、平板状からなる絶縁基板にプレスによりスルー
ホール16のあけ加工を行い、このスルーホール16内
に絶縁基板の両面から第一の導電材17をスクリーン印
刷により塗布(充填)して流し込み、焼成(乾燥)させ
る。次に絶縁基板の表面に銀ペーストをスクリーン印刷
して焼成することにより、固定接点13とスイッチ用導
電パターン14及び第一のLED用導電パターン15を
同時に形成する。裏面にも同様にスイッチ用導電パター
ン14及び第一のLED用導電パターン15を同時に形
成する。次に第二固定接点13bの一部にかかるよう
に、オーバーコート13cを印刷して乾燥させることに
よって設け、また絶縁基板の両面に塩化ビニル等をスク
リーン印刷して、加熱することによりレジスト層19を
形成する。その後プレスにより絶縁基板をL字状に外形
加工し、貫通孔18を同時に打ち抜く。
すると、平板状からなる絶縁基板にプレスによりスルー
ホール16のあけ加工を行い、このスルーホール16内
に絶縁基板の両面から第一の導電材17をスクリーン印
刷により塗布(充填)して流し込み、焼成(乾燥)させ
る。次に絶縁基板の表面に銀ペーストをスクリーン印刷
して焼成することにより、固定接点13とスイッチ用導
電パターン14及び第一のLED用導電パターン15を
同時に形成する。裏面にも同様にスイッチ用導電パター
ン14及び第一のLED用導電パターン15を同時に形
成する。次に第二固定接点13bの一部にかかるよう
に、オーバーコート13cを印刷して乾燥させることに
よって設け、また絶縁基板の両面に塩化ビニル等をスク
リーン印刷して、加熱することによりレジスト層19を
形成する。その後プレスにより絶縁基板をL字状に外形
加工し、貫通孔18を同時に打ち抜く。
【0036】第二配線基板20の製造工程について説明
すると、平板状からなる絶縁基板表面に銀ペーストをス
クリーン印刷して焼成することにより第二のLED用導
電パターン23を形成する。次に絶縁基板の両面に塩化
ビニル等をスクリーン印刷して、加熱することによりレ
ジスト層27を形成する。その後プレスにより絶縁基板
を細長の略矩形状に外形加工し、開口部22とスルーホ
ール24と貫通孔26とを同時に打ち抜く。
すると、平板状からなる絶縁基板表面に銀ペーストをス
クリーン印刷して焼成することにより第二のLED用導
電パターン23を形成する。次に絶縁基板の両面に塩化
ビニル等をスクリーン印刷して、加熱することによりレ
ジスト層27を形成する。その後プレスにより絶縁基板
を細長の略矩形状に外形加工し、開口部22とスルーホ
ール24と貫通孔26とを同時に打ち抜く。
【0037】そして第一,第二配線基板10,20の間
に接着剤41を設ける。すなフち、本実施の形態では第
一配線基板10の表面に気道部42を設けるように、具
体的には、図9または宇10にハッチングを施した形状
で接着剤41を印刷にて形成し、この接着剤41を介し
て第一,第二配線基板10,20を貼り合わせる。そし
て、この接着剤41を加熱することにより硬化させ、第
一,第二配線基板10,20を一体化する。次に第二配
線基板20の表面から銀ペーストをスクリーン印刷する
ことによりスルーホール24内に第二の導電材25を塗
布(充填)し、この第二の導電材25が第一のLED用
導電パターン15(第一の接続部15a)まで達するこ
とにより、第二のLED用導電パターン23と第一のL
ED用導電パターン15とが電気的に接続する。このと
き同時に、ランド部23b上にも銀ペーストからなる導
電性接着剤51を塗布しておく。そして、この導電性接
着剤51上にLED50をマウントし、加熱することに
よって銀ペースト(導電性接着剤51及び第二の導電剤
25)を乾燥させる。次にLED50を覆うように補強
用樹脂52を塗布して、紫外線をあてて硬化させる。最
後にあらかじめ外形加工され、下面に塗布された粘着剤
により可動接点40が所定の位置に保持されている保持
シート30を、可動接点40が開口部22内に収納され
るように第二配線基板20に貼り忖ける。
に接着剤41を設ける。すなフち、本実施の形態では第
一配線基板10の表面に気道部42を設けるように、具
体的には、図9または宇10にハッチングを施した形状
で接着剤41を印刷にて形成し、この接着剤41を介し
て第一,第二配線基板10,20を貼り合わせる。そし
て、この接着剤41を加熱することにより硬化させ、第
一,第二配線基板10,20を一体化する。次に第二配
線基板20の表面から銀ペーストをスクリーン印刷する
ことによりスルーホール24内に第二の導電材25を塗
布(充填)し、この第二の導電材25が第一のLED用
導電パターン15(第一の接続部15a)まで達するこ
とにより、第二のLED用導電パターン23と第一のL
ED用導電パターン15とが電気的に接続する。このと
き同時に、ランド部23b上にも銀ペーストからなる導
電性接着剤51を塗布しておく。そして、この導電性接
着剤51上にLED50をマウントし、加熱することに
よって銀ペースト(導電性接着剤51及び第二の導電剤
25)を乾燥させる。次にLED50を覆うように補強
用樹脂52を塗布して、紫外線をあてて硬化させる。最
後にあらかじめ外形加工され、下面に塗布された粘着剤
により可動接点40が所定の位置に保持されている保持
シート30を、可動接点40が開口部22内に収納され
るように第二配線基板20に貼り忖ける。
【0038】本実施の形態では、第一配線基板10に引
き出し部12を設け、また、第一のLED用導電パター
ン15と第二のLED荊導電パターン23とを接続する
スルーホール24を第二配線基板20のみに設けるほ
か、第一配線基板10及び第二配線基板20の両方にも
これを設けている。しかし、第二配線基板20側に引き
出し部を設けてもよい。この場合、LED用導電パター
ンは第二配線基板の表面にのみ設ければよいので、LE
D用配線同士の接続のためにスルーホールは必要としな
いが、固定接点13a,13bのそれぞれに導通するス
イッチ用導電パターンを第二配線基板20の表面のパタ
ーンに電気的に接続する必要があり、そのためのスルー
ホールが第二配線基板20や第一配線基板10に必要に
なる。また、第二配線基板20に設けた引き出し部の裏
面側(LED50を設けない面側)に各導電パターンを
導出させる場合には、スイッチ用導電パターンを第一配
線基板10から第二配線基板20に導くためのスルーホ
ールは、第一配線基板10のみに設ければよい。この場
合、スルーホールへの導電材の塗布は第一配線基板10
の裏面側から行うことになる。さらに、各パターン等を
工夫すればこれ以外の形態でも構わない。また、気道部
43は複数本あっても良いことはいうまでもない。
き出し部12を設け、また、第一のLED用導電パター
ン15と第二のLED荊導電パターン23とを接続する
スルーホール24を第二配線基板20のみに設けるほ
か、第一配線基板10及び第二配線基板20の両方にも
これを設けている。しかし、第二配線基板20側に引き
出し部を設けてもよい。この場合、LED用導電パター
ンは第二配線基板の表面にのみ設ければよいので、LE
D用配線同士の接続のためにスルーホールは必要としな
いが、固定接点13a,13bのそれぞれに導通するス
イッチ用導電パターンを第二配線基板20の表面のパタ
ーンに電気的に接続する必要があり、そのためのスルー
ホールが第二配線基板20や第一配線基板10に必要に
なる。また、第二配線基板20に設けた引き出し部の裏
面側(LED50を設けない面側)に各導電パターンを
導出させる場合には、スイッチ用導電パターンを第一配
線基板10から第二配線基板20に導くためのスルーホ
ールは、第一配線基板10のみに設ければよい。この場
合、スルーホールへの導電材の塗布は第一配線基板10
の裏面側から行うことになる。さらに、各パターン等を
工夫すればこれ以外の形態でも構わない。また、気道部
43は複数本あっても良いことはいうまでもない。
【0039】次に本発明のシート状スイッチの第二の実
施の形態を、第一の実施の形態で使用されている部品と
同一の部品には同じ番号を使用して説明すると、図11
に示すようにこのシート状スイッチは、第一配線基板1
0と、第二配線基板20とが気道部42を有さない接着
剤41によって貼り合わされ、保持シート30に切り欠
きであるスリット34を設けることによって可動接点4
0のドーム状内の空気を逃がしている。
施の形態を、第一の実施の形態で使用されている部品と
同一の部品には同じ番号を使用して説明すると、図11
に示すようにこのシート状スイッチは、第一配線基板1
0と、第二配線基板20とが気道部42を有さない接着
剤41によって貼り合わされ、保持シート30に切り欠
きであるスリット34を設けることによって可動接点4
0のドーム状内の空気を逃がしている。
【0040】保持シート30についてさらに説明する
と、この保持シート30は第二配線基板20と略同型状
である帯状からなり、複数個の開口部31と貫通孔32
とを有し、下面には粘着剤(図示せず)が塗布されてい
る。開口部31の近傍には短手方向に延びる2本のスリ
ット34が設けられ、開口部31の数と同じ組数だけ設
けられている。そして、保持シート30は第二配線基板
20に第一の実施の形態と同様に貼り付けられ、スリッ
ト34により可動接点40の端部が外部に露出した状態
になっている。このような構成である第二の実施の形態
のシート状スイッチをパネルスイッチとして使用する
と、キートップ62の突起65により可動接点40が反
転し、ドーム状内の空気が直接スリット34から外部に
抜け、可動接点40の動きが保持シート30によって制
約を受けににくなるので、可動接点40の反転、復帰動
作がスムーズにできるようになっている。また、スリッ
ト34は開口部31と貫通孔32と同時にプレスよって
あげられる。
と、この保持シート30は第二配線基板20と略同型状
である帯状からなり、複数個の開口部31と貫通孔32
とを有し、下面には粘着剤(図示せず)が塗布されてい
る。開口部31の近傍には短手方向に延びる2本のスリ
ット34が設けられ、開口部31の数と同じ組数だけ設
けられている。そして、保持シート30は第二配線基板
20に第一の実施の形態と同様に貼り付けられ、スリッ
ト34により可動接点40の端部が外部に露出した状態
になっている。このような構成である第二の実施の形態
のシート状スイッチをパネルスイッチとして使用する
と、キートップ62の突起65により可動接点40が反
転し、ドーム状内の空気が直接スリット34から外部に
抜け、可動接点40の動きが保持シート30によって制
約を受けににくなるので、可動接点40の反転、復帰動
作がスムーズにできるようになっている。また、スリッ
ト34は開口部31と貫通孔32と同時にプレスよって
あげられる。
【0041】なお、切り欠きであるスリット34は可動
接点40を貼着する部分の保持シート30とその周囲の
保持シート30とを繋ぐ部分が少なくなるように設けれ
ば、可動接点が動きやすくなって良いので、図12に示
すようにスフソト34は一本でも良く、図13に示すよ
うにスリット34の代フりに円形の貫通孔35を設けて
も良い。
接点40を貼着する部分の保持シート30とその周囲の
保持シート30とを繋ぐ部分が少なくなるように設けれ
ば、可動接点が動きやすくなって良いので、図12に示
すようにスフソト34は一本でも良く、図13に示すよ
うにスリット34の代フりに円形の貫通孔35を設けて
も良い。
【0042】
【発明の効果】本発明のシート状スイッチは、第一固定
接点及び第二固定接点からなる複数組の固定接点と、第
一の導電パターンとを有する第一配線基板と、第一固定
接点と第二固定接点とを導通/非導通させる金属製ダイ
ヤフラムからなる可動接点と、開口部と第一の導電パタ
ーンの少なくとも一部に導通する第二の導電パターンと
を有する第二配線基板と、可動接点を保持し、第二配線
基板に貼り付けられる保持シートとからなる構成とした
ため、別個の配線基板に第一の導電パターンと第二の導
電パターンを設けたので、スイッチを小型にできる。ま
た、スイッチの大きさに制限があるときでも導電パター
ンを高密度に設けることができるので、高機能化にも対
応できる。さらに、第二配線基板の開口部に可動接点を
収納することができるため、多層基板にしても第二配線
基板と可動接点が厚さ方向にオーバーラップするので薄
型化ができる。
接点及び第二固定接点からなる複数組の固定接点と、第
一の導電パターンとを有する第一配線基板と、第一固定
接点と第二固定接点とを導通/非導通させる金属製ダイ
ヤフラムからなる可動接点と、開口部と第一の導電パタ
ーンの少なくとも一部に導通する第二の導電パターンと
を有する第二配線基板と、可動接点を保持し、第二配線
基板に貼り付けられる保持シートとからなる構成とした
ため、別個の配線基板に第一の導電パターンと第二の導
電パターンを設けたので、スイッチを小型にできる。ま
た、スイッチの大きさに制限があるときでも導電パター
ンを高密度に設けることができるので、高機能化にも対
応できる。さらに、第二配線基板の開口部に可動接点を
収納することができるため、多層基板にしても第二配線
基板と可動接点が厚さ方向にオーバーラップするので薄
型化ができる。
【0043】また、前記第一,第二配線基板は、その積
層間に接着剤等が設けられて一体化されて積層されてい
る構成としたので、第一,第二配線基板を一体化したあ
とに、固定接点と第二配線基板の開口部との位置ずれを
防止できる。
層間に接着剤等が設けられて一体化されて積層されてい
る構成としたので、第一,第二配線基板を一体化したあ
とに、固定接点と第二配線基板の開口部との位置ずれを
防止できる。
【0044】また、前記第一配線基板及び/又は第二配
線基板にはスルーホールが設けられ、このスルーホール
内には導電材が塗布され、この導電材により前記第一の
導電パターンと第二の導電パターンが導通してなる構成
としたので、片方の配線基板からいずれか一方の導電パ
ターンを導出すれば良く、一方の配線基板に引き出し部
が不要になり小型化が図れる。 さらに、シート状スイ
ッチ単体で第一,第二の導電パターンの導通を完結する
ことができ、スイッチ外部での配線が簡単になる。
線基板にはスルーホールが設けられ、このスルーホール
内には導電材が塗布され、この導電材により前記第一の
導電パターンと第二の導電パターンが導通してなる構成
としたので、片方の配線基板からいずれか一方の導電パ
ターンを導出すれば良く、一方の配線基板に引き出し部
が不要になり小型化が図れる。 さらに、シート状スイ
ッチ単体で第一,第二の導電パターンの導通を完結する
ことができ、スイッチ外部での配線が簡単になる。
【0045】また、第一配線基板には引き出し部が形成
され、この引き出し部に第一の導電パターンが導出され
ている構成としたため、パターンの端部と引き出し部の
先端部(端子部)が同じ部分にあるので、簡単な配線、
構造等で本発明のシート状スイッチを電気機器等に電気
的、且つ機械的に取り忖けることができる。
され、この引き出し部に第一の導電パターンが導出され
ている構成としたため、パターンの端部と引き出し部の
先端部(端子部)が同じ部分にあるので、簡単な配線、
構造等で本発明のシート状スイッチを電気機器等に電気
的、且つ機械的に取り忖けることができる。
【0046】また、開口部の近傍の第二配線基板上に発
光ダイオードが設けられ、この発光ダイオードが第二の
導電パターンに接続されている構成としたため、単純に
LEDを第一配線基板に取り付けた場合に必要となる第
二固定接点とLED用導電パターン(LED取付用ラン
ド部)との隙間(余裕)せまくできるので、LEDを極
力固定接点側に近づけることができシート状スイッチ全
体の小型化が図れる。そして、このLEDを可動接点上
に配置されるキートップの照光用に用いる場合には、キ
ートップの小型化が図れる。
光ダイオードが設けられ、この発光ダイオードが第二の
導電パターンに接続されている構成としたため、単純に
LEDを第一配線基板に取り付けた場合に必要となる第
二固定接点とLED用導電パターン(LED取付用ラン
ド部)との隙間(余裕)せまくできるので、LEDを極
力固定接点側に近づけることができシート状スイッチ全
体の小型化が図れる。そして、このLEDを可動接点上
に配置されるキートップの照光用に用いる場合には、キ
ートップの小型化が図れる。
【0047】また、第一配線基板及び/又は第二配線基
板は、その間の接着剤等が存在しない気道部が開口部に
連通して設けられ、該気道部は、この気道部に連接して
外部に連通する気道口を有し、気道部から気道口にがけ
て可動接点内の空気が出入可能としてなる構成としたた
め、可動接点内の空気が外部に抜け、可動接点のクリッ
ク感触が良好になる。また、保持シートが可動接点を完
全に覆うことができるので、ゴミや静電気に強いシート
状スイッチを提供することができる。
板は、その間の接着剤等が存在しない気道部が開口部に
連通して設けられ、該気道部は、この気道部に連接して
外部に連通する気道口を有し、気道部から気道口にがけ
て可動接点内の空気が出入可能としてなる構成としたた
め、可動接点内の空気が外部に抜け、可動接点のクリッ
ク感触が良好になる。また、保持シートが可動接点を完
全に覆うことができるので、ゴミや静電気に強いシート
状スイッチを提供することができる。
【0048】また、気道口は、第一配線基板及び/又は
第二配線基板の外周端縁もしくは第一配線基板及び/又
は第二配線基板に設けられた貫通孔に位置する構成とし
たため、気道口を新たに配線基板に設ける必要がないの
で、スイッチの小型化が図れる。
第二配線基板の外周端縁もしくは第一配線基板及び/又
は第二配線基板に設けられた貫通孔に位置する構成とし
たため、気道口を新たに配線基板に設ける必要がないの
で、スイッチの小型化が図れる。
【0049】また、気道部は第二配線基板の複数個の開
口部に連通し、可動接点内の空気が出入可能になる構成
としただめ、独立した気道部の数を少なくすることがで
き、シート状スイッチの小型化が図れる。
口部に連通し、可動接点内の空気が出入可能になる構成
としただめ、独立した気道部の数を少なくすることがで
き、シート状スイッチの小型化が図れる。
【0050】また、保持シートには、可動接点を保持す
る部分に切り欠きが設けられ、この切り欠きから可動接
点内の空気が出入り可能としてなる構成としたため、可
動接点の動きが保持シートによって制約されにくくなる
ので、可動接点が反転しやすくなり確実なクリック感触
を得ることができる。
る部分に切り欠きが設けられ、この切り欠きから可動接
点内の空気が出入り可能としてなる構成としたため、可
動接点の動きが保持シートによって制約されにくくなる
ので、可動接点が反転しやすくなり確実なクリック感触
を得ることができる。
【図1】本発明の第一の実施の形態にかかるシート状ス
イッチの分解斜視図。
イッチの分解斜視図。
【図2】本発明の第一の実施の形態にかかるシート状ス
イッチの平面図。
イッチの平面図。
【図3】本発明の第一の実施の形態にかかるシート状ス
イッチを機器に取り付けた状態における図2のA−A線
における断面図。
イッチを機器に取り付けた状態における図2のA−A線
における断面図。
【図4】図2のB−B線における断面図。
【図5】本発明の第一の実施の形態のシート状スイッチ
にかかる、第一配線基板の平面図。
にかかる、第一配線基板の平面図。
【図6】本発明の第一の実施の形態のシート状スイッチ
にかかる、第一配線基板の裏面図。
にかかる、第一配線基板の裏面図。
【図7】本発明の第一の実施の形態のシート状スイッチ
にかかる、第二配線基板の平面図。
にかかる、第二配線基板の平面図。
【図8】本発明の第一の実施の形態のシート状スイッチ
にかかる、第二配線基板の裏面図。
にかかる、第二配線基板の裏面図。
【図9】本発明の第一の実施の形態のシート状スイッチ
にかかる、第一配線基板に接着剤を塗布した状態の説明
図。
にかかる、第一配線基板に接着剤を塗布した状態の説明
図。
【図10】本発明の第一の実施の形態のシート状スイッ
チにかかる、第一配線基板に接着剤を塗布した状態の説
明図。
チにかかる、第一配線基板に接着剤を塗布した状態の説
明図。
【図11】本発明の第二の実施の形態にかかる、シート
状スイッチの平面図。
状スイッチの平面図。
【図12】本発明の第二の実施の形態にかかる、シート
状スイッチの変形例を示す部分平面図。
状スイッチの変形例を示す部分平面図。
【図13】本発明の第二の実施の形態にかかる、シート
状スイッチの変形例を示す部分平面図。
状スイッチの変形例を示す部分平面図。
【図14】従来のシート状スイッチの平面図。
10 第一配線基板 11 基板本体 12 引き出し部 13 固定接点 13a 第一固定接点 13b 第二固定接点 14 スイッチ用導電パターン 15 第一のLED用導電パターン 16,24 スルーホール 20 第二配線基板 21 基板本体 22 開口部 23 第二のLED用導電パターン 30 保持シート 34 スリット 40 可動接点 41 接着剤 42 気道部 43 気道口 50 LED
Claims (9)
- 【請求項1】 第一固定接点及び第二固定接点からなる
複数組の固定接点と、第一の導電パターンとを有する第
一配線基板と、 前記各固定接点上に配置されるものであって、前記第一
固定接点と第二固定接点とを導通/非導通させる金属製
ダイヤフラムからなる可動接点と、 前記第一配線基板に積層されるものであって、前記可動
接点を露出させる開口部と前記第一の導電パターンの少
なくとも一部に導通する第二の導電パターンとを有する
第二配線基板と、 前記可動接点を保持し、前記第二配線基板に貼り付けら
れる保持シートとからなることを特徴とするシート状ス
イッチ。 - 【請求項2】 前記第一配線基板と第二配線基板は、そ
の積層間に接着剤等が設けられ一体化されて積層してい
ることを特徴とする請求項1記載のシート状スイッチ。 - 【請求項3】 前記第一配線基板及び/又は第二配線基
板にはスルーホールが設けられ、該スルーホール内には
導電材が塗布され、該導電材により前記第一の導電パタ
ーンと第二の導電パターンが導通してなることを特徴と
する請求項2記載のシート状スイッチ。 - 【請求項4】 前記第一配線基板には引き出し部が形成
され、該引き出し部に前記第一の導電パターンが導出さ
れていることを特徴とする請求項2又は3記載のシート
状スイッチ。 - 【請求項5】 前記開口部の近傍の前記第二配線基板上
に発光ダイオードが設けられ、この発光ダイオードが前
記第二の導電パターンに接続されていることを特徴とす
る請求項2から4のいずれかに記載のシート状スイッ
チ。 - 【請求項6】 前記第一配線基板及び/又は第二配線基
板は、その間の前記接着剤等が存在しない気道部が前記
開口部に連通して設けられ、該気道部は、この気道部に
連接して外部に連通する気道口を有し、前記気道部から
気道口にかけて前記可動接点内の空気が出入可能として
なることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載
のシート状スイッチ。 - 【請求項7】 前記気道口は、前記第一配線基板及び/
又は第二配線基板の外周端縁もしくは前記第一配線基板
及び/又は第二配線基板に設けられた貫通孔に位置する
ことを特徴とする請求項6記載のシート状スイッチ。 - 【請求項8】 前記気道部は前記第二配線基板の複数個
の前記開口部に連通し、前記可動接点内の空気が出入可
能としてなることを特徴とする請求項6、又は7記載の
シート状スイッチ。 - 【請求項9】 前記保持シートには、前記可動接点を保
持する部分に切り欠きが設けられ、該切り欠きから前記
可動接点内の空気が出入可能としてなることを特徴とす
る請求項1から5のいずれかに記載のシート状スイッ
チ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37341599A JP2001184987A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | シート状スイッチ |
KR10-2000-0082904A KR100397114B1 (ko) | 1999-12-28 | 2000-12-27 | 시트형상 스위치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37341599A JP2001184987A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | シート状スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001184987A true JP2001184987A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18502122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37341599A Withdrawn JP2001184987A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | シート状スイッチ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001184987A (ja) |
KR (1) | KR100397114B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007220528A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Fujikura Ltd | 可動接点構造体及び押ボタンスイッチ |
US7589292B2 (en) | 2005-05-13 | 2009-09-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Keypad with light guide layer, keypad assembly and portable terminal |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101744821B1 (ko) | 2015-12-22 | 2017-06-08 | 현대자동차 주식회사 | 초박형 스위치 및 이의 제조방법 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06168647A (ja) * | 1992-11-27 | 1994-06-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | メンブレンスイッチ |
JP3988203B2 (ja) * | 1996-10-22 | 2007-10-10 | 松下電器産業株式会社 | パネルスイッチ用可動接点体 |
JPH11306914A (ja) * | 1998-04-16 | 1999-11-05 | Fujikura Ltd | 実装メンブレンスイッチ及びその製造方法 |
JPH11345541A (ja) * | 1998-06-01 | 1999-12-14 | Fujikura Ltd | メンブレンスイッチ、その製造方法及びその製造装置 |
DE29818451U1 (de) * | 1998-10-15 | 1999-02-11 | Chicony Electronics Co., Ltd., Taipeh/T'ai-pei | Berührungsauslöser-Baugruppe für eine Taste |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37341599A patent/JP2001184987A/ja not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-12-27 KR KR10-2000-0082904A patent/KR100397114B1/ko not_active IP Right Cessation
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007220528A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Fujikura Ltd | 可動接点構造体及び押ボタンスイッチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20010062774A (ko) | 2001-07-07 |
KR100397114B1 (ko) | 2003-09-06 |
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Legal Events
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