JP2006127799A - 板ばね付きシート及びこれを用いたスイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 金属薄板からなり反転可能なドーム部2aを有する板ばね2と、可撓性を有し下面側に板ばね2が貼り付けられた絶縁シート1とを備え、電子機器の回路基板6上に積層されて、絶縁シート1の上面側が電子機器の回路基板6に設けられた発光部材9によって照光される板ばね付きシートであって、絶縁シート1の上面側に、導電部3を設けると共に、この導電部3の上面に光拡散シート4を設けた。
【選択図】 図1
Description
図5は従来のスイッチ装置の板ばね付きシートの分解斜視図であり、同図において、複数個の可動接点31は、ステンレス材やリン青銅等のバネ性を有するドーム状の薄板の金属からなり、頂部からの押圧力に対して変位可能になっている。そして、その中央部にはドーム状内に突出して形成された接点部を有している。
このため、シートの上面にアルミ箔等を積層して静電気防止用の導電部を形成することが考えられるが、しかしながら、シート上面にアルミ箔を積層して導電部を形成した場合には、光拡散しにくく、発光部材による押釦の照光ムラが生じやすいという問題があった。また、シート上面に銀やカーボンを印刷して導電部を形成した場合には、反射率が低く、良好な照光機能を得ることができないという問題があった。
また、第3の解決手段として、前記絶縁シートを、光拡散シートで形成し、前記板ばねの貼着部の上面も光拡散可能とした構成とした。
また、第4の解決手段として、前記導電部を、金属箔を貼り付けることにより形成した構成とした。
また、第5の解決手段として、前記導電部を、前記絶縁シートの上面側あるいは前記光拡散シートの下面側に導電性材を印刷することにより形成した構成とした。
また、第6の解決手段として、前記導電部に導電性粘着剤を塗布し、前記絶縁シートと前記光拡散シートとを該導電性粘着剤によって貼り合わせると共に、前記導電部の一端を延出して接地部を設けた構成とした。
また、第8の解決手段として、 前記絶縁シート、及び前記導電部と前記光拡散シートに、発光部材が収容される収容孔を貫通形成し、前記絶縁シートの貫通孔を前記導電部の貫通孔よりも小径に形成した構成とした。
また、第9の解決手段として、前記導電部の前記接地部を除いた外周部の形状を、前記絶縁シートの外周部の形状よりも小さく形成した構成とした。
また、第10の解決手段として、第1乃至第9解決手段の何れかに記載の板ばね付きシートと、固定接点と発光部材が設けられ前記板ばね付きシートが積層される回路基板と、前記板ばね付きシート上に載置され、前記発光部材により照光されると共に、前記板ばねを反転させて前記固定接点に接離させる押釦とを備えたスイッチ装置の構成とした。
また、絶縁シートを、光拡散シートで形成し、板ばねの貼着部の上面も光拡散可能としたことから、板ばね付きシート上面の全面で発光部材からの光を光拡散させることができるので、均一な照光が可能となる。
また、導電部を、金属箔を貼り付けることにより形成したことから、乾燥等の後処理が不要となり、組立が容易となる。
また、導電部を、絶縁シートの上面側あるいは光拡散シートの下面側に導電性材を印刷することにより形成したことから、印刷によりシートに直接、導電部を形成できるので、構成が簡単で安価にできる。
また、導電部に導電性粘着剤を塗布し、絶縁シートと光拡散シートとを該導電性粘着剤によって貼り合わせると共に、導電部の一端を延出して接地部を設けたことから、導電性粘着剤によって、板ばね付きシートを電子機器のフレームや回路基板のグランドに簡単に接続して接地することができる。
また、絶縁シート、及び導電部と光拡散シートに、発光部材が収容される収容孔を貫通形成し、絶縁シートの貫通孔を導電部の貫通孔よりも小径に形成したことから、導電部と回路基板の実装面との沿面距離を大きく(長く)できるので、より確実に静電気の飛び込みを防止できる。
また、導電部の接地部を除いた外周部の形状を、絶縁シートの外周部の形状よりも小さく形成したことから、導電部と回路基板の実装面との沿面距離を大きく(長く)できるので、板ばね付きシートの端面から回路基板への静電気の飛び込みを防止できる。
また、本発明のスイッチ装置は、第1乃至第9解決手段の何れかに記載の板ばね付きシートと、固定接点と発光部材が設けられ板ばね付きシートが積層される回路基板と、板ばね付きシート上に載置され、発光部材により照光されると共に、板ばねを反転させて固定接点に接離させる押釦とを備えたことから、電子機器の静電気による誤動作やIC破壊を防止でき、良好な照光を行うことができる板ばね付きシートを備えたスイッチ装置を提供できる。
このように、前記導電部3を、前記絶縁シート1の下面側に貼り付けられた前記板ばね2の貼着部を除いた領域に設けるようにしたので、反転時の前記板ばね2の動作感触を阻害することがなく、また、前記導電部3の導電物質の剥離を防止できるものとなっている。
また、前記導電部3は、アルミ等の金属箔以外の導電性材料で形成しても良く、例えば、カーボンや銀ペースト等の導電性材料を、前記絶縁シート1の上面側あるいは前記光拡散シート4の下面側に印刷することにより形成することができる。また、前記導電部3には粘着剤が塗布されており、該粘着剤により前記絶縁シート1と前記光拡散シート4とが貼り合わされている。
このように、前記導電部3を、前記絶縁シート1の上面側あるいは前記光拡散シート4の下面側に導電性材料を印刷することにより形成した場合には、印刷により前記絶縁シート1や前記光拡散シート4に、直接、前記導電部3を形成することができるので、構成が簡単で安価にできるものとなる。
また、前記導電部3自体を、導電性粘着剤で形成して、前記絶縁シート1と前記光拡散シート4の間に挟み込んで形成するようにしても良い。この場合には、前記光拡散シート4の一端を外周より延出して、該延出部4bの下面に導電性粘着剤を塗布することで前記接地部3bを形成するようにすれば良い。
また、前記導電部3を、導電性粘着剤で形成することにより、前記導電部3自体を導電性粘着剤で形成できるので、部品点数を削減でき安価にできるものとなる。
また、前記発光部材9から照射した光が、板ばね付きシートの最上面に積層された前記光拡散シート4によって、反射性、拡散性が向上して有効に拡散されることにより、前記押釦8が良好に照光されるものとなる。
また、図2に示すように、前記導電部3の接地部3bは、前記回路基板6のグランド部に接続する代わりに、前記押釦8が配置された電子機器のフレーム13に電気的に接続するようにしても良い。
また、前記導電部3に、前記導電性粘着剤10を塗布して、該導電性粘着剤10により前記導電部3の接地部3bを、前記回路基板6のグランド部や前記フレーム11に貼着することで電気的に接続するようにしたが、圧接等の適宜な方法を用いることにより、導電性接着剤10を使用しないで接続することができる。
そして、電子機器の静電気による誤動作やIC破壊を防止でき、良好な照光を行うことができる板ばね付きシートを備えたスイッチ装置を提供できるものとなる。
1a:収容孔
2:板ばね(可動接点)
2a:ドーム部
3:導電部
3a:孔部
3b:接地部
3c:収容孔
4:光拡散シート
4a:孔部
4b:延出部
4c:収容孔
5:固定接点
5a:中央固定接点
5b:周辺固定接点
6:回路基板
7:スペーサシート
7a:収容孔
7b:収容孔
8:押釦
9:発光部材(LED)
10:導電性粘着剤
11:フレーム
12:送りシート
12a:ガイド穴
13:カバーシート
Claims (10)
- 金属薄板からなり反転可能なドーム部を有する板ばねと、可撓性を有し下面側に前記板ばねが貼り付けられた絶縁シートとを備え、電子機器の回路基板上に積層されて、前記絶縁シートの上面側が電子機器の回路基板に設けられた発光部材によって照光される板ばね付きシートであって、前記絶縁シートの上面側に、導電部を設けると共に、この導電部の上面に光拡散シートを設けたことを特徴とする板ばね付きシート。
- 前記導電部は、前記絶縁シートの下面側に貼り付けられた前記板ばねの貼着部を除いた領域に設けたことを特徴とする請求項1記載の板ばね付きシート。
- 前記絶縁シートを、光拡散シートで形成し、前記板ばねの貼着部の上面も光拡散可能としたことを特徴とする請求項2記載の板ばね付きシート。
- 前記導電部を、金属箔を貼り付けることにより形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の板ばね付きシート。
- 前記導電部を、前記絶縁シートの上面側あるいは前記光拡散シートの下面側に導電性材を印刷することにより形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の板ばね付きシート。
- 前記導電部に導電性粘着剤を塗布し、前記絶縁シートと前記光拡散シートとを該導電性粘着剤によって貼り合わせると共に、前記導電部の一端を延出して接地部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の板ばね付きシート。
- 前記導電部を、導電性粘着剤で形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の板ばね付きシート。
- 前記絶縁シート、及び前記導電部と前記光拡散シートに、発光部材が収容される収容孔を貫通形成し、前記絶縁シートの貫通孔を前記導電部の貫通孔よりも小径に形成したことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の板ばね付きシート。
- 前記導電部の前記接地部を除いた外周部の形状を、前記絶縁シートの外周部の形状よりも小さく形成したことを特徴とする請求項6、又は7の何れかに記載の板ばね付きシート。
- 請求項1乃至9の何れかに記載の板ばね付きシートと、固定接点と発光部材が設けられ前記板ばね付きシートが積層される回路基板と、前記板ばね付きシート上に載置され、前記発光部材により照光されると共に、前記板ばねを反転させて前記固定接点に接離させる押釦とを備えたことを特徴とするスイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004311347A JP2006127799A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 板ばね付きシート及びこれを用いたスイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004311347A JP2006127799A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 板ばね付きシート及びこれを用いたスイッチ装置 |
Publications (1)
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JP2006127799A true JP2006127799A (ja) | 2006-05-18 |
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ID=36722324
Family Applications (1)
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JP2004311347A Withdrawn JP2006127799A (ja) | 2004-10-26 | 2004-10-26 | 板ばね付きシート及びこれを用いたスイッチ装置 |
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JP (1) | JP2006127799A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101884081A (zh) * | 2008-02-28 | 2010-11-10 | 松下电器产业株式会社 | 可动触点体和采用该可动触点体的开关 |
-
2004
- 2004-10-26 JP JP2004311347A patent/JP2006127799A/ja not_active Withdrawn
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