JP4295259B2 - 電子部品の製造方法と保持部材 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品の製造方法と、その方法に用いられる保持部材に係り、さらに詳しくは、電子部品の素子本体の端部に高寸法精度でメッキ膜を形成する方法に関する。
チップコンデンサ、チップインダクタ、チップバリスタなどの電子部品では、キャップ状の外部電極がセラミック素子本体の長さ方向の両端側に形成されている。詳しく述べると、それぞれのキャップ状の外部電極は、セラミック素子本体の長さ方向の一端面と、素子本体の端部外周とを覆うように形成されている。
このような外部電極を、電解メッキ法により形成することがある。電解メッキ法により外部電極を形成する場合には、通常、下記の特許文献1に示すように、バレルメッキ法により行うことが一般的である。ところがバレルメッキ法では、素子本体の全体を電解メッキ液中に浸漬することから、素子本体の素材によっては、素子本体の素地表面部分にまでメッキされたり、素地表面部分が溶解されるおそれがある。たとえばチップインダクタなどの電子部品では、素子本体の素地表面部分の表面抵抗が低く、その部分にまでメッキされるおそれがあり、正確な寸法で、外部電極となる電解メッキ膜を形成することが困難である。
また、下記の特許文献2に示すように、素子本体における必要部分のみを電解メッキ液中に浸し、電解メッキ液中において、導電性の下地層に給電端子を接続し、負電圧を供給することも提案されている。
しかしながら、この特許文献2に記載の方法では、メッキ液中において、導電性の下地層に給電端子を接続するため、接続が不完全になりやすく、必要とする部分に電解メッキを行うための電圧を印加できないおそれがある。その結果として、正確な寸法で、外部電極となる電解メッキ膜を形成することが困難である。
これらの従来の方法では、特に、素子本体のサイズが小さくなるにつれて、正確な寸法でメッキ膜を形成することが困難になってきている。
素子本体における外部電極形成予定部分よりも短い幅でメッキ膜が形成されると、完成した電子部品の外部電極と基板との接続が不十分になるおそれがある。なぜなら、メッキ膜の幅が短い場合には、メッキ膜からなる外部電極とハンダとの接触部分が小さくなるからである。
また、素子本体における外部電極形成予定部分よりも長い幅でメッキ膜が形成された場合には、素子本体の両端に形成されるメッキ膜相互の距離(外部電極間のギャップ)が短くなってしまい、外観・寸法不良になってしまう。また、極端な場合には、外部電極間のギャップが狭くなり、ショート不良などが発生するおそれもある。
特開2003−328195号公報 特開平9−260106号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、電子部品の素子本体の端部に高寸法精度でメッキ膜を形成することができる電子部品の製造方法と、その方法に用いられる保持部材を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る電子部品の製造方法は、
外部電極を形成するための素子本体を準備する工程と、
素子本体の端部に導電性の下地層を形成する工程と、
前記素子本体の端部に形成された下地層が露出するように、当該素子本体を着脱自在に保持する保持孔が形成された保持部材で前記素子本体を保持する工程と、
前記保持部材により保持された素子本体における露出している端部を電解メッキ液中に浸し、
当該下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行い、メッキ液が接触している下地層の表面にメッキ膜を形成する工程とを有し、
前記保持部材には、前記保持孔から露出している素子本体の端部に形成してある下地層に接続される導電経路が形成してあり、当該導電経路を通して前記下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行うことを特徴とする。
また、本発明の第1の観点に係る保持部材は、
外部電極が形成される予定の素子本体の端部に電解メッキ膜を形成するために、前記素子本体を保持する保持部材であって、
前記素子本体の端部に形成された下地層が露出するように、当該素子本体を着脱自在に保持する保持孔が形成され、
前記保持孔から露出している素子本体の端部に形成してある下地層に接続される導電経路が形成してあり、当該導電経路を通して前記下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行うように構成してある。
本発明の第1の観点に係る保持部材およびそれを用いた電子部品の製造方法では、外部電極が形成される予定の素子本体を、保持部材の保持孔に確実に保持し、保持部材の導電経路を通して素子本体の下地層に負の電圧を確実に印加することができる。したがって、確実に、電解メッキを行うことができる。また、素子本体において、メッキ膜を形成する部分以外は、保持部材により覆われているため、メッキ液に対してマスキングとなり、素子本体の端部に高寸法精度でメッキ膜を形成することができる。
好ましくは、前記保持部材には、複数の素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成してあり、前記導電経路が、各保持孔の内壁の少なくとも一部に形成してある内壁導電層と、各保持孔の内壁導電層を接続する中間埋込導電層と、で構成してあり、
前記保持部材における前記導電経路以外の部分が、絶縁部材で構成してあり、
前記中間埋込導電層には、電圧供給線が接続してあり、当該電圧供給線から中間埋込導電層および内壁導電層を通して、各素子本体の下地層に電圧を供給することを特徴とする。
保持部材に中間埋込導電層を形成することで、個々の保持孔に形成してある内壁導電層との接続が容易且つ確実なものとなり、素子本体の下地層に負の電圧を確実に印加することができる。また、保持部材における導電経路以外の部分が、絶縁部材で構成してあることから、その部分には電解メッキ膜が形成されない。
好ましくは、前記内壁導電層が各保時孔の貫通方向に形成してあり、各保持孔の貫通方向両側から露出している前記素子本体の両端部に形成してある両下地層を電気的に接続してある。このような構成の保持部材によれば、素子本体における一方の端部に電解メッキ膜を形成した後に、保持部材の表裏面を反転させるのみで、素子本体における他方の端部に形成してある素子本体の下地層に負の電圧を確実に印加することができる。
あるいは、保持部材には、複数の素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成してあり、前記導電経路が、各保持孔の内壁の少なくとも一部に形成してある内壁導電層で構成してあり、
前記保持部材における前記導電経路以外の部分が、絶縁部材で構成してあり、
各内壁導電層が各保時孔の貫通方向に形成してあり、各保持孔の貫通方向両側から露出している前記素子本体の両端部に形成してある両下地層を電気的に接続するように構成してある。
この保持部材を用いることで、前記保持部材の一方の表面から露出している各素子本体の下地層から、前記内壁導電層を通して、前記保持部材の他方の表面から露出して前記メッキ液に浸漬している各素子本体の下地層に向けて電圧を供給することができる。
あるいは、前記保持部材自体が導電性部材により形成されて前記導電経路を構成し、
前記保持部材には、電圧供給線が接続してあり、当該電圧供給線から保持部材を通して、各素子本体の下地層に電圧を供給しても良い。
本発明の第2の観点に係る電子部品の製造方法は、
外部電極を形成するための素子本体を準備する工程と、
素子本体の両端部に導電性の下地層をそれぞれ形成する工程と、
前記素子本体の両端部に形成された下地層が露出するように、当該素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成された絶縁性の保持部材で複数の前記素子本体を保持する工程と、
前記保持部材により保持された各素子本体における露出している一方の第1端部を電解メッキ液中に浸し、当該下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行い、メッキ液が接触している下地層の表面にメッキ膜を形成する工程とを有する電子部品の製造方法であって、
前記保持部材により保持された各素子本体における露出している他方の第2端部から各素子本体の内部回路を通して、各素子本体における露出している前記第1端部へ電圧を供給して電解メッキを行うことを特徴とする。
たとえばチップインダクタ素子などの電子部品では、素子本体の両端に形成される一対の外部端子を、素子本体の内部回路により適宜接続される。本発明の第2の観点では、このような素子本体に特有の内部回路を通して、各素子本体における露出している第2端部から第1端部へ電圧を供給して電解メッキを行うことができる。
本発明では、前記保持部材の一方の表面から露出している前記素子本体の一方の下地層の表面にメッキ膜を形成した後に、
前記保持部材の表裏面を反転し、前記保持部材の他方の表面から露出している前記素子本体の他方の下地層の表面にメッキ膜を形成しても良い。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るチップコンデンサの概略断面図、
図2(A)は図1に示す素子本体の斜視図、
図2(B)は図1に示すチップコンデンサの回路図、
図3は本発明の一実施形態に係る方法で用いる保持部材の斜視図、
図4は図3に示す保持部材の要部断面図、
図5は本発明の一実施形態に係るメッキ膜の形成方法を示す概略断面図、
図6〜図8はそれぞれ本発明の他の実施形態に係るメッキ膜の形成方法を示す概略断面図、
図9(A)は図8に示す方法で用いる素子本体の斜視図、
図9(B)は図8に示す方法で用いる素子本体の回路図である。
第1実施形態
まず、本発明の一実施形態で用いるチップコンデンサの全体構成について説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る電子部品の一例としてのチップコンデンサ1は、素子本体10を有する。素子本体10の内部では、誘電体層2が一対の内部電極層3に挟まれて多数積層され、積層方向(厚さ方向T)の両端部には、保護用誘電体層20が積層してある。一対の内部電極層3のうち、一方が、素子本体10の長手方向Lの一端に形成してある外部電極4に接続してあり、他方が、素子本体10の他端に形成してある外部電極4に接続してあり、図2(B)に示すコンデンサ回路を形成している。
素子本体10における誘電体層2および20は、特に限定されないが、たとえばチタン酸バリウムなどの周知の誘電体セラミック材料により構成することができる。内部電極層3は、特に限定されないが、たとえばNiまたはNi合金層などで構成される。
図2(A)に示すように、素子本体10は、ほぼ直方体状である。なお、ほぼ直方体状という表現は、直方体の角を丸めた形状、または直方体を面取りした形状も含んでいる。素子本体10における長さ方向Lに沿った長さL1、幅方向Wに沿った幅W1、および厚さ方向Tに沿った厚さT1は、任意であり、特に限定されない。図示する実施形態の場合、長さL1=1.6mm、幅W1=0.8mm、厚さT1=0.8mmである。素子本体10における外部電極形成予定部分4a,4bの長さL2は、特に限定されないが、この実施形態では、約0.3mmである。
長さ方向Lは、素子本体10の両端に外部電極4が形成される方向であり、厚さ方向Tは、図1に示す内部電極3と、その間に形成される誘電体層2とが積層される方向である。また、幅方向Wは、長さ方向Lおよび厚さ方向Tの双方に対して略直交する方向である。
次に、図1に示すチップコンデンサ1の製造方法について説明する。
まず、素子本体10を準備する。素子本体10は、保護用誘電体層20の間に、内部電極層3および誘電体層2を交互に積層した積層体を焼成することにより得られる。焼成前の誘電体層2は、誘電体粒子を含むグリーンシートの形で提供され、その上に、内部電極層3となる電極ペースト膜が印刷法などで形成される。
電極ペースト膜が形成されたグリーンシートは、多数積層され、保護用誘電体層20となる厚膜のグリーンシートとも積層され、所定のチップ形状に切断され、グリーン積層体となる。そのグリーン積層体に対して、脱バインダ処理、焼成処理、熱処理を行って、素子本体10が形成される。
次に、素子本体10の長手方向Lの両端部に、外部電極4を形成する。各外部電極4は、本実施形態では、図1に示すように、三層になっており、下地層30と中間メッキ層32と外側メッキ層34とで構成される。下地層30は、ペースト焼き付け膜(Ag,Cuなど)で構成してあり、素子本体10の両端部に、電極ペースト膜を塗布し、その後に、焼き付け処理することで形成される。
中間メッキ層32は、NiまたはNi合金膜で構成され、無電解メッキにより形成される。外側メッキ層34は、SnあるいはSn合金のメッキ層で構成され、たとえば下記に示す電解メッキにより形成される。
本実施形態では、まず、図3に示すように、複数の保持孔36が行列状に形成してある保持部材38を準備する。保持部材38に形成してある各保持孔36は、板状の保持部材38の表裏面を貫通する貫通孔であり、図4および図5に示すように、図2に示す素子本体10の両端部の電極形成予定部分4a,4bが露出するように、素子本体10を保持する。保持部材38に形成される保持孔36の形成個数は、特に限定されず、形成数が多いほど、一度に多数の素子本体10を保持することができる。
なお、電極形成予定部分4a,4bとは、図2において、素子本体10における長手方向の両端部における所定長さL2の4つの側面のみでなく、端面自体も意味する。
保持部材38は、たとえばゴムあるいは合成樹脂などの絶縁部材で構成してある。保持部材38の保持孔36は、素子本体10の外周に密着される寸法に設定される。
図4および図5に示すように、保持部材38の内部には、導電経路50が形成してある。導電経路50は、各保持孔36の内壁に全周および全長にわたり形成してある内壁導電層52と、各保持孔36の内壁導電層52を接続する中間埋込導電層54とから成る。保持部材38における導電経路50以外の部分は、絶縁部材で構成してある。
中間埋込導電層54は、保持部材38を構成する二枚の絶縁プレートにより挟まれる。中間埋込導電層54は、導電性であれば特に限定されないが、たとえば金属板、導電性樹脂、導電性ゴムなどで構成される。中間埋込導電層54の厚みは、特に限定されない。保持部材38を構成する二枚の絶縁プレートは、特に限定されないが、たとえば合成樹脂あるいはゴム材などで構成される。
保持孔36の内周囲壁に設けられる内壁導電層52は、導電性であれば特に限定されず、たとえば金属板、導電性樹脂、導電性ゴムなどで構成されるが、好ましくは導電性ゴムで構成される。保持孔36が素子本体10の外周に密着されるからである。内壁導電層52の厚みは、中間埋込導電層54の厚みと同程度である。
保持部材38の縦、横および厚み寸法は、特に限定されず、種々に改変することができる。ただし、図4に示すように、保持部材38の全体厚みt0は、図2(A)に示す素子本体10の長さL1および電極形成予定部分の長さL2に応じて決定される。すなわち、図4に示す内壁導電層52の両端は、それぞれ素子本体10の両端に形成してある電極形成予定部分4a,4bに予め形成してある導電性の下地層(図1に示す下地層30または中間メッキ層32)に電気的に接続される必要がある。
そのため、保持部材38の全体厚みt0は、t0=L1−2×(L2−α)となるように決定されることが好ましい。ここで、αは、素子本体10の両端に形成してある電極形成予定部分4a,4bに予め形成してある導電性の下地層と
内壁導電層52との重複する接続長さである。
保持部材38の保持孔36に素子本体10が、それぞれの両端部が露出するように保持された状態で、図5に示すように、素子本体10の一方の端部である電極形成予定部分4aを、電解メッキ液40中に浸漬する。
電解メッキ液40は、メッキ槽42に貯留してある。本実施形態では、電解メッキ液は、SnまたはSn合金膜を、電解メッキ法により形成するためのメッキ液であり、メッキ液40の具体的な組成は特に限定されない。メッキ槽42のメッキ液中には、SnまたはSn合金で構成される陽極板60が設置してある。
保持部材38の下面がメッキ液40の液面に対して接触する位置で、保持部材38を停止し、その状態を維持しながら、電解メッキを行う。電解メッキを行うために、保持部材38の中間埋込導電層54に接続してある電圧供給線56を電源62に接続し、そこから中間埋込導電層54に負電圧を供給する。中間埋込導電層54は、各保持孔36の内壁導電層52に接続してあり、内壁導電層52は、素子本体10の一方の電極形成予定部分4aに形成してある下地層に接続してある。その下地層は、メッキ液中に浸漬している。また、メッキ液中の陽極板60は、電源62に接続してあり、正の電圧が供給される。その結果、メッキ液中に浸漬してある下地層の表面には、高寸法精度でSn電解メッキ膜が形成される。
その後、保持部材38の表裏面を反転させ、素子本体10における他方の端部である電極形成予定部分4bをメッキ液40中に浸漬させれば、上記と同様にして、電極形成予定部分4bに、高寸法精度でSn電解メッキ膜を形成することができる。
電極形成予定部分4a,4bに、高寸法精度でSn電解メッキ膜を形成した後には、各素子本体10を保持部材38の各保持孔36から取り出せば、図1に示す外部電極4を有するチップコンデンサ1が得られる。なお、本実施形態では、Sn電解メッキ膜が、図1に示す外側メッキ層34となり、下地層30および中間メッキ層32が、本発明での下地層となる。
本実施形態に係るチップコンデンサ1の製造方法では、外部電極4が形成される予定の素子本体10を、保持部材38の保持孔36に確実に保持し、保持部材38の導電経路50を通して素子本体10の下地層に負の電圧を確実に印加することができる。したがって、確実に、電解メッキを行うことができる。また、素子本体10において、メッキ膜を形成する部分以外は、保持部材38により覆われているため、メッキ液に対してマスキングとなり、素子本体10の端部に高寸法精度でメッキ膜を形成することができる。また、保持部材38における導電経路50以外の部分が、絶縁部材で構成してあることから、その部分には電解メッキ膜が形成されない。したがって、この点でも、高寸法精度でメッキ膜を形成することができる。
また本実施形態の方法では、複数の素子本体10の両端部が露出するように素子本体10を保持部材38により保持し、保持部材38に保持されている素子本体10の露出端部をメッキ液中に浸漬する。このように保持部材38により複数の素子本体10を同時に保持することで、同時に複数の素子本体10の端部に高寸法精度でメッキ膜を形成することが可能になる。
さらに、本実施形態の方法では、保持部材38に保持されている素子本体10の一方の露出端部にメッキ膜を形成した後に、保持部材38を反転させ、素子本体10の他方の露出端部にメッキ膜を形成する。このように、保持部材38を反転させることで、同時に複数の素子本体10の両端部に、メッキ膜を、高寸法精度で形成することが可能になる。
第2実施形態
図6に示すように、本実施形態に係る保持部材38aは、その内部に形成してある導電経路50aが、第1実施形態における保持部材38の導電経路50と異なるのみであり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。この実施形態では、内壁導電層52aが保持孔36の一方の端部のみに延び、他方には延びている。すなわち、内壁導電層52aは、素子本体10におけるメッキ液が浸漬してある側の電極形成予定部分4aに形成してある下地層にのみ接続する。なお、中間埋込導電層54が内壁導電層52aを接続している点では、第1実施形態と同様である。
この実施形態では、素子本体10におけるメッキ液が浸漬してある側の電極形成予定部分4aに電解メッキ膜を形成した後には、保持部材38aを反転させることなく、素子本体10を保持孔36から抜き取る。その後、素子本体10を反転させて、他方の電極形成予定部分4bが下になるように保持孔36に取り付けて電解メッキを行う。この実施形態では、その他の構成および作用効果は、第1実施形態と同様である。
第3実施形態
図7に示すように、本実施形態に係る保持部材38bは、その内部に形成してある導電経路50bが、第1実施形態における保持部材38の導電経路50と異なると共に、電圧の印加方法が異なるのみであり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。この実施形態では、内壁導電層52bが保持孔36の周方向の一部にのみ形成してある。保持部材38bの内部には中間埋込導電層は形成されていない。ただし、各保持孔36に形成してある内壁導電層52bは、素子本体10における両端部の電極形成予定部分4aに形成してある下地層相互を接続するようになっている。
この実施形態では、保持部材38bの上側に、陰極板64が設置され、この陰極板64が、保持部材38bの上側から飛び出ている各素子本体10の電極形成予定部分4bの下地層に接続してある。陰極板64は、電圧供給線56を介して電源62に接続してあり、負の電圧は、陰極板64、上側の電極形成予定部分4bの下地層、および内壁導電層52bを通して、下側の電極形成予定部分4aの下地層に供給される。そのため、メッキ液40に浸漬してある下側の電極形成予定部分4aの下地層の表面に電解メッキ膜が形成される。この実施形態では、その他の構成および作用効果は、第1実施形態と同様である。
第4実施形態
図8に示すように、本実施形態に係る保持部材38cは、第1実施形態に比較して、全体が絶縁部材で構成され、その内部に導電経路が形成されていない点が異なる。また、第1実施形態に比較して、素子本体10aの電気回路が異なり、電圧の印加方法が異なる。その他の構成は、第1実施形態と同様である。図9(A)および図9(B)に示すように、素子本体10aの内部回路には、コイル素子が形成される。そのため、素子本体10aの一方の端部の電極形成予定部分4aと、他方の端部の電極形成予定部分4bとは、素子本体10aの内部回路を通して導通している。
この実施形態では、図8に示すように、保持部材38bの上側に、陰極板64が設置され、この陰極板64が、保持部材38bの上側から飛び出ている各素子本体10の電極形成予定部分4bの下地層に接続してある。陰極板64は、電圧供給線56を介して電源62に接続してあり、負の電圧は、陰極板64、上側の電極形成予定部分4bの下地層、および素子本体10aの内部回路を通して、下側の電極形成予定部分4aの下地層に供給される。そのため、メッキ液40に浸漬してある下側の電極形成予定部分4aの下地層の表面に電解メッキ膜が形成される。この実施形態では、その他の構成および作用効果は、第1実施形態と同様である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、図1〜図5に示す実施形態では、保持部材38の一部にのみ導電経路50を形成したが、本発明では、保持部材38の全体を導電性部材で構成しても良い。ただし、その場合には、メッキ液に接触する保持部材の下面にもメッキ膜が形成されるおそれがある。
また、本発明の方法は、チップコンデンサのみでなく、チップインダクタ、チップバリスタもしくはチップ抵抗またはそれらの組み合わせの電子部品の製造方法にも適用することができる。特に、チップバリスタなどのように素子本体の素地表面が半導体の場合には、電解メッキを行うと、素地本体までメッキさせるおそれがある。本発明の方法を用いて電解メッキを行うことで、保持部材がマスクとなり、素子本体にまでメッキ処理がなされる事態を防止することができる。
また、図示する実施形態では、素子本体10の端部に形成される外部電極4が、三層構造であるが、外部電極4は、単層でも二層でも、さらには4層以上の複数層でも良く、本発明の方法は、いずれの層に対しても適用することができる。
図1は本発明の一実施形態に係るチップコンデンサの概略断面図である。 図2(A)は図1に示す素子本体の斜視図、図2(B)は図1に示すチップコンデンサの回路図である。 図3は本発明の一実施形態に係る方法で用いる保持部材の斜視図である。 図4は図3に示す保持部材の要部断面図である。 図5は本発明の一実施形態に係るメッキ膜の形成方法を示す概略断面図である。 図6は本発明の他の実施形態に係るメッキ膜の形成方法を示す概略断面図である。 図7は本発明のさらに他の実施形態に係るメッキ膜の形成方法を示す概略断面図である。 図8は本発明のさらに他の実施形態に係るメッキ膜の形成方法を示す概略断面図である。 図9(A)は図8に示す方法で用いる素子本体の斜視図、図9(B)は図8に示す方法で用いる素子本体の回路図である。
符号の説明
1… チップコンデンサ
2… 誘電体層
3… 内部電極層
4… 外部電極
4a,4b… 電極形成予定部分
10… 素子本体
30… 下地層
32… 中間メッキ層
34… 外側メッキ層
36… 保持孔
38,38a〜38c… 保持部材
40… メッキ液
50,50a,50b… 導電経路
52,52a,52b… 内壁導電層
54… 中間埋込導電層
56… 電圧供給線
60… 陽極板

Claims (10)

  1. 外部電極を形成するための素子本体を準備する工程と、
    素子本体の端部に導電性の下地層を形成する工程と、
    前記素子本体の端部に形成された下地層が露出するように、当該素子本体を着脱自在に保持する保持孔が形成された保持部材で前記素子本体を保持する工程と、
    前記保持部材により保持された素子本体における露出している端部を電解メッキ液中に浸し、当該下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行い、メッキ液が接触している下地層の表面にメッキ膜を形成する工程とを有する電子部品の製造方法であって、
    前記保持部材には、前記保持孔から露出している素子本体の端部に形成してある下地層に接続される導電経路が形成してあり、当該導電経路を通して前記下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行い、
    前記保持部材には、複数の素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成してあり、前記導電経路が、各保持孔の内壁の少なくとも一部に形成してある内壁導電層と、各保持孔の内壁導電層を接続する中間埋込導電層と、で構成してあり、
    前記保持部材における前記導電経路以外の部分が、絶縁部材で構成してあり、
    前記中間埋込導電層には、電圧供給線が接続してあり、当該電圧供給線から中間埋込導電層および内壁導電層を通して、各素子本体の下地層に電圧を供給することを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 前記内壁導電層が各保時孔の貫通方向に形成してあり、各保持孔の貫通方向両側から露出している前記素子本体の両端部に形成してある両下地層を電気的に接続してある請求項1に記載の電子部品の製造方法。
  3. 外部電極を形成するための素子本体を準備する工程と、
    素子本体の端部に導電性の下地層を形成する工程と、
    前記素子本体の端部に形成された下地層が露出するように、当該素子本体を着脱自在に保持する保持孔が形成された保持部材で前記素子本体を保持する工程と、
    前記保持部材により保持された素子本体における露出している端部を電解メッキ液中に浸し、当該下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行い、メッキ液が接触している下地層の表面にメッキ膜を形成する工程とを有する電子部品の製造方法であって、
    前記保持部材には、前記保持孔から露出している素子本体の端部に形成してある下地層に接続される導電経路が形成してあり、当該導電経路を通して前記下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行い、
    前記保持部材には、複数の素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成してあり、前記導電経路が、各保持孔の内壁の少なくとも一部に形成してある内壁導電層で構成してあり、
    前記保持部材における前記導電経路以外の部分が、絶縁部材で構成してあり、
    各内壁導電層が各保時孔の貫通方向に形成してあり、各保持孔の貫通方向両側から露出している前記素子本体の両端部に形成してある両下地層を電気的に接続し、
    前記保持部材の一方の表面から露出している各素子本体の下地層から、前記内壁導電層を通して、前記保持部材の他方の表面から露出して前記メッキ液に浸漬している各素子本体の下地層に向けて電圧を供給することを特徴とする電子部品の製造方法。
  4. 外部電極を形成するための素子本体を準備する工程と、
    素子本体の端部に導電性の下地層を形成する工程と、
    前記素子本体の端部に形成された下地層が露出するように、当該素子本体を着脱自在に保持する保持孔が形成された保持部材で前記素子本体を保持する工程と、
    前記保持部材により保持された素子本体における露出している端部を電解メッキ液中に浸し、当該下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行い、メッキ液が接触している下地層の表面にメッキ膜を形成する工程とを有する電子部品の製造方法であって、
    前記保持部材には、前記保持孔から露出している素子本体の端部に形成してある下地層に接続される導電経路が形成してあり、当該導電経路を通して前記下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行い、
    前記保持部材には、複数の素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成してあり、前記保持部材自体が導電性部材により形成されて前記導電経路を構成し、
    前記保持部材には、電圧供給線が接続してあり、当該電圧供給線から保持部材を通して、各素子本体の下地層に電圧を供給することを特徴とする電子部品の製造方法。
  5. 外部電極を形成するための素子本体を準備する工程と、
    素子本体の両端部に導電性の下地層をそれぞれ形成する工程と、
    前記素子本体の両端部に形成された下地層が露出するように、当該素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成された絶縁性の保持部材で複数の前記素子本体を保持する工程と、
    前記保持部材により保持された各素子本体における露出している一方の第1端部を電解メッキ液中に浸し、当該下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行い、メッキ液が接触している下地層の表面にメッキ膜を形成する工程とを有する電子部品の製造方法であって、
    前記保持部材により保持された各素子本体における露出している他方の第2端部から各素子本体の内部回路を通して、各素子本体における露出している前記第1端部へ電圧を供給して電解メッキを行うことを特徴とする電子部品の製造方法。
  6. 前記保持部材の一方の表面から露出している前記素子本体の一方の下地層の表面にメッキ膜を形成した後に、
    前記保持部材の表裏面を反転し、前記保持部材の他方の表面から露出している前記素子本体の他方の下地層の表面にメッキ膜を形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子部品の製造方法。
  7. 外部電極が形成される予定の素子本体の端部に電解メッキ膜を形成するために、前記素子本体を保持する保持部材であって、
    前記素子本体の端部に形成された下地層が露出するように、前記素子本体を保持する保持孔が形成され、
    前記保持孔から露出している素子本体の端部に形成してある下地層に接続される導電経路が形成してあり、当該導電経路を通して前記下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行うように構成してあり、
    前記保持部材には、複数の素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成してあり、前記導電経路が、各保持孔の内壁の少なくとも一部に形成してある内壁導電層と、各保持孔の内壁導電層を接続する中間埋込導電層と、で構成してあり、
    前記保持部材における前記導電経路以外の部分が、絶縁部材で構成してあり、
    前記中間埋込導電層には、電圧供給線が接続してあり、当該電圧供給線から中間埋込導電層および内壁導電層を通して、各素子本体の下地層に電圧を供給するように構成してある保持部材。
  8. 前記内壁導電層が各保時孔の貫通方向に形成してあり、各保持孔の貫通方向両側から露出している前記素子本体の両端部に形成してある両下地層を電気的に接続してある請求項7に記載の保持部材。
  9. 外部電極が形成される予定の素子本体の端部に電解メッキ膜を形成するために、前記素子本体を保持する保持部材であって、
    前記素子本体の端部に形成された下地層が露出するように、前記素子本体を保持する保持孔が形成され、
    前記保持孔から露出している素子本体の端部に形成してある下地層に接続される導電経路が形成してあり、当該導電経路を通して前記下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行うように構成してあり、
    前記保持部材には、複数の素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成してあり、前記導電経路が、各保持孔の内壁の少なくとも一部に形成してある内壁導電層で構成してあり、
    前記保持部材における前記導電経路以外の部分が、絶縁部材で構成してあり、
    各内壁導電層が各保時孔の貫通方向に形成してあり、各保持孔の貫通方向両側から露出している前記素子本体の両端部に形成してある両下地層を電気的に接続するように構成してある保持部材。
  10. 外部電極が形成される予定の素子本体の端部に電解メッキ膜を形成するために、前記素子本体を保持する保持部材であって、
    前記素子本体の端部に形成された下地層が露出するように、前記素子本体を保持する保持孔が形成され、
    前記保持孔から露出している素子本体の端部に形成してある下地層に接続される導電経路が形成してあり、当該導電経路を通して前記下地層に負の電圧を印加し、電解メッキを行うように構成してあり、
    前記保持部材には、複数の素子本体を着脱自在に保持する複数の保持孔が形成してあり、前記保持部材自体が導電性部材により形成されて前記導電経路を構成し、
    前記保持部材には、電圧供給線が接続してあり、当該電圧供給線から保持部材を通して、各素子本体の下地層に電圧を供給することを特徴とする保持部材。
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