JP4294107B2 - 飼料添加物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は家禽類、特に鶏の飼料添加物に関し、詳しくは卵黄中のコレステロール低減作用を有する飼料添加物に関する。
【0002】
【従来の技術】
鶏卵は他の食品に比べ安価で栄養価が高い優れた完全食品であるが、鶏卵黄中には多くのコレステロールが含まれている。コレステロールの過剰摂取は動脈硬化などの疾病と関係が深いとして、鶏卵の消費拡大を抑制する要因の一つともなっている。そのため鶏卵黄中のコレステロール含量を人為的に減少し、鶏卵の消費拡大を試みる方法がこれまでにも検討されてきた。
特開平7−67580には低水分のアルコール抽出溶剤によって卵黄中のコレステロールを抽出し、次に特定の蛋白質分解酵素によって加水分解することによって脱コレステロール卵黄製品を製造する方法が開示されている。また欧州特許公開第0326469号には卵黄とβ−シクロデキストリンを混合・攪拌後、生成された包接物を遠心分離により取り除くことにより卵黄中のコレステロールを減少させる方法が開示されている。しかしながら、これらの方法は何れも割卵を必要とし、さらに卵白と分別した卵黄を使用し、卵黄中のコレステロールを取り除く方法であるため、工業的に実施するには抽出、攪拌等に大規模な装置を必要とし、かつ未割卵(殻付き卵)形態での販売、使用ができないなどの欠点があった。
一方、近年茶の効用に関する研究が進むにつれ、茶葉成分であるポリフェノール類の利用や茶抽出エキスを用いた茶飲料の需要が増加し茶抽出残渣(茶がら)の産出量も推定で年間2000トンにまで増加している。茶抽出残渣の利用は1930年代から1940年代の食糧難の時代に軍事用の馬の飼料に検討された例(陸軍獣医団報、No.381、No.386、1941)があるが、現在では資源として利用されることなく、産業廃棄物として焼却や埋没処理されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は上記の問題の改善について検討を行った結果、従来の飼料に、茶葉から水、エタノール、メタノール、アセトン及び酢酸エチルからなる群より選ばれる1種又は2種以上の溶媒で抽出した残渣を添加し給餌することにより家禽類の卵、特に鶏卵中のコレステロール含量を低減させることを見いだし、本発明を完成した。本発明は茶葉から水、エタノール、メタノール、アセトン及び酢酸エチルからなる群より選ばれる1種又は2種以上で抽出した残渣を飼料に添加することにより、特殊な装置、溶剤等を必要とせず、通常の飼育状態でコレステロール低減殻付き卵を得ることができる飼料添加物及びそれを含む飼料に関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、安全で長期投与可能な、かつ鶏卵卵黄中のコレステロール低減効果を有する物質を植物由来の成分について種々検討した結果、我々が日常飲用する茶に由来する茶葉の抽出残渣にコレステロール低減効果があることを見いだした。ここでいうコレステロール低減効果とは通常の鶏卵に含まれる卵黄コレステロール含量(1300mg/100g、日本食品成分表、医歯薬出版(株)による)と比較し、コレステロール含量を通常10%以上、好ましくは20%以上、更に好ましくは30%以上低減させる効果を指す。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明に用いる茶葉の抽出残渣は、粉砕した茶葉を5〜20倍量の水、エタノール、メタノール、アセトン及び酢酸エチル等からなる群より選ばれる溶媒の1種又は2種以上の溶媒で抽出した抽出残渣として得ることができるが、操作性、残存臭及び嗜好性の面から水またはエタノールの単独あるいは併用により抽出するのが望ましい。
原料に用いる茶葉は生葉から仕上げ茶(乾燥茶)まで、通常の製造工程のいずれの段階のものでも良く、かつ発酵の程度に関係なく不発酵茶、半発酵茶、発酵茶いずれでも使用できる。抽出時の温度条件は特に限定するものではないが、抽出効率の観点から、水抽出の場合、60℃以上、75〜90℃で0.5〜2時間加熱するのが望ましい。通常、茶葉10kgを50〜200kgの水で抽出した場合、抽出残渣20〜40kgと加水量に応じて固形分2〜10%のエキス40〜160kgが得られ、更に得られた抽出残渣を、通常用いられる方法、例えば熱風乾燥、流動乾燥、静置乾燥、凍結乾燥などにより乾燥後、粉砕することにより茶葉抽出残渣6〜8kgが得られる。
【0006】
茶葉抽出残渣は原料の茶葉と比較してカフェイン、茶ポリフェノール化合物の約50%以上が除去されるため、苦み、渋み、収斂味が低減し味覚的に改善され、飼料に添加しても家禽類の嗜好性を損なわないものとなる。
また、茶葉抽出成分である茶ポリフェノール化合物は抗酸化性、抗菌性等の有用な性質を持ち、安全性が高いため、食品をはじめとする種々の産業用途が開発され、工業的規模での製造がされていることから、本発明の茶葉抽出残渣の製造を上述の茶ポリフェノール化合物の製造方法と組み合わせることが可能であり、これによりそれぞれの製造方法の生産性を高めることができる。
【0007】
飼料に添加する茶葉抽出残渣の添加量はカフェイン、茶ポリフェノール化合物の約50%が除去されたもので重量比で0.01%以上が好ましく、より好ましくは0.1%〜5%である。0.01%より低濃度の添加量では目的とする卵黄コレステロール低減効果がみられず、5%より高濃度の添加量では苦味、渋味、収斂味が増し、家禽類の飼料摂取量が低下し、体重減少から産卵率の低下などの好ましくない影響が出現する。ここでいう茶葉抽出残渣とは、原料とする茶葉から苦味、渋味の原因となるカテキン類、カフェインを50%以上除去したものをいい、好ましくは70%以上除去したものをいう。茶葉抽出残渣を含有する本願発明の飼料添加物は有効成分である茶葉抽出残渣以外に、通常使用される賦型剤、固結防止剤、増量剤や他の生理活性物質、例えばブドウ糖、澱粉、乳糖、トレハロース、カゼインカルシウムペプチド、漢方薬抽出粕、香辛料などを含有してもよい。また、飼料への添加方法に関しては特に制限はなく、それぞれの製造工程中適宜添加することができる。更に、本発明の飼料添加物を配合する際のベースとなる飼料には特に限定はなく、家禽類用の一般的な配合の飼料でよい。例えば、とうもろこし、ふすま、ライ麦、大麦、小麦等の穀類、大豆油粕、菜種油粕、綿実油粕、ゴマ油粕等の植物性油粕類、魚粉、肉骨粉等の動物性粉類、その他の成分として動物性油脂、乳蛋白、アルファルファー、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、食塩、オリゴ糖、酵母、無水ケイ酸、各種ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類等を任意に含むことができる。
【0008】
本発明の飼料添加物を用いて生産されるコレステロールが低減した家禽類の卵は通常の卵を用いた卵製品や卵料理に用いても何らさし支えない。例えばマヨネーズ、カスタードプリン、アイスクリーム、クレープ、錦糸卵、卵ふりかけ、カステラ、焼き菓子、ケーキ、饅頭、卵豆腐、タマゴボーロ、全卵粉末、卵黄粉末などの卵製品やゆで卵、卵焼き、厚焼き卵、目玉焼き、親子丼、他人丼、オムレツ、スクランブルエッグ、粕漬け卵、酢卵、卵白粥などの卵料理に使用することができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】
実施例1.飼料添加物の調製
パワーミルで粉砕し、直径1.5mmのフィルターを通した緑茶乾燥葉1kgに水10Lを加え、混合物を90〜95℃で30分間加熱した。混合物を固液分離し湿潤残渣2.4kgと固形分4%のエキス8.6kgを得た。湿潤残渣は70℃で一晩通気乾燥した後、粉砕し茶葉抽出残渣700gを得た。この茶葉抽出残渣中のカフェイン、茶ポリフェノール含量は、各々100g中、それぞれ0.3gと2.7gと低く、各々原料茶葉含有量の88%、82%が除去されていた。この茶葉抽出残渣は渋みや苦みが低減されており、飼料への添加に好適な飼料添加物であった。
実施例2.飼料添加物の調製
煎茶、ウーロン茶の混合茶葉(3:2)200gを径2〜3mmに粉砕し、50℃に加温した水、エタノール、アセトン混液(5:3:2)4Lを加え2時間抽出した。混合物を固液分離し、得られた湿潤残渣320gを通気乾燥した後、粉砕し茶葉抽出残渣150gを得た。この抽出残渣は渋み、苦み共に低減されており、飼料に充分添加しうる飼料添加物であった。
【0010】
実施例3.家禽用飼料の調製
原 料 配合割合(重量%)
とうもろこし 56.0
大豆粕 16.9
魚粉 6.5
ふすま 5.5
アルファルファー 3.0
炭酸カルシウム 7.0
リン酸カルシウム 1.6
食塩 0.4
ビタミン・ミネラル類 0.1
大豆油 2.0
実施例1で調製した本発明の飼料添加物 1.0
上記配合割合に従い、常法により家禽用飼料を調製した。
【0011】
試験例1
白色レグホーン(デカルブ−TX)191日齢を4段ケージにて単飼し、対照区は市販の配合飼料(くみあい配合飼料(全農);粗蛋白質17.0%以上、粗脂肪2.5%以上、粗繊維6.0%以上、粗灰分13.0%以上、カルシウム2.8%以上、りん0.55%以上を含む)を用い、試験区は実施例1で得られた茶葉の抽出残渣を対照区の配合飼料に1%添加したものを用いた。不断給餌し、飲水は自由飲水とした。卵は定期的に採取し、産卵率、卵重、卵殻強度、卵殻厚さ、産卵日量、飼料の利用性及び卵黄コレステロール量を測定した。
卵黄コレステロール測定用検体は以下の方法により抽出した。採取した鶏卵中の卵白と卵黄を分離し、得られた卵黄を攪拌後、卵黄約0.5gを脂肪びん(100ml容)に精秤した。この卵黄に海砂1g、1モル濃度のKOHを溶解したメタノール溶液 20ml及びイソプロパノール10mlを添加し、卵黄を入れた脂肪びんに冷却管を装着し水を還流させ、溶液をマグネチックスターラで攪拌しながら温浴槽で30分間加熱した。室温に戻した後イソプロパノールで全量を50mlとし濾液(透明液体)を検体とした。得られた検体のコレステロール含量は、酵素法(F−キットコレステロール:ベーリンガー・マンハイム)により測定した。
対照区及び実施例1で得られた飼料添加物を1%添加した試験区の卵黄中総コレステロール、産卵率、卵重、卵殻強度、卵殻厚さ、産卵日量の測定結果を表1に、体重変化を表2に示す。
【0012】
【表1】
Figure 0004294107
【0013】
【表2】
Figure 0004294107
【0014】
表1に示すように卵黄中総コレステロール含量が有意に低下することが確認された。これに対し、産卵率、卵重、卵殻強度、卵殻厚さ、産卵日量、体重は対照区と試験区間で有意な差は認められなかった。
【0015】
試験例2 マヨネーズ
試験例1の対照区及び試験区で得られた鶏卵を用いてそれぞれマヨネーズを調製した。原材料としてサラダ油 300g,食酢(酸度 4.2%)40g,試験例1の試験区で得られた鶏卵の卵黄34g,砂糖6g,食塩4g,香辛料4g,水12gを用いた。調製法は常法に従い、ボールに卵黄、食塩、砂糖、香辛料を入れハンドミキサーでよく攪拌・混合した後、食酢の半量を加えて混合、次いでサラダ油を少量ずつ加えて攪拌を十分に行い、乳化させた。滑らかになった後、残りの食酢と沸騰させた水を徐々に加えて混合し、瓶充填し密封して5〜10℃で冷蔵した。
得られたマヨネーズは鮮明な色沢を有し、香味および乳化の状態が良好であり風味上は対照区の鶏卵で調製したマヨネーズと同等であった。
【0016】
試験例3 アイスクリーム
試験例1の対照区及び試験区で得られた鶏卵を用いてそれぞれアイスクリームを調製した。原材料として牛乳(脂肪分 3.5%,無脂乳固形分 8.3%)258g,生クリーム(乳脂肪分 45%,無脂乳固形分 5.0%)60g、砂糖60g、全卵20g、安定剤2g、香料少量を用いて常法通りアイスクリームを調製した。オーバーランは80%とした。得られたアイスクリームは舌ざわりが滑らかで、まろやかな味であり、食感上は対照区の鶏卵を用いて調製したアイスクリームと同等であった。
【0017】
試験例4 カステラ
試験例1の対照区及び試験区で得られた鶏卵を用いてそれぞれカステラを調製した。原材料として小麦粉(薄力粉、特級)600g、水飴200g、鶏卵24個、温水(水飴溶解用)180ml、砂糖1500g、みりん少量、白ざらめ糖300gを用いて常法に従いカステラを焼成した。得られたカステラは厚さも均一で弾力があり、内部は細かいスポンジ状の構造が均一に形成され、卵黄由来の黄色の自然色を呈し、口の中では甘く、ふっくらとしており、しかも溶けるような感触があり、美味であった。外観、風味共に対照区の鶏卵で調製したカステラと差はみられなかった。
【0018】
試験例5 粕漬け卵
試験例1の対照区及び試験区で得られた鶏卵を用いてそれぞれ粕漬け卵を調製した。日本酒の粕に酒を少量混ぜて良く練り合わせ、試験区1で得られた鶏卵をゆで、熱いうちに殻をむき、すぐに粕の中に入れ、よく押しつけて二日ほど漬けた。得られた粕漬け卵は、対照区の鶏卵で調製した粕漬け卵と外観、風味が変わりなかった。
【0019】
試験例6 卵粥
試験例1の対照区及び試験区で得られた鶏卵を用いてそれぞれ卵粥を調製した。新米を約5合、水によく浸ける。酢に浸けていない山だし昆布を一晩、水に浸けた後、充分に水でもみ出して洗い、これに水3.6リットルを入れて煮出し、水が2リットルほど煮詰まった後、昆布を取り出す。この中に、先に浸けた米を入れ、日本酒を小杯に一杯入れて炊く。白粥になったら火を引き、試験例1の試験区で得られた卵を15個割り、よく溶いて粥の中に流し込む。釜のふたをしっかりとして、しばらくしてから器に盛り食することができる。得られた白粥は、対照区の鶏卵で調製した白粥と外観、風味は同等であるがコレステロールの低減した卵を含むものである。
【0020】
本発明の他の各種態様を以下に例示する。
(1)茶葉の溶媒抽出残渣を含有することを特徴とする卵黄コレステロール低減作用を有する飼料添加物。
(2)茶葉の溶媒抽出残渣が水、エタノール、メタノール、アセトン、酢酸エチルの1種又は2種以上の溶媒で抽出した残渣である前記(1)記載の飼料添加物。
(3)茶葉が緑茶、ウーロン茶、紅茶の1種又は2種以上である前記(1)または(2)記載の飼料添加物。
(4)飼料への添加量が0.1%〜5%である前記(1)〜(3)いずれか記載の飼料添加物。
(5)前記(1)〜(4)記載の飼料添加物を含有する家禽類の飼料。
【0021】
(6)家禽類が鶏である前記(5)記載の飼料。
(7)鶏の飼料に前記(1)〜(4)いずれか記載の飼料添加物を添加することにより得られるコレステロール低減卵。
(8)鶉の飼料に前記(1)〜(4)いずれか記載の飼料添加物を添加することにより得られるコレステロール低減卵。
(9)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵の卵黄を用いたマヨネーズ。
(10)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵の卵黄を用いた卵ふりかけ。
【0022】
(11)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いたゆで卵。
(12)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた全卵粉末。
(13)前記(7)〜(8)いずれか記載ので得られたコレステロール低減卵を用いた卵黄粉末。
(14)前記(1)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いたカスタードプリン。
(15)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いたアイスクリーム。
【0023】
(16)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた卵豆腐。
(17)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた錦糸卵。
(18)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いたクレープ。
(19)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた焼き菓子。
(20)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いたケーキ。
【0024】
(21)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた卵焼き。
(22)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた饅頭。
(23)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いたタマゴボーロ。
(24)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた厚焼き卵。
(25)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いたカステラ。
【0025】
(26)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた目玉焼き。
(27)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた親子丼。
(28)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた他人丼。
(29)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いたオムレツ。
(30)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いたスクランブルエッグ。
【0026】
(31)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた粕漬け卵。
(32)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた酢卵。
(33)前記(7)〜(8)いずれか記載のコレステロール低減卵を用いた卵粥。
【0027】
【発明の効果】
以上示したように、本発明の飼料添加物に用いる茶葉の抽出残渣は日常飲用する茶に由来し安全性が極めて高く、家禽類の飼料に添加すれば卵黄中のコレステロール含量を低下させることができる。本発明で用いる茶葉の抽出残渣は、最近産業上の重要性が確立されつつある茶ポリフェノールの製造法と組み合わせて実行することが可能であり、これによりそれぞれの製造法の生産性が高められることも本発明の特徴の一つである。

Claims (1)

  1. 水、エタノール、メタノール、アセトン及び酢酸エチルからなる群より選ばれる1種又は2種以上の溶媒で抽出した茶葉の溶媒抽出残渣であって、カテキン類、カフェイン類を70%以上除去した茶葉の溶媒抽出残渣を、0.01%〜5%含有する飼料を4週間給餌することにより、茶葉の溶媒抽出残渣を含有しない以外は同一の飼料を同一条件下で給餌して取得された鶏の卵と比較して、卵黄中のコレステロール量が30%以上減少する効果を有する鶏卵卵黄コレステロールの低減方法。
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