JP4292308B2 - 遊技機 - Google Patents

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JP4292308B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はパチンコ機のような弾球遊技機とも呼ばれている遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機のような弾球遊技機において、その遊技盤の盤面(前面)の遊技領域には各種形式の入賞装置、役物装置等の入球装置が設けられている。この種の入球装置において、球(パチンコ球)が通過する球通路の開閉口に対し、スライド部材を配設し、そのスライド部材をスライド動作させることで開閉口を開閉するように構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スライド部材をスライド動作させることで開閉口を開閉するように構成すると、スライド部材の閉じ方向のスライド動作時において、そのスライド部材の先端部が球に当たると、そのスライド部材の先端部の球接触点と、開閉口の反対側球接触点との間に球が挟み込まれ、球噛みが発生する場合があった。この場合、遊技ホールの店員は、ガラス扉を開いて球噛みしている球を取り除くことによって対処しなければならない。
【0004】
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、スライド部材の閉じ方向のスライド動作による球噛みを防止することができる遊技機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、第1の発明に係る遊技機は、請求項1に記載のとおりの構成を要旨とするもので、球が落下するように上下方向に形成される球通路と、その球通路の途上に設けられた開閉口の上端開口部の一側部において当該球通路の通路方向に対して直交する方向にスライド動作することによって前記開閉口を開閉するスライド部材と、を備え、前記スライド部材の先端部には、当該先端部の下側に前記球通路の通路方向に対して傾斜状をなす球噛み回避面が形成されることにより球に接触可能な球接触点が形成され、前記スライド部材は、閉じ方向のスライド動作したときに、前記球接触点該球接触点に対向する前記開閉口の前記上端開口部の反対側球接触点よりも前記球通路の通路方向に対し上方に位置する位置関係となるようにスライド可能に組み付けられると共に、前記球噛み回避面が前記開閉口の前記上端開口部に位置する球の外周面に傾斜状で当接することで球噛みを回避するように斜め上方向に傾動可能に設けられ、前記スライド部材の閉じ方向のスライド動作時において、前記球接触点と前記反対側球接触点との間に球が挟まれようとした場合に、前記スライド部材が前記球噛み回避面を球の外周面に当接したまま球噛みを回避するように斜め上方向に傾動変位することを特徴とする。
【0006】
したがって、スライド部材の先端部の球接触点が、その球接触点と対向する開閉口側の反対側球接触点よりも球通路の通路方向に対し上方に位置する位置関係となっているため、スライド部材の閉じ方向のスライド動作時において、スライド部材の先端部の球接触点と反対側球接触点との間に球が挟み込まれて球噛みが発生することが軽減される。
【0007】
また、スライド部材の先端部には、球噛みを回避するための傾斜状の球噛み回避面が形成されている。したがって、スライド部材の閉じ方向のスライド動作時において、スライド部材の先端部の球接触点と反対側に位置する開閉口の球接触点との間に球が挟み込まれようとした場合、スライド部材先端部の球噛み回避面によって球噛みがより一層軽減される。
【0008】
また、球噛み回避面は、スライド部材の先端部の厚さ方向の一方に形成されている。したがって、スライド部材の閉じ方向のスライド動作時において、スライド部材の先端部の球接触点と反対側に位置する開閉口の球接触点との間に球が挟み込まれようとした場合、スライド部材の先端部の厚さ方向の一方に形成された球噛み回避面によって球噛みがより一層軽減される。
【0009】
更に、スライド部材は、閉じ方向のスライド動作時において球噛み回避面が開閉口の上端開口部に位置する球に当たることで球噛みを回避するように斜め上方向に傾動可能に設けられている。したがって、スライド部材の閉じ方向のスライド動作時において、スライド部材の先端部の球接触点と反対側球接触点との間に球が挟み込まれようとした場合、スライド部材が球噛みを回避するように斜め上方向に傾動変位することで、球噛み防止に効果が大きく、球噛みが良好に回避される。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。弾球遊技機としてのパチンコ機、例えば、第3種パチンコ機(権利ものと呼ばれることもある)の遊技盤を正面(前面)で表した図1において、遊技盤10の盤面(前面)の周縁部には、外レール12と内レール13とを備えた案内レール11が装着されている。この案内レール11の内側には、遊技領域15が区画形成されるとともに、外レール12と内レール13との間には、図示しない球発射装置から発射された球(パチンコ球)を遊技領域15の上部に案内する球発射通路14が形成されている。
【0012】
遊技盤10の盤面には、その遊技領域15の略中央部において、抽選図柄の表示面22を前面に有する図柄表示装置20と、入球装置としての第3種権利発生装置51とが上下に所定の間隔を隔ててそれぞれ装着されている。また、遊技盤10の遊技領域15には、図柄表示装置20の上方の略中央部と左右両側部に位置して一般入賞器26、27、28がそれぞれ配設され、第3種権利発生装置51の下方でその遊技領域15の最下端に位置してアウト口29が配設されている。
【0013】
また、遊技盤10の盤面には、図柄表示装置20の片側下方(図1に向かって右側斜め下方)に位置して第3種始動装置30が装着されている。この第3種始動装置30は、単数又は複数の構成部品によって構成された始動器本体31において遊技盤10の前面にビス等によって装着されている。始動器本体31には、遊技領域15を流れる球が流入可能な横向(図に向かって右向き)に開口する入球口32を有する始動用球通路が形成されている。その始動用球通路には始動用球検出器が配設されている。
【0014】
また、遊技盤10の盤面には、第3種始動装置30の直下に位置して大入賞口装置40が装着されている。この大入賞口装置40は、単数又は複数の構成部品によって構成された本体部41において遊技盤10の前面にビス等によって装着されている。本体部41には、大入賞口43とその大入賞口43を開閉する開閉扉42とがそれぞれ設けられている。また、遊技盤10の盤面には、第3種権利発生装置51の片側下方(図1に向かって左側斜め下方)に位置して作動用入賞器25が装着されている。この作動用入賞器25には、球が流入したときに、その球を検出してその信号をパチンコ機の所定位置に設置された図示しない主制御装置(主制御基板と呼ばれている)に伝達する球検出器が装着されている。
【0015】
図1と図2に示すように、入球装置としての第3種権利発生装置51の本体構成部材52は単数又は複数の構成部品、例えば、取付基板53と前面部材54とを主体として構成されている。そして、本体構成部材52は、その取付基板53において遊技盤10の盤面にビス、釘等によって装着されている。また、本体構成部材52の取付基板53と前面部材54との間には、上部に遊技領域15を流れる球が流入可能な入球口56を構成する一対の開閉部材55が、軸55aを中心としかつソレノイド等の電動アクチュエータを駆動源として開閉可能に装着されている。これら一対の開閉部材55は、作動用入賞器25の球検出器によって球が検出されることで、所定時間(例えば、数秒)だけ開放して閉じるようになっている。
【0016】
また、取付基板53と前面部材54との間には入球口56の直下において、入球口56を通過した球Bが流れる球通路61が形成されている。球通路61には、その上部に球Bの通過を検出するための球通過孔を有する近接スイッチ等よりなる入賞用球検出器57が配接されている。さらに、入賞用球検出器57の直下に位置して開閉口65(ゲート口とも呼ばれる)が形成されている。この開閉口65には球Bの通過を検出するための球通過孔を有する近接スイッチ等よりなる始動用球検出器68が配設されている。そして、球Bが開閉口65の始動用球検出器68を通過することによって、図柄表示装置20の表示面22には抽選図柄が変動表示されるようになっている。
【0017】
図2に示すように、本体構成部材52の下部には、開閉口65の直下に開口部を有する回転体収納室71が形成されている。この回転体収納室71には球Bを受けて保持する球受け部73を外周面の一部に有する回転体72が正逆方向に回転可能に設けられている。また、回転体収納室71の奥側壁には、特定領域74に通じる流入口75と、非特定領域77に通じる流入口78とがそれぞれ形成され、これら特定領域74と非特定領域77には、近接スイッチ等よりなる特定領域検出器と非特定領域検出器(共に図示しない)とがそれぞれ配接されている。
【0018】
また、取付基板53と前面部材54との間において、開閉口65の上端開口部の両側部のうち、少なくとも一側部には、球通路61に交差する方向のスライド動作によって開閉口65を開閉可能なスライド部材81が装着されている。この実施の形態において、開閉口65の上端開口部の片側(図に向かって右側)に1つのスライド部材81が球通路61に略直交する左右方向にスライド動作可能に装着されている。また、取付基板53には、開閉口65の上端開口部の他側近傍に位置して球Bを排出する排出口62が形成されている。
【0019】
図4と図5に示すように、スライド部材81は、スライド案内部63と第1、第2の両案内ローラ82、84によって左右方向にスライド案内されながら、電動アクチュエータとしてのソレノイド90を駆動源として開閉口65の一側から他側(図4に向かって右側から左側)にスライド動作され、開閉口65を開閉するようになっている。また、スライド部材81の上面側には、同スライド部材81が閉じたときに球通路61を流下する球Bを排出口62に導く球誘導面86が形成されている。
【0020】
図6に示すように、スライド部材81は、同スライド部材81の先端部(閉じ方向に前進したときに前端に位置する部分)でかつ球通路61を落下して通過する球Bに接触可能な球接触点87と、その球接触点87に対向する開閉口65の上端開口部の反対側球接触点66とが球通路61の通路方向に対し上方に所定量Hだけ変位した位置で左右方向にスライド可能に組み付けられている。また、スライド部材81の先端部の下側面には、球噛みを回避するために球通路61の通路方向に対し傾斜状をなす、この実施の形態では下向き傾斜状をなす球噛み回避面88が形成されている。また、スライド部材81は、スライド動作時において球Bに当たることで球噛みを回避する方向(例えば上方)に移動可能に設けられている。
【0021】
すなわち、この実施の形態において、図7に示すように、本体構成部材52(例えば取付基板53)の所定位置には左右方向に長い長孔状のスライド案内部63が貫設されている。一方、スライド部材81の背面側には、同スライド部材81が閉じ方向に前進したときに後側に位置する部分において、大径の第1案内ローラ82が、前側に位置する部分に小径の第2案内ローラ84がそれぞれの軸を中心として回転可能に装着されている。また、第1案内ローラ82は、スライド案内部63の幅(孔幅)寸法と略同じ直径寸法をもち、スライド案内部63に沿って回転しながら左右方向に移動するようになっている。
【0022】
また、第2案内ローラ84は、スライド案内部63の幅(孔幅)寸法よりも適宜に小さい直径寸法をもち、スライド案内部63の下側部に沿って回転しながら左右方向に移動するとともに、図7に示すように、スライド案内部63の上側部に当接する位置まで移動可能となっている。そして、スライド部材81は、閉じ方向のスライド動作時において球Bに当たることで、球噛みを回避する方向の斜め上方に第1案内ローラ82を中心して回動可能となっている。
【0023】
また、図4と図5に示すように、スライド部材81は、その第1案内ローラ82の軸の延長軸部において、作動アーム93を介してソレノイド90の作動軸91に連結されている。すなわち、遊技盤10の後面(裏面)側には、ソレノイド90が横向きに装着される一方、所定長さの作動アーム93がその一端部(上端部)においてピン94を支点として回動に装着されている。この作動アーム93の長手方向の中央部から一端部寄り部分において、ソレノイド90の作動軸91の先端部がピン95と長孔96によって連結されている。さらに、作動アーム93の他端部(下端部)が長孔95とピン83(第1案内ローラ82の軸の延長軸線上に一体に設けられている)によって連結されている。
【0024】
そして、開閉口65の始動用球検出器68による球Bの検出に基づいてソレノイド90が励磁されることで、作動アーム93がピン94を支点として図4に向かって時計回り方向に回動される。これによってスライド部材81は、その第1案内ローラ82と第2案内ローラ84とがスライド案内部63に案内されながら閉じ位置まで前進されるようになっている。また、ソレノイド90が励磁されて所定時間(例えば数秒)経過後、ソレノイド90が非励磁となることで、スライド部材81は、その第1案内ローラ82と第2案内ローラ84とがスライド案内部63に案内されながら元の開き位置まで後退されるようになっている。
【0025】
この実施の形態に係る遊技機としてのパチンコ機は上述したように構成される。したがって、パチンコ遊技の際、図示しない球発射装置から球発射通路14に発射された球B(パチンコ球)は、遊技領域15の上部に打ち出され、多数の釘や風車器等に当たって遊技領域15の下部に向けて流れる。遊技領域15に打ち出された球Bのうち、一部の球Bは、一般入賞器26、27、28、作動用入賞器25等の入球口に流入する。また、これら入球口に流入しなかった球Bは遊技領域15の下部のアウト口29に流入し、機外に排出される。
【0026】
作動用入賞器25の球Bが流入すると、その球Bが作動用入賞器25の球検出器(図示しない)によって検出される。すると、その球検出器の検出信号が図示しない主制御装置(主制御基板)に伝達される。これによって、一対の開閉部材55が所定時間(例えば、数秒)だけ開放して閉じる。図2に示すように、一対の開閉部材55が開放され入球口56が拡開されることで、遊技盤10の遊技領域15を流れる球Bが入球口56に流入し易くなる。入球口56に流入した球Bは、入賞用球検出器57の球検出孔を通過してその直下に位置する開閉口65に流入する。開閉口65に流入した球Bは始動用球検出器68の球検出孔を通過してその直下に位置する回転体72の球受部73に受けられる。
【0027】
始動用球検出器68によって球Bの通過が検出されると、その検出信号が主制御装置(主制御基板)に伝達される。これによって、図柄表示装置20が作動され、その表示面22には抽選図柄が変動し、設定時間後停止する。そして、表示面22には前記主制御装置から出力される信号に基づく抽選図柄が表示される。表示面22に表示された抽選図柄が「大当たり図柄」、例えば、「3・3・3」、「7・7・7」等となって停止した場合、これに基づいて主制御装置から出力される信号によって回転体72の駆動モータ(図示しない)が作動し、回転体72が所定方向(図2に向かって時計回り方向)に回転した後、元の位置まで反転されて停止する。
【0028】
回転体72の所定方向の回転によって回転体72の球受部73の球Bが特定領域74の流入口75に放出される。そして、球Bが特定領域検出器によって検出され、その信号が主制御装置に伝達されることで、「大当たりの権利」が発生する。また、表示面22に表示された抽選図柄が「大当たり図柄」以外の図柄となって停止した場合、これに基づいて主制御装置から出力される信号によって回転体72が前記とは反対方向(図2に向かって反時計回り方向)に回転した後、元の位置まで反転されて停止する。これによって、回転体72の球受部73の球Bが非特定領域77の流入口78に放出されるため、「大当たりの権利」は発生しない。
【0029】
前記したように、「大当たりの権利」が発生した後、遊技領域15を流れる球Bが第3種始動装置30の入球口32に流入すると、その球Bが球検出器(図示しない)によって検出される。すると、その検出信号が主制御装置(主制御基板)に伝達される。これに基づいて主制御装置から出力される信号が大入賞口装置40に伝達され、その開閉扉42によって大入賞口43が開かれる。大入賞口43に球Bが最大で10個流入するか、あるいは、10秒経過すると、開閉扉42によって大入賞口43が閉じられ、ここで大当たり遊技の1ラウンドが終了する。開閉扉42によって大入賞口43が一旦閉じられた後、再び、第3種始動装置30の入球口32に流入した球Bが球検出器(図示しない)によって検出されると、開閉扉42によって大入賞口43が開かれる。このように大当たり遊技が、例えば、最大で16ラウンド行われて大当たり遊技が終了する。
【0030】
さて、入球口56及び入賞用球検出器57の球検出孔を通過した球Bが開閉口65に流入し、始動用球検出器68によって検出されると、その検出信号が主制御装置に伝達される。これに基づいて主制御装置から出力される信号によってソレノイド90が励磁される。すると、作動アーム93がピン94を支点として図4に向かって時計回り方向に回動され、スライド部材81は、その第1案内ローラ82と第2案内ローラ84とがスライド案内部63に案内されながら閉じ位置に向けて前進される(図5参照)。
【0031】
図4に示すように、スライド部材81の閉じ方向のスライド動作時において、その先端部の球接触点87が球Bに接触する場合がある。この際、スライド部材81の先端部の球接触点87が、開閉口65の反対側球接触点66に対し球通路61の通路方向に対し所定量Hだけ変位している。このため、スライド部材81の先端部の球接触点87と反対側球接触点66との間に球Bが挟み込まれて球噛みが発生することが軽減される。また、スライド部材81の先端部には、球噛みを回避するための傾斜状の球噛み回避面88が形成されているため、スライド部材81の先端部の球接触点87と反対側球接触点66との間に球Bが挟み込まれようとした場合、スライド部材先端部の球噛み回避面88によって球噛みがより一層軽減される。
【0032】
また、スライド部材81は、スライド動作時に球Bに当たることで球噛みを回避する方向に移動可能に設けられている。すなわち、この実施の形態において、第1案内ローラ82は、スライド案内部63の幅(孔幅)寸法と略同じ直径寸法をもち、第2案内ローラ84は、スライド案内部63の幅(孔幅)寸法よりも適宜に小さい直径寸法をもち、スライド案内部63の幅寸法内において移動可能となっている。このため、図6に示すように、スライド部材81の閉じ方向のスライド動作時において、その先端部の球接触点87が球Bに接触する際、万一、スライド部材81の球接触点87と反対側球接触点66とを結ぶ線上に球Bの中心点が存在し、スライド部材81の球接触点87と反対側球接触点66との間に球Bが挟まれようとすると、図7に示すように、スライド部材81は、球噛みを回避する方向の斜め上方に第1案内ローラ82を中心して回動する。これによって、スライド部材81の球接触点87と反対側球接触点66との間に球Bが挟まれ球噛みが発生する不具合を確実に防止することができる。そして、スライド部材81は、開閉口65を閉じる閉じ位置まで前進し、その閉じ位置において所定時間だけ停止する。
【0033】
また、スライド部材81によって開閉口65が閉じられると、その後、入球口56に流入して入賞用球検出器57の球検出孔を通過した球Bは、スライド部材81の球誘導面86に誘導されて排出口62に流れ排出される。また、スライド部材81によって開閉口65が閉じられる間において、始動用球検出器68の球検出孔を複数(例えば、2個)の球Bが連続的に通過すると、最初の球Bのみが回転体72の球受部73に受けられ、後続の球Bは、始動用球検出器68と回転体72の球受部73との間に位置して設けられた排出口98に流れて排出される。また、ソレノイド90が励磁されて所定時間(例えば数秒)経過後、ソレノイド90が非励磁となることで、スライド部材81は、その第1案内ローラ82と第2案内ローラ84とがスライド案内部63に案内されながら元の開き位置まで後退される。
【0034】
なお、この発明は前記実施の形態に限定するものではない。例えば、前記実施の形態においては、入球装置が第3種権利発生装置である場合を例示したが第1種パチンコ機、第2種パチンコ機等の入賞装置においても採用することが可能である。また、前記実施の形態においては、開閉口65の上端開口部の両側部のうち、少なくとも一側部には、球通路61に交差する方向のスライド動作によって開閉口65を開閉可能なスライド部材81が装着されている場合を例示したが、開閉口の下端開口部の両側部のうち、少なくとも一側部に開閉口を開閉可能なスライド部材が装着されてもよい。この場合、スライド部材の先端部でかつ球通路を落下して通過する球に接触可能な球接触点と、その球接触点に対向する開閉口の下端開口部の反対側球接触点とが球通路の通路方向に対し下方に所定量だけ変位した位置で左右方向にスライド可能に組み付けられる。また、前記実施の形態においては、スライド部材81の上面側には、同スライド部材81が閉じたときに球通路61を流下する球Bを排出口62に導く球誘導面86が形成され、スライド部材81の先端部の下面側には、球噛みを回避するための下向き傾斜状の球噛み回避面88が形成されている場合を例示したが、球Bを排出するための排出口62がない場合には、球誘導面86を設ける必要がない。また、スライド部材の先端部の厚さ方向両側(上下両面)部のうち、片側又は両側(少なくとも一方)に球噛み回避面を形成してもよい。また、前記実施の形態においては、開閉口65の片側に1つのスライド部材81が球通路61に略直交する左右方向にスライド動作可能に装着される場合を例示したが、これに限るものではなく、一対のスライド部材によって開閉口を開閉可能に構成してもよい。この場合、一方のスライド部材の先端部の球接触点に対し、他方のスライド部材の先端部が反対側球接触点となる。
【0035】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、スライド部材の先端部の球接触点が、反対側球接触点よりも球通路の通路方向に対し上方に位置する位置関係となっているため、スライド部材の球接触点と反対側球接触点との間に球が噛み込む不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る開閉口を開閉するスライド部材が装着された第3種権利発生装置を備えたパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。
【図2】 同じく第3種権利発生装置のスライド部材が開き位置にある状態を示す正面図である。
【図3】 同じく第3種権利発生装置のスライド部材が閉じ位置にある状態を示す正面図である。
【図4】 同じくスライド部材が開き位置にある状態を拡大して示す正面図である。
【図5】 同じくスライド部材が閉じ位置にある状態を拡大して示す正面図である。
【図6】 同じくスライド部材の球接触点と反対側球接触点との間に球が挟み込まれた瞬間の状態を示す説明図である。
【図7】 同じくスライド部材が球噛みを回避する方向に移動した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 遊技盤
51 第3種権利発生装置(入球装置)
61 球通路
63 スライド案内部
65 開閉口
66 反対側球接触点
81 スライド部材
82 第1案内ローラ
84 第2案内ローラ
87 球接触点
88 球噛み回避面
90 ソレノイド(電動アクチュエータ)
93 作動アーム

Claims (1)

  1. 球が落下するように上下方向に形成される球通路と、その球通路の途上に設けられた開閉口の上端開口部の一側部において当該球通路の通路方向に対して直交する方向にスライド動作することによって前記開閉口を開閉するスライド部材と、を備え、
    前記スライド部材の先端部には、当該先端部の下側に前記球通路の通路方向に対して傾斜状をなす球噛み回避面が形成されることにより球に接触可能な球接触点が形成され、
    前記スライド部材は、閉じ方向のスライド動作したときに、前記球接触点該球接触点に対向する前記開閉口の前記上端開口部の反対側球接触点よりも前記球通路の通路方向に対し上方に位置する位置関係となるようにスライド可能に組み付けられると共に、前記球噛み回避面が前記開閉口の前記上端開口部に位置する球の外周面に傾斜状で当接することで球噛みを回避するように斜め上方向に傾動可能に設けられ、
    前記スライド部材の閉じ方向のスライド動作時において、前記球接触点と前記反対側球接触点との間に球が挟まれようとした場合に、前記スライド部材が前記球噛み回避面を球の外周面に当接したまま球噛みを回避するように斜め上方向に傾動変位することを特徴とする遊技機。
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