JP4291519B2 - ネオジム及びコバルトで合成された高分子量のブタジエンゴムの配合物から形成されたゴルフボールコア - Google Patents
ネオジム及びコバルトで合成された高分子量のブタジエンゴムの配合物から形成されたゴルフボールコア Download PDFInfo
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Description
関連出願に対するクロスリファレンス
これは、1992年4月24日に出願された米国出願第07/874,066号の一部継続出願であり、1992年6月4日に出願された米国出願第07/893,277号の継続出願である、1995年1月9日に出願された米国出願第08/370,224号の継続出願である、1997年3月18日に出願された米国出願第08/819,945号の一部継続出願である。
【0002】
発明の分野
本発明は、成形されたゴルフボールコアにおいて使用するための改良型ポリブタジエン組成物に関する。改良型ポリブタジエン組成物は、ネオジム及びコバルト含有触媒の使用を通して合成された2つの特定のブタジエンゴムの配合物を利用する。ポリブタジエン配合物の各々は、超高ムーニー粘度のポリブタジエンを含有する。このようなブタジエンゴム配合物の使用により、ボールのレジリエンスが増大する。さらに、著しく改善された混合特性が達成される。本発明はまた、改良型ポリブタジエン組成物を利用することによって製造されるゴルフボール及びコアにも向けられている。
【0003】
発明の背景
ゴルフボールの性能に関与する主たる物性のうちの2つは、レジリエンスと硬度である。レジリエンスは、直接的衝撃の前後の2つの弾性球体の相対速度の比率、又はより一般的には、はね返るボールの出速度と入速度の比率である定数「e」としても表わされる反発係数(「C.O.R.」と呼ばれる)によって決定される。その結果、反発係数(すなわち「e」)は、ゼロから1まで変動し得るが、ここで1は弾性衝突に等しく、ゼロは非弾性衝突に等しい。硬度は、ボールの直径を横断して適用されるさまざまな荷重条件の下でのボールの変形として決定される。圧縮値が低くなればなるほど、材料は硬くなる。
【0004】
レジリエンス(C.O.R.)は、クラブヘッド速度、軌跡角度及びボール形態(すなわちディンプルパターン)といったような付加的な要因と共に、一般に、ボールが打たれたときに飛行することになる距離を決定する。クラブヘッド速度及び軌跡角度は、特にゴルフボールのメーカーによって容易に制御できる要因ではないことから、メーカーの間で関心の的になる要因は、反発係数(C.O.R.)及びボールの表面形態である。
【0005】
この点において、ゴルフボールの反発係数は、一般に、硬質表面に対し一定の与えられた速度でボールを推進し、ボールの入及び出速度を電子的に測定することによって計測される。反発係数は、ボールが米国ゴルファー協会(「U.S.G.A.」)によって規定された仕様の範囲内に入るよう、全ての市販ゴルフボールにおいて、入念に制御されなくてはならない。この路線に沿って、U.S.G.A.規準は、「規則準拠」ボールが1秒あたり255フィートを超える(2%の許容誤差で1秒あたり250フィート)初期速度(すなわちクラブを離れる速度)を有することができないということを指示している。ボールの反発係数はボールの初期速度に関連することから(すなわち、ボールのC.O.R.が増大するにつれて、ボールの初期速度も同様に増大することになる)、高い耐久性を生み出すために充分な硬度(すなわち耐衝撃性)を有する一方で、初期速度に対するU.S.G.A.の限度に密に近づくよう充分に高い反発係数をもつボールを生み出すことがきわめて望ましい。
【0006】
中実ゴルフボールにおける反発係数(C.O.R.)は、成形コア及びカバーの組成の一関数である。巻付けコアを含むボール(すなわち、液体又は固体の中心、弾性巻線及びカバーを含むボール)においては、反発係数は、中心及びカバーの組成のみならずエラストマー巻線の組成及び張力の関数でもある。
【0007】
ゴルフボールコアを形成するにあたっては、ポリブタジエンが利用されてきた。これまでの当業者は、コア組成物中にさまざまなグレードのポリブタジエンを利用して調査を行なってきた。例えば、このような試みは、米国特許第5,385,440号;4,931,376号;4,683,257号;4,955,613号;及び4,984,803号;そして日本特許JP58225138号及びJP7268132号の中で記述されており、これらの特許は全て本書に参考として内含されている。これらの開示において記述されたコア組成物のいくつかは満足できるものであるが、ゴルフボールコアを形成するための改良型組成物に対する必要性がなおも存在している。
【0008】
従って、本発明の目的は、ゴルフボールコアを配合するのに利用されたとき、高いC.O.R.及び処理の改善を示すゴルフボールを生み出すような改良型コア組成物を提供することにある。
【0009】
本発明のこれらの及びその他の目的及び特徴は、本発明の以下の概要及び記述から及び請求の範囲から明らかになることだろう。
【0010】
発明の概要
本発明は、前述の目的の全てを達成し、第1の態様においては、2つの特定のタイプのポリブタジエンを内含する組成物から形成されたコア及びコアのまわりに配置されたカバーを含むゴルフボールを提供する。コア内で利用される第1のポリブタジエンは、コバルト又はコバルトベースの触媒の存在下で重合され、硬化前に約65〜約85のムーニー粘度をもつ。第2のポリブタジエンは、ネオジム又はネオジムベースの触媒の存在下で重合される。一部の利用分野においては、第1のポリブタジエンを形成する上でニッケルベースの触媒をコバルト触媒の代りに又はそれに加えて利用することができる。また、第2のポリブタジエンは、ネオジム触媒の代りに又はそれに加えてランタニド系の触媒の存在下で重合させることができる。ゴルフボールは、一般にコアをとり囲む1つ以上のカバー層をも内含している。
【0011】
さらにもう1つの態様においては、本発明は、約80〜約120重量部のある種のエラストマー成分及び少なくとも約60重量部の非エラストマー成分を内含する組成物から形成されたコアを含むゴルフボールを提供している。このゴルフボールはさらに、コアのまわりに配置された重合体カバーを内含する。エラストマー成分には、硬化前に約65〜約85のムーニー粘度を示す、コバルト又はニッケル触媒の存在下で合成された第1のポリブタジエンが内含される。エラストマー成分は、ネオジム又はランタニド系の触媒の存在下で合成される第2のポリブタジエンをも内含する。
【0012】
さらにもう1つの態様においては、本発明は、2つの特定のタイプのポリブタジエンを内含する化合物から形成されたコア、及びコアのまわりに配置された重合体カバーを含んで成るゴルフボールを提供する。コア組成物は、硬化前に約1.9〜約3.9の多分散度をもち、約65〜約85のムーニー粘度を有する第1のポリブタジエンを内含する。第1のポリブタジエンは、コバルト又はニッケル触媒の存在下で合成される。コア組成物はさらに、ネオジム又はランタニド触媒の存在下で合成された第2のポリブタジエンを内含する。
【0013】
本発明は、さらにもう1つの態様において、ゴルフボールコアを形成するために適合された組成物をも提供している。この組成物は、約65〜約85のムーニー粘度をもつ第1のポリブタジエンを含んで成り、ここでこの第1のポリブタジエンは、コバルト又はニッケルベースの触媒の存在下で合成される。組成物はさらに、ネオジム又はランタニド系の触媒の存在下で合成され、約30〜約65のムーニー粘度をもつ第2のポリブタジエンを含んで成る。組成物はさらに、少なくとも1つの架橋剤を含んで成る。
【0014】
さらに、本発明は、2つの特定のタイプのポリブタジエンを組合わせてコア組成物を形成する段階、コア組成物を成形してゴルフボールコアを形成する段階及びその後ゴルフボールコアのまわりにカバーを形成してゴルフボールを製造する段階を含んで成る、ゴルフボールを製造するための方法を提供している。ゴルフボールコアは、約65〜約85のムーニー粘度及び約1.9〜約3.9の多分散度を有する第1のポリブタジエンから形成される。第2のポリブタジエンは、ネオジム又はランタニド系の触媒の存在下で合成される。
【0015】
本発明のさらなる利用可能性の範囲は、以下に提供されている詳細な記述から明らかになることだろう。
【0016】
好ましい実施態様の詳細な説明
本発明は、ゴルフボールコアを処方するのに利用されたとき、比較的高度のレジリエンスを示すコアを製造する改良型組成物に関する。本発明はまた、特にゴルフボールコアを形成する上でポリブタジエンの加工性を改善することにも向けられている。これらの点において、ゴルフボールコア組成物の中に特定のポリブタジエン樹脂の配合物を使用することにより、結果として得られるコアのレジリエンスが増大するという効果がもたらされ、コアの形成が大幅に容易になる、ということがわかっている。
【0017】
本発明の組成物は、1つ以上のゴム又はエラストマー成分及び一連の非ゴム又は非エラストマー成分を含む。本発明のコア組成物のゴム成分は、以下に記述されるある一定の分子量特性及び超高ムーニー粘度をもち、コバルトを用いて合成された特定のポリブタジエン、ネオジムを用いて合成されたもう1つの特定のポリブタジエン及び1つ以上のその他の任意のポリブタジエンを含んでいる。いくつかの利用分野においては、ニッケル触媒を用いて合成されたポリブタジエンを、コバルト触媒を用いて合成されたポリブタジエンと組合せて又はその代りに使用することができる。また、ランタニド系の触媒を用いて合成されたポリブタジエンを、ネオジム触媒を用いて合成されたポリブタジエンと組合わせて又はその代りに使用することもできる。本発明のコア組成物の非ゴム成分は、好ましくは不飽和カルボン酸成分を内含する1つ以上の架橋剤、架橋を促進するための遊離基開始剤、1つ以上の任意の変性剤、充てん剤、成形性添加剤、加工添加剤及び分散剤を含み、これら全てについて以下でより詳細に記述する。
【0018】
本発明の組成物の中で使用するための第1の好ましいポリブタジエン樹脂は、比較的超高のムーニー粘度を有する。「ムーニー単位」は、生又は未加硫のゴムの可塑性を測定するために使用される任意の単位である。ムーニー単位での可塑性は、212°F(100℃)の温度でゴムを含有し毎分2回の回転数で回転する容器の中のディスク上で任意の尺度で測定されたトルクに等しい。
【0019】
ムーニー粘度の測定値、すなわちムーニー粘度〔ML1+4(100℃〕は、本書に参考として内含されているASTM D−1646規格に従って定義される。ASTM D−1646では、ムーニー粘度は真の粘度ではなく、せん断応力の一範囲全体にわたるせん断トルクの尺度であると述べられている。ムーニー粘度の測定値は、本書に参考として内含されている Vanderbilt Rubber Handbook、第13版(1990年)、565〜566ページにも記述されている。一般に、212°Fで測定されるポリブタジエンゴムのムーニー粘度は、約25〜約65である。ムーニー粘度を測定する計器は、Monsanto Mooney Viscometer、MV2000型といったような、市販のものである。もう1つの市販されている装置は、株式会社島津製作所によって製造されているムーニー粘度計である。
【0020】
当業者であればわかるように、重合体は、分子量のさまざまな定義に従って特徴づけ可能である。「数平均分子量」Mnは以下のように定義づけされる。
【0021】
【数1】
【0022】
式中Wiは重合体の1画分又は1標本の分子量であり、Miは、画分又は標本の合計数である。
【0023】
「重量平均分子量」Mwは、次のように定義づけされる。
【0024】
【数2】
【0025】
式中、Wi及びMiは、上述したものと同じ意味をもつ。
【0026】
「Z平均分子量」Mzは、以下のように定義づけされる。
【0027】
【数3】
【0028】
式中、Wi及びMiは、上述したものと同じ意味をもつ。
【0029】
「Mpeak」は、最も一般的な画分又は標本すなわち、最大の母集団をもつ画分又は標本の分子量である。
【0030】
これらのさまざまな分子量尺度を考慮すると、再検討中の重合体の分子量の分布ひいては「広がり」が表示されることになる。
【0031】
重合体の分子量分布の度合を一般的に表示するものは、その「多分散性」Pである:
【0032】
【数4】
【0033】
「分散性」とも呼ばれる多分散性は、重合体鎖が同じ重合度を共有する範囲も表わしている。多分散性が1.0である場合には、全ての重合体鎖は、同じ重合度を有していなければならない。重量平均分子量はつねに数平均分子量以上であることから、多分散性は定義上1.0以上、すなわちP>1.0である。
【0034】
本発明の好ましい実施態様の組成物の中で使用するための第1の特定のポリブタジエンは、約65〜約85、好ましくは約70〜約83のムーニー粘度を示す。第1の特定のポリブタジエンは、約90,000〜130,000、好ましくは約100,000〜約120,000の数平均分子量Mnを有する。第1の特定のポリブタジエンは、約250,000〜約350,000、及び好ましくは約290,000〜約310,000の重量平均分子量Mwをもつ。第1の特定のポリブタジエンは、約600,000〜約750,000、そして好ましくは約660,000〜約700,000の平均分子量Mzを有する。第1の特定のポリブタジエンは、約150,000〜約200,000、好ましくは約170,000〜約180,000のピーク分子量Mpeakをもつ。
【0035】
好ましい実施態様の組成物中で使用するための第1の特定のポリブタジエンの多分散性は、標準的に、約1.9〜約3.9、好ましくは約2.4〜約3.1の範囲内にある。最も好ましくは、多分散性は約2.7である。
【0036】
好ましい実施態様の組成物中で使用するための第1の特定のポリブタジエンは好ましくは、シス−1,4結合を含む、好ましくは約90%のシス−1,4ポリブタジエン含有率をもつ、そして最も好ましくは少なくとも約95%のシス−1,4ポリブタジエン含有率をもつ重合体鎖の大部分の画分を含有する。第1の好ましいポリブタジエンのもう1つの特徴は、それがコバルト又はコバルトベースの触媒を利用することによって得られる、つまり合成されるという点にある。本書で記述されているように一部の利用分野においては、ニッケル触媒を用いることによって合成されたポリブタジエンを、コバルト触媒で合成されるポリブタジエンと共に又はその代りに利用することもできる。
【0037】
前記第1の好ましい超高粘度ポリブタジエンに対応し、本発明による好ましい実施態様の組成物の中で使用するのに適した市販のポリブタジエンは、Shell Chimie of France からCariflex BCP820 という名称で入手可能である。このポリブタジエンはより高いC.O.R.値を示すコアを生産するものの、従来の機器を用いて処理するのは幾分か困難である。この好ましいポリブタジエンの物性及び特性は下記の表1に記されている。
【0038】
【表1】
【0039】
好ましい実施態様のゴルフボールコア組成物の中で使用するための第2のタイプのポリブタジエンは、ネオジム又はランタニド系の触媒を利用することによって得られ、つまり合成され、約30〜約70、好ましくは約35〜約70、より好ましくは約40〜約65、最も好ましくは約45〜約60のムーニー粘度を示すポリブタジエンである。この第2のポリブタジエンは、より高いC.O.R.値を示すカバーを提供するものの、非常に低い常温フローの物性及び非常に高い乾燥膨潤特性を示す。
【0040】
ネオジムベースの触媒を用いて得られるこのような第2のポリブタジエンの例としては、Enichem からのNEOCIS40、NEOCIS60及び BayerからのCB−22、CB23及びCB−24が含まれる。これらのポリブタジエンの物性は以下に示されている。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3A】
【0043】
【表3B】
【0044】
【表3C】
【0045】
第1及び第2のポリブタジエンが一定の範囲内で合わせて配合された時点で、各ポリブタジエンに付随する個々の処理上の問題点なく、ゴルフボールコアを製造することが可能であるということが発見された。本質的に、配合物が、従来の機器を用いて高くなったレジリエンスを示すゴルフボールコアを製造できるようにする相乗効果が生み出されるのである。
【0046】
本発明の組成物では、指摘した第1及び第2の特定のポリブタジエンに加えて、その他のポリブタジエン樹脂も使用できる。例えば、Shell Chemicalから入手可能なCariflex BR−1220ポリブタジエン(下記の表4参照)を、本書で記述されている特定の超高ムーニー粘度のポリブタジエン成分と組合わせてその他のポリブタジエンとして利用することが可能である。一般に、これらのその他のポリブタジエンは、約25〜65の範囲内のムーニー粘度を有する。Shell Chimie から市販されている類似のポリブタジエン樹脂BCP819をBCP820と合わせて使用できるということも考えられている。
【0047】
【表4】
【0048】
好ましい実施態様の組成物のエラストマー又はゴム部分に関しては、前述の第1及び第2のポリブタジエンを互いに特定の割合で利用することが好ましい。一般に、第1及び第2のポリブタジエンの合計量100部あたり50部の割合で第1のポリブタジエンを利用することが好ましい。特にことわりのない限り、本書で表わされている全ての部の数は重量部の数である。より好ましくは、第1のポリブタジエンは、第1及び第2のポリブタジエンの合計量100部あたり約45部以下(最も好ましくは40部以下)の割合で利用される。第2のポリブタジエンに関しては、第1及び第2のポリブタジエンの合計量100部あたり50部を上回る割合で第2のポリブタジエンを利用することが一般に好ましい。より好ましくは、第2のポリブタジエンは、第1及び第2のポリブタジエンの合計量100部あたり約55部以上(最も好ましくは60部以上)の割合で利用される。
【0049】
本発明の好ましい実施態様のコア組成物は、一般に、エラストマー又はゴム成分、すなわち第1及び第2のポリブタジエン約80〜約120重量部を含み、非ゴム又は非エラストマー成分を約60〜約80重量部以上含んでいる。好ましくは、コア組成物は、約100重量部のゴム成分及び約60〜約80部以上の非ゴム成分を含む。好ましい実施態様のコア組成物の非ゴム部分に添加される成分のそれぞれの機能及びタイプに応じて、非ゴム部分はゴム成分の大部分を構成しうるということがわかるだろう。ゴム成分には、前述の第1及び第2のポリブタジエンが内含されている。非ゴム成分は以下のとおりである。
【0050】
好ましくは、コア組成物の架橋剤は、単数又は複数のカルボン酸と亜鉛、マグネシウム、バリウム、カルシウム、リチウム、ナトリウム、カリウム、カドミウム、鉛、錫などの金属の酸化物又は炭酸塩の反応生成物である不飽和カルボン酸成分である。好ましくは、亜鉛、マグネシウム及びカドミウムといった多価の金属の酸化物が使用され、最も好ましくは、酸化物は酸化亜鉛である。
【0051】
好ましいコア組成物中で利用できる不飽和カルボン酸の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、ソルビン酸など、及びその混合物である。好ましくは、酸成分は、アクリル酸又はメタクリル酸のいずれかである。通常、約15〜約50、好ましくは約20〜約35重量部のカルボン酸塩、例えばジアクリル酸亜鉛が、コア組成物中のゴム成分の100部毎に内含されている。不飽和カルボン酸及びその金属塩は一般にエラストマーベースで可溶であるか又は容易に分散可能である。
【0052】
コア組成物中に内含されている遊離ラジカル開始剤は、硬化サイクル中に分解する既知のいずれかの重合開始剤(ヘテロ架橋剤)である。本書で使用されている「遊離ラジカル開始剤」という語は、エラストマー配合物及び不飽和カルボン酸の金属塩の混合物に添加されたとき、不飽和カルボン酸の金属塩によるエラストマーの架橋を促進するような化学物質を意味する。存在する選択された開始剤の量は、重合開始剤としての触媒活性の必要条件によってのみ決定される。適切な開始剤としては、過酸化物、過硫酸塩、アゾ化合物及びヒドラジドが内含される。本発明では市販されて容易に入手できる過酸化物が一般に、エラストマー100部につき約0.1〜約10.0、好ましくは約0.3〜約3.0重量部の量で適切に使用される。
【0053】
本発明の目的に適した過酸化物の例としては、ジクミルペルオキシド、n−ブチル4,4′−ビス(ブチルペルオキシ)バレレート、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシド及び2,5−ジ−(t−ブチルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサンなど、ならびにそれらの混合物がある。ここで使用される開始剤の量は、望ましい特定的最終生成物及び利用される特定の開始剤に応じて変動するということが理解されるであろう。
【0054】
このような市販の過酸化物の例としては、Atochem, Lucidol部門、Buffalo, New York が製造販売するペルオキシケタールである Luperco230又は231XL及び、Akzo Chemie America, Chicago, Illinois によって製造販売されるペルオキシケタールである Trigonox17/40又は29/40がある。Luperco 231XL及び Trigonox29/40の1時間の半減期は約112℃であり、Luperco 230XL及び Trigonox17/40の1時間の半減期は約129℃である。Luperco230XL及びTrigonox17/40は、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バレレートであり、Luperco231XL及び Trigonox29/40は、1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンである。
【0055】
本発明のコア組成物は、付加的には、金属酸化物、脂肪酸及びジイソシアネートを内含するその他の適切な相容性ある改質用成分を含有していてもよいが、これらに限定されるわけではない。例えば一般に Dow Chemical Co., Midland, Michigan から入手可能な重合体ジイソシアネートである、Papi94が、ゴム組成物内の任意の成分である。これは、ゴム(phr)成分100重量部につき約0〜5部の範囲にわたり、水分掃去剤として作用する。
【0056】
本発明の組成物には、さまざまな活性化剤も内含され得る。例えば、酸化亜鉛及び/又は酸化マグネシウムなどが、ポリブタジエンのための活性化剤である。活性化剤は、ゴム(phr)成分100重量部あたり約2〜約10重量部の範囲内にあってよい。
【0057】
その上、充てん剤補強剤を本発明の組成物に添加することも可能である。このような例の1つとしては、ポリプロピレン粉末がある。ポリプロピレン粉末の比重はきわめて低いものであり、化合させた場合にポリプロピレン粉末はより軽量の成形コアを生成することから、大量のより高い重力充てん剤を添加することができる。炭酸カルシウムといったようなより比重の高い安価な無機充てん剤を比較的大量に取込むことによって、さらなる利点が得られる可能性がある。コア組成物中に取込まれるような充てん剤は、例えば一般に約30メッシュ未満、好ましくは約100メッシュ(US標準サイズ)未満のサイズで細かく分割された形状をしているべきである。コア組成物中に含まれた付加的な充てん剤の量は、まず第一に重量制約条件により決定され、好ましくは100部のゴムにつき約10〜約100重量部の量で含まれる。
【0058】
好ましい充てん剤は比較的安価で重いものであり、ボールのコストを下げボールの重量を増大させて1.620オンスというU.S.G.A.の重量制限に密に近づくようにするのに役立つ。充てん剤の例としては、石灰石、酸化亜鉛、シリカ、雲母、重晶石、炭酸カルシウム又は粘土といったような無機充てん剤が含まれる。石灰石は、粉砕された炭酸カルシウム/マグネシウムであり、廉価で重い充てん剤であるために使用される。その他の重い充てん剤には、粉末化されたタングステン、ビスマス又はモリブデンといったような金属粒子が含まれる。
【0059】
示されているように、粉砕されたバリ充てん剤を取り込むこともでき、これは好ましくは、圧縮成形の余剰のバリを20メッシュに粉砕した中心素材である。これはコストを低下させ、ボールの硬度を増大させることができる。
【0060】
脂肪酸又はその金属塩も組成物中に内含させることができ、成形性及び加工を改善するべく機能する。一般に、約10〜約40個の炭素原子、好ましくは約15〜約20個の炭素原子を有する遊離脂肪酸が使用される。適切な脂肪酸の例としては、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸及びリノール酸ならびにそれらの混合物がある。脂肪酸の適切な金属塩の例としては、ステアリン酸亜鉛が含まれる。コア組成物の中に内含されるとき、脂肪酸成分はゴム(エラストマー)100部あたり約1〜約25、好ましくは約20〜約15重量部という量で存在する。
【0061】
コア組成物が、脂肪酸添加剤としてゴム100部あたり約2〜約5重量部の量でステアリン酸を含むことが好ましい。
【0062】
コア組成物中には、場合によっては、ジイソシアネートを内含させることもできる。利用される場合、ジイソシアネートは、ゴム100部あたり約0.2〜約5.0部の量で含まれる。適切なジイソシアネートの例としては、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート及び当該技術分野にとって既知のその他の多機能イソシアネートがある。
【0063】
さらに、米国特許第4,844,471号に記されているジアルキル錫ジ脂肪酸、米国特許第4,838,556号に開示されている分散剤及び米国特許第4,852,884号に記されているジチオカーボネートも、本発明のポリブタジエン組成物中に取込むことができる。このような添加剤の特定的タイプ及び量は、本書に参考として内含されている上述の特許の中で記されている。
【0064】
本発明のゴルフボールコア組成物は、ポリブタジエン及びポリブタジエンとその他のエラストマーの混合物の中から選択されたベースエラストマー(又はゴム)100重量部あたり約1〜約100重量部の粒状ポリプロピレン樹脂及び好ましくは約10〜約100重量部のポリプロピレン粉末樹脂を含むこともできる。より好ましくは、粒状ポリプロピレン樹脂は、本発明のコア組成物中で利用される場合、Amoco Chemical Co. により「6400P」、「7000P」及び「7200P」という呼称で商標登録され販売されているもののようなポリプロピレン粉末樹脂約20〜約40重量部を含む。成分の比率は変動する可能性があり、経験によって最も良好に最適化される。
【0065】
上述のとおり、脂肪酸といったような付加的な適切かつ相容性ある変性剤及び、ピーカン(Pecan)殻粉、粉砕バリ(すなわち、実質的に同じ構成の以前に製造されたコアを粉砕した物)、硫酸バリウム、酸化亜鉛といったような二次的添加剤をコア組成物に添加して、ボールが1.620オンスというU.S.G.A.重量制限に達するか又は密に近づくようにするために必要なだけボールの重量を増大させることが可能である。
【0066】
本発明のゴルフボールはさらに1つ以上の内部又はマントル層を含みうるということが理解されるであろう。このような層は通常ボールのカバー構成要素とコアの間に配置される。本書で記述する第1及び第2のポリブタジエンの好ましい配合物をこれらの内部マントル層のうちの1つ以上のものの中で利用することができるということも考えられている。
【0067】
本発明は、本書で記述されているようなゴルフボールのためのコアを形成するのに充分適したものである。図1及び図2を参照すると、第1の好ましい実施態様のゴルフボール10が例示されている。全ての図は概略図であって、必ずしも一定の比例で縮小されていないということが理解されるであろう。第1の好ましい実施態様のゴルフボール10はコア20、最も好ましくは本書で記述されているようなコア、そしてコア20のまわりに配置されたカバー層30を含む。コア30は、当該技術分野において既知のように、外側表面35を含み、それに沿って複数のディンプル40が構成されている。
【0068】
本発明のコア組成物は、例えば図3及び4に例示されている第2の好ましいゴルフボール50といったような多層ゴルフボールの中で使用するのにも充分適している。この第2の好ましい実施態様のゴルフボール50は、コア60、そのまわりに配置された第1の内側層70及び、内側層70のまわりに配置された外側カバー層80を含む。内側層70は1つ以上の内部層つまりマントルを内含していてよい。外側カバー層80は1つ以上のカバー層を内含しうる。外側層80は、当該技術分野において知られているような複数のディンプル90を構成する外側表面85を含む。
【0069】
本発明の組成物を利用するゴルフボールコアを製造するにあたっては、成分は、例えば、2本ロール機又はバンバリーミキサーを用いて、組成物が均質になるまで、通常は約5〜約20分の時間にわたり密に混合され得る。成分の添加順序は重要ではない。好ましい配合順序は、以下のとおりである。
【0070】
エラストマー、粉末樹脂、充てん剤、亜鉛塩、金属酸化物、脂肪酸及びその他の任意の成分は、望まれる場合、バンバリーミキサーといったような密閉式ミキサーの中で約7分間配合される。混合中のせん断の結果、温度は約200°Fまで上昇し、この時点でバッチは2本ロール機上へと排出され、約1分間混合されシート状に広げられる。
【0071】
シートは次に、バーウェル(Barwell)予備成形機の中に入れられ、スラッグが生成される。スラッグは次に、約14分間、約320°Fでの圧縮成形に付される。成形及び冷却の後、(冷却は約4時間室温で行なわれる)、成形済みコアを心なし研削作業に付し、これにより成形済みコアの薄い層が除去されて直径1.545インチの丸いコアが生成される。
【0072】
混合は、望ましくは、さまざまな成分の配合中に組成物が初期重合温度に達することがないような形で行なわれる。
【0073】
通常、組成物の硬化性成分は、組成物を約275°F〜約350°F、そして好ましくは通常約290°F〜約325°Fの高い温度で加熱することによって硬化可能となり、組成物の成形はその硬化と同時に行なわれる。組成物は、例えば射出、圧縮又はトランスファ成形といったようなさまざまな成形技術のいずれか1つによってコア構造へと成形され得る。組成物が加熱により硬化されるとき、加熱のために必要とされる時間は通常短かく、一般に、使用される特定の硬化剤に応じて約10〜約20分となる。重合体のための遊離ラジカル硬化剤に関連する技術分野における当業者であれば、いずれかの特定的遊離ラジカル作用物質で最適な成果を遂げるのに必要な硬化時間及び温度の調整について精通している。
【0074】
成形後、コアは金型及びその表面から除去され、好ましくは、被覆材料に対するその付着を容易にするべく処理される。表面処理は、コロナ放電、オゾン処理、サンドブラスト、などといったような当該技術分野において既知のいくつかの技術のいずれかにより実施されうる。好ましくは、表面処理は、研削砥石での研削によって行なわれる。
【0075】
コアは、厚さが約0.050〜約0.250インチ、好ましくは約0.060〜約0.090インチの範囲の少なくとも1層の被覆材料を備えることによって、ゴルフボールへと転換される。
【0076】
カバーの組成は、結果として得られるゴルフボールに望まれる物性に応じて変動し得る。全て本書に参考として内含されている米国特許4,986,545号;5,098,105号;5,120,791号;5,187,013号;5,306,760号;5,312,857号;5,324,783号;5,328,959号;5,330,837号;5,338,610号;5,542,677号;5,580,057号;5,591,803号;及び5,733,206号で開示されているもののような広範な一連のカバー配合物を利用することができる。
【0077】
被覆されたゴルフボールは、当該技術分野において既知の複数の方法のうちのいずれか1つで形成することができる。例えば、ゴルフボール金型の中心に成形済みコアを置き、イオノマー樹脂を含有するカバー組成物を、約40°F〜約120°Fの金型温度で金型空間内に射出し一定時間保持することができる。
【0078】
あるいは、カバー組成物を約300°F〜約450°Fで平滑な表面をもつ半球形シェル内に射出成形し、コア及びこのような2つのシェルをディンプル付きゴルフボール金型内に置き、約200°F〜約300°Fの温度で一体化させることができる。
【0079】
生成されたゴルフボールは次に塗装及びマーキングが施され、塗装は、噴霧技術によって行なわれる。
【0080】
本発明はさらに、特定的成分が重量部で表わされている以下の例によって例示される。本発明はこれらの例に限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく本発明においてさまざまな変更及び修正を加えることができるということを理解すべきである。
【0081】
例1
下表の成分を用いて、約1.470〜約1.475インチの仕上り直径をもつゴルフボールコアを、圧縮成形及びその後の研削による表面層の除去により製造した。各コアを100部のエラストマー(ゴム)を用いて処方した。処方中、残りの成分の量は、重量部で表わされ、達成された反発係数及び圧縮力は以下に記されている。各処方物から生成された成形コアの物性は以下のパラメータに従って測定した:
【0082】
Riehle圧縮は、200ポンドという定静荷重の下でのインチ単位で表わしたゴルフボールの変形の尺度である。例えば47というRiehle圧縮は、0.047インチの荷重下のたわみに対応する。
反発係数(C.O.R.)は、砲口から12フィートのところに位置づけされた鋼板に向けて、結果として得られたゴルフボールを空気砲内により秒速125フィートで発射することによって測定された。次にはね返り速度を測定した。はね返り速度を順方向速度で除して、反発係数を得た。
【0083】
表5及び6は、4つのコア組成物のテストの結果をまとめたものである。
【0084】
【表5】
【0085】
【表6】
【0086】
表6の結果は、高ムーニーBCP−820が対照(低ムーニーBR−1220)に比べC.O.R.が9ポイント高いことを示している。高いムーニーBCP−820とネオジム触媒の Neo Cis 60及びCB−22の配合物は同様に、C.O.R.の5〜6ポイント増を示す。
【0087】
高ムーニーBCP−820は、高いC.O.R.値を提供するものの、従来の機器を用いて加工するのがきわめて困難である。高ムーニーBCP−820とネオジム触媒のポリブタジエンゴムを配合することで加工上の問題は解決されるが、高いC.O.R.値は維持される。
【0088】
表7及び8は、付加的なテスト結果を要約している。
【0089】
【表7】
【0090】
【表8】
【0091】
表8の結果は、C.O.R.が圧縮力の差すなわち Nes 係数において補正された時点で6回の試験には差異がほとんどないことを示している。ネオジムゴムは、100%で使用されたとき、又は高いムーニーBCP−820と配合されたとき、100%で使用された時の高ムーニーBCP−820の物性に等しい。ネオジムゴムは100%で使用されたときにも、予備成形物の押出し中の高いダイスウェル及び予備成形物の変形をひき起こし、非常に高い不良率を結果としてもたらすゴムの高い低温フローに起因してきわめて加工が困難である。
【0092】
ネオジムポリブタジエン及び高ムーニーポリブタジエンゴム、例えばBCP−820は、100部、つまり従来の機器、例えば2本ロール機及び押出し機で単独で使用された場合、加工不可能である。
【0093】
上述の2つのゴムが配合された場合、相乗混合物の処理は、性能又はC.O.R.を全く損失することなく容易かつ実用的なものとなる。
【0094】
本発明について、好ましい実施態様を参照しながら記述してきた。明らかに、以上の詳述を読み理解した時点で、その他の態様への修正及び変更が発生することになるだろう。本発明は、請求の範囲及びその等価物の範囲内に入るかぎりにおいてこのような変更及び修正の全てを内含するものと意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるゴルフボールの第1の好ましい実施態様の部分断面図である。
【図2】 第1の好ましい実施態様のゴルフボールの横断面図である
【図3】 本発明による第2の好ましい実施態様のゴルフボールの部分断面図である。
【図4】 第2の好ましい実施態様のゴルフボールの横断面図である。
Claims (1)
- (i)コバルト及びニッケル触媒の存在下で合成され、コアの硬化前に1.9〜3.9の多分散度をもち、70〜83のムーニー粘度を有し、数平均分子量が90,000〜130,000である第1のポリブタジエン、及び(ii)ネオジムベースの触媒の存在下で合成され、硬化前に40〜65のムーニー粘度を有する第2のポリブタジエンを内含するポリブタジエンの混合物により形成されたコアであって、
前記第1のポリブタジエンがポリブタジエン混合物の10〜45重量部、前記第2のポリブタジエンがポリブタジエン混合物の55〜90重量部を含み、
前記コアは80〜120重量部のポリブタジエン混合物と60〜80重量部の非エラストマー組成物を含む、コア、
及び、前記コアのまわりに配置された少なくとも1つ以上のカバー層、
を含んで成るゴルフボール。
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