JPH11504253A - ゴルフボール組成物 - Google Patents

ゴルフボール組成物

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JPH11504253A
JPH11504253A JP9530387A JP53038797A JPH11504253A JP H11504253 A JPH11504253 A JP H11504253A JP 9530387 A JP9530387 A JP 9530387A JP 53038797 A JP53038797 A JP 53038797A JP H11504253 A JPH11504253 A JP H11504253A
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サミュエル エイ ジュニア パスカ
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Abstract

(57)【要約】 実質的に酸化亜鉛を含まない、ポリブタジエン、ジアクリル酸亜鉛架橋剤、及び酸化カルシウムの混合物を用いるゴルフボール、ゴルフボールコア、及びゴルフボール及びゴルフボールコアの製造方法。ゴルフボールコアに典型的に用いられる酸化亜鉛をゴルフボールコア組成物から排除するか又は少なくとも実質的に減少させると同時に酸化カルシムを添加する場合、その混合物から形成されたゴルフボールやゴルフボールコアは、標準高圧縮度コアやボールの初速度を維持しつつ、酸化亜鉛を含有するコアやボールと比べてPGA圧縮度が低下する。

Description

【発明の詳細な説明】 ゴルフボール組成物 発明の分野 本発明は、一般的には、ゴルフボールに関し、特に、ゴルフボールコアの製造 に用いられる組成物、及びその組成物を用いてゴルフボールコアを製造する方法 に関する。 発明の背景 ゴルフボールは、革の袋にガチョウの羽毛を詰めたボールが最初に導入されて 以来著しく進展してきた。ゴルフボールの設計と技術は、現在、米国のゴルフ規 則を定める組織、米国ゴルフ協会(USGA)が、ドライバーで速度39.6メートル/秒 (m/s)、即ち130 ft/sで打った場合に初速度76.2 m/s、又は250 ft/sを達成する ことができるゴルフボールのUSGA公式競技での競技使用を禁止する規則を制定し た点まで進歩している(以下“USGA試験”と呼ぶ)。しかしながら、2%の許容 量が認められたので製造業者は初速度77.7m/s(255ft/s)を達成するゴルフボール を製造することができる。 USGA試験の許容範囲による77.7m/s(255ft/s)を超える“ホット”ゴルフボール を製造する技術があり、そのホットボールが利用できる。しかしながら、そのホ ットボールは、USGA公式トーナメントに適さず、USGAのハンディキャップを与え るのにも適さない。従って、製造業者は、回転率、圧縮度、“クリック”や“感 覚”のようなある範囲の異なった性質や特性で利用できる、77.7m/s(255ft/s)限 度を超えずにUSGA試験で可能な最高速度を一致して達成するゴルフボールを製造 することにかなりの重きをおいている。即ち、広範囲のゴルファーの要求や希望 を満たすために種々の異なったボールが利用できる。 現在、ゴルフボールは、一般に、ワンピース・ボール(即ち、単一ボール)、 ツーピース・ボール、及びスリーピース・ボール(即ち、糸巻きボール又はソリ ッド多成分ボール)として入手できる。ワンピース・ボールは、カバーがなく、 典型的には、成形したポリブタジエン系化合物から表面にディンプルが施されて 形成される。それらのボールは高速度で回転しかつ速度が遅いことから、所望の 距離が得られず通常は練習用又はゴルフ練習場用のボールとして用いられる。 対照的に、典型的なアマチュアゴルファーによって用いられるツーピース・ボ ールは、最大の耐久性や飛距離を与える。それらのボールは、典型的にはポリブ タジエン系化合物で形成された単一のソリッド球でできたコアとそのコアを封入 プロフェッショナルやハンディキャップの小さいアマチュアゴルファーが回転 率や感覚を好むスリーピース・ボールは、多量の弾性糸巻きで被覆されたソリッ タン又はバラタゴムでできたカバーに包まれる。糸巻きにより良いゴルファーの 大きな回転率とコントロールをもつスリーピース・ボールが得られる。 ボールの形と関係なくプレイヤーはたいていインパクト時に高初速度を必要と する最高飛距離を出すゴルフボールを求めている。従って、市場の要求を満たそ うとして製造業者はUSGA最高値の77.7 m/s又は255 ft/sにできるだけ近いUSGA試 験の初速度をもつゴルフボールを製造するために努力している。 いろいろなレベルの力量をもつゴルファーの要求を満たすために、ゴルフボー ル製造業者は固定した仕事量のもとでのゴルフボール又はコアの変形をインチで 測定するボールの PGA圧縮度のレベルを変えることにもかかわっている。インパ クト時の高速、よって長い飛距離は、ボールの滞空力又は回転を距離に影響させ ると共にボールに対して硬い“感覚”を生じる圧縮度を高めることによりたいて い達成される。しかしながら、最高速度と飛距離を達成するインパクト時にゴル フボールが十分に圧縮されなければならないことから、要求されるクラブヘッド スピードを出すことができないアマチュアゴルファーは高圧縮度ボールから最高 距離を得ることができない。 従って、ゴルフボール製造業者は、絶えず、全ての力量レベルのゴルファーが 最高の成績を出すゴルフボールを与える新しい方法を探究すると共にアマチュア ゴルファーが必要とする圧縮度の小さいボールで高圧縮ボールの成績を与える組 成物を発見することを探究している。 ゴルフボールコアを製造するのに一般的にはポリブタジエン、天然ゴム、スチ レンブタジエン、及びイソプレンのような多くのポリマーが用いられる。現在、 ゴルフボールコアは主としてポリブタジエンで製造されている。更に、ゴルフボ ールに所望の物理的性質を得るために、製造業者は不飽和カルボン酸の金属塩の ような架橋剤を加えてきた。架橋剤の添加量は、ポリブタジエン100部に対して 典型的には約20〜50部である。最も一般的には、そのためにジアクリル酸亜鉛又 はジメタクリル酸亜鉛が用いられている。その2種の架橋剤のうちジアクリル酸 亜鉛はジメタクリル酸亜鉛より初速度が大きいゴルフボールを製造することが判 明した。 典型的には約50 pph(100部あたりの部)の酸化亜鉛(ZnO)が組成物に添加される 。その物質はジアクリル酸亜鉛/過酸化物加硫系の充填剤と活性化剤双方として 働く。当業者に周知であるジアクリル酸亜鉛/過酸化物加硫系は、コア成形過程 でポリブタジエンを架橋する。高比重の酸化亜鉛(5.57)は、活性化剤のほかにゴ ルフボールの重量を調節するためにも役立っている。 酸化亜鉛は環境上好ましくない物質であることが既知であるので、製造過程か らその物質量を排除するか又は少なくとも実質的に減少させることが有利である 。しかしながら、上記組成物から酸化亜鉛を排除する場合、加硫促進の低下があ り、架橋不足及び対応して圧縮度と速度の低下を生じる。その結果として感覚の 軟らかいボールが生じかつ末熟なゴルファーはボールを十分に圧縮することがで きず、得られたボールはUSGA規格によって認められた最高速度より遅い。 従って、酸化亜鉛以外の活性化剤を含むゴルフボールコア組成物、即ち、一般 に存在する酸化亜鉛の全部又は少なくとも一部を排除し、上記のように圧縮度の 小さいボールを与えるが高圧縮度ボールの速度と飛距離を維持するゴルフボール コア組成物を与えることが有利である。本発明は、そのようなゴルフボールコア を提供する。 発明の要約 本発明は、最初の実施態様においては、ゴルフボールの製造用組成物、特に、 ゴルフボールコアに関する。本組成物は、ポリブタジエン、ジアクリル酸又はジ メタクリル酸の金属塩、好ましくは、ポリブタジエン100部に対して約20〜50部 の量のジアクリル酸亜鉛、及びフリーラジカル開始剤のベース混合物を含み、こ れに下記の有利な性質をもつゴルフボールコアを製造するのに十分な量の活性化 剤として酸化亜鉛の代わりに酸化カルシウム(CaO)が添加される。 酸化カルシウムのために酸化亜鉛が活性化剤としてゴルフボールコア組成物か ら排除される場合、低圧縮度ゴルフボールコアが得られ、ゴルフボール仕上げ品 に混合される場合には酸化亜鉛を用いたコアを取り入れている標準高圧縮度ボー ルに速度と飛距離が匹敵するUSGA試験の初速度をもつボールを与えることが判明 した。酸化カルシウムは、USGA試験のボールの初速度を維持しつつ、ゴルフボー ルの圧縮度を低下させるが量で添加される。典型的には、本発明のコア組成物に 混合される酸化カルシウムの量は、ポリブタジエン100部に対して約0.1から15部 である。15 pphを超える量が用いられる場合にはゴルフボールコア圧縮度が大き く低下しそのコアを取り入れているボールの初速度が著しい低下をきたすと思わ れることから、酸化カルシウムの使用量は好ましくは約15 pph未満である。従っ て、必要とされる重量のコアやボールを得るために少なくとも1種の充填剤を含 むことが必要となる。 本発明は、更に、高圧縮度ボールに匹敵する初速度をもつ低圧縮度ゴルフボー ルを与えるゴルフボールコア組成物の製造方法、及びその方法の生成物に関する 。本発明の方法は、ポリブタジエン、ジアクリル酸、ジメタクリル酸又はモノメ タクリル酸の金属塩、好ましくはジアクリル酸亜鉛、及び酸化亜鉛を混合するゴ ルフボールコアの初速度を維持しつつ、圧縮度が低いゴルフボールコアを製造す るのに十分な量の酸化カルシウムを含む、実質的に酸化亜鉛を含まない混合物を 形成する工程を含む。酸化カルシウムは、好ましくは、ポリブタジエンとジアク リル酸亜鉛の混合物にその2成分が十分に混合された後に添加される。しかしな がら、酸化カルシウムは、ポリブタジエンとジアクリル酸、ジメタクリル酸又は モノメタクリル酸の金属塩と共にミキサーに入れられ、3成分が同時に混合され る。 典型的には、ポリブタジエン、ジアクリル酸金属塩、及び酸化カルシウムが混 合されるので、混合物の温度は約82.2〜約93.3℃(180〜200°F)である。次に、 少なくとも1種のフリーラジカル開始剤が混合物に添加される。好ましい開始剤 は、ゴルフボール製造の技術において周知である過酸化物開始剤である。フリー ラジカル開始剤を添加すべき温度は、実験を必要とせず当業者に容易に明らかで ある。過酸化物の場合、例えば、添加温度は使用される過酸化物に依存する。過 酸化物は、80°F 程度の温度で、或いは得られた混合物の加硫温度の直前の温度 で最初の装入物と共に添加される。次いで、開始剤を含む混合物が混合されて均 一な混合物を形成し、それがディスチャージされ、ゴルフボールコアに形成され る。 従って、本発明は、酸化亜鉛の使用を排除するか又は少なくとも減少させる環 境上の利点を与えると共に性能の高いゴルフボールを与える新規なゴルフボール 組成物を提供する。 好適実施態様の詳細な説明 本明細書に記載される“コア”及び“ゴルフボールコア”という用語は包括的 であり、ワンピース・ボール又は単一のゴルフボール、ツーピース・ゴルフボー ルのコア、ツーピース・ゴルフボールの二重コア、及び糸巻きゴルフボールのセ ンター等が含まれる。本発明のコア組成物は、所望される単一のゴルフボール、 ツーピース・ゴルフボールのコア、又はスリーピース・ボール又は糸巻きゴルフ ボールのコアを形成するために用いられる。しかしながら、本発明の組成物が ピース・ボールのコアを形成するための用いられる場合に最良の結果が得られる 。 本発明のための“反応条件”という用語はフリーラジカルを生じる本発明のコ ア組成物の能力に影響する反応条件を意味する。反応条件は、例えば、温度、時 間及び圧力が含まれる。 本明細書に用いられる“ポイント”又は“圧縮度ポイント”という用語は、 P GA圧縮度スケールを意味する。本分野において使用しているものに周知のそのス ケールは、1〜160ポイントの範囲であり、コア又はボールの相対圧縮度を求め るのに用いられる。PGA圧縮度スケールを使用しない当業者は、代わりにレイル( Reihle)圧縮度を用いる。レイル圧縮度は、次式の使用により PGA圧縮度に変換 することができる。 PGA 圧縮度 = 160 - レイル圧縮度 本発明に従って調製されたゴルフボールコアを形成する代表的なベース組成物 は、ポリブタジエン及びポリブタジエン100重量部に対して20〜50重量部のジア クリル酸、ジメタクリル酸又はモノメタクリル酸の金属塩、好ましくはジアクリ ル酸亜鉛を含む。ポリブタジエンのシス1,4含量は、好ましくは約90%より大き く、更に好ましくは約96%より大きい。ポリブタジエンの市販の原料としては、 シェルケミカル製のShell 1220、エニケミエラストマーズ製のNeocis BR40 、及 び宇部興産社製のUbepol BR150が含まれる。所望される場合には、ポリブタジエ ンは、コアの特性を更に変化させるために天然ゴム、スチレンブタジエン、及び /又はイソプレンのような当該技術において既知の他のエラストマーと混合され る。エラストマーの混合物を用いる場合、コア組成物中の他の成分の量は全エラ ストマー混合物の100重量部に基づく。 本発明の使用に適したジアクリル酸、ジメタクリル酸及びモノメタクリル酸の 金属塩は、金属がマグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、ナトリウム 、リチウム又はニッケルであるものが含まれる。USGA試験で初速度の高いゴルフ ボールを与えることからジアクリル酸亜鉛が好ましい。ジアクリル酸亜鉛は種々 の純度グレードがある。本発明のためには、ジアクリル酸亜鉛に存在するステア リン酸亜鉛の量が少ないほどジアクリル酸亜鉛の純度が高い。ステアリン酸亜鉛 約1〜10%を含むジアクリル酸亜鉛が好ましい。ステアリン酸亜鉛約4〜8%を 含むジアクリル酸亜鉛が更に好ましい。市販の適切なジアクリル酸亜鉛としては 、ロックランドリセット・ライトやサートマー製のものが含まれる。ジアクリル 酸亜鉛の好ましい使用濃度は、ポリブタジエン100 pph又は100 pphに等しい他の エラストマーの混合物とのポリブタジエンに対して20〜50 pphである。 ジアクリル酸、ジメタクリル酸又はモノメタクリル酸の金属塩とポリブタジエ ンの架橋を促進するためにフリーラジカル開始剤が用いられる。本発明に使用す るのに適したフリーラジカル開始剤としては、ジキユミルペルオキシド、1,1− ジ(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、a−aビス(t −ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t− ブチルペルオキシ)ヘキサン、又はジ−t−ブチルペルオキシド、及びその混合 物のような過酸化物化合物が挙げられるがこれらに限定されない。他の有用な開 始剤は、実験を必要とせず当業者に容易に明らかである。100%活性の開始剤は 、ブタジエン、又は1種以上の他のエラストマーと混合したブタジエン 100部に対して好ましくは約0.05〜2.5 pphの範囲の量で添加される。開始剤の添 加量は、更に好ましくは約0.15〜2 pph、最も好ましくは約0.25〜1.5 pphの範囲 である。 典型的な従来技術のゴルフボールコアは、コア成形過程でポリブタジエンを架 橋するジアクリル酸亜鉛−過酸化物加硫系に5〜50 pphの酸化亜鉛を混合する。 約5.57の高比重の酸化亜鉛は、コア及びコアを取り入れている得られたゴルフボ ールの比重の調整を可能にする。上記のように環境上好ましくない酸化亜鉛は製 造過程から排除するか又は少なくとも減少させることが望ましい。しかしながら 、ゴルフボールコア処方の場合、酸化亜鉛を完全に排除すると加硫促進の顕著な 低下が生じ、ポリブタジエンの架橋が減少すると共にUSGA試験での圧縮度と初速 度双方の低下を生じる。コア及び得られたボールは軟らかい感覚をもちアマチュ アゴルファーによって圧縮され易いが、低初速度の結果としてドライブ飛距離が 悪くなる。 そこで、酸化亜鉛(ZnO)がポリブタジエンとジアクリル酸、ジメタクリル酸又 はモノメタクリル酸の金属塩のゴルフボールコア組成物から酸化カルシウム(CaO )のために排除される場合、その混合物から製造されたコアやボールは高性能を 示すことが発見された。標準ボールの初速度は、USGAによって認められた最高値 又はその近似値に維持されるが、ボールの圧縮度は PGAスケールについて少なく とも約2圧縮度ポイントだけ低下し、14ポイントほど低下する。従来技術のコア に混合された酸化亜鉛の量が上記のように典型的には約5〜50 pphである場合、 活性化剤として本発明のコア形成組成物に添加される酸化カルシウムの量はポリ ブタジエンの100部あたり(pph)典型的には約0.1〜15部、好ましくは1〜10部、 更に好ましくは1.25〜5部の範囲である。 本発明の組成物は、コアの密度及び/又は比重を調整するためにエラストマー 組成物に添加された充填剤が含まれる。本明細書に用いられる“充填剤”という 用語は、本ゴルフボールコアの密度や他の性質を変化させるために用いられる化 合物又は組成物が含まれる。本発明のゴルフボールコアに有用な充填剤としては 、例えば、酸化亜鉛(酸化カルシウムを添加せずに必要とするものより著しく少 ない量で)、硫酸バリウム、及び再粉砕物(30メッシュ粒径まで粉砕した再循環 コ ア成形マトリックスである)が挙げられる。ゴルフボールの最大重量1.620 オンス(45.92g)がUSGAによって決められているので、使用される充填剤の量と 種類は組成物中の他の成分の量と重量によって支配される。一般に用いられる適 切な充填剤は、比重が約2.0〜5.6の範囲である。 本発明に従って製造されたゴルフボールコアは、ゴルフボールに用いられる比 重を有する。本発明の比重範囲は、コア、カバー及びボールのサイズ、及びカバ ーの比重によって好ましくは約0.9〜約1.5以上、更に好ましくは約1〜約1.25の 範囲である。 本発明に従って製造されたエラストマーコアに酸化防止剤が含まれる。酸化防 止剤は、エラストマーの分解を防止する化合物である。本発明に有用な酸化防止 剤としては、キノリン系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、及びフェノール系酸 化防止剤が挙げられるがこれらに限定されない。 促進剤、例えば、テトラメチルチウラム、加工助剤、プロセスオイル、可塑剤 、染料及び顔料、及び当業者に周知の他の添加剤のような他の成分が典型的に用 いられる目的を達成するのに十分な量で本発明に用いられる。 本発明の組成物は、典型的には、少なくともポリブタジエン、ジアクリル酸亜 鉛、及び酸化カルシウムを酸化亜鉛に置き換えたコア組成物に比べて PGA圧縮度 スケールについて少なくとも約2ポイントだけ圧縮度を低下させるのに十分な量 の酸化カルシウムを、任意により添加剤のような1種以上の追加成分と共に含む 混合物を生成することにより製造される。一組の所定の条件、混合時間と温度を 満たす場合、フリーラジカル開始剤は当業者に十分に理解される出発成分の量と 相対比に依存する量で添加される。特に、成分が混合されるにつれて得られたせ ん断力は混合物の温度を上昇させる。過酸化物フリーラジカル開始剤は、成形過 程で架橋するために混合物に混合される。 混合が完了した後、ゴルフボールコア組成物はミルされ、成形に適した断片に 手調製又は押出される(“調製物”)。次いで、ミル調製物を高温でコアに圧縮成 形する。典型的には160℃(320°F)で15分間がそのために適している。次いで、 そのコアを用いてそのコアを標準カバー材料で包むことによりゴルフボール仕上 げ品が製造される。 実施例 本発明のこれらの及び他の態様は、単に本発明の好適実施態様を例示しかつ本 発明を制限するものとして解釈されるべきでない下記の限定されない実施例によ って十分に理解される。本発明の範囲は後述の請求の範囲によって定義される。 実施例1〜3 下記の実施例に従って調製したゴルフボールコアとボールで得られた結果は、 本発明の組成物から製造されたゴルフボールコアとゴルフボールの代表的な改良 された性能である。これらの実施例のゴルフボールを調製するために用いられる 組成物は、全て100部あたりの部である(pph)ポリブタジエン100部に対して指定 した量で下記表Iに示した成分を含有した。これらの実施例の組成物に用いられ る充填剤は、再粉砕物と硫酸バリウム(BaSO4)である。酸化カルシウムか又は リーラジカル開始剤であり、各々a−aビス(t−ブチルペルオキシ)ジイソプロ ピルベンゼンと1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキ サンである。Yel MBはスチレンブタジエンバインダー中の黄色色素であり、確認 のために組成物を着色するために用いられる。ジアクリル酸亜鉛は、約4〜8% を超えるステアリン酸亜鉛を含有しない。 過酸化物を除く成分を全てプロセスラボブラベンダーミキサーで82.2〜93.3℃ (180〜200°F)に混合した。過酸化物は第2段階で最初の混合物に添加し、得ら れた混合物をブラベンダーから取り出し、ラボミル上で混合して均一にした。混 合した後に実験用ミルを用いて混合物を手で回転させ、断片又は“調製物”に切 断した。次に、これらの調製物を160℃(320°F)で15分間圧縮成形してコアを形 ウムブレンドの2つの半球カバーにコアを挿入し、成形してコアを包んだ。 上記の方法に従って調製したコアとボールについて PGA圧縮度と初速度を試験 した。圧縮度の評価は、市販の PGA圧縮度テスターを用いて得た。初速度の結果 は、コア又はボールを39.6 m/s(130 ft/s)で打ち、その速度を測定するライトゲ ートを通過させる標準法から得た。これらの標準測定法は共にゴルフボールのコ ア及びボールを製造する当業者に周知である。下記の表IIに示されるように、実 施例1の酸化亜鉛濃度の50%低下によりボールの圧縮度が1.6ポイントだけ下が り初速度がわずかに落ちた。同様の結果がコアでも得られた。実施例2で酸化亜 鉛を完全に除去するとコア及びボール共に圧縮度は12ポイントだけ低下するがコ ア及びボールの初速度は著しく落ちた。実施例3で酸化亜鉛がコア組成物から排 除されると同時に酸化カルシウムが添加される場合、酸化カルシウムを含有する コア及びボール仕上げ品の圧縮度は共に低いが、低圧縮度のボール及びコアの初 速度は高圧縮度の対照に匹敵する。 実施例4〜8 これらの実施例のコア及びボール仕上げ品を実施例1〜3で用いた方法に従っ て調製した。しかしながら、酸化亜鉛濃度は広範囲に変動させた。表 IIIは、こ れらの実施例の各々で用いたボールの内容物を示す表である。また、量はポリブ タジエン100部あたりの部による。 表IVは、実施例4〜8の PGA圧縮度評価及び初速度結果を示す表である。これ らの結果は、上記と同じ測定法によって得られた。結果から、酸化亜鉛濃度のわ ずかな低下はコア或いはゴルフボール完成品の圧縮度及び初速度に対してほとん ど又は全く影響がないことがわかる。しかしながら、酸化亜鉛を完全に除去する と圧縮度が著しく低下し、即ち、コアについて10.6ポイント及びゴルフボール完 成品について6.2ポイント、コア及びゴルフボール完成品共に初速度が著しく落 ちる。本発明は、上記のように、酸化亜鉛が全く取り除かれている実施態様、及 び酸化亜鉛が存在するが酸化カルシウムの添加のためにかなり少量で存在する実 施態様を含んでいる。実施例8から、酸化亜鉛充填剤を酸化カルシウムで置き換 えるとコア圧縮度が9.1ポイント下がりボール圧縮度が8.5ポイント下がるがUSGA 試験での初速度はコア及びボール完成品共に匹敵することがわかる。 実施例9〜10 これらの実施例のコア及びボール仕上げ品を実施例1〜8で用いた方法に従っ て調製した。しかしながら、表Vに示されるように成分の使用量に変更が行われ た。量はポリブタジエン100部あたりの部による。表VIに実施例9〜10の PGA圧 縮度評価及び初速度結果を示す。これらの結果は、上記と同じ測定法で得られた 。結果から、本発明の組成物は PGA圧縮度評価が低下したがそれでも初速度が高 圧 縮度ボールに匹敵するコア及びボール仕上げ品を与えることがわかる。 実施例11〜19 こられの実施例は、酸化亜鉛及び酸化カルシウム双方の濃度変化の影響を示す ものである。種々の組成物で用いた成分の濃度を表 VIIに示す。成分の量は、ポ リブタジエン100部あたりの部による。 表VIIIは、実施例11〜19の PGA圧縮度評価及び初速度結果を示す表である。こ れらの結果は、上記と同じ測定法で得られた。結果から、本発明の利点が1.25 p ph程度の酸化カルシウム量で得られることがわかる。 本明細書に開示された本発明が上記の目的を十分に満たすためのものであるこ とは明らかであるが、多くの変更及び実施態様が当業者によって行われることは 理解される。後述の請求の範囲は、本発明の真意及び範囲内に入るかかる変更及 び実施態様を全て包含するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ゴルフボールの製造方法であって、 ポリブタジエン、ポリブタジエン100部に対して約0.1〜15部の量の酸化カル シウム、及びポリブタジエン100部に対して約20〜50部のジアクリル酸、ジメタ クリル酸及びモノメタクリル酸の金属塩より選ばれた物質を含む第1混合物を生 成する工程; 少なくとも1種のフリーラジカル開始剤と該第1混合物とを混合してゴルフ ボールコア組成物を生成する工程;及び 該組成物からゴルフボールコアを形成する工程 を含む、前記方法。 2.該ポリブタジエンと該金属塩を混合した後に該酸化カルシウムを添加して該 第1混合物を生成する工程を更に含む、請求項1記載の方法。 3.該酸化カルシウムを該ポリブタジエン100部に対して約1〜10部の量で含む 該第1混合物を生成する工程を更に含む、請求項1記載の方法。 4.該酸化カルシウムを該ポリブタジエン100部に対して約1.25〜5部の量で含 む第1混合物を生成する工程を更に含む、請求項1記載の方法。 5.シス−1,4−ポリブタジエン含量が少なくとも約90%のポリブタジエンを含 む該第1混合物を生成する工程を更に含む、請求項1記載の方法。 6.該ゴルフボールコア組成物を単一のゴルフボールに成形する工程を更に含む 、請求項1記載の方法。 7.該フリーラジカル開始剤として使用するために少なくとも1種の酸化物を選 ぶ工程を更に含む、請求項1記載の方法。 8.低圧縮度ゴルフボールコアの製造方法であって、 ポリブタジエン、ポリブタジエン100部に対して約20〜約50部の量のジアク リル酸亜鉛、及びポリブタジエン100部に対して約0.1〜約15部の量の酸化カルシ ウムを含む、酸化亜鉛を実質的に含まない第1混合物を生成する工程; 該第1混合物の温度を、添加したフリーラジカル開始剤がフリーラジカルを 生じる範囲まで上げる工程; フリーラジカル開始剤と該第1混合物とを混合してゴルフボールコア組成物 を生成する工程;及び 該組成物からゴルフボールコアを形成する工程 を含む、前記方法。 9.該フリーラジカル開始剤として使用するために少なくとも1種の過酸化物を 選ぶ工程を更に含む、請求項8記載の方法。 10.該フリーラジカル開始剤が約80〜200°Fの範囲の温度で添加される、請求 項9記載の方法。 11.請求項8記載の方法に従って製造されたゴルフボールコア。 12.請求項8記載の方法に従って形成されたコアを含むゴルフボール。 13.カバー及びコアを含む低圧縮度ゴルフボールであって、該コアがポリブタジ エン、ジアクリル酸、ジメタクリル酸及びモノメタクリル酸の金属塩からなる群 より選ばれた物質、及びカルシウムを含む、実質的に酸化亜鉛を含まない混合物 から形成され、該酸化カルシウムの量が該酸化カルシウムの代わりに酸化亜鉛に 置き換えた同様の混合物からなるコアに比べてゴルフボールの圧縮度を少なくと も約2PGA圧縮度ポイントだけ下げるのに十分な量である、前記ゴルフボール 。 14.前記混合物中の酸化カルシウムの量がポリブタジエン100部に対して約0.1〜 15部である、請求項13記載のゴルフボール。 15.前記混合物中の酸化カルシウムの量がポリブタジエン100部に対して約1〜 約10部である、請求項13記載のゴルフボール。 16.前記混合物中の酸化カルシウムの量がポリブタジエン100部に対して約1.25 〜5部である、請求項13記載のゴルフボール。 17.該ポリブタジエンのシス−1,4−ポリブタジエン含量が少なくとも約90%で ある、請求項13記載のゴルフボール。 18.該ポリブタジエンのシス−1,4−ポリブタジエン含量が少なくとも約96%で ある、請求項13記載のゴルフボール。 19.前記混合物中の該金属塩の量がポリブタジエン100部に対して約20〜50部で ある、請求項13記載のゴルフボール。 20.該金属塩がジアクリル酸亜鉛である、請求項19記載のゴルフボール。 21.該コアが、硫酸バリウム、再粉砕物、石灰石、及びその混合物からなる群よ り選ばれた充填剤を更に含む、請求項13記載のゴルフボール。 22.ポリブタジエン、ジアクリル酸、ジメタクリル酸及びモノメタクリル酸の金 属塩からなる群より選ばれた物質、及び前記ポリブタジエン100部に対して約0.1 〜15部の量の酸化カルシウムを含む、実質的に酸化亜鉛を含まないゴルフボール コア組成物。 23.前記組成物中の酸化カルシウムの量が前記ポリブタジエン100部に対して約 1〜約10部である、請求項22記載のゴルフボールコア組成物。 24.前記組成物中の酸化カルシウムの量が前記ポリブタジエン100部に対して約1 .25〜約5部である、請求項22記載のゴルフボールコア組成物。 25.該ポリブタジエンのシス−1,4−ポリブタジエン含量が少なくとも約90%で ある、請求項22記載のゴルフボールコア組成物。 26.該金属塩がジアクリル酸亜鉛である、請求項22記載のゴルフボールコア組成 物。
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