JP4289623B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、第1及び第2駆動装置の駆動力により1台のかごが昇降されるエレベータ装置に関するものである。
図11は例えばEP1006071A1に示された従来のエレベータ装置を示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、第1及び第2駆動装置3,4が設置されている。第1駆動装置3は、モータ及びブレーキを含む第1駆動装置本体3Aと、第1駆動装置本体3Aにより回転される第1駆動シーブ5とを有している。第2駆動装置4は、モータ及びブレーキを含む第2駆動装置本体4Aと、第2駆動装置本体は4Aにより回転される第2駆動シーブ6とを有している。
第1駆動シーブ5及び第2駆動シーブ6には、複数本(図では1本のみ示す)の主索7が巻き掛けられている。主索7は、第1端部7a及び第2端部7bを有している。第1端部7aには、第1釣合おもり8が吊り下げられている。第2端部7bには、第2釣合おもり9が吊り下げられている。第1及び第2端部7a,7bは、ロープ端末ばね15,16を介して第1及び第2釣合おもり8,9に接続されている。
主索7の中間部には、かご10が吊り下げられている。かご10の下部には、吊り車梁11が水平に固定されている。吊り車梁11には、主索7が巻き掛けられた吊り車12,13が取り付けられている。また、主索7は、ロープ固定部14を介して吊り車梁11の中央部に固定されている。
このようなエレベータ装置では、第1及び第2駆動シーブ5,6が互いに反対方向へ回転されることにより、かご10及び釣合おもり8,9が昇降路1内を昇降される。このとき、主索7は、ロープ固定部14を介して吊り車梁11に固定されているため、かご10に対する主索7の移動は無い。
従って、従来のエレベータ装置では、主索7が吊り車梁11に固定されているため、第1及び第2駆動装置3,4間の製造誤差や経時的な変形(摩耗等)の違いにより、第1及び第2駆動シーブ5,6の回転速度やシーブ径に差異が生じた場合、かご10に傾きが発生し、走行性能が低下する恐れがあった。
また、主索7は、多少の変位を許容するように吊り車梁11に接続される場合もあるが、この場合も、かご10に対する主索7の移動は僅かであり、かご10に傾きが発生する恐れがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、第1及び第2駆動装置間の相違によりかごに傾きが生じるのを防止し、走行性能の低下を防止することができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータ装置は、第1駆動シーブを有する第1駆動装置、第2駆動シーブを有する第2駆動装置、第1及び第2駆動シーブに巻き掛けられている主索体、及び主索体により昇降路内に吊り下げられ、第1及び第2駆動装置の駆動力により昇降路内を昇降されるかご及び釣合おもりを備え、かごには、水平に延びる揺動軸と揺動軸を中心に揺動可能な天秤本体とを有する天秤機構が搭載されており、天秤本体は、第1ロープ接続部と、揺動軸に対して第1ロープ接続部とは反対側に位置する第2ロープ接続部とを有し、主索体は、第1駆動シーブに巻き掛けられた第1主索と、第2駆動シーブに巻き掛けられた第2主索とを有し、第1主索は、第1ロープ接続部に接続された第1かご側端部と、釣合おもりに接続された第1釣合おもり側端部とを有し、第2主索は、第2ロープ接続部に接続された第2かご側端部と、釣合おもりに接続された第2釣合おもり側端部とを有している。
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す展開構成図、
図2は図1のエレベータ装置を示す平面図、
図3はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す展開構成図、
図4はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す平面図、
図5は図4のV−V線に沿う断面図、
図6はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置の要部を示す正面図、
図7は図6のVII−VII線に沿う断面図、
図8は図6のエレベータ装置の制御系を示すブロック図、
図9は図8の制御装置の動作を示すフローチャート、
図10はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置の要部を示す正面図、
図11は従来のエレベータ装置の一例を示す構成図である。
以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す展開構成図、図2は図1のエレベータ装置を示す平面図である。なお、図2では、機械室の床を省略して主要機器の平面レイアウトを示している。
図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2には、第1及び第2駆動装置3,4が設置されている。第1駆動装置3は、モータ及びブレーキを含む第1駆動装置本体3Aと、第1駆動装置本体3Aにより回転される第1駆動シーブ5とを有している。第2駆動装置4は、モータ及びブレーキを含む第2駆動装置本体4Aと、第2駆動装置本体は4Aにより回転される第2駆動シーブ6とを有している。
第1及び第2駆動装置3,4は、第1駆動装置本体3Aと第2駆動装置本体4Aとが互いに対向するように、即ち第1及び第2駆動シーブ5,6が外側を向くように配置されている。また、第1及び第2駆動シーブ5,6は、それらの回転軸が昇降路1の間口方向(図2の左右方向)に沿って水平に延びるように配置されている。但し、図1は展開図であるため、図1における駆動装置3,4の向きは図2とは異なっている。
第1駆動シーブ5及び第2駆動シーブ6には、主索の集合体である主索体20が巻き掛けられている。主索体20は、第1駆動シーブ5に巻き掛けられた複数本の第1主索21と、第2駆動シーブ6に巻き掛けられた複数本の第2主索22とを有している。
各第1主索21は、第1かご側端部21aと、第1釣合おもり側端部21bとを有している。各第2主索22は、第2かご側端部22aと、第2釣合おもり側端部22bとを有している。第1釣合おもり側端部21bには、第1釣合おもり8が吊り下げられている。第2釣合おもり側端部22bには、第2釣合おもり9が吊り下げられている。第1及び第2釣合おもり側端部21b,22bは、ロープ端末ばね15,16を介して第1及び第2釣合おもり8,9に接続されている。
第1及び第2かご側端部21a,22aには、かご10が吊り下げられている。かご10の下部には、天秤機構23が搭載されている。天秤機構23は、かご10の奥行き方向(図2の上下方向)に沿って水平に延びる揺動軸24と、揺動軸24を中心に揺動可能な天秤本体25とを有している。
天秤本体25は、長手方向の一端部に位置する第1ロープ接続部25aと、揺動軸24に対して第1ロープ接続部25aとは反対側、即ち長手方向の他端部に位置する第2ロープ接続部25bとを有している。第1かご側端部21aは、第1ロープ接続部25aに接続されている。第2かご側端部22aは、第2ロープ接続部25bに接続されている。
第1ロープ接続部25aと第1かご側端部21aとの間、及び第2ロープ接続部25bと第2かご側端部22aとの間には、天秤本体25の傾斜による第1及び第2ロープ接続部25a,25bと第1及び第2かご側端部21a,22aとの接続角度の変化を吸収する吸収ばね26,27がそれぞれ配置されている。
昇降路1内には、かご10の昇降を案内する一対のかごガイドレール28、第1釣合おもり8の昇降を案内する一対の第1釣合おもりガイドレール29、及び第2釣合おもり9の昇降を案内する一対の第2釣合おもりガイドレール30が設置されている。また、第1及び第2釣合おもり8,9は、かご10を挟むようにかご10の左右両側に配置されている。
このようなエレベータ装置では、天秤機構23を介してかご10が吊り下げられているので、第1及び第2駆動装置3,4間の相違によりかご10に傾きが生じるのを防止し、走行性能の低下を防止することができる。即ち、第1及び第2駆動シーブ5,6の回転速度やシーブ径に差異が生じた場合、かご10は傾斜せず、天秤本体25のみが傾斜して差異を吸収することができる。
また、1台の駆動装置を用いる場合に比べ、2台の駆動装置3,4を用いることにより、各駆動装置3,4の大形化を防止することができ、かご容量の小さいエレベータ装置から大きいエレベータ装置まで、駆動装置を共通化することができる。
さらに、第1及び第2ロープ接続部25a,25bと第1及び第2かご側端部21a,22aとの間に吸収ばね26,27がそれぞれ配置されているので、天秤本体25の傾斜による第1及び第2ロープ接続部25a,25bと第1及び第2かご側端部21a,22aとの接続角度の変化が吸収され、第1及び第2かご側端部21a,22aのロッドや天秤本体2に無理な力が加わらず、応力の発生を抑えることができる。
実施の形態2.
次に、図3はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す展開構成図である。この例では、実施の形態1と同様の天秤機構23がかご10の上部に搭載されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、天秤機構23をかご10の上部に搭載した場合でも、第1及び第2駆動装置3,4間の相違によりかご10に傾きが生じるのを防止し、走行性能の低下を防止することができる。
実施の形態3.
次に、図4はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す平面図、図5は図4のV−V線に沿う断面図である。なお、図4では、機械室の床を省略して主要機器の平面レイアウトを示している。
図において、第1及び第2駆動装置3,4は、第1及び第2駆動シーブ5,6の回転軸が昇降路1の間口方向に対して傾斜して水平に延びるように配置されている。
第1及び第2主索21,22の第1及び第2かご側端部21a,22aには、実施の形態1と同様に、天秤機構23を介してかご10が吊り下げられている。第1及び第2主索21,22の第1及び第2釣合おもり側端部21b,22bには、かご10側と同様の天秤機構23を介して釣合おもり31が吊り下げられている。
実施の形態1では2個の釣合おもり8,9を用いたが、実施の形態2では1個の釣合おもり31のみが用いられている。また、釣合おもり31側の天秤機構23は、サイズ等においてかご10側の天秤機構23とは若干異なるが、機能的には同様なので、図では簡単のために同一の符号を付す。
釣合おもり31側の天秤機構23は、釣合おもり31の上部に搭載されている。第1主索21の第1釣合おもり側端部21bは、吸収ばね33を介して、釣合おもり31側の天秤本体25の第1ロープ接続部25aに接続されている。第2主索22の第2釣合おもり側端部22bは、吸収ばね34を介して、釣合おもり31側の天秤本体25の第2ロープ接続部25bに接続されている。
昇降路1内には、釣合おもり31の昇降を案内する一対の釣合おもりガイドレール32が設置されている。また、釣合おもり31は、かご10の後方に配置されている。機械室2(図1参照)には、第1主索21を釣合おもり31に導く第1そらせ車35と、第2主索22を釣合おもり31に導く第2そらせ車36とが配置されている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置によれば、釣合おもり31を1個にすることができ、これに伴って釣合おもりガイドレール32も1組で済み、全体の構成を簡単にすることができる。また、天秤機構23を介して釣合おもり31が吊り下げられているので、第1及び第2駆動装置3,4間の相違により釣合おもり31に傾きが生じるのを防止し、釣合おもり31をスムーズに昇降させることができる。
なお、釣合おもり31側の天秤機構23は、釣合おもり31の下部に搭載してもよい。
実施の形態4.
次に、図6はこの発明の実施の形態4によるエレベータ装置の要部を示す正面図、図7は図6のVII−VII線に沿う断面図である。図において、揺動軸24は、天秤本体25と一体的に揺動される。揺動軸24には、揺動軸24の回動を検出することにより天秤本体25の揺動を検出する揺動センサ41が係合されている。かご10と天秤本体25との間には、第1及び第2のダンパ42,43が配置されている。
図8は図6のエレベータ装置の制御系を示すブロック図である。制御装置44には、第1及び第2駆動装置3,4に接続された駆動制御部45と、揺動センサ41に接続された傾斜角度検出部46と、駆動制御部45及び傾斜角度検出部46に接続された傾斜判定部47と、駆動制御部45及び傾斜判定部47に接続された傾斜補正部48とが設けられている。
駆動制御部45は、第1及び第2駆動装置3,4の駆動を個別に制御する。傾斜角度検出部46は、揺動センサ41からの信号により天秤本体25の傾斜角度を検出する。傾斜判定部47は、天秤本体25の傾斜角度が予め設定された設定値以下かどうかを判定するとともに、天秤本体25の傾斜角度の変化速度を演算し、変化速度が予め設定された設定値以下かどうかを判定する。傾斜補正部48は、天秤本体25の傾斜を打ち消すための信号を演算し駆動制御部45に出力する。
他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、動作について説明する。天秤機構23の作用は、実施の形態1と同様である。図9は図8の制御装置44の動作を示すフローチャートである。乗場階にかご10が停止している状態で呼びが登録され、制御装置44に走行指令が入力されると、天秤本体25の傾斜角度が設定値以下かどうかが傾斜判定部47により判定される(ステップS1)。傾斜角度が設定値以下(水平又はほぼ水平)であれば、傾斜判定部47から駆動制御部45に走行許可指令が出力され(ステップS2)、第1及び第2駆動装置3,4が駆動される。
傾斜角度が設定値を超えていた場合、天秤本体25の傾斜を打ち消すための信号が傾斜補正部48により演算され駆動制御部45に出力される。これにより、天秤本体25の傾斜を打ち消すように第1及び第2駆動装置3,4の少なくともいずれか一方が駆動される(ステップS3)。この後、傾斜角度が設定値以下になったかどうかが傾斜判定部47により判定され、設定値以下であれば走行許可指令が出力される(ステップS2)。
傾斜除去制御を実施したにも拘わらず傾斜角度が設定値を超えたままであった場合、制御系又は駆動系に何らかの異常があると判断され、第1及び第2駆動装置3,4の起動は中止され、エレベータの管理室等に異常検出信号が出力される(ステップS5)。
走行許可指令が出力され、かご10が実際に走行されると、傾斜判定部47により、天秤本体25の傾斜角度の変化速度が演算され、かつ変化速度が設定値以下であるかどうかが判定される(ステップS6)。傾斜角度の変化速度が設定値を超えた場合、即ち天秤本体25が急激に傾斜した場合には、傾斜の除去は困難であると判断され、かご10が減速停止、又は最寄り階に停止される(ステップS7)。そして、エレベータの管理室等に異常検出信号が出力される。
また、傾斜角度の変化速度に異常がなければ、傾斜角度の大きさが設定値以下であるかどうかが判定される(ステップS8)。このときの判定基準となる設定値は、かご10の停止状態における設定値と同じであっても異なっていてもよい。傾斜角度の判定後、かご10の走行が終了したかどうかが確認され(ステップS9)、かご10の走行中は、傾斜角度の変化速度及び大きさの判定が連続的又は周期的に行われる。
かご10の走行中に傾斜角度の大きさが設定値を超えた場合、天秤本体25の傾斜を打ち消すための信号が傾斜補正部48により演算され駆動制御部45に出力される。これにより、天秤本体25の傾斜を打ち消すように第1及び第2駆動装置3,4が駆動される(ステップS10)。
このようなエレベータ装置では、天秤本体25の揺動を検出する揺動センサ41を用いたので、天秤本体25の傾斜角度に異常がないかどうかを容易に監視することができ、信頼性を向上させることができる。
また、かご10と天秤本体25との間に第1及び第2のダンパ42,43を配置したので、天秤本体25の不安定動作を防止することができ、揺動センサ41の出力を安定させることができる。
さらに、かご10の停止状態で、揺動センサ41からの情報に応じて、天秤本体25の傾斜を打ち消すように第1及び第2駆動装置3,4の少なくともいずれか一方を制御するので、昇降開始時に天秤本体25を中立(水平)の状態に保つことができ、かご10の走行性能をより向上させることができる。
さらにまた、かご10の走行中に、揺動センサ41からの情報に応じて、天秤本体25の傾斜を打ち消すように第1及び第2駆動装置3,4を制御するので、かご10の走行中も天秤本体25を中立の状態に保つことができ、かご10の走行性能をより向上させることができる。
また、かご10の走行中に、揺動センサ41からの情報により、天秤本体25の傾斜角度の変化速度を検出し、変化速度が設定値以下であるかどうかを判定するようにしたので、駆動系及び制御系の異常をより早期に検出することができる。
さらに、天秤本体25の傾斜角度の変化速度が設定値を超えたときには、かご10を減速停止又は最寄り階に停止させ、異常検出信号を出力するようにしたので、異常発生時の対応を早急に行うことができる。
実施の形態5.
次に、図10はこの発明の実施の形態5によるエレベータ装置の要部を示す正面図である。図において、かご10と天秤本体25との間には、かご10と天秤本体25との間の距離を検出することにより天秤本体25の揺動を検出する2個の揺動センサ49a,49bが配置されている。揺動センサ49a,49bは、揺動軸24から等間隔をおいて配置されている。他の構成は、実施の形態4と同様である。
このように、かご10と天秤本体25との間の距離を検出するタイプの揺動センサ49a,49bを用いても、天秤本体25の傾斜角度に異常がないかどうかを容易に監視することができ、信頼性を向上させることができる。
なお、実施の形態4では、かご10が走行を開始する直前に天秤本体25の傾斜角度を判定したが、着床直後に判定しても、停止中に継続的に判定してもよい。
また、実施の形態4では、揺動センサ41からの情報により、天秤本体25の傾斜角度の変化速度を判定したが、予め設定された揺動角度の限界値に達したらかご10を最寄り階に停止又は減速停止させるようにしてもよい。さらに、天秤本体25が限界値まで傾斜したときに操作されるリミットスイッチを揺動センサとは別に設けてもよい。
さらに、実施の形態5では、かご10と天秤本体25との間の距離から求めた天秤本体25の傾斜角度を判定するようにしたが、傾斜角度は求めず、距離を直接判定するようにしてもよい。
さらにまた、実施の形態1〜5では、第1及び第2駆動装置3,4が機械室2に設置されているエレベータ装置を示したが、第1及び第2駆動装置が昇降路内に配置されている機械室レスエレベータにもこの発明は適用できる。機械室レスエレベータでは、昇降路内の上部に固定された支持梁、又はガイドレールの上部に固定された支持梁により第1及び第2駆動装置が支持される。

Claims (9)

  1. 第1駆動シーブを有する第1駆動装置、
    第2駆動シーブを有する第2駆動装置、
    上記第1及び第2駆動シーブに巻き掛けられている主索体、及び
    上記主索体により昇降路内に吊り下げられ、上記第1及び第2駆動装置の駆動力により上記昇降路内を昇降されるかご及び釣合おもり
    を備え、
    上記かごには、水平に延びる揺動軸と上記揺動軸を中心に揺動可能な天秤本体とを有する天秤機構が搭載されており、
    上記天秤本体は、第1ロープ接続部と、上記揺動軸に対して上記第1ロープ接続部とは反対側に位置する第2ロープ接続部とを有し、
    上記主索体は、上記第1駆動シーブに巻き掛けられた第1主索と、上記第2駆動シーブに巻き掛けられた第2主索とを有し、
    上記第1主索は、上記第1ロープ接続部に接続された第1かご側端部と、上記釣合おもりに接続された第1釣合おもり側端部とを有し、
    上記第2主索は、上記第2ロープ接続部に接続された第2かご側端部と、上記釣合おもりに接続された第2釣合おもり側端部とを有し
    上記第1及び第2ロープ接続部と上記第1及び第2かご側端部との間には、上記天秤本体の傾斜による上記第1及び第2ロープ接続部と上記第1及び第2かご側端部との接続角度の変化を吸収する吸収ばねがそれぞれ配置されているエレベータ装置。
  2. 上記釣合おもりにも上記天秤機構が搭載されており、上記第1釣合おもり側端部は、上記釣合おもり側の上記天秤本体の上記第1ロープ接続部に接続され、上記第2釣合おもり側端部は、上記釣合おもり側の上記天秤本体の上記第2ロープ接続部に接続されている請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記第1及び第2ロープ接続部と上記第1及び第2釣合おもり側端部との間には、上記天秤本体の傾斜による上記第1及び第2ロープ接続部と上記第1及び第2釣合おもり側端部との接続角度の変化を吸収する吸収ばねがそれぞれ配置されている請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 上記天秤本体の揺動を検出する揺動センサをさらに備えている請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  5. 上記天秤本体と上記かごとの間には、ダンパが設けられている請求項記載のエレベータ装置。
  6. 上記かごの停止状態で、上記揺動センサからの情報に応じて、上記天秤本体の傾斜を打ち消すように上記第1及び第2駆動装置の少なくともいずれか一方を制御する制御装置をさらに備えている請求項記載のエレベータ装置。
  7. 上記かごの走行中に、上記揺動センサからの情報に応じて、上記天秤本体の傾斜を打ち消すように上記第1及び第2駆動装置を制御する制御装置をさらに備えている請求項記載のエレベータ装置。
  8. 上記かごの走行中に、上記揺動センサからの情報により、上記天秤本体の傾斜角度の変化速度を検出し、上記変化速度が予め設定された設定値以下であるかどうかを判定する制御装置をさらに備えている請求項記載のエレベータ装置。
  9. 上記制御装置は、上記天秤本体の傾斜角度の変化速度が上記設定値を超えたとき、上記かごを最寄り階に停止させ、異常検出信号を出力する請求項記載のエレベータ装置。
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