JP4289437B2 - 農業用プラスチック気泡シート - Google Patents
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Description
・プラスチック気泡シートを垂直に吊り下げて使用した場合、断熱性能が期待したほど高くないこと。その原因は、バックフィルムとライナーフィルムとの間の、キャップ外側にある非密閉空間を空気が流通するためである。
・紫外線にさらされて劣化し、長期の使用に耐えないこと。
・使用条件によっては表面に結露することがあり、結露すると光線透過率が低下して、ハウス内の温度を高めたいという希望が満たされなくなること。
A)保温性能がいっそう向上している。
B)結露を生じやすい条件下で使用しても結露しにくく、したがって結露による光線透過率の低下が防げる。
C)全光線透過率が高く、かつ拡散透過率が高いこと。
材料のポリオレフィン樹脂として耐候性向上剤を含有するものを使用し、気泡シートの一方の縁が、キャップフィルムとバックフィルムとの融着物の上にライナーフィルムが融着して3層のフィルムが一体となった縁辺(4)を形成した構造であり、この縁辺を上方に位置させて農業用ハウスの側面に吊り下げ、ハウス内部を保温するための農業用プラスチック気泡シートである。
A)バックフィルムおよびライナーフィルムの少なくとも一方に、好ましくは両方に、防曇剤を添加して、結露しにくくしたたこと。
B)キャップフィルム、バックフィルムおよびライナーフィルムの少なくとも一つに、無機物質の粉末からなる充填剤を1〜20重量%添加して、保温性能を高めたこと。
C)キャップ状の突起がテーパをもった円錐台形状であって、キャップの底部の径(D)と、頭部の径(d)およびキャップの高さ(t)との間に、図2に示すように、つぎの関係をもたせることにより、
d=(0.7〜0.9)D
t=(0.3〜0.45)D
全光線透過率が80%以上であって、拡散透過率が20%以上であるようにしたこと。
真空成形ロールの一方の端が上記キャビティの列を欠く真空成形ロールを使用してキャップフィルムを製造することにより、一方の端にキャップの列を欠く二層フィルム積層材の部分を有する二層構成のプラスチック気泡シートを得ることと、ライナーフィルムをキャップの頂きに融着するに当たって、ライナー融着ロール(R2)上をキャップが上側に位置して通過する二層構成のプラスチック気泡シートに対して、ライナーフィルム用フィルム(F3)をキャップにもたれるように傾けて接触させることにより、ライナーフィルム(3)の形成と同時に、上記のキャップの列を欠く二層フィルム積層材の部分に融着させて三層フィルム積層材からなる縁辺(4)を形成させることを特徴とする農業用プラスチック気泡シートの製造方法である。図5において、符号(R3,R4)は加圧ロール、(R5)は剥離ロールである。
この関係は、プラスチック気泡シートに入射した光線が、高い割合で透過するとともに、適度に拡散されるための条件である。
[実施例] 本発明に従うプラスチック気泡シート
D=10.0mm d=8.5mm t=3.5mm キャップのピッチ=11.5mm 千鳥配置
入射光に対する全光線透過率:84% 拡散透過率:26%
[比較例] 従来のプラスチック気泡シート
D=10.0mm d=10.0mm t=4.0mm キャップのピッチ=11.5mm 千鳥配置
入射光に対する全光線透過率:83% 拡散透過率:18%
本発明のキャップ形状を採用することにより、全光線透過率はほぼ同等であるが、拡散透過率が8%高まり、これは33%の増加に相当する。
2 キャップフィルム
3 ライナーフィルム
4 縁辺
5 密閉空間(キャップの内部)
6 閉鎖空間(キャップの外部)
7 キャビティ
F1 バックフィルム用フィルム
F2 キャップフィルム用フィルム
F3 ライナーフィルム用フィルム
R1 真空成形ロール
R2 ライナー融着ロール
R3,R4 加圧ロール
R5 剥離ロール
T1,T2,T3 Tダイ
I 二層構成のプラスチック気泡シート
II 三層構成のプラスチック気泡シート(農業用プラスチック気泡シート)
Claims (8)
- ポリエチレンおよびポリプロピレンから選んだポリオレフィン樹脂を材料とする、平坦なバックフィルム(1)、多数のキャップ状の突起を有するキャップフィルム(2)、およびもう1枚の平坦なライナーフィルム(3)からなる三層構成のプラスチック気泡シートであって、
材料のポリオレフィン樹脂として耐候性向上剤を含有するものを使用し、気泡シートの一方の縁が、キャップフィルムとバックフィルムとの融着物の上にライナーフィルムが融着して3層のフィルムが一体となった縁辺(4)を形成した構造であり、この縁辺を上方に位置させて農業用ハウスの側面に吊り下げ、ハウス内部を保温するための農業用プラスチック気泡シート。 - 耐候性向上剤として、有機リン化合物およびフェノール系から選んだ1種または2種を1500〜7000ppm含有する請求項1の農業用プラスチック気泡シート。
- バックフィルムおよび(または)ライナーフィルムとなるポリオレフィン樹脂に防曇剤を添加した請求項1の農業用プラスチック気泡シート。
- 防曇剤として、モノグリセライドおよびポリグリセリンから選んだ1種または2種を5000〜20000ppm添加した請求項3の農業用プラスチック気泡シート。
- キャップフィルム、バックフィルムおよびライナーフィルムの少なくとも一つに、無機物質の粉末からなる充填剤を1〜20重量%添加して保温性能を高めた請求項1の農業用プラスチック気泡シート。
- 充填剤とする無機物質の粉末が、ハイドロタルサイトの粉末である請求項5の農業用プラスチック気泡シート。
- キャップ状の突起がテーパをもった円錐台形状であって、キャップの底部の径(D)と、頭部の径(d)およびキャップの高さ(t)との間に、つぎの関係があり、
d=(0.7〜0.9)D
t=(0.3〜0.45)D
全光線透過率が80%以上であって拡散透過率が20%以上である請求項1の農業用プラスチック気泡シート。 - ポリエチレンおよびポリプロピレンから選んだポリオレフィン樹脂に、耐候性向上剤を添加したものを材料として使用し、Tダイ(T2)から溶融押出ししたプラスチックフィルムをキャップフィルム用フィルム(F2)として供給し、キャップ形状のキャビティを多数有する、回転可能に設置した真空成形ロール(R1)で成形することにより、多数のキャップ状の突起を有するキャップフィルム(2)を得、別のTダイ(T1)から溶融押出ししたプラスチックフィルムをバックフィルム用フィルム(F1)として供給し、得られたキャップフィルムのキャップの底部に融着してバックフィルム(1)とすることにより二層構成のプラスチック気泡シート(I)を得、続いて、さらに別のTダイ(T3)から溶融押出ししたプラスチックフィルムをライナーフィルム用フィルム(F3)として供給し、ライナー融着ロール(R2)において二層構成のプラスチック気泡シートのキャップの頂部に融着してライナーフィルム(3)とすることにより三層構成のプラスチック気泡シート(II)を完成する工程からなり、
真空成形ロールの一方の端が上記キャビティの列を欠く真空成形ロールを使用してキャップフィルムを製造することにより、一方の端にキャップの列を欠く二層フィルム積層材の部分を有する二層構成のプラスチック気泡シートを得ることと、ライナーフィルムをキャップの頂きに融着するに当たって、ライナー融着ロール(R2)上をキャップが上側に位置して通過する二層構成のプラスチック気泡シートに対して、ライナーフィルム用フィルム(F3)をキャップにもたれるように傾けて接触させることにより、ライナーフィルム(3)の形成と同時に、上記のキャップの列を欠く二層フィルム積層材の部分に融着させて三層フィルム積層材からなる縁辺(4)を形成させることを特徴とする農業用プラスチック気泡シートの製造方法。
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