JP2002125479A - 温 室 - Google Patents

温 室

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JP2002125479A
JP2002125479A JP2000328644A JP2000328644A JP2002125479A JP 2002125479 A JP2002125479 A JP 2002125479A JP 2000328644 A JP2000328644 A JP 2000328644A JP 2000328644 A JP2000328644 A JP 2000328644A JP 2002125479 A JP2002125479 A JP 2002125479A
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Yasuatsu Koi
康温 控井
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UTSUI KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、特にヒーターを備えていない温室には
透明なプラスチック性シートが保温材に使われている
が、保温性が低く、冬期の寒い時には、寒さにより植木
が枯れたりすることが多く、組み立てに手間の掛るもの
が多い。 【解決手段】 少なくとも2層のプラスチックフィルム
からなり、該プラスチックフィルムの各層間に空気溜ま
りを設けてなる気泡性フィルムを保温材として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温室に関する。更
に詳しくは、少なくとも2層のプラスチックフィルムよ
りなり、且つ上記プラスチックフィルムの各層間に空気
溜まりを設けてなる気泡性シートを保温材として用いる
温室に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温室や農産物促成栽培用ハウスの
保温材として、広く透明なプラスチックシートが用いら
れている。これらのプラスチックシートは、軟質ポリ塩
化ビニルフィルム、ポリエチレンフィルムを中心にした
ものであり、上記シートの多くは透明で光の透過を良く
して冬期を中心にして低温の季節に農作物の周囲の温度
を一定以上に保ち、農作物の成長の促進を図るものであ
る。
【0003】また、家庭やオフイス等において、植木鉢
等に植えた花、観葉植物、盆栽等を冬の寒さから守るた
めの組み立て式の大型又は小型の温室も広く知られてお
り、これら温室の側壁及び天井には、多くの場合ガラス
板、プラスチック板又はプラスチックフィルムが用いら
れ、これらの材料には透明なものが用いられている。上
記温室には、ヒーターや熱光源等を用いた加熱装置を設
けたものも知られている。
【0004】温室や農業用ハウスの側壁又は天井に、例
えば気泡や微細な貫通孔を設けたプラスチックシートを
用いるものとして、(1)解放細孔又は一方の面から他
方面への貫通孔として微細孔が設けられている種々のコ
ポリマーフィルムを温室に用いるもの(特公平4‐5882
4)、(2)水分透過度を一定に保持するために、貫通
して微小の孔を設けたエチレンービニルアルコール系重
合体を農業用被覆材として用いるもの(特開昭61‐1575
37)等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来特
にヒーター等の加熱装置をを備えていない透明な保温材
からなる温室においては、光透過度が高く昼間の温度は
高くなり、空気抜きの窓を設ける必要性が生じる反面、
夜になると温度の低下が著しく、寒さによって植木が、
傷んだり枯れたりする虞がある。特に小型の温室になる
ほど温度の低下が大きく、植木への影響が大きくなる。
【0006】また、上記(1)及び(2)の例は、いず
れも保温を図るものであるが、同時に解放された気孔や
微細な貫通孔を設けて水分を透過させるものであり、温
室内の温かい空気が水分の透過と共に外部に排出される
ので、保温性が低下し、夜間も冷えやすく、十分に保温
性があるとはいえない。
【0007】以上のような従来の温室、特にヒーター等
の加熱装置を用いない家庭用やオフィス用の小型の温室
から、植木鉢1個の植木を保温する温室において、保温
性が高く、大きな場所を必要とせず、且つ容易に組み立
てることができる温室を検討した結果、本発明に到達し
たものであり、本発明は上記のような温室を安価に製造
し提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)少なく
とも2層のプラスチックフィルムの各層間に空気溜まり
を設けてなる気泡性シートを用いることを特徴とする温
室、(2)上記プラスチックフィルムが、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル及びポ
リエステルのいずれかよりなる上記(1)記載の温室、
及び(3)上記プラスチックフィルムが、ナイロンフィ
ルムの少なくとも片面に、ポリエチレンフィルム又はポ
リプロピレンフィルムを積層してなる上記(1)記載の
温室、を要旨とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき詳細
に説明する。
【0010】図1(a)には、本発明の温室1に用いる2
層のポリプロピレンを材質とするプラスチックフィルム
2、3よりなる気泡性シート5を、また、図1(b)に
は、3層の図1(a)プラスチックフィルム2〜4よりな
る気泡性シート5を、各々断面図によって示す。図2に
は、図1(a)の気泡性シート5を斜視図にて示す。図
3には、本発明の温室1の実施例を斜視図で示し、同時
に内部構造を説明するために透視図にて示した。
【0011】本発明の温室1に用いる気泡性シート5
は、少なくとも2層のプラスチックフィルム2〜4の各
層間に空気溜まりを設けてなることが必要である。つま
り、上記気泡性シート4は、図1(a)、(b)に示すよ
うに、2層《図1(a)》又は3層《図1(b)》のプラスチ
ックフィルムからなるものを用いることができる。
【0012】図1(a)の気泡性シート5aは、プラスチ
ックフィルム2の一方の面から型押しして空気溜まり6
を設け、該プラスチックフィルム2の一方の面にプラス
チックフィルム3を熱圧着して得られる。上記気泡性シ
ート5aの空気溜まり6の設けられた面を上から見る
と、図2に示すように1枚のシート上に円形の饅頭を一
定間隔で幾何学的に並べたようになり、プラスチックフ
ィルム2と3の間に空気溜まり6が形成されている《図
1(a)》。
【0013】上記気泡性シート5aには、梱包用の緩衝
材として市販されている、エアーシート、エアーバブル
シート、気泡緩衝材と呼ばれる2枚のプラスチックフィ
ルムの間に気泡を設けた気泡性シートをそのまま用いる
こともできる。
【0014】また、図1(b)に示す3層の気泡性シート
5bは、上記図1(a)又は図2に示す気泡性シート5
aに対し、空気溜まり6が形成されているプラスチック
フィルム3の面に接してプラスチックフィルム4を熱圧
着して得られる。この場合には、プラスチックフィルム
2とプラスチックフィルム3の間に形成されている空気
溜まり6に加えて、プラスチックフィルム3とプラスチ
ックフィルム4との間に空気溜まり7が形成されて、プ
ラスチックフィルム2とプラスチックフィルム4との間
には二重に空気溜まり6、7が形成されるので断熱性が
向上し、これを温室1に用いた場合には気泡性シート5
aを用いた場合に比較して更に保温性が上昇する。
【0015】上記空気溜まり6の形状は、上記気泡性シ
ート5aを平面に置いてその垂直方向から見た場合の形
状としてプレス成形の型として円形が最も採用しやすい
が、三角形、四角形であっても良く、特に限定されな
い。
【0016】空気溜まり6の大きさは、円形の場合、直
径が5〜40mmの時には空気溜まりの高さが2〜20mmの
ものが用いられる。また、円形以外の形状の場合には、
その形状の径の最大の長さが、上記円形の直径と同様と
なり、高さも円形の上記範囲となるように形成するのが
好ましい。
【0017】空気溜まり6の間隔は、円形の場合に円形
と円形との間に1〜10mm程度の空間が設けられている
のが好ましく、円形以外の形状の場合にも円形と同程度
の間隔が空けられているのが好ましい。気泡性シート5
が2層のフィルムよりなる場合には、空気溜まり6の間
隔は、狭くして空気溜まり6の面積が大きくなるように
した方が保温上好ましい。また、気泡性シート5が3層
の場合には、空気溜まり6の間隔は、狭くしても保温性
への影響は比較的小さい。また、空気溜まり6は、お互
いが接して間隔がゼロとなるように形成されていてもよ
い。
【0018】図1(b)の空気溜まり7は、空気溜まり6
の周囲に連続気泡として形成されており、その形状は空
気溜まり6により決まるものであるから、その形状は特
定できないが、幾何学的に並んだ空気溜まり6を挟んで
幾何学的な模様を形成している。また、空気溜まり7
は、空気溜まり6同士が接合している場合には、空気溜
まり6を挟んで幾何学的に独立気泡として形成される。
【0019】上記プラスチックフィルム2〜4に用いる
プラスチックとしてポリエチレン、ポリプロピレン、ナ
イロン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等が挙げられ
る。また、該プラスチックフィルム2〜4には、ナイロ
ンフィルムの片面又は両面にポリエチレンフィルム又は
ポリプロピレンフィルムを熱圧着により積層した2層又
は3層の積層フィルムを用いることができる。
【0020】上記プラスチックフィルムは、気泡性シー
ト5が2層または3層であることに係わらず、同じ厚みの
ものを用いることができ、その厚みは、5〜100μm
のものが用いられる。また、積層フィルムの場合には、
通常上記単層フィルムの厚みの2〜3倍となるが、1枚の
プラスチックフィルムの厚みより薄いものを用いること
ができる。積層フィルムの厚みとして10〜300μm
であるのが好ましい。
【0021】上記積層フィルムに、ナイロンフィルムを
積層することによりナイロンフィルムと共に用いるプラ
スチックフィルム2〜4を単独で用いる時に比較して、
強度が上昇すると共に、空気溜まり6の空気の密封性が
良くなり空気の抜けが少なくなるので、温室として保温
性を長期間保つことができるので好ましい。また、ポリ
プロピレンフィルムを単独で用いた場合、又は該ポリプ
ロピレンフィルムにナイロンフィルムを積層した場合に
は、気泡性シート5の腰が強くなるので、温室としての
形状を保ちやすくなり、長期間安定した形状が得られる
ので好ましい。
【0022】上記温室1は屋外で太陽光に曝されて用い
られるので劣化が起こり易い。それを防ぐためにプラス
チックフィルム2〜4には、酸化チタンや顔料、塗料等を
加えて成形を行い着色して用いることができる。また、
着色したフィルムを着色していないフィルムと積層して
用いることもできる。また更に気泡性シート5に着色し
たフィルムを貼付して用いることもできる。上記の着色
したフィルムを用いると、気泡性シート5の表面に水滴
が付着すると、太陽光によるレンズ効果でシートが燃え
たりするのを防ぐことができる。
【0023】上記気泡性シート5として空気溜まりの高
さとプラスチックフィルム2〜4の厚みを加えた気泡性
シート5の厚みは、2層及び3層の場合も含み、2〜20mm
であるのが好ましく、3〜10mmであるのがより好まし
い。
【0024】本発明の温室1の構造の一例を図3に示
す。気泡性シート5は、通常温室1の側壁8及び天井9
に用いられる。図3の温室1は、まず気泡性シート5を
側壁8及び天井9の5面が連結し、且つ底のない長方体
を形成するように大きな気泡性シート5を切断し、空気
溜まり6の形成されている面が、外面となるように折り
曲げて接する面の接線に添って熱溶着を行って底のない
長方体(以下、気泡性シート5より形成される長方体及
びその他の形状のものを含めて「温室本体10」とい
う。)を形成する。また、5枚の側壁8及び天井9の気
泡性シート5の各々の隣接する部分を熱溶着して、温室
本体10を形成することもできる。また、上記気泡性シー
ト5の熱溶着に代えて、縫製又は接着剤による接合によ
っても温室本体10を形成することができる。
【0025】次いで得られた温室本体10に底板11を取り
付けて温室が出来上がる。上記底板11は、上記温室本体
10の底部の内側に填め込むか、該底部の下端に当接させ
て、係止具12を用いて温室本体10に取り付ける。取り付
け方としては、係止具12を底板11の四隅に設けた貫通孔
と、温室本体10の四隅に近い下端付近に設けた挿通孔の
両穴に挿通し係止して取り付ける。上記貫通孔は底板11
の四隅に設け、該貫通孔に近い温室本体10の下端部に挿
通孔を、貫通孔1個に対し1〜2個の挿通孔を設けるのが
好ましい。2個の挿通孔を設ける場合には、底板の各隅
で接する2面の側壁8の各々の下端部近くに設けるのが
好ましい。
【0026】本発明の温室1は、屋外に置いた植木に冬
期の夜間には被せて、昼間には取り除いて用いることが
できるように、係止具12は、簡単に取り付けて外すこと
ができるようになっているのが好ましく、係止具12とし
ては、プラスチック製、金属製、繊維製等のものが挙げ
られ、例えば、ケーブルやコードを束ねて束が解けない
ように逆止構造を有するケーブルホルダー、コードホル
ダー、ねじるだけで結べて解けないプラスチック製又は
金属をプラスチックで被覆した針金状又はテープ状の止
め具、プラスチック製のバンドとストッパーよりなる止
め具等を用いて係止することができる。また、紐を用い
て結んで係止することもできる。
【0027】また、上記温室本体10の側壁8の内側又は
外側の底部には、図3のように当て板12を取り付けるこ
とができる。該当て板12は、温室本体10の形状を保
ち、取り付け易くするために用いるもので形状は特に限
定されないが、細長い板状に形成されているものが好ま
しい。上記当て板12は4面の側壁8のうち、対面する2面
に設けるのが好ましく、4面に設けることもできる。そ
の取り付けは、温室本体10に熱融着、縫製又は接着剤に
よる接合等によって取り付けることができる。
【0028】また、上記温室本体10の縦方向の四隅の内
側には、柱を立てて温室1の形状を保つことができる
(図示せず)。該柱は、対角する二隅に立てるか、四隅に
立てて用いることができる。上記柱の取り付けは、底板
11の四隅に設けた孔に挿し込んで固定するか、四隅の孔
に挿し込み、更に底板11の底面よりネジ止めして固定す
ることもできる。
【0029】また、大きい温室1の場合には、温室本体
10の四隅に柱を立てて、隣合った柱の各々の上端及び下
端をそれぞれ枠材にて連結して温室本体10の形状の枠体
を形成することができる(図示せず)。該枠体に温室本
体10を被せて温室1が形成される。この際に温室本体10
と枠体との間には隙間がなく、ぴたっと温室本体10に枠
体が填め込まれたようになるのが好ましい。そうするこ
とでしっかりと固定した形状に温室1を保つことができ
る。
【0030】また、上記温室1において、温室本体10の
天井9、側壁8のいずれか又は両方、もしくは側壁8の
2面に気泡性を有しない透明プラスチックシートを用い
ることができる。そうすることによって気泡性シート5のみ
を用いた場合に見えない植木を見えるようにすることが
でき、更に直射日光を取り入れることができる。該透明
プラスチックシートは1枚のプラスチックフィルムであ
っても、また、積層したフィルムであってもよい。隣接
する気泡性シート5とは、熱圧着、縫製又は接着剤によ
る接着等によって接合して用いることができる。
【0031】上記底板11には、木製、プラスチック製又
は金属製のものを用い得るが、断熱性を有するものが好
ましく、木製及びプラスチック製のものが好ましい。プ
ラスチック製のものとしては、硬質塩化ビニル、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、硬質発泡ウレタン、発泡ポリ
スチレン、発泡ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
【0032】また、上記当て板13には、木製、プラスチ
ック製又は金属製のものを用いることができるが、軽量
で断熱性のある木製又はプラスチック製の方が好まし
い。プラスチック製のものとしては、発泡性プラスチッ
クが好ましい。また、防水性を施した段ボール製のもの
を用いることもできる。
【0033】また、上記柱14及び枠体15には、木材製、
プラスチック製又は金属製のものが挙げられ、金属とし
ては、鉄、アルミニウム、ステンレス等が挙げられる。
使用時に温室内は湿度が高く、水滴が凝縮するので、鉄
等を用いた場合錆が発生する虞があるので、表面にメッ
キ、塗装等の処理を施したり、樹脂でコートしたりする
のが好ましい。プラスチック製の枠体としては、ポリ塩
化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ナイロン等が挙げられる。
【0034】本発明の温室1の形状は、植木鉢1個の場
合には、その鉢の大きさ及び植木の大きさに合わせて、
上記例のような長方体形状、又は、円筒体形状、六角柱
体形状,円錐体形状等任意の形状を取ることができる。
つまり、植木鉢の大きさに合わせ、また、植木の高さや
形状に合わせて用いることができるので、温室に移動さ
せる必要がなく、植木の置かれている場所で収納するこ
とができるので、新たに温室1の置き場所を作る必要が
ない。
【0035】また、温室1の大きさは、植木鉢の直径よ
り大きい横幅(直径でもある)の植木の場合には、植木
の横幅に合わせ、また、高さは、植木の高さに合わせて
温室1の高さを選ぶ。全体には植木の直径及び高さに対
し、同じ程度又は若干大きめの温室1を選ぶのが好まし
い。また、上記温室本体10の気泡性シート5には、湿気
が外部に抜けるように適宜の大きさの貫通孔をいくつか
設けておくのが好ましい。貫通孔の大きさは、直径が1
〜5mm程度の孔を側壁8面及び天井9面の各々に、3
〜30個位設けておくのが好ましい。
【0036】上記各個の植木鉢に植えた植木に合わせて
温室1として用いる場合には、柱14や枠体15を設ける必
要がないので、気泡性シート5よりなる温室本体10と底
板11を準備すればよく、温室本体10は折り畳むか、丸め
ておいて使用時に広げて用いることができるので、保管
時に場所を取らず、また、低価格で製造できる。更に大
きさ、形状等を決めて規格化すれば、大量生産を行うこ
とができ、更にコストを低下させることができる。
【0037】また、柱、枠体を用いて温室1を形成する
場合には、温室本体10、底板11、柱及び枠材を用意し、
該柱と枠材を用いて枠体を形成し、それを温室本体10で
覆い、底板11の上に載せて温室1が出来上がる。植木を
底板11の上に置き、その上から枠体及び温室本体10をも
って覆う場合には、底板11と温室本体10を係止具12を用
いて取り付けるのが好ましく、底板11と温室本体10をネ
ジで取り付けて、枠体15の枠と枠の間から植木を収納し
てから温室本体10を被せて用いることができるが、その
場合にも、温室本体10を枠体に紐等により取り付けるの
が好ましい。
【0038】また、温室本体10には、該温室本体10を植
木に被せたり、枠体に被せたりすることが容易にできる
ように、温室本体10の側面縦方向にファスナーを取り付
けて温室本体10の側面全面又は一部が開閉できるように
することができる。また、ファスナーに代わってボタン
やフック等を用いて開閉することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明の温室は、少なくとも2層のプラ
スチックフィルムの各層間に空気溜まりを設けてなる気
泡性シートを用いることにより、保温性が高く、特にヒ
ーターを備えていない植木鉢1〜3個程度の保温用から
家庭用又はオフィス用の小型の温室において、夜間の温
度の低下を防止することができ、寒さによる植木等の枯
れ死を防ぐことができる。
【0040】本発明の温室を枠体や柱を取り付けずに用
いる場合、植木の置かれている場所で組み立てて植木を
収納することができるので、新たに場所を用意する必要
もなく、また,簡単に誰でも組立てることができ、更に
低コストで多量に生産することができるという効果が得
られる。
【0041】また、本発明の温室を枠体や柱を取り付け
て用いる場合にも、保温効果が高い上に組み立てが容易
にできて、場所も比較的取らずに、効果的な温室を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の温室に用いる2層のプラ
スチックフィルムより形成された気泡性シート、また、
図1(b)は、3層のプラスチックフィルムより形成され
た気泡性シートの断面図を示す。
【図2】図1(a)の気泡性シートの斜視図を示す。
【図3】本発明の温室の1例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 温室 2〜4 プラスチックフィルム 5 (5a,5b) 気泡性フィルム 6、7 空気溜まり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2層のプラスチックフィルム
    の各層間に空気溜まりを設けてなる気泡性シートを用い
    ることを特徴とする温室。
  2. 【請求項2】 上記プラスチックフィルムが、ポリエチ
    レン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル及び
    ポリエステルのいずれかよりなる請求項1記載の温室。
  3. 【請求項3】 上記プラスチックフィルムが、ナイロン
    フィルムの少なくとも一方の面に、ポリエチレンフィル
    ム又はポリプロピレンフィルムを積層してなる請求項1
    記載の温室。
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