JP4288924B2 - 自動取引装置およびその画面表示方法並びにそのプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、現金自動取引装置や発券機、マルチメディア端末等の表示画面を有する自動取引装置およびその画面表示方法並びにそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平10−154127号公報(第3頁【0008】−【0012】、第2図)
上記特許文献1の従来の自動取引装置は、顧客の属性情報により複数の関連画面を選択し、乱数によって選択した一つの画面を現金自動取引装置の通信待ち時間に表示するという技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術においては、現金自動取引装置の通信待ち時間に情報を表示するため、表示時間が短く十分な内容を表示することができないという問題がある。
また、表示する情報は、属性情報を基にするといえども銀行側が用意した情報であり、顧客の希望に沿えないという問題がある。
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、顧客の希望に沿い、かつ十分な内容を表示することができる自動取引装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、表示画面を有する自動取引装置において、前記表示画面に表示する取引選択画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第1のサービス選択ボタンを表示し、前記第1のサービス選択ボタンが選択されなかったときに、処理待ち時間の待機依頼画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第2のサービス選択ボタンを表示し、前記第1および第2のサービス選択ボタンのいずれか一方が選択されている場合に、前記サービス情報を表示することを特徴とする。
【0006】
また、表示画面を有する自動取引装置の制御部に、前記表示画面に表示する取引選択画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第1のサービス選択ボタンを表示する第1のサービス選択ボタン表示ステップと、前記第1のサービス選択ボタンが選択されなかったときに、処理待ち時間の待機依頼画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第2のサービス選択ボタンを表示する第2のサービス選択ボタン表示ステップと、前記第1および第2のサービス選択ボタンのいずれか一方が選択されている場合に、前記サービス情報を表示するサービス情報表示ステップとを実行させることを特徴とする。
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施の形態について説明する。
【0007】
第1実施の形態例
図1は第1実施の形態のサービス情報表示処理を示すフローチャート、図2はその現金自動取引装置を示すブロック図である。
【0008】
図2において、1は金融機関のセンタに設置されているホストコンピュータであり、銀行の支店等に設置されている現金自動取引装置2と通信回線を介して接続されており、顧客の口座の口座番号やその暗証番号、口座残高等を格納する元帳ファイル3を保有している。
4は現金自動取引装置2の制御部であり、通信部5によって通信回線を介してホストコンピュータ1と接続しており、現金自動取引装置2内の各部を制御して取引制御やサービス情報の表示を行うと共にデータ通信等も制御する。
【0009】
6は記憶部であり、制御部4が実行するプログラムや制御部4による処理結果等が格納され、ホストコンピュータ1または図示しない営業店管理サーバ等から配信されるサービス情報を格納している。
なお、サービス情報は営業店の係員等が各現金自動取引装置2に対してフロッピディスク等の記録媒体を用いて入力し、格納するようにしてもよい。
【0010】
7は表示操作部であり、CRTまたはLCD等の表示画面とタッチパネル等との組合せ等で構成されており、取引選択画面や顧客の希望等を問合せる画面、顧客の処置を促す画面等を表示する一方、タッチパネル等により顧客からの入力を受付ける。
なお、顧客からの入力は現金自動取引装置2の本体等に別に設けたキーボードや選択ボタン等から受付けるようにしてもよい。
【0011】
8はカード挿入部であり、挿入された顧客のキャッシュカード等の取引カードの磁気ストライプに記録されているカード情報を読み書きすると共に取引明細票等を印刷するプリンタを有している。
9は通帳記帳部であり、挿入された顧客の通帳の磁気ストライプに記録されている内容を読み書きすると共に取引内容等を顧客の通帳に記帳する。
【0012】
10は紙幣入出金部であり、顧客が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別、計数して収納し、顧客に払出す紙幣を排出する。
11は硬貨入出金部であり、顧客が投入した硬貨を受入れ、これを鑑別、計数して収納し、顧客に払出す硬貨を排出する。
上述した構成の作用について説明する。
【0013】
現金自動取引装置2を運用する金融機関等は、サービス情報依頼主である企業等との契約によって広告やアンケート等の顧客向けのサービス情報および金融機関が独自に顧客に提供する新たな金融サービスの情報等のサービス情報を現金自動取引装置2の記憶部6に格納している。
また、サービス情報を表示するための予約フラグは、前回の取引またはサービス情報を表示した後に、サービス情報を表示しないことを表すOFF状態に更新されている。
【0014】
本実施の形態のサービス情報表示処理においては、予約フラグはOFFを「0」とし、ONをその押下されたサービス情報の表示を予約するためのサービス選択ボタン毎に「1」「2」等として記号等によって識別できるようにして記憶部6等に記憶される。
以下に、図1に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って顧客による出金取引の場合を例にサービス情報表示処理について説明する。
【0015】
S1、現金自動取引装置2の表示操作部7の画面には図3に示す初期画面である取引選択画面が表示されている。
取引選択画面には、取引ボタンの押下を促す旨、サービス情報の表示を選択するときの操作手順等の文言および出金取引のための「お引き出し」ボタン、入金取引のための「お預け入れ」ボタン、口座残高を照会するための「残高照会」ボタン等の取引を選択するための取引ボタン、並びに銀行や企業等からのサービス情報の表示を予約するための「銀行からのメッセージを後で読む」ボタン、「△△の広告表示を予約する」ボタン、「アンケートに後で答える」ボタン等のサービス選択ボタンが表示されている。
【0016】
本実施の形態では、顧客は表示操作部7の画面からサービス選択ボタンとして「△△の広告表示を予約する」ボタンを押下し、次いで取引ボタンとして出金取引のための「お引き出し」ボタンを押下する。
S2、この信号をタッチパネル等による位置信号によって検知した制御部4は、サービス選択ボタンが押下された後に取引ボタンが押下された場合はサービス情報の表示の選択がなされたとしてステップS3へ、先に取引ボタンが押下された場合はサービス情報の表示の選択がなされなかったとしてステップS4へ移行する。
【0017】
S3、制御部4は、サービス選択ボタンの種類によってこれに該当する予約フラグをON状態に更新する。本実施の形態では「△△の広告表示を予約する」ボタンが押下されているので、予約フラグを「2」として予約フラグをON状態に更新する。
S4、制御部4は、取引カードの挿入を促す画面を表示し、顧客はこれに従って顧客の取引カードをカード挿入部8に挿入する。
【0018】
取引カードが挿入されたことを検知した制御部4は、カード挿入部8によって取引カードの磁気ストライプに記録されたカード情報を読取る。
なお、通帳が同時に挿入された場合は、通帳記帳部9によって通帳の磁気ストライプに記録された通帳情報も読取る。
次いで、制御部4は表示操作部7の画面に暗証番号入力画面を表示して暗証番号の入力を促し、顧客は暗証番号を暗証番号入力画面に表示されているテンキー等によって入力する。
【0019】
なお、暗証番号が一致しない場合は、所定の回数、例えば3回の再入力を受付け、再入力された暗証番号が所定の回数を超えても一致しない場合はステップS10へ移行する。
S5、暗証番号の入力が終わると、制御部4は表示操作部7の画面に金額入力画面を表示して引出金額の入力を促し、顧客は引出金額を金額入力画面に表示されているテンキー等によって入力して確認ボタンを押下する。
【0020】
S6、確認ボタンの押下を認識した制御部4は、ホストコンピュータ1との間で出金取引の可否を問合せるために取引カードのカード情報に入力された暗証番号や引出金額等を添付して取引電文を作成し、通信部5によって通信回線を介してホストコンピュータ1へ送信してステップS7へ移行する。
取引電文を受信したホストコンピュータ1は、顧客認証処理のために取引電文に含まれるカード情報を基に元帳ファイル3を検索して該当する顧客ファイルの暗証番号と取引電文の暗証番号とを照合し、暗証番号が一致した場合は顧客を認証し、口座残高に不足がない場合は取引許可の旨を電文にして取引可否電文を作成すると共に、該当する顧客ファイルの口座残高を更新する。
【0021】
暗証番号が一致しない場合や口座残高が不足している場合には、それぞれの旨を添付した取引不許可の旨を電文にして取引可否電文を作成する。
そして、ホストコンピュータ1は顧客認証処理を終えると、取引可否電文を含む返信を現金自動取引装置2へ通信回線を介して送信する。
S7、取引電文の送信を終えた制御部4は、表示操作部7の画面に図4に示すセンタと通信中である旨およびしばらくの間の待機を依頼する旨等の文言を表示した待機依頼画面を表示して顧客にしばらくの間の待機を促す。
【0022】
S8、現金自動取引装置2の制御部4は、ステップS7の待機依頼画面を表示しながら通信部5によってホストコンピュータ1からの返信を待つ返信待状態で待機し、ホストコンピュータ1からの返信を受信したことを契機としてステップS9へ分岐する。
S9、ホストコンピュータ1からの返信を受信した制御部4は、返信に含まれる取引可否電文を基に取引可否を判断し、取引許可の場合は、表示操作部7の画面に出金取引処理を行う旨を表示すると同時に、その取引内容をカード挿入部8によって取引明細票に印刷すると共に、入力された引出金額を紙幣入出金部10および硬貨入出金部11からそれぞれ計数して繰出す。
【0023】
次いで制御部4は、表示操作部7の画面に現金や取引カード、取引明細票の受取りを促す画面を表示すると共に現金を紙幣入出金部10および硬貨入出金部11によって、取引カードや取引明細票をカード挿入部8によって排出する。
なお、通帳が挿入されている場合は、制御部4は取引内容を通帳記帳部9によって通帳に記帳して排出する。
【0024】
制御部4は、顧客がこれらを受取ったことを確認して出金取引処理を終了し、ステップS10へ移行する。
取引可否電文が取引不許可の場合は、制御部4は表示操作部7の画面に取引不許可の旨とその内容および内容の確認を促す旨と「確認」ボタンを表示した取引不許可確認画面を表示する。
【0025】
顧客はその内容を確認して取引不許可確認画面に表示されている「確認」ボタンを押下し、この信号を認識した制御部4は取引カードの受取りを促す画面を表示すると共に取引カードをカード挿入部8によって排出し、顧客の受取りを確認して出金取引処理を終了させステップS10へ移行する。
S10、制御部4は予約フラグがON状態ならばステップS11へ、予約フラグがOFF状態ならばステップS12へ移行する。
【0026】
S11、制御部4は表示操作部7の画面に図5に示すサービス情報表示画面を表示する。
サービス情報表示画面には、取引処理が終了した旨、表示中のサービス情報は選択したサービス情報である旨等の文言およびそれ以外の表示エリアを広く使ったサービス情報表示エリアが表示され、このサービス情報表示エリアにステップS1で選択されたサービス情報の詳細、つまり予約フラグ「2」に該当する△△が金融機関に供給した広告が表示される。
【0027】
サービス情報の表示が終了すると、制御部4はステップS12へ移行する。
なお、選択されたサービス情報が「アンケート」の場合は、アンケートの入力ボタンの他に入力の終了を指示するための「確認」ボタンを同時に表示するようにしてサービス情報の表示の終了を制御部4が認識するようにしてもよい。
S12、制御部4は表示操作部7の画面に取引に対する謝辞等の文言を表示した通常の取引終了画面を表示して取引を終了させ、予約フラグを「0」、つまりOFF状態にして一定時間の経過後にステップS1へ戻り、表示操作部7の画面に取引選択画面を表示して待機する。
【0028】
なお、上記ステップS1において、手順を定めてサービス選択ボタンを押下するとして説明したが、順序を定めずに取引ボタンの押下後に一定の時間経過してもサービス選択ボタンの押下がない場合に選択されなかったとしてステップS4へ移行するようにしてもよい。
また、ステップS1において、取引選択画面にサービス選択ボタンを共に表示するとして説明したが、取引ボタンの数が多い場合や表示内容が見難くなる場合等には通常の取引選択画面を表示し、取引の選択後に次画面としてサービス選択ボタンを表示して顧客に選択させるようにしてもよい。
【0029】
更に、ステップS11において、選択されたサービス情報が「銀行からのメッセージ」の場合に、定期預金等の満期情報を表示する必要があるときにはステップS7で説明したホストコンピュータ1の作動の中でホストコンピュータ1が顧客ファイル等からその情報を取得し、取引可否電文に添付する等して現金自動取引装置2へ送信し、これを現金自動取引装置2が記憶部6等に一時保存して表示するようにしてもよい。
【0030】
以上説明したように、本実施の形態では、現金自動取引装置の表示操作部に顧客がサービス情報の表示を選択するためのサービス選択ボタンを表示し、サービス情報を表示することを選択可能としたことによって、顧客は希望に沿ったサービス情報の提供を受けることができる。
また、サービス情報を表示する時期を出金取引処理等の取引処理の終了後としたことによって、取引処理の流れを中断することがなくなり、現金や取引カード等の取り忘れを防止することができると共にサービス情報の詳細の表示に十分な時間を確保することができる。
【0031】
更に、これによって他の画面との共用化を図る必要がなくなり、サービス情報の表示エリアを大きくすることができ、より詳細なサービス情報の表示が可能となる。
上記に加えて、初期画面にボタン表示によるサービス選択ボタンを表示するようにしたことによって、取引ボタンの視認性を確保することができ、無用の混乱を避けることができる。
【0032】
また、サービス選択ボタンを初期画面に表示するとして説明したが、取引選択画面は通常の取引選択画面とし、現金自動取引装置とホストコンピュータとの間の通信の通信待ち時間や出金取引処理の動作待ち時間等の処理待ち時間に表示して顧客に選択させるようにしてもよい。これによって顧客の待ち時間を有効に活用することができる。
【0033】
更に、サービス情報の表示は出金取引処理等の取引処理の終了後であり、取引終了画面の表示前に表示するとして説明したが、取引終了後、つまり取引終了画面を表示した後に表示するようにしても本実施の形態の効果を損なうものではない。
【0034】
第2実施の形態例
図6は第2実施の形態のサービス情報表示処理を示すフローチャートである。なお、本実施の形態の現金自動取引装置は図2に示す第1実施の形態例と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
上記の構成の作用について説明する。
現金自動取引装置2を運用する金融機関等は、サービス情報依頼主である企業等との契約によって広告等の顧客向けのサービス情報を現金自動取引装置2の記憶部6に格納している。
【0035】
また、サービス情報を表示するための予約フラグは、前回の取引またはサービス情報を表示した後に「OFF」に更新されて記憶部6等に記憶されている。
以下に、図6に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って顧客による出金取引の場合を例にサービス情報表示処理について説明する。
SA1、現金自動取引装置2の表示操作部7の画面には図7に示す初期画面である取引選択画面が表示されている。
【0036】
取引選択画面には、取引ボタンの押下を促す旨、サービス情報の表示を選択するときの操作手順等の文言、および出金取引のための「お引き出し」ボタン、入金取引のための「お預け入れ」ボタン、口座残高を照会するための「残高照会」ボタン等の取引を選択するための取引ボタン、並びに企業等からのサービス情報の表示を予約するためのサービス選択ボタンとしての「サービス予約」ボタンとその近傍に設けられたサービス情報概要表示エリアにサービス情報の概要を示すための短いメッセージや象徴的な図柄による画像等が表示されている。
【0037】
本実施の形態では、顧客は表示操作部7の画面から出金取引のための取引ボタンである「お引き出し」ボタンのみを押下する。
SA2、制御部4は上記第1実施の形態のステップS2と同様にしてサービス選択ボタンが押下された後に取引ボタンが押下された場合はステップSA3へ、先に取引ボタンが押下された場合はステップSA4へ移行する。
【0038】
SA3、制御部4は、サービス選択ボタンが押下されたことを示すために予約フラグを「ON」に更新する。
SA4、制御部4は第1実施の形態のステップS4と同様にして取引カードを受入れてカード情報を読取り、次いで暗証番号入力画面を表示し、顧客は暗証番号を入力する。
【0039】
SA5、制御部4は第1実施の形態のステップS5と同様にして金額入力画面を表示し、顧客は引出金額を入力して確認ボタンを押下する。
SA6、制御部4は第1実施の形態のステップS6と同様にしてホストコンピュータ1との間で出金取引の可否を問合せるための取引電文を作成し、ホストコンピュータ1へ送信してステップSA7へ移行する。
【0040】
取引電文を受信したホストコンピュータ1は、第1実施の形態のステップS6で説明したのと同様にして顧客認証処理を行い、その処理を終えると取引可否電文を含む返信を現金自動取引装置2へ送信する。
SA7、取引電文の送信を終えた制御部4は、予約フラグが「ON」の場合はステップSA8へ、「OFF」の場合はステップSA9へ移行する。本実施の形態では、ステップSA1において「サービス予約」ボタンが押下されていないので、ステップSA9へ移行する。
【0041】
SA8、制御部4は第1実施の形態のステップS7と同様にして図4に示す待機依頼画面を表示して顧客にしばらくの間の待機を促す。
SA9、制御部4は表示操作部7の画面に図8に示す待機依頼およびサービス選択画面を表示する。
待機依頼およびサービス選択画面には、センタと通信中である旨やしばらくの間の待機を依頼する旨、サービス情報の表示を選択するときの操作手順等の文言および企業等からのサービス情報の表示を予約するためのサービス選択ボタンとしての「サービス予約」ボタンとその近傍に設けられたサービス情報概要表示エリアに上記ステップSA1と同じサービス情報の概要が表示されている。
【0042】
本実施の形態では、顧客はステップSA1においてサービス選択ボタンを押し忘れたとして表示操作部7の画面から「サービス予約」ボタンを押下する。
SA10、この信号を検知した制御部4は、サービス選択ボタンが押下された場合はサービス情報の表示の選択がなされたとしてステップSA11へ、サービス選択ボタンが押下されなかった場合はサービス情報の表示の選択がなされなかったとしてステップSA12へ移行する。
【0043】
SA11、制御部4は、サービス選択ボタンが押下されたことを示すために予約フラグを「ON」に更新する。
SA12、現金自動取引装置2の制御部4は、ステップSA8またはSA9の画面を表示しながら通信部5によってホストコンピュータ1からの返信を待つ返信待状態で待機し、ホストコンピュータ1からの返信を受信したことを契機としてステップSA13へ分岐する。
【0044】
SA13、ホストコンピュータ1からの返信を受信した制御部4は、第1実施の形態のステップS9と同様にして取引可否を判断してそれぞれの場合の出金取引処理を行い、排出した現金や取引カード等を顧客が受取ったことを確認して出金取引処理を終了する。
SA14、制御部4は第1実施の形態のステップS10と同様にして予約フラグが「ON」ならばステップSA16へ、「OFF」ならばステップSA15へ移行する。
【0045】
SA15、制御部4は、表示操作部7の画面に取引に対する謝辞等の文言を表示した通常の取引終了画面を表示して取引を終了させ、一定時間の経過後に予約フラグを「OFF」にしたままステップS1へ戻り、表示操作部7の画面に取引選択画面を表示して待機する。
SA16、制御部4は、表示操作部7の画面に図9に示す取引に対する謝辞や続いてサービス情報を表示する旨等の文言を表示した取引終了画面を表示して取引を終了させ、一定時間経過後にステップSA17へ移行する。
【0046】
この場合に、サービス情報を表示するための「表示」ボタンと急な用件を思い出した等の理由によりサービス情報の表示を取消すための「取消」ボタンを表示するようにしてもよい。これによって顧客の利便性を向上することができる。
SA17、取引終了後に制御部4は、表示操作部7の画面に図10に示すサービス情報表示画面を表示する。
【0047】
サービス情報表示画面には、表示中のサービス情報は選択したサービス情報である旨等の文言およびそれ以外の表示エリアを広く使ったサービス情報表示エリアが表示され、このサービス情報表示エリアにステップSA1またはSA9で選択されたサービス情報の詳細が表示される。
サービス情報の表示が終了すると、制御部4は予約フラグを「OFF」にしてステップS1へ戻り、表示操作部7の画面に取引選択画面を表示して待機する。
【0048】
この場合に、サービス情報の表示の終了を知らせるために再度謝辞等を表示するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態では、第1実施の形態例の効果に加えて、サービス選択ボタンを通信待ち時間に再度表示することができるようにしたことによって、初期画面でサービス選択ボタンを押し忘れた顧客の利便性を向上することができると共に、サービス情報依頼主はサービス情報を確実に顧客に伝えることができる。
【0049】
なお、上記ステップSA9において、上記ステップSA1と同じサービス情報の概要を表示するとして説明したが、異なるサービス情報の概要を表示するようにしてもよい。これによって顧客の希望に沿ったサービス情報の提供が可能となる。
また、ステップSA9において、図8の待機依頼およびサービス選択画面に替えて、図11に示す他の態様の待機依頼およびサービス選択画面を表示するようにし、図11に示す複数のサービス予約ボタンのそれぞれの近傍に設けたサービス情報概要表示エリアに内容の異なったサービス情報の概要を表示して選択できるようにしてもよい。
【0050】
この場合に、表示するサービス情報の概要は、ステップSA1と同じサービス情報の概要と他のサービス情報の概要を表示するようにしてもよく、2つに限らず内容の異なる複数のサービス情報を表示するようにしてもよい。なお予約フラグは「A」「B」等として識別可能なように構成する。
これによって、顧客の利便性の向上と共により顧客の希望に沿ったサービス情報の提供が可能となる。
【0051】
更に、ステップSA7、SA8を省略して、ステップSA1でサービス選択ボタンが押下されているか否かに関わらず、通信待ち時間に常に図11等の待機依頼およびサービス選択画面を表示するようにしてもよい。
この場合に、ステップSA1でサービス選択ボタンが押下されていない場合には上記と同様の表示を行い、サービス選択ボタンが押下されている場合にはそのサービス情報のより詳しい選択肢を表示するようにしてもよい。
【0052】
また、他の複数のサービス情報の概要を表示して複数のサービス情報の表示を予約可能としてもよく、2回サービス選択ボタンを押下した場合のみサービス情報を表示するようにしてもよい。
なお、複数のサービス情報の表示が選択された場合は、ステップSA17において連続してサービス情報の詳細を表示するようにする。
【0053】
これによって、更に顧客の希望に沿ったサービス情報の提供が可能となる。
上記各実施の形態例においては、現金自動取引装置がサービス情報を格納しているとして説明したが、ホストコンピュータまたは図示しない営業店管理サーバ等からその都度サービス情報を取得して表示するようにしてもよく、インターネット等に接続して金融機関または企業のウェブサーバ等から直接取得するようにしてもよい。
【0054】
また、本発明を適用する自動取引装置は現金自動取引装置に限らず、発券機やマルチメディア端末、証明写真の印刷機、ディジタルカメラの印刷機等の顧客操作型の自動取引装置であればどのようなものであってもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、現金自動取引装置の表示操作部にサービス選択ボタンを表示し、サービス情報を表示することを選択可能としたことによって、顧客は希望に沿ったサービス情報の提供を受けることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態のサービス情報表示処理を示すフローチャート
【図2】第1実施の形態の現金自動取引装置を示すブロック図
【図3】第1実施の形態の取引選択画面表示例
【図4】第1実施の形態の待機依頼画面表示例
【図5】第1実施の形態のサービス情報表示画面表示例
【図6】第2実施の形態のサービス情報表示処理を示すフローチャート
【図7】第2実施の形態の取引選択画面表示例
【図8】第2実施の形態の待機依頼およびサービス選択画面表示例
【図9】第2実施の形態の取引終了画面表示例
【図10】第2実施の形態のサービス情報表示画面表示例
【図11】第2実施の形態の他の態様の待機依頼およびサービス選択画面表示例
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ
2 現金自動取引装置
3 元帳ファイル
4 制御部
5 通信部
6 記憶部
7 表示操作部
8 カード挿入部
9 通帳記帳部
10 紙幣入出金部
11 硬貨入出金部
Claims (7)
- 表示画面を有する自動取引装置において、
前記表示画面に表示する取引選択画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第1のサービス選択ボタンを表示し、前記第1のサービス選択ボタンが選択されなかったときに、処理待ち時間の待機依頼画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第2のサービス選択ボタンを表示し、前記第1および第2のサービス選択ボタンのいずれか一方が選択されている場合に、前記サービス情報を表示することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1において、
前記サービス情報を表示する時期が、取引処理の終了後であることを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1において、
前記サービス情報を表示する時期が、取引終了後であることを特徴とする自動取引装置 - 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
前記サービス選択ボタンを複数設け、複数のサービス情報からの選択を可能としたことを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、
前記サービス選択ボタンの近傍に、サービス情報の概要を表示したことを特徴とする自動取引装置。 - 表示画面を有する自動取引装置の画面表示方法において、
前記表示画面に表示する取引選択画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第1のサービス選択ボタンを表示し、前記第1のサービス選択ボタンが選択されなかったときに、処理待ち時間の待機依頼画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第2のサービス選択ボタンを表示し、前記第1および第2のサービス選択ボタンのいずれか一方が選択されている場合に、前記サービス情報を表示することを特徴とする自動取引装置の画面表示方法。 - 表示画面を有する自動取引装置の制御部に、
前記表示画面に表示する取引選択画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第1のサービス選択ボタンを表示する第1のサービス選択ボタン表示ステップと、
前記第1のサービス選択ボタンが選択されなかったときに、処理待ち時間の待機依頼画面に、サービス情報の表示を予約することを選択するための第2のサービス選択ボタンを表示する第2のサービス選択ボタン表示ステップと、
前記第1および第2のサービス選択ボタンのいずれか一方が選択されている場合に、前記サービス情報を表示するサービス情報表示ステップとを実行させることを特徴とする自動取引装置のプログラム。
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