JP4288890B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等のように個別の機能を備えた複数のパネル体を組み立てて一体化し遊技者に所定の遊技を提供するようにした遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機として従来から親しまれているパチンコ遊技機やスロットマシン等は異なる複数のパネル体を組み合わせて製造するようになっている。例えばパチンコ遊技機に必要とされるパネル体としては具体的に扉枠、遊技盤、遊技機本体、機構盤等が挙げられる。要はこれら遊技機では各パネル体毎に機能を分担させこれらを組み合わせることで結果的に遊技機として機能し得るようにしているわけである。これらパネル体は一般に外枠をベースとして前後方向に重ね合わせながら組み立てられ一体化される。ここに各パネル体自体も複数の機能部品を組み合わせて構成されている。そして、機能部品の組み合わせによってパネル体として所定の機能を奏するように構成されている。
従来では付属的な機能部品、例えばLED基板、中継基板、表示装置等はやはり機能部品としてのプラスチック製ベースに装着され、更に必要な場合には補強のための金属製の薄板状のフレームが固着されてパネル体が構成されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近の遊技機では種々の機能を充実させる要請から上記プラスチック製ベースにより多くの機能部品を装着する傾向にある。するとプラスチック製ベースがそれら機能部品の装着による重量や装着用の透孔を形成したりしなければならず、いきおいプラスチック製ベースに十分な強度を保証できなくなってきている。また、同ベースに対する機能部品の配置場所も十分確保できなくなってきている。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、機能部品が増加してもその増加によって生ずる諸問題に対応できるパネル体を構成することが可能な遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために複数の機能部品を組み合わせて一枚のパネル体を構成し、複数のパネル体を組み立てて一体化するとともに、複数の該パネル体の最も遊技者に近い側に前記パネル体としての扉枠を配置した遊技機において、前記扉枠を複数の機能部品を同じく機能部品としての金属製ベースに対して仲介部材を介して装着し第1のパネル体、複数の機能部品を同じく機能部品としてのプラスチック製のベースに対して装着し第2のパネル体とから構成し、前記第2のパネル体をヒンジ部を介して前記第1のパネル体に対して開閉可能に取り付けるようにしたことをその要旨とする。
【0005】
請求項1の発明のような構成では、扉枠は複数の機能部品を同じく機能部品としての金属製ベースに対して仲介部材を介して装着した第1のパネル体と、複数の機能部品を同じく機能部品としてのプラスチック製のベースに対して装着した第2のパネル体とから構成され、この第1のパネル体に対してプラスチック製の第2のパネル体がヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられることとなる。
【0006】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、扉枠を複数の機能部品を同じく機能部品としての金属製ベースに対して仲介部材を介して装着した第1のパネル体と、複数の機能部品を同じく機能部品としてのプラスチック製のベースに対して装着した第2のパネル体とから構成し、この第1のパネル体に対してプラスチック製の第2のパネル体をヒンジ部を介して開閉可能に取り付けるようにしため、機能部品の取り付けが可能となり、点検作業等において機能部品を取り付けた第1のパネル体を開放させることが容易となり作業効率が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパチンコ遊技機に応用した実施の形態について図面に基づいて説明する。まず、各実施の形態に共通する概略構成について説明し、次いで各実施の形態の固有の構成及び作用効果について説明する。尚、以下の説明においては前面、前方或いは表面側とは遊技者が正対する側をいい、後面、後方或いは裏面側とはそれら正対する側の反対側をいう。また、特記なき限り左右とは前面からみた左右方向をいう。
【0008】
まず、図1〜図3に基づいてパチンコ遊技機の構成の概略を説明する。
図2に示すように、パチンコ遊技機ではパチンコ機本体1を中心としてその他のパネル状の構成部材がその前後方向に積層状に配置されている。パチンコ機本体1の上半身に形成された遊技盤取り付けスペース2には遊技盤3が嵌合されている。遊技盤3の前方位置には扉枠5が配設されている。扉枠5は金属製ベースとしての取り付けフレーム4をベースとして機能部品としてのプラスチックの扉枠本体15が装着されて構成されている。取り付けフレーム4には機能部品としてのガラス窓G及び同取り付けフレーム4に装着された機能部品としての第1〜第3のLED基板L1〜L3、扉枠本体15の下部位置に装着された機能部品としての上受け皿6が装着されている。扉枠5に関しては詳しく後述する。
パチンコ機本体1において遊技盤3の下方位置にはカバープレート7が配設されている。カバープレート7はパチンコ機本体1に対して固着されている。カバープレート7の裏面にはパチンコ球発射機構8が配設されている。カバープレート7には前方に突出形成した下受け皿9が形成されている。下受け皿9の右側方にはパチンコ球発射機構8に連動する操作ハンドル10が取付けられている。
遊技盤3の後方位置にはこれらを背面から覆うように機構盤11が配設されている。機構盤11の下方には取り付けベース12が配設されている。取り付けベース12は機構盤11とは別体に構成されたパチンコ機本体1に装着される部材であって、各種基板が搭載されている。
これら各パネルは主となるパチンコ機本体1を介して額縁状に枠組みされた四角形の木製外枠13に装着されている。パチンコ機本体1は木製外枠13に対して着脱可能に嵌合されている。
【0009】
次にこのように構成されるパチンコ遊技機における扉枠5において特に扉枠本体15及び取り付けフレーム4の構成を中心に説明する。
(実施の形態1)
まず扉枠本体15の構成について説明する。図1及び図2に示すように、プラスチック製の扉枠本体15は中央にガラス窓G用の略円形の大開口部21が形成された略長方形板体とされている。大開口部21からは背後の遊技盤3の前面に形成された遊技面22が露出される。扉枠本体15前面側において大開口部21の上部の装着部15aには正面形状略長方形の第1の電飾パネル23が配設されている。扉枠本体15前面側において大開口部21の左右の装着部15b,15cには第2の電飾パネル24,25が配設されている。両第2の電飾パネル24,25は互いに対称な弧状部材であって、第1の電飾パネル23とともに大開口部21を包囲している。
両第2の電飾パネル24,25の下端には同両第2の電飾パネル24,25と連続する透明パネル30が配設されている。これら各パネル23〜25,30は機能部品を構成し、扉枠本体15の前面側から装着可能とされている。各パネル23〜25,30は図示しないビスによって背面側から固定されるようになっている。図5に示すようにする。図1における扉枠本体15の左側面位置には取り付けフレーム4との間でヒンジ部26を構成する係合部材27が形成されている。
図4に示すように、扉枠本体15の前記各電飾パネル23〜25の配置位置には複数の円形形状の透孔31が形成されており、後述するLEDが同透孔31から前方に露出するようになっている。また、透明パネル30位置においては方形の大型透孔32が形成されており、透明パネル30を通して遊技部としての遊技面に貼付された検閲シール等が目視できるようになっている。
図1〜図5に示すように、大開口部21の前面側中央下部位置には機能部品としての上受け皿6が形成されている。上受け皿6と大開口部21の間には球貸し用の操作ボタン33とカードの残量を7セグスタイルで表示する表示パネル34が配設されている。これら操作ボタン33や表示パネル34は機能部品を構成する。
【0010】
扉枠本体15は取り付けフレーム4に対して装着されるようになっている。図6〜図8、図26〜図28に示すように、取り付けフレーム4は合金をプレス成形して得られる長方形形状の外郭をなすフレーム本体35を有している。フレーム本体35の全外周縁にはフレーム本体35から前方に突出したフランジ37が形成されている。フレーム本体35の中央位置には大きく方形に開口された大開口部38が形成されている。フレーム本体35において大開口部38の左右に配置された部分を左右の縦フレーム35a,35bとし、大開口部38の上下に配置された部分を上下フレーム35c、35dとする。扉枠本体15に取り付けフレーム4が装着された状態において縦フレーム35a,35bは扉枠本体15の大開口部21の左右位置を補強し、上下フレーム35c、35dは扉枠本体15の大開口部21の上下位置を補強する。
図6、図7、図27及び図28に示すように、大開口部38の全周縁であってフレーム本体35の前面側には凹部39が形成されている。同凹部39の左右の内周縁は折り曲げ形成されてフレーム本体35の裏面側に突出されており左右突出部39a,39bとされている。左右突出部39a,39bは上下方向に沿って延出させられ、同左右突出部39a,39bにはそれぞれ左右の案内レール41が装着されている。同凹部39の下部内周縁は折り曲げ形成されてフレーム本体35の裏面側に突出されており下部突出部39cとされている。下部突出部39cは左右方向に沿って延出させられ、同下部突出部39cには支持レール42が装着されている。
ガラス窓Gは左右の案内レール41に案内された状態で支持レール42によって下方から支持されるようになっている。本実施の形態1ではフレーム本体35に対して後方に向かって案内レール41及び支持レール42が突出されているためこれらに支持されているガラス窓Gはフレーム本体35の裏面に配設されることとなる。ガラス窓Gは更に後方の遊技盤3の遊技面との間隔も考慮されて配置される。図27に示すように、ガラス窓Gが案内レール41及び支持レール42に支持された状態でフレーム本体35のどの部分にも接触することはない。
【0011】
フレーム本体35の大開口部38の左右位置、すなわち左右の縦フレーム35a,35bには上下方向に延出された第1の機能部品取り付け口44が形成されている。同取り付け口44はそれぞれ左右位置において上下2箇所に直列状に合計4つの孔として配設されている。同各取り付け口44下端縁には左右方向に延出された補強リブ45が前方に向かって突出形成されている。補強リブ45はプレス加工によってフレーム本体35と一体的に形成されている。取り付けフレーム4の大開口部38の上部位置、すなわち上部フレーム35cには左右方向に延出された第2の機能部品取り付け口46が形成されている。同各取り付け口46下端縁には左右方向に延出された補強リブ47が前方に向かって突出形成されている。補強リブ47はプレス加工によってフレーム本体35と一体的に形成されている。フレーム本体35には同フレーム本体35を扉枠本体15に装着するための固定ビス(図示せず)用の取り付け孔48が散点的に配設されている。
【0012】
図8に示すように、左縦フレーム35aには外枠13に対して扉枠5を固定させるためのラッチ49が上下2箇所に後方に向かって突設されている。右縦フレーム35bには遊技盤3に対して係合されて扉枠5を片持ちに保持するための支持金具50が上下2箇所に形成されている。図6及び図7に示すように、支持金具50に隣接してヒンジ部26を構成する係合ピン51が形成されている。図17に示すように係合ピン51は前記扉枠本体15側の係合部材27内に挿入された状態でヒンジ部26を構成するため扉枠本体15は取り付けフレーム4(フレーム本体35)に対してヒンジ部26を中心に回動可能となる。
図8に示すように、フレーム本体35にはシール52が貼付されている。シール52には取り付けフレーム4に装着されたLED基板L1〜L3の廃棄時期(つまりいつまで使用できるかのデータ)が記載されており、パチンコ遊技機を回収した際に再度LED基板L1〜L3を他のパチンコ遊技機に搭載してもよいかどうかの指標となる。また、図6〜8に示すように、フレーム本体35にはアース線Eが接続されておりパチンコ遊技機をセットした状態で蓄積された静電気をアーシングして放電するようになっている。
【0013】
次にこのような構成の取り付けフレーム4に対して装着される第1〜第3のLED基板L1〜L3について説明する。図9及び図10に示すように、各LED基板L1〜L3は基板表面Laに発光部としての複数のLEDが配設され、基板表面LaからはケーブルCbが延出されている。基板表面にはLED用の配線パターンPがプリントされている。第1〜第3のLED基板L1〜L3はそれぞれ取り付けフレーム4のフレーム本体35の前面の左右及び上部装着部35a,35b,35cにそれぞれ装着されるようになっている。
第1〜第3のLED基板L1〜L3は仲介部材としての第1及び第2の連結キャッチ53,55を介してフレーム本体35に対して固着される。図11〜図16に示すように、ABS樹脂製の第1及び第2の連結キャッチ53,55は長方形形状のキャッチ本体57と、同キャッチ本体57の前面側両端寄りから前方に向かって突出する一対の揺動脚58とにより基本的な構成が形成されている。対向配置された一対の揺動脚58の外側面には係合部としての第1の押さえ部60が形成されている。第1の押さえ部60は揺動脚58の側面長手方向に沿って延出されており、その前面にはテーパ状の案内面61が形成されている。揺動脚58の内側面には係合部としての第2の押さえ部63が形成されている。第2の押さえ部63は揺動脚58の側面長手方向に沿って延出されており、その前面にはテーパ状の案内面65が形成されている。第2の押さえ部63から若干キャッチ本体57に寄った位置には棚部66が形成されている。
第1及び第2の連結キャッチ53,55による第1〜第3のLED基板L1〜L3の詳しい装着作用については後述する。
【0014】
次に、第1〜第3のLED基板L1〜L3の取り付けフレーム4への装着作業及び扉枠本体15の取り付けフレーム4への装着作業について説明する。
まず、第1〜第3のLED基板L1〜L3の取り付けフレーム4への装着作業について説明する。LED基板L1の装着作用についてはLED基板L2と基本的に同じであるためLED基板L2側の装着作業のみ説明する。
作業者はまず第1の連結キャッチ53を把持し、同連結キャッチ53を取り付けフレーム4の第2の機能部品取り付け口46に対して図18に示すように取り付けフレーム4の後方から装着していく。
図21(a)に示すように、第1の連結キャッチ53の揺動脚58を第1の機能部品取り付け口44に挿入させる。すると対向する揺動脚58の間隔はちょうど同取り付け口44の幅と等しいためすみやかに挿入されて行き、揺動脚58の外側面形成されている第1の押さえ部60が同取り付け口44の縁部44aと当接する。この段階で更に第1の連結キャッチ53を同取り付け口44方向に押して行くと図18(b)に示すように揺動脚58は案内面61を介して縁部44aによって押動され徐々に内側に撓んでいく。そして、揺動脚58が進出していって縁部44aと第1の押さえ部60との係合状態が解除されると図19及び図21(c)に示すように揺動脚58は自身の弾性作用によって戻る。この状態で第1の連結キャッチ53はキャッチ本体57と第1の押さえ部60とによって縁部44a位置のフレーム本体35を挟持することとなり同取り付け口44位置に固定されることとなる。このように第1の連結キャッチ53が装着された状態でちょうど第1の連結キャッチ53は補強リブ45の上に載置されることとなり(図19,図20、図26等参照)、補強リブ45は第1の連結キャッチ53の一種の底板としての役割を果たすこととなる。
このような作業を上下の第1の連結キャッチ53に対して行う。
次いで、このように固定された第1の連結キャッチ53に対して図10に示す第1のLED基板L1を図19に示すように取り付けフレーム4の前方から装着していく。
図21(d)に示すように、第1のLED基板L1を揺動脚58の第2の押さえ部63の案内面65に当接させる。この段階で更に第1のLED基板L1を第1の連結キャッチ53方向に押して行くと図21(e)に示すように揺動脚58は案内面65を介して第1のLED基板L1に押動され徐々に内側に撓んでいく。そして、揺動脚58が進出していって第1のLED基板L1と第1の押さえ部60との係合状態が解除されると図20及び図21(f)に示すように揺動脚58は自身の弾性作用によって戻る。この状態で第1のLED基板L1は第2の押さえ部63と棚部66とによって挟持されることとなり第1の連結キャッチ53を介して同取り付け口44位置に固定されることとなる。
【0015】
第1及び第2のLED基板L1,L2をこのように装着した後、第3のLED基板L3を装着するために第2の連結キャッチ55を第2の機能部品取り付け口46に対して図22に示すように取り付けフレーム4の後方から装着していく。第2の連結キャッチ55の装着作業は図25(a)〜図25(c)に示す通りである。この一連の作用は上記第1の連結キャッチ53と同じであるため説明を省略する。
次いで、このように固定された第2の連結キャッチ55に対して図9に示す第3のLED基板L3を図23に示すように取り付けフレーム4の前方から装着していく。第3のLED基板L3の装着作業は図25(d)〜図25(f)に示す通りである。この一連の作用は上記第1のLED基板L1と同じであるため説明を省略する。
このLED基板L1〜L3のLED基板用フレーム16への装着作業はパチンコ遊技機組立ライン工程とは別のラインにて前もって行っておくことが可能である。
【0016】
次いでこのように第1〜第3のLED基板L1〜L3を装着した状態の取り付けフレーム4の前面側に扉枠本体15を装着する。すなわち作業者は図17に示すように取り付けフレーム4側の係合ピン51に対して扉枠本体15側の係合部材27を嵌合させてヒンジ部27とし、取り付けフレーム4に対して扉枠本体15を片持ちに保持させるようにする。そして取り付けフレーム4と扉枠本体15とを重ね合わせ前記ビス止め用のビス孔48に対してビス59を螺着させて取り付けフレーム4と扉枠本体15とを固定する(図29)。
【0017】
このように構成することで本実施の形態1では次のような効果を奏する。
(1)従来金属フレームは扉枠本体15等の強度を補完する目的以外には用いられてはおらず、機能部品を装着するベースとして金属製のベースを用いるという発想はなかった。このような構成とすれば様々な機能部品が必要となってきている状態においてプラスチック製のベースに多くの機能部品を装着させて強度低下に陥るといった不具合が生じることがなくなる。また、金属フレーム4側にこのようにLED基板L1〜L3を装着させることで扉枠本体15側のLED基板L1〜L3と重なった位置には他の機能部品を配置することもでき、パネル体としての扉枠5の機能部品を装着する裕度が生まれる。
(2)機能部品が増加してきた場合にこれらをすべて扉枠本体15にそれぞれ別個に装着するとした場合には扉枠本体15にかかる荷重も増加し構造的にも複雑化することとなる。しかし、このように取り付けフレーム4(フレーム本体35)に一部(あるいは全部)の機能部品を分担させることでそのような問題が解消されることとなる。
(3)前もって取り付けフレーム4にLED基板L1〜L3を装着しておけば取り付けフレーム4を扉枠本体15に対して装着するだけでLED基板L1〜L3の配置も可能となるため製造ラインにおけるLED基板L1〜L3の取り付け作業が簡略化でき作業効率が向上する。
(4)取り付けフレーム4に対して扉枠本体15はヒンジ部26によって開放可能とされている。つまり扉枠本体15のみを取り付けフレーム4に対して開放してその裏面を露出させることができ、また、取り付けフレーム4については機能部品(ここではLED基板L1〜L3)が装着された前面を露出させることができるわけである。従って、点検作業等において扉枠本体15を取り付けフレーム4に対して開放させることが容易となり作業効率が極めて向上する。
(5)取り付けフレーム4にLED基板L1〜L3を装着するようにしたため取り付けフレーム4自体の剛性も向上することとなる。
(6)取り付けフレーム4は金属製であって、成形上の制限からこれに装着させる機能部品(ここではLED基板L1〜L3)を掛止するための構造を容易に形成することは困難である。しかし、上記のように第1及び第2の連結キャッチ53,55を使用してこれを介してLED基板L1〜L3を装着するようにしている。これによって機能部品の取り付けが可能となっている。
また、取り付けフレーム4とは別個に成形できる連結キャッチ53,55は自由な形状とすることができ、取り付けフレーム4に装着する機能部品に応じて自在に変形させることが可能となる。
更に、上記連結キャッチ53,55はプラスチック製であるためリサイクル可能である。
(7)フレーム本体35は大開口部38以外に取り付け口44,46を設けるために多くの透孔が形成されることとなる。しかし、上記連結キャッチ53,55によってこの取り付け口44,46は塞がれてしまうため強度の劣化は極力防止されることとなる。
(8)取り付けフレーム4にはフランジ37や凹部39や折り返した突出部39a〜39c等が形成されているため、薄板状であるにもかかわらず曲げ強度を必要十分に得ることができる。
(9)LED基板L1〜L3は一度の使用のみで廃棄するのではなくパチンコ遊技機を回収した後に改めて異なるパチンコ遊技機に搭載可能である。すなわちこれら複数のLED基板L1〜L3はリサイクル可能であるという機能の観点から見た場合共通性を有する。これらはまた、リサイクルしない場合であってもこのようにケーブルCbを有するプラスチック部材として分別廃棄が可能という機能の観点から見た場合にも共通性を有する。
(10)取り付けフレーム4は金属製であってリサイクル可能な機能部品であるためLED基板L1〜L3をリサイクルするとともに自身も回収してリサイクルすることが可能である。
(11)LED基板L1〜L3のリサイクルの限界はシール52の使用日限をチェックすることでそれが可能である。そのため取り付けフレーム4を取り外した段階でシール52を見て再度リサイクルする場合と廃棄する場合に区別して分別することが容易となる。
(12)凹部39内にLED基板L1〜L3のケーブルCbを通すことで周囲の壁面によってケーブルCbは包囲されるため遊技者側からケーブルCbが目視されてしまうことがない。
(13)LED基板L1〜L3を保持した状態で重量のあるこれら連結キャッチ53,55は揺動脚58によって自身で取り付け口44,46に支持されると同時に第1の連結キャッチ53は補強リブ45の上に、第2の連結キャッチ55は補強リブ47の上にそれぞれ載置されることとなる。従って連結キャッチ53,55は取り付け口44,46にしっかりと保持されて脱落することがなくなる。
(14)各第1の連結キャッチ53は補強リブ45の上に載置されることとなる。そのためこれら連結キャッチ53にLED基板L1,L2を装着した状態において補強リブ45が一種の底板となってLED基板L1,L2が下方にスライドして連結キャッチ53から脱落することのないようになっている。
(15)取り付けフレーム4の大開口部38の内周には突出部39a〜39cが形成されているためこれらが一種の遮蔽壁として大開口部38の外側が見えにくくなっている。そのため、遊技者の目を気にすることなく取り付けフレーム4や扉枠本体15の裏面の構造を設計することができる。
【0018】
(実施の形態2)
実施の形態2は実施の形態1とは異なり第3のLED基板L3の代わりに表示装置70が配設される場合である。図示において実施の形態1と対応する構成については同じ番号を付すことで詳しい説明を省略する。
図32及び図33に示すように、フレーム本体35の第2の取り付け口46を利用して同取り付け口46の横幅よりも短い機能部品、例えば液晶画面の表示部71を備えた表示装置70をLED基板用フレーム16に着脱可能に配置するようにしてもよい。
第2の取り付け口46には補強リブ47上に表示装置70が載置され上部装着部35cに対してビス77によって固定されるようになっている。表示装置70の左右には封塞プレート73が第2の取り付け口46の残った空間を封塞するように配置されビス77によって固定されるようになっている。
図30及び図31に示すように、扉枠本体15の大開口部21の上部の装着部15aには透孔78が形成されている。フレーム本体35(取り付けフレーム4)に装着された表示装置70は実施の形態1と同様に扉枠本体15に固定され表示部71が透孔78から露出されるようになっている。透孔78には扉枠本体15前面側から表示部71の周縁を包囲するようにカバー79が装着されるようになっている。
表示装置70は左右の封塞プレート73にもビス77によって固定されるため表示装置70は第2の取り付け口46の左右幅よりも短いにもかかわらずフレーム本体35にしっかりと固定されることとなる。更に、フレーム本体35に左右方向に大きく開放された開口部が形成されるためフレーム本体35単独では強度が劣ってしまう。しかし、封塞プレート73は表示装置70を中間に介して直列状に連結されて第2の取り付け口46を完全に塞ぎ同取り付け口46の補強となるため強度の劣化が防止されることとなる。
【0019】
尚、この発明は、次のように変更して具体化することも可能である。
・実施の形態1のように第1〜第3のLED基板L1〜L3を直接第1又は第2の連結キャッチ53,55の揺動脚58に把持させるのではなく、支持体を介在させて装着するようにしてもよい。例えば図34及び図35に示すように、LED基板L2にちょうど揺動脚58に把持される形状(つまり上記実施の形態1でのLED基板L1の外形形状のような)の支持板81連結部82を介して連結する。そして、揺動脚58に支持板81を把持させるようにするものである。
このように構成すると種々の形状とされたLED基板L1〜L3のような機能部品に自在に対応させることができ、特にLED基板L1〜L3のようなLEDの光を前方に発光させる機能部品ではより前方に進出させるような設計が可能となるため有利である。
・上記各実施の形態では個々の連結キャッチ53,55毎に1つの第1〜第3のLED基板L1〜L3を把持するようにしていたが、例えば図36に示すように隣接する連結キャッチ53で1つのLED基板L2を把持するようにしてもよい。
・連結キャッチ53,55の形状は上記各実施の形態に限定されることはない。例えば、図37のように連結キャッチ55のキャッチ本体57の両端にのみ揺動脚58を形成してもよい。すなわち、上記実施の形態1の第2の連結キャッチ55の揺動脚58とは90度ずれた向きに揺動脚58を配置するようにしてもよい。このような向きにして上記第2の同取り付け口46とは別位置で揺動脚58の作用によって装着するようにしてもよい。その他、キャッチ本体57の形状を変形させたり揺動脚58の幅を変更する等は自由である。
・連結キャッチ53,55の材質はその他のプラスチック製としてもよい。また、弾性体(例えば合成ゴム)で構成するようにしてもよい。弾性体とすれば連結キャッチ53,55が大きく撓むため第1〜第3のLED基板L1〜L3の撓みが極めて少なくなる。
・上記実施の形態ではシール52に記載された日付によってリサイクル可能回数をチェックするようになっていたが、その他のリサイクル回数確認手段として例えばバーコード、QRコードを使用するようにしてもよい。また、リサイクル回数確認手段としてシール52以外にICチップやメモリカードを使用するようにしてもよい。
・上記実施の形態では揺動脚58のような爪としての押さえ部63やビス77によって機能部品(LED基板L1〜L3、表示装置70)を固定するようにしていたが他の手段であっても構わない。
・図38に示すように、ガラス窓Gを取り付けフレーム4の前面側に配置するようにしてもよい。この場合には取り付けフレーム4の裏面側に配置する場合に比べて遊技盤3から離間した位置に配置されることとなるため。このように後方に後退した段違い部85を形成することで上部装着部35a、35bを基準として若干後方位置に配置するようにしてもよい。段違い部85は同時に大開口部38の補強ともなる。図38に示すように、セット状態において段違い部85は遊技盤3側に形成された凹部86に嵌合されるためガラス窓Gのぐらつきが防止される(ガラス窓Gは自体は遊技盤3にもフレーム本体35にも接触することはない)。
・図39に示すように、案内レール41をガラス窓Gを取り付けフレーム4の前面側に装着するようにしてもよい。この場合ではガラス窓G自体はフレーム本体35よりも後方位置に配置されるものの、案内レール41自体はフレーム本体35の前面側に取り付けられている。
・取り付けフレーム4に対する機能部品の装着は種々の手段が考えられるが、図40に示すように、取り付けフレーム4に形成された透孔91に対して装着する機能部品92に向かい合って形成された一対の押さえ部93を設けたレバー95,96によって透孔91の相対向する内周縁91aと押さえ部93とを係合させるようにしてもよい。このような片持ち横爪方式のレバー95,96であれば内周縁91aの長手方向に沿って広く押さえ付けることが可能であるとともに、レバー95,96が水平方向に延出されるため前後方向に突起してパネル体の厚みが増してしまうようなことがない。このようにすればビスを使用しなくともしっかりとLED基板Lを保持させることができる。また、レバー95,96を揺動させることで容易に着脱が可能となる。
もちろん、このようなレバー95,96と上記ビス77等の併用は構わない。
・上記実施の形態ではLED基板L1〜L3はフレーム本体35(取り付けフレーム4)の前面側に配設されていたが、フレーム本体35の裏面側に配設するようにしてもよい。その場合にはLEDの光が第2の同取り付け口46に装着されている第2の連結キャッチ55に邪魔されないように図41に示すように第2の連結キャッチ55に透孔98を形成する。これによってLEDの光が透孔98を通して前方に照明されるようになる。
【0020】
・取り付けフレーム4(フレーム本体35)の形状は上記に限定されることはない、フランジ37の形状や突出量、取り付け口44,46の形状、配置位置、数は適宜変更可能である。
・上記実施の形態ではフランジ37側をフレーム本体35に当接させたが、逆向きであってもよい。
・上記各実施の形態では先にすべての第1の連結キャッチ53(又は第2の連結キャッチ55)をフレーム本体35に装着してからLED基板L1(又はL2,L3)を装着するようにしていたが、これは装着作業の一例であって例えば連結キャッチ53を1つ着けるごとにLED基板L1(又はL2)を装着するようにしてもよいし、すべての連結キャッチ53,55を着けてからLED基板L1〜L3を装着するようにしてもよい。
・上記各実施の形態ではビス59によって扉枠本体15に対して取り付けフレーム4を固定していたが、ビス59以外の手段、例えば扉枠本体15に爪部材を形成し取り付けフレーム4側の係合部材に対して掛止させるようにして固定してもよい。また、ビス59と爪部材をを併用するようにしてもよい。
・上記ケーブルCbのような配線を保持する保持手段を設けるようにしてもよい。
・上記取り付けフレーム4の大開口部38の内周には突出部39a〜39cが形成されておりこれらが一種の遮蔽壁として大開口部38の外側が見えにくくなっていた。しかし、逆に突出部39a〜39cをそれほど突起させずに内部を積極的に見せるようにしてもよい。
・上記実施の形態では機能部品の例として第1〜第3のLED基板L1〜L3と表示装置70を例として挙げたが、その他装飾用のカバー、ガラス保持枠、中継基板、配線保持部材等の機能部品を装着するようにしてもよい。
・前記取り付けフレーム4では特に扉枠5のための装飾用の機能部品であるLED基板L1〜L3と表示装置70を装着していたために、これら機能部品は取り付けフレーム4の前面側に配置されていたが、部品によっては裏面に配設するようにしても構わない。
・上記各実施の形態はパネル体として特に扉枠5に反映した実施の形態として説明したが、他のパネル体、例えばパチンコ機本体1や機構盤11に応用することも可能である。
・本実施の形態はいわゆるパチンコ機以外の例えばスロットマシンやパチロットにも応用可能である。
・その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
【0021】
本発明の目的を達成するために上記実施の形態から把握できるその他の技術的思想について下記に付記として説明する。
(1)前記機能部品は前記金属製ベースに着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
これによって機能部品の交換やリサイクルが容易に行えることとなる。
(2)前記機能部品には同面に形成されたレバーを設け、同レバーを常時は同レバーに形成された係合部を前記金属製ベースに形成された透孔の周縁と干渉させるとともに、同基部を中心として同透孔の周縁から離間する方向に向かって撓ませることで同金属製ベースとの機能部品の着脱時には同金属製ベースと干渉しない位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1又は付記1に記載の遊技機。
例えば上記実施の形態の図40のいわゆる片持ち横爪方式のレバー95,96が考えられる。これによってレバーを撓ませることで容易に金属製ベースに対して機能部品を着脱することが可能となる。
【0022】
(3)前記機能部品は仲介部材を介して前記金属製ベースに着脱可能に装着されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
これによって加工しにくい金属製ベースに対して複雑な取り付けようの加工を施さなくとも仲介部材を介することによって確実に機能部品を装着することができる。
(4)前記仲介部材は前記金属製ベースに形成された透孔に対して固定手段によって固定されることを特徴とする付記3に記載の遊技機。
これには例えば上記実施の形態の揺動脚58のように爪によって固定する場合や、ビス77によって螺着する場合がある。
(5)前記仲介部材にはレバーを設け、同レバーを撓ませることで同レバーに形成された係合爪によって前記金属製ベースに形成された透孔に掛止させ、もって仲介部材を同ベースに装着するようにしたことを特徴とする付記3又は4のいずれかに記載の遊技機。
レバーとは上記実施の形態では揺動脚58であり、係合爪とは例えば上記各実施の形態のような押さえ部60がこれに相当する。このような装着手段を採用することで作業の効率化を図ることができる。
(6)前記係合爪は前記透孔の対向する両縁部に係合爪が係合されるように対向配置されていることを特徴とする付記5に記載の遊技機。。
これによって仲介部材は金属製ベースに対してしっかりと固定される。
(7)前記レバーの係合爪には機能部品の同係合爪に対する押圧による圧力を分散させ同レバーに前記透孔の側方に向かって撓ませる方向のベクトル成分を付与する斜状部を形成したことを特徴とする付記5又は6に記載の遊技機。
これによって仲介部材を金属製ベースの透孔に押し込むだけで斜状部の作用でレバーが揺動し、仲介部材を透孔位置に装着させることができるので作業が効率化する。斜状部とは上記実施の形態では案内面61である。
これによってワンタッチで仲介部材を装着することができ、作業の効率化とコストダウンに貢献する。
(8)前記透孔は装着する前記仲介部材よりも大きく開口しており、補助部材によって仲介部材とともに同透孔を塞ぐようにしていることを特徴とする付記3〜7のいずれかに記載の遊技機。
これによって金属製ベースに種々の形状の仲介部材を装着することができひいては仲介部材に保持される機能部品の大きさの如何にかかわりなく装着できることとなる。この場合に透孔は仲介部材と補助部材によって完全に塞がれなくともよい。補助部材とは上記実施の形態では封塞プレート73が相当する。
(9)前記2以上の仲介部材は1つの前記機能部品を保持することを特徴とする付記3〜8のいずれかに記載の遊技機。
これによって一つの仲介部材では取り付けにくい機能部品の装着が可能となる。
(10)前記仲介部材は透孔への装着状態で下方から支持手段によって支持されていることを特徴とする付記3〜9のいずれかに記載の遊技機。
これは特に重量のある機能部品例えば表示装置を搭載したユニット化ベースにおいて有効である。支持手段とは上記実施の形態では補強リブ45,47等である。
(11)前記支持手段は前記仲介部材に支持された前記機能部品の下方への脱落を防止する機能を兼ねていることを特徴とする付記10に記載の遊技機。
例えば上記実施の形態1のように連結キャッチ53に支持されたLED基板L2は構造上補強リブ45がなければ揺動脚58をスライドして下方に脱落してしまうこととなる。これによって付記8の効果に加え脱落が防止されることとなる。
(12)前記仲介部材はプラスチック製であることを特徴とする付記3〜11のいずれかに記載の遊技機。
これによって機能部品の形状にうまく適合した部品に成形することが可能である。また、リサイクルが可能である。
(13)前記仲介部材は弾性素材から構成されていることを特徴とする付記3〜11のいずれかに記載の遊技機。
これによって機能部品を撓ませずに仲介部材側を撓ますことが容易となるため機能部品に対する負荷が少なくなる。
【0023】
(14)前記金属製ベースには補強加工が施されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜13のいずれかに記載の遊技機。
補強加工とは上記各実施の形態ではフランジ37、凹部39、突出部39a〜39c、段違い部85等が相当する。これによって金属製ベースの強度が増加する。
(15)前記金属製ベースには電機部品用の配線の収納部が形成されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜14のいずれかに記載の遊技機。
上記実施の形態では凹部39が相当する。凹部39は同時にベースの補強も兼ねている。
(16)前記金属製ベースには同ベースに装着される前記機能部品についての情報の読み取りが可能とされた識別媒体が配設されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜15のいずれかに記載の遊技機。
情報とは例えばリサイクル回数、リサイクル可能な日限情報、材質、製造年月日等が挙げられる。識別媒体としては例えば上記実施の形態のようなシール74以外にICチップ、メモリカード等が挙げられる。情報の開示手段としては上記実施の形態のように直接日付を記載することの他に、識別コード(例えばバーコード、QRコード)を使用することが可能である。識別コードを使用した場合では読み取り装置が必要となるため情報の秘密性が保持できるという利点がある。
(17)前記金属製ベースには外部端子に接続されたアース線が配設されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜16のいずれかに記載の遊技機。
これによってパチンコ遊技機を使用した際に蓄積されるた静電気をアーシングして放電することが可能となっている。
(18)金属製ベースに形成された前記透孔は装着する基準となる前記機能部品に対してより大きく開口されており余った開口部分を同機能部品と連結された補助部材によって封塞することで異なる種類の機能部品を同透孔に面して配置するようにしたことを特徴とする請求項1若しくは付記1〜17のいずれかに記載の遊技機。
これによって種々の機能部品を金属製ベースに配置させために透孔を大きく形成しても補助部材によって封塞することで透孔部の補強をすることができる。
(19)前記金属製ベースと同金属製ベースが装着される他の機能部品との間には他の機能部品が挟持されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜18のいずれかに記載の遊技機。
これによって機能部品の機構をより高めることができる。例えばLEDの光を拡散させる散光シートのようなものが考えられる。
(20)前記金属製ベースには遊技盤の遊技面を前方に露出させるための開口部が形成され、同開口部周縁には遮蔽壁が配設されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜19のいずれかに記載の遊技機。
遮蔽壁に阻まれて外側が見えにくくなっている。そのため、遊技者の目を気にすることなくパネル体や機能部品(取り付けフレーム4や扉枠本体15等)の設計をすることができる。
(21)前記金属製ベースに装着される窓ガラス取り付け用のガラス用レールは同金属製ベースを基準として後方位置に配置されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜20のいずれかに記載の遊技機。
(22)前記金属製ベースに装着される窓ガラス取り付け用のガラス用レールは同金属製ベースを基準として前方位置に配置されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜21のいずれかに記載の遊技機。
ここに前方位置とはガラス用レール及び窓ガラスとも金属製ベースよりも前方にある場合のみではなく、例えば上記図39に示すようにガラス用レールの取り付け位置が前方にある場合も含む。
(23)前記金属製ベースに隣接する遊技盤には前記ガラス用レールを直接的又は間接的に保持する保持手段が形成されていることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜21のいずれかに記載の遊技機。
例えば上記図38に示すように遊技盤3に形成された凹部86が保持手段に該当する。また、間接的とは上記図38のように案内レール41が凹部86に直接係合するのではなく段違い部85を介して係合されているような場合をいう。
(24)前記金属製ベースは同ベースが固定される機能部品(上記実施の形態では扉枠本体15)との間でヒンジ部を中心に互いに回動可能であることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜23のいずれかに記載の遊技機。
これによって点検作業等において互いに開放させることができ作業効率が極めて向上する。
(25)前記金属製ベースは同金属製ベースを構成するパネル体とは別のパネル体に対してヒンジ部を中心に回動可能であることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜24のいずれかに記載の遊技機。
他のパネル体とは上記実施の形態では例えばパチンコ機本体1が挙げられる。
(26)前記金属製ベースには複数の機能部品装着用の透孔群が形成され、同透孔群には常時は機能部品を装着しない予備的な透孔が含まれることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜25のいずれかに記載の遊技機。
これによって、将来の機能部品の変更、例えばリサイクルした金属製ベースに別の機能部品を装着するような対応が可能となる。透孔には直接機能部品を装着しても上記仲介部材を介在させてもよい。
【0024】
(27)前記複数の機能部品は複数種類の部品から構成されることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜26のいずれかに記載の遊技機。
ここに複数種類とは機能に共通性があっても総体的には異なる機能である場合、例えば上記実施の形態においてLED基板L1〜L3と表示装置70を取り付けフレーム4(フレーム本体35)に搭載させるような場合である。
(28)前記金属製ベースに装着される前記機能部品は電気部品であることを特徴とすることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜27のいずれかに記載の遊技機。
電気部品とは上記LED基板L1〜L3のように発光部品やカード操作機構、各種表示装置、スピーカ、その他電源から電力を供給されるものを広く言う。
このようにユニット化ベースに電機部品をまとめることで配線作業や点検の便宜を図ることができ、また、パチンコ遊技機を回収した際にユニット化ベースを取り外しこれをチェックすることで電機部品としてリサイクルするか廃棄するかの判断もできることとなる。
(29)前記金属製ベース又は/及び同金属製ベースに装着される前記機能部品はそのまま再使用することのできる機能を有することを特徴とする請求項1若しくは付記1〜28のいずれかに記載の遊技機。
このような機能部品は特に大きく加工する必要もなく再利用できることからリサイクル性が高い。例え場上記実施の形態のLED基板L1〜L3が挙げられる。
(30)前記金属製ベースに装着される機能部品は前記仲介部材を介して金属製ベースよりも前方位置或いは後方位置に配置されることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜29のいずれかに記載の遊技機。
これによって所望の機能部品をより前方位置或いは後方位置に配置できることとなる。上記実施の形態では揺動脚58に支持される支持板81と連結部82がこれに相当する。
(31)前記複数の機能部品は前記金属製ベースの前面側に配置されることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜30のいずれかに記載の遊技機。
なるべく前方に配置させることが好ましい機能部品にとって有利である。
(32)前記複数の機能部品は前記金属製ベースの裏面側に配置されることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜31のいずれかに記載の遊技機。
なるべく後方に配置させることが好ましい機能部品にとって有利である。
(33)前記金属製ベースには複数の発光部品が装着されることを特徴とする請求項1若しくは付記1〜32のいずれかに記載の遊技機。
これによって特にリサイクル性が重視される発光部品を一括して取り扱うことが可能となる。発光部品とは上記ではLED基板L1〜L3である。
(34)前記金属製ベースの裏面側に前記発光部品が装着される場合には同発光部品の照明が同金属製ベースを通して前方に導かれるように同金属製ベースに透孔が形成されることを特徴とする付記33に記載の遊技機。
これによって発光部品を後方位置に配置する際の照明が可能となる。
(35)前記発光部品が前記仲介部品を介して前記金属製ベースに装着されている場合に、同仲介部品によって前記透孔が塞がれる場合には第2の透孔を同仲介部品に形成して照明が前方に導かれるようにしたことを特徴とする付記34に記載の遊技機。
上記実施の形態では図41の透孔98が第2の透孔に相当する。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のパチンコ遊技機の斜視図。
【図2】 同じパチンコ遊技機の正面図。
【図3】 同じパチンコ遊技機の分解側面図。
【図4】 扉枠本体(扉枠)の正面図。
【図5】 扉枠本体(扉枠)に対するカバー配置位置を説明する正面図。
【図6】 取り付けフレームの背面図。
【図7】 同じ取り付けフレームの背面からの斜視図。
【図8】 同じ取り付けフレームの正面からの斜視図。
【図9】 LED基板の斜視図。
【図10】 LED基板の斜視図。
【図11】 連結キャッチの背面からの斜視図。
【図12】 連結キャッチの正面からの斜視図。
【図13】 連結キャッチの側面図。
【図14】 連結キャッチの背面からの斜視図。
【図15】 連結キャッチの正面からの斜視図。
【図16】 連結キャッチの側面図。
【図17】 ヒンジ部の拡大分解斜視図。
【図18】 連結キャッチの装着方法を説明する斜視説明図。
【図19】 LED基板の装着方法を説明する斜視説明図。
【図20】 LED基板が装着された状態の斜視図。
【図21】 (a)〜(c)は連結キャッチの装着方法の概略説明図、(d)〜(f)はLED基板の装着方法の概略説明図。
【図22】 連結キャッチの装着方法を説明する斜視説明図。
【図23】 LED基板の装着方法を説明する斜視説明図。
【図24】 LED基板が装着された状態の斜視図。
【図25】 (a)〜(c)は連結キャッチの装着方法の概略説明図、(d)〜(f)はLED基板の装着方法の概略説明図。
【図26】 LED基板が装着された状態の取り付けフレームの背面図。
【図27】 図26におけるA−A線での断面図。
【図28】 図4におけるB−B線での断面図。
【図29】 取り付けフレームを扉枠本体に装着した状態の背面図。
【図30】 他の実施の形態の扉枠本体(扉枠)の正面図。
【図31】 他の実施の形態の扉枠本体(扉枠)に対するカバー配置位置を説明する正面図。
【図32】 他の実施の形態における表示装置の取り付けフレームへの装着方法を説明する分解斜視図。
【図33】 同じく表示装置を取り付けフレームへ装着した状態の正面図。
【図34】 他の実施の形態のLED基板の装着方法を説明する斜視説明図。
【図35】 他の実施の形態のLED基板の装着方法を説明する側断面図。
【図36】 他の実施の形態のLED基板の装着方法を説明する側断面図。
【図37】 他の実施の形態の連結キャッチの斜視図。
【図38】 他の実施の形態のLED基板、連結キャッチ及び取り付けフレームの断面図。
【図39】 他の実施の形態のLED基板、連結キャッチ及び取り付けフレームの断面図。
【図40】 他の実施の形態の機能部品と取り付けフレームの装着状態を説明する説明図。
【図41】 他の実施の形態のLED基板、連結キャッチ及び取り付けフレームの断面図。
【符号の説明】
4…取り付けフレーム、5…扉枠、15…扉枠本体、16…LED基板用フレーム、53,55、L1〜l3…LED基板。

Claims (1)

  1. 複数の機能部品を組み合わせて一枚のパネル体を構成し、複数のパネル体を組み立てて一体化するとともに、複数の該パネル体の最も遊技者に近い側に前記パネル体としての扉枠を配置した遊技機において、
    前記扉枠を複数の機能部品を同じく機能部品としての金属製ベースに対して仲介部材を介して装着し第1のパネル体
    複数の機能部品を同じく機能部品としてのプラスチック製のベースに対して装着し第2のパネル体とから構成し、
    前記第2のパネル体をヒンジ部を介して前記第1のパネル体に対して開閉可能に取り付けるようにしたことを特徴とする遊技機。
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