JP2003236190A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003236190A
JP2003236190A JP2002045500A JP2002045500A JP2003236190A JP 2003236190 A JP2003236190 A JP 2003236190A JP 2002045500 A JP2002045500 A JP 2002045500A JP 2002045500 A JP2002045500 A JP 2002045500A JP 2003236190 A JP2003236190 A JP 2003236190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door frame
frame
lever
functional component
levers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002045500A
Other languages
English (en)
Inventor
Ko Iijima
航 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2002045500A priority Critical patent/JP2003236190A/ja
Publication of JP2003236190A publication Critical patent/JP2003236190A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】扉枠に装着される補強フレームの着脱作業の効
率化を実現した遊技機を提供すること。 【解決手段】機能毎に分割された複数のパネルを組み立
てて一体化するようにした遊技機であって、扉枠5を構
成する扉枠本体15の裏面の所定位置に同裏面に沿って
片持ちにレバー53,55を形成し、そのレバー53,
55の押さえ部58によって補強フレーム4の縁を押さ
える。このように仮固定してからビスによって本固定す
る。そして、取り外し作業においては作業者はビスを取
り外してからレバー53,55を揺動させて押さえ部5
8と補強フレーム4とが干渉しないような位置関係とし
てから取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
スロットマシン等のように遊技部の前面を覆う扉枠を有
する遊技機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】遊技機として従来から親しまれているパ
チンコ遊技機やスロットマシンはパネル毎に異なる複数
のパネルを組み合わせて製造するようになっている。こ
のような遊技機に必要とされるパネルとしては具体的に
扉枠、遊技盤、遊技機本体、機構盤等が挙げられる。要
はこれら遊技機では各パネル毎に機能を分担させこれら
を組み合わせることで結果的に遊技機として機能し得る
ようにしているわけである。これらパネルは一般に外枠
をベースとして前後方向に重ね合わせながら組み立てら
れ一体化される。例えばパネルの一種である扉枠は同じ
くパネルの一種である遊技盤の前面に配置され、遊技者
は扉枠のガラス窓を通して遊技盤の表面に形成された遊
技面を目視しながら遊技することとなる。扉枠は一般に
いくつかの機能部品、例えば金属フレーム、扉枠本体、
LED基板、ガラス窓、電飾パネル等から構成されてい
る。そして、これら機能部品同士を相互にしっかりと固
定する場合には固定手段としてのフックや多数のビスを
使用するようになっている。ビスは限られたスペースに
おいてしっかりとした強度を維持させながら機能部品同
士を固定する手段として優れている。フックでは簡単に
固定できるという点で優れている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ここに遊技機自体の大
きさは設置スペースや使い勝手等の点から制限があり、
扉枠も自ずと大きさに制限がある。つまり極めて不自由
な状態において複数の機能部品によって組み立てられて
構成されているため、構造は複雑とならざるを得ず極め
て生産効率が悪く、また分解も面倒でリサイクル性も必
ずしもよくない。このような扉枠自体の問題に加えて上
記のようにビスやフックのみで機能部品同士を固定する
場合には更に生産効率の悪化に拍車をかけることとなっ
ていた。具体的には例えば、ビスを多用すれば固定作業
あるいは取り外し作業に時間がかかってしまうこととな
る。また、ビスによって機能部品同士を固定する場合に
は製造ラインにおいてビスの固定作業を途中で中断した
り途中で扉枠を別の場所に移動させるような場合に機能
部品の脱落が生じてしまう可能性が示唆されていた。更
に、機能部品同士の固定作業において手が滑って落とし
てしまいガラス窓が傷ついたり割れたりしてしまう可能
性が示唆されていた。本発明は、このような従来の技術
に存在する問題点に着目してなされたものである。その
目的とするところは、扉枠に装着される補強フレームの
着脱作業の効率化を実現した遊技機を提供することにあ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、機能毎に分割された
複数のパネルを組み立てて一体化するようにした遊技機
であって、遊技者が遊技する遊技部の前面を覆うととも
に同遊技部を露出させるための露出部が形成された同パ
ネルの一種である複数の機能部品が組み合わされて構成
された扉枠を有する遊技機において、少なくとも2つの
前記扉枠の機能部品について第1の機能部品に対して第
2の機能部品を固定手段によって固着可能とするととも
に固着位置にて同第2の機能部品を仮固定するために同
第1の機能部品の同第2の機能部品と当接する当接面に
同面に沿って片持ち状に延出されるレバーを設け、同レ
バーを常時は同レバーに形成された係合部を同じ面に配
置された同第2の機能部品と干渉する位置まで進出させ
るとともに、同基部を中心として同第2の機能部品から
離間する方向に向かって撓ませることで同第2の機能部
品の着脱時には同係合部を同第2の機能部品と干渉しな
い位置に移動可能としたことをその要旨とする。 【0005】請求項1の発明のような構成では、第1の
機能部品の当接面に第2の機能部品を装着するに際して
固定手段にて固着する前にその当接面に沿って片持ち状
に延出されたレバーによって同レバーに形成された係合
部を同第2の機能部品と干渉する位置まで進出させるこ
とで当接位置において仮固定させるようにする。そし
て、レバーによって仮固定された状態で改めて固定手段
にて第2の機能部品を第1の機能部品に固着するように
する。ここにレバーが当接面に沿って片持ち状に延出さ
れるとは、例えば機能部品としての扉枠本体の裏面を水
平基準とした場合に左右前後の所望の方向に裏面との間
隔を保ちながらレバーが延出されるということである。
必ずしもレバーは水平であることを要しない。 【0006】 【発明の効果】 請求項1に記載の発明では、第2の機
能部品は第1の機能部品の当接面に沿って片持ち状に延
出されたレバーによって仮固定されることとなるため、
第2の機能部品の着脱作業が合理化される。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明をパチンコ遊技機に
応用した実施の形態について図面に基づいて説明する。
まず、各実施の形態に共通する構成について説明し、次
いで各実施の形態の固有の構成及び作用効果について説
明する。尚、以下の説明においては前面、前方或いは表
面側とは遊技者が正対する側をいい、後面、後方或いは
裏面側とはそれら正対する側の反対側をいう。また、特
記なき限り左右とは前面からみた左右方向をいう。 【0008】まず、図1及び図2に基づいてパチンコ遊
技機の構成の概略を説明する。図2に示すように、パチ
ンコ遊技機では遊技機本体1を中心としてその他のパネ
ル状の構成部材がその前後方向に積層状に配置されてい
る。パチンコ機本体1の上半身に形成された遊技盤取り
付けスペース2には遊技盤3が嵌合されている。遊技盤
3の前方位置には扉枠5が配設されている。扉枠5は機
能部品としてのプラスチックの扉枠本体15と扉枠本体
15の裏面に配設された機能部品としての補強用フレー
ム4、補強用フレーム4に支持された機能部品としての
ガラス窓G、扉枠本体15と補強用フレーム4とに挟持
された機能部品としての第1〜第3のLED基板L1〜
L3、扉枠本体15の下部位置に装着された機能部品と
しての上受け皿6等から構成されている。扉枠5及びそ
の周辺構造に関しては詳しく後述する。パチンコ機本体
1において遊技盤3の下方位置にはカバープレート7が
配設されている。カバープレート7は遊技機本体1に対
して固着されている。カバープレート7の裏面にはパチ
ンコ球発射機構8が配設されている。カバープレート7
には前方に突出形成した下受け皿9が形成されている。
下受け皿14の右側方にはパチンコ球発射機構8に連動
する操作ハンドル10が取付けられている。遊技盤3の
後方位置にはこれらを背面から覆うように機構盤11が
配設されている。機構盤11の下方には取り付けベース
12が配設されている。取り付けベース12は機構盤1
1とは別体に構成されたパチンコ機本体1に装着される
部材であって、各種基板が搭載されている。これら各パ
ネルは主となるパチンコ機本体1を介して額縁状に枠組
みされた四角形の木製外枠13に装着されている。パチ
ンコ機本体1は木製外枠13に対して着脱可能に嵌合さ
れている。 【0009】次にこのように構成されるパチンコ遊技機
における扉枠5において扉枠本体15及び補強フレーム
4の構成を中心に説明する。まず扉枠本体15の構成に
ついて説明する。図1に示すように、プラスチック製の
扉枠本体15は中央にガラス窓G用の略円形の大開口部
21が形成された略長方形板体とされている。大開口部
21の前面側中央上部位置には正面形状略台形の第1の
電飾パネル23が配設されている。第1の電飾パネル2
3の左右から大開口部21の周縁に沿って第2の電飾パ
ネル24,25が配設されている。両第2の電飾パネル
24,25は互いに対称な弧状部材であって、第1の電
飾パネル23とともに大開口部21を包囲している。第
1の電飾パネル23の左右側方には三角形状の一対の第
3の電飾パネル部26,27が配設されている。両第2
の電飾パネル24,25の下端には同両第2の電飾パネ
ル24,25と連続する透明パネル30が配設されてい
る。これら各パネル23〜27,30は機能部品を構成
する。図5に示すように、扉枠本体15には前記各電飾
パネル23〜27の配置位置には複数の円形形状の透孔
31が形成されており、後述するLEDが同透孔31か
ら前方に露出するようになっている。また、透明パネル
30位置においては方形の大型透孔32が形成されてお
り、透明パネル30を通して遊技部としての遊技面に貼
付された検閲シール等が目視できるようになっている。
図1〜図3に示すように、大開口部21の前面側中央下
部位置には上受け皿6が形成されている。上受け皿6と
大開口部21の間には球貸し用の操作ボタン33とカー
ドの残量を7セグスタイルで表示する表示パネル34が
配設されている。これら操作ボタン33や表示パネル3
4は機能部品を構成する。 【0010】図5及び図6に示すように、扉枠本体15
の裏面側においてその全周縁には後方に突出した補強用
の第1のリブ40が形成されている。第1のリブ40は
扉枠5の外形形状に対応して全体として略長方形の枠状
に形成されている。大開口部21の周縁には後方に突出
した補強用の第2のリブ41が形成されている。第2の
リブ41は大開口部21の外形形状に対応して全体とし
てリング状に形成されている。図5における左右上部位
置には後方に突出した短めのリブを縦横に組み合わせて
構成された第1及び第2の補強フレーム支持部43,4
4が形成されている。これら補強フレーム支持部43,
44は扉枠5の補強を兼ねている。同様に左右両端寄り
の中央から下部位置かけて第3及び第4の補強フレーム
支持部45,46が形成されている。大開口部21の下
部位置は上受け皿配置部42とされている。上受け皿配
置部42の前面には前記上受け皿6が配設されるように
なっている。上受け皿配置部42には前記操作ボタン3
3、表示パネル34、上受け皿6等を装着するための各
種透孔47が形成され、同透孔47の周縁には後方に突
出した補強用の第3のリブ48が形成されている。ま
た、上受け皿6を装着するストッパ部材(図示せず)の
複数の挿通孔49が形成され同挿通孔49を包囲する補
強フレーム4の支持用のリング部50が後方に向かって
突出形成されている。扉枠本体15の裏面側には散点的
に補強フレーム4を固定するための図示しないビスが螺
合される複数のねじ孔52が盤面上に散点的に形成され
ている。特に上受け皿配置部42に配置されたねじ孔5
2についてはリング部50が後方に向かって突出形成さ
れている。補強フレーム4はこれら第1及び第2のリブ
40,41によって包囲された内部領域に配置されると
ともに、これら第1〜第4の補強フレーム支持部43〜
46、第3のリブ48及びリング部50の後端に当接し
た状態で扉枠5の裏面に対して部分的に接するとともに
扉枠本体15の裏面から所定間隔で離間した位置に配置
されることとなる。 【0011】図5及び図6に示すように第1の補強フレ
ーム支持部43に隣接する位置、及び上受け皿配置部4
2における下方位置には同扉枠5の表裏に連通する略長
方形形状の透孔51が形成されており、同透孔51に面
する扉枠5裏面位置には補強フレーム用レバー(以下、
単にレバーと略す)53,55が扉枠5との一体成形に
よって形成されている。図9(a)〜同(c)に示すよ
うに、略長方形形状の透孔51の短辺位置を基部57と
して両レバー53,55は透孔51方向に向かって扉枠
5の裏面に対して水平となるように片持ちに延出されて
いる。両レバー53,55は直線形状とされ、片方の側
面には押さえ部58が形成されている。押さえ部58は
各レバー53,55の側面長手方向に沿って延出されて
おり、その後面にはテーパ状の案内面59が形成されて
いる。各レバー53,55の先端には後方に向かって突
起した掛止片60が形成されている。両53,55は基
部57を中心に図9(a)の矢印で示すように揺動可能
とされている。 【0012】図5において扉枠本体15の裏面の大開口
部21の左右位置をそれぞれ左右装着部5a,5bと
し、大開口部21の上部位置を上部装着部5cとする。
図5に示すように、扉枠本体15の各装着部5a〜5c
の所定位置には同扉枠本体15の表裏に連通する略長方
形形状の透孔63が形成されており(本実施の形態では
6箇所)、同透孔63に面する扉枠5裏面位置にはLE
D基板用レバー(以下、単にレバーと略す)65〜70
が扉枠5との一体成形によって形成されている。レバー
65〜70は大開口部21の上部位置に左右2個所(上
部レバー65,66)が配設されており、図5において
大開口部21の左右位置のそれぞれ上下2個所(左右レ
バー67〜70)が配設されている。本実施の形態のレ
バーの基本的な形状はいずれのレバー65〜70も上記
補強フレーム用レバー53,55と同様であるため構成
要素については同じ番号を付すことで詳しい説明は省略
する。図5に示すように、レバー65〜70は取り外し
の際に左手で操作するレバー65,67,69の一群が
同方向(同図において先端が時計回り)を向いており右
手で操作する他の一群であるレバー66,68,70は
これらと鏡像のように(同図において先端が反時計回
り)対称形状とされている。図5及び図7に示すよう
に、扉枠本体15の裏面の周縁寄り所定位置には係合爪
71が扉枠本体15との一体成形によって形成されてい
る。係合爪71は後方に突出形成され、その先端が鉤状
に屈曲されている。図6及び図9に示すように、左右装
着部5a,5bの下部寄りには第2及び第3のLED基
板L2,L3を下方から支持するL字状の支持突起72
が形成されている。 【0013】次に補強フレーム4の構成について説明す
る。図3、図4、図8及び図10に示すように、補強フ
レーム4は扉枠本体15の裏面側左右縁部を補強する左
右の縦フレーム4a,4bと、左右縦フレーム4a,4
bを連結する連結フレーム4c及び上受け皿6の裏面位
置を補強する下部補強プレート4dとより構成され全体
として略方形の骨格とされている。連結フレーム4cと
左右の縦フレーム4a,4bとのなす角部には補強フレ
ーム4自体の補強用の火打ちプレート74が形成されて
いる。左右縦フレーム4a,4bにはそれぞれ後方に突
出する案内レール75が形成されている。下部補強プレ
ート4dの上部寄りには後方に突出する支持レール76
形成されている。ガラス窓Gは案内レール75に案内さ
れた状態で支持レール76によって補強フレーム4に支
持されるようになっている。従って、ガラス窓Gは扉枠
本体15の大開口部21よりも若干奥まった位置に配設
されることとなる。ガラス窓Gは更に後方の遊技盤3の
遊技面との間隔も考慮されて配置される。左縦フレーム
4aには外枠13に対して扉枠5を固定させるためのラ
ッチ78が上下2箇所に後方に向かって突設されてい
る。右縦フレーム4bには遊技盤3に対して係合されて
扉枠5を片持ちに保持するための支持金具79が形成さ
れている。下部補強プレート4dには前記球貸し用の操
作ボタン33、表示パネル34及び上受け皿6へのパチ
ンコ球の導入のための透孔80が形成されている。前記
補強フレーム用レバー55と対応する下方位置には同レ
バー55を露出させるための透孔81が形成されてい
る。補強フレーム4全面には散点的にビス孔83が透設
されている。左縦フレーム4aの前記レバー53と係合
する上部左側縁部位置を第1の係合縁P1とし、下部補
強プレート4dに形成された前記レバー55と係合する
透孔81の下縁部を第2の係合縁P2とする。 【0014】図7に示すように、扉枠本体15の裏面の
所定位置には3枚の薄板状の第1〜第3のLED基板L
1〜L3が配設され補強フレーム4によって扉枠本体1
5との間に挟持されるようになっている。図10に示す
ように、各LED基板L1〜L3は基板表面Laに発光
部としての複数のLEDが配設され、基板表面Laから
はケーブルCbが延出されている。各LED基板L1〜
L3には上記透孔63と対応する位置に切り欠き85が
形成されている。図7において第1のLED基板L1は
大開口部21の上部装着部5cに、第2のLED基板L
2は左装着部5aに、第3のLED基板L3は右装着部
5bにそれぞれ配設される。各LED基板L1〜L3は
上記レバー65〜70及び係合爪71によってそれぞれ
の装着位置において固定される。第1〜第3のLED基
板L1〜L3に配設された複数のLEDは図7に示す第
1〜第3のLED基板L1〜L3の装着状態において図
5に示す扉枠5に形成された透孔31から前方に露出さ
せられるとともに前記第1の電飾パネル23、第2の電
飾パネル24,25及び第3の電飾パネル部26,27
によって前方から覆われることとなる。 【0015】次に、補強フレーム4の扉枠本体15への
装着作業について説明する。まず、第1〜第3のLED
基板L1〜L3の扉枠本体15の裏面の各装着部5a〜
5cへの装着作業について説明する。基本的にLED基
板L1〜L3とレバー65〜70の係合作用については
いずれの基板L1〜L3においても変わりはないため代
表として第2のLED基板L2と係合するレバー67,
68による係合作用に基づいて説明する。作業者はまず
第2のLED基板L2を保持し、左装着部5aに同基板
L2を配設させる。図12(a)〜(b)及び図13
(a)に示すように係合爪71の隙間に同基板L2の側
端を斜めに挿入させていく。この時、同基板L2の上下
位置は支持突起72位置を基準とする。すなわち、図1
2(a)に示すように支持突起72の上面72aがちょ
うど同基板L2の下端位置となっているため、同基板L
2をこの上面72aに沿って図における矢印のようにス
ライドさせながら係合爪47の隙間に挿入することとな
る。このような上下位置をもってスライドさせることで
同基板L2の切り欠き85がレバー67,68と面する
位置に配置されることとなる。 【0016】次いで、図12(c)及び図13(b)に
示すように同基板L2を扉枠本体15方向に押圧する。
すると、同基板L2の切り欠き85の縁部分はテーパ状
に形成された案内面59を押圧することとなるため押さ
え部58に図12(c)において右方(大開口部21方
向)にレバー67,68を撓ませる押圧する力が生じレ
バー67,68は基部57を中心に撓む。そしてレバー
67,68が撓むことで同基板L2の通過が許容され
る。同基板L2がレバー67,68の前方を通過するこ
とで図12(d)及び図13(c)に示すようにレバー
67,68は原位置に復帰する。この状態で同基板L2
は後方から係合爪71及び押さえ部58によって押さえ
られるとともに、下方からは支持突起72によって支え
られることとなる。このような作業によって第2のLE
D基板L2を配設した後、第2のLED基板L2とは鏡
像位置となる第3のLED基板L3を上記と同様の作業
によって右装着部5bに配設させる。そして、最後に第
1のLED基板L1を同様の作業によって上部装着部5
cに配設させる。 【0017】このように扉枠本体15の裏面に対して第
1〜第3のLED基板L1〜L3の配設が完了した状態
で扉枠本体15との間にLED基板L1〜L3をサンド
イッチするように補強フレーム4を装着する。まず、作
業者は図11に示すように扉枠本体15裏面を上側に向
けた状態で寝かせ、真上から補強フレーム4を降下させ
る。ここに、補強フレーム4の外郭は扉枠本体15の全
周縁に形成された第1のリブ40によって形成される略
長方形枠状体と略同一外形とされ、かつ同枠状体形状よ
りも若干小さめに形成されている。従って、補強フレー
ム4の外郭がちょうど第1のリブ40内にぴったりと納
まるように降下させる必要がある。補強フレーム4を降
下させることで補強フレーム4は第1のリブ40内に納
まると同時に第1及び第2の係合縁P1,P2が上下に
配設されたレバー53,55の押さえ部58(の案内面
59)に当接することとなる(図14(a)、図15
(a)及び図16(a)の状態)。この段階で作業者は
補強フレーム4を上方から下方に向かって押圧する。す
ると、図14(b)、図15(b)及び図16(b)に
示すように補強フレーム4の第1及び第2の係合縁P
1,P2はテーパ状に形成された案内面59を押圧する
こととなるためレバー53,55は基部57を中心に撓
む(撓み方向は図14(b)においてレバー53は右方
に、レバー55は上方となる)。そしてレバー53,5
5が撓むことで同補強フレーム4の通過が許容される。
補強フレーム4がレバー53,55の前方を通過するこ
とで図14(b)、図15(c)及び図16(c)に示
すようにレバー53,55は原位置に復帰する。この状
態で補強フレーム4は第1のリブ40によって包囲され
るとともに前方(つまり扉枠5裏面)に対して第1〜第
4の補強フレーム支持部43〜46、第3のリブ48及
びリング部50等によって扉枠本体15の裏面に対して
所定間隔で保持され、後方から押さえ部58によって押
さえられることとなる(例えば図15(c)、図16
(c)、図17(a)及び(b)の状態)。これによっ
て補強フレーム4による仮固定が完了する。 【0018】このように仮固定が完了した状態において
に示すように補強フレーム4は図18(a)〜(c)に
示すようにちょうど第1〜第3のLED基板L1〜L3
と係合しているレバー65、66,67,69を背後か
ら押圧することとなる。より具体的には第1のLED基
板L1と係合しているレバー65、66は補強フレーム
4自体の補強用の火打ちプレート74によって押さえら
れ、第2及び第3のLED基板L2,L3とそれぞれ係
合しているレバー67、69はそれぞれ左縦フレーム4
aと右縦フレーム4bによって押さえられることとな
る。仮固定が完了した補強フレーム4は図示しないビス
を扉枠本体15のねじ孔82に螺合させることでしっか
りと固着され本固定が完了する。また、補強フレーム4
を取り外す際にはまずビスをすべて取り去ってレバー5
3,55によって仮固定されている状態とする。次い
で、作業者は自身の指でレバー53,55のそれぞれの
掛止片60を利用して装着時と同様に基部57を中心に
強制的に撓ませる。つまり、押さえ部58による補強フ
レーム4に対する押さえ込みを指により強制的に解除し
て(非干渉状態とする)補強フレーム4の通過を許容さ
せるようにする。そして、このように通過が許容された
状態で補強フレーム4を取り出すようにする。 【0019】このように構成することで本実施の形態で
は次のような効果を奏する。 (1)単に補強フレーム4を上方(扉枠本体15の後
方)から押圧するだけで(いわゆるワンタッチで)同補
強フレーム4はレバー53,55によって押さえ込まれ
て仮固定できることとなる。そのためビスによる固定作
業において補強フレーム4が外れたりすることがなく作
業を効率的に行うことができる。また、ビスによる固定
作業前に扉枠本体15を移動させたり保管したりするこ
とも補強フレーム4の脱落を気にすることなく行うこと
が可能となる。ところで、一般にパチンコ遊技機を組み
立てる際にはその製造工程において扉枠を上記のように
裏面を上方に向けて寝かせ、補強フレームを装着するよ
うにしている。ところが従来では組み立て作業が途中で
中断されるような場合にまだ補強フレームがビスで固定
されていない単に装着位置に置いただけの状態であって
もスペースの関係から立掛けて保管したいという要請が
ある場合がある。しかし、補強フレームが扉枠から脱落
して傷ついてしまうという可能性があった。また、製造
工程の効率化から複数の扉枠についてまとめて補強フレ
ームを装着位置に配置し、次の工程でまとめてビス止め
したいという要請がある場合がある。この場合には特に
作業スペースの関係から扉枠を立設させて作業をしたい
という要請がある。しかし、やはり作業時に補強フレー
ムが扉枠から脱落して傷ついてしまうという問題があっ
た。更に、組み立て工程においてなんらかの原因(点検
等)で裏面を上方に向けて寝かせた扉枠を表にひっくり
返して見たいという要請がある場合がある。しかし、補
強フレームがビスで固定されていない単に装着位置に置
いただけの状態であれば補強フレームは脱落してしま
う。本実施の形態ではレバー53,55によって補強フ
レーム4を仮固定しているためこれらの要請に対して補
強フレーム4を脱落させることなく実現させることが可
能となっている。 (2)リサイクルのために補強フレーム4を取り外す場
合にはすべてのビスを取り去ってもレバー53,55に
よって補強フレーム4は仮固定されているためビスの取
り外し作業を効率的に行うことができる。一方、従来で
はこのような構成ではないため取り外しのための次々と
ビスを外していけばビスによる固定作用がなくなってビ
スが全部外れていないにも関わらず補強フレームが扉枠
から脱落してしまうという不具合が生じることがあっ
た。つまり、取り去っていない残ったビスにぶら下がる
ような状態で補強フレームが外れてしまうというわけで
ある。補強フレームの荷重がかかってしまうとビスはす
なおに回転せず外しにくいものとなってしまう。本実施
の形態ではレバー53,55によって補強フレーム4を
仮固定しているためこのような要請に対して補強フレー
ム4を脱落させることなく実現させることが可能となっ
ている。 【0020】(3)上記実施の形態のような扉枠本体1
5の裏面に沿ったレバー53,55ではなく例えば図2
4に示すような縦方向の(いわゆる縦爪式)レバー10
2での固定も考えられる。しかし、 a)このような縦方向のレバー112は長い方がしなり
やすくまた、折れにくいものであるが扉枠後方(裏面)
には遊技盤が配置され両者間の距離は大きくは取れな
い。つまり、レバー112を長く形成できるだけのスペ
ース的な余裕がない。そのため、しなりにくい又折れや
すい短いレバー112とせざるを得ない場合がありその
ためレバー112の白化や破損のおそれがある。 b)縦方向のレバー112では補強フレームの縁部に対
して「点」で保持しなければならない。つまり、係合爪
を幅広にして補強フレームの縁部の縁部に沿って「線」
状に保持する場合にはレバーの剛性が増してしなりにく
くなってしまうからである。さらに、このような幅広に
した場合では装着持のレバー112を押し広げる際の負
荷が補強フレームに大きくかかることとなってしまい補
強フレームの縁部が変形することとなって好ましくな
い。そのため、係合爪の数を増やすことで「点」での保
持にもかかわらずしっかりと保持させようとするのは装
着作業はともかく取り外し作業において面倒となる。 c)また、縦方向のレバー112ではこのような幅広に
しにくいため複雑な形状の縁部を備えた補強フレームの
縁部に対してその形状に沿うような係合爪形状に成形す
ることは求めるべくもなく、この場合にも係合爪の数を
増やすことで対応するしかなかった。本実施の形態では
レバー53,55を補強フレーム4の裏面に沿って延出
するようにしているためこのような課題を解決すること
が可能となっている。 4)レバー53,55には横方向に長い(つまり幅広
の)押さえ部58が形成されており、補強フレーム4は
このような押さえ部58によって「点」状ではなく縁に
沿った「線」状に押さえ付けられている。そのため補強
フレーム4は上下2箇所のレバー53,55を有するに
すぎないものの、しっかりと仮固定させることが可能と
なっている。一方、上記図24に示すような縦方向のレ
バー112では上記のように「線」状に押さえ付けるこ
とは困難であり、例えば本実施の形態に縦方向のレバー
112を応用したとすれば同様の保持力を期待するので
あれば更に多くのレバーを配設しなければならず作業効
率が悪く構成も複雑化することとなる。 (5)上記補強フレーム4は鋼製であるため形状の変更
に裕度がある。例えばLED基板L1〜L3の位置を優
先して設計し扉枠5の裏面の補強フレーム4とは係合し
にくい位置にレバー53,55を形成するようにしても
補強フレーム4に部分的に突出部を形成したり透孔を形
成したりすることが可能である。そのため補強フレーム
4の仮固定化は容易に実現できる。 (6)上記補強フレーム4は仮固定状態でちょうどLE
D基板L1〜L3のレバー65、66,67,69に当
接してこれを背後より押圧することとなっている。つま
りレバー65、66,67,69介してLED基板L1
〜L3を背後から押圧することとなる。従って。レバー
65、66,67,69がぐらつくおそれがなくなり、
ひいてはLED基板L1〜L3をしっかりと押さえこむ
ことができる。 (7)上記補強フレーム4は第1のリブ40(ずれ防止
手段あるいは位置決め手段)に包囲されて上下左右のず
れが防止されている。つまり、レバー53,55に対す
る第1及び第2の係合縁P1,P2の位置が決めやすく
なっているため、補強フレーム4の装着作業が効率化す
る。また、第1のリブ40によって上下左右のずれが防
止されていることからLED基板L1〜L3のような係
合爪71や支持突起72が不要となりLED基板L1〜
L3のように係合爪71に挿入する作業が不要となるこ
とも作業の効率化となる。 (8)上記実施の形態ではレバー53,55は補強フレ
ーム4の上下位置を仮固定するようになっており補強フ
レーム4を取り外す際に作業者はちょうど両手を使用し
て補強フレーム4とレバー53,55との係合状態を強
制的に解除させながら補強フレーム4を取り外すという
作業が可能となっており、補強フレーム4の取り外し作
業が一人の作業者によって容易にできるため作業効率が
向上する。 (9)レバー53,55はスペースのゆとりがあれば透
孔35から離間した位置からでも非常に長スパンで片持
ちに延出させることが可能である。従って十分しなりや
すく設計することが可能であって、レバー53,55が
折れたり白化したりしにくくなる。 (10)補強フレーム4を後方に突起しないいわゆる横
爪式のレバー53,55で仮固定するとともにLED基
板L1〜L3も横爪式のレバー65〜70にて保持する
ようになっている。そのため扉枠5とその背後の遊技盤
3との限られたスペースであってもこれらレバー53,
55,65〜70を配置することが可能となっている。 (11)金属製の補強フレーム4の仮固定をプラスチッ
ク製の扉枠本体15と一体に形成されたレバー53,5
5によって実行するようにしている。すなわち、プラス
チック製の機能部品によって弾性を有するレバー53,
55を一体成形させて金属製の機能部品を仮固定可能と
するとともに金属製の機能部品によってプラスチック製
の機能部品の補強を可能とした。 (12)レバー53,55によって仮固定する結果、補
強フレーム4自体の扉枠本体15への固着力も向上する
こととなるため、その分だけビスを減らすことが可能と
なる。 (13)扉枠本体15に形成されたレバー53,55,
65〜70はこれらの配設位置に一緒に形成された透孔
51,63を通して扉枠本体15の前方から目視可能で
あるところ透孔51,63は前方から電飾パネル23〜
27によって覆われてしまうため遊技者側から目視され
るという不具合が生じることがない。 【0021】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 ・上記実施の形態では補強フレーム4を扉枠本体15に
仮固定する場合について説明したが、その他の機能部品
を仮固定するようにしてもよい。例えば上記実施の形態
でLED基板L1〜L3をレバー65〜70で支持した
後に更にビスにて固定することも可能である。 ・補強フレーム4の形状・材質は上記に限定されるもの
ではない。例えば図19に示すようにガラス窓Gをプラ
スチック製の補強フレーム91に嵌合固定し、このガラ
ス窓Gと一体化した補強フレーム91を扉枠本体15の
大開口部21に固定手段(ビスあるいはフック等)で固
定するようにしてもよい。 ・上記実施の形態では扉枠本体15に形成された第1の
リブ40の外郭をもって補強フレーム4が上下左右にず
れないような位置決めとされていた。しかし、補強フレ
ーム4のずれ防止手段として図20に示すように、例え
ば補強フレーム4にLED基板L1を押さえ込むレバー
65が納まるような窪み93を形成し、レバー65が窪
み93に納まることで補強フレーム4の扉枠本体15裏
面での配置位置が決定されるようにしてもよい。このよ
うにすることで補強フレーム4は扉枠本体15背面の所
定の配設位置に速やかに案内されるため組み立て時の作
業効率がアップする。 ・上記実施の形態におけるレバー53,55の形状は一
例であって、他の形状でも良い。例えば図21に示すよ
うに極めて特殊な曲面を持ったような補強プレートの側
面形状に対応するようにレバー95を大きく湾曲させる
ようにしてもよい。 ・レバー53,55は扉枠本体15の裏面に対して平行
に延出されていたが、斜め方向に延出するようにしても
よい。要は片持ちとされればよい。 ・図22(a)及び(b)に示すように、上記各実施の
形態のレバー53,55,65〜71の形状において押
さえ部58の平面形状を先端ほど幅広のテーパ状として
もよい。このようにすると補強フレーム4やLED基板
L1〜L3の着脱の際に大きく拡がる先端寄りに比べて
拡開量の小さな基部寄りでのの干渉関係(係合)が解除
しにくくなるという不具合が生じにくく、着脱作業の効
率が向上する。 ・第1〜第3のLED基板L1〜L3の形状及び数は上
記に限定されるものではない。例えばLEDはLED基
板L1〜L3の表面Laと面一としてもよい。また、L
ED基板Lの外郭や厚みの変更も自由である。LED基
板L1〜L3を一体化してもよく更に複数の基板で構成
するようにしてもよい。 ・上記実施の形態おけるLED基板L1〜L3は一例で
あって、その形状や数、レバー65〜71の位置や数は
変更可能である。 ・上記実施の形態では補強フレーム4は扉枠本体15の
裏面に配設されるようになっていたが、例えば補強フレ
ーム自体が装飾を兼ねている場合や装飾用のパネルで補
強フレーム完全に覆われてしまうようなケースが想定で
きるため扉枠本体15の表面側で本実施の形態のレバー
53,55を使用して仮固定することも可能である。
・上記実施の形態ではレバー65、66,67,69を
介してLED基板L1〜L3を押圧するようにしていた
が、補強フレーム4の仮固定の状態で直接あるいは間接
に補強フレーム4がLED基板L1〜L3を押圧するよ
うに構成してもよい。上記実施の形態では補強フレーム
4が直接レバー65、66,67,69に当接していた
が間接的に他の部材を介して当接しても構わない。 ・仮固定後に補強フレーム4を扉枠本体15にしっかり
と本固定する場合には上記のようなビス、フック以外の
手段であっても構わない。 ・ガラス窓Gは補強フレーム4に装着されなくとも扉枠
本体15に直接装着するような構成でも構わない。 ・上記実施の形態では補強フレーム4に遊技機本体に支
持される支持部としての支持金具79が形成されてい
た。しかし他の機能部品例えば扉枠本体15によって扉
枠5を支持するようにしてもよい。 ・本実施の形態はいわゆるパチンコ機以外の例えばスロ
ットマシンやパチロットにも応用可能である。例えば図
23に示すようにスロットマシン121ではパチンコ遊
技機のような遊技盤と遊技面というものは備えず、扉枠
122に形成された透明な表示窓123からマシン本体
に形成された遊技部としての円筒状のリール124を目
視するようになっているがこのような遊技機に応用する
ことも可能である。 ・その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施するこ
とは自由である。 【0022】本発明の目的を達成するために上記実施の
形態から把握できるその他の技術的思想について下記に
付記として説明する。 (1) 前記第1の機能部品と第2の機能部品は材質が
異なっていることを特徴とする請求項1に記載の遊技
機。例えば第1の機能部品をプラスチック製とし第2の
機能部品を金属製とすることが考えられる。第1の機能
部品をレバーを形成しやすい材質で構成することによっ
て第2の機能部品の材質如何にかかわらず仮固定させる
ことが可能となる。 (2)前記第1の機能部品はプラスチック製とされ、前
記第2の機能部品は金属製とされていることを特徴とす
る請求項1又は付記1に記載の遊技機。プラスチック製
の機能部品によって弾性を有するレバーを一体成形させ
て金属製の機能部品を仮固定可能とするとともに金属製
の機能部品によってプラスチック製の機能部品の補強を
可能とした。これによって第1の機能部品を自在に成形
させて構成することができるとともに、第2の機能部品
に主として強度維持用の機構を担保させることができ
る。 (3)前記第1の機能部品は扉枠本体であって、前記第
2の機能部品は補強フレームであることを特徴とする請
求項1若しくは付記1又は2のいずれかに記載の遊技
機。これによって扉枠本体に対して補強フレームを仮固
定することができ補強フレーム装着の効率化を図ること
が可能となる。 (4)前記レバーには前記第2の機能部品(あるいは補
強フレーム)の同レバーに対する押圧による圧力を分散
させ同レバーに前記透孔の側方に向かって撓ませる方向
のベクトル成分を付与する斜状部を形成したことを特徴
とする請求項1若しくは付記1〜3のいずれかに記載の
遊技機。これによって機能部品(あるいは補強フレー
ム)によって斜状部を押圧するだけで(つまりワンタッ
チで)レバーが退避し、機能部品(あるいは補強フレー
ム)を装着スペースに装着させることができるので作業
が効率化する。斜状部とは上記実施の形態では案内面5
9である。 (5)前記機能部品(あるいは補強フレーム)には透明
保護盤が装着されていることを特徴とする請求項1若し
くは付記1〜4のいずれかに記載の遊技機。つまり機能
部品(あるいは補強フレーム)は扉枠本体を補強すると
ともに透明保護盤(上記実施の形態ではガラス窓G)を
保持する機能を有する。 (6)前記機能部品(あるいは補強フレーム)は扉枠本
体の裏面に配設されていることを特徴とする請求項1若
しくは付記1〜5のいずれかに記載の遊技機。これによ
って機能部品(あるいは補強フレーム)は遊技者が目視
する扉枠本体の前面に露出しないので扉枠本体前面のデ
ザインの自由な設計が可能となる。 (7)前記固定手段はビスであることを特徴とする請求
項1若しくは付記1〜6のいずれかに記載の遊技機。ビ
スであるため加工コストがあまりかからず、狭いスペー
スにおいて前後に突出することもなく例えばフックのよ
うな固定手段と比較して邪魔にならない。 (8)前記レバーは前記扉枠本体と一体成形によって形
成されることを特徴とする請求項1又は付記1〜6のい
ずれかに記載の遊技機。これによってレバーを別体とし
て構成して扉枠本体に装着する必要がなく、作業の効率
化とコストダウンに貢献する。 (9)前記レバーには同レバーを強制的に揺動させる際
に作業者が指を掛止する掛止片を設けたことを特徴とす
る請求項1若しくは付記1〜8のいずれかに記載の遊技
機。これによってレバーを強制的に揺動させる作業が容
易になって作業効率が向上する。 (10)前記レバーに形成された係合部は同レバーの長
手方向に沿って延出されるとともに、先端寄りのほうが
基部寄りよりも幅広とされていることを特徴とする請求
項1若しくは付記1〜9のいずれかに記載の遊技機。こ
のように構成すると機能部品(あるいは補強フレーム)
の着脱時に大きく拡開する先端寄りに対して拡開量の少
ない基部寄りの係合関係の解除が容易となり、作業効率
が向上する。 (11)前記レバーは扉枠本体裏面に対して平行に延出
されるようにした請求項1若しくは付記1〜10のいず
れかに記載の遊技機。これによって一般にベース面と平
行に配置される基板をレバーが側方から保持得ることが
容易となる。 (12)前記レバーの押さえ部は前記補強フレームの縁
部形状に対応する形状とされ同レバーに沿って延出され
るようにした請求項1若しくは付記1〜11のいずれか
に記載の遊技機。これによって機能部品(あるいは補強
フレーム)の縁部が非直線形状であってもその形状に対
応した形状で延出されるため上記のように縁が直線形状
ではない異形の機能部品(あるいは補強フレーム)であ
ってもしっかりと保持することが可能となる。 (13)前記レバーは扉枠本体に形成された透孔に面し
て扉枠本体と一体成形によって形成されるとともに、同
透孔はパネル体によって覆われていることを特徴とする
請求項1若しくは付記1〜11のいずれかに記載の遊技
機。このように透孔に面してレバーを形成させることで
複雑な金型を使用しなくとも容易に脱型できることとな
る。同時に、このように主として脱型の便宜上から透孔
を設けたとしても前面からパネル体によって覆われるた
め遊技者には目視されることはない。 (14)前記機能部品(あるいは補強フレーム)は扉枠
本体裏面に形成されたずれ防止手段(位置決め手段)に
よって所定位置にすみやかに配置されるとともに、同所
定位置にて前記レバーと係合して仮固定されることを特
徴とする請求項1若しくは付記1〜13のいずれかに記
載の遊技機。これによって機能部品(あるいは補強フレ
ーム)は仮固定する位置にすみやかに配置されるととも
にその位置でずれないで保持されることとなる。上記実
施の形態では第1のリブ40や窪み93がこれに対応す
る。 (15)前記機能部品(あるいは補強フレーム)と前記
扉枠本体との間には第3の機能部品が挟持されているこ
とを特徴とする請求項1若しくは付記1〜14のいずれ
かに記載の遊技機。これによって第3の機能部品(上記
実施の形態ではLED基板)を押さえることが可能とな
る。 (16)前記第3の機能部品はその配置位置において前
記扉枠本体の裏面に沿って片持ち状に延出されるレバー
によって常時は同レバーに形成された係合部と同機能部
品とが干渉するとともに、同基部を中心として第3の機
能部品から離間する方向に向かって撓ませることで同第
3の機能部品の着脱時に同係合部が同第2の機能部品と
干渉しないようになっていることを特徴とする付記15
に記載の遊技機。第3の機能部品も横爪式のレバーで支
持することができるためスペースの余裕のない扉枠本体
の裏面において効果的な保持手段となりうる。 (17)前記他の機能部品(あるいは補強フレーム)は
前記第3の機能部品(上記実施の形態ではLED基板)
を支持するレバーを押さえることを特徴とする付記15
又は付記16に記載の遊技機。これによって機能部品を
支持するレバー自体がしっかりと押さえ付けられること
となりひいては機能部品がしっかりと保持される。 (18)前記第3の機能部品とは発光部を備えた発光部
品であり、同発光部は扉枠本体の裏面から扉枠本体表面
側を照明することを特徴とする付記15〜付記17のい
ずれかに記載の遊技機。これによって扉枠本体裏面に広
く分布することとなる発光部品を効果的に押さえること
が可能となる。 (19)前記第3の機能部品の発光部は扉枠本体に形成
された透孔から扉枠本体表面側を照明することを特徴と
する付記18に記載の遊技機。 (20) 前記発光部品は薄板状の基板をなし、同前記
発光部は同基板の所定位置に配置されたLEDであるこ
とを特徴とする付記18又は19に記載の遊技機。薄板
状の基板とLEDによって構成されているため厚みが薄
くてスペースをとらないので扉枠本体裏面に配置するの
に好適である。特に背面に補強フレームが配置されるケ
ースでは扉枠本体と補強フレームとの間隔をそれほど開
けなくてもよいので補強フレームの補強効果が高まる。 (21)1の前記補強フレームは2箇所において前記レ
バーによって係合され、同補強フレームの取り外しの際
に左右の指にて前記レバーを強制的に撓ませて前記係合
部を同発光部品と干渉しない位置に移動させ得るととも
に、両手にて同補強フレームを把持して取り外すように
したことを特徴とする請求項1若しくは付記1〜20の
いずれかに記載の遊技機。これによって一人の作業者の
みで容易に取り外し作業が行えるため作業効率が向上す
る。 (22)前記機能部品(あるいは補強フレーム)は扉枠
本体の表裏いずれかの面に対して斜めに装着できるよう
にした請求項1若しくは付記1〜21のいずれかに記載
の遊技機。これによって遊技盤への照明方向を変更する
ことができる。 (23)遊技機本体に支持される支持部は所望の前記機
能部品に形成されていることを特徴とする請求項1若し
くは付記1〜22のいずれかに記載の遊技機。上記実施
の形態では補強フレーム4に遊技機本体に支持される支
持部としての支持金具79が形成されていたが、これは
他の機能部品例えば扉枠本体15であってもよい。 【0023】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施の形態のパチンコ遊技機の斜視
図。 【図2】 同じパチンコ遊技機の分解側面図。 【図3】 図1のパチンコ遊技機の縦面図。 【図4】 補強フレームの背面図。 【図5】 扉枠本体の部分背面図(上半身)。 【図6】 扉枠本体の部分背面図(下半身)。 【図7】 LED基板を装着した状態の図5の扉枠本体
の部分背面図。 【図8】 補強フレームを装着した状態の扉枠本体の背
面図。 【図9】 レバー周辺を説明するための図であって
(a)は平面図、(b)は側断面図、(c)は斜視図。 【図10】 LED基板の斜視図。 【図11】 補強フレームを扉枠本体に装着する作業を
説明する説明図。 【図12】 (a)〜(d)は第2のLED基板の装着
部への装着方法を説明する説明図。 【図13】 (a)〜(c)は第2のLED基板の装着
部への装着方法を説明する説明図。 【図14】 (a)〜(c)は補強フレームの装着部へ
の装着方法を説明する説明図。 【図15】 (a)〜(c)は補強フレームが上部側の
レバーと係合される過程を説明する説明図。 【図16】 (a)〜(c)は補強フレームが下部側の
レバーと係合される過程を説明する説明図。 【図17】 (a)は図8におけるC−C線での断面
図、(b)は図8におけるD−D線での断面図。 【図18】 (a)は図8におけるE−E線での断面
図、(b)は図8におけるF−F線での断面図、(c)
は図8におけるG−G線での断面図。 【図19】 他の実施の形態におけるガラス窓が嵌合さ
れた補強フレームの分解斜視図。 【図20】 他の実施の形態においてLED基板を固定
するレバーによって補強フレームの位置決めがされた状
態の断面図。 【図21】 他の実施の形態における補強フレームの装
着状態を説明する図だって(a)は装着前、(b)は装
着後。 【図22】 他の実施の形態のレバーであって(a)は
平面図、(b)は斜視図。 【図23】 スロットマシンの正面図。 【図24】 従来の縦爪のレバーを説明する斜視図。 【符号の説明】 4…補強フレーム、5…扉枠、15…扉枠本体、21…
大開口部、53,55…レバー、58…係合部としての
押さえ部、G…透明保護板としてのガラス窓、L1〜l
3…LED基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】機能毎に分割された複数のパネルを組み立
    てて一体化するようにした遊技機であって、遊技者が遊
    技する遊技部の前面を覆うとともに同遊技部を露出させ
    るための露出部が形成された同パネルの一種である複数
    の機能部品が組み合わされて構成された扉枠を有する遊
    技機において、 少なくとも2つの前記扉枠の機能部品について第1の機
    能部品に対して第2の機能部品を固定手段によって固着
    可能とするとともに固着位置にて同第2の機能部品を仮
    固定するために同第1の機能部品の同第2の機能部品と
    当接する当接面に同面に沿って片持ち状に延出されるレ
    バーを設け、同レバーを常時は同レバーに形成された係
    合部を同じ面に配置された同第2の機能部品と干渉する
    位置まで進出させるとともに、同基部を中心として同第
    2の機能部品から離間する方向に向かって撓ませること
    で同第2の機能部品の着脱時には同係合部を同第2の機
    能部品と干渉しない位置に移動可能としたことを特徴と
    する遊技機。
JP2002045500A 2002-02-22 2002-02-22 遊技機 Pending JP2003236190A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002045500A JP2003236190A (ja) 2002-02-22 2002-02-22 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002045500A JP2003236190A (ja) 2002-02-22 2002-02-22 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003236190A true JP2003236190A (ja) 2003-08-26

Family

ID=27784339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002045500A Pending JP2003236190A (ja) 2002-02-22 2002-02-22 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003236190A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222319A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011239837A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222319A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011239837A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5735205B2 (ja) 遊技機
JP2008173275A (ja) 遊技機
JP2003230724A (ja) 遊技機
JP5092045B1 (ja) 電子機器、映像表示装置
JP2003236190A (ja) 遊技機
TWI705629B (zh) 插線面板
JP2000229163A (ja) パチンコ遊技機の裏構造
JP2003260237A (ja) 遊技機
JPH09713A (ja) 遊技機
JP2592909Y2 (ja) パチンコ機
JP4929986B2 (ja) 遊技機島台
JP4218252B2 (ja) 遊技機
JP4728470B2 (ja) 取付部材の着脱装置
JP4288890B2 (ja) 遊技機
JP2003190553A (ja) 遊技機
JP4508395B2 (ja) パネル用分離型ユニット構造
JP4711785B2 (ja) 遊技機のセット板据付構造
JP4213674B2 (ja) 遊技機
JP2004243146A (ja) 遊技機
JP2008113883A (ja) 遊技機島台
KR100937531B1 (ko) 영상표시기기의 장식커버 고정구조
JP2005046381A (ja) パチンコ遊技機における遊技盤の取付構造及び遊技盤の係止部材
JP2017149544A (ja) ワンタッチ着脱式操作ボタン
JP2001112950A (ja) パチンコ遊技機およびパチンコ遊技機における遊技部材取付け構造
JP3145623U (ja) 情報掲示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081125