JP4287357B2 - 折り畳みコンテナーへのロック部材の取り付け方法及び折り畳みコンテナー - Google Patents

折り畳みコンテナーへのロック部材の取り付け方法及び折り畳みコンテナー Download PDF

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Description

本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーへのロック部材の取り付け方法及びロック部材が取り付けられた折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、平面形状が略長方形に形成された底部の相対する長辺部に、ヒンジ部材を介して連結された長側壁と、同じく上記底部の相対する短辺部に、ヒンジ部材を介して連結された短側壁とからなり、底部に対して略垂直に長側壁と短辺部を立てることにより、箱型に組み立てられ、また、折り畳む際には、底部の上に重なるように、長側壁及び短側壁を折り畳むように構成された折り畳みコンテナーが知られており、箱型に組み立てられ状態においては、長側壁或いは短側壁が、底部方向に倒れないように、互いに、ロック機構により、ロックされるように構成されている。
一例として、長側壁に係合凹部を形成し、該係合凹部に、短側壁に上下動可能に配設した係合部材(ロック部材)を係合させることにより、ロック機構を構成した折り畳みコンテナーが、特許文献1に開示されている。
特開2003−40263号公報
従来の折り畳みコンテナーへのロック部材の取り付けにおいては、短側壁に上下動可能なように配設されたロック部材が、複数の部品から構成されているために、短側壁へのロック部材の取付けけには、時間が係り、ロック部材の短側壁への組み付け作業の作業性が悪いとともに、ロック部材の短側壁への組み付け作業には、熟練を要するという問題があった。
また、従来の折り畳みコンテナーにおいては、短側壁に上下動可能なように配設されたロック部材が、複数の部品から構成されているために、部品間に緩みが生じ、ロック部材としての機能が失われたり、ロック部材が分解するという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーへのロック部材の取り付け方法及び折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、箱型に組み立てられた状態から、先に、底部に重なるように倒される相対する一方の側壁と、該一方の側壁に次いで後から、底部に重ねられた前記一方の側壁の上に重なるように倒される相対するもう一方の側壁とを有する折り畳みコンテナーへのロック部材の取り付け方法において、第一には、前記先に倒される相対する側壁に、縦長の透孔が穿設されているとともに、箱状本体側の角部に傾斜面が形成された端側部を有する一体成形のロック部材を対向するように配置し、その後、前記ロック部材を、前記先に倒される側壁に接近させることにより、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブに突設された嵌合突部に、前記ロック部材を構成する端側部の傾斜面を当接させて、前記端側部を外側に湾曲変形させ、前記ロック部材を構成する端側部に穿設された縦長の透孔に、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブに突設された嵌合突部を挿入するように構成したものであり、第2には、前記ロック部材に穿設されたスリットに、前記先に倒される側壁に形成された取付けブロックを挿入するとともに、該取付けブロックを、前記ロック部材に係合するようにしたものである。
また、本発明は、上述した目的を達成するために、箱型に組み立てられた状態から、先に、底部に重なるように倒される相対する一方の側壁と、該一方の側壁に次いで後から、底部に重ねられた前記一方の側壁の上に重なるように倒される相対するもう一方の側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、第一には、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブには、嵌合突部が突設されており、 また、前記先に倒される側壁に配設される一体成形のロック部材を構成する端側部には、縦長の透孔が穿設されているとともに、前記端側部の箱状本体側の角部には傾斜面が形成されており、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブに突設された嵌合突部に、前記ロック部材を構成する端側部の傾斜面を当接させて、前記端側部を外側に湾曲変形させ、前記ロック部材を構成する端側部に穿設された縦長の透孔に、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブに突設された嵌合突部が挿入されているものであり、第二には、前記ロック部材に形成されたスリットに、前記先に倒される側壁に形成された取付けブロックが挿入され、該取付けブロックにより、前記ロック部材が係合されているものである。
先に倒される相対する側壁に、縦長の透孔が穿設された端側部を有する一体成形のロック部材を対向するように配置し、その後、ロック部材を、先に倒される側壁に接近させて、端側部に穿設された縦長の透孔に、前記先に倒される側壁に突設された嵌合突部を挿入するように構成したので、ロック部材を、単に、先に倒される相対する一方の側壁に接近させるだけの作業により、ロック部材を取り付けることができるので、ロック部材の側壁への取り付け作業の作業性が向上する。
また、ロック部材に穿設された縦長の透孔に、先に倒される相対する一方の側壁に突設された嵌合突部を挿入するようにしたので、ロック部材の前記側壁方向への移動が抑制されることになり、従って、常に安定した状態で、ロック部材を上下動することができ、ひいては、先に倒される側壁と後から倒される側壁とのロック作業及びロック解除作業を、更に確実に行うことができる。
更に、先に倒される相対する一方の側壁に、係止ブロック及びスリットが形成された一体成形のロック部材を対向するように配置し、その後、ロック部材を、先に倒される相対する一方の側壁に接近させて、ロック部材に穿設されたスリットに、先に倒される相対する一方の側壁に形成された取付けブロックを挿入するとともに、該取付けブロックを、ロック部材に係合するように構成したので、ロック部材を、単に、先に倒される相対する一方の側壁に接近させるだけの作業により、ロック部材を取り付けることができるので、ロック部材の側壁への取り付け作業の作業性が向上する。
更にまた、ロック部材のスリットに、先に倒される相対する一方の側壁に形成された取付けブロックが挿入されているので、ロック部材の水平方向への移動が抑制されることになり、従って、常に安定した状態で、ロック部材を上下動することができ、ひいては、先に倒される側壁と後から倒される側壁とのロック作業及びロック解除作業を、確実に行うことができる。
先に倒される側壁に対向するように配置された一体成形のロック部材の端側部に穿設された縦長の透孔に、先に倒される側壁に突設された嵌合突部が挿入されているので、ロック部材の前記側壁方向への移動が抑制されることになり、従って、常に安定した状態で、ロック部材を上下動することができ、ひいては、先に倒される側壁と後から倒される側壁とのロック作業及びロック解除作業を、更に確実に行うことができる。
また、先に倒される相対する一方の側壁に対向するように配置された一体成形のロック部材に形成されたスリットに、先に倒される相対する一方の側壁に形成された取付けブロックが挿入され、該取付けブロックにより、ロック部材が係合されているので、ロック部材の水平方向への移動が抑制されることになり、従って、常に安定した状態で、ロック部材を上下動することができ、ひいては、先に倒される側壁と後から倒される側壁とのロック作業及びロック解除作業を、確実に行うことができる。
更に、ロック部材が一体成形されているので、上述した従来の複数の部品から構成されているロック部材のように、部品間に緩みが生じるようなことがなく、従って、常に安定した状態で、先に倒される側壁と後から倒される側壁とのロック状態を維持することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
先ず最初に、図1〜図3を用いて、本発明の折り畳みコンテナーの全体構成について概説する。
本発明の折り畳みコンテナーは、底部1と、底部1の相対する長辺側土手部1aにヒンジ連結された長側壁2と、底部1の相対する短辺側土手部1bにヒンジ連結された短側壁3とから構成されており、本実施例においては、長辺側土手部1aは、短辺側土手部1bより高く構成されている。
図1に示されている箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、短側壁3を、図2に示されているように、底部1に重なるように倒し、次いで、長側壁2を、底部1に重ねられた短側壁3に重なるように倒すことにより、図3に示されているように、折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトに折り畳むことができるように構成されており、また、図3に示されている状態から、長側壁2を、略垂直に立て、次いで、短側壁3を略垂直に立てることにより、図1に示されているように、折り畳まれていた折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てることができるように構成されている。
次に、図1〜図4を用いて、長側壁2について説明する。
長側壁2は、横長の略長方形状の板状部2aを有しており、長側壁2の両垂直端には、長側壁2の内面(折り畳みコンテナーを図1に示されているように、箱型に組み立てた際に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内側に位置する面)2a1に対して略垂直な縦長の係合枠2bが形成されており、係合枠2bには、上下方向に所定の間隔を置いて、板状部2aに略平行な嵌合孔2b1が、適当数、形成されている。なお、本実施例には、3個の嵌合孔2b1が形成されている例が示されている。
上述した係合枠2b付近に位置する長側壁2の板状部2aの内面2a1の上部には、係合枠2bに沿って、略四角柱状の係止ブロック2cが突設されている。係合枠2bの内側面2b2と対向する係止ブロック2cの面(以下、対向面という。)2c1は、係合枠2bの内側面2b2と略平行に形成されているとともに、係合枠2bの内側面2b2と係止ブロック2cの対向面2c1との間には、所定の間隙W1が形成されている。また、係止ブロック2cの対向面2c1と相対するとともに、対向面2c1に対して略平行な側面2c2の少なくとも略下半分には、係止ブロック2c方向に向かって傾斜した傾斜面2c2’が形成されている。なお、係止ブロック2cは、係合枠2bを越えて飛び出さないように構成されている。
次に、図1、図2、図5及び図6等を用いて、短側壁3について説明する。
短側壁3は、横長の略長方形状の板状部3aを有しており、板状部3aの上下端には、板状部3aに略垂直で、且つ、外側(図1に示されているように、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、折り畳みコンテナーの外側)に延在する上端水平リブ3b及び下端水平リブ3cが、それぞれ形成されている。また、短側壁3の板状部3aの外面(図1に示されているように、折り畳みコンテナーを箱型に組み立てた際に、折り畳みコンテナーの外側に位置する面)3a1の上部領域には、上端水平リブ3bに平行な一対の水平リブ3d、3eが、所定の間隔を置いて形成されている。なお、便宜的に、上方に位置する水平リブ3dを上部区画水平リブと称し、下方に位置する水平リブ3eを下部区画水平リブと称する。上記の上端水平リブ3b、上部区画水平リブ3d及び下部区画水平リブ3eの長さは、略同じ長さに形成されているとともに、上端水平リブ3b、上部区画水平リブ3d及び下部区画水平リブ3eの奥行(上端水平リブ3b、上部区画水平リブ3d及び下部区画水平リブ3eの板状部3aの外面3a1からの高さ)D1は、それぞれ、略同じに形成されている。
上端水平リブ3bの両端と上部区画水平リブ3dの両端とは、上部垂直側端リブ3fにより連結されており、また、下部区画水平リブ3eの両端と、下部区画水平リブ3eの下方に位置するとともに、下部区画水平リブ3eに平行な下部水平リブ3e’の両端とは、下部垂直側端リブ3gにより連結されている。上部垂直側端リブ3fと下部垂直側端リブ3gとは、短側壁3の板状部3aの外面3a1を正面から見た場合に、上下方向に、略一直線状に配置されている。
短側壁3には、板状部3aを、上部垂直側端リブ3f及び下部垂直側端リブ3gを越えて延在することにより、縦長の板状の帯状枠3hが形成されている。また、帯状枠3hには、上部垂直側端リブ3f及び下部垂直側端リブ3gに略平行な適当数の嵌合突部3h1が突設されており、嵌合突部3h1は、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、上述した長側壁2の係合枠2bに形成された嵌合孔2b1に挿入されるように構成されている。本実施例においては、上部垂直側端リブ3fの側方に1個及び下部垂直側端リブ3gの側方に2個の合計3個の嵌合突部3h1が形成されている例が示されている。このように、上述した長側壁2の係合枠2bに穿設されている3個の嵌合孔2b1に対応して、帯状枠3hには、3個の嵌合突部3h1が形成されている。更に、上部垂直側端リブ3fと下部区画水平リブ3eとの間に位置する帯状枠3hには、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、上述した長側壁2に形成された係止ブロック2cの一部が入り込むことが可能な切欠き凹部3iが形成されている。
短側壁3に形成された上部区画水平リブ3dの両端部付近と下部区画水平リブ3eの両端部付近とは、一対の端部垂直連結リブ3jにより連結されており、また、端部垂直連結リブ3jより、短側壁3の中央部寄りには、上部区画水平リブ3dと下部区画水平リブ3eとを連結する一対の端部寄り垂直連結リブ3kが形成されており、更に、端部寄り垂直連結リブ3kより、短側壁3の中央部寄りには、上部区画水平リブ3dと下部区画水平リブ3eとを連結する一対の中央部寄り垂直連結リブ3mが形成されている。端部寄り垂直連結リブ3k及び中央部寄り垂直連結リブ3mの奥行(端部寄り垂直連結リブ3k及び中央部寄り垂直連結リブ3mの板状部3aの外面3a1からの高さ)D2は、それぞれ、略同じで、且つ、上述した上端水平リブ3b、上部区画水平リブ3d及び下部区画水平リブ3eの奥行D1より狭く形成されている。
上述した短側壁3に形成された端部寄り垂直連結リブ3kの先端面には、略三角柱状の取付けブロック3nが形成されている。略三角柱状の取付けブロック3nは、上面3n1と、下面3n2と、端部寄り垂直連結リブ3kの中央部寄り垂直連結リブ3m側の側面3k1と面一な側面3n3と、端部垂直連結リブ3j側に位置するとともに取付けブロック3nの先端から端部垂直連結リブ3jに向かって傾斜した傾斜面3n4と、板状部3aの外面3a1に略平行な奥面3n5とにより形成されており、傾斜面3n4と奥面3n5とにより形成される楔状部3n’は、端部寄り垂直連結リブ3kの端部垂直連結リブ3j側の側面3k2より突出するように構成されている。
上述した短側壁3に形成された端部垂直連結リブ3jの帯状枠3h側の側面3j1には、側面3j1に略垂直な嵌合突部3pが突設されている。本実施例においては、嵌合突部3pは、略円柱状に形成されている。また、嵌合突部3pの先端面には、端部垂直連結リブ3jの先端に向かって傾斜した傾斜面3p1が形成されている。
また、上述した短側壁3の端部寄り垂直連結リブ3k付近の板状部3aの外面3a1には、一対の弾性片載置ブロック3qが突設されている。なお、弾性片載置ブロック3qは、板状部3aの外面3a1と端部寄り垂直連結リブ3kの中央部寄り垂直連結リブ3m側の側面3k1とにより形成される隅部に形成されることが好ましい。また、弾性片載置ブロック3qの先端が、端部寄り垂直連結リブ3kの先端を越えないように構成されている。
なお、3rは、上部区画水平リブ3dと下部区画水平リブ3eとを連結する縦リブであり、3sは、下部区画水平リブ3eと下部水平リブ3e’とを連結する垂直リブであり、3tは、下部水平リブ3e’と下端水平リブ3cとを連結する垂直リブであり、必要に応じて適宜、形成することができる。
次に、主として、図7及び図8を用いて、短側壁3に配設される合成樹脂で一体成形されたロック部材4について説明する。
ロック部材4は、上部水平部4a1と、下部水平部4a2と、上部水平部4a1の両端と下部水平部4a2の両端を連結する相対する側部垂直部4a3と、上部水平部4a1と下部水平部4a2と一対の側部垂直部4a3とにより形成された額縁状枠体の一方の開口を閉鎖する奥板4a4とにより形成された箱状本体4aを有しており、箱状本体4aには、上部水平部4a1と下部水平部4a2と相対する側部垂直部4a3と奥板4a4により囲まれた把手用凹部4bが形成されている。
箱状本体4aを構成する相対する側部垂直部4a3には、箱状本体4aの側部垂直部4a3に対して略垂直な側杆4cが、それぞれ延設されている。側杆4cは、箱状本体4aの側部垂直部4a3に対して略垂直な上部水平部4c1と、同じく、側部垂直部4a3に対して略垂直な下部水平部4c2と、上部水平部4c1の先端と下部水平部4c2の先端を連結する側部垂直部4c3と、上部水平部4c1と下部水平部4c2と側部垂直部4c3と箱状本体4aを構成する側部垂直部4a3により形成された額縁状枠体を閉鎖する閉鎖板4c4とにより構成されている。側杆4cの上部水平部4c1の上面と箱状本体4aの上部水平部4a1の上面とは、面一に形成されており、また、側杆4cの下部水平部4c2の下面と箱状本体4aの下部水平部4a2の下面とも、面一に形成されている。
上述した側杆4cには、側部垂直部4c3を、箱状本体4aの側部垂直部4a3と略平行に延在することにより、側杆4cの閉鎖板4c4に略垂直な端側部4dが形成されており、端側部4dには、縦長の透孔4d1が穿設されている。また、端側部4dの箱状本体4aの側部垂直部4a3側の角部には、傾斜面4d2が形成されている。更に、端側部4dの外側面の下部には、外側面に略垂直な略三角柱状の係合ブロック4eが突設されている。略三角柱状の係合ブロック4eは、先端面4e1と、底面4e2と、略垂直な奥4e3と、係合ブロック4eの上端から側部垂直部4c3方向に向かって下方に傾斜した傾斜面4e4とから構成されている。なお、端側部4dに穿設された縦長の透孔4d1の上部に位置する端側部4dの外側面の上部には、必要に応じて、外側面に略垂直で、且つ、略四角柱状の当接ブロック4fが突設されており、当接ブロック4fの上面は、側杆4cの上部水平部4c1の上面と略面一に形成されている。
上述した側杆4cの閉鎖板4c4には、端側部4dや箱状本体4aを構成する側部垂直部4a3と略平行に縦リブ4gが形成されており、縦リブ4gの端側部4d側の側面4g1の上部には、端側部4dに向かって下方に傾斜して延在する帯板状の弾性片4hが形成されている。
また、上述した縦リブ4gと端側部4dとの間に位置する側杆4cの閉鎖板4c4には、縦長のスリット4iが穿設されており、スリット4iには、短側壁3に形成された端部寄り垂直連結リブ3kの先端面に突設された略三角柱状の取付けブロック3nが挿入されるように構成されている。なお、4jは、スリット4iに隣接した閉鎖板4c4に形成された補強縦状リブであり、適宜、省略することができる。また、4kは、側杆4cの閉鎖板4c4と、縦リブ4gの箱状本体4a側の側面4g2とにより形成される隅部に形成された補強水平リブであり、適宜、省略することができる。
上述した構成を有するロック部材4は、後述するように、短側壁3の板状部3aに形成された上部区画水平リブ3dと下部区画水平リブ3eとにより区画された領域に取り付けられることになるが、ロック部材4の高さ(箱状本体4aを構成する上部水平部4a1の上面と下部水平部4a2に下面との間の距離)H1は、短側壁3の板状部3aに形成された上部区画水平リブ3dの下面と下部区画水平リブ3eの上面との間の間隔H2より低く形成されている。
次に、主として、図9及び図10を用いて、短側壁3へのロック部材4の取り付けについて説明する。
先ず最初に、ロック部材4を構成する側杆4cに形成された弾性片4hが、板状部3aの外面3a1側に位置するとともに、ロック部材4を構成する箱状本体4aの奥板4a4や側杆4cの閉鎖板4c4が、板状部3aの外面3a1と略平行に対向するように、短側壁3とロック部材4を配置する。
次いで、ロック部材4を、短側壁3に接近させて、ロック部材4の箱状本体4aを、板状部3aの外面3a1と該外面3a1に形成された上部区画水平リブ3dと下部区画水平リブ3eと相対する中央部寄り垂直連結リブ3mとにより囲まれた空間部A1に挿入するとともに、ロック部材4に形成された帯板状の弾性片4hの先端部を、短側壁3の板状部3aの外面3a1に突設された弾性片載置ブロック3qの上面に載置する。なお、ロック部材4を構成する箱状本体4aの上部水平部4a1が、上部区画水平リブ3dに近接するように配置した状態で、ロック部材4を、短側壁3に接近させることにより、ロック部材4に形成された帯板状の弾性片4hの先端部が、短側壁3の板状部3aの外面3a1に突設された弾性片載置ブロック3qの上面に載置されるように構成されている。
また、上述したロック部材4に形成された帯板状の弾性片4hの先端部を、短側壁3の板状部3aの外面3a1に突設された弾性片載置ブロック3qの上面に載置する際には、ロック部材4を構成する側杆4cの閉鎖板4c4に、所定の間隔を置いて穿設された一対の縦長のスリット4iに、短側壁3に形成された一対の端部寄り垂直連結リブ3kの先端面に突設された略三角柱状の取付けブロック3nの先端部をそれぞれ挿入する。この状態から、ロック部材4を、更に、短側壁3に接近させると、一対の取付けブロック3nが、互いに接近する方向に弾性変形しながらスリット4iに挿入され、取付けブロック3nが、スリット4iを通過した時点で、取付けブロック3nは、その弾性復元力により、互いに離反する方向に移動し、元の状態に戻ることになる。このように、取付けブロック3nが、元の状態に戻ることにより、取付けブロック3nの傾斜面3n4と奥面3n5とにより形成された楔状部3n’が、短側壁3の板状部3aの外面3a1に当接或いは接近することになる。換言すれば、取付けブロック3nの楔状部3n’を構成する奥面3n5の先端部が、短側壁3の板状部3aの外面3a1に当接、或いは、接近することになり、ロック部材4の短側壁3からの離脱を防止するように構成されている。
更に、上述したロック部材4を、短側壁3に接近させる過程において、ロック部材4を構成する端側部4dに形成された傾斜面4d2が、端部垂直連結リブ3jの先端に当接し案内されながら、端側部4dが、端部垂直連結リブ3jの帯状枠3h側の側面3j1に接近する或いは当接するように構成されている。このように、ロック部材4を、短側壁3に接近させることにより、ロック部材4を構成する端側部4dに穿設された縦長の透孔4d1に、短側壁3に形成された端部垂直連結リブ3jの帯状枠3h側の側面3j1に突設された嵌合突部3pが挿入されることになる。即ち、嵌合突部3pの先端面に形成された傾斜面3p1に、ロック部材4を構成する端側部4dの傾斜面4d2を当接させて、強制的に、端側部4dを外側に湾曲変形させることにより、相対する端側部4dの間隔を弾性的に拡張させながら、ロック部材4を短側壁3に接近させて、ロック部材4を構成する端側部4dに穿設された縦長の透孔4d1に、端部垂直連結リブ3jの帯状枠3h側の側面3j1に突設された嵌合突部3pを挿入する。なお、嵌合突部3pが、端側部4dに穿設された縦長の透孔4d1に挿入された時点で、外側に湾曲変形した端側部4dは、その復元力により、元の位置に戻ることになる。このように、ロック部材4を構成する端側部4dに穿設された縦長の透孔4d1に、端部垂直連結リブ3jの帯状枠3h側の側面3j1に突設された嵌合突部3pを挿入することにより、ロック部材4の短側壁3からの離脱を防止するように構成されている。
上述したように、短側壁3に形成された上部区画水平リブ3dの両端部付近と下部区画水平リブ3eの両端部付近とは、一対の端部垂直連結リブ3jにより連結されているが、端部垂直連結リブ3jを、短側壁3の板状部3aから少し離して形成することが好ましい。換言すれば、端部垂直連結リブ3jと短側壁3の板状部3aとの間に、スリット形成することが好ましい。このようなスリットを形成することにより、端部垂直連結リブ3jが弾性変形し易くなり、従って、ロック部材4を短側壁3に接近させて、ロック部材4を構成する端側部4dに穿設された縦長の透孔4d1に、端部垂直連結リブ3jの帯状枠3h側の側面3j1に突設された嵌合突部3pを挿入する上記透孔4d1への嵌合突部3pの挿入作業を、容易に、且つ、迅速に行うことができる。
上述したようにして、図10に示されているように、短側壁3に、ロック部材4が取り付けられることになるが、ロック部材4が短側壁3に取り付けられた状態においては、ロック部材4を構成する箱状本体4aの上部水平部4a1や側杆4cを構成する上部水平部4c1が、短側壁3に形成された上部区画水平リブ3dに近接した位置にある。このように、ロック部材4が、短側壁3に形成された上部区画水平リブ3d側に位置している状態においては、ロック部材4を構成する箱状本体4aの下部水平部4a2や側杆4cを構成する下部水平部4c2と、短側壁3に形成された下部区画水平リブ3eとの間、換言すれば、ロック部材4と短側壁3に形成された下部区画水平リブ3eとの間には、ロック部材4が下動可能な所定の間隙が存在するように構成されている。また、ロック部材4が、短側壁3に取り付けられた際には、図10に示されているように、ロック部材4を構成する係合ブロック4eが、短側壁3に形成された帯状枠3hを越えて、外側に飛び出さないように構成されている。
また、ロック部材4が、短側壁3に形成された上部区画水平リブ3d側に位置している状態においては、図10に示されているように、短側壁3に形成された一対の端部寄り垂直連結リブ3kの先端面に突設された略三角柱状の取付けブロック3nは、ロック部材4を構成する側杆4cの閉鎖板4c4に、所定の間隔を置いて穿設された一対の縦長のスリット4iの下方に位置しており、同様に、短側壁3に形成された端部垂直連結リブ3jの帯状枠3h側の側面3j1に突設された嵌合突部3pは、ロック部材4を構成する端側部4dに穿設された縦長の透孔4d1の下方に位置するように構成されている。また、ロック部材4を構成する係合ブロック4eは、長側壁2に形成された帯状枠3hの切欠き凹部3iの前方に位置するように構成されている。
ロック部材4が、短側壁3に形成された上部区画水平リブ3d側に位置している状態から、ロック部材4の箱状本体4aに形成された把手用凹部4bに指を入れて、ロック部材4を、下部区画水平リブ3e方向に移動させると、短側壁3の板状部3aに突設された弾性片載置ブロック3qの上面に載置されているロック部材4の弾性片4hは、端側部4dに向かって下方に傾斜した状態から、略水平状態に弾性変形することになる。この状態において、ロック部材4から手を離すと、弾性変形した弾性片4hの復元力により、ロック部材4は、上部区画水平リブ3d方向に移動し、上部区画水平リブ3dに接近した元の状態に戻ることになる。
また、ロック部材4を構成する側杆4cの閉鎖板4c4に穿設された一対の縦長のスリット4iに、短側壁3に形成された一対の端部寄り垂直連結リブ3kの先端面に突設された略三角柱状の取付けブロック3nがそれぞれ挿入されているので、ロック部材4の短側壁3に形成された上部区画水平リブ3d方向への移動或いは下部区画水平リブ3e方向への移動の際には、取付けブロック3nが、縦長のスリット4iに案内されながら移動することになるので、ロック部材4の水平方向への移動が抑制されることになり、従って、常に安定した状態で、ロック部材4を上下動することができ、ひいては、長側壁2と短側壁3とのロック作業及びロック解除作業を、確実に行うことができる。
更に、上述したように、ロック部材4を構成する側杆4cの閉鎖板4c4に穿設された一対の縦長のスリット4iに、短側壁3に形成された一対の端部寄り垂直連結リブ3kの先端面に突設された取付けブロック3nが挿入された際には、取付けブロック3nの楔状部3n’を構成する奥面3n5の先端部が、短側壁3の板状部3aの外面3a1に当接、或いは、接近しているので、ロック部材4の短側壁3に形成された上部区画水平リブ3d方向への移動或いは下部区画水平リブ3e方向への移動の際には、ロック部材4の短側壁3の板状部3a方向への移動が抑制されることになり、従って、常に安定した状態で、ロック部材4を上下動することができ、ひいては、長側壁2と短側壁3とのロック作業及びロック解除作業を、確実に行うことができる。
更にまた、ロック部材4を構成する端側部4dに穿設された縦長の透孔4d1に、端部垂直連結リブ3jの帯状枠3h側の側面3j1に突設された嵌合突部3pが挿入されているので、ロック部材4の短側壁3に形成された上部区画水平リブ3d方向への移動或いは下部区画水平リブ3e方向への移動の際には、嵌合突部3pが、縦長の透孔4d1に案内されながら移動することになるので、ロック部材4の短側壁3の板状部3a方向への移動が抑制されることになり、従って、常に安定した状態で、ロック部材4を上下動することができ、ひいては、長側壁2と短側壁3とのロック作業及びロック解除作業を、より確実に行うことができる。
なお更に、ロック部材4が、短側壁3に取り付けられた際には、ロック部材4を構成する端側部4dと端部垂直連結リブ3jの帯状枠3h側の側面3j1とが接近するように構成されているので、ロック部材4の短側壁3に形成された上部区画水平リブ3d方向への移動或いは下部区画水平リブ3e方向への移動の際には、ロック部材4の水平方向への移動が抑制されることになり、従って、常に安定した状態で、ロック部材4を上下動することができ、ひいては、長側壁2と短側壁3とのロック作業及びロック解除作業を、更に確実に行うことができる。
上述したように、一体成形されたロック部材4を、短側壁3に対向するように配置した後に、ロック部材4を、単に、短側壁3に接近させるだけの作業により、ロック部材4を、短側壁3に取り付けることができるので、ロック部材4の短側壁3への取り付け作業の作業性が向上する。
また、ロック部材4は、合成樹脂で一体成形されているので、上述した従来の複数の部品から構成されているロック部材のように、部品間に緩みが生じるようなことがなく、従って、常に安定した状態で、長側壁2と短側壁3とのロック状態を維持することができる。
次に、図3に示されているように、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているように、箱型に組み立てる作業について説明する。
先ず最初に、略水平状態の長側壁2を、垂直方向に回動させて、図2に示されているように、略垂直に立てる。次いで、底部1に重なるようにして折り畳まれている短側壁3を、垂直方向に回動させると、短側壁3の嵌合突部3h1が突設されている帯状枠3hが、長側壁2に形成された係合枠2bに対向するように接近し、更に、短側壁3を、垂直方向に回動させると、短側壁3の帯状枠3hに突設されている嵌合突部3h1の先端部が、長側壁2の係合枠2bに形成された嵌合孔2b1に挿入される。この嵌合突部3h1の嵌合孔2b1への挿入過程と前後して、ロック部材4を構成する係合ブロック4eの傾斜面4e4が、長側壁2に形成されている係止ブロック2cの傾斜面2c2’に当接することになる。その後、更に、短側壁3を、垂直方向に回動させると、ロック部材4は、長側壁2に形成されている係止ブロック2cの傾斜面2c2’に沿って下方に、即ち、短側壁3に形成された下部区画水平リブ3e方向へ移動することになり、このロック部材4の下動により、短側壁3の板状部3aに突設された弾性片載置ブロック3qの上面に載置されているロック部材4の弾性片4hは、上述したように弾性変形することになる。ロック部材4が、長側壁2に形成されている係止ブロック2cの傾斜面2c2’に沿って更に下動すると、図11に示されているように、遂には、ロック部材4の係合ブロック4eの上端が、長側壁2に形成されている係止ブロック2cの下端に到達するとともに、ロック部材4の係合ブロック4eが、長側壁2に形成されている係止ブロック2cから外れることになる。このように、ロック部材4の係合ブロック4eが、長側壁2に形成されている係止ブロック2cから外れると、短側壁3の板状部3aに突設された弾性片載置ブロック3qの上面に載置され、弾性変形されたロック部材4の弾性片4hの復元力により、ロック部材4が、上方に、即ち、短側壁3に形成された上部区画水平リブ3d方向へ移動し、図12に示されているように、ロック部材4の係合ブロック4eが、長側壁2の形成された係合枠2bの内側面2b2と係止ブロック2cの対向面2c1との間に形成された間隙W1に入り込むとともに、短側壁3の帯状枠3hに突設されている嵌合突部3h1が、長側壁2の係合枠2bに形成された嵌合孔2b1に挿入される。なお、ロック部材4の係合ブロック4eが、長側壁2の形成された係合枠2bの内側面2b2と係止ブロック2cの対向面2c1との間に形成された間隙W1に入り込んだ際には、係止ブロック2cの一部は、短側壁3の帯状枠3hに形成されている切欠き凹部3iに挿入されることになる。このようにして、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられることになる。
上述したように、箱型に組み立てられた状態から、短側壁3に、短側壁3を底部1方向に倒すような外力が加わっても、短側壁3に取り付けられたロック部材4の係合ブロック4eが、長側壁2に形成された係止ブロック2cに当接し、短側壁3の底部1方向への回動が阻止されることになる。
上述したように、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを箱型に組み立てる際には、長側壁2に次いで、短側壁3を、略垂直に立てられた長側壁2方向へ回動させるだけで、上述したように、短側壁3に形成された弾性片載置ブロック3qに載置されているロック部材4の弾性片4hが弾性変形しながら、ロック部材4が、長側壁2に形成されている係止ブロック2cの傾斜面2c2’に沿って下動することになり、遂には、上述したように、ロック部材4の係合ブロック4eが、長側壁2に形成されている係止ブロック2cから外れるとともに、弾性変形されたロック部材4の弾性片4hの復元力により、ロック部材4が上動し、長側壁2の形成された係合枠2bの内側面2b2と係止ブロック2cの対向面2c1との間に形成された間隙W1に入り込み、長側壁2と短側壁3とがロックされた状態となる。従って、ロック部材4の把手用凹部4bに手を入れて、作業者が、ロック部材4を下方に移動させる必要はない。
図1に示されているように、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、図3に示されているように、折り畳むには、先ず最初に、ロック部材4の把手用凹部4bに手を入れて、作業者が、ロック部材4を、短側壁3に形成された弾性片載置ブロック3qに載置されているロック部材4の弾性片4hの弾性力に抗して下動させて、図13に示されているように、ロック部材4の係合ブロック4eを、長側壁2の形成された係合枠2bの内側面2b2と係止ブロック2cの対向面2c1との間に形成された間隙W1から排出させる。次いで、短側壁3を、底部1方向に倒して、底部1に重ねる。次いで、長側壁2を底部1方向に倒して、底部1に重ねられている短側壁3の上に重ねることにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳むことができる。
上述したように、ロック部材4に穿設されたスリット4iに、短側壁3に形成された取付けブロック3nを挿入するとともに、取付けブロック3nの傾斜面3n4と奥面3n5とにより形成される楔状部3n’が、ロック部材4に穿設されたスリット4i付近の閉鎖板4c4に係合するように構成することにより、ロック部材4の短側壁3からの離脱が防止されている。更に、上述したように、ロック部材4に穿設された縦長の透孔4d1に、短側壁3に突設された嵌合突部3pを挿入することにより、ロック部材4の短側壁3からの離脱が防止されるように構成されている。このように、上述した実施例には、ロック部材4に穿設されたスリット4iと短側壁3に形成された取付けブロック3nとによるロック部材4の短側壁3への取り付け手段と、ロック部材4に穿設された縦長の透孔4d1と短側壁3に突設された嵌合突部3pとによるロック部材4の短側壁3への取り付け手段との2つの取り付け手段により、ロック部材4が、短側壁3に取り付けられている例が示されているが、何方か一方の取り付け手段のみにより、ロック部材4を、短側壁3に取り付けるように構成することもできる。
上述した実施例には、長側壁2に、1個の係止ブロック2cが形成されている例が示されているが、上下方向に、2個以上の係止ブロック2cを形成することもできる。この場合には、複数個の係止ブロック2cに対応して、ロック部材4には、複数個の係合ブロック4eが形成されることになる。
また、上述した実施例には、箱型に組み立てられた状態から、先に底部1方向に倒される短側壁3に、ロック部材4を取り付け、後から底部1方向に倒される長側壁2には、ロック部材4に形成された係合ブロック4eと係合する係止ブロック2cを形成した例が示されているが、箱型に組み立てられた状態から、先に、長側壁2を、底部1方向に倒し、次いで、短側壁3を、底部1方向に倒すように構成することもできる。この場合には、先に底部1方向に倒される長側壁2に、ロック部材4を取り付け、後から底部1方向に倒される短側壁3に、ロック部材4に形成された係合ブロック4eと係合する係止ブロック2cを形成することになる。
図1は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーの組み立て途中或いは折り畳み途中の斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁及び底部の部分拡大斜視図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーの短側壁の部分斜視図である。 図6は、本発明の折り畳みコンテナーの短側壁の部分拡大斜視図である。 図7は、本発明の折り畳みコンテナーを構成するロック部材を前面から見た斜視図である。 図8は、本発明の折り畳みコンテナーを構成するロック部材を背後から見た斜視図である。 図9は、ロック部材の短側壁への取り付けを説明するための本発明の折り畳みコンテナーの短側壁とロック部材の斜視図である。 図10は、ロック部材が取り付けられた状態の本発明の折り畳みコンテナーの短側壁の部分斜視図である。 図11は、ロック部材のロック作業を説明するための本発明の折り畳みコンテナーの長側壁等の部分拡大斜視図である。 図12は、ロック部材のロック作業を説明するための図11と同様の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁等の部分拡大斜視図である。 図13は、ロック部材のロック解除作業を説明するための図11と同様の本発明の折り畳みコンテナーの長側壁等の部分拡大斜視図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・底部
2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長側壁
2b・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係合枠
2c・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係止ブロック
3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・短側壁
3h・・・・・・・・・・・・・・・・・・・帯状枠
3h1・・・・・・・・・・・・・・・・・・嵌合突部
3n・・・・・・・・・・・・・・・・・・・取付けブロック
3p・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嵌合突部
4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロック部材
4d・・・・・・・・・・・・・・・・・・・端側部
4d1・・・・・・・・・・・・・・・・・・透孔
4e・・・・・・・・・・・・・・・・・・・係合ブロック
4h・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弾性片
4i・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スリット

Claims (4)

  1. 箱型に組み立てられた状態から、先に、底部に重なるように倒される相対する一方の側壁と、該一方の側壁に次いで後から、底部に重ねられた前記一方の側壁の上に重なるように倒される相対するもう一方の側壁とを有する折り畳みコンテナーへのロック部材の取り付け方法において、前記先に倒される相対する側壁に、縦長の透孔が穿設されているとともに、箱状本体側の角部に傾斜面が形成された端側部を有する一体成形のロック部材を対向するように配置し、その後、前記ロック部材を、前記先に倒される側壁に接近させることにより、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブに突設された嵌合突部に、前記ロック部材を構成する端側部の傾斜面を当接させて、前記端側部を外側に湾曲変形させ、前記ロック部材を構成する端側部に穿設された縦長の透孔に、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブに突設された嵌合突部を挿入するように構成したことを特徴とする折り畳みコンテナーへのロック部材の取り付け方法。
  2. 前記ロック部材に穿設されたスリットに、前記先に倒される側壁に形成された取付けブロックを挿入するとともに、該取付けブロックを、前記ロック部材に係合するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナーへのロック部材の取り付け方法。
  3. 箱型に組み立てられた状態から、先に、底部に重なるように倒される相対する一方の側壁と、該一方の側壁に次いで後から、底部に重ねられた前記一方の側壁の上に重なるように倒される相対するもう一方の側壁とを有する折り畳みコンテナーにおいて、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブには、嵌合突部が突設されており、また、前記先に倒される側壁に配設される一体成形のロック部材を構成する端側部には、縦長の透孔が穿設されているとともに、前記端側部の箱状本体側の角部には傾斜面が形成されており、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブに突設された嵌合突部に、前記ロック部材を構成する端側部の傾斜面を当接させて、前記端側部を外側に湾曲変形させ、前記ロック部材を構成する端側部に穿設された縦長の透孔に、前記先に倒される側壁の端部垂直連結リブに突設された嵌合突部が挿入されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
  4. 前記ロック部材に形成されたスリットに、前記先に倒される側壁に形成された取付けブロックが挿入され、該取付けブロックにより、前記ロック部材が係合されていることを特徴とする請求項3に記載の折り畳みコンテナー。
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