JP4287117B2 - 遊技媒体計数装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、投入された遊技媒体を計数して清算処理を実行する遊技媒体計数装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、遊技客による計数装置に対する不正行為を防止するために、遊技客自らが計数することを禁止し、従業員が必ず計数を行うようにしている遊技店が多くなっている。
【0003】
しかしながら、このような方式にすれば、遊技客による不正行為は確実に防止できるものの、遊技客が遊技媒体を計数する毎に従業員が計数装置に出向く必要があり、従業員の負担が大きいと共に、計数中は他のサービス業務を行うことができないので、サービス低下の原因にもなっている。
また、遊技客も遊技媒体を計数する際に、従業員を一々呼出さなければいけないので、特にタバコやジュースといった低単価の景品と交換するために極少量の遊技媒体を計数する際は非常に煩わしいという問題がある。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、従業員の負担を軽減することができると共にサービスを向上することができ、さらには遊技客が煩わしく感じることがない遊技媒体計数装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、投入された遊技媒体を計数する計数手段を設け、この計数手段による遊技媒体の計数値が設定値となったときは従業員を呼出す呼出手段を設けた上で、従業員IDを入力するための入力手段と、投入された遊技媒体を検知したときにスタートし、非検知状態が所定時間継続したときにタイムアップする終了判定タイマを有し、この終了判定タイマがタイムアップしたときに遊技媒体の計数が終了したと判定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記呼出手段が従業員を呼出したときは前記入力手段により入力された従業員IDを認証することを条件として遊技媒体の清算処理を実行するように構成され、前記呼出手段が従業員を呼出した後においては前記終了判定タイマがタイムアップする前であっても前記入力手段による従業員IDの入力があったときには当該従業員IDの認証を行うものである(請求項1)。
【0006】
このような構成によれば、遊技客が遊技媒体を投入すると、計数手段が投入された遊技媒体を計数する。このとき、遊技媒体の計数値が設定値未満の場合は、呼出手段が従業員を呼出すことはないので、従業員を呼出すことなく清算処理を実行することができる。これに対して、遊技媒体の計数値が設定値以上の場合は、呼出手段が従業員を呼出すので、呼出された従業員は、不正が行われていないことを確認したときは入力手段により従業員IDを入力する。これにより、遊技媒体計数装置は、投入された遊技媒体の清算処理を実行するようになる。従って、計数した遊技媒体が少ない場合は従業員の負担を軽減し、計数した遊技媒体数が多い場合は、従来と同様に従業員を呼出すことにより遊技客による不正行為を防止することができる。また、従業員を自動的に呼出すので、遊技客が煩わしく感じることはない。
しかも、終了判定タイマがタイムアップする前であっても入力手段による従業員IDの入力があったときには当該従業員IDの認証を行うので、計数中に不正が行われていないことを確認してリモコンを操作した従業員は、計数が終了するまで待機する必要がなくなり、従業員の負担を大幅に軽減することができる。
【0007】
上記構成において、前記呼出手段は、従業員IDの認証が必要であることを報知するのが望ましい(請求項2)。
このような構成によれば、清算処理する際は従業員に対して従業員IDの認証が必要であることを認識させることができるので、清算処理を確実に実行することができる。
【0008】
また、従業員IDを認証して清算処理を実行したときは、当該従業員IDを清算履歴として記憶する記憶手段を設けるようにしてもよい(請求項3)。
このような構成によれば、記憶手段に記憶された清算履歴に基づいて清算処理を実行した従業員を特定することができるので、従業員による不正を特定することができる。
【0009】
また、従業員IDを認証して清算処理を実行したときは、従業員名を記載した預り券を発行する発行手段を設けるようにしてもよい(請求項4)。
このような構成によれば、預り券には清算処理を行った従業員名が記載されるので、不正に対する抑止効果を期待できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(参考の形態)
以下、本発明をパチンコ玉計数装置に適用した参考の形態について図1ないし図8を参照しながら説明する。
図2には、景品交換用POSシステムの全体構成が概略的に示されている。この図2において、パチンコホール内の所定場所には計数装置(遊技媒体計数装置)1が配置されており、全ての計数装置1は、パチンコホール内LAN2を介してパチンコホール用集中管理装置であるホストコンピュータ3と通信可能に接続されている。また、ホール内LAN2には、計数装置1から発券されたレシートの記録情報に基づいた景品交換を行うためのPOS端末4群がホストコンピュータ3と通信可能に接続されている。ここで、計数装置1は、従業員が携帯するリモコン(入力手段に相当)5からの送信信号を受信するようになっている。また、ホストコンピュータ3は、従業員が携帯するインカム6に対して呼出しを行うようになっている。
【0011】
図3には計数装置1の斜視図が示されている。この図3において、計数装置1の本体ケース7には、上面開口部がパチンコ玉(遊技媒体)の投入口とされたホッパ状の玉受容器8が固定されており、その玉受容器8の最下部にはパチンコ玉の流出口(図示せず)が形成されている。玉受容器8内に投入されたパチンコ玉は、流出口から順次流出した後に内部の計数部(計数手段に相当:図1に符号9を付して示す)及び図示しない排出路を介して本体ケース7外に排出される構成となっている。尚、計数部9は、通過したパチンコ玉数に相当した数の計数パルスをリアルタイムで発生する構成のものである。
【0012】
玉受容器8の上部には、投入口8aを選択的に閉鎖するためのスライド形式のシャッタ10が設けられている。このシャッタ10は、本体ケース7における玉受容器8の後方部分に収納された状態の例えば3枚の単位シャッタ板を手前側に引き出すことにより投入口8aを閉鎖する形態となっており、投入口8aを閉鎖する位置まで引き出されたときには、図示しないロック機構が自動的にロック動作して当該閉鎖位置に保持される構造となっている。尚、ロック機構のアンロックは、本体ケース7の前面に位置されたキー穴11に所定のキーを差し込んで行う。また、本体ケース7内には、シャッタ10の閉鎖状態を検知したときにオンするシャッタセンサ(図示せず)が設けられている。
【0013】
本体ケース7における後方部右側には表示部12が立設状に設けられている。この表示部12には、計数部9による計数値(玉受容器8内に投入されたパチンコ玉数)、そのパチンコ玉により交換可能な特定景品の個数、上記パチンコ玉を特定景品と交換した場合に生ずる余りパチンコ玉数を表示するという周知の表示機能が付与されている。この表示部12の上方となる部位には、呼出ランプ13が設けられており、後述するようにパチンコ玉の計数値に応じて点灯する。また、本体ケース7における玉受容器8の前方位置には、表示部12に表示された余りパチンコ玉数に応じた数のパチンコ玉を放出する動作を行うための玉返却部14が設けられている。
【0014】
本体ケース7における右側部には、後端縁部を支点に回動可能なカバー15が設けられている。このカバー15の開放状態では、玉受容器8の固定状態を手指などにより解除できる構成となっており、以て玉受容器8を取り外して計数部9などのメンテナンスを行い得るようになっている。また、カバー15が閉鎖されたときには、図示しないロック機構が自動的にロック動作して当該閉鎖位置に保持される構造となっている。この場合、ロック機構のアンロックは、基本的には、本体ケース7の前面に位置されたキー穴16に所定のキーを差し込んで行うものであるが、ロック機構には、キーによるアンロック操作を常時において無効にするキャンセラ機構(図示せず)が設けられており、このキャンセラ機構はホストコンピュータ3からアンロック許可信号が与えられたときのみキーによるアンロック操作を許容する構成となっている。
【0015】
本体ケース7におけるカバー15の下方空間部分には、計数部9による計数結果及びID情報などを記録したレシート(預り券)を発券するための発券部(発行手段に相当)17が配置されており、この発券部17の発券口は、カバー15に形成された開口部15aを介して外部に露出した状態となっている。
【0016】
また、カバー15には、発券ボタンとして機能する返却有りスイッチ18及び返却無しスイッチ19が取り付けられている。これらの返却有りスイッチ18及び返却無しスイッチ19は、計数部9においてパチンコ玉の計数が終了したときに発券部17を通じてレシートを発券させるときに操作されるスイッチである。特に、返却有りスイッチ18が操作されたときには玉返却部14が動作されるようになっており、これにより玉返却部14から表示部12に表示された余りパチンコ玉数に応じた数のパチンコ玉が放出される。尚、返却無しスイッチ19が操作されたときには通常の発券情報に加えて余り玉数が印刷されたレシートの発券動作のみが行われ、余りパチンコ玉の放出動作は行われない。
【0017】
本体ケース7の前面側右方部には、パチンコホール従業員が携帯するリモコン5からの赤外線信号を受信するためのリモコン受信部20が設けられている。 図1には計数装置1の電気的構成が機能ブロックの組み合わせにより示されている。この図1において、制御部21は、CPU(呼出手段に相当)22、書込み可能なROM(記憶手段に相当)23、RAM24などを備えたマイクロコンピュータを主体に構成されたもので、本体ケース7内の例えばカバー15の下方位置に設けられる。このCPU22は、ROM23に予め記憶したプログラム、並びに計数部9からの計数パルス、返却有りスイッチ18及び返却無しスイッチ19からの操作信号、リモコン受信部20の受信信号などに基づいて、表示部12、玉返却部14、発券部17の制御を行うと共に、ホストコンピュータ3及びPOS端末4群との間でのホール内LAN2を利用したデータ送受信を送受信部25を通じて行う構成となっている。
【0018】
一方、ホストコンピュータ3は、従業員が携帯するインカム6を通じて従業員を呼出す機能を備えており、後述するように計数装置1からの通知を受けたときインカム6を通じて従業員を呼出すようになっている。
【0019】
次に上記構成の作用について説明する。
図4は、計数装置1の制御部21の動作を示すフローチャートである。この図4において、制御部21は、パチンコ玉が投入されるか(S101)、終了判定タイマがタイムアップするのを監視している(S111)。この終了判定タイマとは、パチンコ玉の投入が終了したことを検知するためのもので、投入玉の非検知状態が所定時間継続したときにタイムアップするようになっている。
【0020】
さて、遊技客が、獲得したパチンコ玉を景品と交換するためにパチンコ玉を計数装置1に投入すると、制御部21は、投入されたパチンコ玉を検知するので(S101:YES)、終了判定タイマが作動中かを判断する(S102)。このとき、終了判定タイマはスタートしていないので、終了判定タイマをスタートしてから(S103)、計数値をインクリメントとすると共に(S104)、計数値を表示更新する(S105)。これにより、表示部12には現在の計数値が表示されるようになる。
【0021】
続いて、制御部21は、計数値が設定値に到達したかを確認する(S106)。この設定値とは、景品として例えば煙草が交換可能となる少量の数値(例えば150個)である。計数当初においては計数値は設定値に達していないことから(S106:NO)、ステップS101に移行して上述した動作を繰返す。これにより、投入したパチンコ玉が計数されると共に、その計数結果が表示に反映されるようになる。尚、計数中においては、投入玉を連続して検知することから、投入玉を検知したときには終了判定タイマは既に作動しているので(S102:YES)、終了判定タイマをリスタートすることになる(S110)。
【0022】
そして、制御部21は、パチンコ玉の計数が終了して終了判定タイマがタイムアップしたときは(S111:YES)、要確認フラグがONしているかを判断する(S112)。この要確認フラグとは、後述するように計数値が設定値に達して従業員の確認が必要となったことを示すフラグである。このとき、遊技客が計数装置1に投入したパチンコ玉が極少量の場合は、計数値が設定値を上回ることがないまま終了判定タイマがタイムアップすることから、要確認フラグはONしていないので(S112:NO)、発券ボタンがONしたかを判断する(S118)。
【0023】
計数を終了した遊技客が余り玉の返却を希望しない場合は、返却無しスイッチ19をONする。すると、制御部21は、無記名発券処理を実行してから(S119)、計数値をリセットする(S120)。この無記名発券処理は、従来の発券処理と同様な処理を実行するもので、図5に示すように計数値、特殊景品数、余り玉数が印刷された通常のレシート26を発行する。従って、遊技客は、計数装置1から発行されたレシート26を景品交換カウンタに提出することにより、所望の景品を入手することができる。
【0024】
ところで、遊技客が投入したパチンコ玉が極少量の場合は、上述したように従業員を呼出すことなく清算処理するにしても問題を生じることはないものの、遊技客が計数装置1に対して不正行為を行った場合は対応することができないことから、本参考の形態では、次のようにして対応するようにした。
【0025】
即ち、制御部21は、図4に示すステップS106において計数値が設定値となったときは(S106:YES)、従業員による確認が必要になったと判断して要確認フラグをONすると共に(S107)、呼出ランプ13をONしてから(S108)、ホストコンピュータ3へ確認要求を出力する(S109)。このような状態で終了判定タイマがタイムアップしたときは(S111:YES)、要確認フラグがONしているので(S112:YES)、リモコン5から確認信号が入力するかを判断するようになる(S113)。
【0026】
さて、ホストコンピュータ3は、計数装置1から確認要求を入力したときは、インカム6を通じて従業員を呼出すメッセージを出力するので、担当従業員は、計数装置1に出向いて不正が行われていないかを確認し、不正が行われていないときは、リモコン5を操作する。これにより、リモコン5から計数装置1に対して従業員のIDが付加された確認信号が送信される。
【0027】
制御部21は、要確認フラグのON状態でリモコン5から確認信号を入力するようになるので(S113:YES)、記名発券処理を実行する(S114)。この記名発券処理では、リモコン5から入力した作業者のIDに基づいて図6に示すように計数値、特殊景品数、余り玉数に加えて確認操作を行った作業者の名前が印刷されたレシート26を発行する。
【0028】
続いて、制御部21は、図4に示すように呼出ランプ13を消灯すると共に(S115)、要確認フラグをOFFしてから(S116)、計数値をリセットする(S117)。
以上のようにして計数装置1からレシートが発行されるので、遊技客は、そのレシート26を景品交換カウンタに提出することにより所望の景品を獲得することができる。
【0029】
ここで、制御部21は、上述したように記名発券処理を実行したときは発券処理の履歴データをROM23に記憶するようになっている。この履歴データは、計数情報及び貯玉情報からなっている。
図7は、計数情報を示している。この図7において、計数情報としては、会員カード情報、時刻、交換種別(パチンコ玉orメダル)、発行No、発行玉数、返却玉数、貯玉数、計数玉数、計数時間、システム日付、システム時刻、担当者IDが設定されている。
【0030】
また、貯玉情報としては、会員カード情報、端末号機番号、交換種別、処理前貯玉数、処理後貯玉数、発生日付、発生時刻,担当者IDが設定されている。
従って、ホストコンピュータ3或はPOS端末4群は、計数装置1に記憶されている計数情報及び貯玉情報の担当者IDに基づいて、従業員による不正監視を行うことが可能となる。
【0031】
このような参考の形態によれば、計数装置1は、設定値未満のパチンコ玉を計数したときは、従業員を呼び出すことなく発券処理を実行し、設定値以上のパチンコ玉を計数したときは、従業員がリモコン5を操作することを条件として発券処理を実行するようにしたので、パチンコ玉を計数する際は従業員を一々呼出す必要がある従来例のものに比較して、必要な場合だけ従業員を呼出すことができ、従業員の負担を軽減することができると共に、それだけ他の遊技客に対するサービスを向上することができる。さらに、遊技客が計数する際に従業員を一々呼出す必要がないので、遊技客が煩わしく感じることを防止できる。
【0032】
また、計数装置1が発券処理の際に記憶する計数情報及び貯玉情報に担当者のIDも登録するようにしたので、従業員による不正を特定することができる。 さらに、レシート26に発行処理を担当した従業員の名前を印刷するようにしたので、従業員による不正を抑止することが期待できる。
【0033】
(一実施の形態)
本発明の一実施の形態を図9に基づいて説明するに、参考の形態と同一のステップには同一のステップ番号を付して説明を省略し、異なるステップに新たなステップ番号を付して説明する。この一実施の形態は、計数装置1に出向いた従業員がリモコン5を操作したことを条件として、発券ボタンに対する操作を有効化することを特徴とする。
この実施の形態では、リモコン5が操作されたときは、リモコン5から計数装置1に確認信号が送信されるようになっている。
【0034】
計数装置1の制御部21の動作を示す図9において、制御部21は、パチンコ玉が投入されるか(S101)、終了判定タイマがタイムアップするか(S111)、要確認フラグがONするかを監視している(S209)。
さて、終了判定タイマがタイムアップするのに先立って(S111:NO)、要確認フラグがONしたときは(S212:YES)、計数値が設定値に達したと判断してリモコン5から確認信号が入力するかを判断するようになる(S222)。
【0035】
一方、計数値が設定値に達したときは、ホストコンピュータ3からインカム6を通じて従業員が呼出されるので、計数装置1に出向いた従業員は、計数中であっても不正が行われていないことを確認したときはリモコン5を操作する。これにより、リモコン5から確認信号が出力されるので、制御部21は、リモコン5から確認信号を入力したときは(S210:YES)、要確認フラグをOFFしてから(S211)、確認済フラグをONする(S212)。
【0036】
そして、計数が終了して終了判定タイマがタイムアップしたときは(S111:YES)、要確認フラグはOFFしているので(S112:NO)、発券ボタンがONしたかを判断する(S201)。
この場合、パチンコ玉の計数が終了した遊技客が発券ボタンを操作した場合は(S201:YES)、確認済フラグがONしているので(S202:YES)、従業員による確認は終了していると判断して記名発券処理を実行する(S203)。これにより、従業員の名前が印刷されたレシートが発行される。
続いて、呼出ランプ13を消灯すると共に(S204)、確認フラグをOFFしてから(S205)、計数値をリセットする(S206)。
【0037】
また、終了判定タイマがタイムアップしたときに(S111:YES)、要確認フラグがONしていたときは(S112:YES)、従業員による確認は終了していないと判断してリモコン5から確認信号を入力するまで待機し(S210)、確認信号を入力したところで(S210:YES)、確認済フラグをONする(S212)。そして、発券ボタンがONしたところで(S201:YES)、確認済フラグがONしていることを確認してから(S202:YES)、記名発券処理を実行する(S203)。
以上のようにして、計数値が設定値以上となる場合の発券処理を行うことができる。
【0038】
一方、終了判定タイマがタイムアップすると共に(S111:YES)、要確認フラグがOFFした状態で(S112:NO)、発券ボタンがONした際に(S201:YES)、確認済フラグがOFFしていたときは(S202:NO)、従業員に対して呼出しが行われていない極少量の計数であると判断して無記名発券処理を実行してから(S207)、計数値をリセットする(S208)。
以上のようにして、計数値が設定値未満となる場合の発券処理を行うことができる。
【0039】
このような実施の形態によれば、計数中であってもリモコン5に対する操作が行われたときは、計数が終了したことを条件として発券ボタンを有効化するようにしたので、計数中に不正が行われていないことを確認してリモコンを操作した従業員は、計数が終了するまで待機する必要がなくなり、計数が終了するまで待機しなければならない参考の形態のものに比較して、従業員の負担を大幅に軽減することができる。
【0040】
本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
計数装置1は、従業員を呼出したときは、従業員の認証が必要であることを報知するようにしてもよい。この場合、従業員は、リモコン5による認証を行うようになるから、発券処理を確実に行うことが期待できる。
【0041】
リモコン操作により従業員の確認を行うのに代えて、計数装置1に従業員カードを読込ませたり、従業員コードを入力することにより従業員の確認したりするようにしてもよい。
会員の場合は、不正の虞が少ないことから、従業員を呼出す設定値を高めるようにしてもよい。
本発明をパチスロ機の計数装置に適用するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、本発明の遊技媒体計数装置によれば、遊技媒体の計数値が設定値となったときは、入力された従業員IDを認証することを条件として遊技媒体の清算処理を実行するようにしたので、従業員の負担を軽減することができると共にサービスを向上することができ、さらには遊技客が煩わしく感じることがないという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考の形態における計数装置の構成を示すブロック図
【図2】システムの構成を示す概略図
【図3】計数装置の斜視図
【図4】計数装置の動作を示すフローチャート
【図5】無記名発券処理で発券されたレシートの正面図
【図6】記名発券処理で発券されたレシートの正面図
【図7】計数装置が記憶する計数情報を示す図
【図8】計数装置が記憶する貯玉情報を示す図
【図9】 本発明の一実施の形態を示す図4相当図
【符号の説明】
1は計数装置(遊技媒体計数装置)、5はリモコン(入力手段)、9は計数部(計数手段)、13は呼出ランプ、17は発券部(発行手段)、22はCPU(呼出手段)、23はROM(記憶手段)、26はレシート(預り券)である。
Claims (4)
- 投入された遊技媒体を計数する計数手段と、
この計数手段による遊技媒体の計数値が設定値となったときは従業員を呼出す呼出手段と、
従業員IDを入力するための入力手段と、
投入された遊技媒体を検知したときにスタートし、非検知状態が所定時間継続したときにタイムアップする終了判定タイマを有し、この終了判定タイマがタイムアップしたときに遊技媒体の計数が終了したと判定する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記呼出手段が従業員を呼出したときは前記入力手段により入力された従業員IDを認証することを条件として遊技媒体の清算処理を実行するように構成され、前記呼出手段が従業員を呼出した後においては前記終了判定タイマがタイムアップする前であっても前記入力手段による従業員IDの入力があったときには当該従業員IDの認証を行うことを特徴とする遊技媒体計数装置。 - 前記呼出手段は、従業員IDの認証が必要であることを報知することを特徴とする請求項1記載の遊技媒体計数装置。
- 従業員IDを認証して清算処理を実行したときは、当該従業員IDを清算履歴として記憶する記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の遊技媒体計数装置。
- 従業員IDを認証して清算処理を実行したときは、従業員名を記載した預り券を発行する発行手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の遊技媒体計数装置。
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