JP6504428B2 - 遊技場管理装置、遊技場管理システム及び遊技場管理プログラム - Google Patents
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Description
このうち、計数装置は、不正使用の防止等の理由から遊技場の店員(担当者)にのみ操作が認められているところ、計数装置の管理を徹底するには、担当者による使用が適切になされているかどうかを管理する必要がある。
そこで、遊技装置を管理する技術として、特許文献1には、ICタグを用いて担当者の認証を行う計数機(計数装置)と、ICタグに書き込まれた担当者コード等を登録する管理装置とを備えた遊技媒体計数システムが開示されている。
特許文献1に記載の管理装置によれば、担当者コードに使用可能な時間帯を紐付けて登録するようにしているため、担当者による計数装置の使用を時間帯ごとに管理することができる。
図1に示すように、本実施形態に係る遊技場管理システムは、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機10のほか、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機20、台コンピュータ30、島コンピュータ40、遊技機による遊技により獲得した遊技媒体の計数処理を行う計数装置50、遊技媒体の計数値に応じた景品の交換を行う景品交換装置60などの遊技装置、及び遊技機10ごとの遊技データを集計し、計数装置50等の遊技装置を管理する遊技場管理装置70で構成され、これらの装置はそれぞれ通信手段を備え、所定のネットワーク(例えば、ローカル・エリア・ネットワーク)を介してデータ通信可能に接続されている。
また、計数装置50とリモコン51とは赤外線通信が可能である。
操作可能なリモコン51は複数設定することができ、各リモコン51には、それぞれ固有情報としてリモコンIDが付されている。具体的には、リモコン51の内部に備えられたROMやRAMなどの記録媒体にリモコンIDが記録されている。
このようなリモコン51において、計数処理を求める操作が行われると、リモコン51は、計数処理を求める所定の命令信号と、記憶部72に記憶されているリモコンIDを計数装置50に送信する。なお、リモコンIDを命令信号として送信することもでき、また、リモコンIDを命令信号に含めて送信することもできる。
具体的には、計数装置50は、計数処理を求める操作時にリモコン51から送信される命令信号をリモコン受信部52が受信し、この受信に応じて投入口に設けられたシャッターを開き、遊技媒体を投入可能な状態にできるようになっている。この状態で、遊技媒体が投入されると、遊技媒体が所定のセンサーによって計数される。
なお、計数装置50は、計数処理を求める命令信号を受信するまで、つまり、この命令信号をしていない間は、シャッターが閉じられ、計数処理ができないようになっている。
また、計数装置50は、計数処理の結果である計数値を遊技場管理装置70に送信することもできる。
このため、遊技場管理装置70は、予めリモコンIDと担当者の情報とを対応付けて設定・登録することで、各リモコン51についてどの担当者に使用が許可されているかを把握できるように構成されている。また、計数装置50の使用時にリモコン51から送信され、計数装置50を介して受け付けたリモコンIDを照合することによって、計数装置50が、どの担当者がどのリモコン51を用いて使用されたかを把握することができ、所定の場合には計数装置50の使用を制限し、又は警告を行うように構成されている。
以下、このような遊技場管理装置70の構成について説明する。
なお、本実施形態では、遊技場管理装置70が管理する遊技装置として計数装置50を例に挙げて説明するが、計数装置50の代わりに景品交換装置60等の他の遊技装置を適用することができる。
通信部71は、他の遊技装置との間で所定の信号や情報の送受信を行う。
例えば、計数装置50から、リモコン51から送信され当該計数装置50により中継されるリモコンID、計数処理の結果である計数値等を受信し、また、計数装置50に対し、当該計数装置50の使用を制限するための制限信号を送信する。
計数装置50の管理に必要な情報としては、例えば、リモコンIDと、計数装置50の使用が予定される遊技場の店員(担当者)の情報とを対応付けたID登録リストM2がある(図3A〜D参照)。ID登録リストM2は、具体的には、リモコンIDと、リモコンIDが有効か否かを識別可能な設定情報(図3の「可否」参照)と、担当者の情報とを対応付けたデータであって、これを使用するリモコン51の数分リストアップしたテーブルデータである。
また、各リモコンIDに対し、リモコン51の使用が許可される時間帯別に担当者の情報が設定された時間帯別担当者リストM3がある(図3C〜D参照)。
さらに、特定の担当者と特定のリモコンIDとを対応付けた特定担当者リストM4がある。
表示部73に表示される情報としては、例えば、記憶部72に記憶されているID登録リストM2(図3B(c)参照)、時間帯別担当者リストM3(図3D(b)参照)、特定担当者リストM4(図4参照)、使用履歴リストM6(図7参照)、所定の警告情報(図5(b),図6参照)等がある。
具体的には、記憶部72に記憶されている時間帯別担当者リストM3を表示部73に表示させる表示制御が実行可能である(図3C(b)、図3D(b)等参照)。
これにより、リモコンIDと、このリモコンIDに対応する担当者の情報が時間帯別に表示されるため、各担当者が、どの時間帯に、どのリモコン51を用いることができるかを把握することができる。
すなわち、このようなリモコン51の管理を通じて、計数装置50の使用を管理するようにしている。
ここで、このような表示を可能とする時間帯別担当者リストM3の設定方法について図3A〜Dを参照しながら説明する。
なお、所定の操作により、表示部73の表示画面には、「対象日」欄M1、「リモコンID」欄と「可否」欄と「表示名」欄とからなるID登録リストM2、登録ボタンK1、及び詳細ボタンK2が配置された設定画面P1が、左部領域内に表示されているものとする。
具体的には、管理者等のユーザによる所定操作によって、「対象日」欄M1に対象とする営業日を入力する(図3A(a)参照)。営業日ごとに異なる内容の時間帯別担当者リストM3を登録可能とするものである。
また、図示しないが、「対象期間」を設定することもできる。「対象期間」を指定することで、「対象期間」に含まれる複数の営業日について、後記ID登録リストM2や時間帯別担当者リストM3を、まとめて設定することができる。
また、「対象日」等をユーザが設定しない場合、登録日から所定期間(例えば、1ヶ月)を有効な「対象期間」(有効期間)として設定する自動設定も可能である。
まず、リモコンIDを設定する。例えば、図3A(a)に示すように、ID登録リストM2において、番号1の「リモコンID」欄を選択し、任意のリモコンID(=1)を入力する。
なお、1つのリモコンIDについて複数の担当者を設定する場合であっても、ここでは、そのうちの一人の担当者を入力する。複数の担当者の設定は、後記時間帯別担当者リストM3の設定にて行う。
プルダウンメニューから任意の担当者を選択すると、「表示名」欄に、選択された担当者の情報が入力される。図3A(c)は、「課長」が選択されたことで、番号1の「表示名」欄に、担当者の情報として「課長」が入力された例を示す。
このようにして設定されたID登録リストM2は、登録ボタンK1を選択することで、記憶部72に記憶されて、登録される。
時間帯別担当者リストM3は、詳細ボタンK2を選択することで設定可能に表示される。具体的には、ID登録リストM2の登録後、詳細ボタンK2を選択することによって、ID登録リストM2から「リモコンID」が抽出され、この抽出された各リモコンIDに対し時間帯別に担当者を設定可能な図表が表示画面の右部領域に表示される。
本実施形態では、図3B(c)に示すID登録リストM2から、リモコンID=1,21,29,35が抽出され、それぞれに対し、9:00(開店)から24:00(閉店)までを1時間ごとに区切った時間帯別に担当者の設定が可能なマス目からなる図表が表示される(図3C(a)参照)。
例えば、図3C(a)に示す時間帯別担当者リストM3において、「リモコンID=35」を選択すると、このリモコンIDに関する担当者の情報について「係員から登録」か「直接入力で登録」を選択でき、また、このリモコンIDに関する時間帯について「終日」か「時間指定」の選択が可能なウィンドウM31が表示される(図3C(a)参照)。なお、このウィンドウM31の当初表示には、「係員から登録」にて選択された担当者として、ID登録リストM2においてリモコンID=35に対応付けられている「チーフ」が表示される。
例えば、図3C(a)に示すリモコンID=35に関するウィンドウM31において、担当者として設定されている「チーフ」が表示されたまま、「終日」を選択すると、リモコンID=35のすべての時間帯のマス目に「チーフ」が入力される。
図3C(b)は、リモコンID=1,21,29,35に対し「終日」を選択したときに設定された時間帯別担当者リストM3である。
このようにすると、開店から閉店までに亘り、一人の担当者を設定する場合に便利である。例えば、開店から閉店までの終日、同じ担当者が同じリモコン51を使用する場合や、「終日」による設定をした後、一部の時間帯について他の担当者に変更する設定を行う場合に便利である。
図3C〜図3Dは、「終日」を選択することで開店から閉店の間のすべての時間帯に同じ担当者を設定した後、「時間指定」を選択することで一部の時間帯において担当者を変更する際の設定画面P1の遷移を示す。
次に、ウィンドウM31において、「係員から登録」で「研修」を選択し、「時間指定」で「11:00〜閉店」の時間帯を指定する(図3D(a)参照)。
そうすると、図3D(b)に示すように、リモコンID=35の11:00〜24:00(閉店時刻)の各時間帯の担当者が「研修」に変更される。
そして、このようにして設定された時間帯別担当者リストM3は、登録ボタンK1を選択することで、記憶部72に記憶されて、登録される。
このように、時間帯別担当者リストM3を表示することによって、例えば、遊技場の管理者は、各担当者について、どの時間帯にどのリモコン51を用いて計数装置50を使用することが許可されているかを管理することができる。また、各担当者は、自身が、どの時間帯にどのリモコン51を用いて計数装置50を使用することが許可されているかを把握して業務を行うことができる。
これにより、リモコン51の使用効率の向上を図りつつも、リモコン51の管理を通じて計数装置50の適切かつ円滑な使用を管理することができる。
例えば、過去の対象日、期間、曜日を指定することによって、指定された営業日、又は、期間、曜日に含まれる複数の営業日における時間帯別担当者リストM3を表示部73に表示させることが可能となる。
これにより、時間帯別担当者リストM3を新規に登録する際に参照することができる。
例えば、先週の金曜日の時間帯別担当者リストM3を取り出し、これを、今週の金曜日の時間帯別担当者リストM3として設定することが可能となる。
これにより、時間帯別担当者リストM3の設定の手間を大幅に軽減することができる。
つまり、特定のリモコンIDについては、特定の担当者の情報にのみ対応付けを許容することで、複数の担当者の情報との対応付けを制限することができる。
図4は、リモコンID=29を特定のリモコンID(特定ID)、「店長」を特定の担当者(特定担当者)とし、これらを対応付けて設定した特定担当者リストの表示画面P2である。
この特定担当者リストM4を記憶部72に記憶することによって、特定IDと特定担当者との一対一の対応付けが登録される。
具体的には、制御部75により、ID登録リストM2の登録の際、特定IDと同一のリモコンIDについては、特定担当者以外の担当者を設定できないように表示制御を行う。
また、特定IDと同一のリモコンIDについては、ID登録リストM2の登録の際に表示されるウィンドウM21や、時間帯別担当者リストM3の登録の際に表示されるウィンドウM31において、「係員から登録」を選択した際のプルダウンメニューに特定担当者のみを表示させ、加えて、「直接入力で登録」を表示させないように、表示制御を行う。
例えば、時間単位で勤務を行っていない担当者や店長や課長といった遊技場の管理者等を特定担当者とすることによって、これらの者は、専用のリモコン51を常時使用することができるため、利便性を向上させることができる。
例えば、図4の表示画面P2に表示された特定担当者リストM4において、「リモコンID=29」を選択すると、制御部75は、リモコンID=29に関する特定担当者との対応付けの解除を設定するためのウィンドウM41を表示する表示制御を行う。
このようにすると、例えば、通常の営業日については、特定の担当者には、専用のリモコンIDを割り当てつつ、特定の曜日、期間、正月、連休時などの繁忙期については、共用可能に解除することで、リモコンIDを実質的に増やすことができる。
図5(a)の時間帯別担当者リストM3において、「研修」は、9:00〜10:00の時間帯はリモコンID=21に対し設定され、11:00〜23:00の時間帯はリモコンID=35に対し設定されている。すなわち、この場合、2つのリモコンIDが同じ担当者について設定されているが、これらは時間帯が重ならないため問題は生じない。
つまり、その時間帯は、「山田太郎」が、不必要に2つのリモコン51を使用できることとなるだけでなく、他の担当者が使用できるリモコン51の数が少なくなり非効率である。
このため、制御部75は、複数のリモコンIDが、同じ時間帯において、同じ担当者に設定されていることを検知した場合は、所定の警告を行うことで、設定が誤っていることを知らせるようにしている。
このようにすると、警告情報W1を見るだけで、リモコンIDの設定が誤っていることや、どの担当者についての、どのリモコン51に対するどの時間帯についての設定が誤っているかを知ることができる。
「所定の判断条件」は、ID登録リストM2の「可否」欄において「可」が設定されて(チェックがある)登録されることで、有効であることを示す所定の識別情報が付されているリモコンIDは有効と判断する。一方、ID登録リストM2の「可否」欄において有効であることを示す所定の識別情報が付されていないリモコンIDは有効ではないと判断する。
本実施形態のように、「対象日」ごとに各リモコンIDについて「可否」欄の設定がされている場合は、「対象日」ごとにリモコンIDが有効であるか否かを判断することができる。また、「時間帯」ごとに「可否」欄の設定がされている場合は、各リモコンIDについて「時間帯」ごとに有効であるか否かを判断することができる。
例えば、制御部75は、受け付けたリモコンIDと時間帯別担当者リストM3との照合を行い、受け付けたリモコンIDと一致するリモコンIDが検出されなかった場合には、計数装置50の使用を制限する。
なお、遊技場管理装置70によらず、計数装置50自らがリモコンIDについて認証を行い、自身の判断でその使用を制限することもできる。
制御部75は、所定の制限信号を計数装置50に送信することによって、その計数装置50において計数処理が実行できないようにすることができる。制限信号を受信した計数装置50は、例えば、シャッターを閉じたまま、さらに、電源をオフにし、又は遊技媒体を検知するセンサーを無効にすることで、計数処理が実行できないようにすることができる。
この場合、計数装置50は、許可信号を受信しない限りシャッターを開かないため、遊技場管理装置70が、許可信号を送信しないことによっても計数処理の実行を制限することもできる。
また、登録から所定の期間(有効期間)を過ぎたリモコンIDが使用され続けることによる、セキュリティの低下を防ぐことができる。
また、登録されていないリモコン51を用いた計数装置50の不正な使用を防ぐことができる。
例えば、図6に示す警告情報W2のように、有効ではないリモコン51が使用されたことを表示することによって、管理者や担当者に注意を喚起することができ、また、有効ではないと判断されたリモコンID、時刻情報を表示することで、どのリモコン51がいつ操作されたのかを特定することができる。
例えば、図7の表示画面P3に示すように、リモコンID、時刻情報、及びこれらの情報により特定した担当者の情報に加え、計数装置50から受け付けた計数処理の結果(計数値)の情報を、リモコンIDや計数値の情報を受け付けるたびに記憶部72に対応付けて記憶させておくことによって、リモコン51や計数装置50の使用履歴リストM6として随時表示させることができる。
また、時刻情報に日付の情報を含めることによって、指定した営業日の使用履歴リストM6を記憶部72から取り出して表示させることができる(図7の日付指定欄M5参照)。
このため、各担当者が、所定のリモコン51を、所定の時間帯内において、適切に使用しているか否か、すなわち、適切に計数装置50を使用しているかどうかを管理することができる。
この場合、実際に計数処理を対応した担当者と、受け付けた時刻情報から特定した担当者とが異なることになり、使用履歴リストM6の正確性にも欠くことになる。
例えば、リモコンIDを猶予時間内に受け付けた場合には、早番と遅番の双方の担当者を特定し、又は、双方とも特定しないようにしつつ、その猶予時間内に、所定の入力操作があったときは、その操作があったときに担当者が交替するものとして、その操作があるまでは早番の担当者を特定し、その操作があった後は遅番の担当者を特定するようにする。
このようにすると、担当者を誤って特定することがなくなるため、正確な使用履歴リストM6に基づき、リモコン51や計数装置50の使用を適切に管理することができる。
図8は、時間帯別担当者リストの設定手順を示すフローチャートである。
設定が正しい場合(S3:YES)、所定の操作に応じ、時間帯別担当者リストM3を表示する(S4)。
設定が正しくない場合(S3:NO)、警告が行われる(S5)。この場合、S1に戻り、あらためてID登録リストM2や時間帯別担当者リストM3の設定を行う。なお、S1を介さず、S2に戻って、時間帯別担当者リストM3の設定を行うこともできる。
図9は、登録された時間帯別担当者リストに基づく管理動作の手順を示すフローチャートである。
リモコンIDの受信があった場合(S21:YES)、リモコンIDの認証を行う(S22)。
リモコンIDが一致した場合(S23:YES)、そのリモコンIDが有効か否かを判断する(S24)。具体的には、ID登録リストM2の「可否」欄において「可」が設定されて(チェックがある)登録されることで、有効であることを示す所定の識別情報が付されているリモコンIDは有効と判断し、その識別符号が付されていないリモコンIDは有効ではないと判断する。また、登録後、所定の有効期間を経過していないリモコンIDは有効と判断し、有効期間を経過したリモコンIDは有効ではないと判断する。
具体的には、図7に示すように、リモコンID、時刻情報、及びこれらの情報により特定した担当者の情報等を対応付けた情報を、計数装置50の使用履歴リストM6として表示させることができる。
計数装置50の使用制限は、例えば、所定の制限信号を計数装置50に送信することによって、その制限信号を受信した計数装置50において、例えば、電源をオフにし、又は遊技媒体を検知するセンサーを無効にすることで実施することができる。
警告は、例えば、図6に示す警告情報W2のように、有効ではないリモコン51が使用されたことのメッセージや、有効ではないと判断されたリモコンID、時刻情報を表示することで行うことができる。
すなわち、従来は、一人につき一つ割り当てられていたリモコン51について、リモコンIDを時間帯別に複数人に割り当てることにより複数人で共用できるようにしたうえで、リモコン51の使用が許容される時間帯と担当者を把握できるようにすることで、リモコン51を用いた遊技装置の適切な使用管理を可能としている。
また、このような特徴を備えることにより、以下のような課題が解決される。
このような問題に対し、本発明によれば、一の固有情報に対し、時間帯別に複数の担当者の情報を対応付けて設定することで、固有情報の有効的に利用できるようにしている。これにより、認証に用いる機器の数を抑え、高コストの問題を解消することができる。
次に、本発明の遊技場管理装置の他の実施形態について説明する。
本実施形態の遊技場管理装置70は、前述の実施形態と比べると、リモコンIDについて、時間帯別に複数の担当者を設定する点において共通するが、本実施形態では、遊技場に勤務する各担当者のシフトデータに基づき、自動的にその設定を行う点で相違する。
このため本実施形態の遊技場管理装置70は、記憶部72に、複数の担当者が交替して勤務する時間帯別に当該複数の担当者の情報が対応付けられた所定のシフトデータM7を記憶し、制御部75は、このシフトデータM7に基づき、リモコンIDを、シフトデータM7における時間帯別に複数の担当者の情報と対応付けて記憶するようにしている。他の構成は、前述の実施形態と同様である。
したがって、同様の構成については、前述の実施形態における符号と同一の符号を付して説明を省略する。
図10(a)に示すように、シフトデータM7は、遊技場に勤務する各担当者の情報と、各担当者が勤務する時間帯が識別可能に対応付けられた勤務データから構成され、予め記憶部72に記憶されている。
このシフトデータM7は、「研修1」〜「研修5」の各担当者の勤務データからなり、研修1と研修3及び研修4が所定の時刻で交替し、研修2と研修4が所定の時刻で交替する勤務態様となっている。
また、図10(a)の「優先順位」欄に示すように、各担当者には、それぞれ優先順位が設定され、これらの優先順位が識別可能に記憶されているものとする。本実施形態では、研修1、研修2、研修3、研修4、研修5の順に優先順位が設定されているものとする。
具体的には、対象となる時間帯における勤務データの連続性を判断する。
連続性の判断は、具体的には、その勤務データの直前の時間帯に、同じ担当者の勤務データがある場合であって、かつ、その直前の時間帯にリモコンIDが設定されている場合に、連続性が有ると判断する。このため、その勤務データの直前の時間帯に、同じ担当者の勤務データがない場合や、同じ担当者の勤務データがある場合であっても、その直前の時間帯にリモコンIDが設定されていない場合には連続性が無いと判断する。
また、同じ時間帯に複数の担当者の勤務データがある場合は、連続性のある勤務データに係る担当者に対するリモコンIDの設定を優先する。
このため、時間帯別担当者リストM3においては、第一優先順位のリモコンID=80について、「9:00〜10:00」の時間帯に、「研修1」を設定する。
このため、研修1、研修2の順に、設定を行う。
このため、時間帯別担当者リストM3においては、リモコンID=80について、「10:00〜11:00」の時間帯に、「研修1」を設定する。
研修2の勤務データは、連続性がなく、また、第一優先順位のリモコンID=80は研修1に設定されている。
このため、時間帯別担当者リストM3においては、第二優先順位のリモコンID=90について、「10:00〜11:00」の時間帯に「研修2」を設定する。
このため、研修2、研修3の順に、設定を行う。
このため、時間帯別担当者リストM3においては、リモコンID=90について、「13:00〜14:00」の時間帯に「研修2」を設定する。
研修3の勤務データは、連続性がないことから、第一優先順位のリモコンID=80を選択する。
このため、時間帯別担当者リストM3においては、リモコンID=80について、「13:00〜14:00」の時間帯に「研修3」を設定する。
このため、研修3、研修4の順に、設定を行う。
このため、時間帯別担当者リストM3においては、リモコンID=80について、「14:00〜15:00」の時間帯に「研修3」を設定する。
研修4の勤務データは、連続性がなく、また、第一優先順位のリモコンID=80は研修3に設定されている。
このため、時間帯別担当者リストM3においては、第二優先順位のリモコンID=90について、「14:00〜15:00」の時間帯に「研修4」を設定する。
これにより、時間帯別担当者リストM3の設定を行う際の手間を大幅に軽減することができる。
また、操作手段を有しないICカードやICタグなど、記録媒体そのものが携行されるものを、リモコン51に代えて適用することができる。この場合、計数装置50における計数処理は、例えば、所定のタイミングでセットされたICカード等からその記録媒体に記録されてある固有情報を読取った後、計数装置50に備えられるボタン等の操作によって行われる。
このようにすると、レシートを参照することによっても、担当者によるリモコン51や計数装置50の使用が適切に行われているかどうかを確認することができる。
具体的には、特定担当者に対し一対一に対応付けて設定された特定ID(図4参照)について、その期間は、自動的にその対応付けを解除し、共用可能なリモコンIDを増やすことによって、リモコン51を実質的に増やすことができる。
このような場合、リモコンIDを有効ではない設定を自動的に行うことができる。つまり、9:00〜10:00の時間帯は、リモコンID=90が有効ではないことを示す識別情報を付して登録を行うようにする。
このようにすると、この時間帯に、リモコンID=90のリモコン51を用いた不適切な計数装置50の使用を防ぐことができ、また、そのような不適切な使用について警告することが可能となる。
20 遊技媒体貸出機
30 台管理装置
40 島管理装置
50 計数装置
51 リモコン
52 リモコン受信部
60 景品交換装置
70 遊技場管理装置
71 通信部
72 記憶部
73 表示部
74 入力部
75 制御部
M1 対象日欄
M2 ID登録リスト
M3 時間帯別担当者リスト
M4 特定担当者リスト
M5 日付指定欄
M6 使用履歴リスト
M7 シフトデータ
M8 リモコンID優先順位リスト
W1,W2 警告情報
Claims (5)
- 所定の遊技装置を使用するときに受け付けられる所定の記録媒体に記録された固有情報を遊技場の担当者と対応付けて管理する遊技場管理装置であって、
前記固有情報と前記担当者の情報とを対応付けて記憶可能な記憶手段と、
所定の情報を表示可能な表示手段と、
前記表示手段の表示内容を制御可能な表示制御手段と、を備え、
前記記憶手段は、複数の担当者が交替して勤務する時間帯別に当該複数の担当者の情報が対応付けられた所定のシフトデータに基づき、前記固有情報を、前記シフトデータにおける前記担当者の勤務の連続性に基づいて前記時間帯別に前記複数の担当者の情報と対応付けて記憶可能であり、
前記表示制御手段は、前記記憶手段に記憶された固有情報と、当該固有情報に対応する担当者の情報を時間帯別に、前記表示手段に表示させる制御を実行可能である
ことを特徴とする遊技場管理装置。 - 前記記憶手段に記憶された固有情報について所定の判断条件に基づいて有効であることを判断する判断手段と、
前記判断手段において有効ではないと判断された固有情報が前記遊技装置を使用するときに受け付けられると、当該遊技装置の使用を制限する制限手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記制限手段により制限が行われることに基づいて所定の警告情報を前記表示手段に表示させる制御を実行可能であり、
前記判断手段は、前記記憶手段に記憶された時間帯別の固有情報に基づいて、当該固有情報が記憶されていない時間帯における固有情報について無効と判断し、
前記表示制御手段は、前記判断手段において無効と判断された時間帯を、前記遊技装置を使用するときに用いる機器が使用されない未使用時間帯として前記表示手段に表示させ、
前記制限手段は、前記未使用時間帯において前記遊技装置を使用するときに固有情報が受け付けられると、当該遊技装置の使用を制限する
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技場管理装置。 - 前記表示制御手段は、前記遊技装置において所定の処理が行われると、当該所定の処理が行われるときに受け付けられる前記固有情報と当該所定の処理が行われるときの時刻情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された複数の担当者の情報のうちいずれかの担当者の情報を前記所定の処理に対応する担当者の情報として前記表示手段に表示させる制御を実行可能であり、
前記担当者が交替する予定時刻に基づく所定の猶予時間を設定可能な交代猶予時間設定手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記交代猶予時間設定手段により設定された猶予時間内における前記所定の処理に対応する担当者の情報として、当該所定の処理が行われた時刻に基づいて特定される担当者を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技場管理装置。 - 所定の遊技装置と、当該遊技装置を使用するときに受け付けられる所定の記録媒体に記録された固有情報を遊技場の担当者と対応付けて管理する遊技場管理装置とを備えた遊技場管理システムであって、
前記固有情報と前記担当者の情報とを対応付けて記憶可能な記憶手段と、
所定の情報を表示可能な表示手段と、
前記表示手段の表示内容を制御可能な表示制御手段と、を備え、
前記記憶手段は、複数の担当者が交替して勤務する時間帯別に当該複数の担当者の情報が対応付けられた所定のシフトデータに基づき、前記固有情報を、前記シフトデータにおける前記担当者の勤務の連続性に基づいて前記時間帯別に前記複数の担当者の情報と対応付けて記憶可能であり、
前記表示制御手段は、前記記憶手段に記憶された固有情報と、当該固有情報に対応する担当者の情報を時間帯別に、前記表示手段に表示させる制御を実行可能である
ことを特徴とする遊技場管理システム。 - 所定の遊技装置を使用するときに受け付けられる所定の記録媒体に記録された固有情報を遊技場の担当者と対応付けて管理する遊技場管理装置に備えられる遊技場管理プログラムであって、
前記遊技場管理装置のコンピュータを、
前記固有情報と前記担当者の情報とを対応付けて記憶可能な記憶手段、
所定の情報を表示可能な表示手段、及び
前記表示手段の表示内容を制御可能な表示制御手段、として機能させ、
前記記憶手段は、複数の担当者が交替して勤務する時間帯別に当該複数の担当者の情報が対応付けられた所定のシフトデータに基づき、前記固有情報を、前記シフトデータにおける前記担当者の勤務の連続性に基づいて前記時間帯別に前記複数の担当者の情報と対応付けて記憶可能であり、
前記表示制御手段は、前記記憶手段に記憶された固有情報と、当該固有情報に対応する担当者の情報を時間帯別に、前記表示手段に表示させる制御を実行可能である
ことを特徴とする遊技場管理プログラム。
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