JP4286575B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状の台紙からラベルを剥離し、該ラベルをベルトコンベヤー等に載せられ運ばれてきた被貼付物に貼り付けるとともに台紙を回収するラベル貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、商品の生産工場や小売業店舗のバックヤード等では、商品等にラベルを貼り付けるための装置が提供されている。これは、紙管を芯にロール状に巻かれたラベルテープ(帯状の台紙の表面にラベルが仮着されたもの)が回転自在の保持リールに保持され、ロール状に巻かれたラベルテープから伸びる帯状のラベルテープは複数のローラーに巻回されるとともに剥離部によって折り返されている装置である。この装置によると、ローラーをモーター等で回転させることでラベルテープは帯状のラベルテープの長手方向に移送され、折り返されている剥離部で台紙からラベルが剥離される。剥離部の下方にベルトコンベヤー等を配置して被貼付物を連続的に剥離部下方に運ぶことで、被貼付物にラベルを貼り付けることができる。また、台紙の端部は巻取リールに掛止され、巻取リールを回転させることでラベルが剥離された台紙は巻取リールに巻き取られて回収される。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭63−258738号公報 (第3−4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の装置によると、巻取リールは一定の回転により台紙を巻き取るため、巻取台紙の径が大きくなると巻取台紙の径が小さいときに比べて巻取リールの単位回転当りの巻取量が多くなる。これによって、巻取台紙の径が大きくなると、ローラーによるラベルテープの移送量を越えて台紙を必要以上に引っ張ることになり、ラベルの貼付精度が低下する。
【0005】
本発明は、上記した問題が考慮されたものであり、巻取台紙の径の大小に関係なく単位回転当りの巻取量を一定にすることで安定したラベルテープの移送量を確保して、ラベル貼付精度を向上することができるラベル貼付装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ラベルが剥離された帯状の台紙を巻き取る巻取軸部を回転自在に有する台紙回収機構が備えられているラベル貼付装置において、前記台紙回収機構には、前記巻取軸部に巻かれたロール状の前記台紙の外周面に接触する巻取回転部と、該巻取回転部を前記台紙の巻取方向に回転させる巻取部回転機構とが備えられており、前記台紙回収機構には、前記巻取軸部と前記巻取回転部とのうち少なくとも一方を接触位置から非接触位置まで移動させる巻取部移動機構が備えられており、該巻取部移動機構は、少なくとも、固定軸を中心に回転する歯車と、該歯車に噛合されているとともに前記巻取軸部と前記巻取回転部とのうち何れか一方が取り付けられている従動噛合部材と、前記歯車に噛合されているとともに該歯車に対向する窪み部が形成されている駆動噛合部材とから構成されていることを特徴としている。
【0007】
このような特徴により、巻取回転部が回転することで巻取回転部に接触している台紙が回転し、巻取回転部の単位回転当りについての台紙の巻取量は一定となる。
また、巻取回転部が巻取軸部に巻き付けられた台紙の外周面から離され、巻取軸部に台紙を掛止し易くなるとともに巻取軸部に巻き付けられた台紙は取り出し易くなる。
また、前記巻取軸部と前記巻取回転部とのうち何れか一方が移動することで従動噛合部材が動き、従動噛合部材に噛合されている歯車は回転する。このとき、駆動噛合部材の窪み部は歯車に対向する位置に配置され、歯車に駆動噛合部材は噛合されていないため動かない。また、駆動噛合部材を動かすことで駆動噛合部材の窪み部を移動させ、歯車に駆動噛合部材は噛合させる。この状態で駆動噛合部材が動くと、歯車は回転して従動噛合部材を動かして従動噛合部材に取り付けられた前記巻取軸部と前記巻取回転部とのうち何れか一方が移動する。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のラベル貼付装置において、前記巻取軸部と前記巻取回転部とのうち少なくとも一方には、ロール状の前記台紙の径に合わせて前記巻取軸部と前記巻取回転部との軸間距離を調節する軸間距離調節機構が付設されていることを特徴としている。
【0009】
このような特徴により、台紙巻取量に応じて巻取軸部と巻取回転部との軸間距離は調節される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るラベル貼付装置の第1、第2の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0015】
[第1の実施の形態]
図1において、符号1はラベルロールを示し、ラベルロール1は、円筒形の紙管2と該紙管2を芯にロール状に巻かれたラベルテープ3とから構成されており、ラベルテープ3は帯状の台紙4と該台紙4表面に仮着されたラベル5とから構成されている。また、図2において、符号6は図示せぬベルトコンベヤー等に載せられ運ばれてきた図示せぬ被貼付物に図1に示すラベル5を貼り付けるためのラベル貼付装置6を示しており、図1、図2に示すように、ラベル貼付装置6はラベルテープ3を連続的に移送するとともに台紙4からラベル5を剥離させるラベル貼付装置本体7と、ラベルロール1を回転自在に保持するとともにラベルテープ3を連続的に送り出すラベルテープ供給機構8とから構成されている。なお、図2はラベル貼付装置6の一方の側面を表す図であり、図2における左右方向をラベル貼付装置6の前後方向とし、図2における奥行き方向をラベル貼付装置6の幅方向とする。
【0016】
まず、ラベル貼付装置本体7の構成について説明する。
【0017】
図2に示すように、多角形状のフレーム基板9が鉛直に配置されており、フレーム基板9には斜めに延在するレール10が設けられている。フレーム基板9の一側方(図2における手前側)には、フレーム基板9の前方下部に対向するフロントプレート11と、フレーム基板9の後方上部に対向するリアプレート12とがフレーム基板9と平行に配置されている。フロントプレート11とリアプレート12には、フレーム基板9に設けられているレール10に対向するレール10がそれぞれ設けられている。
【0018】
フレーム基板9中央部とフロントプレート11後方部との間には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する円柱形ローラーからなる移送回転部13がレール10を挟んで上下それぞれに介在されている。レール10上方の上移送回転部13aは、レール10下の下移送回転部13bより大きい径のローラーで形成されている。移送回転部13は、丸棒状の軸材14a、14bの中間部に摩擦係数が大きい摩擦材15が被覆された構成からなっており、軸材14a、14bの一端はフレーム基板9に設けられた図示せぬ貫通孔にそれぞれ挿通され、他端はフロントプレート11に回転自在に取り付けられている。
【0019】
図3はラベル貼付装置6の他方の側面を表す図であり、図3に示すように、上移送回転部13aの軸材の一端部には上移送回転部ギア16が設けられており、下移送回転部13bの軸材の一端部には下移送回転部ギア17が設けられている。上移送回転部ギア16および下移送回転部ギア17には、モーター等の駆動源18により回転する駆動ギア19がそれぞれ噛合されている。上移送回転部ギア16、下移送回転部ギア17、駆動ギア19及び駆動源18により、上移送回転部13と下移送回転部13とからなる移送回転部13を回転させる移送回転機構20は構成されている。また、上記した移送回転部13と移送回転機構20とにより、帯状のラベルテープ3を連続的に移送するラベルテープ移送機構21は構成されている。
【0020】
図2、図4に示すように、フレーム基板9、フロントプレート11及びリアプレート12にそれぞれ設けられ対向しているレール10の間には、前方に傾斜した矩形プレートからなる剥離部22が介在されている。剥離部22の両側面にはレール10に挿嵌されて移動する図示せぬ摺動部が設けられており、剥離部22はレール10に沿って前後に移動可能に設けられている。剥離部22の前方端部には鋭角部22aが形成されており、この鋭角部22aは上方に屈曲している。剥離部22の後方には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在し下移送回転部13に当接する回転自在のガイドローラー23が剥離部22の後方部両側面に設けられた二枚のブラケット24を介して設けられている。二枚のブラケット24の先端には、上下方向に長孔24aがそれぞれ設けられており、この長孔24aの中には、ガイドローラー23の両端部に突設されたピン部材23aが挿通されている。
【0021】
剥離部22の下面には、剥離部22の移動方向に延在する剥離部移動ラック25が設けられている。剥離部移動ラック25に噛合される剥離部移動歯車26a、26bが、フレーム基板9とフロントプレート11との間、及びフレーム基板9とリアプレート12との間にそれぞれ回転自在に介在されている。剥離部移動歯車26には軸材27a、27bがそれぞれ挿通されている。フレーム基板9とフロントプレート11との間には前剥離部移動歯車26aの軸材27aが介在され、前剥離部移動歯車26aの一端はフレーム基板9に設けられた図示せぬ貫通孔にそれぞれ挿通され、他端はフロントプレート11にそれぞれ回転自在に取り付けられている。フレーム基板9とリアプレート12との間には後剥離部移動歯車26bが介在され、後剥離部移動歯車26bの軸材27bの一端はフレーム基板9に設けられた図示せぬ貫通孔にそれぞれ挿通され、他端はリアプレート12にそれぞれ回転自在に取り付けられている。
【0022】
図2、図3に示すように、前剥離部移動歯車26aの軸材27bの一端部には前剥離部移動歯車ギア28aが設けられており、後剥離部移動歯車26bの軸材27bの一端部には後剥離部移動歯車ギア28bが設けられている。前剥離部移動歯車ギア28aには、剥離部22が前方の所定位置まで移動すると動力伝達の切換えが行われるクラッチ機構29が設けられている。クラッチ機構29には、オン、オフの切換えを行う図示せぬセンサーが接続されている。図示せぬセンサーは剥離部22前方部とフレーム基板9とに一対に設けられており、剥離部22が前方に移動するとクラッチ機構29はオフに切換えられる。また、図示せぬセンサーは駆動源18に接続されており、剥離部22が前方に移動すると駆動源18はオフに切換えられる。
【0023】
前剥離部移動歯車ギア28aと駆動ギア19との間には、前剥離部移動歯車ギア28aと駆動ギア19とに噛合されている第一ベルト30が巻回されており、前剥離部移動歯車ギア28aと後剥離部移動歯車ギア28bとの間には、前剥離部移動歯車ギア28aと後剥離部移動歯車ギア28bとに噛合されている第二ベルト31が巻回されている。前剥離部移動歯車26a、後剥離部移動歯車26b、剥離部移動ラック25、前剥離部移動歯車ギア28a、後剥離部移動歯車ギア28b、駆動ギア19、駆動源18、第一ベルト30及び第二ベルト31により、剥離部22を前後方向に移動させる剥離部移動機構32は構成されている。
【0024】
また、図2、図4に示すように、フレーム基板9前方部とフロントプレート11前方部との間には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する長材からなるラベルテープ押え部材33がレール10の上方に介在されている。ラベルテープ押え部材33の両端部の後方部には、フレーム基板9及びフロントプレート11にそれぞれ回転自在に取り付けられている回転軸34が設けられており、ラベルテープ押え部材33の下面には、前後方向に傾斜する曲面33aが形成されている。ラベルテープ押え部材33の下面および剥離部22の前方部上面には、光の透過状況により台紙4とラベル5を識別する一対のラベル識別手段35が設けられている。
【0025】
図2に示すように、フレーム基板9中央部とリアプレート12の下端部との間には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する円柱形ローラーからなる巻取回転部36がレール10下に介在されている。巻取回転部36は後述する巻取軸部44に巻かれたロール状の台紙4を回転させるものであり、丸棒状の軸材37の中間部に摩擦係数が大きい摩擦材38が被覆された構成からなっている。巻取回転部36の軸材37の一端はフレーム基板9に設けられた図示せぬ貫通孔にそれぞれ挿通され、他端はリアプレート12に回転自在に取り付けられている。また、フレーム基板9後方部とリアプレート12の上端部との間には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する丸棒状の支持ロッド39が介在されている。
【0026】
図3に示すように、巻取回転部36の軸材37の一端部には巻取回転部ギア40が設けられており、フレーム基板9の後方上端部の外側面には、従動ギア41が回転自在に設けられている。巻取回転部ギア40と駆動ギア19と従動ギア41との間には、巻取回転部ギア40と駆動ギア19と従動ギア41とにそれぞれ噛合されている第三ベルト42が巻回されている。巻取回転部ギア40、駆動ギア19、従動ギア41、駆動源18及び第三ベルト42により巻取回転部36を回転させる巻取部回転機構43は構成されている。
【0027】
図2に示すように、巻取回転部36の斜め後方には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する巻取軸部44が配置されている。巻取軸部44は中空円筒形の巻取ローラーの中心軸に丸棒状の軸材45を回転自在に挿通して構成されており、巻取軸部44の円周面には軸方向に図示せぬ切れ目が形成されている。図5に示すように、巻取軸部44の軸材の一端は、後方に延在する長棒状のアーム部材46の後方端に固定されている。アーム部材46には、ラックからなる従動噛合部材47が平行に接合されているとともに、アーム部材46に突設されている取付ピン48を介してばね等の付勢部材49の一端が接合され、付勢部材49の他端はフレーム基板9に固定されている。従動噛合部材47の近傍には、従動噛合部材47に対向するラックからなる駆動噛合部材50が従動噛合部材47と間隔をあけて平行に配置されている。駆動噛合部材50と従動噛合部材47の間には回転自在の歯車51が介在されており、歯車51は従動噛合部材47に噛合されている。駆動噛合部材50には歯車51に対向する窪み部50aが形成されており、駆動噛合部材50には駆動噛合部材50を軸方向に移動させる図示せぬモーターが設けられている。
【0028】
巻取軸部44は、上記した歯車51、従動噛合部材47および付勢部材49により、巻取軸部44を後方に移動させて巻取軸部44と巻取回転部36との軸間距離を調節する軸間距離調節機構52が構成されている。また、歯車51、駆動噛合部材50、従動噛合部材47、付勢部材49および図示せぬモーターにより、巻取軸部44を、巻取軸部44に巻かれる台紙4と巻取回転部36とが接触する接触位置から、巻取軸部44に巻かれる台紙4と巻取回転部36とが接触しない非接触位置まで移動させて離す巻取部移動機構53が構成されている。上記した巻取軸部44、巻取回転部36、巻取部回転機構43、軸間距離調節機構52および巻取部移動機構53により、ラベル5が剥離された帯状の台紙4を巻き取る台紙回収機構54が構成されている。
【0029】
また、図2に示すように、リアプレート12の外側面には、図示せぬ制御盤を介して駆動源18に接続された操作スイッチ55が設けられている。また、操作スイッチ55は、図示せぬ制御盤を介して図5に示す駆動噛合部材50を軸方向に移動させる図示せぬモーターに接続されている。
【0030】
次に、ラベルテープ供給機構8の構成について説明する。
【0031】
図2に示すように、フレーム基板9の上方には、略三角形状のバケット基板56がフレーム基板9に平行に配置されている。バケット基板56の側方には、バケット基板56に対向する二枚の長方形状のバケットプレート57が側面視逆ハ字状に対称になるように配置されている。バケット基板56と一方のバケットプレート57の下端面には、フレーム基板9後方部とリアプレート12の上端部との間に設けられている支持ロッド39が嵌入される被係止部58が形成されている。
【0032】
図6、図7に示すように、バケット基板56の上方両端部と二枚のバケットプレート57の上端部との間、及びバケット基板56の中間両端部と二枚のバケットプレート57の中間部との間には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在してラベルロール1を支持する支持部59がそれぞれ介在されている。支持部59は、摩擦係数が大きいものからなる中空円筒形の支持ローラー60からなり、支持ローラー60の中心軸には丸棒状の軸材61が回転自在に挿通されている。支持部59の軸材の一端は、バケット基板56に回転自在に取り付けられ、他端はバケットプレート57に回転自在に取り付けられている。バケットプレート57の上端に設けられている支持部59と中間に設けられている支持部59との間には、丸棒状のロッド材62が支持部59と平行に固定されている。
【0033】
バケット基板56の下端部と二枚のバケットプレート57の下端部との間には、ラベル貼付装置6の幅方向に延在する送出回転部63がそれぞれ介在されている。二本の送出回転部63は、丸棒状の軸材64の中間部に摩擦係数が大きい摩擦材65が被覆された構成からなっており、軸材64の一端はバケット基板56に設けられた図示せぬ貫通孔にそれぞれ挿通され、他端はバケットプレート57に回転自在に取り付けられている。支持部59と送出回転部63との上方には、対向するバケット基板56とバケットプレート57とに両端面がそれぞれ対向するようにラベルロール1が配置されている。
【0034】
図3に示すように、二本の送出回転部63の軸材64一端部には送出回転部ギア66がそれぞれ設けられており、後方の送出回転部ギア66の上方には、送出回転部従動ギア67がバケットプレート57の外側面に回転自在に取り付けられている。送出回転部従動ギア67には、バケットプレート57の外側面に回転自在に取り付けられている送出回転部回転ピニオンギア68が噛合されている。送出回転部回転ピニオンギア68には、ラベル貼付装置本体7の従動ギア41に噛合されている。二つの送出回転部ギア66と送出回転部従動ギア67との間には、二つの送出回転部ギア66と送出回転部従動ギア67とにそれぞれ噛合されている第四ベルト69が巻回されている。二つの送出回転部ギア66、送出回転部従動ギア67、送出回転部回転ピニオンギア68、第四ベルト69、従動ギア41、巻取回転部ギア40、駆動ギア19、駆動源18及び第三ベルト42により、ラベルロール1をラベルテープ3の送り出し方向に送出回転部63を回転させるための送出回転機構70が構成されている。
【0035】
また、図2、図6、図7に示すように、対向するバケット基板56とバケットプレート57との間には、バケット基板56と平行に二枚の位置決めプレート71が幅方向に間隔をあけて配置されており、二枚の位置決めプレート71はラベルロール1の両端面1aにそれぞれ当接されている。位置決めプレート71の一端部にはロッド材62が挿通されており、位置決めプレート71は、ロッド材62を軸に上方向に回転可能、且つラベル貼付装置6の幅方向に移動可能に設けられている。位置決めプレート71の下部には、支持部59と送出回転部63とが嵌入する凹凸部が形成されている。位置決めプレート71、支持部59、送出回転部63、バケット基板56、及びバケットプレート57により、ラベルロール1を下方から支持する受け部72が構成されている。
【0036】
図7に示すように、二枚の位置決めプレート71の間には、互いに対向する面に歯が設けられた二本のラック73がラベル貼付装置6の幅方向に延在されている。二本のラック73の間には、外周面に歯が設けられたピニオン74が介在されており、二本のラック73とピニオン74とはそれぞれ噛合されている。一方のラック73は一方の位置決めプレート71に固定されており、他方のラック73は他方の位置決めプレート71に固定されている。ピニオン74はロッド材62に回転自在に取り付けられている。
【0037】
次に、上記した構成からなるラベル貼付装置の使用方法について説明する。
【0038】
まず、図2に示すように、ラベル貼付装置本体7を図示せぬベルトコンベアー等の被貼付物を運ぶ装置の上に配置するとともに、バケット基板56及びバケットプレート57に設けられた被係止部58をラベル貼付装置本体7の支持ロッド39に嵌入させてラベルテープ供給機構8をラベル貼付装置本体7の上に配置する。次に、図2に示すように、位置決めプレート71を上方に回転させて受け部72を開状態にし、ラベルロール1を受け部72の支持部59及び送出回転部63の上に載せる。そして、位置決めプレート71を下方に回転させて受け部72を閉状態にし、一方の位置決めプレート71をラベルロール1の一端面1aに当接させる。図7に示すように、一方の位置決めプレート71を移動させると一方の位置決めプレート71に固定された一方のラック73が移動してピニオン74を回転させる。ピニオン74が回転することで他方のラック73が移動し、他方の位置決めプレート71は一方の位置決めプレート71と対称的に移動し、ラベルロール1の他端面1aに当接する。
【0039】
次に、二本の送出回転部63の間(送出口)からラベルテープ供給機構8にセットされたラベルロール1のラベルテープ3を引き出し、このラベルテープ3の先端を移送回転部13と巻取回転部36との間に通し、巻取軸部44の図示せぬ切り目に掛止させて巻取軸部44に取り付ける。ラベルテープ3は、巻取軸部44が回転することで、上端が一方(図2において左側)の送出回転部63に接触し下端が巻取回転部36に接触した状態で巻張する。このとき、剥離部22は、ラベルテープ3に干渉しない後方位置に移動させておく。
【0040】
次に、図2、図3に示すように、操作スイッチ55を操作して、駆動源18を作動させ、駆動ギア19を図3中の黒線矢印の方向に回転させる。駆動ギア19が回転することで、第一ベルト30は図3中の一点鎖線矢印の方向に移動し、第一ベルト30に噛合された前剥離部回転ギア28aは黒線矢印の方向に回転する。前剥離部回転ギア28aが回転することで、第二ベルト31は一点鎖線矢印の方向に移動し、後剥離部回転ギア28bは黒線矢印の方向に回転する。前剥離部回転ギア28a及び後剥離部回転ギア28bが回転することで、軸材27a、27bは回転し、前剥離部移動歯車26a及び後剥離部移動歯車26bは回転する。
【0041】
後剥離部移動歯車26bに噛合されている剥離部移動ラック25を有する剥離部22は、後剥離部移動歯車26bの回転によってフレーム基板9中間部まで前進し、回転している前剥離部移動歯車26aに剥離部移動ラック25が噛合する。剥離部22は、前剥離部移動歯車26aの回転によって更に前方に移動し、先端の鋭角部22aがラベルテープ押え部材33の曲面33aに当接する。図4に示すように、ラベルテープ押え部材33の曲面33aに当接した鋭角部22aは、剥離部22が前進することでラベルテープ押え部材33の曲面33aを押圧する。回転自在に設けられたラベルテープ押え部材33は、回転軸34を中心に上方に回転し、剥離部22は、鋭角部22aをラベルテープ押え部材33の曲面33aに摺動させつつ前進する。
【0042】
また、図2、図3に示すように、駆動ギア19が黒線矢印の方向に回転することで、駆動ギア19に噛合された上移送回転部ギア16及び下移送回転部ギア17は黒線矢印の方向にそれぞれ回転する。上移送回転部ギア16及び下移送回転部ギア17が回転することで、それぞれの軸部14a、14bが回転し、上移送回転部13a及び下移送回転部13bを回転させる。
【0043】
また、駆動ギア19が回転することで、駆動ギア19に噛合された第三ベルト42は一点鎖線矢印の方向に移動し、第三ベルト42に噛合された巻取回転部ギア40及び従動ギア41は黒線矢印の方向にそれぞれ回転する。巻取回転部ギア40が回転することで、巻取回転部36の軸材37は回転し、巻取回転部36は回転する。また、従動ギア41が回転することで、従動ギア41に噛合された送出回転部ピニオンギア68が黒線矢印の方向に回転し、送出回転部ピニオンギア68に噛合された送出回転部従動ギア67は黒線矢印の方向に回転する。送出回転部従動ギア67が回転することで、送出回転部従動ギア67に噛合された第四ベルト69は一点鎖線矢印の方向に移動し、第四ベルト69に噛合された二つの送出回転部ギア66は黒線矢印の方向にそれぞれ回転する。二つの送出回転部ギア66がそれぞれ回転することで、送出回転部63の軸部材64はそれぞれ回転し、二つの送出回転部63はそれぞれ回転する。
【0044】
ところで、剥離部22は、前方に移動する際、送出回転部63と巻取回転部36との間で巻張されているラベルテープ3を押圧し、鋭角部22aを折り返し点にしてラベルテープ3の中間部を折り返す。このとき、ラベルテープ3は剥離部22の押圧によって前方に移動し、送出回転部63は回転によってラベルテープ3を送り出し、上移送回転部13a及び下移送回転部13bは回転によってラベルテープ3を移送する。
【0045】
剥離部22が所定の前方位置まで移動すると、図示せぬセンサーによって駆動源18はオフに切換わり、前剥離部移動歯車26a、後剥離部移動歯車26b、送出回転部63、上移送回転部13a、下移送回転部13b及び巻取回転部36の回転が停止する。また、剥離部22が所定の前方位置まで移動すると、前剥離部移動歯車ギア28aに設けられたクラッチ機構29がオフに切換わり、前剥離部移動歯車ギア28aへの動力伝達がされなくなる。
【0046】
次に、再び操作スイッチ55を操作して、駆動源18を作動させ、駆動ギア19を図3中の黒線矢印の方向に回転させる。駆動ギア19が回転すると、上記した場合と同様に、上移送回転部ギア16、下移送回転部ギア17、巻取回転部ギア40及び送出回転部ギア66が回転し、上移送回転部13a、下移送回転部13b、巻取回転部36及び送出回転部63が回転する。
【0047】
送出回転部63がラベルロール1に接触した状態で回転することによって、ラベルロール1はラベルテープ3の送り出し方向(図2における半時計周りの方向)に回転し、ロール状に巻かれたラベルテープ3を送り出す。送り出されたラベルテープ3を、ラベルテープ3の表面に接触する上移送回転部13aを回転させることによって剥離部22の鋭角部22aの方向に移送する。図4に示すように、剥離部22は、鋭角部22aによって移送されているラベルテープ3の中間部を折り返す。台紙4の仮着の付着力よりも台紙4自体の剛性が大きいため、ラベル5は台紙4の折り返しに追従できずに台紙4から剥離する。剥離されたラベル5は、図示せぬベルトコンベヤー等に載せられ運ばれてきた図示せぬ被貼付物に付着する。
【0048】
また、図2に示すように、台紙4の表面に接触する下移送回転部13bを回転させることによって、ラベル5が剥離された台紙4を巻取軸部44の方向に移送する。巻取軸部44に巻かれた台紙4に接触する巻取回転部36が回転することで、巻取軸部44は回転して台紙4を巻き取る。図5、図8に示すように、付勢部材49が巻取軸部44を常に巻取回転部36の方向に付勢しており、巻取回転部36は巻取軸部44に巻き取られた台紙4に接触している。また、従動噛合部材47が噛合されている歯車51は回転自在であり、従動噛合部材47は移動自在であるため、従動噛合部材47に固定されたアーム部材46に軸材45を介して取り付けられている巻取軸部44は、巻取軸部44に巻き取られた台紙4の径が大きくなるとともに巻取軸部44は巻取回転部36から離れる。
【0049】
次に、ラベルロール1を取り替える場合や被貼付物が途切れた場合などには、再び操作スイッチ55を操作して、駆動源18の運転を停止し、駆動ギア19の回転を止める。駆動ギア19の回転が止まると、上移送回転部ギア16、下移送回転部ギア17、巻取回転部ギア40及び送出回転部ギア66の回転が止まり、上移送回転部13a、下移送回転部13b、巻取回転部36及び送出回転部63の回転が停止する。
【0050】
次に、操作スイッチ55を操作して、図示せぬモーターを作動させ、駆動噛合部材50を軸方向(図5における一点鎖線矢印の方向)に移動させる。駆動噛合部材50が移動すると、歯車51に対向していた窪み部50aが移動して、駆動噛合部材50は歯車51に噛合する。歯車51に噛合された駆動噛合部材50が移動することで実線矢印の方向に回転し、歯車51に噛合された従動噛合部材47は一点鎖線矢印の方向に移動する。従動噛合部材47が移動すると、従動噛合部材47に固定されたアーム部材46に軸材45を介して取り付けられている巻取軸部44は、巻取回転部36と台紙4とが接触する接触位置から巻取回転部36と台紙4との間に間隔があく非接触位置まで移動する。非接触位置にあるロール状の台紙4を巻取軸部44から取り出して処分する。
【0051】
ところで、図4に示すように、ラベルテープ押え部材33の下面および剥離部22の前方部上面に設けられた一対のラベル識別手段35は、ラベルテープ3がその間を通過する際、光の透過状況により台紙4とラベル5とを識別し、図示せぬ制御盤を介して駆動源18に信号を送る。駆動源18はその信号を受け、ラベルテープ3の送出量、移送量、巻取量を調整する。
【0052】
上記した構成からなるラベル貼付装置6によれば、剥離部22は剥離部移動機構32によってラベル貼付装置6の前後方向に移動されるため、ラベルテープ供給機構8と巻取軸部44との間に巻張されたラベルテープ3は、後方に配置された剥離部22を前方に移動することで折り返され、ラベル貼付装置6にラベルテープ3はセットされる。これによって、ラベルテープ3をラベル貼付装置6にセットする時間を短縮することができ、ラベル5の貼り付け作業の作業能率を向上させることができる。また、ラベルテープ3をラベル貼付装置6にセットする作業を簡素化することで、慣れない作業者でも正確にセットすることができる。
【0053】
また、ラベルテープ3の折り返し部手前には、ラベルテープ3を剥離部22に押さえつけるラベルテープ押え部材33が設けられているため、折り返し部におけるラベルテープ3の浮きは抑止されるとともに、ラベルテープ3が移送されている途中で剥離部22から外れることは防止される。これによって、台紙3からラベル5が確実に剥離され、台紙3が硬い紙質の場合でもラベル5の貼り付け作業をすることができる。また、ラベルテープ3が剥離部22から外れることが少なくなり、ラベルテープ3のセットのやり直しを減らすことができる。
【0054】
また、ラベルテープ押え部材33の下面および剥離部22の前方部上面には、台紙4とラベル5とを識別する一対のラベル識別手段35が設けられているため、ラベルテープ3は剥離部に押さえつけられるとともに、台紙4に仮着されたラベル5の仮着間隔及びラベル5の大きさに合わせてラベルテープ3の移送は調節される。これによって、異なる種類のラベルテープ3に差し替えた場合に、ラベル5一枚当たりのラベルテープ3の移送量を設定する必要はなく、ラベルテープ3に差し替え作業を簡素化することができる。
【0055】
また、台紙4の中間部裏面に当接する剥離部22の当接面には上方に屈曲する鋭角部22aが形成されているため、ラベルテープ3の中間部は鋭角部22aによって急激に折り返えされるとともに剥離されるラベル5の傾斜角度は調整される。これによって、台紙4からラベル5が剥離し易くなるとともに、ラベル5が貼り付けられる被貼付物の貼付面が傾斜しているときにも貼り付けることができる。また、ラベルテープ押え部材33は回転自在に設けられているとともに下端面には曲面33aが形成されているため、曲面33aに鋭角部22aが当接した際には、ラベルテープ押え部材33は回転軸34を中心に上方に回転する。これによって、ラベルテープ押え部材33に鋭角部22aが干渉しても剥離部22は前方に移動することができる。
【0056】
また、ラベルテープ3は、ラベルロール1の外周面に接触する送出回転部63を回転させることで送り出されるとともにラベルテープ3に接触する移送回転部13を回転させることで移送されるため、ラベルロール1の重量に関係なく移送回転部13を回転させる移送回転機構20にかかる負担は常に一定となり、送出量と移送量とは比例する。これによって、ラベルテープ3が送り出されるに連れて減少するラベルロール1の重量によって生じるラベル5の貼付精度の変化を抑止して、安定した貼付精度が確保することができる。また、送出回転部63の回転が停止するとラベルテープ3の送り出しは強制的に止められるため、慣性によってラベルテープ3が送り出され、ラベルテープ3が弛むことが防止できる。ちなみに、ラベルロール1を回転自在に配置して移送回転機構20によって引っ張ることでラベルテープ3を送り出させると、ラベルロール1の重量によって移送回転機構20にかかる負担は変化するとともに、移送回転機構20を停止しても慣性によってラベルロール1が回転しラベルテープ3が弛む。
【0057】
また、ラベルテープ3は、受け部72によって下方から支持されているため、ラベルロール1の径が縮小したときも、ラベルロール1の外周面は送出回転部63に接触する。これによって、ラベルテープ3が送り出されるとともにラベルロール1の径が縮小しても、送出回転部6の位置を移動させることなくラベルロール1は回転することができる。また、ラベルロール1は下方から支持されているためラベルロール1の紙管2を軸に通す必要がなく、ラベルロール1は受け部72に置くだけでラベルテープ供給機構8にセットされる。これによって、ラベルロール1のセットにかかる時間は短縮されるとともに、作業は簡単であるため不慣れな作業者でもセットすることができる。
【0058】
送出回転部63を回転させる送出回転機構70と移送回転部13を回転させる移送回転機構20とは駆動源18によって駆動されるため、送出回転部63によるラベルテープ3の送出と移送回転部13によるラベルテープ3の移送とは連動する。これによって、ラベルテープ3の送出量と移送量とは比例するため、ラベルテープ3の送出量が移送量より多くてラベルテープ3が弛むことやラベルテープ3の送出量が移送量より少なくてラベルテープ3が引っ張られることがなく、ラベル5の貼付精度を向上させることができる。
【0059】
送出回転部63はラベルテープ供給機構8のラベルテープ3が送り出される送出口を挟んで一対に設けられているため、送出回転部63を逆回転させてラベルロール1を逆回転させてラベルテープ3を送り出すことが可能である。これによって、ラベル5が台紙4の裏面に仮着されてなるラベルテープ3のラベルロール1でも使用することができる。
【0060】
送出回転部63及び移送回転部13のラベルテープ3に接する面には、摩擦材15、65が被覆されているため、ラベルテープ3と送出回転部63、或いはラベルテープ3と移送回転部13との摩擦力は大きくなり、ラベルテープ3の送出、移送或いは停止の時に空回りすることを防止される。これによって、確実にラベルテープ3の送出および移送ができるとともに、確実にラベルロール1の回転を停止させラベルテープ3の送り出しを止めることができ、またラベルテープ3の移送を止めることができる。
【0061】
また、ラベルロール1の両端面にそれぞれ対向する二枚の位置決めプレート71には、二本のラック73とこの二本のラック73にそれぞれ噛合されているピニオン74とがそれぞれ設けられているため、一方の位置決めプレート71が中央に向かって移動してラベルロール1の一端面に当接すると、他方の位置決めプレート71も中央に向かって移動してラベルロール1の他端面に当接する。また、一方の位置決めプレート71がラベルロール1から離れる方向に移動すると、他方の位置決めプレート71もラベルロール1から離れる方向に移動する。これによって、ラベルロール1は容易にセンターにセットすることができる。
【0062】
また、ラベル5が剥離された台紙4は巻取軸部44に巻かれ、巻取軸部44に巻かれたロール状の台紙4の外周面に接触する巻取回転部36が回転し、巻取軸部44に巻かれたロール状の台紙4が回転するため、巻取回転部36の単位回転当りについての台紙4の巻取量は一定となる。これによって、台紙4を引っ張ることはなくラベル5の貼付精度を向上させることができる。また、ロール状の台紙4の回転は巻取回転部36によって強制的に停止されるため、台紙4の巻取の停止精度が向上し、ラベル5の貼付精度を向上させることができる。ちなみに、巻取軸部44を軸回転させて台紙4を巻き取ると、巻取軸部44に巻き付いたロール状台紙44の径の大きさによって一回転当たりの巻取量が異なり、回転速度をロール状台紙44の径の大きさに合わせて制御する必要がある。
【0063】
巻取軸部44は、ロール状の台紙4の径に合わせて巻取回転部36との軸間距離を調節する軸間距離調節機構52によって移動可能に設けられているため、台紙4の巻取量に応じて巻取軸部44と巻取回転部36との軸間距離は調節される。これによって、巻取回転部36は常にロール状の台紙4の外周面に接触し、台紙4を巻き取ることができる。また、巻取軸部44は、接触位置から非接触位置まで移動させる巻取部移動機構53によって移動されるため、巻取回転部36が巻取軸部44に巻き付けられた台紙4の外周面から離され、巻取軸部44に台紙4を掛止し易くなるとともに巻取軸部44に巻き付けられたロール状の台紙4は取り出しやすくなる。これによって、ラベルテープ3のセットおよび台紙4の取り出しにかかる時間を短縮することができる。また、歯車51に対向する窪み部50aを有する駆動噛合部材50を移動させることで歯車51に噛合させ、従動噛合部材47を移動させているため、巻取軸部44は任意の位置から移動される。これによって、ロール状の台紙4の径に応じて移動する巻取軸部44を適宜移動させることができる。
【0064】
また、ラベルテープ供給機構8とラベル貼付装置本体7とは着脱可能に取り付けられているため、ラベルテープ供給機構8は、ラベル貼付装置本体7とは別々の場所に設置することが可能である。また、受け部72と送出回転部63と送出回転機構70とがユニット化されているため、ラベル貼付装置本体7から離れた場所からでもラベルテープ3はラベル貼付装置本体7に送り出される。これによって、図9に示すように、ラベル貼付装置本体7の上に十分なスペースがない場合等は、ラベル貼付装置本体7から離れたところに図示せぬラベルテープ供給用駆動源を設置し、ラベルテープ供給機構8をそのラベルテープ供給用駆動源に接続し、ラベルテープ供給機構8をラベル貼付装置本体7から離れたところに配置する。
【0065】
[第2の実施の形態]
次に本発明に係るラベル貼付装置の第2の実施の形態に付いて説明する。図13は台紙回収機構100の側面図であり、図14は台紙回収機構100の平面図である。図13、図14において、符号101は台紙102を巻き取る巻取軸部であり、符号103は巻取軸部101に巻かれたロール状の台紙102の外周面に接触するとともに軸回転する巻取回転部である。
【0066】
図13、図14に示すように、巻取回転部103は巻取軸部101に巻かれたロール状の台紙102を回転させるものであり、丸棒状の軸材104の中間部に摩擦係数が大きい摩擦材105が被覆された構成からなっている。巻取回転部103の前方(図13における左側)には、巻取回転部103に平行する丸棒状の回転軸部106が配置されている。回転軸部106の一方(図14における上側)の端部は、回転軸部106の軸方向と直交する方向に延在する回転アームプレート107aに挿通されており、回転アームプレート107aは鉛直方向に回転自在に設けられている。
【0067】
図15は図14に示すA−A断面を表す部分断面図であり、図16は図15に示す部分の平面拡大図である。図13、図14、図15、図16に示すように、回転軸部106の他方(図14における下側)の端部には、鉛直方向に回転するピニオン108が嵌挿されており、ピニオン108は中空の筒部108aと外周に歯型が形成された歯車部108bとから構成されている。筒部108aには、回転軸部106の一方の端部に設けられた回転アームプレート107aに対向する回転アームプレート107bが取り付けられている。二枚の回転アームプレート107a、107bの先端には巻取回転部103の軸部106の両端がそれぞれ取り付けられており、二枚の回転アームプレート107a、107bによって巻取回転部103は挟持されている。また、軸材104には、巻取回転部103を軸回転させる図示せぬモーターなどの巻取部回転機構が設けられている。
【0068】
回転軸部106の一方の端面には、前後方向に延在する支持アームプレート109が後方に張り出すように固定されている。支持アームプレート109の後方端には巻取回転部103と平行に配置された巻取軸部101が片持ち支持されている。巻取軸部101は丸棒状のものからなり、巻取軸部101の先端面には半球状の凹部101aが形成されている。巻取軸部101の中央には、軸方向に延在する切れ目101bが凹部101aから基端部中間まで形成されている。
【0069】
回転アームプレート107bの外側には、支持アームプレート109に対向する開閉アームプレート110が配置されている。開閉アームプレート110は、回転軸部106の他方の端部に固定されている袖部110aと、蝶番111を介して袖部110aに開閉自在に取り付けられた開閉部110bとから構成されている。開閉部110bには、巻取軸部101の先端面に形成された凹部101a内に嵌入する嵌入部材112が取り付けられている。また、袖部110a側の開閉部110b端部にはピン113が付設されている。
【0070】
開閉アームプレート110の袖部110aと回転アームプレート107bとの間には、上面に歯形が形成されたラック114が前後方向に移動自在に配置されており、歯形が形成された上面の中間部にはピニオン108の歯車部108bに対向する窪み部114aが形成されている。また、ラック114の側面には、開閉アームプレート110の開閉部110bが開く際にピン113が掛かる掛り部114bが形成されている。
【0071】
巻取回転部103と巻取軸部101との軸間距離は回転アームプレート107a、107bが鉛直方向に回転することで調節され、ロール状の台紙102の径に合わせて巻取回転部103と巻取軸部101との軸間距離を調節する軸間距離調節機構は、回転アームプレート107a、107bからなっている。
【0072】
また、開閉アームプレート110の開閉部110bが開かれ、ピン113が掛り部114bを押すことによってラック114が矢印方向に動かされ、ピニオン108の歯車部108bがラック114に噛合され、ピニオン108は点線矢印方向に回転される。ピニオン108が点線矢印方向に回転され、ピニオン108の筒部108aに固定された回転アームプレート107bは鉛直方向に回転され、巻取回転部103はロール状の台紙102から離れる方向に移動される。このような構成から、巻取回転部103を接触位置から非接触位置まで移動させる巻取部移動機構は構成されている。
【0073】
また、開閉アームプレート110の開閉部110bが開かれ、巻取軸部101の先端面に形成された凹部101a内に嵌入されていた嵌入部材112が抜かれると、切れ目101bが形成された巻取軸部101は巻取軸部101の弾性作用によって巻取軸部101の径は小さくなる。これによって、ロール状の台紙102は巻取軸部101から取り出し易くなる。
【0074】
以上、本発明に係るラベル貼付装置の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、上記した実施の形態では剥離部22は先端に鋭角部を有する矩形板であるが、本発明は先端が丸形状でもよく、円柱形部材やラベルテープ3の移送方向に回転するローラー等でもよい。また、上記した実施の形態では送出回転部63は回転自在のローラー状のものであるが、本発明は斜めに延在するベルトコンベアー等でもよい。また、上記した実施の形態では送出回転部63には摩擦係数の大きい摩擦材65が被覆されているが、本発明はラベルロール1に接触する面に凸凹を形成して摩擦力を大きくした摩擦材65を使用してもよい。
【0075】
また、上記した実施の形態ではモーター等の駆動源18により駆動ギア19を回転させ剥離部22を前後方向に移動させる剥離部移動機構32を使用しているが、本発明はモーターに替えてエアシリンダーを使用し、往復移動するピストンに剥離部22を固定し、剥離部22を前後方向に移動させる剥離部移動機構32を使用してもよい。これによって、剥離部移動機構32のギアやベルトを省略できる。また、その他各種アクチュエーターを使用して剥離部22を前後方向に移動させてもよい。さらに、駆動源18を使用せず、駆動ギア19を手動により回転させて剥離部22を前後方向に移動させる剥離部移動機構32を使用してもよく、またレール10に沿って前後に移動可能に設けられている剥離部22を手動により前後方向に移動させる剥離部移動機構32を使用してもよい。これによって、ラベル貼付装置の重量は軽減できるとともにコストダウンを図ることができる。
【0076】
また、上記した実施の形態では巻取軸部44を移動させて巻取回転部36と巻取軸部44との軸間距離を調節する軸間距離調節機構52を使用しているが、本発明は巻取軸部44を固定して巻取回転部36を移動させてもよく、巻取回転部36と巻取軸部44との双方を移動させてもよい。また、上記した実施の形態では巻取軸部44は後方に移動するが、本発明は上下方向或いは斜め方向に移動させてもよい。また、上記した実施の形態では巻取軸部44を付勢部材49で巻取回転部36方向に付勢することで巻取回転部36とロール状に巻かれた台紙4とを接触させているが、本発明は二本並べられた巻取回転部36の上に回転自在の巻取軸部44を載せる構成によって巻取回転部36とロール状に巻かれた台紙4とを接触させてもよい。
【0077】
さらに、上記した実施の形態では駆動噛合部材50と従動噛合部材47とはラック形状のものであるが、本発明は、図10に示すように駆動噛合部材50を歯車形状にしてもよく、図11に示すように従動噛合部材47を歯車形状にしてもよく、図12に示すように駆動噛合部材50と従動噛合部材47とを歯車形状にしてもよい。
【0078】
【発明の効果】
本発明に係るラベル貼付装置によれば、巻取軸部に巻かれたロール状の台紙の外周面に接触する巻取回転部を回転させることで巻取回転部に接触している台紙が回転し、巻取回転部の単位回転当りについての台紙の巻取量は一定となるため、安定したラベルテープの移送量を確保して、ラベル貼付精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態に使用するラベルテープの斜視図である。
【図2】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態を説明する側面図である。
【図3】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態を説明する側面図である。
【図4】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態の剥離部を説明する部分詳細図である。
【図5】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態の台紙回収機構を説明する部分図である。
【図6】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態のラベルテープ供給機構を説明する部分側面図である。
【図7】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態のラベルテープ供給機構を説明する部分正面図である。
【図8】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態の軸間距離調整機構を説明する部分図である。
【図9】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態を説明する側面図である。
【図10】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態の巻取部移動機構を説明する部分図である。
【図11】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態の巻取部移動機構を説明する部分図である。
【図12】 本発明に係るラベル貼付装置の第1の実施の形態の巻取部移動機構を説明する部分図である。
【図13】 本発明に係るラベル貼付装置の第2の実施の形態の台紙回収機構を説明する側面図である。
【図14】 本発明に係るラベル貼付装置の第2の実施の形態の台紙回収機構を説明する平面図である。
【図15】 本発明に係るラベル貼付装置の第2の実施の形態を説明するための図14に示すA−A断面の断面図である。
【図16】 本発明に係るラベル貼付装置の第2の実施の形態を説明する部分平面図である。
【符号の説明】
4、102 台紙
5 ラベル
36、103 巻取回転部
43 巻取部回転機構
44、101 巻取軸部
47 従動噛合部材
50 駆動噛合部材
50a窪み部
51 歯車
52 軸間距離調節機構
53 巻取部移動機構
54、100 台紙回収機構

Claims (2)

  1. ラベルが剥離された帯状の台紙を巻き取る巻取軸部を回転自在に有する台紙回収機構が備えられているラベル貼付装置において、
    前記台紙回収機構には、前記巻取軸部に巻かれたロール状の前記台紙の外周面に接触する巻取回転部と、該巻取回転部を前記台紙の巻取方向に回転させる巻取部回転機構とが備えられており、
    前記台紙回収機構には、前記巻取軸部と前記巻取回転部とのうち少なくとも一方を接触位置から非接触位置まで移動させる巻取部移動機構が備えられており、
    該巻取部移動機構は、少なくとも、固定軸を中心に回転する歯車と、該歯車に噛合されているとともに前記巻取軸部と前記巻取回転部とのうち何れか一方が取り付けられている従動噛合部材と、前記歯車に噛合されているとともに該歯車に対向する窪み部が形成されている駆動噛合部材とから構成されていることを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 請求項1記載のラベル貼付装置において、
    前記巻取軸部と前記巻取回転部とのうち少なくとも一方には、ロール状の前記台紙の径に合わせて前記巻取軸部と前記巻取回転部との軸間距離を調節する軸間距離調節機構が付設されていることを特徴とするラベル貼付装置。
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